TOP PAGEへ

シーン6「ジャブロー奪還」編
No.28
夢の欠片

<ファースト カワサキシティ>
ジャブロー再突入の前に、カワサキシティで
補給を受けていたガンドール隊だったが、
木星トカゲの襲撃を受ける…。


サブタイトル
「夢の欠片」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔敵ユニット出現〕

ジョウ「くそっ、休む間もねえのかよ!」
レニー「ふう…せっかく、ショッピングに出かけようって言ってたのにね」
アレンビー「そうだよ、まったく」
ドモン「ふん、文句は敵にでも言うんだな、アレンビー」
葉月「すまん! 準備の完了したものから、出撃してくれ」
アムロ「敵の確認は!?」
ルリ「木星トカゲです。それから…宇宙海賊バンカーのメカが若干数」
人工知能「……」
アキト「宇宙海賊バンカー!? なんでそんな奴らが…」
ミア「バンカー…!? みんな、準備はいい?」
ロール「あ、ちょっと…」
パイ「買いもん行こうなんて浮かれてるから、出撃が遅れんだよ! バンカーも来てやがるんだ! …たぶん、とり逃がしたギルが連れてきた連中だぜ!」
ランバ「なんか、月のフォン・ブラウンでも、買い物に行こうとしたとこで襲われてるのよねえ」
〔味方ユニット出現〕
ロール「おおっ! ダンガイオー! 見参ッ!」
ガイ「む!」
リョーコ「艦長! こっちも出撃するぜ!」
ユリカ「お願いします!」
〈出撃ユニット選択〉
〔味方ユニット出現〕
ガイ「エステバリス! 見っ! 参っ!」
ルリ「バカ…」
ヒカル「こっちも見参! さて、いっちょやってやりますかぁ~!」
ガイ「おーし! 俺様がテンカワの分までバリバリ、トカゲどものメカを片付けてやるぜ!」
リョーコ「げっ! トンボがいるじゃねぇか。あいつのディストーションフィールドはうっとうしいんだよなぁ」
ヒカル「だいじょぶ、だいじょぶ! こっちにはフィールドランサーがあるもんね~」
ガイ「そのとぉぉりっ! 俺様のゲキガンランサーの前に敵はなぁいっ!」
ユリカ「アキト、安心してね! あなたは私が守ってみせるから!」
アキト「……」
万丈「まさかここで戦闘に入ってしまうとはね…! この場所は危険だ! 避難するんだ!」
メグミ「もう、アキトさんには関係ない事でしょ!? シェルターに急ぎましょ!?」
<戦闘開始>

<3EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
???(テツジン)「……」
アキト「え…!? あ、あれって…!」
ヒカル「なにあれ? …ゲキ・ガンガー?」
ガイ「も、もしかして、俺さまのためにゲキ・ガンガーが!?」
ミナト「なら、バッタとか連れてこないでしょ!」
パイ「知ってるロボットなのかよ!?」
豹馬「おいおい! まさかバンカーの新型とかじゃねえだろな!」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「可能性はあるな。…いままでの虫型とは明らかに違う」

ウリバタケ「宇宙海賊がなんでゲキ・ガンガーみたいな敵を送り込んでくるんだ!? 違うだろ!」
ユリカ「ゲキ・ガンガー…アキトやヤマダさんが好きなアニメの!?」
ショウ「アニメ!? なんでそんなのが…」
キョウスケ「冗談みたいな展開だが…冗談では済みそうもないな」
隼人「同感だ。だが、笑ってばかりもいられんぜ、リョウ」
竜馬「ああ、かなりのエネルギー値だ。…来るぞ!」
葉月「各機、姿形に惑わされるな! 迎撃!」
イネス「地球側が、生体ボソンジャンプの実験を開始している事に気付いたのね…そうなれば、考えられるのは…実験の妨害…そして破壊……」
エリナ「それで、木星側はここに新型を送りこんできたってわけ…」
アキト「……」

