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No.33A
ターンX起動

【シナリオデモ開始】
現在位置 月の首都ゲンガナム

アグリッパ「ええい、停電はまだ修復できんのか?」「月の首都ゲンガナムが停電するとはムーンレィスの歴史が始まって以来の不祥事ぞ!」
〔ブレーカーの作動音〕

〔通信のコール音〕

アグリッパ「ギム=ギンガナムか…」
ギンガナム「どうやらゲンガナムの電力は復旧したようですな」
アグリッパ(………)
ギンガナム「ターンXを久方ぶりに起動させましたが…」「小生もこれほどの騒ぎになるとは予想外でした」
アグリッパ「…貴公、月都市の電源異常がどういう賛辞を引き起こすか…知らぬわけではあるまい?」
ギンガナム「冬の宮殿で眠る者の数が減るだけのことでありましょう?」
アグリッパ(………)「そうまでして起動させたターンX…それを何ゆえ貴公に預けたか、わかっておろうな?」
ギンガナム「当然。地球から上がってくる∀と地球人共を潰すため…」「それこそが三千年もの間、月の部門を司ってきた我らギンガナム家の務めでもあります」
アグリッパ「よいか? 決して月を舞台にして戦さを行ってはならぬぞ」
ギンガナム「それは地球人に言われた方がよい。小生はあくまでも敵を迎え撃つだけであります」
アグリッパ(………)
ギンガナム「無論、全ては月の恒久の平穏のために」
アグリッパ「その言葉を口にしながら、何故貴公はティファ=アディールを私の下へ連れて来ぬ?」
ギンガナム「これはお戯れを。D.O.M.E.の封印を解くにはもう一つの鍵が必要であるはず」
アグリッパ(………)
ギンガナム「その鍵の名はディアナ=ソレル…」
アグリッパ(………)
ギンガナム「ご心配召されるな。女王は間もなく我が艦隊と接触される予定だ」
アグリッパ「な、何…?」
ギンガナム「いかがなされた? 我がギンガナム隊が女王陛下の安全を確保するのは至極当然のこと」「これで小生は数千年の間、我が艦隊をも寄せ付けなかったD.O.M.E.の封印を解くことが出来ます」
アグリッパ「き、貴公は…!」
ギンガナム「そして、ムーンクレイドルを我が手に収めた暁には地球侵略など一日でやってみせましょうぞ!」
アグリッパ(………)

現在位置 月軌道上・ギンガナム艦隊

ギンガナム「フン、アグリッパめ…」「このギム=ギンガナムとD.O.M.E.を接触させぬつもりだろうが、そうはいかぬ」
シャギア「ギム=ギンガナム…ティファ=アディールを連れて参りました」
ティファ(………)
ギンガナム「ほほう、そなたが…」
ティファ(………)
メリーベル「ねえ、こいつが例のニュータイプかい? ギム=ギンガナム!」
ギンガナム「そうだ。扱いは丁重にな」
ティファ(………)
メリーベル「ふ~ん…ニュータイプと言っても、ただの子供だね」
ギンガナム「だが、その力は絶大だ。カテゴリーFなどという偽者とは違ってな」
シャギア(……!)
ティファ(………)
メリーベル「確か、こいつら…戦争なんてしなくてもいい人種なんだよね?」
ギンガナム「黒歴史の記録によればな。だが、そんな特異能力者など今の世には不要な存在だ」
ティファ(………)
ギンガナム「何故なら、黒歴史が証明しているように…人は戦いを捨て去ることなぞ出来んからなあ!」「三千年待った夢がかなう…実戦の世が来たとな。フ、フハハハ…ハハハハハ!
【シナリオデモ開始】


