TOP PAGEへ

シーン2「浮上」編
No.9
そのために今、生きている

<セレクト オモイカネ内部>
暴走してしまった、ナデシコの中枢コンピュータ
「オモイカネ」。その問題を解決すべく
キョウスケたちは仮想現実の世界へダイブする。

【戦闘マップ開始】
アキト「これがコンピュータの中だって?」
ガイ「まるで、巨大な図書館だぜ…」
勝平「すげえ…学校の図書館なんかとは比べ物になんねえぞ」
小介「これは…M・I・Tの…?」
ロミナ「エムアイティー?」
ウリバタケ「その通~り! さすがコン・バトラーチームの天才少年だな。…思い出すぜ、7回失敗したマサチューセッツ工科大学の図書館! これはあくまで俺がビジュアル化したコンピュータの記憶中枢のイメージだ!」
万丈「記憶エリアのイメージとしては、適切だね。いいセンスだ。…それにしても広いねえ。これは苦労しそうだ」
アカツキ「そりゃあそうさ、ナデシコの中枢コンピュータだからねえ。予算もかかってるんじゃないの?」
アキト「どこをどう行きゃいいんだ?」
ジョウ「まさかこん中からひとつだけなんか探すために、みんなで入り込んだとか言うんじゃねぇだろうな?」
マイク「それよりもウリバタケさんさあ、見ることはできたけど、どうやって作業するんだい?」
ウリバタケ「心配ご無用! さて、出撃だ!」
エマ「え!?」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
キョウスケ「これは…アルトか?」
アキト「エステバリス…!? すごい、仮想空間なはずなのに、本物と差がない!」
コウ「そうか! 各機のデータをもとにしたのか。メカニックならではだな」
ウリバタケ「こんなこともあろうかと、各機のデータをぶっこ抜いて、いろいろと検証してたのよ。いやあ、スーパーロボットが難しいのなんの…」
竜馬「なるほど、これで作業しようっていうのか」
ウリバタケ「正解だ。出撃したロボットは、オモイカネのプログラム内に入りこんで、悪い所を調べたり直したりできる、サイバースペースの…ま、必殺掃除人だな」
隼人「見事なもんだ。データの引き抜きが犯罪であることを除けばな」
ウリバタケ「う…。ま、まあ作業開始だ!」
アキト「どこをどう行きゃいいんだ?」
ルリ「私が案内します」
アキト「よし、頼む」
ルリ「目的は、オモイカネの自意識部分…」
〔カーソル、大樹を指定〕
アムロ「あの部分か。…だが、自意識に処置をするということは…」
アキト「なんか、やだなぁ…」
ルリ「優しいんですね、テンカワさん…」
アキト「よせやい」
洸「それで、俺達はあそこに行って何をすればいいんだい?」
ルリ「オモイカネの自意識部分…今のナデシコがナデシコである証拠。自分が自分でありたい証拠」
カミーユ「自分でありたい証拠…」
ルリ「自分の大切な記憶。忘れたくても忘れられない、大切な思い出」
ショウ「…忘れたくても忘れられない。自分が自分である証拠…か」
チャム「お話がむずかしいよぅ」
ルリ「少しの間だけ忘れさせて」
アキト「忘れさせる?」
ルリ「見てください。あのポイント。あれを切ってください」
〔カーソル、大樹を指定〕
「…悲しいけど、でも枝はまた伸びる。また、いつかオモイカネは思い出す」「そして、ナデシコはナデシコである事をやめない」
アキト「わかった」
ルリ「オモイカネ、少しだけ忘れて…そして大人になって。そしてあなたは連邦軍に従ったふりをすれば、ナデシコはナデシコでいられる…」
〔敵ユニット出現〕
洸「みんな。あれを!」
アキト「う、うわっ!! な、なんでこんなところに奴らが!?」
ユリカ「ど、どういうことなんですかあ!? ウリバタケさん!」
ウリバタケ「…出てきやがったな」
コウ「なんでこんなところに、木星のメカが?」
ウリバタケ「コンピュータの異物排除意識…オモイカネの自衛反応だ」
アキト「はぁ?」
ルリ「大事なものを忘れたくないエネルギーです」「オモイカネは侵入者がアキトさん達だという事を認識してます。だから、アキトさん達にとって一番印象の強い敵のイメージを使って、記憶を守ろうとしているんです」
クワトロ「いままでの交戦記録を使って、か。なるほど、オモイカネ…ネルガル重工の粋を集めて造り上げただけのことはある」
万丈「ネルガルの力だけ…かな?」
アカツキ「……」
アキト「そりゃあ、あいつらの印象は強いけどよ…」
ルリ「彼らに打ち勝ってきたのはテンカワさん達です。だから」
アキト「俺達に戦えってのか!」
ルリ「お願いします。葉月長官達が連邦軍の作業班の足止めをしている間に作業を完了させてください」
ジョウ「そんなときに艦長がここにいるってのも、まずいんじゃねえのか?」
ユリカ「やっちゃえアキト、イメージのメカなんかやっつけちゃえ!」
イネス「関係ないみたいなんで、先に行きましょう」
キョウスケ「…『俺たち』に印象の強い敵。となると…」
万丈「あぁ、木星のメカだけとは思えなさそうだね。さて…」
ウリバタケ「そうそう、言い忘れてたが…10分以内に作業を完了させてくれ」
レイン「10分しかないんですか!?」
ウリバタケ「ああ、ダミープログラムを流して、こっちのデバッグ作業を隠しちゃいるが…もって10分だ」
アキト「急ごう! 見つかったら元も子もないよ!」
<戦闘開始>

