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プロローグ

宇宙世紀00XX
かつて地球圏は混乱の
ただ中にあった。
一年戦争終結後、ジオン残党狩り
を名目に暴走を始めたティターンズ
後に「グリプス戦役」を呼ばれた
戦い‥
ネオジオンと結びつき、最終的に
地球圏すべてを掌握しようと企んだ
パプテマス=シロッコの野望は、
ブライト=ノア率いるアーガマ隊の前に
潰えた。
その戦争の影でもまた‥
戦い続けている者たちがいた。
戦争の混乱に乗じて世界征服を
企んだ科学者Dr.ヘル
人類の技術が生んだ悲劇の
サイボーグ、メガノイド。
地球の先住種族を名乗り、地底
深くから現れた恐竜帝国。
そして地球どころか、宇宙そのものを
手中に収めるべく動き出した
ムゲ・ゾルバドス帝国‥。
ほぼ同時期に連続した戦乱は‥
「スーパーロボット」と呼ばれる、
文字通り巨大な力を持ったマシンに
よって、勝利に終わったのである。

‥だが、それでも地球圏は混乱に
ただ中にあった。

すべてが平穏に戻ったと思われた
矢先の、連邦軍上層部による
浅はかな軍備縮小‥
この直後にあ訪れた新たな侵略者、
ベガ大王率いるベガ星連合軍。
一度は引き下がったアクシズ‥
ネオジオンの再来。
そして動き出す、謎の破壊者
ガイゾック‥。
地球を中心として、再び吹き荒れる
戦乱の嵐。

‥それがこれから続く事件のほんの
序章にすぎないということを、
そしてそこに全宇宙を巻き込んでいく
「ある力」が働いていることを‥
このとき誰も知らなかった。

第1部地上激動編あらすじ

東京に謎の軍が現れた
との知らせをうけた
連邦軍極東支部長官、
葉月孝太郎は
基地の奥深くに眠る
龍の封印を解く。
その名を戦艦「ガンドール」‥。
連邦本部ジャブローは音信不通‥
極東支部しか動けないが
故の決断なのだった。
キョウスケは試作機
アルトアイゼンの
専属パイロットとして、
このガンドール隊に
配属される事になった。
‥戦いは東京だけではなく、
各地に広がっていた。
一年戦争の亡霊、
ジオン残党の地上部隊
再び世界征服の野望に
燃えるDr.ヘル
なにかを求め、
地球へ降下した宇宙海賊バンカー
眠りからさめた
ブライ大帝率いる百鬼帝国
人類誕生以前から地球に入り込み
地球征服の機会を伺っていた
キャンベル星人
動き出す破壊者ガイゾック
地上にまで影響し始めた、
異世界バイストン・ウェルの動乱‥
そして‥唯一目的の見えない
謎の敵。
様々な敵がガンドール隊の前に
立ち塞がる。
‥熾烈な戦いの末、
ついにジャブローの奪還に
成功したガンドール隊だったが、
地球には「ディラド星接近」という、
最大の脅威が迫っていた。
宇宙で戦うロンド・ベル隊は
音信不通‥地上での戦いを
終えたガンドール隊は
ディラド星突入を決行する。
龍の命は180日と3日‥
前大戦から戦い続けたガンドールの
核融合炉は限界に近づいていた。
残り少ない命の火を燃やし、
龍は宇宙へ向かう。