<テツジンHP50%以下・敵増援2出現>
???(テツジン)「……」
リョーコ「結構追い込んだんじゃねぇのか?」
神宮寺「でも敵さんはまだまだ、やる気みたいだぜ」
マリ「無人兵器だから、引き際ってものを知らないのね」
万丈(無人…? いや、あの動き…無人機のものとは思えない…)
メグミ「アキトさん! ほら、みんながいれば大丈夫ですよ! 早くシェルターに!」
アキト「…ゲキ・ガンガー…?」
〔敵ユニット出現〕
ガイ「なにぃ!? 今度はウミガンタイプかよ!」
???(マジン)「……」
アムロ「同型…!? どういうことだ? どっちが…」
シロー「バンカーと木星トカゲ…どっちの軍だ!?」
プロスペクター「…ボソンジャンプ! ということは…木星トカゲ軍、ですな」
ドモン「新型というわけか。…ここに来て、面倒なやつらだ」
ルリ「新たな敵影。…来ます」
ユリカ「ええっ!?」
〔敵ユニット出現〕
ミナト「また!? トカゲの新型、まだ出るのぉ!?」
ルリ「識別コード、違います。あれは…」
ギル「クク…ククククク」
ロール「ブラッディ…!」
パイ「こんの野郎! お互い見失っちまったが…ここで出てくるかよ!」
ミア「ギル…!」
ギル「フハハハハ…俺にも運が向いてきたようだな!」
ランバ「もう! ずっと隠れてなさいよ!」
マイク「あ! あいつ!」
ジョウ「ああ、ギル=バーグとかいうミアのおっかけだろ?」
レニー「そういうわけじゃないでしょ」
アレンビー「完全に…挟まれた…!?」
ドモン「ちっ…!」
???(マジン)「……」
ギル「ふん、木星のメカか。…まあいい、俺の狙いはミア=アリスのみ」
リョーコ「くそっ、この忙しい時に! ぞろぞろ出てきやがって!」
ユリカ「カワサキシティ…かなりの人気スポット?」
ジュン「のんきなこと言ってる場合じゃないよ! ユリカ!」
イネス「…さすがにここにいるのはもう限界ね」
エリナ「テンカワくん! それに万丈くんたちも! 早くシェルターに!」
ビューティ「万丈!」
メグミ「アキトさん!」
アキト「……」
万丈(どうも嫌な予感がしてならないな。特のトカゲ側の新型…。バンカーと違って、意図が見えない…なんだ?)

<テツジン撃破>
〔敵ユニット撃破〕
リョーコ「ちょこちょこジャンプしやがって、てこずらせんじゃねぇ!」
プロスペクター「単体でボソンジャンプできるマシンですか…ふ~む」
ウリバタケ「おーい、あとでいいから木星の人型マシン、回収してくれぃ」
ミナト「ロボットの残骸なんて、一体どうするですか?」
ウリバタケ「組み立て直すんだよ。そしたら、木星トカゲについてなにかわかるかもしれねえだろ?」
ヒカル「な~る。ウリピー、アッタマいい~」

