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No.17
GR対GR2

【シナリオデモ開始】
現在位置 連邦軍極東支部

連邦軍兵「岡長官、Nervが使徒の撃退に成功したようです」
岡「そうか…だが、我が軍が払った犠牲はあまりにも大きかった…」
〔通信のコール音〕
連邦軍兵「ジャブローのバスク=オム大佐から通信が入っております」
岡「来たか…こちらへ回してくれ」
〔ノイズ〕
バスク「…Nervのいう通り、例の使徒という物体が現れたようだな」
岡「すでにその処置はNervが行った。それより、私に何の用だ?」
バスク「今日は貴様に警告を与えようと思ってな…」
岡「警告?」
バスク「貴様のこれまでの行動は明らかにティターンズへの反逆の意思を表明している」
岡(………)
バスク「度重なる命令無視、そして、独立外部部隊ロンド=ベル隊をジャブローに無断で結成…」「その上、メンバーの大半はティターンズの行動を度々妨害してきたエゥーゴ所属の者だという情報もある」
岡(………)
バスク「よって、ロンド=ベル隊の即時解散を命じる。命令に従わぬ場合は貴様を軍法会議にかけることになる」
岡「ロンド=ベル隊はネオ・ジオン軍の侵攻に対抗するため、私が自分の権限で結成した外部部隊だ」「ジオン軍の侵攻に対し、まともな対抗策を打ち出さないティターンズから、解散命令を受ける覚えはない」「どれだけの連邦軍基地がネオ・ジオンによって機能不能に陥っているか知らぬわけではあるまい?」
バスク「そういう現状だからこそ、連邦軍はティターンズによって再編成させなければならんのだ」
岡「ネオ・ジオン軍を地球へ導いておいて、よく言う…」
バスク「解散命令を無視するつもりなら、こちらにも考えがある」
岡「ほう。ティターンズ部隊を極東地区に送り込むつもりかね?」「言っておくが…今、この地域は使徒や機械獣、化石獣、エアロゲイター、BF団など様々な敵が出没している」「ティターンズの実力では彼らと戦うことは困難だぞ。それでも構わんのなら部隊でも何でも送り込んできたまえ」
バスク「その言葉、覚えておくぞ」
岡「ジャミトフに伝えておけ。例え、連邦軍の主導権を握ろうともこの極東地区だけは好きにさせん、とな」
バスク「フン…確かに伝えよう…」

ブライト「ロンド=ベル隊、只今帰還しました」
岡「おお、ご苦労だった。使徒はNervが撃退したそうだな」
ブライト「ええ…正確にはNervの人型兵器が使徒を倒しました」
岡「Nervの人型兵器…か。それについての詳しい情報があれば…我が軍も犠牲を出すことはなかった」
ブライト「…明らかにNervは我々を人型兵器発進までの時間稼ぎとして利用しているようでした」
岡「あの組織は地球連邦政府から超法規的措置を受けている。情報もトップシークレット以上の扱いだ」「今後、使徒関係の事件に関しては、Nervの命令が最優先されることになるだろう…」
ブライト「Nervは我々に協力的だとは思えませんが…」
岡(………)「それより、ティターンズが我々を本格的に敵視し始めた」
ブライト「!」
岡「彼らやジオンと戦うにはEOT兵器の開発元であるDCやSDFと協力しなければならん」
ブライト「ですが…エアロゲイターと戦うことが目的の彼らが、我々に協力してくれるのでしょうか?」
岡(………)「南アタリア島がティターンズによって通信封鎖されている以上、君達が出向いた方がいいかも知れんな…」