第2部宇宙激震編あらすじ

宇宙には地球連邦に
属しながら独自の判断で
行動できる部隊があった。
かつての一年戦争、
グリプス戦役を戦い抜いた
ブライト=ノア率いる
連邦軍独立部隊
「ロンド・ベル」。
グリプス戦役終了直後に行われた
軍備縮小によって、その戦力を
ほとんど失ったロンド・ベルは
ハマーン=カーン率いるネオジオン、
そして地球侵略を企む
異星人たちとの
戦いに明け暮れていた。
この部隊に一人の
パイロットが入ってくる
エクセレン=ブロウニング、
ヴァイスリッター専属の
パイロットとしてロンド・ベルに
配属された彼女は
キョウスケの恋人である。
ちょうど地上のジャブローが
音信不通になったころ、
それにあわせるかのように
数々の問題が起こった。
コスモバビロニア主義を
唱えるクロスボーン・バンガード
太陽系制圧を目論むザ・ブーム軍、
不可解な行動を見せる
火星開拓基地長官、
ハザード=パシャ‥
そして前大戦で敗れたはずの
メガノイド‥
地上と同じく、ロンド・ベル隊の前に
様々な敵が立ちはだかる。
やがてその混乱に乗じ、
デラーズ・フリートが仕掛けた
コロニー落とし‥‥「星の屑作戦」。
決死の突入作戦の末、
コロニー落下を阻止したロンド・ベル。
しかし、すぐさま襲いかかった危機は
想像を絶するものであった
植物惑星「ディラド」が地球に
着生しようとしていたのである
コロニー落としどころではない、
惑星が落ちようとしているのだ‥
時間がない。
強力な電波攪乱のため、
完全に孤立したロンド・ベル隊は
ディラド突入を開始する。

迫り来るディラド星‥
その激突を許せばすべてが終わる。
宇宙最大の戦力となった
ロンド・ベル隊、
旗艦ラー・カイラム。
尽きかけた力を振り絞り、
天へ向かう極東支部獣戦機隊、
旗艦ガンドール。
戦士たちがその場所に集うとき‥
物語は静かに、そして確実に
加速しつつあった‥

【シナリオデモ開始】
ブライト「コロニーの次は惑星そのものか。‥だが、あまりにもスケールが違いすぎる。我々が突入したからといって、正直‥どうにかできるとも思えん‥」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「なに急に怖じけづいてんだよ、ブライトさん。もう突入しかない! なんてよ、いままで何度もあったじゃねえか」
さやか「甲児くん、今回は惑星が空いてなのよ? そう簡単には‥」

マリア「もう、正面からぶつかってくことしか考えてないんだから! ‥でも、弱気はダメよ、ブライト艦長?」
ブライト「‥うむ‥」
クワトロ「だが、コロニーレーザーによる狙撃が失敗したいま、残った方法もあるまい。‥腹をくくるしかないようだな、艦長」
ブライト「気楽に言ってくれる。いつからそんなに楽天家になった? 大尉」
クワトロ「‥そう見えるか?」
万丈「ま、考え方は柔軟な方がいいとは思うけどね」
コウ「柔軟‥ですか? ただ無茶な気も‥」
バニング「フフ、若い連中の影響かもしれんな。‥ところで艦長、具体的な作戦は本当にないのか?」
ブライト「ともかく、あの小惑星の中心‥そこを叩く」
大介「最初は小さな岩の集合体でしたからね。もしかしたら結合がほどけてバラバラになるかもしれない‥」
万丈「問題はどうやってその中心を見つけるかだが‥どうするんです? 艦長?」
ブライト「うむ‥惑星突入に成功したら部隊を分け、それぞれ惑星中心部に向かってもらう」
コウ「中心部といっても‥どこがどこだかわかるんですか?」
クワトロ「以前、あの小惑星が宇門くんの言うとおり、小さな岩石だった頃‥そこで観測されたエネルギー反応はデータとして残っている‥」
バニング「それを追いかけるしかない、か。なんとも原始的なやり方だな」
大介「部隊を分けるのはどうかと思いますね。敵の抵抗に合うことは確実です、一丸となって進んだ方が‥」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「おれも大介さんに賛成だな。数で来られたらやばいぜ?」

ブライト「それはわかっている。だが‥時間がない。惑星のかたちがあそこまで変わってしまった今、中心部がどうなっているのかもわからん」
万丈「ぶっちゃけた話、ローラー作戦ということか‥やれやれ」
コウ「‥それで反対意見がほとんどでないのが、この部隊のすごいところだよな‥」
マリア「それは言っちゃだめよ、ウラキ少尉」
バニング「決まりだな」
ブライト「メンバーの振り分けは追って指示する」

