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シーン1「侵略」編
No.6
奇跡を呼ぶ呪文

<ラスト バリア衛星近海>
地上のガンドール隊を振り切り、火星を目指すナデシコ。
その前に立ちはだかるバリア衛星。
これを突破しなければ…!


サブタイトル
「奇跡を呼ぶ呪文」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
ユリカ「そういうわけで地球脱出ぅ!」
プロスペクター「う~む…」
ジュン「プロスさん? どうしたんですか? 無事にここまで来れたっていうのに」
プロスペクター「……」(すんなりと行きすぎている…本当にジャブローは機能していないようですなあ…)
メグミ「プロスさん? 変なの」
ミナト「艦長、これからどうするの?」
ユリカ「当初の予定通り、火星に向かいます! 火星開拓基地の人たちが、私たちを待ってるんですから!」
アキト(火星…俺の生まれた場所…)
プロスペクター「その前に! サツキミドリコロニーに向かわねばなりません」
ユリカ「あ、そうか…補給があるんでしたよね?」
メグミ「でも、サツキミドリコロニーって…確か…」
ルリ「現在音信不通です。…もしかして…」
プロスペクター「確かめるしかありませんな。う~ん、エステバリスの宇宙用フレームにそのパイロット…放っておくわけにもいかないですし」
ミナト「じゃ、火星の前にサツキミドリコロニーなわけね。了解~」
アキト「その前にやることがあるんじゃないの?」
ジュン「ああ、あれ…だな」
ユリカ「ああ、あれは前決めたとおり、ぶっ壊してとっとと行きましょう!」
プロスペクター「艦長! 決めてませんって! 解除コードを入力するんですよ!」
ルリ「ボソン反応」
ジュン「え!? 敵襲…!?」
〔敵ユニット出現〕
人工知能「……」
アキト「木星トカゲ…!」
ガイ「おっしゃあっ! 出撃するぜえ!」
アキト「へ? ガイ!?」
〔味方ユニット出現〕
ユリカ「はやっ!」
ガイ「あったぼうよ! バリアをぶっ壊すってんで、デッキで待ってたんだよ! この前はテンカワの野郎にいいとことられたからな!」
プロスペクター「ああ~、この人も解除コードのことを忘れているようですなあ…」
ガイ「おら! 来いやァ! トカゲども!」
ウリバタケ「ヤマダァ! 重力波ビームの外に出るんじゃねえぞォ!」
ガイ「オーケイオーケイィ! まぁかしとけって!」
メグミ「…わかってると思います?」
ミナト「たぶんメグちゃんが考えてるのと同じねえ」
プロスペクター「テンカワくん?」
アキト「やっぱ…出ないとダメすか…?」
ユリカ「アキト、もう私たちの命…あなたに預けちゃう! トカゲもバリアももろともやっちゃって!」
プロスペクター「バリアはダメですよ! テンカワくん!」
アキト「はあ…」
ルリ「テンカワさん、じゃ、お願いします」
アキト「しょうがないか…」
[デモムービー「エステバリス発進」]
〔味方ユニット出現〕
ガイ「なんだよテンカワ! ここは俺に任せとけっつの!」
アキト「そうもいかないの! バリアはまだだぞ、ガイ!」
プロスペクター「ホシノくん、コード入力を」
ルリ「了解。テンカワさん、ヤマダさん、バリア衛星のシステムハッキングに3分かかります。しばらくもたせてください」
ガイ「ダイゴウジ! おっしゃ、いくぜェ!」
アキト「早いとこ頼むぞ、ユリカ!」
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

