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No.65
ウェンディの苦悩

【シナリオデモ開始】
プレシア「シュメルおじちゃん、助けられなかったね……これからどうするの?」
マサキ「ゼツの野郎を何とかしてやりたいのはやまやまだが……バゴニア国内じゃ、そう好き勝手はできねえからな……」
ジノ「ウェンディさん、ゼツに関してのくわしい資料は、お持ちではないでしょうか?」
ウェンディ「今、手元にはちょっと……王都に戻ればそろえられると思いますけど。何か、ご入り用ですか?」
ジノ「ええ、ゼツの悪行を、ネットワークを使って、怪文書の形ででも流布しておこうかと」「やりかたは少々陰険ですが、事実でですから効果はあるはずです」
マサキ「なるほどな……まあ、何もしないよりはましか。それで、ゼツの反対派を少しでも有利にできりゃ御の字だし」
セニア「それなら、デュカキスを使えばいいわ。シュテドニアスだろうがバゴニアだろうが、自由にアクセスできるから」
ウェンディ「……セニア様、それって犯罪ですのよ」
セニア「あ……あははは、ま、まあ、細かい事はいいっこなし!」
テュッティ「それじゃ、いったん王都に戻りましょう。どのみち補給も必要だし」
〔カーソル、王都ラングランへ移動〕
兵士「止まれ!!」
マサキ「おおっと!?? 何だ何だ!?」
兵士「ウェンディ=ラスム=イクナートはいるか?」
ウェンディ「私に何か?」
兵士「練金学協会からの召喚状だ。至急出頭せよ」
ウェンディ「私に……召喚状?」
セニア「ウェンディ、協会の会長にでもなってくれって、言われるんじゃないの?」
テュッティ「それにしては……穏やかな雰囲気じゃないわね」
兵士「何をしている! 至急といったはずだ!!」
ウェンディ「あ、はい、すぐに参ります」
マサキ「おい、ちょっと待てよ。少し横暴じゃねえか?」
兵士「お前達魔装機操者にも、議会から出頭命令が出ている」
テュッティ「どういう事です?」
兵士「この度の、バゴニアとシュテドニアスとの一件に関してだ。くわしい事は、出頭して聞けばいい」
テュッティ「……わかりました。私が代表としてうかがいます」
兵士「残りのものは、ラングランにて待機せよ!」
マサキ「何言ってやがる。政府だろうが議会だろうが、俺達に命令はできねえよ!」
兵士「む……我々の要請が聞き届けられない場合は、実力行使もありうる。以上だ」
ミオ「なにあれ、いばりくさっちゃって。さいて〜」
マサキ「俺達がいない間に、一体何があったんだ……」
リューネ「実力行使って……攻撃して来るって事だよね?」
マサキ「下手に身動きが取れなくなっちまったな……」

ジノ「どうも、雲行きが怪しいようだな」
マサキ「ああ。俺達も、ラングランの国益に反するような事をやって来たからな……」
ジノ「だが、ラングラン政府は、それをラ・ギアス全体のためという事で、容認してきたのではなかったのか?」
マサキ「フェイル殿下がいた頃はな……けど、今じゃ、少々事情が違うようだ」
ファング「殿下……まさか、しばらくの間に、ここまでラングラン政府がわからずやになっているとはな」
ミオ「テュッティさん、遅いね」
リューネ「ウェンディさんも、まだ帰ってないし……何かあったのかな……」
プレシア「ウェンディさんから通信が入ったよ! 今アカデミーにいるって」
ウェンディ「マサキ、よく聞いて。ラングランは今……うっ……そ、そんな……何もこんな時に……」
マサキ「お、おい!? ウェンディ!! どうしたんだ!? 何があった!! 返事ぐらいしろ! おい、ウェンディ!!」
プレシア「切れちゃった……」
マサキ「ウェンディ、何が言いたかったんだ……」
テュッティ「……ただいま」
ミオ「あ、テュッティさん、お帰りなさい」
テュッティ「出動要請よ。アカデミーの近くでデモンゴーレムが暴れてるらしいわ。行って、かたづけて来いって」
マサキ「そりゃいいけど……テュッティ、どうかしたのか? 元気がねえぞ」
テュッティ「政府がここまでわからずやになってるなんて、思わなかったわ」
ヤンロン「グチを言っててもしょうがない。デモンゴーレムを始末しておかんと、一般の人々が被害を受けるぞ」
マサキ「そうだな。テュッティ、くわしい事はあとで聞かせてくれ。まずは、デモンゴーレム退治だ」
〔カーソル、アカデミー近くへ移動〕
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ウェンディの苦悩」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
リューネ「こんな街中に、デモンゴーレムが現れるなんて……」
マサキ「確かに妙だが……まずは、デモンゴーレムをかたづけるのが先だ」
<戦闘開始>

≪ベッキーかティアンがマップ上にいる≫
<敵全滅・敵増援1出現>

マサキ「ま、デモンゴーレムなんざ、こんなもんだが……」
※※ベッキーがマップ上にいる場合のセリフ※※
ベッキー「あ、ちょっと待って!! 今、ピーンと来た! まだ近くにいるよ! しかも、金のデモンゴーレムが!!」
〔敵ユニット出現〕
ベッキー「ほーら、来た来た!」
リューネ「うれしそうだね、ベッキー」
ベッキー「だって、こいつらいい金になるじゃないか」
マサキ「……まあ、政府からロクに資金がまわってこねえから、こういうので稼ぐってのは、いいかもしれねえが……」
ベッキー「ほれ、ゴチャゴチャ言ってないで! お宝の回収だよ、みんな!」


<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「テュッティ、さっきはどうしたんだ、一体?」
テュッティ「議会がね、あたし達をジャマもの扱いしてるのよ。『魔装機神の理想はわかるが、現実も見てくれ』だって」「確かにラングランが弱体化してるのは問題だけど、あたし達をラングラン軍の一部隊にしようなんて……」「あんまりだと思わない?」
マサキ「そんな話が出てるのか!?」
テュッティ「一部からだけだけど……それでもその影響は、無視できないわ」
マサキ「何考えてやがるんだ、議会の連中はっ!! それじゃ、魔装機神の意味なんて、ねえじゃねえか!!」「俺がどなりこんでやる!!」
テュッティ「ダメだってば、マサキ! もう、すぐこれなんだから。あなたを連れて行かなくてよかったわ」
マサキ「けどよ、無茶苦茶だぜ!」
テュッティ「まあ、交渉の方は私にまかせておいて。何とかして見せるから」
リューネ「マサキ、それより、ウェンディさんの事、気にならない?」
マサキ「あ……そうだな……」
リューネ「ね、ここからならアカデミーもすぐそこだし、ちょっと様子を見に行かない?」「さっきのウェンディさん、ただ事じゃなかったよ」
マサキ「確かに……わかった。行ってみよう」

兵士「気がつかれましたか?」
ウェンディ「あ……ここは……」
兵士「ウェンディ殿は、気を失っておられたのです。過労だという事ですが」
ウェンディ「そ……そう……」
兵士「? 何か気になる事でも?」
ウェンディ「私……変な事を口走ったりしてませんでしたか?」
兵士「……いえ、そのような事はありません」
ウェンディ「……そうですか……どうも、お手数をおかけしまして……」
兵士「では、ごゆっくりお休みください」
バタン
〔扉を閉める音〕
ウェンディ「……うっすらと記憶があるわ……姉さん……どうして……」
【シナリオエンドデモ終了】


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