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No.35B
魂、久遠に

【シナリオデモ開始】
???
???「汝…」
クスハ「!」
???「汝…人界の救済を望むか…」
クスハ「………」
???「答えよ…」
クスハ「私に…その資格があるなら…」
???「………」
クスハ「…私…怒りのままに念動力を使ってしまいました……」「そんな私に…誰かを救う資格があるのですか…?」
???「それは汝自身が決めることなり…」
クスハ「………」
???「汝…人界の救済を望まば吾、神体を以て汝の意を遂げん」
クスハ「待って下さい! あなたは…!?」
???「吾は………」

テスラ・ライヒ研究所 格納庫

テスラ研 ブリーフィングルーム
ブライト「クスハが助けたあの少女…どう見る?」
ミサト「本人はルリア星の貴族の娘と言っていますが、どことなく挙動が不自然ですね…」
大文字「しかし、我々としても銀河に存在する星の全てを知っているわけではない…」「彼女がその星の人間だと主張してもその真偽を確かめる術はないだろう」
マリュー「つまり、彼女の言葉をそのまま信じるしかないということですか…」
ブライト「ヴィレッタ大尉、君はどう思う?」
ヴィレッタ「…私にも真相はわかりません。ただ、以下の二点は判明していると言っても差し支えないでしょう」「一つは彼女は自分の意志でゴラー・ゴレムから逃げ出し、連中はそれを追っているということ…」「そしてもう一つは彼女自身に害はないということです」
ミサト「そうね…。ボディチェックでも武器や通信機の類は発見出来なかったし…」「どことなく浮世離れしてるし、貴族の娘っていうのも本当かもね」
大文字「今、彼女は?」
ブライト「本人の希望により、テスラ研内を散策しています」「無論、居住区内に限り、ヒイロとデュオの監視付きで」
マリュー「あの二人がついているならおかしな真似はそうは出来ないでしょうね」
レーツェル「…しかし、気になるのはなぜイルイ・ガンエデンの捜索を主任務とするゴラー・ゴレムが彼女を追っていたかだ」
ロバート「そのルリア星ってのが連中にとって重要な星で、あの彼女は人質だからじゃないか?」
レーツェル「なぜ、そのような人物を地球に連れてくる必要がある?」
マリュー「そう言えばそうね…。ゴラー・ゴレムが地球にいる目的と彼女はあまりにもかけ離れているわ」
ブライト「…やはり、彼女…隠していることがあるようだ…」
ミサト「どうします、ブライト大佐?」
ブライト「だからといって手荒な尋問をするわけにもいかないだろう」
大文字「ええ。彼女自身に悪意がないのなら、なおさらです」
マリュー「…彼女が自分自身の口から真相を話してくれればいいのですが…」
レーツェル「だが、あなた方もここにずっと留まるのは危険でしょう」
大文字「日本の各研究所やロンデニオンは我々を受け入れてくれるでしょうが、それも長くは続くまい…」
ブライト「オオミヤ博士、轟龍と雷虎の修理はどうなっています?」
ロバート「轟龍の方はともかく、雷虎は最低限の応急処置といったところです」「とてもじゃないが、これからの戦闘には耐えられないでしょう」
ブライト「やむを得ません…。ブリットと雷虎はテスラ研においていきます」「彼も下手に動かすわけにはいかないでしょう」
ロバート「わかりました。ブリット一人ぐらいは俺の方でかくまってみせます」
ブライト「ありがとうございます。準備が完了し、次の目的地が決まりましたら我々は出発します」
ヴィレッタ「オオミヤ博士、例のものは…」
ロバート「…カークやケンゾウ博士達によって無重力下試験に入っている。だが、まだ時間はかかりそうだ…」
ヴィレッタ「そうか…」(時間が必要なのは機体よりもパイロットの方かも知れない…)

