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シーン5「百鬼帝国の脅威」編
No.27
戦場は、大空高く

<ラスト 百鬼科学要塞島>
ゲッターGの奪取に失敗した、百鬼帝国のブライは
百鬼科学要塞島で猛攻をかけてきた。
激しい対空砲火の中、龍は鬼の本拠地に乗り込む。


サブタイトル
「戦場は、大空高く」


【戦闘マップ開始】
ブライ「あと…10分といったところか。ククク…この要塞島で、ガンドール隊もろとも日本を踏みつぶしてくれる。あやつらさえ倒してしまえば、あとは…」
〔味方戦艦出現〕
葉月「抜けた…! 百鬼の要塞島だ…!」
ドモン「フッ…ここが百鬼帝国の本拠地か。こんなもので、ノコノコ現れたところで…俺たちが倒せるとでも思っているのか?」
レイン「大きければいいってものじゃないわよ」
ブライ「ぬうおっ! ガンドールだと!? まさかこの要塞島の対空砲火の中を抜けてきたというのか!?」
竜馬「チェェェェェンジ・ドラゴンッ! スイッチ・オンッ!」
〔味方ユニット出現〕
ブライ「ゲッターロボか! まさかそちらから出向いてくるとはな!」
隼人「首洗って待ってろって言わなかったかい? 鬼の大将さんよ!」
弁慶「おおっしゃ! 覚悟しろよ!」
ブライ「このブライをなめるか…人間ふぜいがっ!」
クリス「いたた…」
マリ「向こうは盛り上がってるけど…」
ちずる「もう、死ぬかと思ったわ」
※※ジョウが仲間にいる場合、セリフ追加※※
レニー「まったく、こんな作戦よく実行するわね」
ジョウ「俺は細かい事するより、こっちの方が好きだぜ」
マイク「そりゃ兄貴はそう言うだろうけどさ」

十三「せやけど、やろ思たらいけるもんやな」
マーベル「…何回もやりたくないけどね」
大作「こっからですたい! みなさん、がんばっていきまっしょ~!」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「さあ正念場だ…時間もあまりない…!」
ジュン「ここまできたら、とことんやるわよ、鉄也!」

アムロ「出るぞ、アマダ少尉、カミーユ、ナンブ!」
カミーユ「はいっ」
キョウスケ「了解。中央突破か。…とはいえ、こんな状況ばかりだったがな」
シロー「敵は面食らってる…体勢が整う前に倒したいな」
※※アイナが仲間にいる場合、セリフ追加※※
アイナ「シロー…私も…」
シロー「アイナ…そうだな、いっしょに戦おう…!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〈出撃ユニット選択〉
葉月「みんなよく聞くんだ! 百鬼帝国の要塞島が日本へ到着するまで、あと10分しかない! なんとしてもそれまでに敵を壊滅させるんだ!」
ブライ「笑わせてくれる…! やってみるがいいっ! 人間ども!」
<戦闘開始>

<2EP・敵増援1出現>

ブライ「もっとはやく援護を出さんか!」
〔敵ユニット出現〕
バーニィ「さすが敵の本拠地…いろいろ積んでるな」
クリス「バーニィ! 感心してる場合じゃないわよ!」

<4EP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
ヒドラー「ブライ大帝様! ここは私にお任せを!」
ブライ「うむ。頼んだぞヒドラー元帥。なんとしてもガンドール隊の息の根を止めるのだ!」
チャム「ショウ! またまた来たよォ!?」
ショウ「見ればわかる! 前が見えないから後ろへ行ってろ! チャム!」
ブライ「想像以上に押されている…? バカな、ありえん…!」

