TOP PAGEへ

No.79
バゴニアの思惑

【シナリオデモ開始】
ゼツ「よいですかな、今が絶好のチャンスである事は明白」「今やラングランは、シュテドニアスの宣戦布告により、完全に注意を向こうに向けておる」「先の戦争で、機をいっしたがために被った損害が、どれほどになるかご存じですかな?」「なんと、5000億ゴドンにものぼるのですぞ。あの時、わしのすすめにしたがって参戦しておれば今頃は……」「いや、過ぎた事は言いますまい。問題は、これからの事ですからな」「確かに、このまま放置しておけばラングランとシュテドニアスが共倒れになる可能性は、否定しませぬ」「しかし、前回の事を考えてみなされ。あのいまいましい魔装機神とやらのおかげで戦乱はあっという間に終結」「我がバゴニアは、何の利益を得る事もなく、ただ指をくわえていたのみ」「そんな事で、このバゴニアに未来はあるであろうか、いや、ない!!」「繰り返しますが、今がチャンスなのですぞ。ラングランの広大な領土、資源、そして高度な技術!」「これらを手にいれる事ができるかどうかは、今、この決断にかかっておるのです」
ジノ「……お言葉ですが、ゼツ殿、それでは我が国の大義というものが……」
ゼツ「だまらっしゃい!! 若造が何を言うか、十年早いわ!!」「大義で国が豊かになるか? 国民が喜ぶのか? 否、それはただ、利益をもってのみ!!」「世は、戦乱の時代に突入しようとしておるのだ。大義うんぬんは、勝った者のみが口にする事よ!」「よいですかな、議員諸君。そもそも歴史をひもとけば……」
ジノ(くっ……これ以上は私では無理なのか……)

ロザリー「どうだった?」
ジノ「……すまん。議会は完全にゼツ殿のペースだ」
ロザリー「そ、それじゃ……」
ジノ「うむ……ラングランに宣戦布告するのは、時間の問題だろう」
ロザリー「そんな……また戦争になるなんて……」
ジノ「師範はやはり、動いてはくださらないのだな?」
ロザリー「……ごめんなさい。先生、こういう事にはガンコだから……」
ジノ「そうか……師範ならば、何とかしていただけるかとも思ったのだが……」
ロザリー「バレンシア少佐は、どうされるんですか?」
ジノ「……国の決定には従わねばならん。それが、軍人たる者の務めだ」

マサキ「ザッシュから連絡だって?」
ウェンディ「あ、マサキ。ええ、今映像を出すわ」
ザッシュ「お久しぶりです、マサキさん」
マサキ「どうだ、ザッシュ、修行はうまくいったか?」
ザッシュ「ええ、完璧です。もう、昔の僕とは違いますよ。きっと皆さんのお役に立てると思います」
マサキ「今、どこにいるんだ?」
ザッシュ「マドリーラ州です。バゴニアとの国境近くになります」「あの……ところで……その……」
マサキ「? なんだ? 言いたい事があるならはっきり言いな」
ミオ「当ててみましょうか、リューネさんの事でしょ?」
ザッシュ「い、いえ、べ、べ、別にそんな意味じゃ……」
ミオ「リューネさんなら、今、おフロ入ってるよ❤ オ・フ・ロ❤」
ザッシュ「お……おフロ……って事は……その……あの……」
ミオ「にひひ、このォ♪ 想像したな?」
ザッシュ「そ、そんな事はありませんっ!! ぼ、僕はただ……」「!? なんだ!?」
マサキ「おい、どうした!? なんかあったのか!?」
ザッシュ「ちょっと待ってください!」
ウェンディ「今、爆発音が聞こえたような……」
ザッシュ「大変です! バゴニアです! バゴニアの部隊が侵攻してきています!」
マサキ「ちっ!! 日和見のバゴニアにしちゃすばやいじゃねえか……まずいな……」「すぐにそっちへ行く!! ザッシュ、お前は偵察を頼む!」
ザッシュ「わかりました!!」
マサキ「みんな、行くぞっ!!」
※※エリス生存の場合、セリフ追加※※
ミオ「テュッティさんは?」
マサキ「テュッティには、政府との交渉がある。今は、連れて行けねえ。残りのメンバーでなんとかする!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔カーソル、国境へ接近〕
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「バゴニアの思惑」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ジノ「……」
トーマス「いつまで不機嫌な面してんだい、バレンシア少佐。任務だぜ、任務」
ジノ「わかっている!」(まさか、これほど早く行動を起こすとは……ゼツ殿の影響力をあまく見ていたという事か)
トーマス「ついさっき、宣戦布告は終わったそうだ。そろそろばーっとハデにぶちかまそうぜ!!」
ジノ「戦争を遊びとはき違えておられるようだな、プラット少佐」
トーマス「バカ言え、戦争ってのはゲームなんだよ。チップは、自分の命だ。これ以上スリリングなゲームがあるかい」
ジノ「……進軍する!」
〔味方ユニット出現〕
兵士「警告する! ここはラングラン領内である! ただちに退去せよ!」
トーマス「バーカ、こっちはもう宣戦布告してんだよ。情報の伝達が遅いぜ」「てめえらがシャンパン代わりだ、死になっ!!」
〔味方ユニット出現〕
ザッシュ「よせっ!! ここは僕が相手だ!」
トーマス「おっと、魔装機神か!? ……いや、違うな。グランヴェールってのに似てるが、別の機体だ」「確か……そう、ガルガードか。へっ、ちんけな魔装機程度でこのトーマス=プラット様に挑もうってのか!?」
ザッシュ「バカにするなっ!! 僕だって魔装機操者だっ!! お前達なんかに負けるもんか!」「兵隊の人、下がっていてください! あなた方でかなう相手じゃありません!」
兵士「へ、兵隊の人って……わかりました。すぐに救援を連れて来ます!」
ザッシュ「いえ、もうすぐマサキさん達が来てくださるはずです。それより防備を固めてください!」
兵士「わ、わかりました」
〔味方ユニット離脱〕
ザッシュ「ガルガート操者、ザシュフォード=ザン=ヴァルハレビア、行きます!!」
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
マサキ「ザッシュ!! 無事か!?」
ザッシュ「リューネさん!! 来てくださったんですね!!」
マサキ「……おいおい、リューネの名前が先か?」
ザッシュ「あ……す、すみません、やり直します」「マサキさん!! 来てくださったんですね!!」
マサキ「ざーとらしいんだよ、お前は」
リューネ「……」
ザッシュ「リューネさん、見ててください! 新しい技を開発したんです!」
リューネ「ふうん、がんばってるんだ、ザッシュも」
ザッシュ「はい!!」
トーマス「おや? ヴァルシオーネか……リューネお嬢ちゃんだな?」
リューネ「誰だい、あんた? なれなれしいね!」
トーマス「マイ ネーム イズ トーマス=プラット。ユーシー?」
リューネ「あんた……DCの残党かい?」
マサキ「……思い出したぞ。DC戦争の時、敵の中にいやがったぜ、あいつ」
トーマス「そういう事だ。あんたらのおかげでひどい目に会ったんでな、借りは返すぜ!」