テスラ・ライヒ研究所 格納庫
クスハ「………」
アルマナ「…どちらに行かれるのです?」
クスハ「あなたは…」
アルマナ「助けていただいたのに名前を名乗っていませんでしたね…。私…アルマナ・ティクヴァーと言います」
クスハ「私は…クスハ・ミズハです」「よろしくね、アルマナさん」
アルマナ「…私を許していただけるのですか?」
クスハ「え…」
アルマナ「私のために、あなたの大事な方が大怪我をされたと聞きます…」
クスハ「………」「ブリット君がここにいたら、きっとこう言いますよ」「気にするなって」
アルマナ「クスハ様…」
クスハ「もちろん、私も同じ気持ちです」
アルマナ「でも、私は地球人ではないし…」
クスハ「そんなことは関係ありません。あなたが誰であろうと、助けを求められたら放っておくわけにはいきません」「それがこれまでの戦いの中で私の学んだことです」
アルマナ「ありがとうございます、クスハ様…」
クスハ「あの…よかったら、その…『様』をつけるのやめてくれません?」
アルマナ「え…」
クスハ「歳も近いんですし、もっと普通に呼んでくれれば…」「あ…ごめんなさい! アルマナさんって、どこかの星のお姫様なんですよね…!」
アルマナ「いえ…私はただのカゴの鳥です…」
クスハ「え…」
アルマナ「では…クスハさん…ってお呼びしてよろしいですか?」
クスハ「はい…喜んで」「でも、アルマナさん…どうしてこんな所に来たんです?」
アルマナ「そ、それは…その…少し道に迷ってしまって…」
クスハ「じゃあ、お願いです。私…これから一人で出撃しますけどみんなには黙っていて下さい」
アルマナ「クスハさん…」
クスハ「…呼ばれているんです、私…」
アルマナ「呼ばれている?」
クスハ「ええ…不思議な夢に…」
〔歩み寄って来る足音〕
ブリット「…その夢なら俺も見た…」
アルマナ「!」(まさか、この人達も私と同じ夢を…)
クスハ「ブリット君…!」
ブリット「行こう、クスハ…。輸送機の準備は出来ている」
クスハ「でも…」
ブリット「俺の身体のことなら心配は要らない」「それより急ごう。きっと孫光龍は、俺達にとどめを刺すためにやってくる」
クスハ「………」「…ブリット君、これ…受け取って…」
ブリット「え…これは指輪…?」
クスハ「そのね…。前に東京で買い物に行った時に買ったの…」「それでね…同じやつを…私も持ってるの…」「あ…その…!そんなに重く考えないでね…!」「ただ、同じものをブリット君と二人で身につけるのっていいなって…思って…」
ブリット「クスハ…」
クスハ「行きましょう、ブリット君…。私達を呼ぶ魂に会うために」
ブリット「ああ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「魂、久遠に」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
ブリット「輸送機は目立ち過ぎる。ここからは鋼機人で行こう」
クスハ「どう、アルマナさん?」
アルマナ「同じです…! 私が昨夜見た夢の風景と同じです!」
ブリット「どういうことなんだ…。異星人のアルマナさんまで俺達と同じ夢を見るなんて…」
クスハ「やはり、アルマナさんも呼ばれているんですね…」
アルマナ「ここはどこなんですか?」
ブリット「蚩尤塚だ…」
アルマナ「しゆうづか…?」
クスハ「龍王機と虎王機…超機人はここで遥かな時を待っていたんです」
アルマナ「聞かせてくれません? その伝承を…」
クスハ「…大昔、今と同じように地球に様々な敵が現れた時代…」「人々を守るために魂を持った鋼の巨神が造られたのです」
ブリット「それが超機人…俺とクスハのパートナーであった龍王機と虎王機も、その一つだ」
クスハ「そして、あなたを追っていたあの孫光龍の四霊の龍王機も…」
アルマナ「その龍王機と虎王機があれば同じ超機人であるあの巨大な龍にも勝てるのでは?」
クスハ「そうかも知れません…。でも、もう龍王機と虎王機はいないんです…」
ブリット「バルマー戦役の時から俺達と共に戦ってきたあいつらは…」「前の大戦…封印戦争の最後で失われてしまったんだ…」
アルマナ「…すみません…。思い出したくないことに触れてしまったようで…」
クスハ「ううん…。龍王機も虎王機も人々を守るために生まれたのだもの…」「決して後悔してないと思っています」
ブリット「しかし、夢の中で俺達に語りかけてきたのは誰なんだ…」
クスハ「そして、この地に来るように告げたのは…」
アルマナ「…一つお聞きしたいのですがでは、あの孫光龍も元は地球のために戦う戦士だったのですよね?」
クスハ「超機人と共に在る以上は、そうだと思うのですけど…」
ブリット「だが、奴は帝国監察軍に付き俺達だけではなく地球の人々の敵となった…」
???(孫光龍)「心外ですね、それは…」
〔敵ユニット出現〕
〔サイコドライバー能力発現〕