<5PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
ロール「ダンガイオー、見っ参っ!」
ランバ「あいたたたた…、ちょっと…」
パイ「おい! ここってピンポイントで戦闘の真っ最中じゃねえかよ!」
ミア「さすがターサン博士って言いたいけど…」
ランバ「もう! 最前線ど真ん中にワープさせる事ないじゃない!」
豹馬「なんだあ? 突然?」
ミア「ギルが…地球に向かってるって…! ターサン博士がワープビームで送ってくれたんです」
キョウスケ「ギル=バーグ…宇宙海賊バンカーか…!」
葉月「すまないが、詳しい事情は後だ! とにかくそのまま戦闘に参加してくれ」
※※ジョウが離脱している場合、セリフ追加※※
パイ「増援は私たちだけじゃないぜ!」
〔味方ユニット出現〕
レニー「は~びっくりした! ここは…ってジョウ! マイク! 戻ってきたけど、ここて…!」
マイク「いってえ~、もっとまともな降ろし方はできなかったのかよぉ。レニーはなに騒いで…わっ! あ、兄貴っ!」
ジョウ「ここは…敵の浮遊要塞の上!? あのじじい、ほんとに直接送り込みやがったのかよ!」
アムロ「マヤくん、コイルくん、アイくん!? いままでどこに!?」
ジョウ「おう、アムロさんよ、真打ち登場ってとこだ。ワープビームっていう便利なもんで、月面旅行から帰ってきたぜ!」
マイク「あのじいさん、できる限り近く…とは言ったけど、ど真ん中はないよなぁ」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
ジュン「なかなかいいタイミングで来てくれるわ」
鉄也「ああ、この戦い…決まりだな」

ヒドラー「ワープだと? ぬぐう…このままでは、やられてしまう…」

<5EP・敵増援3出現>
ブライ「ぬぐぅ、忌々しいやつらじゃ。こうなればわしが相手になってくれるわ!」
〔敵ユニット出現〕
隼人「現れやがったな、ブライ大帝!」
リョウ「百鬼帝国も今日で終わりだ!」
ブライ「フハハ、口だけは達者なようだな」
弁慶「口だけなのは、そっちじゃないのか」
ブライ「わしの真の力を見てからものを言うのだな」

<6EP・第3軍増援1出現>
[デモムービー「飛影登場」]

〔味方ユニット出現〕
飛影「……」
キョウスケ「飛影だ!」
隼人「ほう、真打ちのご登場か」
レニー「言われてるわよ、ジョウ」
ジョウ「くそっ、今に見てろよ! だがよ、この戦い…もらったぜ!」

<ジョウorレニーorマイク気力110以上>
※※ジョウと合体の場合のセリフ※※
[デモムービー「黒獅子合体」]
〔ジョウ、合体〕
ジョウ「飛影…来たか! 合体だぜ!」
※※レニーと合体の場合のセリフ※※
[デモムービー「鳳雷鷹合体」]
〔レニー、合体〕
レニー「飛影が…! よぉし、いくわよっ!」
※※マイクと合体の場合のセリフ※※
[デモムービー「爆竜合体」]
〔マイク、合体〕
マイク「こうなりゃこっちのもんだ! いくぜ!」


<ブライ撃破>
ブライ「まさかこのわしが…百鬼帝国の誇る要塞島が…! 信じられん…わしは認めん、認めんぞ!」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「おまえが認めなくとも、事実は事実…! 鬼は地獄がお似合いだ…!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット撃破〕
隼人「あとはこの要塞島を落とせば、終わりだな」
竜馬「しかし、俺たちの戦いはまだ、終わったわけじゃない…」
弁慶「そうだな…」

<ヒドラー撃破>
ヒドラー「ブ、ブライ大帝っ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ギャリソン「ブライ大帝が居座っておりました地点の真下が…どうやら動力室のようでございますな」
葉月「よし、損傷の少ない機体は、そのまま爆薬をセットしに行ってくれ。損傷度が高い機体は回収を急ぐんだ。時間がないぞ!」
竜馬「百鬼帝国との戦いも…これで終わりだな。長かったが」
弁慶「一時はどうなるかと思ったがな。ま、一件落着だぜ」
※※ジャックが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ジャック「チェックメイト。…少し焦ったけどネ」

