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No.66
17番目の魔装機

【シナリオデモ開始】
リューネ「マサキ、用意はいい?」
マサキ「いいけど……何でお前がリーダーシップとってるんだよ?」
リューネ「何言ってるの、マサキにまかせちゃ、とんでもないとこ行っちゃうじゃないの」
マサキ「う……ま、そりゃそうだが」
リューネ「ちゃんと、あたしの後について来てよ」
マサキ「わかったよ」
〔カーソル、アカデミーへ到達〕
リューネ「ここね……魔装機はこのあたりに置いておいた方がいいよね。人目につくと困るし」
マサキ「アカデミーの見取り図は覚えてるな?」
リューネ「マサキじゃあるまいし。まかせてよ。このエアダクトから、侵入できるわ」
マサキ「……なんか、マンガみてえだな」
リューネ「でも、この手口って、実際に有効なんだよ。こういうとこのエアダクトってサイズが大きいし」
マサキ「サイズが大きいっつっても……なあ。やっぱ、ちょっとせまいぜ」
リューネ「マ、マサキ、あんまり前見ないでよ」
マサキ「前って……リューネ、おまえのケツ、でけえな」
リューネ「見ないでって言ってるでしょ!!」
マサキ「だったら、俺が前にいくか?」
リュユーネ「そんな事したら、迷っちゃうじゃないのっ!!」
マサキ「しっ! 声がでかいって」
リューネ「……」
…………
マサキ「!」「おい、リューネ……あれ!」
リューネ「え? あ……何あれ? あ……もしかして、新型の魔装機!?」
マサキ「だろうな……俺もあれは、見た事がねえ……ラングランが、俺達に内緒であんなもの作ってたなんて……」
リューネ「なんか、いやな予感がするね……」
マサキ「ああ。ウェンディに会ったら、聞いて見よう。何か知ってるかも知れねえ」
…………
リューネ「あ、ここだよ、ここの通路の先が居住区になってるはず。ウェンディさんは多分ここにいるよ」
マサキ「よっと……ちょっと待ってな、リューネ。クロ、シロ、でてこい」
シロ「ふニャ……ニャンだよ。いい気持ちで寝てたのに」
クロ「ウェンディさん、見つかった?」
マサキ「クロ、シロ、ウェンディのプラーナの跡……キルリアン反応は追えるか?」
クロ「3〜4時間くらい前のニャら、ニャンとかいけると思うけど」
マサキ「このあたりに反応はないか?」
クロ「ちょっと待って……う〜ん……人通りがすくニャそうだから、ニャンとか……」
シロ「あったぜ。ほら、こっちだ」
マサキ「お、シロ、でかした!」
…………
マサキ「ここか……ウェンディ、いるか?」
コンコン
〔ノックの音〕
…………
リューネ「いないのかな……」
ガチャ
〔扉の開く音〕
マサキ「ありゃ? カギがあいてらあ。お〜い、ウェンディ……」
????「誰だ!! 研究のジャマをするな!」
マサキ「え!? だ、誰だ!?? ウェンディじゃないのか!?」
????「ほう……マサキと……こにくらしい小娘か」
マサキ「俺の名を……知ってる?」
リューネ「!? この人……ウェンディさんと同じ香水つけてる……まさか……」
????「面白い……そうだ、あれを試してみるか」
マサキ「誰だ、お前!!」
テューディ「私の名は、テューディ。テューディ=ラスム=イクナートだ。これから実験を行う」「お前達にも手伝ってもらう……うっ!? バ、バカな……早い……なぜ……ス、スイッチを……」
ドサッ
〔人の倒れる音〕
マサキ「あ……お、おい!? えっ!? な、何だ……髪の毛が……」
リューネ「青く変わっていく……ウェンディさん!?」
ウェンディ「う……ううん……マサキ……リューネ……」
マサキ「な、何なんだ一体……今のは……誰だ?」
ウェンディ「私の双子の姉……テューディよ……」
マサキ「一体どういう……」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