<マジン撃破>
ドモン「やったか…」
レイン「ちょっと待って、ドモン! なにか様子がおかしいわ」
???(マジン)「……」
〔マジン、ピラミッド近くへ移動〕
ルリ「敵ロボットの内部温度、急激に上昇中。同時にボソン反応増大」
ユリカ「ボソン反応…!?」
チャム「なになに!? なにがどうなってるの!?」
ショウ「空間が…引っぱられるような感じ…これは? オーラロードが開かれるときのような…」
イネス「最悪ね…最初から自爆用にプログラムされていたんだわ」
エリナ「自爆?」
イネス「あいつは周囲の空間全体を相転移しようとしている。ま、この街が消し飛ぶ事は保証するわ」
メグミ「そ、そんな! シェルターに入ってもダメなんですか!?」
アキト「自爆…!? そんなことされたら…みんなが…!」
万丈「ぼくの目の前で、そんなことをさせるわけにはいかないな」
エリナ「何をするつもり? さっさと逃げた方がいいんじゃなくて?」
万丈「間に合わないさ。それに、ぼくだけ助かっても仕方ない。…テンカワくん、これを」
アキト「え? これは…チューリップ…クリスタル…?」
エリナ「ど、どうしてあなたがそれを!?」
万丈「少し前に火星に行っていた時にちょっとね。テンカワくん、君がなにをすべきか…わかっているね?」
アキト「……」
メグミ「アキトさん!? なにをするつもりですか!? 万丈さんも、アキトさんになにを…!」
万丈「ぼくがあいつの動きを押さえる。…あとは、君にしか…君だからこそできることなんだ」
エリナ「まさか…!」
万丈「ダイッタァァァァァン! カァァァムヒアッ!」
〔味方ユニット出現〕
葉月「ダイターン3!? 万丈くんか!?」
アムロ「万丈くん!? 今までどこに!?」
万丈「説明している暇はないんでね、大尉。みんな! できる限り離れろ!」
ドモン「破嵐! 一体どういうことだ!」
イズミ「あれは…?」
アキト「……」
ガイ「テンカワ!? あの野郎、あんなとこで何やってんだ!?」
メグミ「アキトさん…なにを?」
ルリ「敵、ボソン反応さらに増大。…あと10秒で爆発します」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「なんだと!? みんな! 離れろ!」

アキト「…俺に出来ること…俺にしか出来ないこと…本当にあるのか…俺は何かになれるのか!」
???(マジン)「……」
アキト「離れてください! 万丈さん!」
万丈「かまわん! やるんだ、テンカワくん! …このまま一緒に!」
アキト「で、でも!」
万丈「早く! もう何秒もないっ! 日輪の輝きを、そしてなにより自分自身の力を信じろッ!」
アキト「うおぉぉぉぉ」
〔万丈&???(マジン)、ボソンジャンプ〕
キョウスケ「な、なにが起きた!? この光は…!?」
ユリカ「アキト…? アキトォォォッ!」
エリナ「やっぱり、CC…チューリップ・クリスタルはボソンジャンプのトリガー…」
竜馬「今のはまさか!?」
隼人「ボソン…ジャンプだろうな」
弁慶「って事は、テンカワやダイターン3はどうしたんじゃい!」
メグミ「ア、アキトさん…」
ミア「どこかに…ワープしたの!?」
ジョウ「らしいな。…俺たちが月にぶっ飛んだのと同じような感じか?」
葉月「…各員、残った敵を掃討するんだ! 敵の自爆は防がれた!」
ユリカ「葉月長官…アキト…アキトが…」
葉月「彼らの安否を気遣うのはあとです、ミスマル艦長。彼らが救ってくれた命、作ってくれた時間を無駄にするわけにはいかない…!」

<ギル(ブラッディI搭乗)撃破・敵増援3出現>
ギル「ブラッディIが!? だが!」
〔敵ユニット出現〕
ユリカ「別れた!? 中から赤いのが出てきましたけど!?」
アムロ「ここからが本番だな」
カミーユ「…すばやさが段違いですからね」
リョーコ「へっ、なるほどな。ヘビー級からバンダム級って感じか」
隼人「そんな悠長なこと言っていられる状況じゃないと思うがね」
竜馬「だが…表現としては適切かもしれないな。…奴、速いぞ」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「ならば、さしずめ第2ラウンド開始…と言ったところか」

ロール「何度来ようが、そのたびにノックアウトしてやる…! 来いッ! ギル=バーグ…!」
ギル「もとよりそのつもりよ! 死ねいっ!」
ミア「ギル…あなたに…負けるわけにはいかない…!」

<ギル(ブラッディII搭乗)撃破>
ギル「ぐぅ…く…これまでか…
キョウスケ「手応えありだ。脱出はできないはず…!」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「おまえの復讐の戦いも…ここが終着駅だ!」