<2EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
鉄也「ちっ…予想は当たったみたいだな」
ヒカル「ねぇねぇ、あれって…」
リョーコ「あぁ、木星の連中のゲキ・ガンガーもどきだぜ!」
イズミ「より印象の強かった敵を出してきたみたいだね…」
ガイ「印象が強いとかなんか関係ねぇ! ゲキ・ガンガーの真似ロボットの、さらにイメージ野郎なんかが…俺達のゲキ・ガンガーへの想いに勝てるわけがねぇんだ!」
ルリ「ヤマダさんの言うとおりです。テンカワさんとヤマダさんや…みなさんの方が、自分が相手にしてきたメカへの思い入れ、強いハズです」
アキト「俺の…俺達の、思い…」
甲児「そうだぜ! いくら記憶してきたっていってもよ、実際に戦ったのは俺達なんだ!」
ジョウ「けっ、メモリーから作られたコピー野郎なんかに、なめられてたまるかってんだよ!」
ユリカ「そうよ、アキト! アキトが私のために戦ってくれた思い入れだもの、絶対に勝てるわ!」
キョウスケ「…状況を勘違いしている人間が若干一名いるようだが?」
神宮寺「いちいちツッこんでる場合じゃなさそうだ。…くるぜ!」

<4EP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
ショウ「また新手か! あれは…今までの敵とは違うようだが…」
コウ「なに…! あれはガンダム…試作2号機…!」
※※アイナが仲間にいる場合、セリフ追加※※
アイナ「シロー!」

シロー「あれは…完全型のアプサラスか!」
ちずる「それに豹馬! あれは…」
豹馬「ガルーダだとぉ…ふざけやがって…!」
亮「どうやら、ガンドールやラー・カイラムのデータも入力済みだったようだな…」
雅人「シャピロのメカまで作り出すなんて…」
沙羅「あぁ…だけどそれが逆に、あたし達の心を逆撫でする事までは予測できなかったみたいだねぇ…」
ルリ「オモイカネも自分の不利をわかってるから、いろいろイメージを試してるんです。きっともう少しです」
※※ノリスが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ノリス「よろしい。ならばこのような愚策が通用せぬことを、我々が教えてやるまで! 世の中の厳しさも学んでいただくとしよう」

忍「いろいろとえぐい手を考えてきてくれるぜ。だが…見てろよ。俺たちの野性…データで計りきれるかどうかをよ! やってやるぜッ!!」
ユリカ「いけいけぇ! やってやっちゃって下さい! あれ? …ルリちゃん、どうかしたの?」
ルリ「…オモイカネ、あなたはいままでで、なにが一番強いと思っているの…?」
オモイカネ「……」