マサキ「どわっ!?」
〔警報〕
マサキ「な、な、何だ!?」
ウェンディ「大変!! イスマイルの自動操縦が……お願い、マサキ、止めて!」
マサキ「な、何がなんだか……」
ウェンディ「格納庫のイスマイルのスイッチが入ったの! 止めないと大変な事になるわ!」
リューネ「イスマイル……もしかして、さっきの!?」
マサキ「よくわからねえが……格納庫だな!? あれが動き出したんなら、止められるのは俺達だけだ!!」「行くぜ、リューネ!!」
リューネ「わかったよ! ウェンディさん、あとで事情、聞かせてね!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「17番目の魔装機」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

兵士「マ、マサキ殿!? どうしてここに……」
マサキ「んなこたあ、どうだっていい!! それよりこいつを止めるのが先だ! さがってな、ケガするぜ!!」
兵士「お、お願いします」
〔味方ユニット離脱〕
マサキ「さあて、イスマイルだかスマイリー○原だか知らねえが、軽くかたづけてやるぜ!」
リューネ「……そのギャグ、ミオ並みよ」
マサキ「う……」
<戦闘開始>

<敵全滅・勝利条件達成>

マサキ「ちっ、なんてタフな魔装機だ……まるで超魔装機だぜ」
リューネ「あっ!? も、もう再生始めてるよ!」
マサキ「始末が悪いな……ざんがいをバラしておくか」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「ウェンディ、聞かせてもらうぜ。イスマイルの事、そして……」
ウェンディ「テューディの事ね……わかったわ」
※※以前にテューディのことを聞いている場合のセリフ※※
ウェンディ「以前、私に双子の姉がいたって事は、話したわよね……それが、テューディなの……」
※※今までテューディのことを聞いていない場合のセリフ※※
ウェンディ「私、本当は双子だったの……でも、姉は……テューディは、生まれてすぐに死んじゃったから……」
マサキ「テューディ!? それって、さっきの……」

ウェンディ「姉の心は……私の中で生きていたのよ……私も、あの日までは全然気づかなかった……」
マサキ「あの日……?」
ウェンディ「王都が壊滅したあの日、私は大ケガをして……それ以来、幻聴や頭痛に悩まされていたわ……」「私の体力が落ちて、プラーナが下がると……次第に私の中の姉の人格が顔をだし始めるようになったの」「姉と私は、記憶も感情も、共有しているの。だから、私……姉の気持ちがわかってしまう……」「こうして私が生きているのも、姉が犠牲になってくれたから……私、姉にもうしわけなくて……」「最初は、姉も協力的だったわ。でも、姉の心の中は……暗い、闇しかなかった……」「生きて、生まれる事ができなかったこの世に対するうらみ……それが、姉の心を支配していたの……」「それで、私は姉の人格を何とか抑えようとしたんだけど……ダメだったわ」「私……こわい……このまま私姉に取って代わられてしまうのかしら……そして……」
マサキ「ウェンディ!!」
ウェンディ「あ……マ、マサキ……」
マサキ「だいじょうぶだ、俺達がいる! 何とかしてやるよ!! だいじょうぶだ!」
リューネ「そ、そうだよ。気をしっかりもちなよ」
ウェンディ「あ、ありがとう……でも……このままだと私……今度のイスマイルの事にしたって……」
マサキ「イスマイル!! そうだ、何であんなものを!?」
ウェンディ「ラングラン政府は、恐かったのよ。魔装機神が、彼らの手から離れて、独自に動き出したのが……」「それで、ラングラン防衛用に、未完成で放っておかれたイスマイルを完成させる事に決めたの」「私も、最初は断ったわ。でも、いつの間にかテューディが……」「しかも、最初に私が設計した時より、更に強力な魔装機に生まれ変わらせてしまったわ……」「イスマイルは……存在してはいけない魔装機なのよ……」「ラングランの魔装機は、全部で16体……そのはずなのに……禁じられた17体目の魔装機……それがイスマイル」
リューネ「ウェンディさん、ここにいちゃいけないよ。私達と一緒に行こう」
ウェンディ「で、でも、そんな事したらみんなに迷惑が……」
マサキ「俺達は魔装機神操者だぜ。ウェンディの身柄くらい、何とでもしてやらあ」
ウェンディ「ありがとう、マサキ、リューネ……私……」
マサキ「イスマイルの件は、テュッティにでも頼んで糾明してもらおう」
リューネ「ウェンディさん、あたし達がいるから、もうだいじょうぶよ。きっと、何とかしてあげるから」
〔カーソル、王都ラングランへ移動〕
【シナリオエンドデモ終了】


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