ルリ「解除コード、入力します」
「アオイチキュウハダレノモノ」
「ミドリノチキュウハダレノモノ」

≪「アオイチキュウハダレノモノ」を選択≫

オモイカネ「アオイチキュウハダレノモノ」
〔バリア衛星、機能停止〕
プロスペクター「ふう、バリアを壊さずに済みましたねえ…やれやれ」
ユリカ「よおし! コード入力も成功っ! アキトォ! もう壊しちゃってもOKよ!」
プロスペクター「ちょっと艦長! 話聞いてました!?」「これでバリアは問題ないですな。では、さっさと振り切って、サツキミドリコロニーに…」
ミナト「それはいいんだけどぉ、なんか来るわよ?」
ユリカ「え?」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃ユニット選択〉
ブライト「あれが…ナデシコか!?」
クワトロ「らしいな。…すでにバリア衛星は機能してないらしい。なかなかの手際の良さだ」
プロスペクター「あれは…連邦のラー・カイラム…! ということは…」
ブライト「ナデシコか…さて、どうするか」
マリア「とにかくエンジンぶっ壊して止めれば?」
エクセレン「なかなかの荒くれ者っぷりね、マリアちゃん。でも…たしかナデシコの艦長さんは…」
ユリカ「はーい! 私が艦長で~す! 二回目のぶいっ!」
エル「へ?」
クワトロ「…どういうことだ? 我々を騙したところで、得になることもあるまい」
アキト「ユリカ! 地上と同じ展開じゃねえかよ!」
ブライト「いや、お嬢さんの歳は20歳…ちょうどそれくらいだろう。…ミスマル=ユリカ艦長、話はお父上…ミスマル提督から聞いている。我々は敵対するつもりはない」
ユリカ「え…お父様に? やだ、お父様、変なこと言ってませんでした? もう! すぐ、私が子供の頃の話ばかり、誰にでもしちゃうんで~」
ブライト「いや、別にそんな話は…」
デューク「む、なにか…やりにくそうだな、ブライト艦長は」
エクセレン「なかなかの使い手ね、あの娘」
マリア「…なんの?」
ルリ「あの、話が錯綜してるんですけど」
ジュン「ユリカ!」
プロスペクター「仕方ありませんね。…ゴホン、え~、連邦ぐ独立部隊ロンド・ベル隊、旗艦ラー・カイラム艦長、ブライト=ノア大佐。私、ネルガル重工の会計監査官をしております、プロスペクターと申します」
クワトロ(ネルガル重工…この男が黒幕か…? いや、違うな)
ブライト「スキャパレリ・プロジェクトのことは知っています。…だが、今の地球圏はこの状態…防衛だけで手一杯です。ナデシコはロンド・ベルの指揮下に入ってもらいたい!」
メグミ「艦長、どうします?」
ユリカ「そうですねえ…ガンドール隊のときはお任せにしちゃったし、今回はがんばりましょう。てきじゃないわけだし!」
プロスペクター「私としては早いところおさらばしたいところですねえ…」

≪「ミドリノチキュウハダレノモノ」を選択≫
オモイカネ「ミドリノチキュウハダレノモノ」「……」
ルリ「ダメです」
プロスペクター「そんなぁ! コードを間違えた…!?」
ユリカ「焦ることないですって、プロスさん! じゃあアキト! ヤマダさん! やっちゃってください!」
ガイ「待ってましたァ! やっちまうぜえ!」
アキト「おい、ほんとにいいのかぁ!? ユリカ!」
ユリカ「うんっ! だって、そのための出撃だもん!」
プロスペクター「はあ~」
ミナト「まあ、なんとなくわかってたけどねえ~」
ルリ「テンカワさん、ヤマダさん、衛星を破壊してください。派手に」

<味方援軍1出現の2ターン後のEP・敵増援1出現>
ルリ「高熱源体、高速で接近中」
ユリカ「ま、また敵ですかぁ!?」
アキト「トカゲ!?」
〔敵ユニット出現〕
???(キョウジ)「……」
コウ「え…っ!? ガンダム…!?」
クワトロ「馬鹿な。…だが、あのフェイス形状…」
ブライト「識別は…!?」
ルリ「識別不明…全くの新型かもしれないです。でも…アナハイム・エレクトロニクスの生産ラインにはありません」
エマ「アナハイム製じゃない…? 確かなの!?」
ルリ「はい。軽くハッキングしたので」
プロスペクター「ホシノくん! あ、別にネルガルは普段からこのようなことをしているわけではないので…」
エクセレン「あらら、なかなかやるじゃなぁい?」
デューク「地球に向かっていることにかわりはない。ぼくたちが止めるしかない!」
ブライト「ミスマル艦長、ナデシコはこれよりロンド・ベルの指揮下に入ってもらう!」
ユリカ「了解しました! じゃ、アキト、やっちゃって!」
アキト「やるのは俺なのかよ~」
ガイ「文句言ってんじゃねえ! バァーっといくぞォ! バァーっと!」
クワトロ「破壊する前に、どこから来たのかくらいは確認したいが…」
バニング「ああ。これがガンダムなら、少なくとも異星人のメカではない…ということくらいか」
???(キョウジ)「……」
プロスペクター(なんとかタイミングを見て抜けだしたいですなあ…このままだと、火星に行けなくなってしまう…)