<8EP・敵増援3出現>
〔敵ユニット出現〕
キョウスケ「アインスト…!」
洸「なんとなく予想は付いてましたけどね」
キョウスケ「…そうだな。だが、しょせんはデータだ」
ルリ「オモイカネ、こんなものまで…!?」
アキト「もうなりふり構ってないな。…だけど、おまえを救うためなんだよ! なんでそれがわからないんだ!」
竜馬「わからず屋は、ときには叩かなければならない…! いくぞ!」
キョウスケ「どこまで再現されているか…俺が確かめてやる…!」

<味方が大樹へ到達・敵増援4&第3軍増援1出現>
ウリバタケ「よぉし! とっついたぜ!」
ルリ「急いでオモイカネの記憶を…摘み取ってください。連邦軍の作業も始まっちゃいます」
洸「記憶部分って…どこなんだ!?」
レニー「ねえ、ルリちゃん! それっていったい…」
ルリ「確認します。…もう少しもたせてください」
ジョウ「おいおい、しっかりしてくれよ!」
アムロ「…了解した。しかし…仮想空間だというのに…なんだ? この感覚…」
キョウスケ「…どうもな。嫌な予感がする」
オモイカネ「……」
〔敵ユニット出現〕
???「………」
マーベル「ショウ!」
チャム「赤い髪の女! ショウ! まさか…!」
ショウ「違う! あれはデータの塊にすぎない…!」
ルリ「オモイカネ…そんなにまで…自分の記憶を…」
アムロ「自分が自分であるために…それはどんなにつらい記憶であっても、なくてはならないものだ。でもみんな、そういうものもすべて胸の奥に抱えたまま、戦っているのさ」
ルリ「胸の奥に…ですか?」
ショウ「だけど…憎しみのオーラ、それは覚えていては…いや、知ってはいけないものだ…! 俺が断つ!」
オモイカネ「……」
キョウスケ「…むっ!?」
洸「…!! いけない、気をつけて!」
レニー「洸君!? どうしたの? …あぁっ!」
〔敵ユニット出現〕
万丈「なるほど、ホシノ君が言っていたのはやはり…」
キョウスケ「!! あの巨大な…アインストか!」
バニング「全員、気をつけろ! 今までの敵と同様に、俺達が実際に戦ってきた相手よりも強化されているはずだ!」
ユリカ「アキト! がんばって! ナデシコを助けて!」
ルリ「オモイカネのためにも…」
アキト「ああ…俺達が戦ってきた敵…データに記録されないような事だって、実際に戦ってきた俺たちは知ってる…」
キョウスケ(…こいつらの恐ろしさは、マシンのスペックなんかじゃない…もっと根元的な部分にある…!)
アムロ「急ぐんだ! もう時間がない!」
カミーユ「ここでナデシコを失うわけにはいかない!」
ユリカ「ウリバタケさぁん! なんか裏技とか、隠しコマンドとかないんですかあ!?」
ウリバタケ「うう~ん、隠し球があるっちゃあるが…試してみるか。実物のデータが少なすぎて、再現が完全じゃないデータがあるんだが…」
ジョウ「出し惜しみしてんじゃねえぞ! なにが出てきても驚かねえからよ! とっととしやがれ!」
マイク「なんでもいいよ!」
ウリバタケ「よし…うまくいったらおなぐさみだ! プログラム、インストールだ!」
[デモムービー「飛影登場」]
〔第3軍ユニット出現〕
飛影「……」
レニー「うそぉ!?」
ロミナ「飛影…! ウリバタケ様!? あなたはニンジャを作ることができるのですか…!? もしや…あなたが…伝説の…」
ジョウ「こらこら! ロミナ姫! あんた、やっぱりこの仮想空間のこと理解してやがらなかったな!?」
ルリ「…よくできてますね、あれ」
ウリバタケ「実はほとんどハリボテとかわらないんだがな。武器も刀しか持ってねえし、合体も機構がわからねえから付けられなかった。…ジョウ! あんましアテにすんなよ!?」
ジョウ「すまねえ、ウリバタケ! よっしゃ、本物じゃねえけど、気分は乗ってきたぜ! いっちょやってやるか!」
ウリバタケ(ん…? ディティールが俺が作ったやつと若干違うような…?)
飛影「……」