ロム「‥‥」
レイナ「兄さん‥? あの小惑星を見てるの?」
ジェット「見れば見るほど絶望的だな」
ルー「ちょっとぉ! これから突入だってのに、縁起でもないこと言わないでよね!」
ドリル「んなこと言ってもさ、ほんとのことじゃん」
レイナ「ジェット! ドリル! ‥もう、兄さん、さっきから黙ってないでなんか言ってよね」
ロム「‥目的が見えん」
ジュドー「目的って? 地球潰しだろ!? あんなのにぶつけられたら、今までのコロニーどころじゃないぜ!?」
ロム「‥それをしてしまえば、あの小惑星もただでは済まない‥それが解せないんだ」
エル「そうか、ジオンみたいに落としたあとどういう‥ってんじゃなくて、ぶつかったらぶつかったで、あっちもただじゃ済まない‥」
ロム「だからその例外を考えていた‥刺しちがえるつもりがないならば、それはひとつしかない‥」
ジュドー「例外‥? ロムさん、そいつは‥」
ロム「‥馬鹿馬鹿しい考えだと思ったが‥おそらく上陸するつもりだ」
エル「じょ、上陸ぅ!?」
※※プルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プル「でもでもぉ、月くらいあるんだよ? お団子みたいになっちゃうよぉ!」

ドリル「おいおいロム、いくらなんでも‥」
レイナ「そうよ、クロノス人はなに考えてるんだ、なんて言われちゃうじゃない」
ロム「‥‥」
ルー「‥気になってはいたのよね、実は」
ジュドー「なんだよ、ルー」
ルー「あれだけの規模の惑星‥あんなのが地球と月の間に入ってきたら、重力が干渉しあって、地球は大参事よ?」
エル「難しいことはよくわかんないけど‥昔、SF小説とかで読んだ覚えがあるわね‥ええと、なんとかの限界とか?」
※※プルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プル「なになに? 難しいこと!?」

ジェット「それがないってことは‥あの小惑星には、その問題を起こさずに接近できる能力があるということか‥厄介だな」
ジュドー「そんなことさせてたまるかってんだ‥! 地球にはリィナだっているんだぞ‥!」
ルー「あ、そうか! そういえばリィナはどうしてるの? ジュドー」
レイナ「リィナさんって?」
エル「ジュドーが目に入れても痛くないと思っている妹のことよ」
ジュドー「戦争が始まってから連絡が取れないんだ‥ちくしょう、急に心配になってきちまった‥これから突入だってのによ‥!」
レイナ「大丈夫よ、ジュドーくん。私たちがあれを止めちゃえばいいんだもの! 妹さんのためにも、がんばらなくちゃ」
ジュドー「ああ。‥リィナ、無事でいてくれよ‥!」

エクセレン「もうっ、ヴァイスリッター! なんでまたこうなの!?」
勝平「ん? なんだ、エクセレン姉ちゃんがかんしゃく起こしてるぜ?」
亮「女は多かれ少なかれ、みんなヒステリー持ちだがな」
忍「へっ、違えねえ」
雅人「でもエクセレンさん、整備が好きだね」
宇宙太「前はそんなことなかったぜ? ここ最近だろ、戦闘が終わるたんびにあんな感じ」
恵子「ちょっと勝平、宇宙太! ザンボットの方も終わってないでしょ! ほら、データ入れ替えるんだからコクピットに戻ってよ!」
沙羅「ほらほら、あんたたちもだよ、忍、亮、雅人! それから亮! 女はみんなヒステリー持ちだなんて、勝手なこと吹くんじゃないよ!」
宇宙太「おお、こわ」
エクセレン「‥はあ、すぐに突入だってのに‥」
???「‥‥」
エクセレン「なに‥?」
???「‥する時が来た」
エクセレン「‥監督‥官!?」
???「‥来い」
エクセレン「やっぱり‥私」
???「‥エクセレン」
エクセレン「‥キョウスケ‥では‥不足‥」
???「お前が‥」
洸「ほとんどの人が整備を終えたみたいだな。よし、おれも早いとこ‥あれ、エクセレンさん?」
エクセレン「‥に行かなくては‥」
沙羅「えっ? なに言ってんのさ」
エクセレン「‥‥」
洸「エクセレンさん! どうしたんだ! まだ出撃は‥!」
エマ「あら? あ! ちょっと、なにをしているの!? 出撃命令はまだ‥」
忍「なんだ?」
亮「ん? ‥出撃だと? 敵襲か!?」
エマ「ブリッジ! 艦長! ヴァイスリッターがカタパルトに」
ブライト「なに?!」
エマ「エクセレンさん!」
エクセレン「‥‥」
ブライト「通信をつなげ! エクセレン! 出撃命令はおりていないぞ! なにやってんの!」
エマ「駄目です、応答ありません! エクセレンさん! 戻りなさい!」