隼人「地獄の鬼か…。しかし、鬼とはいえ、人間とさして変わらないように見えたがね。偶然か…?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

竜馬「要塞島が…落ちる…!」
隼人「ブライの特攻も、俺たちの特攻の前には太刀打ちできなかった…というわけだな」
弁慶「終わりじゃい、これでな」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「妖魔にキャンベル、そして鬼どもか。だいたいの敵は片付いたと言っていいだろうな」
ジュン「でも鉄也。まだ…」
鉄也「そうだな。甲児くんとともに倒したはずのDr.ヘル…おそらくはその黒幕のミケーネがおとなしいのは気になるな」

キョウスケ「しかし、葉月長官はもうジャブローへ突入すると言っていたが…」
豹馬「いいんじゃないの? Dr.ヘルとかいう奴って、前回兜と剣の二人で一度倒したんだろ? 未練がましく出てくる奴らの実力なんて、たかが知れてらあ」
大作「そうたい。先を考えんと」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「そうであってほしいがな。…たしかに今はジャブローのことを考えねばならんか」

神宮寺「お、こんなとこにいたか。おいおい、百鬼の浮き島を眺めてる場合じゃないぜ! ジャブローの南側に、百鬼やらキャンベル星人のロボットがいるらしいぞ」
ちずる「ええっ!? どういうこと!? キャンベル星人はたしかに…」
弁慶「目の前で要塞島が燃え落ちてるってのに、信じろって言われてものう」
マリ「ともかくブリッジへ上がってください!」
キョウスケ「了解…いやな感じだな、まだまだ終わりは遠い…か」

ハマーン「まさか…コロニーを止めるとはな。地上もだいぶ落ち着き始めたか…頃合いだな」
マシュマー「お呼びでございましょうか、ハマーン様」
ハマーン「異星人の侵略騒ぎで、連邦は混乱している。こちらも少なからず影響を受けてはいるがな。マシュマー、新型を率いて、ロンド・ベルを落とせ」
マシュマー「はっ! …ハマーン様、地上の方はいかがお考えなのでしょうか? 我が隊の者を向かわせ、地上と宇宙、同時に連邦の主力部隊を叩くのも一興かと」
ハマーン「案ずるな。もうジャブローへは部隊を送ってある。グレミーをな。それに…ティターンズの生き残りで面白い者がいる」
マシュマー「ティターンズ…ですか? いやそれよりもグレミー=トトを…!? ハマーン様、無礼を承知で申し上げます、あの者は…」
ハマーン「…わかっている」
マシュマー「は? それではどうして…」
ハマーン「見てみたいのだ。あれがどう動くのか…をな。そなたはロンド・ベル打倒に全力を注いでくれればよい…期待している、マシュマー」
マシュマー「もったいなきお言葉…! マシュマー=セロの名誉にかけて、必ずやご期待に応えてみせます、ハマーン様…!」

※※No23でジョウが離脱している場合、セリフ追加※※
ジョウ「まったくよぉ、京都の一角ごと、月まで吹っ飛ばされたときはどうしようかと思ったぜ」
マーベル「街ごとねえ…笑えない性能ね、メガノイドの装置は」
ショウ「ああ。以前ほどの力はないって話だが、安心はできないな」
マイク「でも運がよかったよね」
レニー「向こうへ行った時期が早かったから、ターサン博士…あ、ダンガイオーを作った博士よ。その人にワープビームで送り返してもらったの」
マイク「便利だけど、最前線にドカン…は勘弁してほしかったけどね」
ジョウ「なに言ってやがんでえ、マイク。そのおかげで百鬼帝国との決戦に間に合ったんじゃねえか」

ランバ「あいかわらず地上も大混乱って感じだね」
バーニィ「これでも少し落ち着いてきた方だよ」
パイ「宇宙は宇宙で、植物惑星とかいうのも現れやがっ…」
ミア「パイ!」
シロー「ん?」
パイ「あっちゃ~、つい。悪い!」
ミア「な、なんでもありません」
※※アイナが仲間にいる場合、セリフ追加※※
アイナ「なんなのですか? その植物惑星というのは?」