サブタイトル
「ターンX起動」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
ミドガルド「ディアナ様、本艦はゲンガナムへのコースに乗りました」
ディアナ「………」
ミドガルド「御身には再び冬眠して頂くことになるかも知れません」
ディアナ「冬眠させ、そのまま穏やかな死ですか」
ミドガルド「そんな滅相もない」
ディアナ「それから…あなたはもう一つ嘘をついていますね」「この艦のコースはゲンガナムへ直行するものではない…」
ミドガルド「………」
ディアナ「私達が向かっているのは首都ゲンガナムではなく、月軌道上のギンガナム艦隊なのでしょう?」
ミドガルド「ディアナ様はさすがに聡明でいらっしゃる。そのとおりであります」
ディアナ「では、あなたの背後にいる黒幕はアグリッパではなく…ギム=ギンガナムでありましょう?」
ミドガルド「……左様で」
ディアナ「一度ならずディアナを暗殺しようとしたあなた方が…何故、今になって連れ戻そうとするのです?」「しかも、月の首都ゲンガナムではなく、ギム=ギンガナムの下へ…」
ミドガルド「………」
ディアナ「やはり、あなた方はムーンクレイドルにあるD.O.M.E.の封印を解くつもりなのですね…?」
ムーンレィス兵「ミドガルド様! 本艦を追撃するモビルスーツが出現しました!」
ミドガルド「来たか…!」
〔味方ユニット出現〕
ガロード「よっしゃ、見えたぜ!!」
アイザック「あの戦艦を補足する。我々の機体で四方を取り囲み、推進装置を破壊するんだ」
キッド「OK!」
アイザック「絶対に戦艦をこの宙域から逃がしたり、撃墜したりするんじゃないぞ!」
ミドガルド「こちらを捉えるつもりか! そうはさせん!」
〔敵ユニット出現〕
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
パーラ「何だ、あいつ…敵か!?」
ガロード「いや、違うぜ。あいつはカリスだ!」
カリス「お久しぶりです、ガロード…。そして、ヒイロ=ユイ」
ヒイロ「………」
ゼクス「カリス…? フォートセバーンでガロードやヒイロ達と戦ったという人工ニュータイプか」
ガロード「お前…身体の方は大丈夫なのかよ!」
カリス「ええ…あなた達のおかげで。それよりも、ティファがムーンレィスにさらわれたそうですね…」
ガロード「あ、ああ…」
カリス「ならば、彼女を取り戻すのに僕も協力します」
ガロード「い、いいのかよ!?」
カリス「ええ。過去の過ちを償うために僕はここまで来たのです」
ガロード「すまねえ、頼むぜ!!」
カリス「はい……」「…希望の灯は消さない!

<ミドガルドがマップ端へ到達>
ミドガルド「よし、このまま月軌道まで逃げ切るのだ!」
(→GAME OVER

<ミドガルドHP30%以下>
ミドガルド「ば、馬鹿な…! 推進装置が破壊されただと…!?」
ディアナ「これまでですね、ミドガルド」
アイザック「チェックメイトだ。ディアナ女王を返してもらおう」
〔敵ユニット出現〕
スエッソン「これは演習ではない。繰り返す、これは演習ではない!
ミドガルド「今の声はスエッソン=ステロのはずだ。名家の威光をかさに着た水ぶくれめ!
スエッソン「フハハハハ…卑しいお庭番ごとき輩はマヒローの近くにいられるだけでありがたく思え!
ディアナ「あれは…ギム=ギンガナムの軍勢…!」
ギンガナム「お迎えに参りましたぞ、姫様…」
ディアナ「迎えに来たなどと…白々しいことを。私をここまで連れ出すよう命じたのは貴公でありましょう?」
ギンガナム「…ソレル家がしでかした不始末はギンガナム家が正さねばなりません」「…それが代々ムーンレィスの武を受け持ってきた我が家の役割であります」
ディアナ「不始末…?」
ギンガナム「そうでありましょう。ディアナ・カウンターなどという市民軍に地球侵略など出来ますまい」
ディアナ「ギンガナム! 私が発案したのは地球帰還作戦でありました」
ギンガナム「…その問答は後ほど。今は姫様の身の安全を確保せねばなりますまい」「ミドガルド! 今のうちに艦を後退させ、姫様を月へお連れしろ!」
〔敵ユニット離脱〕
イサム「し、しまった!!」
ガロード「ま、待てぇぇぇっ!!」
ヒイロ「いや、今は奴を追っている余裕はない…」
〔システムの共鳴音〕
メリーベル「アハハ、ハハハ! ハハハハ!」「ギム=ギンガナム! あの白い翼のモビルスーツはガンダムって奴だね!?」
ギンガナム「おおぅ、そうだ。しかも、あのGX-9900の後継機らしきガンダムもいる…」「ここはXの称号を持つモビルスーツ同士…ぶつけてみるのも一興か」
メリーベル「大丈夫なの? ターンXってモビルスーツに乗るのは久しぶりなんでしょ?」
ギンガナム「そうだ…月と地球の最後の戦争以来だな」「スエッソン、待たせた。作戦はEマイナーだ」
スエッソン「さんざん待たせて…まあ、いいか。マヒロー部隊はEマイナーを実施させてもらうぞ」
ギンガナム「おうよ! Eマイナーでギンガナム部隊の初陣の花火を上げる!」「2500年も演習を続けてきた武門の家柄が! 市民共の寄せ集めの軍とは違うことを見せてやれ!
〔マヒロー隊、Eマイナーの陣を形成〕