勝平「誰だ? 今出撃したのは?」
ブライト「くっ‥! こんなときに勝手な行動をッ!」
洸「エクセレンさん‥一体なにが‥!?」

アムロ「宇宙‥か」
竜馬「どうしたんです? アムロ大尉」
弁慶「おれたちゃ宇宙は初めてだが‥どっちかっていうと、こっちの方がホームグラウンドなんじゃないんですかい?」
アムロ「‥宇宙は人の意志を逃がさない‥それが怖いのさ」
隼人「よくわからんね。それに、宇宙を「そら」というのもな」
カミーユ「人の意志‥アムロさん、まだ‥」
アムロ(おまえは平気なのか‥シャア)
神宮寺「しっかし、退屈なもんだな。エルシャンクみたいにワープとかしてくれりゃあ、問題の植物惑星にだってすぐだろうに」
マリ「ミスター、ガンドールだって無理してるんだから」
隼人「間に合ってくれりゃあ、多少火を噴こうがかまわ‥ん?」
キョウスケ「くっ‥なんだ、頭が‥」
アムロ「キョウスケくん? どうした?」
チャム「う‥うう‥」
弁慶「ん~? おチビちゃんも‥様子が変だぞ?」
マーベル「こんなところにいた! チャム、どうしたの? チャム!」
ショウ「前にもこんなことがあったな‥おい、チャム! それに‥キョウスケくんも!?」
チャム「だ、誰かが呼んでる‥」
ショウ「どうした、大丈夫か?」
※※エル&ベルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
エル「うう~、ショウ、マーベルぅ~」
マーベル「あなたたちもなの!?」
ベル「なになに、この感じは?」
エル「い、いやな感覚‥」

キョウスケ「‥くっ‥あいつらなのか‥? だとしたら‥やばい‥エクセレン‥!」

ケイム「こんなところまで‥ついにやってきたか、地球人ども。‥この大変なときに‥あの方は‥」
ディオレ「ケイム」
ケイム「こ、これはディオレ様! 申し訳ありません、考え事をしておりました」
ディオレ「よい。ケイム‥お前は少しシャピロに、深入りしすぎたようですね」
ケイム「あ、いえ、私は‥。しかし、なぜシャピロ様は地球人ごときにあれほど‥」
ディオレ「‥それは血です」
ケイム「血‥?」
ディオレ「シャピロの血が地球という母なる惑星に彼を呼び寄せているのです‥」
ケイム「‥‥」
ディオレ「ちょうど我々の星ディラドが‥二億年前にあの地球軌道上にあった事をひとときも忘れなかったように‥」
ケイム「なんですって!? 我がディラドが‥かつてあの惑星に‥!?」
ディオレ「このことは‥アベルも知らぬことです‥そのとき、果たせなかった着生‥今こそがそのときなのです」
ケイム「ディオレ様、どうか私に今一度地球人どもを倒すチャンスを下さい」
ディオレ「‥いいでしょう。しばらくの間このディラド星の動きを止める事にします‥その間にディラド内部に入った地球人を片づけるのです」
ケイム「必ずや仕留めてご覧に入れます」(二億年前‥ディオレ様が眠りにつかれた時期‥なぜそのときに着生は成されなかったのだろう‥?)

