No.9
テリウス王子
【シナリオデモ開始】
ランシャオ「カークス将軍から、極秘回線で通信が入ってます」
カークス「新しい情報が入った。テリウス王子が生きていた。今、ザイア市で我が軍が保護しているが、シュテドニアスにも感づかれたようなのだ」「至急ザイア市へむかい、テリウス王子をシュテドニアスの手から守ってほしい」
ヤンロン「ほう‥‥テリウス王子が‥‥わかりました。ザイア市へ向かいましょう」
カークス「頼むぞ」
リューネ「テリウス王子って?」
ヤンロン「ラングラン王国の第4‥‥いや、第3王位継承者だ。フェイル殿下とモニカ王女が行方不明の今、第一王位継承権がある」
リューネ「へえ、王子様を助けだすの! なんかいいなあ、ロマンチックじゃない?」「そんでもって、助けた王子にプロポーズされちゃったりして‥‥ファンタジーの基本よね」
ヤンロン「バカ。中世じゃあるまいし。ラングランは立憲君主国だ、王には大した権力はない」
リューネ「じゃ、何で必死になってその王子様を助けなきゃいけないわけ?」
ヤンロン「‥‥お前、ホントに政治の事がわかってないようだな。例え権力がなくても、王にはカリスマがある。国民のレーゾンデートルの体現者なんだよ」
リューネ「???」
ヤンロン「それに、王族の魔力は、ラングランに平和をもたらす事ができる。そもそも王族は『調和の結界』の‥‥」
リューネ「あーっ、もう、わかったって! そのテリウスとかって王子を助けりゃいいんでしょ!? こむずかしい話はやめ! 頭がウニになる!」
〔カーソル、ザイア市へ移動〕
リューネ「王子って言えば、確かデュークも王子様じゃなかったっけ? 確か甲児がそんな事を言ってた気がするんだけど」
リョウ「へえ、それは知らなかったな。すると、マリアは王女様ってわけか? 似合わないなあ」
ランシャオ「まもなく目的地です」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「テリウス王子」
【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
リューネ「誰もいないじゃない」
ヤンロン「? 待ち合わせの場所は、ここで間違いないはずだが‥‥」
アムロ「何か来たみたいだ」
〔味方ユニット出現〕
テリウス「いやだ!! ぼくの事はほっといてくれ!」
ミラ「わがままはおやめください、王子。今、ラングランの王位を継げるのはあなただけなのですよ!」
テリウス「王位なんていらない! そんなもの、フェイル兄さんやクリストフにでもあげてくれ!」
ヤンロン「やれやれ、相変わらずのようだな、テリウス王子は」
ミラ「ヤンロン殿!? あなたが来てくださったのですか」
ヤンロン「テリウス王子、王族たる者、その務めは果たさねばなりません。それくらいわかっておられるでしょう」
テリウス「‥‥」
ヤンロン「天、我が材を生ずる、必ず用あり。ぼくの尊敬する詩人、李白の言葉です。あなたには自分の力を生かす義務があるのです」
テリウス「‥‥またわけのわからない事を‥‥わかったよ。こうなったらやってやるさ。でも、後になって文句は言うなよ!」
ヤンロン「さて‥‥それは‥‥」
ランシャオ「敵機接近!!」
〔敵ユニット出現〕
ヤンロン「シュテドニアスめ、早くもかぎつけて来たか! ライオネス少尉、テリウス王子を連れて早く行け! ここは、我々でくいとめる!」
ミラ「わかりました!!」
〔味方ユニット離脱〕
リューネ「さあて、いっちょ、行きますか!!」
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>
<3PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
リューネ「あれ? グレンダイザーじゃん!?」
ヤンロン「敵にまわったか?」
リョウ「いや、それにしては‥‥」
デューク「待ってくれ! ぼくも君達と共に戦う!」
リューネ「あんだって!? どう言う心変わりよ!? 国同士の戦いに、正義も悪もないんじゃなかったの!」
デューク「そのとおりだ。しかし事情が変わった。ロンド=ベルの仲間達がピンチなんだ! シュテドニアス内部で急進派が台頭して来て‥‥」「エマさんやベルトーチカ、チェーン達がシュテドニアスの収容所に捕らえられ、処刑されようとしている。助けないと!」
アムロ「ベルトーチカと、チェーンが!?」
ヤンロン「内部対立か‥‥わかった、何とかしてみよう。とにかく、今は目の前のこいつらをかたづける! 手伝ってくれ!」
デューク「わかった!」
<エリス撃破>
エリス「くっ! パワー負けしたのか‥‥」
<リシェル撃破>
リシェル「ク‥‥何てこと‥‥脱出する!」
<敵全滅・勝利条件達成>
ヤンロン「テリウス王子は無事に逃げきったようだな」
ゲンナジー「カークス将軍は本当にテリウス王子を王位につけるつもりなのか?」
ヤンロン「間違いなさそうだ」
ゲンナジー「‥‥信頼してもかまわんのか?」
ヤンロン「‥‥わからなくなった。一度カークス将軍と話をしてみねばならん」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ終了】
リューネ「一体何があったんだい、デューク?」
デューク「シュテドニアス内部で、地上人を追放する運動がおこったんだ。ぼくはロドニー将軍のおかげで何とか脱出できたんだが‥‥」「逃げ遅れた何人かが、囚われてしまった。急進派が実権をにぎるのは時間の問題のようだ。そうなったら、捕虜は処刑されてしまう」
アムロ「チェーンや、ベルトーチカ、エマ中尉もその中に?」
デューク「ああ。他にもぼくの知らない人間も何人かいたようだが‥‥」
リューネ「こりゃあ、ほっとけないね! デューク、その収容所の場所はわかるのかい?」
デューク「だいじょうぶだ。だが、警戒が厳重だから作戦をたてないと危険だろう」
ヤンロン「ちょっと待て、今さわぎをおこすのはよくない。我々にも戦略というものがある」
リューネ「またかい、ヤンロン! じゃ、何!? 仲間を見殺しにしろっての!?」
ヤンロン「そういう事だ」
リューネ「あんたね、わけのわからない世界にムリヤリ連れてこられて、わけのわからない連中に処刑されるなんて、耐えられるかい!?」「あたしはそんなのまっぴらだね! だから、仲間を助け出す! あんたらの戦略なんて、クソくらえだよ!」
ヤンロン「‥‥やれやれ、言っても聞きそうにないな。いいだろう、助けに行け。ただ、ぼくとゲンナジーは同行できない。組織の規律は無視できない」「ランシャオをあずけておく。こいつがいれば、ぼくには君達の居所がすぐにわかる。こちらの用事がすめば合流しよう」
ゲンナジー「一言だけいっとく。オレ達だって仲間を思う気持ちはおんなじだぜ、リューネちゃん」
アムロ「リューネ、彼らにだって都合があるんだろう」
リューネ「ああ、わかったよ。でも、そんなつまらないしがらみにしばられるようなら、そんな組織、飛び出しちまえばいいのさ」
ヤンロン「心にとめておく事にしよう。いくぞ、ゲンナジー。テリウス王子が心配だ」
【シナリオエンドデモ終了】
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