<ギンガナムの乗るアルマイヤー撃破or敵増援1出現の次EP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
〔システムターンXの起動音〕

メリーベル「アハハ、ハハハ! アハハハ! ギム=ギンガナム! ターンXが動いたよ!! これ使えるのかな?」「まるで木偶人形みたいでさ、ギムには使えるよね、これ!
ギンガナム「発掘以来、研究している。任せろ
ガロード「何だ、あのモビルスーツ…?」
パーラ「ターンXだって…!?」
ガロード「X…? あいつもXって名付けられたモビルスーツなのか!?
ギンガナム「貴様のモビルスーツにXの称号は不要だ!
ガロード「調子に乗るな! XはXでも、こっちはDXだぜ!!

<ヒイロvsギンガナム>
ヒイロ「装甲材質、不明…。駆動システム、不明…。何だ、このモビルスーツは…?」
ギンガナム「美しいなぁ、その翼は! だが、ターンXのシャイニングフィンガーでむしり取ってくれようぞ!!」

<ヒイロvsメリーベル>
ヒイロ「………」
メリーベル「何だ、こいつ…無口な奴だね! だったら、叫び声を上げさせてやるよ!!」

<ヒイロvsスエッソン>
スエッソン「えぇい! こいつの動き…無軌道すぎて補足できんではないか!」
ヒイロ「戦場は常に変化する…。陣形にこだわるお前達に勝利はない」

<ゼクスvsギンガナム>
ゼクス「お前がムーンレィスの武門を司る人間だと!? 戦いを求めるお前は血に飢えた戦争屋に過ぎん!」
ギンガナム「言ってくれるな。では、その小生の血のたぎりは貴様の命で鎮めてくれよう!」

<ガロードvsギンガナム>
ギンガナム「相手がターンタイプのモビルスーツでないのが残念だが、ターンXの初陣である!」
ガロード「ターンタイプのモビルスーツだって!?」

<ガロードvsメリーベル>
メリーベル「アハハハハ! あたしが遊んでやるよ、Xのモビルスーツ!」
ガロード「くそっ! ちょこまか動き回りやがって!」

<J9vsギンガナム>
ギンガナム「ほう、こやつらが黒歴史の彼方から現れたというイレギュラーか!」
ボウィー「何だ何だ、この時代錯誤な奴は!?」
お町「こういうタイプに関わるとロクなことがないから、サラッと流しちゃってよ、キッドちゃん」
キッド「いや、こいつはどうもそう簡単にはいかない相手のようだぜ!」

<イサムvsギンガナム>
ギンガナム「そんなきゃしゃな機体でこのギンガナムとターンXが討てると思っているのか!!」
イサム「チッ…確かに、そのお言葉どおり…一筋縄ではいかねえ相手らしいな!!」

<ガルドvsギンガナム>
ギンガナム「ほほう…! その機体に流れる脳波的なもの…ターンXの操縦系統と似ているな」
ガルド「!? こちらの機体を分析しているのか…?」

<メリーベル撃破>
メリーベル「ちくしょお! 次はこうはいかないよ!」

<ギンガナム撃破orHP70%以下or敵増援2出現の3ターン後のEP・勝利条件達成>
※※撃破orHP70%以下にした場合、セリフ追加※※
ギンガナム「ほう、なかなかやるな」

ギンガナム「起動テストはこれぐらいでいいだろう。おかげで良いデータが取れた」「∀の前哨戦としては満足行くものであったぞ、ふはははは!!」
〔敵ユニット離脱〕
パーラ「ガロード、∀って…?」
ガロード「そっか、お前は知らなかったよな。ロランのホワイトドールのことだよ」
ゼクス「ターンX…凄まじい力を持ったモビルスーツだった…」
ヒイロ「ターンXと∀…この2体、何か関係があるのか…?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 移動中

トニヤ「ブライト艦長…ラー・カイラム、大気圏を離脱しました。ブースターを切り離します」
トーレス「前方の宙域に味方機の反応あり。先行した追撃隊です」
ブライト「よし、直ちに彼らを回収しろ」
トーレス「了解です」