葉月「地球の重力圏を抜けた‥もう間もなくだな」
ジョウ「へっ、こうしてみるとちっぽけな星だぜ。こんだけ広い宇宙で‥なんで地球だけ狙われるのかちっともわからねえ」
レニー「改めて見ると、とても綺麗ね。なんか‥ここで生まれたわけじゃないのに、すごく懐かしい‥」
ミア「え‥? レニーさんは地球の方じゃないんですか?」
パイ「そうなのか? あたしはてっきり、いつもおろおろしてるお姫さんと同じ惑星の人かと思ってたぜ」
レニー「火星生まれなのよ、あたし。‥これって火星人になるのかしら?」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「火星人‥タコみたいなやつか?」
ジュン「連想するイメージが古いわよ、鉄也」

シロー「それを言ったらこの時代、スペースノイド‥宇宙生まれの人間の方が多いかもしれない」
※※アイナが仲間にいる場合、セリフ追加※※
アイナ「私もそうですよ、シロー。私たちも地球で生まれていたら‥もっと早く出会えていたかもしれない‥」
シロー「アイナ‥」
ランバ「あ~、はいはい、ごちそうさま。ブリッジでやることじゃないでしょうに」

クリス「もう誰がどこの星の人だなんて関係なくなってるわね」
バーニィ「異星人とかって、もっと恐ろしい恰好してるもんだと思ってたよ。おれたちと変わらないんだもんな」
ジョウ「ま、ダンガイオーチームはいろんな意味で恐ろしい格好だけどな」
パイ「は? どういうこったよ」
レニー「‥言及は避けましょ」
葉月「ふむ‥ルーツのようなものがあるのかもしれない」
ロール「ルーツ?」
葉月「うむ、始祖のことだよ。ここまで地球人と、他星の人間が近い‥いや、ほぼ同じだということは‥そのルーツが同じ、もしくは非常に近しい部分にあるのだろう」
ミア「じゃあ地球が‥?」
葉月「いや、それはわからないよ、アリスくん。もしかしたら地球人があとに生まれたのかもしれん。宇宙にはそれこそ無数の惑星があるのだからね」
ジュン「バイオハイテックの権威、葉月博士に戻った感じね」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「おれにはダンクーガと造った博士とは思えん。野生で動くというのはどういう原理だ?」

葉月「ん‥ゴホン。まもなく戦闘空域に入る。パイロット各員は所定の場所で待機!」(あとは龍の命がもってくれるかだが‥頼むぞ)

シャピロ(来るか‥沙羅。一度ならず二度までも‥この私に‥)
ケイム「シャピロ様‥! こんなところにおられたのですか? まもなく人間どもが我がディラドに上陸いたします。もっと奥へお入りください」
シャピロ「かまわん」
ケイム「‥沙羅という女のことが‥お気にかかっておいでのようですね、シャピロ様‥」
シャピロ「‥‥」
ケイム「沙羅というのは‥あなたあの星、地球にいたときに愛し合った女‥そして果てしない野望を追い求めていくあなたが、唯一‥小さな地球という存在に気がかりを抱かせてしまうもの‥」
シャピロ「‥なぜそれを?」
ケイム「‥そのようにディオレ様より伺っております」
シャピロ「‥ケイム! おごりだぞ‥!」
ケイム「シャ、シャピロ様‥!?」
シャピロ「私は‥私の内部を覗こうとするやつを許さん‥!」
ケイム「シャ、シャピロ様‥シャピロ様、私は‥私は耐えられないのです、シャピロ様、私は‥私はあなたを失いたくない‥」
シャピロ「‥‥」

ブライト「エクセレンくんの行方は分かったのか?」
エマ「暗黒空域の方としか分かりません」
万丈「暗黒空域‥ぼくは別ルートだったんだが‥実際どんなところだったんだい?」
洸「なにもないところだったんです」
亮「なにもないところ? 別に宇宙では珍しくあるまい」
ブライト「私から説明する。本来、アステロイドベルトだったはずの場所だ。だが、すべてが消滅したかのようになにもない‥そして通信系にも異常をきたした」
クワトロ「そのためにひびきくんたちの発見が遅れた」
洸「そしてそこは‥どこからともなく、あの謎の敵が現れるところだったんです」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「なんか気味悪いところだったよな‥いつまでもいたくないっていうか」
さやか「まったくね。でもそことエクセレンさんとの関係は?」