≪味方援軍1出現後≫
<ザッシュが「黒き霹靂」使用>

ザッシュ「リューネさん、見ててください! 僕の新必殺技!! 名付けて……黒き霹靂(へきれき)!!」

≪以前にジノと会っている≫
<マサキvsジノ>

マサキ「あんた……ジノさんか!? 何であんたが!?」
ジノ「立場の違い……としか言い様がないな。これが我が国の方針とあれば、従うまでの事!」

<リューネvsトーマス>
リューネ「あんた、地上でひどい目にあっといて、まだこりてないみたいだね!!」
トーマス「だから、その借りを返すためにこうしてるのさ。わかったかい、お嬢ちゃん」

≪以前にジノと会っている≫
<プレシアvsジノ>

プレシア「ジノさん!! ジノさんでしょ! あたしです、プレシアです!!」
ジノ「プレシア!? ……そう言えばその魔装機はディアブロ……」
プレシア「ジノさん、こんな事、やめてください!! どうして戦争なんてするんですか!!」
ジノ「……私は軍人だ……命令には従わねばならん」
プレシア「そんな……」

≪以前にジノと会っていない≫
<プレシアvsジノ>

プレシア「邪魔しないでよっ!!」
ジノ「何だと!? こんな少女が魔装機に乗っている……どういう事だ!?」
プレシア「子供だからってバカにしないで!! これでも剣皇ゼオルートの娘なんだからっ!!」
ジノ「何っ!? あのゼオルートの……そうか……これも因縁かも知れんな」
プレシア「え!?」
ジノ「私は剣聖シュメルの弟子なのだよ。名は、ジノ=バレンシア。覚えておいてもらおう」
プレシア「あ、はじめまして、あたしプレシア=ゼノサキスです」
ジノ「プレシア……いい名前だ……ふむ、一句浮かんだ。『春の陽に……』」
プレシア「あの……ジノさん、そんなにのんびりしてていいんですか?」
ジノ「……そう言えば戦闘中だったな。忘れる所だったよ……手加減はしないぞ、プレシア!!」
プレシア「わかってます、ジノさん!!」

<ジノHP70%以下>
ジノ「む……アクチュエーターに過負荷か……戦えん事はないが……どうもこの作戦、気に入らん……」「これを口実に、撤退するか……」
〔敵ユニット離脱〕

<トーマス撃破>
トーマス「シット!! ミスったぜ!! だが、俺は勝つまでゲームはやめない主義なんでね、また来るぜ!!」
〔敵ユニット撃破〕

<敵全滅・敵増援1出現>
マサキ「終わったか……まったく、こんな時に宣戦してきやがるとは……」
〔敵ユニット出現〕
ファング「……遅かったか……」
マサキ「増援か!?」
ファング「……まあいい、今ならやつらも疲れ切っているはず。行けっ!!」
マサキ「!? お、おい……まさかてめえ……ファングか!?」
※※プレシア出撃の場合、セリフ追加※※
プレシア「えっ!? そ、そんな!? ウソでしょ!?」