ブリット「ぐあっ!」
クスハ「ブリット君!」
孫光龍「おやおや…こちらの念に耐え切れないとはね…」「あまり無理をしない方がいいんじゃないのかな?」
ブリット「…孫光龍…! お前は何の目的で帝国監察軍についている…!?」
クスハ「なぜです! なぜ超機人に選ばれながら、あなたは人類の敵となるのです!?」
孫光龍「ハハハハハハハ! また、この問答をすることになるとはね!」「まったく…二度あることは三度あるというのは真実のようだ」
ブリット「何っ!?」
孫光龍「では、君達に聞こう…」「なぜ、四神の超機人と呼ばれながら残る2体…雀王機と武王機が失われている?」「そして、真・龍王機自身が君達を敵視しているか?」
クスハ「それは…」
ブリット「少なくとも後の答えはわかる! それはお前達が人々の平和を脅かす存在であるからだ!」
孫光龍「ハハハハハハ! やっぱり、そう答えるか!」
クスハ「何がおかしいんです!」
孫光龍「僕達が人界を脅かす存在だって? こりゃ傑作だ…!」「予想はしていたけど数百年ぶりに腹の底から笑わせてもらったよ!」
ブリット「貴様…」
孫光龍「君達は知らなくて当然なんだがね…。かつてこの星を滅亡の危機から救ったのは…」「他でもない。バラルの神と僕達なんだよ」
クスハ「え…!?」
孫光龍「遥か昔…この地球には恐るべき魔神や妖怪共が存在した…」「百邪と呼ばれるそいつらは人間の存在を脅かし…この星を蝕んだ」
ブリット「………」
孫光龍「そして…それらに対抗するため古代人が造り出したのが超機人なのさ…」「超機人と百邪の戦いはいつ果てるともなく続いたが、ある日、超機人を束ねる者が現われた」「それがバラルの神だった」
クスハ「………」
孫光龍「そう…。超機人の主にして地球の守護神アウグストスと呼ばれる僕達の神…」「君達には人造神ガンエデンと言った方がわかりやすいだろう」
アルマナ(やはり、この星のガンエデンも人界を守るという使命を帯びていたのですね…)
クスハ「た、確かにイルイちゃんも龍王機と虎王機はガンエデンを裏切った超機人だと言ったけど…」
ブリット「だが、そのガンエデンはもう存在しない! 俺達が倒した!」
クスハ「あなたはそのカタキ討ちをするつもりなのですか!?」
孫光龍「そんな義理はないさ。ガンエデンは元々超機人とは別の系譜で造られたもの…」「それが失われようが僕と真・龍王機は本来の役目を果たすだけさ」「即ち…人界の救済をね」
ブリット「言っていることが滅茶苦茶じゃないか! ならばなぜ、俺達と戦う!?」「帝国監察軍について地球を奴らの野望の駒とすることがなぜ人類を救うことになる!」
孫光龍「人間という種を死と再生の輪廻から解脱させるためには、この宇宙の理を解く必要がある」「ガンエデンは、その鍵になりえる存在だったのだよ」
クスハ「ど、どういうこと…」
孫光龍「さてね…」
ブリット「そのためにイルイを追うゴラー・ゴレムに手を貸すのか…!?」
孫光龍「別にあの子だけがガンエデンじゃないけどね…」
アルマナ「それは…!」
孫光龍「おやおや…姫様もいらしたのですか。これは都合がいい」「では…」
〔敵ユニット出現〕
孫光龍「さあどうする、クスハ君…この前のように怒りの強念を呼ぶかい?」
クスハ「そんなことはしません!」「私は怒りでは戦いません! 私はこの地球と人々を守るために戦っているのです!」
孫光龍「そうかい? それじゃあ僕が相手をするまでもないね。君の騎士もその体たらくだし…」
ブリット「………」
孫光龍「小さな正義で真理を見つけられない君達はここで死ぬがいい」
<戦闘開始>

<クスハvs孫光龍>

孫光龍「前回は不覚をとったが今回はそうはいかないよ」
クスハ「それはこちらも同じです! 二度と怒りの力で念を使いはしません!」「だけど、孫光龍…あなたは…あなただけは許しません」
孫光龍「結構なことだよ。僕に勝てる唯一の方法を自ら封印するとはね」