<ジョウorレニーorマイク気力110以上>
飛影「……」
※※ジョウと合体の場合のセリフ※※
[デモムービー「黒獅子合体」]
〔ジョウ、合体〕
※※レニーと合体の場合のセリフ※※
[デモムービー「鳳雷鷹合体」]
〔レニー、合体〕
※※マイクと合体の場合のセリフ※※
[デモムービー「爆竜合体」]
〔マイク、合体〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ウリバタケ「が、合体!?」
ジョウ「すげえ! やるじゃねえか!」
ルリ「ウリバタケさん?」
ウリバタケ(やっぱ俺が作ったやつは、インストールに失敗してる…! じゃあ、ありゃ本物なのかよ!? どうやってだぁ!?)

<アインストレジセイア撃破・勝利条件達成>
ルリ「自衛反応消滅。記憶修正完了…」
アキト「ふう…」
コウ「なんとか、間に合ったようだな…」
アキト「しかし大丈夫か? ここまでやっちまって…連邦軍の作業班に気付かれたらまずいんだろ?」
ウリバタケ「だ~いじょ~ぶ! ダミー情報さえ破られる前に作業を終了すれば、そのままズラかれるようにしてある!」
リョーコ「なんだよ、じゃあそんなに慌てる必要なかったってのか?」
レイン「そんな事ないわ。ダミーを破られる…イコール、こっちがなにかしてるのがわかっちゃうんですもの。それで全艦のチェックをされたらお終いよ」
アカツキ「そうなれば、ぼくらの本体がいるヴァーチャルルームも調べられただろうからねぇ」
ヒカル「そっかぁ、ウリピー、えらい!」
イズミ「えらひ」
ウリバタケ「へっ、よせやい」
ユリカ「いやいや、お手柄ですって! ウリバタケさん!」
ジョウ「飛影のプログラムも見事だったしよ。やるじゃねえか」
ウリバタケ(あれだけはわからねえがなあ…)
万丈「とんだコンピュータメンテナンスだったな」
※※敵増援2出現の場合、セリフ追加※※
沙羅「自分の記憶も覗かれたみたいで、楽しくは無かったけどね…」
コウ「自分のこだわりを正面から見せつけられるのは、少しこたえましたね」
バニング「ウラキ…」
豹馬「何言ってんだよ! またライバル達に勝つチャンスがあったんだ、儲けもんだと思やいいのさ」
シロー「…そういうとらえ方もあるか。前向きだな」
大作「豹馬しゃんはお気楽なだけたい」

アキト「ん? ルリちゃん…?」
ルリ「ありがとう…」「テンカワさん達の思い込みって素敵です…」
ガイ「あったり前よう! 俺達の正義とゲキ・ガンガーへの熱い情熱は、データ化なんかできゃしねえって事よ!」
キョウスケ(こだわり、か。…だが、データに苦戦するようではまだまだか。…エクセレン)
アキト「けっこう…面白かったよ」
ルリ「…ありがとう…」
甲児「さってと! これでナデシコも元通りに戻って、みんなもまた集まれてバンバンザイだぜ!」
ウリバタケ「よし、それじゃヴァーチャルプログラム、終了するぜ」
忍「おう、急いで戻ろうぜ。葉月のおっさん、調査班をごまかすのに苦労してるはずだぜ」
雅人「言えてる。長官、ウソが苦手だもんね」
〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕

ルリ「ん…オモイカネ…?」
オモイカネ「…アノ忘レエヌ日々…」


サブタイトル
「そのために今、生きている」


ルリ「うん…そうだね…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ジュン「あ、みんなおかえり」
ユリカ「ただいま、ジュンくん。連邦軍の作業班は…」
メグミ「ウリバタケさんのダミープログラムを初期化して、帰りましたよ。…あら? アムロ大尉たちはどうしたんですか?」
アキト「ああ、クワトロ大尉がさ、ナデシコにみんな来てた事が作業班にばれるとうるさいだろうからって、すぐに帰っちゃったよ」
ガイ「兜とボスのやつは、なんだか未練があったみたいだけどな…」
ギャリソン「ほほほ、露天風呂はお預けのようですな」
レイカ「でも、クワトロ大尉の言う通りね。私たちも早く引き上げたほうがよさそうだわ」
プロスペクター「ネルガルとしては、ロンド・ベル…厳密にはその地上部隊にずいぶん大きな借りができてしまったようですなあ」
葉月「いや、困ったときはお互い様です。私もそうだが…彼らにも貸しという意識はないでしょう」
ユリカ「さっすが葉月博士…じゃなかった長官、太っ腹ですね!」
エリナ「艦長、微妙に表現を間違ってるわよ…」
リョーコ「だけどよ、コンピュータの調整をすんのがあんなに面倒だとは思わなかったぜ」
ヒカル「そうだよねぇ、ゲームって言うか…戦闘そのものだったし」
イズミ「銭湯に入るつもりが、戦闘でデバッグ…クク…」
アカツキ「アクセスした人間の意識の中から、こだわっている敵のイメージが出てくるなんてね…木星のメカが多かったのは…」
ルリ「はじめに現れたのは、オモイカネが一番よく知っている相手だったからです。でもその後は…」
イネス「現在の心理状態で、アクセスしていた人により深く刻まれた敵のイメージ…だったみたいね」
アキト「となると…あのアインスト…」
ガイ「あのデカブツ野郎か…あいつが俺たち全員の中で、一番印象が深いって事になるのか?」
イネス「全員を平均してみれば…ってところでは、そうなるのかもしれないわね」
ヒカル「キョウスケさん、結構気にしてたね」
葉月「ふむ…なんにせよ、ナデシコが復帰できるという、いいニュースだ。全艦の発進準備に入ろう」
ユリカ「はいっ、葉月長官!」
ビューティ「じゃあ、みなさぁん、またねぇ」
トッポ「ちぇっ、おいらナデシコの方がいいや。遊べる場所がいっぱいあるんだもんな」
プロスペクター「どうも…最新鋭戦艦とは認識してもらいにくいようですなあ。設備が豪華すぎましたかねぇ…」
ルリ「設備よりも、乗ってる人の問題だと思います」

鉄也「やれやれ、とんだ作業だったぜ」
甲児「そう言うなよ、鉄也さん。結構、面白かったじゃないか」
ジュン「とにかく、ナデシコが直ってよかったわね。キャンベル星人も追い返せたことだし」
豹馬「…とどめは刺せなかったけどな」
小介「地球から逃げたようですね。それは確認しました」
十三「せやけど、すっきりせんで。アインストちゅう連中との関わりも、結局わからんままや。エクセレンはんかて…」
ちずる「十三!」
キョウスケ「……」
十三「しもた。…キョウスケはん、大丈夫やて。エクセレンはんは…」
キョウスケ「ああ…俺はあいつを信じている」
アムロ「キョウスケくん…あいつらは最後までぼくらの前に立ちふさがるだろう。だから…」
キョウスケ「はい…近いうちに…必ず…」
忍「それにしても、葉月のおっさんはいつ帰ってくるんだ? ナデシコに居座るつもりじゃねぇだろうな…」
雅人「それなら、うるさいのが側にいなくなっていいじゃん」
葉月「残念だったな式部。グラン・ガランだろうがエルシャンクだろうがお前たちを預かって頂いている艦にいないことには、安心はできなくてな」
沙羅「あ~あ、やっぱりね…」
シーラ「葉月長官、ごくろうさまでした。我々は、これからどちらに…?」
葉月「そのことですが…一度、宇宙のブライト艦長と相談をしようと思います」
クワトロ「確かに、宇宙の状況も気になるな」
バニング「よし、ブライト艦長との通信の間に、各自自分のマシンのチェックをしておけ」
シロー「そうだな。ナデシコからはすぎ帰って来るつもりが、時間をかけてしまったからな…」
チャム「おそらのみんな、どうしてるのかなぁ。シーラさま、空のずーっとずーっと上はまわり中が夜になるのよ」
シーラ「そうらしいですね…バイストン・ウェルの遥か高きには地上。そしてその高きには、限りなき夜…その全てで争いをおこす人間たち…悲しいことです」
ショウ「シーラさま…」
クワトロ「それが、人の業というものでしょう…いずれ、捨て去らねばならぬ時が来る…」
シーラ(この人物…ほかの方々とは違う…)
アムロ(シャア…やはり何か…?)