ギル「お…おのれええ…!」
ミア「ロール!」
ロール「…わかったよ、ミア」
〔ロール、ギルへ隣接〕
カミーユ「え? なにを…」
ロール「早く乗りうつれ、爆発してしまうぞ!」
葉月「なにをするつもりだ? ダンガイオーは」
ミナト「助けるつもりなのぉ!?」
ルリ「バンカーメカ、内部温度上昇…このままだと、あと何秒もしないうちに…」
ギル「う…うう…」
ミア「はやく! こっちへ!!」
ギル「助けるというのか…? 甘い! 甘いぞミア=アリス!!
〔敵ユニット撃破〕
ミア「あああ…!」
ランバ「そんな…」
パイ「ばかな奴…」
ロール「………」
ミア「うう…う…」
豹馬「おい、あいつらに追いかけられてたのに…なんで…」
キョウスケ「ギルという男との間になにがあったかは知らないが…事情が複雑なようだな」
パイ「くそっ、なんかイラつくぜ」
ミア「ギル…。ターサン博士にサイボーグ強化までしてもらって…あなたはなにがしたかったの…?」
ランバ「あいつ…その力の使い方を間違えちゃったのよ…仕方なかったって思おうよ…」
ミア「ギル…どうして…」
アムロ「以前にも…あったらしいな、こういうことが」
ミア「…はい」
ジョウ「ある意味…男らしい奴だったのかもな」
ドモン「…戦士の誇りというやつか」
ユリカ「…そんなプライドなんて…わかりません」
ロール「ミア…」

<敵全滅・勝利条件達成>
ルリ「敵影、反応ともになし」
葉月「なんとかカワサキシティは守り切れたようだな…」
ロール「終わった…か」
パイ「とりあえず決着はついたな、ギルの奴とはよ」
ミア「……」
ランバ「あんまり…後味のいい勝ちじゃなかったけど…ね」
ロール「バンカー…本隊が地球圏に乗り出す前に叩かなければならない」
ジョウ「そういえば、やつら、なにか探してるんだったな」
ランバ「前にムートロンって言ってたよね」
神宮寺「その話になるとギャンドラーのこともあるな。まったく…頭の痛い話だぜ」
キョウスケ「ひとつひとつ潰していくしかない。…そのうち頭にぶち当たるまで」
イネス「街ごと相転移っていうのは、なんとか免れたみたいね…」
ユリカ「アキト! アキトォ! ルリちゃん、アキトは!?」
ルリ「テンカワさん…消失しました。ダイターン3も同様です…」
ビューティ「万丈…!」
豹馬「どうやってワープしやがった!?」
十三「ボソンジャンプっつう事は、さっき自爆しようとしたロボットはどっか別の場所で自爆してんのとちゃうか?」
小介「どうでしょうねぇ。ジャンプした場所にもよりますが、自爆しても意味のない場所ではしないかもしれません…情報が少なすぎますね」
アムロ「ボソンジャンプ…万丈くんたちはどうなってしまうんだ?」
イネス「…普通、生身の人間はボソンジャンプに体が耐え切れない…」
エリナ「それは実験で証明済みよ」
ガイ「お、おいッ! それじゃ、テンカワは!?」
バーニィ「助からない…!?」
ユリカ「……!?」
メグミ「そんな…!」
イネス「…彼は過去、生身でのボソンジャンプに成功している…だけど…」
竜馬「まさか…万丈くんはっ!?」
ギャリソン「……」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔モニターの開く音〕
???(アキト)「おーい、…デシコ、聞こ…るか?」
バーニィ「あれ? 今なにか聞こえなかった?」
???(アキト)「おーい」
クリス「確かに聞こえるわね」
ルリ「おばけ?」
アキト「おーい。みんな聞こえるか?」
メグミ「アキトさん!?」
エリナ「今どこにいるのアキトくん?」
アギト「んと、フォン・ブラウンにいます」
ビューティ「万丈は?」
万丈「テンカワくんと一緒にいるよ。おかげで街はちょっとした騒ぎになったけどね…」
ギャリソン「万丈さま、ご無事でなによりでございます」
※※No23でジョウが離脱していない場合のセリフ※※
ミア「私たちがターサン博士のワープビームで百鬼島に来たみたいに‥ここから月へ一瞬で?」
パイ「でも、特別な装置はなかったみたいだぜ?」
ランバ「あのキラキラ光ってた石が関係あるのかなぁ?」
※※No23でジョウが離脱している場合のセリフ※※
ジョウ「じゃなにか? 俺たちがイルボラの罠にかかってテレポートしたみたいに一瞬で月に行ったってのか?」
マイク「テレポートマシンもなしに?」
レニー「そういう事になるわよね」