<ブリットvs孫光龍>
ブリット「ここで決着をつけてやるぞ、孫光龍!」
孫光龍「やれやれ。あれだけ圧倒的な力を見せてもまだやる気でいるとは…」「勘違いもそこまでいくと、呆れるよりは感心するよ」

<孫光龍HP50%以下or孫光龍以外敵全滅・味方援軍1&敵増援1出現>
孫光龍「中々やるねえ。燃え尽きる前のロウソクのようだよ」
ブリット「黙れ…! 燃えているのは俺達の中の正義の炎だ!」
アルマナ「クスハさん! ブリットさんの念が…」
クスハ「わかっています! でも…でも…!」
孫光龍「さあ、そろそろトドメといこうか…」
〔敵ユニット出現〕
アルマナ「ルリア、バラン…」
バラン「おお! 姫様! よくぞ、ご無事で!」
ルリア「どういうことです、孫殿! あの機体には姫様も乗っておられるというのに!」
孫光龍「いえいえ…奴らの抵抗を封じてから姫様をお救いしようとしたまでです」
ブリット「お救いだと…」
アルマナ「………」
クスハ「あのルリアさんという方はアルマナさんの味方なのですよね?」
アルマナ「え…」
クスハ「ごめんなさい…。私…アルマナさんを助けた時からあなたのこと…何となくわかってました」「あなたが帝国監察軍の人間だということが…」
アルマナ「クスハさん…」
クスハ「あ…でも、あなたのことを利用しようとか、そういうことは考えてません」「ただ、あなたが…寂しそうだったから…力になりたくて…」
アルマナ「………」
クスハ「話してくれます? どうして、帝国監察軍から逃げ出してきたか…」
アルマナ「…全ては地球人に接し、その日常を見てみたいという私のわがままから出た嘘なのです…」「私には後わずかな時間しか残されていないので…」
クスハ「え…」
アルマナ「クスハさん…私、今まで地球人というのは野蛮で戦うことしか知らない種族だと思っていました…」「でも、あなたとブリットさんに出会い、わかりました…」「地球の人間にもゼ・バルマリィの人間も同じように心を持っていることが」「お二人の互いを想う心と優しさ…私は忘れません」
クスハ「アルマナさん」
アルマナ「コックピットを開けて下さい」
〔ハッチの開く音〕
アルマナ「ルリア! 私はここにいます!」
ルリア「姫様!」
〔ルリア、クスハへ隣接〕
ルリア「地球人め…! よくも姫様を人質にするなどという卑劣な真似を!」
アルマナ「誤解です、ルリア。クスハさんは私によくしてくれました」
ルリア「しかし…」
アルマナ「約束して下さい。私は皆の下へ帰りますからクスハさん達には手出しはしないと」
ルリア「………」
クスハ「アルマナさん…」
アルマナ「クスハさん…確かにあなた達と私達は敵対しています」「ですが、私の正体を知りながら自然に接してくれたあなたの優しさに少しでも報いたいのです」
クスハ「………」
バラン「…承知いたしました。姫様が無事に帰られるのでしたらここは退きましょう」
アルマナ「ありがとう、バラン…」
クスハ「アルマナさん…あなたはそれでいいの…!?」「あなたは自分の意志でゴラー・ゴレムから逃げ出したんじゃなかったの!?」
アルマナ「…地球のために戦うあなた達の姿を見て、私も決意しました」「私もゼ・バルマリィの未来のために出来ることをするということを」「…でも、クスハさん…あなたとは敵としてではなく友達として会いたかった…」
クスハ「アルマナさん!」
〔カーソル、クスハからルリアへ移動〕
アルマナ「ルリア…行って下さい」
ルリア「地球人よ…。姫様を丁重にもてなしていただいた件、感謝する…」
〔ルリア、マップ端へ移動〕
バラン「何をしている、お主達!?」
キャリコ「バラン様…。我々に命令を下すことが出来るのはハザル様ただ一人です」
スペクトラ「ハザル様は我々にクスハ・ミズハの抹殺を命じておられます」
孫光龍「僕も彼女とは個人的な因縁がありましてね。退くわけにはいかないのですよ」
バラン「お主ら! 姫様に恥をかかせる気か!」
キャリコ「所詮は地球人との約束…。そのようなものは破棄しようと姫様の名に傷はつきませぬ」
アルマナ「逃げて! クスハさん、ブリットさん!!」
孫光龍「…死ね」
〔クスハの周辺に爆発〕
〔ブリットの周辺に爆発〕