<敵増援1出現の次PP・味方援軍2出現>
ルリ「熱源接近」
ミナト「まだ来るのォ!?」
エル「どこの敵!? まさかザ・ブーム軍とか、ベガ星連合軍じゃないでしょうね!?」
ブライト「識別信号は出ている…これは…」
〔味方ユニット出現〕
ドモン「キョォーージィーーッ!」
キョウジ「……」
ジュン「あれって…またガンダム!?」
メグミ「あの大きいガンダムの仲間!?」
ルリ「識別信号、登録されてます。ネオジャパンコロニーのシャイングガンダム ネオスウェーデンコロニーのノーベルガンダム ネオホンコンコロニーのマスターガンダムです」
アレンビー「どいてどいて! 一気にいくよ、ドモン!」
ドモン「…おおっ! 俺のこの手が真っ赤に燃えるぅっ!」
キョウジ「……」
東方不敗(これは…なるほど…すばらしい…!)
デューク「彼らは何者なんだ?」
エクエレン「わお! もしかして…ガンダムファイト!?」
コウ「そうか…! モビルファイター…ガンダムファイト用に作られた、格闘用モビルスーツ!」
東方不敗「連邦軍か! わしらはウルベの命令でこやつを追っておる! 邪魔するでない!」
ブライト「ウウベ…? ウルベ=イシカワ少佐? あなたは?」
エクセレン「マスターアジア~!」
マリア「ちょっとエクセレンさん、なんで知ってるの!?」
エクセレン「あらら、私ってば、こぅ見えても結構格闘技にはうるさいのよ?」
ドモン「邪魔するならば容赦はせん! 黙っていてもらうッ!」
ユリカ「なんか、急に盛り上がってますけど!?」
プロスペクター「ここですな! ホシノくん! ナデシコ最大戦速でお願いします!」
ミナト「艦長命令がまだだけど?」
ユリカ「もともと火星にいくのが目的ですし、いっちゃいましょう!」
ルリ「ガンドール隊にしたのとおんなじです」
アキト「おい、ユリカァ!」
ユリカ「アキト、お疲れさまっ!」
メグミ「ヤマダさんも帰艦してください」
ガイ「ダイゴウジっちゅうとろうが!」
アキト「いいのかなあ、こんなのばっかで…」
〔味方ユニット離脱〕
クワトロ「む? 艦長、ナデシコが」
ブライト「しまった! 待ちたまえ! ミスマル艦長!」
ユリカ「私たちは私たちの仕事がありますんで!」
ルリ「もっと人に迷惑かけない仕事がいいですけど」
〔味方戦艦離脱〕
コウ「しまった…!」
デューク「艦長、追うならぼくが…!」
キョウジ「……」
ブライト「…そういうわけにもいかんか…! ナデシコはいい! 木星トカゲのロボット破壊、そしてあの大型ガンダムの拿捕を最優先だ!」
東方不敗(今の戦艦…地球から脱出したのか? …まあいい、これでわしも動くやすくなるというものよ)