<<ブリット>>
ブリット「…みんなで集まって何をしているんだ?」
<<リョウト>>
リョウト「…みんなで集まって何をしているの?」

カミーユ「さっきの戦闘で得た使徒のデータを見ていたのさ」
忍「やっぱ、あいつは今までに戦った敵とは全く違うタイプだな」
アムロ「ああ。強力な武器と防御装置を備えた完全自立型の兵器…単体で行動することを前提に造られている」
忍「造られているって…? アムロ大尉、あれはどう見ても機械じゃないですよ」
アムロ「確かに、見た目から判断すれば生物に近いがね」
麗「私は生物を超えた存在だと思います」
小介「一体…あれは何なんでしょう」
忍「それはNervのロボットにも言えるな」
洸「俺の気のせいかも知れないけど…ライディーンはあのロボットを警戒しているようでした」
○○○「!」
麗「ええ…私もそれを感じました」
忍「警戒って…ライディーンって自分の意志を持ってんのかよ?」
洸「俺と麗は何度かライディーンの声を聞いたことがあります。おそらく、ライディーンには意志があるはずです」
忍「おそらくって…パイロットのお前が知らないのか?」
洸「ええ。ライディーンの内部構造は不明な点がまだまだ多いんです」「ライディーンは1万2千年前、ムー帝国がムートロン技術の粋を集めて造り上げたロボットですから」
小介「だったら、ライディーンはあのNervのロボットや使徒を『知って』いるんでしょうか?」
洸(………)
忍「まさか…あのNervのロボットはごく最近に造られたものじゃねえのか?」
アムロ「そうだな。直接知っているのではなく、あれらと似たものをライディーンが記憶していると考えた方が論理的だろう」
洸「ええ…俺もそう思います」
麗「ライディーンは妖魔帝国と戦うために造られたロボットです。使徒と化石獣に何らかの共通点を見出したのでは?」
アムロ「共通点?」
麗「ええ。化石獣は悪霊を封じ込められた兵器です。使徒にも魂に似た物が封入されているのかも知れません…」
カミーユ「魂に似た物…か」
<<ブリット>>
ブリット(なるほど…だから、俺は使徒に意志があると感じたのか)
<<リョウト>>
リョウト(なるほど…だから、僕は使徒に意志があると感じたんだ)

洸(………)「実は…この間、ライディーンにフェードインした時…ライディーンの声を聞いたんです」
カミーユ「声?」
洸「ええ。それは…『悪魔の復活に続き、虚空の彼方から破壊神が迫っている』」「『ライディーンはその破壊神と戦うため、古の世より遺されたもの』…という内容でした」
アムロ(………)
忍「悪魔の復活ってえのは妖魔帝国の復活のことだろ?」
麗「そうですね」
忍「じゃあ、破壊神って何だ?」
カミーユ「使徒…のことか?」
小介「ライディーンは使徒と戦うために造られたロボットなんでしょうか…」
カミーユ「だったら、さっきの戦いでライディーンが何らかの反応を見せるはずじゃないのか?」
<<ブリット>>
ブリット「破壊神は別の敵だろう。虚空の彼方とは、宇宙の彼方とも意味が取れるし…」
<<リョウト>>
リョウト「破壊神は別の敵じゃないかな。虚空の彼方とは、宇宙の彼方とも意味が取れるし…」

小介「エアロゲイターのことでしょうか」
<<ブリット>>
ブリット「それは…わからない。でも、ライディーンは使徒やあのロボットにその破壊神との共通点を見出した…」
<<リョウト>>
リョウト「それは…わからないよ。でも、ライディーンは使徒やあのロボットにその破壊神との共通点を見出した…」

洸「…俺もそう思います。ただ、その共通点が何なのかが不明だけど…」
アムロ「いずれにせよ、ジオンやエアロゲイター以外の脅威が迫りつつあるということか…」
○○○(………)

アポリー「最近、ここの格納庫もにぎやかになってきたな」
ロベルト「そうだな。モビルスーツ以外の機体が増えたからなあ…」
アポリー「特にあの…ジャイアント・ロボ。あれは相当重いぜ。その内、アーガマの底が抜けるんじゃないのか?」
ロベルト「ははは。そうかもな」
ウッソ「アポリーさん達はああ言ってるけど…ロボってそんなに重いの?」
大作「…確かにロボは1500トンぐらいの重さですけど」
ウッソ「せ、1500トン!?」
ハロ「コン・バトラー デモ 550トン ナノニ…」
ロペット「ソノ内、本当ニ アーガマノ底ガ 抜ケルカモ…」
ウッソ「ハロ…どうしてコン・バトラーの重量なんか知ってるの?」
ハロ「ハロ、ロペット ト 色々ナ データヲ 交換シテイル」
ロペット「ガンダムノ データハ 何カト参考ニ ナリマス」
ウッソ「ロボット同士で仲がいいんだね…」
大作「それより…すみません、ウッソさん。ロボの整備を手伝ってもらって…」
ウッソ「気にしないでよ。知らないメカの整備は僕にとっても勉強になるし…機械いじりは好きなんだ」「それにしても、君って本当にロボを大事にしてるんだね」
大作「ロボは父さんの形見で…世界一強いロボットなんです。だからロボでなくちゃ、BF団は倒せないんです」
ウッソ(………)
オデロ「よお、大作、ウッソ!」
スージィ「シャクティとクリスさんがケーキ焼いてくれたの。ウッソと大作君も食べに来ない?」
ウッソ「じゃあ、行くよ。大作君は?」
大作「僕はロボの整備がありますから」
ウッソ(………)

