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No.36
惨劇の記憶

【シナリオデモ開始】
フェイル「すまんな、カークス将軍。私の立場では、あれ以上貴公をかばってやる事はできなかった」
カークス「かまいませんよ、殿下。それにカラタミーフィ州は風光明媚なところです。骨休めには、ちょうどいいですな。ハハハ」
フェイル「……」
カークス「ハハハ、どうやら、いつも骨休みしているじゃないか……と、おっしゃりたいようですな?」
フェイル「あ、いや、そんな事は……」
カークス「いやいや、ごもっとも。ま、私には将軍などと言う位は、重すぎるのです。のんびりやらせてもらいますよ」「まあ、心残りがあるとすれば、白紙に戻された超魔装機計画ですかな」「あれが実現しておれば、魔装機神よりも確実に、魔神に対抗しうると、今でも思っておりますよ」「では、殿下もお元気で。お身体には、くれぐれもお気をつけて」
フェイル「あ、ああ。将軍もな」
セニア「行っちゃった。でも、左遷なのにちっともこたえてないみたいね、カークス将軍。ホントに昼行灯なんだから」
フェイル「……そうかな」
セニア「そうでしょ」

ウェンディ「それにしても、妙ですわね。ルオゾールといい、クリストフといい、あれだけ何度も王都に潜入していながら……」「王都に大して被害を与える事なく、撤退していますわ」
フェイル「うむ。結界を厳重にするごとに、まるでそれをあざ笑うかのように侵入して来る。一体何が目的なのか……」「ともあれ、やつらの狙いは『調和の結界』の破壊だ」「結界維持装置の警備だけはおこたらないようにしないとな」(クリストフ……お前は一体何を考えているのだ……)

〔カーソル、南東へ移動〕
テュッティ「久しぶりね、マサキ。あなたと一緒にパトロールに出るなんて」
マサキ「まあ、魔装機神同士がつるむなんて、滅多にねえからな」
テュッティ「それだけ、今回の警備は重要なのよ。本当は、私は今日はオフだったんだけど」
マサキ「なんか予定でもあったのか? リカルドとデートとか」
テュッティ「そんなんじゃないわ。もうすぐ私の両親と兄が死んで、ちょうど2年がたつから……」
マサキ「……そうか」
テュッティ「あら、やだ。深刻な顔しないでよ。もう過ぎた事だし……」
フレキ「テュッティ様、精霊レーダーに反応がありました。おそらくは魔装機のものと思われます」
クロ「マサキ、こっちでも確認したわ!」
ゲリ「味方ではありません」
マサキ「なら、敵か! ルオゾールか、それともサフィーネか……それとも……」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「惨劇の記憶」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

ラセツ「さて、ルビッカ殿。あなたの実力とやら、見せていただきましょうか」
ルビッカ「もちろん、いただいた料金分の仕事はさせていただきましょう。これはビジネスなのですからね」「それよりあなたの方こそだいじょうぶですか? 相手は魔装機神ですよ」
ラセツ「心配ご無用。ダテに特殊部隊を率いているわけではありません」
ルビッカ「フフフ……それを聞いて安心しました。頼りにならない味方ほど、恐ろしい敵はいませんからね……フフフ」
ラセツ「……」
マサキ「何だ、あいつら……確かに魔装機みてえだが、見た事ねえタイプだ」
テュッティ「いえ、あれは前に王都に侵入して来たタイプよ。おそらくシュテドニアスか、バゴニア製……」
マサキ「ちっ、やっぱりやる気のようだな」
テュッティ「……」
ゲリ「? どうされました、テュッティ殿?」
テュッティ「……ううん、なんでも。ただ……ちょっといやな気分だったの」
ルビッカ「フフフ……魔装機神ガッデス……テュッティ=ノールバックですね」
テュッティ「!? ま、まさか……この声……いえ……間違いないわ。聞き間違えたりするものですか」
ルビッカ「お久しぶりです。またお会いできて光栄ですよ」
テュッティ「ルビッカ=ハッキネン!! あなたまだ生きていたのね!!」
ルビッカ「生きていたとは心外な。もっともあなた方のおかげで、一度は流浪の身となりましたが……」「こうして、シュテドニアスで雇っていただける事になりましてね」
ラセツ「!? ルビッカ!! 我が軍の名前を出すなと、あれほど……」
ルビッカ「いまさら、体裁をつくろっても仕方ないでしょう? 向こうも、とうの昔に気づいていますよ」「それに、ラングランを追放された私の言う事など、証拠にはならないでしょう?」
テュッティ「ルビッカ……あなたは……あなたという人はっ!!」
マサキ「テュ、テュッティ!?」
シロ「すごい……あのテュッティさんが、こんニャに憎悪のプラーニャを放出するニャんて……」
〔テュッティ、気力上昇〕
<戦闘開始>

<テュッティvsルビッカ>

テュッティ「ルビッカ=ハッキネン!! 許さないっ!!」
ルビッカ「テュッティ=ノールバックか……まったく、しつこい人だ」

<テュッティvsルビッカ(戦闘後)>
ルビッカ「あなたには、私は倒せない……そうだろう? テュッティ=ノールバック」
テュッティ「いいえっ! 私は、あなたを倒します!」
ルビッカ「では、あなたもあなたのご両親や兄上と同じ運命をたどる事になる。フフフ」「そう、あの時のようにね」
テュッティ「!!」
フレキ「!? テュッティ様、どうなされたのです? テュッティ様!?」
マサキ「ん? どうした、テュッティ?」
テュッティ「……」
マサキ「? 何なんだ、いったい……」
〔テュッティ、味方から第3軍へ〕

