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No.21
マサキとリカルド

【シナリオデモ開始】
〔カーソル、東へ移動〕
マサキ「ま、ここまでくりゃさすがにテュッティでもあきらめるだろ」
クロ「……だからってサイバスターで逃げてちゃ、さっきとやってる事はおんニャじよ」
マサキ「さっきは地上まで行っちまったけど、今はそこまではやってねえぜ」
クロ「……五十歩百歩よ」
シロ「でも、いやがってるわりには、本気でテュッティの事嫌ってるわけじゃニャさそうだよニャ」
クロ「マサキは兄弟がいニャかったから、ああいうお姉さんタイプには、弱いのよ」
シロ「そういや、プレシアにも弱かったニャ」
クロ「あら、ウェンディさんのエレガントニャ雰囲気にも気圧されてたわよ」
シロ「……結局マサキって女性に弱いだけニャンじゃ?」
マサキ「てめえら、何好き勝手な事言ってやがる! クロ、レーダーをちゃんと見てろ!」
クロ「ニャによ、図星だからって、怒る事ニャいでしょ」
シロ「ところで、こんニャとこまで来ちゃったけど、この後どうすんだ、マサキ?」
マサキ「そうだな……」
そのまままっすぐ
東へ
西へ

≪「そのまままっすぐ」を選択≫

マサキ「もうしばらく、このまま行ってみるか」
〔カーソル、東へ移動〕
マサキ「しかし、使い魔ってのは結構便利だな。ヒマな時の話し相手には、もっていこいだ」
シロ「ホントは、もっと有効的ニャ使い方ってもんがあるんじゃニャいのか?」
クロ「……それはいいけど、どこまで行くつもりニャの? このまま行っちゃうと、海に出ちゃうわよ」
マサキ「このまましばらく、ここでぶらぶらしとくか。そのうちほとぼりもさめるだろ」
クロ「マサキが無茶しニャきゃ、それですんだのに……」
マサキ「しばらく、この辺の景色でもながめてようぜ」
【シナリオデモ終了】

≪「東へ」を選択≫

(→ No22「破戒僧ティアン」 へ)

≪「西へ」を選択≫
(→ No23「静かなるデメクサ」 へ)


サブタイトル
「マサキとリカルド」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
マサキ「ラ・ギアスってのは、自然が多いとこだよな。結構科学が発達してるみたいなのに、あんまりそれが感じられねえし」
クロ「科学じゃニャくて、練金学でしょ」
シロ「そうそう。別名良心のある科学。技術の暴走を抑えるために、技術者自身が哲学者にニャったんだよニャ」
マサキ「何でお前ら、俺の知らねえ事まで知ってんだ? 使い魔のくせに」
クロ「マサキが勉強不足ニャだけでしょ」
シロ「マサキがニャまけてる間、おいら達は勉強してたんだぜ」
クロ「!?」
マサキ「? どうした、クロ?」
クロ「ニャンか来るわ!」
マサキ「何だ……?」
〔味方ユニット出現〕
リカルド「何だ、ここにいたのかマサキ」
マサキ「何だよ、リカルドか。何か用か?」
リカルド「勝手に地上に出て、テュッティに散々しかられたらしいな」
マサキ「うるせえ、余計なお世話だよ」
リカルド「そうとんがるなって。けど、何でお前、わざわざ地上に出たんだ?」「おまえも俺達みたいに、地上への未練なんざこれっぽっちも持ってないかと思ってたんだが」
マサキ「俺もそう思ってたが……やっぱそうでもねえらしいや。何か、地上の事が気になってたんだろうな」
リカルド「そうか……ま、普通はそうだよな。俺やテュッティやヤンロンが特別なんだろう」「俺は地上にゃ、いやな思い出しか残ってねえ。テュッティもそうらしい。ま、ヤンロンは別みたいだがな」「あいつは、この世界が単に性に合ってるんだろ。ウワサじゃ、お姫さんにホの字だとも聞くが」
マサキ「リカルド、あんたは地上でなんかあったのか?」
リカルド「……ああ。あんまり人に話すような事じゃねえが……?」
マサキ「どうした?」
リカルド「おっと、その話は後だ。どうやらなんか来たみたいだぜ。それも、あんまり歓迎したくねえやつらだ」
〔敵ユニット出現〕
リカルド「やれやれ、またお前さんか。ルオゾール」
ルオゾール「むう、こんな所であなたがたと遭遇するとは思いませんでしたな……さてどうしたものか……」
マサキ「どうしたもこうしたもねえだろーが! 出会っちまった以上、やるっきゃねーぜ!」
ルオゾール「……このような所で戦ってもいたずらに戦力を消耗するだけ……私共に利益はございませんな」「ここは、おとなしく引き下がらせていただきましょう」
マサキ「何? 待ちやがれ!! そう簡単に逃がすかよ!!」
ルオゾール「やれやれ、厄介なお方だ。仕方ありません、あなた方には、こいつらと遊んでいただきますかな」
〔敵ユニット出現〕
マサキ「ちっ、またデモンゴーレムか!」
ルオゾール「少しばかり強化しておりますでな、そう簡単には倒せますまい。では、これにて失礼」
〔敵ユニット離脱〕
マサキ「あ、くそっ!! 逃げちまったか」
リカルド「マサキ、気をつけろ。ルオゾールが言ったとおり、このデモンゴーレムはちょいと手強そうだぜ」
マサキ「なあ、俺のサイバスターにも、ザムジードやガッデスみてえな、一度に広範囲の敵を攻撃できるやつはねえのか?」
リカルド「ああ、マップ兵器の事だな。もちろんあるぜ。サイフラッシュってのがな」
マサキ「どうやって使やあいいんだ?」
リカルド「お前さんにはまだ無理だ。もうチョイ修行をつんでからにしな」
マサキ「ちっ」
<戦闘開始>

