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No.80
ラセツの野望

【シナリオデモ開始】
セニア「これが、ラセツに関するデータのすべてよ」
マサキ「げっ、こんなにあるのか?」
ウェンディ「私がざっと目を通しておいたから、かいつまんで説明してあげるわ」
[イベントCG「クーデターの首謀者」]
ウェンディ「ラセツ=ノバステ。男、33才。シュテドニアス軍特殊工作隊、『デオ・シュバイル』隊長、階級は大佐」「士官学校を首席で卒業後、隊に配属、4年で大佐にまで出世してるわ」
マサキ「……て事は10年近く大佐のままって事か?」
ウェンディ「特殊工作隊の性格上、功績を公に認められないから、将官にはなれなかったようね」「そのかわり、扱いは中将クラスと言う事よ。機密を探る任務が多いから、軍内部や、政界にも通じてたみたいね」「任務上で得た機密を利用して、着実にコネを広げているわ」「ゾラウシャルド大統領とも関係が深いみたい」「今回のクーデターの裏には、ゾラウシャルド大統領も一枚かんでいるのは……確実よ」「これまでの行動から見て、このラセツという男、権力欲の塊のようね」「性格は、傲慢で冷酷だけど、祖国愛は強いみたい。慈善事業や、基金の設立にも熱心よ」

マサキ「何かのかくれみのにしてるんじゃねえのか?」
ウェンディ「徹底的に洗って見たけど、その様子はないわ……」「要するに、自分の命令に従う者には情け深いけど、敵対する者には容赦しない……。そういうタイプの……う」
マサキ「お、おい、ウェンディ、顔色が悪いぜ」
ウェンディ「ご、ごめんなさい……ちょっと、疲れがたまってるみたい……」
セニア「後は、あたしがやるから、ウェンディは休んでて」
ウェンディ「す、すみませんセニア様……お願い……します」
マサキ「ウェンディ、大丈夫なのか?」
セニア「心配なら、後で様子を見て来たら?」
マサキ「そうだな……」
セニア「じゃ、続きはあたしが説明するわね。あと、ラセツの実績だけど……」

コンコン
マサキ「ウェンディ、俺だ、マサキだ。具合はどうなんだ?」
…………
マサキ「寝てるのかな?」
〔ドアノブを回す音〕
ガチャ
マサキ「ありゃ、鍵がかかってねえぞ。不用心だな」
クロ「マサキ、レディの部屋に勝手に入っちゃダメよ」
マサキ「そうは言うけど、ちょっと心配だろ? お~い、ウェンディ……」
ウェンディ「……マサキ」
マサキ「鍵、開いてたぜ。どうだ、具合は? 少しは楽になったか?」
ウェンディ「マサキ……こっちに来て……」
マサキ「? 何だ、また気分が悪くなったのか?」
ウェンディ「マサキ……もっとこっちに……」
マサキ「何だよ、一体……うわっ!?」
ウェンディ「うふふ、捕まえた。もう離さないよ。おとなしくして」
マサキ「お、おい、こら!? 何すんだよ、よせっ!! げっ!! ふ、ふ、ふ、服!! 服着ろ、こらっ!!」
ウェンディ(テューディ)「何言ってるのさ、こうして私が……」
マサキ「!? なんだ、ウェンディ……髪の毛染めたのか?」
ウェンディ(テューディ)「ウェンディだと? 私は……うっ!?」
マサキ「お、おい、ウェンディ!?」
ウェンディ「う、ううん……えっ!?」「き・き・き・き……」「きゃあああーっ!! ま、ま、ま、マサキ、何するのよ、いきなりっ!!」
マサキ「えっ!?」
ウェンディ「い、いきなりベッドに押し入って、服を脱がせるなんて……ひどい……」
マサキ「待て待て待てっ!! 何を言い出すんだよ、いきなり! てめえが勝手に脱いでたんだろうが!!」
ウェンディ「え? ……じ、じゃあ……まさか……」
マサキ「一体どうしちまったんだ、さっきは? まるで別人みたいだったぜ。なんか、髪の毛の色まで変わったような気がしたし」
ウェンディ「ご、ごめんなさい……私……」
マサキ「なんかワケがあるのか?」
ウェンディ「……」
マサキ「ま、俺に話した所で、力になれるわけでもなさそうだし……」
ウェンディ「……いつか、話すわ。でも、ごめんなさい、今は……」
マサキ「わかったよ。身体、大事にな」
〔扉の開閉音〕
バタン……
ウェンディ「……姉さん……」