<キョウジ撃破orHP30%以下>
ドモン「キョウジッ! ここまでだ! …なぜアルティメットガンダムを盗んだ! そのために、父さんと母さんは…!」
キョウジ「フフフ…クク…ククククク…」
アレンビー「笑って…る…?」
ドモン「なにがおかしいッ! キョウ…うっ!?」
〔キョウジ、HP回復〕
東方不敗「……おお!」
エル「な、なに!?」
エマ「再生…自己修復した…!?」
デューク「これは…どういうことだ!? むっ!」
キョウジ「……」
〔敵ユニット離脱〕
マリア「やばっ!」
エクセレン「地球に!?」
東方不敗「ぬかった! ドモン!」
ドモン「くっそおおっ! 行きましょう! 師匠ッ! アレンビー!」
アレンビー「うん! わかった!」
クワトロ「謎の巨大ガンダムに、ガンダムファイト用のモビルスーツ…この組み合わせはいったい…」
ブライト「…各員、残存戦力の掃討にあたってくれ」
バニング「いいのか? 艦長」
ブライト「…あまりにも無力だ。この状況下で、これだけの戦力しか割けんとは」

<敵全滅・勝利条件達成>
デューク「付近に敵の反応なし…終わったか」
マリア「もう、一体どうなってるの!? 次から次へと新しい敵が地球の周りをウロチョロするなんて!」
エクセレン「あらら。マリアちゃん、ダメよ? 若いうちからヒステリーは」
クワトロ「だが、ナデシコはおそらく火星に…さっきのガンダムたちは地球に…結局、我々はどちらも阻止することができなかった」
ブライト「…ガンダムファイターのことは、各コロニーへ確認をとる。…戦力増強は急務だ」
コウ「スーパーロボットたち、ですね?」
ブライト「…ああ。敵勢力を牽制しつつ、各合流ポイントへ急ぐ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

クワトロ「これから…どうする? 艦長?」
ブライト「…そうだな。ともかく、葉月長官に連絡しよう。ハザード長官の言うことが確かなら…あの戦艦…エルシャンクと言っていたか、あれは脅威になるだろう」
エクセレン「それにロボットも積んでましたしねえ。あと…小さくて強いのもいたわね」
クワトロ「しかし、あのロボットたちはこちらに攻撃を仕掛けてこなかった…それにハザード長官もなにかを隠している様子だ」
バニング「どうにもわからないことだらけだ。突然現れたガンダムファイターたちに、謎の助っ人というやつもいると聞いたが?」
エクセレン「そういうことです。結構かっこよかったですけどねえ~。正体がわからないことには関係ないけど」
ブライト「ふう…気が重いな。地上のガンドール隊に迷惑をかけ通しだ」
エマ「そうですね…ともかく艦長、連絡をとってみましょう」
ブライト「うむ、予定ではマジンガーチーム、獣戦機隊がこちらに向かっているはずだ」
クワトロ「…ジオンの動きも活発になってきている…撃ち落とされていなければ、だが」
エクセレン「キョウスケ…あいつのことも心配だしね。うまくやってるかしら?」

コウ「このままでは…きついな」
エル「少尉! なに辛気くさい顔してんのさ」
コウ「え? ああ、そんな顔してたかい?」
エル「なんかいっつもガンダムのデータ取りばっかりやってるし、どうも地味だからねえ。そう見えるのさ」
コウ(地味…。ニナにも言われたことあるなあ)
エル「そうそう、少尉によろしくって、アナハイムのニナさんが言ってたよ。なに? 彼女?」
コウ「そ、そんなんじゃないさ。ニナは…ただのガンダムプロジェクト担当者だよ」
エル「へえ~」
大介「仲がいいな。なんの話だい?」
コウ「あ、宇門さん。グレンダイザーの整備ですか?」
大介「ああ。マジンガーチームが来てくれるのでね。整備ついでに格納庫にスペースを作っておかないと」
エル「スーパーロボットが来てくれるってのはありがたい話よね」
大介「うむ、前線でみんなの楯になってあげられる機体は、いまのところグレンダイザーぐらいだからね。これからの戦い…彼らの力が必要だ」