ブリット「ぐあっ!!」
クスハ「ブリット君!!」
ブリット「クスハ…ここは俺が引き受ける…。君は逃げるんだ…」「俺の使命は君を守ることだから…」
クスハ「そんな言葉、聞きたくない! ブリット君がいなくなったら私…私…!」「私だって生きてはいけない!」
ブリット「クスハ…」
クスハ「ブリット君と二人で生きたい! 二人で笑って、二人で苦しんで…二人で一つになりたい!」「そして、二人でこの地球と人類を守りたい!」
孫光龍「だが、もう終わりだよ。その願いは天国で叶えるんだね」
???(イルイ)「まだ終わりではありません…」
〔サイコドライバーの共鳴〕
ブリット「これは…!」
クスハ「イルイちゃん!」
イルイ「集え…幾多の剣よ…。あまねく世界を守護するために…」
孫光龍「イルイ・ガンエデン…!」
クスハ「ブリット君!」
ブリット「おうっ!」
〔クスハ&ブリット、マップの高台へ移動〕
イルイ「四神の超機人に…ガンエデンの加護を」
[イベントデモ「真・龍虎王合神」]
クスハ「龍虎王…! 本当に龍虎王なのね…!」「確かに龍王機と虎王機の息吹を感じる…。でも、それだけじゃない…!」「私達に語りかけるこの念…」
〔朱雀の咆哮〕
クスハ「あなたは雀王機…!」
〔玄武の咆哮〕
クスハ「あなたは武王機…!」
孫光龍「まさか…あの時と同じように四神の超機人の魂が一つになった…!」「いや…この合体は器を失った4つの魂が重なりあったもの…! 合体ではなく合身…いや…」「合神か!!」
イルイ「………」
孫光龍「イルイ・ガンエデン…なぜだ!? なぜ、四神の超機人に器を与えた!」「彼らこそが、お前の選んだ真の守護者の剣だというのか!」
イルイ「………」
〔イルイ、離脱〕
クスハ「イルイちゃん!」
ブリット(クスハ…今は孫光龍が先だ…!)
クスハ「うん…!」
〔クスハ、前進〕
〔クスハ、精神コマンド「鉄壁」「必中」「ひらめき」使用〕

バラン「威風堂々、天魔降伏…! あの者の力…侮り難し!」
アルマナ「クスハさん…。あれがあなた達の想いが呼んだこの星の守護者なのですね…」
クスハ「…ブリット君と私の想い…そして、正義と平和を愛する四神の想いが呼んだ真の超機人…」「その名も真・龍虎王!!」
アルマナ(クスハさん…私も戦います…。陛下と、そしてゼ・バルマリィに仇なす者を討つために…)
〔敵ユニット離脱〕
クスハ(アルマナさん…。きっとまた会えますよね…)
孫光龍「ふざけた真似をしてくれる…! 真の名を冠するのは四霊の超機人である僕の龍王機だけだ…!」「クスハ・ミズハ…そして四神の合神超機人よ! 貴様の存在を消す!」
クスハ「来なさい、孫光龍! 四神の超機人に託された想い…あなたにも見せてあげます!」

<味方援軍1出現の次PP・味方援軍2出現>
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
クスハ「αナンバーズ!」
リュウセイ「クスハ、ブリット! その機体は…」
クスハ「私達の新しい力…その名も真・龍虎王です!」
ヴィレッタ(遥かな時を経て新たに誕生した超機人…)(この戦いの行方を左右する力となるやも知れん…)
大文字「各機、展開! クスハ君達を援護しながらゴラー・ゴレムを討つ!」
レーツェル「クスハ…!」
〔レーツェル、クスハへ隣接〕
レーツェル「やったな。君の想いが奇跡を呼んだようだ」
クスハ「私とブリット君の二人の想いです!」
ブリット「………」
ゼンガー「ブルックリン…」
レーツェル「手を貸そう、クスハ。共に戦うぞ!」
クスハ「はい!」
〔レーツェル、クスハと小隊統合〕
クスハ「孫光龍! 私達には四神と仲間達がついています!」「あなたの言う正義と人界を救う方法とやらはわかりませんが私達は私達の正義を貫きます!」
孫光龍「ならば、その想い…僕と真・龍王機が力という現実で砕いてあげよう!」