万丈「わからんね。だが、確実なのはひとつ‥あの謎の敵だ。ひびきくん、君と彼女‥それ以外だと、たしかキョウスケくんも‥」
洸「ええ、彼もエクセレンさんほどではないにせよ、あの敵が出てくると少し様子がおかしいようでした」
ボス「そういえば、このごろ少し変だっただわさ」
ロム「‥もしや」
ジェット「心当たりがあるのか? ロム」
ロム「いや、たしかディオンドラが、人の心を操る幻術を使えたはず‥だが」
※※キナが仲間にいる場合、セリフ追加※※
キナ「されたことあるよ、ロム。目を見ていたら‥急に自分で考えられなくなって‥」

レイナ「直接見なきゃ駄目なんでしょう? 兄さん」
大介「まさか敵が侵入したわけじゃあるまいしね」
沙羅そうさ、デッキでのエクセレンさんさ、なにかに憑っ憑かれてるみたいな感じだったけど‥あれは自分の意志だったよ」
雅人「ますますわけがわかんないなあ」
ブライト「‥冷たいようだが、エクセレンの事は後回しにする」
恵子「え!? ブライト艦長!?」
勝平「それはないんじゃねえの?」
バニング「我々にはすべきことがある‥探しに行く時間も、割ける人員もない」
忍「そういうこと。勝手な行動とる奴が悪いんだよ」
マリア「藤原くんが言うと、なんかあれだけど‥仕方ないか‥」
ドリル「状況が状況だしなあ‥まったく、タイミングの悪い姉さんだぜ」
宇宙太「よりによって今じゃなあ‥」
エマ「艦長!」
ブライト「なにか動きがあったのか!? エマ中尉」
エマ「小惑星の移動速度が‥落ちています!」
コウ「ええっ!? じゃあもしかして激突避けられるんですか!?」
万丈「‥いや‥多少時間的な余裕ができたくらいだな。もしかしたら‥誘いかもしれない」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「誘いか‥面白えじゃんかよ、いくらでも相手になっやるぜ!」

エマ「‥これは‥? それから電波攪乱の方も‥若干ですが弱くなっているようです!」
ブライト「ではガンドールとの通信が!?」
エマ「今はつながりませんが‥可能性はあります」
ブライト「よし、たとえ誘いでも‥我々に選択肢はない‥! 各員は出撃準備にかかれ!」

ファ「葉月長官、間もなくPLSブラックポイントです!」
葉月「通信は!?」
ファ「つながりません‥ですが電波攪乱が弱くなっています。うまくすれば‥」
アムロ「ブライトたちが生き残っていれば‥連絡も可能だということか」
カミーユ「縁起でもないですよ、アムロさん! 大丈夫、ブライトさんたちならうまくやってますよ」
キョウスケ「うう‥」
葉月「キョウスケくん!? どうした、体調が悪いとは聞いているが‥」
キョウスケ「長官‥早く‥早くあいつのことろへ‥!」
アムロ「あいつ‥? 誰のことだ?」
カミーユ「誰です?」
キョウスケ(もう手遅れかもしれん‥)

ブライト「敵襲!?」
???「‥‥」
ジュドー「また謎の敵かよ! しつこいぜ!」
バニング「大尉、どうする?」
クワトロ「ここは私とジュドーくんたちで抑える‥後のメンバーは先に突入を開始してほしい」
※※プルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プル「あたしも行く!」

忍「おれたちも出るぜ!」
ルー「え!? でもそれじゃ戦力が‥」
雅人「モビルスーツだけじゃきついんじゃない?」
亮「それに、またこの植物惑星から援軍が出てきても困る。突入組が挟み撃ちに合わんようにするためにもな」
沙羅「‥‥」
忍「いいのか、沙羅? 奴のこと‥確かめられなくなるけどよ」
沙羅「かまわないさ。かまわないよ‥忍」
【シナリオデモ終了】


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