シロー「もしかして、宇宙に新たな敵勢力が?」
ランバ「少し前までは、小さな隕石の固まりだったんだけど…なんか、だんだん大きくなって地球へむかっているらしいの」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「フッ、皮肉なもんだな…コロニー落としを阻止している間に、植物惑星が近づいていたとは…」

ミア「ブライト艦長には考えがあるみたいでした だから、みんなにはまだ伝えるなって…」
シロー「そうか、とにかく葉月長官には知らせておいた方がいいかも知れないな…」
パイ「ま、ここらへんで言っておいてもよかったんじゃねぇか?」
ミア「そうかも知れないわね」

葉月「その植物惑星の件なのですが…」
ブライト「本当に申し訳ない…長官。別に無理に隠していたわけではないのです。ただ…」
葉月「わかっていますよ、ブライト艦長。私の関心は、あなたがその事実を黙っていたということではありません。その植物でできた惑星の正体と…今後の対策です」
ブライト「その通りですな。データの方が転送しておきます。今のところ、大きな問題はありませんが、調査隊に対して、危害を加えてきた事は確かです…人型の兵器で」
アムロ「他の敵勢力の動きはどうなっている?」
ブライト「ほとんどの勢力の動きは、沈静化しているがまだまだ予断を許さん。それに、コスモ貴族主義を掲げるクロスボーン・バンガードなどの新しい勢力の情報も確認している」
アムロ「宇宙には新たな敵勢力、地上には倒したはずの百鬼やミケーネのメカがジャブローにいるという… 俺たちの戦いはいつまでつづくんだろうな」
ブライト「違いない。やっかいな話だよ。む…そろそろ戦闘空域に入る。すまんが、降下したネオジオン部隊はまかせる…葉月長官、よろしくお願いします」
葉月「おまかせください。ブライト艦長の方こそ、ご健闘をお祈りします…!」
ブライト「お互いに、ですな」

ギニアス「ついに…! ついに…フ、ハハハハハ…完成した…私の…我が子アプサラス…!」
ザビーネ「完成しただけでは…兵器として役に立つかはわからん」
ギニアス「ザビーネ殿! 貴殿には感謝している。これで…これで連邦どもの鼻をあかしてやれる…!」
ザビーネ「私ではなく…鉄仮面に言うのだな。私は貴公の様子を見に来ただけにすぎん」
ギニアス「フ、フフ、フフフフフ。見せて差し上げよう…私のアプサラスの力…フフフフフ」
ザビーネ「…これがアプサラス完成型。なるほど、ネオ・ジオンが計画を破棄しただけあって、おぞましい姿だな。…そういう意味では鉄仮面とかわらんか」
ギニアス「残った戦力を結集して、ジャブローを落とす…! アイナ、見ているがいい…私のアプサラスの力を…! フハハハハ!」
ザビーネ「……」