〔基地の警報〕
岡「どうした?」
連邦軍兵「東京湾にBF団のロボットと思われる機体が出現しました!」
岡「東京湾!? まさか、DCの日本支部を狙っているのか!?」
ブライト「長官、我々が出撃します」
岡「よし、頼むぞ!」

〔緊急警報〕
大作「警報!? 何かあったんですか!?」
ロメロ「BF団のロボットが東京湾に現れたそうじゃ!」
大作「何ですって!?」
銀鈴「アーガマはすぐに出撃よ。パイロットはブリーフィングルームに召集がかかっているわ!」
大作「………!」
銀鈴「!? 大作君、何をするつもりなの!?」
大作「相手がBF団のロボットなら、僕のロボでしか倒せないんです!!」
銀鈴「ま、まさか…大作君!!」
大作「先にロボで出撃します!」
銀鈴「ま、待ちなさい、大作君!!」

〔基地の警報〕
連邦軍兵「岡長官! ロボが…ジャイアント・ロボが緊急発進しました!!」
岡「何だと!? まさか…大作君が一人で…!? ブライト中佐に連絡しろ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「GR対GR2」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ロバート「チッ、BF団め…本格的にここのEOT技術を奪いに来たのか!?」「それとも…俺が担当しているSRX計画の情報を入手しに…!?」
シュウ「………」
ロバート「しかも、あれはGR計画のロボットだ。ジャイアント・ロボと同等の戦力を持っていると見て間違いない!」「どうする、シラカワ博士!?」
シュウ「フッ…慌てることはありませんよ、オオミヤ博士」
セルバンテス「我が名は十傑集…眩惑のセルバンテス」
シュウ「BF団の最高幹部である十傑集のお出ましとは…光栄ですね。今日は何の用でしょうか?」
セルバンテス「私自らがわざわざここに出向いた理由は他でもない…」「貴様らが造り上げたものを頂きに来た」
シュウ「………」
ロバート「初めて俺達に接触したようなことを言いやがって…」「しょっちゅう、ウチのデータバンクをハッキングしているくせに」
セルバンテス「貴様らが研究しているEOT技術など…我がBF団の技術に比べれば、取るに足らないものだ」
ロバート「じゃあ、何を奪いに来たんだ!?」
セルバンテス「それは…グランゾンだ」
ロバート「!! グランゾンだと!?」
シュウ「フッ…やはり、そうですか」
ロバート「どうして、それを!?」
セルバンテス「我がBF団の情報網を見くびってもらっては困るな」「貴様らが極秘裏に開発したアーマード・モジュール…グランゾン。それを渡してもらおうか」
シュウ「あれを手に入れて何をするつもりなのです?」
セルバンテス「さあて。これは我らのボス、ビッグ・ファイアのご意志だからな…」
シュウ「………」
セルバンテス「私はボスの命令に従い、グランゾンを奪いに来ただけなのだよ」
シュウ「………」(さすがはBF団。グランゾンの危険性、そして利用価値に気づいているようですね)
セルバンテス「さあ、出せ…グランゾンを」
シュウ「お断りします」
セルバンテス「そうか。なるべくなら手荒な真似は避けたかったが…GR2で実力行使をするしかないようだな」
シュウ「…そう簡単には行きませんよ」
セルバンテス「何だと?」
〔味方ユニット出現〕
大作「あ、あれはGR2…! 僕がロボと最初に戦った相手…」「で、でも…あの時…僕がBF団から逃げ出した時…確かに倒したはずなのに…!」
セルバンテス「久しぶりだねえ、大作君。そのロボは子供の持つようなものではない。さあ、返したまえ
大作「許さないぞ、BF団!
セルバンテス「聞き分けのない子は嫌いと言ったはずだ。それに…今回のGR2は以前のものとは違うぞ!
大作「僕は…僕はロボと一緒に父さんの仇を取ってみせる!!」「そして、BF団を倒し、世界に平和を取り戻すんだ!!」
セルバンテス「君一人でそんなことが出来ると思っているのかね…?」
大作「くっ…行くぞ、ロボ!」
シュウ「ほう。BF団のGR計画1号機と2号機の対決ですか…これは見ものですね」
ロバート「そんなことを言ってる場合かよ!」
<戦闘開始>