<クスハvs孫光龍>
クスハ「あなたは言いましたね! 超機人は人界を守る存在だと…」「そしてその宿命は百邪の駆滅だと…!」
孫光龍「ああ…確かにそう言ったよ」
クスハ「では何故! 龍虎王はあなたを見限ったのです!?」
孫光龍「おいおい…人の話を聞いてないのか。龍虎王は百邪に惹かれそして…」
クスハ「だったらどうして今! 雀王機と武王機も私達に力を貸してくれたのです…!?」「その肉体を失っても、なお!」
孫光龍「………」
クスハ「孫光龍! 四神の超機人と私とブリット君があなたを討ちます!」
孫光龍「…クスハ君…調子に乗りすぎはかわいくないよ…」「どうやら君には罰を与える者が必要なようだ…!」

<クスハvsキャリコ>
クスハ「真・龍虎王! あなたの力、私に貸して下さい!」
キャリコ「蘇りし超機人の力、報告せねばならないな…!」

<クスハvsスペクトラ>
クスハ「感じる…! 四神の力が機体を通して、私に力を与えてくれる!」
スペクトラ「四神合神とは…面白い。司令のお耳にも入れねば」

<リュウセイvsキャリコorスペクトラ>
リュウセイ「いくぞ、アルブレード! あいつらを倒して、ハザルを引きずりだすんだ!」

<キャリコ撃破>
キャリコ「この力を使えば銀河の敵を駆逐することも可能かも知れん…」「そして、その暁には…」
〔敵ユニット離脱〕

<スペクトラ撃破>
スペクトラ「やる…! さすがは選ばれし者…」「この力を手にすれば閣下の大願も…」
〔敵ユニット離脱〕

<孫光龍撃破・勝利条件達成>
クスハ「観念なさい、孫光龍!」
孫光龍「フ…フフ…」「フハハハハハハハ!」
甲児「てめえ、クスハにやられてどうかしちまったのかよ!」
孫光龍「聞こえるかい、イルイ・ガンエデン! 僕もついに決めたよ」「君が四神に力を貸すのなら僕は君を見限ろう!」「だが、僕と一族を裏切った報いは受けてもらうよ!」
クスハ「孫光龍!」
孫光龍「今日のところは僕の負けだよ。だけど、これで決着などと思わないことだ」「君達が戦い続ければ人類は…いや、銀河は終焉への道を進むことになるだろう」
リュウセイ「負け惜しみとはみっともないぜ、このヘビ野郎!」
孫光龍「アポカリュプシス…」
クスハ「え…!」
孫光龍「君達のやり方ではその日を乗り越えることは出来ない…。それを忘れないことだね」
〔敵ユニット離脱〕
洸「孫光龍…何を考える…」
万丈「どうやら、あの男も何かを知っているようだね…」
豹馬「へ! あいつが何度来ようが返り討ちにしてやるだけだぜ!」
凱「そうだな。こちらには新たな力、真・龍虎王もいるのだからな」
クスハ「ブリット君…私達…孫光龍に勝ったのよ…」
ブリット「………」
クスハ「ブリット君…!?」
ブリット「………」
クスハ「そ、そんな…」
竜馬「お、おい! ブリット! ブリット!!」
忍「ば、馬鹿野郎! こんな時に悪い冗談はやめろ!」
甲児「ブリット!」
ゼンガー「………」
クスハ「いやああああああああっ!!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