<マサキorリカルドがダメージの次PP>
マサキ「ちっ、強化したっていうだけあってなかなかしぶといやつらだぜ」
リカルド「こうやってると思い出すな。地上でパイロットをやってた時の事をよ」
マサキ「そういや、戦闘機に乗ってたとか言ってたな」
リカルド「ああ、あの時も今とおんなじで、多勢に無勢だった。味方は俺を含めて二機だけ。敵は十機はいたな」
マサキ「で、そん時はどうしたんだ?」
リカルド「敵を一機ずつ分散させたのさ。そうすりゃ、こっちは後ろを気にせずに戦える」
マサキ「なるほどな」

<マサキorリカルドがダメージの2ターン後のPP>
リカルド「!?」
マサキ「どうした、リカルド?」
リカネド「いや……?」(何だ……ザムジードの動きが……)
マサキ「やっぱり変だぜ。なんかあつたのか」
リカルド「……マサキ、お前はここから撤退しろ」
マサキ「何だあ? いきなり何言ってやがる。ンなこたあできるわけねえだろうが」
リカルド「いいから早くしろ!! ここは俺が食い止める!」
マサキ「……ザムジードに何かあったのか、リカルド?」
リカルド「!? 何? なぜ……い、いや、何でもない! お前はここから逃げて、救援を呼んで来るんだ!」
マサキ「いまさらごまかしても遅いぜ。あんた、顔に出てるんだよ。ザムジードの具合がわりいんだろ」「で、俺だけでも逃がそうとした……違うか?」
リカルド「ふっ、そこまでわかってるなら話は早い、さあ、早く行くんだ!!」
マサキ「おい、リカルド! 俺の事をバカにするなよ。そんな恥知らずなマネが、できるかってんだ!」
リカルド「だが、どうやら俺のザムジードは移動ができん。これでは、敵の標的になるだけだ」
マサキ「移動はできなくても、攻撃はできるんだろ? なら、あきらめるには早えぜ!! 俺が何とかしてやらあ!!」
リカルド「いかん! このままでは二人ともやられる可能性がある。だが、今ならお前だけでも助かる! 俺の事はかまうな!」
マサキ「バカ野郎!! なにカッコつけてやがる!! 死にてえのか!?」
リカルド「……昔、今と同じ様な事があった。その時は、俺とお前の立場は逆だった」「俺は、仲間の『大丈夫だ』という言葉を信じて、救援を呼びに行った」「……いや、違うな。その言葉を信じたんじゃない。少なくとも二人の内、一人が助かる方がいい、そう考えたんだ」「その時は、合理的だと思ってた。俺も、同じ事をするだろうとな」「だが、生き残った俺は、あいつの命をもらって生きている事に疲れちまった……」「今があいつにもらった命を返すチャンスなんだ。だから……頼む、マサキ!!」
マサキ「……さっきから聞いてりゃ、勝手な事ぬかしやがって……それじゃ何か!?」「俺は、てめえの過去を精算するために、今のお前と同じ立場にならなきゃいけねえってのか!?」「俺はごめんだね! お前さんが過去の事でウジウジ悩んでようが、そんなこたあ俺には関係ねえ!!」「俺は、俺のやりたいようにやる! てめえに指図されるいわれはねえっ!!」
リカルド「マサキ……」