<2PP>

セルバンテス「フフフ…大作君。こうしていると思い出すねえ…君とロボがBF団から脱走した、あの日のことを」
大作「!!」
セルバンテス「草間博士が求めていた…答えを見つけることは出来たのかね?」
大作「………」
セルバンテス「『幸せは犠牲なしに得ることは出来ないのか。時代は不幸なしに乗り越えることは出来ないのか』…さあ、どうかね?」
大作「くっ…」
セルバンテス「フッ…君も草間博士からロボを操る腕時計さえ受け取らなければ、苦しむことはなかったものを…」「草間博士も自らの過ちを悔いたとはえ、むごいことをしたものだ」
大作「父さんのことを悪く言うな! 僕は父さんと約束したんだ。お前達BF団を倒すって!」
ロバート「大作君、こちらで新たな敵の接近を感知した。接触まで約30秒だ」
大作「わ、わかりました!」

<2EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
セルバンテス「ゴーゴン大公か…」
ゴーゴン「フフフ…助太刀に来たぞ」
セルバンテス「戯言を…。GR2とグランゾンの情報を集めに来ただけではないのかね?」
ゴーゴン「………」
セルバンテス「ここへ来る余裕があるのなら、君達に預けた2体の発掘兵器を早く起動させたまえ」
ゴーゴン「心配はいらん。間もなく、あの2体は目覚めることになるじゃろう」「それに…ワシは妖機械獣グシオスβIIIのテストを兼ねてここに来ただけじゃ」「助けがいらんのなら、このまま引き上げても良いのだぞ」
セルバンテス「フン…好きにするがいい」
大作「くっ…敵が増えたって…僕とロボは負けないぞ!!」
セルバンテス「さて、そのやせ我慢がどこまで通用するのかな…?」

<3PP・味方援軍1出現>
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

銀鈴「大作君!!」
大作「ぎ、銀鈴さん!」
甲児「バカヤロウ! 勝手に飛び出しやがって!!」「自分一人でBF団と戦っているつもりなのかよ!?」
大作「こ、甲児さん…」
ブライト「話は後だ! 出撃!!」
ゴーゴン「読み通りマジンガーZが来おったな。さて、海と空からの攻撃に耐えることが出来るか?」
〈出撃ユニット選択〉

<4EP・敵増援2出現>

〔敵ユニット出現〕
ゴーゴン「ブロッケン伯爵か」
ブロッケン「ゴーゴン大公…Dr.ヘルの元に戻らず、こんな所で何をしておる?」
ゴーゴン「それを貴様に教える必要などないわ。それより、貴様こそ何をしに来おった?」
ブロッケン「吾輩はDr.ヘルのご命令により、飛行型のメカザウルスを引き連れてマジンガーZを攻撃しに来た」「この地域は大部分が海だ。空を飛べないマジンガーZは空と海の敵に苦戦するはずだからな…」
ゴーゴン「ふふん、考えることは同じか。くれぐれも、ワシの邪魔はするなよ」
※※熟練度6以上の場合のセリフ※※
ブロッケン「それは吾輩の台詞だ。行け、メカザウルス! マジンガーZを狙え!」
※※熟練度6未満の場合のセリフ※※
ブロッケン「Dr.ヘルの命令でここに来たとはえ、貴様の物言いには納得がいかん。吾輩は帰らせてもらう!」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※

甲児(ちっ…よりによって空飛ぶ敵か! 他の機体はともかくマジンガーZは不利だぜ!)(ちくしょう…マジンガーZもゲッターやコン・バトラーみたいに空が飛べたら…!!)