キエル「そうですか…。結局、ディアナ様を助けることは出来なかったのですか…」
アイザック「すまん、キエル嬢…」
キエル「いえ…あなた方のせいではありません…」
アムロ「それにしても…ヒイロ達が接触したターンXとはいったい…?」
ロラン「ハリー大尉は何か知らないんですか?」
ハリー「月のマウンテンサイクルから発掘されたモビルスーツだと聞いてはいるが…」
グエン「! 月にもマウンテンサイクルがあるのですか?」
ハリー「ああ。ディアナ・カウンターの地球帰還作戦に合わせて…」「ギンガナム軍は独自にモビルスーツを発掘していたようだ」
グエン(………)
カツ「月のマウンテンサイクルって地球以上に色々な機体が埋まっていそうですね」
エマ「どうして?」
カツ「僕達の時代の月に存在していたアナハイム・エレクトロンクスの工場なんかが…」「まるごと遺跡になっているかも知れませんから」
エマ「なるほどね…」
アムロ「ムーンクレイドルとマイクロウェーブ送信施設が現存しているくらいだからな。ありうる話だ」
グエン(………)(…ならば、月へ行けばさらなる力を手にすることが出来るな…)
ボウィー「それにしても、あのターンXって奴…」「見た目はモビルスーツなんだけど、何つうかこう…ヤな感じがするんだよねえ」
ガルド「こちらの機体性能を解析しているような素振りも見られた」
アムロ「ニュータイプ専用のモビルスーツだとでもいうのか?」
ガルド「そういうわけではないと思うが、先程の戦闘データからターンXには…」「YF-21と同じく、脳波をフィードバックするシステムか…」「サイコミュに似たシステムを搭載している可能性があると予測される」
アムロ(………)
イサム「何にせよ、ヤバい奴だってのは確実だな」
お町「あれに乗ってたギンガナムって男も含めてね」
イサム「そうそう。あいつら、何か変なんだよなあ…妙に時代がかっててさ」
お町「言えてるわね。それにEマイナーがどうのこうのってギターのコードじゃあるまいし」
ヒイロ「ギンガナムという男はターンXと∀に何か関係があるようなことを言っていた」
ロラン「∀…ホワイトドールと?」
アムロ「GXにか…」
アイザック(………)
リリ「ディアナ様の代わりを務めていらしたキエルさんは何かご存じないのかしら?」
キエル「いえ…」
リリ「では、ジャミルさんなら、そのターンXという機械人形について何か知っておられるかも知れませんわね」
グエン「ジャミル殿が…?」
リリ「ええ。あのお方は昔、GXに乗っていらしたんでしょう?」「それに…私達の知らない秘密をまだ隠されておられるご様子ですし」
キエル(………)
アイザック「…そうだな。あの男から真相を聞き出す時が来たようだ」

ガロード「カリス、助かったぜ」
カリス「いえ…君達が僕にしてくれたことを思えば、これでも足りないぐらいです」「それにあなた達に協力することは、多くの人達のためでもありますからね…」
ガロード「お前も色々あったみたいだな…」
カリス「ええ…」
ジュドー「でも、元気そうで良かったぜ。フォートセバーンの時は大変だったからなあ」
カリス「…あの時は本当にご迷惑をおかけしました」
ウッソ「いえ、気にすることなんてありません。あなたが無事なら、それでいいんです」
カリス「しかし…僕は…」
デュオ「ほらほら、そういうしめっぽいのはナシ」「俺達の部隊じゃ、敵に回ってた奴が味方にあるなんて良くあるんだからさ」
五飛「ああ…」
ヒイロ「まったくだ」
デュオ「って、お前らが言うなよな…」
ジュドー「何いってんの。バルマー戦役ん時は3人とも敵だったじゃん」
デュオ「そういや、そうだったっけな」
ルー「ところで、カリス…身体の方は大丈夫なの?」
カリス「ええ、治療のおかげで…。何とか力も失わずに済みました」
ガロード(………)「なあ、カリス。ニュータイプの力って…そんなに必要なものなのかな?」
カリス(………)
ガロード「ニュータイプの力なんて…人を不幸にしているだけのように思えるんだ」
カミーユ(ガロード……)
ガロード「ティファだって、あの力がなければ、平和に暮らせてたかも知れない…」
カリス(………)
ガロード「誰かがニュータイプは人類の革新だって言ってたけど…」「俺にはそう思えない。今のままじゃ戦争に利用されてるだけじゃないか」「そんなものなくったって、俺は………」
カリス(………)
ガロード「あ、違うんだ…カリスのことを言ってるんじゃないんだ…」
カリス「…あなたの言ってることはわかります」「確かに、ニュータイプの力は人を不幸にするだけなのかも知れませんね…」
ガロード(………)「でも、ガロード…僕は君に出会ってわかったことがあります」
ガロード「わかったこと…?」
カリス「ええ。どんな状況でも希望を捨てない…それが未来を切り開く原動力だということです」
ガロード「カリス……」
【シナリオエンドデモ終了】

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