<リカルドがマサキを攻撃>
マサキ「お、おいこらっ!! あぶねえ、よせっ!!」
リカルド「だいじょうぶだって、何とかなる。うまく避けろよ、マサキ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
リカルド「……マサキ、すまなかったな」
マサキ「あやまる必要はねえぜ。俺は、俺が好きなように、勝手にやっただけだ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

リカルド「マサキ、そろそろ帰ったらどうだ。いつまでもこんなトコでぶらぶらしてるわけにもいかんだろう」
マサキ「う~ん……けどなあ……」
リカルド「テュッティの事なら、俺が何とかしてやるぜ。テュッティは俺の言う事なら、何でも聞いてくれるからな」
マサキ「……ウソっぽいな。いつもテュッティに邪険にされてるくせに」
リカルド「なあに、照れてるんだよ。ま、大船に乗った気でまかせときな」
マサキ「……ドロ船の間違いじゃねえのか?」
〔カーソル、王都ラングランへ移動〕
テュッティ「マサキ!! もう……」
マサキ「ありゃ、様子が違うな」
テュッティ「心配……心配してたんだから……ホントに……」
マサキ「げっ……泣かれちまったよ……こういうの、計算に入ってなかったなあ」
テュッティ「あなたに、もしもの事があったらと思うと……私……」
マサキ「あ、あのさ、え~と……リ、リカルド、タッチ!」
リカルド「よう、テュッティ。泣いてちゃせっかくの美人がだいなしだぜ。ほら、笑って」
テュッティ「リカルド……」
リカルド「お、笑ったな。そうそう、それでなくちゃ」
テュッティ「リカルド、あなたね……あなたがマサキに、変な事をふきこんだんでしょう……」
リカルド「お、おい、テュッティ……そ、そのにこやかな顔で、おっとろしい声出すのはや、やめてくれねえかな……その……」
ュッティ「……やっぱりね……あなたが犯人だったのね……」
リカルド「ちょ、ちょっと待て!! お、俺は何も……ぐえっ!! く、首をしめるのは反則だぜ……ぐええっ」
マサキ「こ……こええ……」
フェイル「テュ、テュッティ、そ、そのくらいにしておいた方が……その、良くはないだろうか……と思うんだが……?」
テュッティ「あ、あら、あらあら、私とした事が……」
リカルド「そ……それ、より、く、く、首……く、く」
テュッティ「あ、ごめんなさい、リカルド」
リカルド「ぜえ、ぜえ……し、死ぬかと思った……」
セニア「テュッティが本気で怒ると、恐いのねー」
マサキ「何だよ、リカルド。何がまかせとけだ」
テュッティ「……リカルド、やっぱりあなたが……」
リカルド「ち、違うって!! 俺は、マサキを連れ戻して来たんだぜ!」
マサキ「あ、てめえ、裏切りやがったな!」
リカルド「あ、いや、その……まあこうして無事に戻って来たんだから、もういいじゃねえか」
テュッティ「……そうね。マサキ、もう無茶しないでよ」
マサキ「まあ、絞め殺されたくはねえからな」
【シナリオエンドデモ終了】


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