ブライト「マジンガーチーム、獣戦機隊を乗せたHLVが行方不明っ!?」
葉月「…はい」
ブライト「ガイゾックにそこまで…」
エマ「なんてこと…! あのとき…私たちがガイゾックの地球降下を阻止できなかったから…!」
葉月「中尉…起こってしまったことは仕方がない…」
ブライト「…ずいぶん落ち着いておいでのようだが…葉月長官」
葉月「藤原たちが黙って撃ち落とされるはずがない…私はそう信じています」
ブライト「…では、ガイゾックは…」
葉月「かねてより、ガイゾックの来襲を予測していた人々…神ファミリーの所有しているスーパーロボット、ザンボット3がガイゾックを追って行きました」
バニング「ザンボット3…? 聞かん名前だが…」
葉月「いまのガンドール隊には、HLVを直接追えるだけの力を持つロボットは存在しません…あとは彼らに賭けるしかない…」
ブライト「…くっ」
エクセレン「信じてあげるしか…ないですね。艦長、敵に察知されちゃうかもしれないけど…こっちの位置は定期的に発信するべきじゃないですか?」
ブライト「…そうだな」
葉月「……」
ブライト「長官、今度はこちらから…良くない話です…」

ハザード「いやはや、まったく感服いたしました! まさかあのような技術までお持ちとは…」
???(ドン)「……」
ハザード「しかし…私どもめにも多少は感謝してほしいですなあ。あなた方を発見し、エネルギー供給ラインを接続したのは…私どもでして、はい」
???(ドン)「……」
???(コロス)「…それはわかっておる…ドンはそう申しております」
ハザード「いや、さすが! 私、感動しておるのですよ、まさか…まさかなた方が生き残っておいでだったとは!」
???(ドン)「……」
???(コロス)「…望みを申してみよ…ドンはそう申しております」
ハザード「あ、いや、これはこれは…なんでもお見通しのご様子で…」
???(コロス)「わからせたくて、そのような話し方をしているのではないのですか?」
ハザード「いやあ、はははははははは! これは一本取られましたな! いえ、とりあえず、今回はテレポートマシンのお礼をするためだけでして」
???(ドン)「……」
ハザード(うるさいイルボラをこんなに簡単に地球へ送り込めるとはな。伊賀の里だかなんだか知らんが、あの若造め、地上でおっ死んじまえばいいんだ…グフフ)
???(コロス)「ハザード=パシャ…」
ハザード「あ、はいはい! なんでございましょう?」
???(コロス)「ドンは大変お疲れのご様子…用事が済んだのならば、このへんで終わりにしたいのですが?」
ハザード「これはこれは! いや、気が利きませんで申し訳ございません! では、私はこのへんで…」
???(ドン)「…バン…ジョー…」
???(コロス)「…あなた…再び機会が巡って来ました…今度こそ…今度こそは…」

葉月「そうですか…ナデシコは行ってしまいましたか…」
ブライト「はい、我々の予想通り、火星へ向かったようです」
葉月「それに、謎の敵を追って現れたという、そのガンダム3機…一体何をするつもりなのでしょうか」
ブライト「ウルベ少佐の命令だと、言っていましたが…」
葉月「ウルベ少佐というと、ネオジャパンの?」
ブライト「はい、彼らはその謎の敵を追って、地球へ降下してしまったので、詳しい話は聞けませんでしたが…地上の戦力は大丈夫でしょうか?」
葉月「こちらは、思わぬ増援がありましたので、心配はいりません」
ブライト「もしや、例の鶴の事でしょうか?」
葉月「はい、詳しい話は後ほど聞こうと思っていますが、どうやら敵ではないようです」
ブライト「となると、開拓基地のハザード氏の疑惑はますます深くなりますな」
葉月「宇宙では、宇宙海賊バンカー、地上では恐竜帝国の復活など、ただでさえ色々と面倒な事が起こっているというのに…」
ブライト「現状は防衛戦闘をするしかありません。バンカーやギャンドラーはジオンにもちょっかいをかけているようで、向こうも防衛一手のようです。それがせめてもの救いですね」
葉月「エルシャクの詳しい話などは、また追って連絡します」