ファ「いよいよジャブローに再突入ですね」
葉月「その前にカワサキシティで補給を受ける事になっている」
万丈「確か川崎にはナデシコがいるって話でしたね」
葉月「ああその通りだ。そのナデシコだがこの度、正式に連邦軍に配属される事になった」
クリス「どういう事ですか?」
葉月「詳しくはわからんが、ネルガルの目的はあくまでも、火星奪還…スキャパレリプロジェクトだ。正式に軍属になることで、軍の力でも借りようというのが、ネルガルの本音だろう…」
アムロ「ナデシコだけでは、火星奪還は無理だという事か…」
葉月「我々もいずれ火星には行かねばならんと考えているが…」
カミーユ「現状、火星開拓基地のハザード長官の事は、後回しになっていますからね」
シロー「それに、火星に行くといっても、そうやすやすといけるものじゃない」
バーニィ「ボソンジャンプとかいうの使えば、簡単にいけないものなのかなぁ」
クリス「生体ボソンジャンプは中の乗組員の命に関わるんじゃなかった?」
アムロ「ああ。以前、ボソンジャンプした連邦の戦艦の乗組員は全滅してたらしいからな」
葉月「いずれにせよ火星に行くのは、当分先になりそうだな…」
〔扉の開閉音〕
ジョウ「ふう…黒獅子の整備、終わったぜ」
万丈「ご苦労さん」
マイク「これでジャブロー再突入の準備もばっちりだな、アニキ」
アレンビー「あれ? でもジャブローと方角が違うみたいだけど…?」
バーニィ「カワサキシティで、補給を受けてからだってさ」
葉月「川崎に着き次第、マヤくんたちにも物資の積み込みを手伝ってもらいたい」
レニー「人手不足なんですよね」
葉月「積み込み作業が終わったら、街へでて休んでてくれていいよ」
マイク「やりぃ!」
レニー「それじゃ私、買い物に出かけよっと!」
アレンビー「私も付き合うよ」
万丈(僕はネルガルに探りを入れてみるとするか…)

ムネタケ「いつまでも軍艦のクルーが民間人という訳にはいかないでしょ!」「本来なら全員お払い箱だけど、今回は特別にアタシが! アタシのナデシコの為に、皆さんを軍人に取り立ててもらうようにお願いしたわけ」
ルリ「誰が頼んだわけ?」
アカツキ「ま、いいんじゃない? ぼくたちは地球の平和のために戦っているんだろ? それを組んで、ムネタケ提督は来てくれたんだしさ」
メグミ「だったら今までみたいに、共同戦線って形でいいじゃないですか?」
ムネタケ「今までとは状況が違うの。いつまでも軍がこれほどの戦艦を放っておけるわけないでしょ」
プロスペクター「この艦を降りても、不愉快な監視がつくだけですし…」
ルリ(ムネタケ提督…急にこの人を呼んだのは…誰?)
ミナト「いきなりそんな事いわれてもねぇ」
エリナ「あなたたちには、地球を守るための能力がある…ナデシコはそれを生かす事のできる艦…地球の平和を守りたい…火星の人を解放したいって思ってるんだったら、選択肢は一つしかないんじゃない?」
ルリ「……」
メグミ「アキトさんはどうします?」
アキト「え? 俺? 戦争、仕事にしちゃうのはなんか違う気がすっけど…」
ムネタケ「ああ、あんたはいいの」
アキト「いい?」
ムネタケ「そっ、もともとあんたは臨時のパイロットだったんだし、いつまでも素人に、エステ任せるわけにはいかないでしょ?」
ユリカ「じゃあ、アキトはコックに専念…?」
ムネタケ「余分なコックは必要ないの」
アキト「…ナデシコ、降りろって事っすか」
ムネタケ「ここはあなたの居場所じゃないって事よ」
アキト「……」
ユリカ「…アキト…」