<甲児vsブロッケン>
ブロッケン「さしものマジンガーZも、空と海の複合攻撃には耐えられまい!」
甲児「くそっ! マジンガーZが空を飛べたら、こんな奴らなんて…!」

<甲児vsゴーゴン>
ゴーゴン「兜甲児よ! 貴様とマジンガーZの弱点はすでに調べ尽くしてあるのだ!!」
甲児「チッ! 空の上で威張ってないで降りてきて勝負しろってんだ!!」

<大作vsセルバンテス>
セルバンテス「大作君覚悟はいいかね!?
大作「行け! ジャイアント・ロボ!!

<ブロッケン撃破>
ブロッケン「ええい! またしても!!」

<ゴーゴン撃破>
ゴーゴン「お、おのれ…! 覚えておれ!」

<セルバンテス撃破>
セルバンテス「ぬうっ…この私が!? まあ、よい。今日の所は引き上げだ!」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだゴーゴン健在の場合、セリフ追加※※
ゴーゴン「ふん。ここまでのようだな。こちらも引き上げだ!」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 移動中

竜馬「大作君。どうして勝手に出撃したんだ?」
大作「…BF団のロボットが現れたと聞いたからです」
竜馬「だが、ロンド=ベル隊には出撃命令が下っていた。何も君一人で飛び出すことはなかったはずだ」
大作「し、しかし! BF団のロボットは僕のロボでなければ倒せないんです!」
甲児「思い上がってんじゃねえ!」
大作「!!」
竜馬「甲児君!」
甲児「いや、ここは言わせてもらうぜ。いいか、大作。お前一人でBF団を倒せると思ってんのか!?」
大作(………)
甲児「確かにジャイアント・ロボは強い。だがな、ロボとお前だけじゃBF団に立ち向かうことなんて出来ねえんだぞ!」
大作「ぼ、僕は…」
甲児「いつまでも自分一人で戦ってるつもりじゃ、その内に大ケガするぜ!!」「その考えを改めないのなら、アーガマから降りちまえ!!」
大作「こ、甲児さんには…甲児さんには僕の気持ちなんてわかりませんよ!!」
〔走り去っていく足音〕
竜馬「大作君! どこへ行くんだ!?」(………)「甲児君、言いすぎじゃないのか?」
甲児(………)「すまねえ。ブロッケン伯爵やゴーゴン大公にマジンガーの弱点を突かれて気が立っちまってたぜ…」
竜馬「…マジンガーが空を飛べないという問題か。だが、それは俺達ゲッターチームがフォローするよ」
甲児「でも、いつまでもリョウ達に甘えてるわけにはいかない」「それに…大作を見てると、昔の俺を思い出すんだ…」
竜馬(………)

ブライト「早速ですが…博士、BF団は何が目的でここを襲って来たのです?」
シュウ「このDC日本支部には様々なEOT技術があります。それを狙って来たのではないでしょうか?」
ブライト「なるほど…」
シュウ「それより、あなた方はマサキ=アンドーという少年に出会ったそうですね」
ブライト「ええ。彼をご存じなのですか?」
シュウ(………)「古い知り合いのようなものです。彼はあなた方と一緒ではないのですか?」
ブライト「いえ…彼はアーガマを飛び出して行方不明となりました」
シュウ「…そうですか」
ブライト「…シラカワ博士。実は折り入ってお願いがあるのですが」
シュウ「何でしょうか?」
ブライト「ご存じの通り、我々は第13独立外部部隊ロンド=ベル隊として再編成されました」「我々はネオ・ジオンやティターンズ、エアロゲイターなど地球圏を脅かす敵と戦っています」
シュウ「なるほど。そこで我々やSDFの協力が欲しい、と?」
ブライト「ええ。中立の立場をとるSDFやあなた方には聞き入れにくいことだとは思いますが…」
シュウ「…構いませんよ。○○○君の機体だけでなく、全面的に協力することをお約束します」「それと…DC本部やSDFがあなた方に協力するよう、私の方から根回しをしておきましょう」
ブライト「ありがとうございます」
シュウ(………)(これで…魔除けの鈴が鳴るというわけですね…フフフ)