中国 蚩尤塚 αナンバーズ

大空魔竜 格納庫
クスハ「ブリット君…」
ブリット「………」
甲児「ブリット…お前、燃え尽きちまったのかよ…」「クスハを守って生命の炎を燃やし尽くしちまったのかよ!」
サンシロー「馬鹿野郎…死んじまったら大好きなクスハの笑顔ももう見られないんだぞ…」
一矢「言うな、サンシロー…。それがブリットの本望なのだから…」
竜馬「だが、だからと言ってこんな結果を受け入れることは出来ない…!」
万丈「何かを犠牲にしなければ何かを得ることは出来ない…。そして、その犠牲はあまりに大き過ぎる…」
ボス「ブリットよお…。今、コックピットから降ろしてやるぜ…」
ゼンガー「待て…」
鉄也「ゼンガー・ゾンボルト…」
ゼンガー「ブルックリンの魂はまだ死んではいない」
クスハ「え…」
ゼンガー「クスハと言ったな…。耳を済ませてみるがいい…。きっとお前なら、あいつの声が聞こえよう」
リュウセイ「無茶だぜ、そりゃよ…。念動力は魔法じゃねえんだ…!」
クスハ「…やってみます、私…」
リュウセイ「クスハ…」
ゼンガー「悲しみに心を曇らせるな。それを越えた時、真の晴眼に至る」
クスハ「…はい……」
〔サイコドライバーの共鳴(音小)〕
リュウセイ(感じるか、洸…?)
洸(俺には何も…。…でも、きっとクスハさんなら…)(きっと今のブリットさんの念はクスハさんしか感じ取れないと思います)
クスハ「………」
〔サイコドライバーの共鳴〕
ブリット(クスハ…)
クスハ「ブリット君…」
ブリット(俺の声が聞こえるか…)
クスハ「うん…」
ブリット(俺からは君の姿を見ることも声を聞くことも出来ない…。でも、君を感じることは出来る…)(どうやら、俺の魂は虎王機や他の超機人の力によってこの真・龍虎王と共にあるようだ…)
クスハ「どうすればいいの、私…?」
ブリット(戦うんだ、クスハ…。俺もこのまま真・龍虎王と共に君に力を貸す…)
クスハ「でも…!」
ブリット(俺達はいつも一緒だ…。だから、寂しがる必要はない…)(戦うんだ、クスハ…。四神の超機人と俺の想いと共に…)
クスハ「うん…! うん!」
ブリット(俺達はいつも一つだ…)
クスハ「わかったわ、ブリット君…。私…戦います」「この星と人々を守るために…そして、あなたと共に在るために……」

中国 蚩尤塚
ヴィレッタ「行くのか?」
レーツェル「イルイ・ガンエデンはクスハ達に力を与えた…」「やはり、彼女は何らかの意図の下に行動しているようだ」
ヴィレッタ「…わかったわ。彼女の捜索はあなた達に任せるわ」
ゼンガー「ブルックリンはどうする?」
ヴィレッタ「クスハの希望により、彼はあのまま真・龍虎王のコックピットの中で生き続けることになったわ…」「生命維持は真・龍虎王がやってくれるようだしね」
ゼンガー「ブルックリンが目覚めた時に伝えてくれ」「一意専心…。お前の想いに断てぬものなし…とな」
ヴィレッタ「わかったわ。その時が来たなら、必ず……」

太平洋

ゴラー・ゴレム艦 艦内個室
ルリア「バラン様、姫様をこのような部屋に入れるとはどういうおつもりか!」
バラン「…作戦行動中である以上、ハザルの命には従わねばならん…」
アルマナ「バラン…。ゴラー・ゴレムが陛下の命とは別のところで動いているのを知っての事ですか?」
バラン「………」
キャリコ「バラン様…。いかに姫様とは言え、作戦の詳細を語る事は許されませんぞ」
バラン「心得ておる…。では、姫様…御免…」
〔扉の開く音〕
アルマナ「バラン…」
ルリア「…恐らくバラン様は姫様の生命を盾にハザル司令に服従を強いられていると思われます」
アルマナ「創世神への献体であるこの私を人質にしていると…」
ルリア「はい…。そして、姫様もご存知の通り、この度のゴラー・ゴレムの遠征は…」「陛下さえも知らぬ特別の任務を帯びているようです…。これらを合わせて考えるに…」
アルマナ「…まさか宰相のシヴァー殿が……」
ルリア「はい…。陛下に対する背信行為かと…」
アルマナ「ならば、ここを一刻も早く抜け出し本星に帰らねば…!」
ルリア「ですが、バラン様は完全にハザル司令に押さえられています」「ここにいる全ての兵はシヴァーの息のかかったものと見て間違いないでしょう」「首尾よく艦を抜け出せたとしてもそこから本星に帰る手段が…」
アルマナ「…あります」
ルリア「え…?」
アルマナ「とりあえず銀河に出さえすれば作戦行動中の我が軍にコンタクトを取る事を出来ましょう」
ルリア「その銀河へ出るための手立てが姫様にはあると…?」
アルマナ「不確かではありますが、今はその方法しかないでしょう」「ルリア…あなたは、この艦から抜け出す方法を考えて下さい」
ルリア「わかりました」
アルマナ(クスハさん…。あなたは地球人、私は帝国の人間…。この壁を越える事は出来ないかも知れません…)(ですが、私はあなたに教えられました。自分の愛するもののために戦うことを…)(だから、私は行きます。愛する祖国ゼ・バルマリィのために…)
【シナリオエンドデモ終了】


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