エリナ「テンカワくんの力よ…」
リョーコ「あいつにそんな事できたのかよ?」
エリナ「それとCCのおかげね…」
アキト「あ、あの? ユリカは?」
ルリ「艦長なら、さっきから展望室で閉じこもってます」
イネス「アキトくん、艦長に早くあなたの元気な顔を見せてあげなさい」
葉月「情報の整理をしなければならんな。とにかく無事でなによりだ」

ユリカ「アキトぉ…」
アキト「ユリカ…泣いてんのか?」
ユリカ「……オバケ?」
アキト「違うって」
ユリカ「どうして? 本物なの? 今どこにいるの?」
アキト「よくわかんないけど…月」
ユリカ「わかったすぐ行く!」
アキト「ばか、勝手に来れるわけないだろ…」
ユリカ「行くったら行くもん」
アキト「ナデシコはもう軍艦なんだぞ」
ユリカ「うう…」
〔モニターの開く音〕
ルリ「艦長…至急ブリッジにきてください…、ミスマル提督から通信が入っています」
ユリカ「え? お父様から?」

ムネタケ「一体どうなってんの!? あんなのがあったら気づくでしょ普通!?」
ブライト「最初はただの隕石群だったようですが、周囲の物質を吸収して急速に成長したようなのです」
ローニン「地球へ向けて進路を取っています。あれほどの質量のものが、もしも地球にぶつかれば…」
プロスペクター「被害金額は相当な額になるでしょうな…」
ミスマル「考えたくない話だ」
葉月「これからジャブローに再突入だという時に…」
ミスマル「しかし、これほどのものを放って置くわけにはいかんだろう?」
ブライト「コロニーレーザーによる破壊を考えていますが、グリプスIIが正常に機能するかは、行ってみないとなんとも言えません」
ムネタケ「あんなもの当てにならないわよ!」
ミスマル「グリプスIIが使えん場合のことも考えねばいかんな」
ユリカ「すみませ~ん、遅くなりました!」
〔扉の開閉音〕
ミスマル「おお。ユリカ」
ユリカ「げ!? な、なんです? この気持ち悪い映像!?」
ブライト「PLSブラックポイントにあったものだ」
ユリカ「え? あれがこんなのに、なっちゃたんですか!?」
ミスマル「そうだ、これが地球へ近づいてきているらしい…」
ユリカ「そんな…。どうするおつもりですかお父様?」
ミスマル「対応策を考えている所だ」
ブライト「先ほどの話の続きですが、グリプスIIによる攻撃が失敗に終わった場合、植物惑星内部に突入するしか手はないと思います」
ミスマル「うむ。たしかにそれしかあるまい…」
ムネタケ「それじゃ、ロンド・ベル隊が頼みの綱ってわけね」
ミスマル「すまないなブライトくん。今は君たちに頼るしか方法はない…」
ブライト「いえ、我々ロンド・ベル隊にもダンクーガ、ライディーンなど戦力が充実してきてます」
ユリカ「こうしてはどうでしょう?」
ミスマル「なにか良い案があるのか、ユリカ?」
ユリカ「ジャブロー奪還はガンドール隊におまかせして、ナデシコも宇宙へ上がりロンド・ベル隊と合流します。地上も大変な時ですが、植物惑星が衝突すれば、ジャブロー奪還どころではありませんから…」
葉月「そうですな。確かに今は、植物惑星阻止のために、宇宙に戦力を割いた方がいいかもしれません」
ミスマル「さすがはユリカ」
ユリカ「お父様の娘ですから」
ミスマル「ブライトくん、ナデシコとの合流はどこがいいかね?」
ブライト「合流ポイントは月が良いかと思いますが」
プロスペクター「そうですな艦長、ネルガルの月面ドックで落ち合うというのはどうでしょう」
ユリカ「そうですね。そこならアキトのいるフォン・ブラウンも…」
ローニン「アキト…?」
ユリカ「こっちの話で~す」
プロスペクター「あそこなら、ロンド・ベル隊のみなさんにも十分な補給をする事もできますし」
ブライト「ありがとうございます。それでは、月でお待ちしています」
ユリカ(やりぃ、これでアキトを迎えに行く口実ゲット!)