ドレイク「グラン・ガランにゴラオンが合流しただと? まことか」
ショット「はっ。そのほかにも、地上の戦艦が二隻集結しているということです。ドレイク様、こちらはウィル・ウィプス一隻…ここは…」
ドレイク「構わん。進路このまま、シーラとエレを討つ」
ショット「しかし…!」
ドレイク「くどいぞ、ショット=ウェポン。技官であるお前に、戦の運び方を指図される覚えはない」
ショット「…くっ…ですがドレイク様、何か策がおありなのですか…?」
ドレイク「シーラ=ラパーナにエレ=ハンム…やつらに小細工など通用せん。正面から押し込む…ショットよ、一度合流したやつらが、このウィル・ウィプスも墜とさんうちに再び分散すると思うか?」
ショット「……いえ、それは…」
ドレイク「ならば、やつらが戦慣れする前にこちらから仕掛けるしかない。今しか勝機はないのだ」
ショット「わかりました…出過ぎた事を言い、申し訳ありませんでした」
ドレイク「わかれば構わん…こたびの戦が我らの命運を分ける。心してかかれい!」
ショット「ははぁっ!」

クワトロ「ハマーンが?」
ブライト「ああ、動き出したようだ。…いまのところ小競り合いのレベルで、ジュドーたちやロムくんたちで十分対応はできるが…」
カミーユ「これからどうなるかはわかりませんね」
ブライト「その通りだ。ルナツー、コンペイトウの復旧は遅々として進んでいない…そのため、連邦の指揮系統はいまだ混乱したままだ」
鉄也「連邦のお偉方など、はなから頼りにしていない」
甲児「きっついなあ。…でも否定はできねえよな。要するに、こっちの何体かは、宇宙に行ったほうがいいってこったろ? ブライトさん」
ブライト「そうだ…それに、気になる情報もある。…こちらでヴァイスリッターらしき機体を見かけたとの報告がある」
キョウスケ「なんだって!? この前、早乙女研究所に現れたばかりだというのに…!」
ブライト「まだ確定はできていないが…特徴のある機体だ、見間違う可能性は少ない…」
キョウスケ「アムロ大尉、俺も宇宙に行く隊に入れてください!」
レイン「あ、私もお願いします。…キョウジさんの事、ドモンに伝えなきゃ…」
クワトロ「彼は?」
レイン「…はい、まだ絶対安静ですが…がんばってくれ、と…」
アムロ「わかった。ブライト、万丈くんたちが降下したときに使ったHLVで何名かを宇宙へ戻す。なんとかもたせてくれ」
ブライト「ああ、頼むぞ」
ファ「通信、終了しました」
シロー「地上での活動を始めたメガノイド…アインスト…そしてエクセレンさん…。気になることも多いが…とりあえずはドレイク軍だな」
ショウ「…ドレイク…!」
チャム「シーラ様ぁ、ドレイクはどこにいるのかわからないの?」
シーラ「……」
マーベル「シーラ様?」
シーラ「喜んで良いものかどうか、わかりませんが…ウィル・ウィプスです」
隼人「ひゅう。タイミングいいな」
シーラ「どうやら…むこうも私たちを捜していたようですね」
万丈「じゃあご希望に応えて、出るとしますか、長官」
葉月「よし、総員、戦闘配置! 他の艦にも至急連絡を!」
ショウ「ドレイク…! 俺たちを倒して地上をも制覇しようとでもいうのか…!」
【シナリオエンドデモ終了】


● シーン2 自由選択ステージ終了後 へ戻る

● 太平洋上 → No10「海よ、大地よ」 へ進む


◆ 「第3部 銀河決戦篇」 へ戻る

◆ 「スーパーロボット大戦IMPACT」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。