大作(………)(父さん…僕は父さんとの約束を果たすために、今日まで頑張ってました…)(ロボがいなければ、僕なんてただの子供だってことは良くわかっています。でも…)
銀鈴「大作君!」
大作「銀鈴さん…」
銀鈴「どうしたの? 暗い顔をして…」
大作「…何でもありません」
銀鈴「さっきの無断出撃のことで誰かに怒られたのね?」
大作「はい…竜馬さんと甲児さんに…」
銀鈴「そう…」「大作君、みんながあなたとロボを頼りにしているのは事実よ」「でも、あなただけが戦っているわけじゃない。ここにいる人達も世界に平和を取り戻すため戦っているのよ」
大作「それは僕だってわかっています…」
銀鈴「だったら、1人で何でも解決しようとするのはおよしなさい。それに…だれもあなたを子供扱いなんてしていないわ」「甲児君も、あなたのことを認めているからこそ、仲間として怒ったのだと思うわよ」
大作(………)

雅人「あ、いい匂いだな」
コウ「出撃前にクリスさんとシャクティがお菓子を作ってたから…」
クリス「さあ、みんな。ケーキが焼けたわよ」
シャクティ「たくさんありますので、どんどん食べて下さいね」
ロペット「飲ミ物ハ 私ガ 用意シテイマス」
甲児「何だ…お前、腹から紅茶なんか出して…そんな機能も付いてんのか?」
ロペット「ハイ。今日ノ紅茶ハ ダージリン ノ ファーストフラッシュ デス」
クリス「へえ…いい葉を使っているのね」
甲児「じゃ、遠慮なく」
忍「あ、てめえ! 一度に3個も取るんじゃねえ!」
甲児「これは大作と○○○の分だよ。それに、てめえだって4個も取ってるじゃねえか」
忍「な、何言ってんだ。これは獣戦機隊の分だよ」
雅人「俺はちゃんと自分の分、もらったよ」
甲児「じゃあ、1個余るよなあ?」
忍「う…わかったよ。返せばいいんだろ、返せば!」
シャクティ「あの…まだ、たくさんありますから…」
キース「ホント。大人げないよね」
コウ「少尉、これって何のケーキなんですか?」
クリス「キャロットケーキよ」
コウ「キャロットって…ニンジン…」
シャクティ「どうしたんですか、コウさん? 顔色がよくないですよ…」
コウ「い、いや…別に…」
キース「あはは。コウはさ、ニンジンがダメなんだ」
コウ(………)
シャクティ「ご、ごめんなさい。私、知らなかったんです…」
クリス「あら、あやまることはないわよ。一人前のパイロットのくせにニンジンを食べられないコウの方が悪いんだから」
忍「ああ、その通りだ。パイロットってのは体力勝負なんだから何でも食べられるようにしとけよ」
コウ「…ニンジンはパイロットの能力に関係ないと思うけど…」
雅人「そうかな? きっと、アムロ大尉やクワトロ大尉も、忍と同じことを言うと思うね」
コウ(………)
クリス「そうよ、コウ。それに、そんなことじゃニナに笑われちゃうわよ」
コウ「わ、わかりました! ちゃんと食べます、食べますから…!」

大作「あの、○○○さん」
<<ブリット>>
ブリット「何だい、大作君?」
<<リョウト、クスハ>>
○○○「どうしたの、大作君?」

大作「さっきは…勝手な行動をとってすみませんでした。皆さんの助けがなければ、今頃僕は…」
<<ブリット>>
ブリット「別にあやまることはないさ」「それに、勝手に飛び出して行くような奴は他にもいるし…」
<<リョウト>>
リョウト「別にあやまることはないよ」「それに、勝手に飛び出して行くような人は他にもいるし…」
<<クスハ>>
クスハ「別にあやまることはないわ」「それに、勝手に飛び出して行くような人は他にもいるから…」

大作「そうなんですか…?」
<<ブリット>>
ブリット「ああ。甲児とか豹馬とか…でも、あいつらは無茶もするけど、仲間をちゃんと信頼しているぜ」
<<リョウト>>
リョウト「ああ。甲児君とか豹馬君とか…でも、あの人達は無茶はするけど、仲間をちゃんと信頼してるよ」
<<クスハ>>
クスハ「ええ。甲児君とか豹馬君とか…でも、あの人達は無茶はするけど、仲間をちゃんと信頼しているわ…」