<テュッティが第3軍になった次PP>
マサキ「おい、テュッティ!? どうしたんだ!? 何ボーッとしてやがる!?」
テュッティ「……」
マサキ「テュッティ!? ちっ、どうしちまったんだ一体……」

<マサキがテュッティを説得>
マサキ「テュッティ!!  しっかりしろっ!! 何やってやがんだ!!」
テュッティ「…………」
マサキ「テュッティ!!!!」
〔テュッティ、第3軍から味方へ〕
テュッティ「!? え!? あ、あらあら、私いったい……」
マサキ「ボケてんじゃねえっ!! 戦闘中だぞ!!」
テュッティ「ご、ごめん……」

<ラセツ撃破>
ラセツ「しまった! 調子に乗りすぎたというのか……まあいい、データは取れた。撤退するぞ!」
〔敵ユニット撃破〕

<ルビッカ撃破>
※※マサキが撃破の場合のセリフ※※
ルビッカ「つっ……やるな。またお会いしよう」
※※ティッティが撃破の場合のセリフ※※
ルビッカ「むっ……この私を倒すとは……いずれまた、お会いしよう、お嬢さん」
テュッティ「逃がした!?」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット撃破〕

<敵全滅・勝利条件達成>
※※テュッティが第3軍の場合、セリフ追加※※
マサキ「一体どうしたんだ、テュッティ? 戦場の真ん中で突っ立ってるなんざ、自殺行為だぜ」
テュッティ「……ルビッカ……」
マサキ「おい、聞いてんのか!?」
〔テュッティ、第3軍から味方へ〕
テュッティ「あ、あら……私、一体……」

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「テュッティ、あのルビッカってやつと知り合いなのか?」
テュッティ「彼は……いえ、あいつは殺人鬼なの」「そして、私と同じ頃にラングランに召喚された、魔装機操者候補でもあったわ」
マサキ「あんなやつが!? 殺人犯なんだろ!?」
テュッティ「召喚する時には、そんな事まではわからないもの。でも、私は彼の顔を知っていたの」「その事を殿下に報告したわ。そしてルビッカは、地上に強制送還される事になっていたんだけど……」「その途中、見張りの兵士を二人も殺して、逃亡したの……それが、シュテドニアスの傭兵になっているなんて」
マサキ「あいつの顔を知っていたって言ってたよな?」
テュッティ「ええ……あいつは……2年前私の両親と兄を惨殺したの……私の目の前で!!」
マサキ「!?」
※※テュッティとルビッカが戦闘した場合のセリフ※※
テュッティ「それ以来、私は……ダメなの。ルビッカの顔を見ると、あの惨劇が頭の中に浮かんで……何もわからなくなってしまう」
マサキ「そうか……それでさっきは……」
テュッティ「ごめんなさい、マサキ……迷惑かけちゃって……」
マサキ「いや、そんな事があったとはな……けどよ、テュッティ。それじゃ、いつまでたっても同じ事の繰り返しになるぜ」「あいつとは、必ずもう一度戦う事になるはずだ。その時に、また同じ様な事になったら……」
テュッティ「え、ええ……」
マサキ「どっかで、ケリをつけなくちゃな」
テュッティ「……そうね……」
※※テュッティとルビッカが戦闘していない場合のセリフ※※
テュッティ「だから……どうしても許せないの……あの、ルビッカ=ハッキネンだけは!」
マサキ「テュッティがこれだけ感情をあらわにするってのはめずらしいな……まあそれだけの目にあってりゃ、無理もねえが」
テュッティ「でも……何かいやな予感もあるの……ルビッカに見つめられると、身体がすくむような……」
マサキ「トラウマってやつだな……しかし、どっかでケリをつけなきゃ、いつまでたってもそのままだぜ」
テュッティ「ええ……わかっているわ」


〔カーソル、王都ラングランへ移動〕
フェイル「ルビッカが生きていた……しかもシュテドニアスの傭兵だと?」
ウェンディ「……問題がありますわね……」
フェイル「またぞろ、元老院の連中が、これにかこつけて魔装機計画に言いがかりをつけてきそうだな……」
ウェンディ「マサキ、テュッティ、あなた達にも迷惑がかかってしまうかもしれません」
マサキ「どういう事だ?」
フェイル「元老院では、かなりの数が魔装機計画に反対していたのだ」「魔装機計画にまわす予算があるなら、王都防衛計画にまわせと、突き上げてきている」
セニア「ルオゾールが何度も王都に潜入してきたのが効いてるみたいね。カークス将軍は、それで左遷されちゃったし」
フェイル「ルビッカの問題は、彼らにかっこうの攻撃の口実を与えた事になる……」
ウェンディ「騎士団の一部にも、地上人に対する不信が、根強く残っていますし……」
フェイル「こんな事で、内部対立をしている場合ではないのだがな……」
【シナリオエンドデモ終了】


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