アキト「メグミちゃんまで一緒にナデシコ降りることなかったのに…、これからどうするの?」
メグミ「…アキトさんは?」
アキト「コックかな…。でも、またパイロット崩れって言われたりして…。俺って『なんかになりたい』っていうのはいいけど、結局誰もお呼びじゃないんだよな」
メグミ「そんな事ないですよ」
エリナ「そうそう。私達がお呼びじゃ、ダメ?」
アキト「……」
メグミ「そんなこと言ってアキトさんを監視する気ですね!」
エリナ「どう? あなたにしかできない仕事があるの」
アキト「俺にしか…?」
エリナ「木星トカゲがチューリップで一種の瞬間移動、つまりボソンジャンプを行う事で、ほぼ無尽蔵の攻撃を仕掛けている事は知っているわね?」
メグミ「それがどうかしたんですか…!?」
エリナ「ネルガルは連邦軍とは別個にこのシステムの解明を急いでいるの」
アキト「俺になんの関係が…?」
エリナ「木星トカゲはハナから無人兵器だし、クロッカスもクルーは全滅していた。なぜナデシコだけが生物を生きたままボソンジャンプさせる事ができたのか」
万丈「それで、テンカワくんがその鍵を握っている…と」
アキト「万丈さん!?」
エリナ「どうしてあなたが、ここにいるの!?」
ビューティ「わたしたちもいるわよ?」
メグミ「ガンドール、川崎に来てるんですか?」
レイカ「さっき着いたところよ」
トッポ「せっかくだから、街へでようってね」
万丈「それはそうと、さっきの話のつづきが聞きたいね」
イネス「ボソンジャンプとテンカワくんの関係ね」
アキト「イネスさんまで? どうしてここに?」
エリナ「私達の実験に興味を持ってくださって」
イネス「この人達は生体ボソンジャンプを実現したいのよ。人間を乗せた兵器を火星や木星に送り込めば、戦況は変わる」
エリナ「木星側も生物をボソンジャンプさせる事には成功していないわ。彼らがその技術を得るより前に我々がその上を行かなければ!」
トッポ「彼らって? 木星トカゲのこと?」
エリナ「…! そ、そうだけどなにか?」
ビューティ「木星トカゲって、正体不明なんじゃなかったっけ?」
レイカ「そうね。もしかしてネルガルはなにか知ってるのかしら?」
エリナ「別に、知ってるわけじゃないわよ…!」
トッポ「ほんとに知らないの~?」
エリナ「無人兵器をつくった人間がいる事くらい、あなたたちだって想像つくでしょ! 誰かは知らないけど、その人たちの事を『彼ら』って言っちゃいけないの!?」
ビューティ「そんなに怒鳴らなくても…ねぇ」
万丈「アキトくんに何か生体ボソンジャンプの手がかりが?」
アキト「お、俺には特別な力なんてないはずだけど…」
エリナ「いいえ、貴方には間違いなく不思議な力がある。地球にはそれが必要なの」
メグミ「なんでアキトさんなんです! アキトさんはただのパイロットですよ!」
エリナ「テンカワくん、この石に見覚えはある?」
ビューティ「わぁ! キレイな青い宝石じゃない?」
エリナ「ただの宝石じゃないわ。これは…夢のかけらよ…」
万丈(なるほど…夢のかけら、ね)
エリナ「これは“CC”、チューリップ・クリスタルと呼んでいるけど、火星で発見された…」
アキト「あ…」
エリナ「見た事あるのね…」
アキト「父さんの形見と同じだ…火星でなくしたけど…」
エリナ「それで? あなたの“CC”はどうしたの?」
アキト「え…あ?」
エリナ「これらのクリスタルはチューリップと同じ組成で出来ているの。あたしの仮説…“CC”はボソンジャンプのトリガーである! あの日、あなたは飛んだんじゃない? 火星から地球へ…」
トッポ「あの日って?」
アキト「火星のユートピアコロニーに…チューリップが落ちた日…」(俺がアイちゃんを救えなかったあの日…気が付いたら地球にいた…)
万丈「そのチューリップ・クリスタルが、アキトくんを火星からジャンプさせたと?」
エリナ「ええ、そうよ…これを使えるのはアキトくん…あなたしかいないのよ」
アキト「そんな事言われても…」
エリナ「あなたは過去に2度、生体ボソンジャンプを経験してるのよ…」「さっき言ったユートピアコロニーの時と、この間ナデシコを火星から、地球へジャンプさせた時…」
万丈(生体ボソンジャンプには、CCとテンカワくんが必要なのか? しかし、なぜ彼なんだ?)
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

レイカ「なに!? 爆発音!?」
メグミ「木星トカゲ!? どうしてこんな所に…」
ビューティ「まさか、ガンドールとナデシコを狙って?」
イネス「はたして、そうかしら…」
万丈「どういう意味です?」
イネス「ナデシコ、ガンドール以外にも、木星トカゲが攻撃対象にするモノがあるんじゃないかしら?」
万丈(アトモ社…やはりネルガルか…!)
【シナリオエンドデモ終了】


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