セニア「結局ラセツの件、どうするの?」
マサキ「…………」
セニア「? マサキ、どうかした? なんか、ぼーっとしてるけど……」
マサキ「あ、いや、何でもねえ……」
セニア「で、ラセツの件なんだけど……」
マサキ「ああ、そうだな……。ここでじっとしててもラチはあかねえしな……」「となると、シュテドニアスに侵入してって事になるが……」
テュッティ「マサキ!! 政府から出動要請よ! トロイア国境で、シュテドニアス軍を迎撃されたし、ですって」
ミオ「……なんかあたし達、パシリっぽくない?」
マサキ「だが、ラセツとの接点はできたな。とにかく国境へ向かおう、話はそれからだ!」
〔カーソル、トロイア国境へ移動〕
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ラセツの野望」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
マサキ「ここは俺達にまかせな!!」
兵士「あ……マサキ殿……すみません、お願いします」
〔味方ユニット離脱〕
ジョグ「来やがったな。へへ、待ってたかいがあったぜ!!」
マサキ「そうそう、てめえらの好きにはさせねえぜっ!!」
ジョグ「こっちだって、ただじゃ帰さねえから、そのつもりでいな!!」
<戦闘開始>

≪4EP以降>
<敵5機以下・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ラセツ「ふ……魔装機神か……だが、もう魔装機神など、おそれる必要はなくなった」「邪魔だったロドニーもノボトニーも、すでにいない……おかげで事とはうまく運んだよ。君達には感謝している」「感謝の印として、プレゼントを差し上げよう。喜んでもらえるといいがね……ハーッハッハッハッ!!」
〔敵ユニット出現〕
マサキ「エウリード!?」
※※ザッシュ出撃の場合、セリフ追加※※
ザッシュ「そんな……どうして!?」

ラセツ「どうかね、ルビッカ? エウリードの乗り心地は?」
ルビッカ「……トゥルークに比べるとやや優雅さには欠けるが……まあ、及第点をあげてもいいですかな」
ラセツ「では、諸君、君達の相手は、ルビッカにお願いするとしよう。私も忙しい身なのでね」
〔敵ユニット離脱〕
ルビッカ「では、お相手しようか……魔装機神の諸君!!」

<テュッティvsルビッカ>
テュッティ「エウリードまで持ち出して……あなた達、一体何を考えているの!?」
ルビッカ「テュッティ、そんな事はどうでもいい事だ。君と私の戦いに比べればね」「今日こそは君の命の散り様、見せてもらうよ!!」

<ザッシュvsルビッカ>
ザッシュ「父さんの使っていたエウリードをまた持ち出すなんて……許せない!」
ルビッカ「ふ……何を寝言を言っている」

<ジョグ撃破>
ジョグ「くそっ、やられちまったか!! まあいい、本番はこれからだからな!」
〔敵ユニット撃破〕

<ルビッカ撃破>
ルビッカ「つっ……エウリードといっても、この程度のものか……まだまだ改良が必要という事だな」
〔敵ユニット撃破〕

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「ラセツの野郎……どっからエウリードなんて持ち出しやがったんだ……」
ザッシュ「あ……そういえば、父さんが元々旗上げしたのはカラタミーフィ州ですよ。今は、シュテドニアスの領土になってる……」
ヤンロン「そうか……そこにカークス将軍がエウリードを隠していた……そして、それをラセツが見つけて、利用した」「そういう事だな」
マサキ「ますますもって、油断できねえな……ラセツめ……」
リューネ「どうする? やっぱりシュテドニアス領内に侵入してみる?」
マサキ「ああ、だが、やみくもに行動しても意味がねえ。手掛かりはエウリードだ」「カラタミーフィ州で、ラセツが何かをやっているのは間違いないはず……まずはそこの調査だ」
【シナリオエンドデモ終了】


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