大作(………)
<<ブリット>>
ブリット「それに、聞いた話じゃ甲児は君と似たような身の上なんだ」
<<リョウト>>
リョウト「それに、聞いた話じゃ甲児君は君と似たような身の上なんだ」
<<クスハ>>
クスハ「それに、聞いた話だと甲児君もあなたと似たような身の上なの」

大作「え…?」
<<ブリット>>
ブリット「あいつの両親は事故で亡くなり…おじいさんもマジンガーを甲児に託して死んでいったんだ」
<<リョウト>>
リョウト「彼の両親は事故で亡くなり…おじいさんもマジンガーを甲児に託して死んでいったんだって…」
<<クスハ>>
クスハ「彼のご両親は事故で亡くなり…おじいさんもマジンガーを甲児君に託して死んでいったそうよ」

大作「そ、そうだったんですか…それなのに…僕は…あの人に僕の気持ちがわからないなんて…」
<<ブリット、リョウト>>
○○○「この艦の人はみんな似たような運命を背負っているんだ…」
<<クスハ>>
クスハ「この艦の人はみんな似たような運命を背負っているわ…」

大作(………)
<<ブリット>>
ブリット「俺だって、友達を助けられなかった…」
<<リョウト>>
リョウト「僕だって、友達を助けられなかった…」
<<クスハ>>
クスハ「私も友達を助けられなかったの…」

大作(………)
<<ブリット>>
ブリット「そのことで、何度もくじけそうになった。でも、みんながいたから…」「俺は、俺みたいな奴をこれ以上増やさないためにもこうやって、ここにいる…」「だから、つらいのは大作君だけじゃない。それに、みんながいるから戦えるんだ」「それを忘れないでくれ」
<<リョウト>>
リョウト「そのことで、何度もくじけそうになったんだ。でも、みんながいたから…」「僕は、僕みたいな人をこれ以上増やさないためにもこうやって、ここにいる…」「だから、つらいのは君だけじゃないよ。それに、みんながいるから戦えるんだ」「それを忘れないで」
<<クスハ>>
クスハ「そのことで、何度もくじけそうになったわ。でも、みんながいたから…」「私は、私みたいな人をこれ以上増やさないためにもこうやって、ここにいるのよ…」「だから、つらいのは大作君だけじゃない…それに、みんながいるから戦えるのよ」「それを忘れないで…」

大作「…はい」
甲児「よお、○○○、大作! クリスさんとシャクティが焼いてくれたケーキを持ってきたぜ!」
大作「こ、甲児さん…」
<<ブリット、リョウト>>
○○○「へえ、ケーキかあ」
<<クスハ>>
クスハ「あら、おいしそう」

大作「甲児さん…すみませんでした。僕…あなたにひどいことを言ってしまいました…」
甲児「ああ、俺は気にしてねえよ。それに、わかってくれればいいさ。ほら、一緒に食べようぜ」
大作「はい!」

エマ「ブライト艦長、岡長官から通信が入っています」
ブライト「こちらに回してくれ」
エマ「それと、これ…クリス少尉とシャクティが焼いてくれたケーキです」
ブライト「ほう…」
アムロ「俺もさっき食べたが、とても美味しかったぞ」
ブライト「では、頂こうか」
〔通信のコール音〕
岡「先程はご苦労だった、ブライト中佐」
ブライト「い、いえ…」
岡「どうかしたのかね?」
ブライト(………)「な、何でもありません」
アムロ(通信が終わってからケーキを食べればいいのに…)
ブライト「それで、ご要件は?」
岡「うむ。ヘンケン中佐の部隊がまもなく極東地区に降下してくる」「ロンド=ベル隊用の新型機や補給物資を持ってきているそうなので、君達もこちらへ戻って来てくれたまえ」
ブライト「了解しました」
〔周波数を合わせる音〕
〔モニターが閉じる音〕

アムロ「新型機といえば…カミーユが設計したZガンダムか。これでかなりの戦力アップが望めるな」
ブライト「うむ。トーレス、極東支部へ向かってくれ」
トーレス「了解!」
ブライト「エマ中尉、メインスタッフをブリーフィングルームへ召集してくれ」
エマ「了解です」