ファング「ふ……マサキ=アンドーか。なにもかも、貴様のせいだ……貴様達地上人さえ……」
マサキ「何言ってやがるんだ、こいつ……」
ファング「もはや、後には引けん!! 貴様を倒し、殿下の墓前にそえてくれる!!」

<マサキvsファング>
マサキ「ファング!! 貴様、どういうつもりだ!?」
ファング「貴様こそっ!! 大恩ある殿下を弑すなど!!」
マサキ「貴様……本当にわかってねえのか!? あれは……」
ファング「聞く耳もたん!! 覚悟!!」

<プレシアvsファング>
プレシア「ファングさん!! やめて!!」
ファング「何っ!? プ、プレシアか!? どういう事だ、なぜプレシアがディアブロに……」
プレシア「ファングさんこそ、どうしてバゴニアに!?」
ファング「師範の娘と言えど……戦場で出会えば敵だ!! 容赦は……せん!!」
プレシア「ファングさん!?」

<リューネが「円月殺法」で敵撃破>
〔敵ユニット撃破〕
リューネ「これがあたしの必殺技……名付けて円月殺法!!」
ザッシュ「す、すごい!! リューネさん、スゴイですよ!!」
リューネ「そう? ありがと、ザッシュ」

<ファング撃破>
ファング「む……だが、俺はあきらめん! いつか貴様らをっ!!」
〔敵ユニット撃破〕

<敵全滅・勝利条件達成>
マサキ「ファング……どういう事なんだ?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

プレシア「あのファングさんが、バゴニアにいるなんて……」
マサキ「この前の戦いの時は、フェイル殿下にしたがってたはずだが……」
セニア「あの後、行方不明になってたわ。けど、まさかラングランを裏切ってるなんて」
プレシア「そんな、そんなはずないよ! きっと、何かわけがあるのよ!」
マサキ「……」

ザッシュ「リューネさん、お元気でしたか!?」
リューネ「まあね。ザッシュ、あんたも元気そうで何よりだよ。少しはたくましくなったみたいだね」
ザッシュ「そう言ってもらえると、うれしいです」「そうだ、なんなら強くなった証拠に腕ずもうで勝負しましょうか、リューネさん」
マサキ「……やめとけ。勝負は見えてる」
ザッシュ「あ、そうか。いくらなんでも、リューネさんに失礼でしたね。女性に言うセリフじゃありませんでした」
マサキ「いや、そう言う意味じゃねえんだが……ホントに、言葉通りの意味なんだよ」
ザッシュ「どういう事です?」
リューネ「ザッシュがいいんだったら、あたしは勝負してもいいよ」
ザッシュ「え? でも……あ、いえ、やります! やらせてください!!」
リューネ「どうしたのさ、そんなに手をふいて……手、洗ってないのかい?」
ザッシュ「そ、そんな失礼な事はありません! た、ただ、その、念のため……」
マサキ「やめといた方がいいと思うんだがなあ……」
リューネ「じゃ、用意はいいかい?」
[イベントCG「命知らず」]
ザッシュ「はい! リューネさん、力一杯やっていいですよ」
マサキ「……命知らず……」
リューネ「ホントにいいんだね?」
ザッシュ(あ……やわらかいや……」
リューネ「レディィィゴオッ!!」
[イベントCG「リューネの圧勝」]
〔打撃音〕
バキッ!!!
[イベントCG「目を回しているザッシュ」]
ザッシュ「きゅう」
リューネ「あ、ごめん! ちょっと力入れすぎたかな? 大丈夫、ザッシュ?」

ザッシュ「ふあい……あ、あの、今の、何がどうなったんです? なんか、腕が痛いや」
プレシア「ちょっと見せて。ふ~ん……うん、大丈夫、ちょっと打身があるだけ。骨は折れてないよ」
ザッシュ「あの、もしかして僕、負けたんですか?」
プレシア「あっという間にね」
ザッシュ(が~ん!!)「そ、そんな……リューネさんに負けた……僕の修行っていったい……」
マサキ「だからいったろ、勝負にならねえって。ゲンナジーだって勝てねえんだぜ、リューネには」
ザッシュ「ええっ!? ゲ、ゲンナジーさんより強いんですか!? ……信じられない……」
ヤンロン「自信をなくす必要はないぞ、ザッシュ。単に、リューネの方が力持ちだったと言うだけの事だ」「まあ、君が夜郎自大だったのは、あるかもしれないが」
ザッシュ「リューネさんって奥が深い……」
※※エリス生存の場合、セリフ追加※※
マサキ「さ、遊んでるのはこれくらいにして、いったん王都に戻ろう。テュッティの方も気になる」

【シナリオエンドデモ終了】


● エリス死亡 → No76「奇襲攻撃」 へ戻る

  エリス生存 → No77「クーデター」 へ戻る

● エリス死亡 → No80「ラセツの野望」 へ進む

  エリス生存 → No82「悪鬼ラセツ」 へ進む


◆ 第2章 へ戻る

◆ 「魔装機神 THE LOAD OF ELEMENTAL」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。