ロール「ええっ!? ギルが!?」
ミア「ターサン博士…それじゃあ…」
ターサン「うむ…ギルの狙いは地球…というよりもミア、目的はおまえのようじゃの」
ランバ「ミア、モテモテねえ」
パイ「ランバ、バカ言ってる場合じゃねえだろ。どうすんだよ、ミア」
ミア「…私…地球へ行きます…」
ロール「ミア…」
ターサン「いかん! あんな辺境の星、放っておけばいいんじゃ! ギルの狙いは明確! 誘いに乗っちゃあいかん!」
ミア「辺境とかそうじゃないとかは関係ないです! 私の…私の故郷…」
パイ「…行こうぜ、ミア。あんたの星を救いにさ。ギルやバンカーごときにびびってらんねえぜ!」
ターサン「いかんと言ったらいか~ん! おまえたちはあの宇宙海賊バンカーに目をつけられているんじゃぞ! これ以上刃向かうようなことがあれば…」
ロール「行こうよ、ミア。ぼくは放ってなんておけないよ」
ミア「ロール…」
ランバ「決まりね! レッツゴォ!」
ターサン「こら、待たんか、おまえたち! こらあ!」

エマ「艦長っ!」
ブライト「なにか、エマ中尉」
エマ「HLV…マジンガーチームからの救援信号を受信しました!」
バニング「無事だったか!」
エクセレン「わお! ってことは獣戦機隊もいっしょね!」
クワトロ「よし、すぐに動くべきだろう。…艦長?」
ブライト「これは…ガイゾックの識別信号…!?」
バニング「艦長、いまなんと!?」
ブライト「これが朗報であるといいが…ガイゾックの母艦が…地球近海に出現した。どうやら…地球から上がってきたらしい…」
エクセレン「ということは…ああ! そうか、そのなんとか3っていうロボットも!?」
エマ「ザンボット3ね」
ブライト「それに…おかしな重力場が‥? この近くか…進路上にあるようなら、探査もするべきだろうが…」
クワトロ「次から次へと問題が起こるな」
エクセレン「お払い行った方がいいかも」
ブライト「それで済むならいくらでも行きたいところだな」

ニナ「じゃあルーさん…気をつけて」
ルー「いろいろ…ありがとうございます。この機体…必ずロンド・ベルに届けます」
ニナ「月周辺は…なにかおかしいの。前に試作4号…いえ、ガーベラ・テトラを持っていってもらったエル=ビアンノさんも…敵に囲まれてしまったそうよ」
ルー「それはエルが、もたもたやってたからでしょう?」
ニナ「…それだけだったらいいのだけれど…月でなにか起ころうとしている気がするの」
ルー「地球圏がこれだけ荒れてるんだもの、月でなにが起こったって不思議じゃないわ。前向きに考えていかないと、老け込むわよ、ニナさん」
ニナ「……」
ルー「そうそう、ジュドーは? 一緒に行けないんですか?」
ニナ「…ZZガンダムね…エネルギー伝達系の調子が良くないのよ。あのガンダムの生命線だから、きちんと見ておかないと。もう少しかかりそうね…」
ルー「…了解。それでは…ルー=ルカ、出撃します!」
ニナ「元気でね」

ブライト「救難信号!? 月近海からか!?」
エル「ありゃ、あたしと同じじゃないの? もしかして…」
ブライト「…コースはアナハイムからか。エル、おまえと同じ状況になっている者がいるらしい」
エル「宇宙で敵に囲まれるのはつらいからねえ」
レクセレン「あらん、経験者はいうことが違うわねえ」
コウ「アナハイム…またニナが手をまわしてくれたのか?」
クワトロ「だとありがたいが…艦長、SOSということは、敵は一体なんだ?」
ブライト「…ベガ星連合軍のようだな」
大介「また月の周辺…!?」
マリア「兄さん?」
大介「…やはり…引っかけるな」
バニング「悩んでいるだけでははじまらん。…艦長、行動すべきだと思うが?」
ブライト「うむ。だが…ルートを決めねばならんな。マジンガーチームとの合流、ガイゾックの反応…そして月、か」
【シナリオエンドデモ終了】


● 地球近海2 → No5「蒼い心の訪問者」 へ戻る

● サツキミドリ2号コロニー → No7「怒りの魔神」 へ進む

  地球近海1 → No8「狙われた青い星」 へ進む

  地球近海2 → No9「Zの鼓動、再び」 へ進む


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◆ 「スーパーロボット大戦IMPACT」 へ戻る




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