ブライト「…というわけで、本艦は極東支部へ向かい、新型機の搬入と整備を行うことになった」
甲児「ブライトさん、いいですか?」
ブライト「何だ?」
甲児「実は…マジンガーZの空中戦対策のため、一度光子力研究所へ戻りたいんですが…」
ブライト「…それは構わんが、君達マジンガーチームだけで行動するのは危険だな」
アムロ「そうだ。飛行型の機械獣に襲われたら厄介だぞ」
竜馬「ならば、俺達も行きます」
さやか「リョウ君達…いいの?」
隼人「ああ。俺も新しいゲッターのことで早乙女博士に聞きたいことがある」
武蔵「そうそう。久しぶりにミチルさんの顔も見たいし」
※※主人公がスーパー系の場合、セリフ追加※※
<<ブリット>>
ブリット「じゃあ、俺も。前から光子力研究所に行きたいと思ってましたし…」
甲児「そういや、お前は一応光子力研究所預かりの身だもんな」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ブライト「わかった。許可しよう」
アムロ「十分気を付けてくれよ」
甲児「わかりました」

現在位置 BF団アジト

樊瑞「久しぶりだな…衝撃のアルベルト」
アルベルト「混世魔王・樊瑞か…貴公がここにいるということは…十傑集に非常召集でもかかったのか?」
カワラザキ「いや…ワシと樊瑞だけだ」
樊瑞「ジャイアント・ロボと草間大作に遭遇したようだな」
アルベルト「草間大作だけでも始末しようと思ったのだが、思わぬ邪魔が入った」
カワラザキ「眩惑のセルバンテスもGR2ごとロンド=ベル隊とやらに敗退したと聞いたが…」
樊瑞「奴らはそれほどの実力を持っておるのか?」
アルベルト「…ふぬけ揃いの連邦軍の中ではマシな方だろうが…実態はただの寄せ集め部隊に過ぎん」「セルバンテスもワシも、全力でかかっておれば、奴らなど今頃…」
樊瑞「そうだ。何故、ビッグ・ファイアは奴らの力をわざわざ十傑集であるお主に試させようするのか…どうも解せん」
カワラザキ「ロンド=ベル隊の相手など、下級工作員で事足りるはず。一体、ビッグ・ファイアは何をお考えなのだ?」
樊瑞「それに、あの2体の発掘兵器をあっさりとDr.ヘルに手渡したのことにも疑問が残る」
カワラザキ「さらに、ゼーレとNervは今の内に潰しておかねば、我々にとって厄介な存在のなるのは間違いなかろう」
樊瑞「そうだ。今回の作戦は我々の立場が不利になっていくだけだ」
アルベルト(………)「そもそも、今回の作戦は本当にビッグ・ファイアのご意志によるものなのか?」
カワラザキ(………)
孔明「よろしい。その問いには私がお答えしましょう」
アルベルト「策士・孔明か…」
孔明「アルベルト…アーガマ隊、いえロンド=ベル隊とNervの調査、ご苦労でした」
アルベルト(………)
樊瑞「孔明よ。貴殿は何故、我がBF団に敵対する存在を放っておこうとするのだ?」
カワラザキ「そうだ。特にゼーレとNervは我々と同等か、それ以上の技術を持っている可能性が高い」「あの使徒とやらを相手にしているだけなら良いが、我らに矛先を向けられると厄介だぞ」
樊瑞「加えて、ジャイアント・ロボやロンド=ベル隊にも具体的な対抗策を講じておらんではないか」「貴殿の行いは、まるで敵に塩を送っているようにも見えるぞ?」
孔明(………)
樊瑞「それに、あの発掘兵器…何故、Dr.ヘルに解析をまかせる必要がある?」「奴らが発掘兵器を自分達の戦力にするのは火を見るより明らかではないか」
孔明(………)
樊瑞「さあ、納得のいく答えを聞かせてもらおうか…」
孔明「…フフフ」
カワラザキ「何がおかしい?」
孔明「…みなさんはこの作戦にご不満があるようですな」
樊瑞「当然だ。今回の件は全て貴殿の独断ではないのか?」
孔明「滅相もない。全ては作戦の内とこの孔明を信じて頂きたい…」
樊瑞「むう…」
孔明「それに、今回の作戦は全てビッグ・ファイアの意志の下に遂行されているのです!」
カワラザキ(………)
樊瑞(………)
アルベルト(………)
孔明(さて、あとは事の成り行きを見ているだけ…)
【シナリオエンドデモ終了】


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