葉月「…説明は以上だ。ナデシコが宇宙へ向かった以上、ジャブロー突入は我々だけで行うわけだが…問題は…ジャブロー東側に降下したネオ・ジオンの部隊だな」
キョウスケ「まさかコロニー落下阻止直後に手を打たれるとは…」
アムロ「ハマーン=カーンか…抜け目のない女だな。いくらなんでも、そのタイミングではブライトたちも降下を眺めているしかなかったろう」
カミーユ「ほめてる場合じゃないですよ。いま…ジャブローは四方を囲まれている状態なんですよ?」
バーニィ「西側がジオンの息がかかったティターンズのモビルスーツ部隊でしたか? 北が…」
シロー「ジオン地上部隊の生き残り…! いったいどこにそんな余力が…!」
※※アイナが仲間にいる場合、セリフ追加※※
アイナ「兄さん…」
シロー「アイナ…なにか知らないかい?」
アイナ「…いえ、兄からは…なにも…」

アムロ「三方向からジオン、そして南側だが…」
神宮寺「データを見たぜ。…間違いねえ。百鬼やキャンベルのロボットだ。それも…結構な数だぜ?」
ちずる「ようやく終わったと思ったのに…どういうことなの!?」
十三「ようするに…終わっちゃおらんってことや。ちくしょうめ!」
竜馬「百鬼帝国も…さっき目の前で倒したはず…!」
ミア「戦力を残しておいた…ということでしょうか?」
隼人「それは考えにくいな。あれはどう見ても総力戦だった。それに…仮に百鬼もキャンベルもまだ滅んでいないとしても…この二つの軍が手を結ぶとは思えん」
葉月「うむ、南側の軍は、そろってジャブローへ向かって北上している。すべて人工知能制御のロボットだ。そこが少し引っかかるが…」
アレンビー「ナデシコ、宇宙へあげないほうがよかったんじゃない?」
レイン「でも、ジャブロー奪還より、植物惑星を防ぐ方が、先決でしょ」
ドモン「言っても始まらん。俺たちは俺たちの仕事をするだけだ」
ロール「…わかっていることがひとつだけありますよ。…みんな…ジャブローを目指しているということです…!」
アムロ「行くしか…ないか」
※※鉄也が地上へ残った場合のセリフ※※
鉄也「敵は全方向から襲ってくる…無理にジャブローへ攻め込めば…そのうち追いついてきた敵にはさまれる…!」
ジュン「ひとつひとつ潰していくしかないのね」

葉月「…よし、各員持ち場へ戻ってくれ。これよりガンドールは…ジャブロー攻略作戦を展開する…!」
【戦闘マップ終了】


● 百鬼科学要塞島 → No27「戦場は、大空高く」 へ戻る

● ジャブロー東部 → No29「アクシズの使者」 へ進む

  ジャブロー北部 → No30「頭上の悪魔」 へ進む

  ジャブロー西部 → No31「グリプスの亡霊」 へ進む

  ジャブロー南部 → No32「導く者、導かれるモノ」 へ進む


◆ 「第一部 地上激動篇」 へ戻る

◆ 「スーパーロボット大戦IMPACT」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。