No.8
ヴォルクルスの影
【シナリオデモ開始】
リューネ「ふあああ、なんか急にヒマになったね。どうすんのさ、これから」
ヤンロン「あわてるな。今のうちにゆっくり休んでおくにこした事はない」
ゲンナジー「そろそろこの辺の調査に出てたアムロ達が帰って来るころだな」
リューネ「ひゃっ!? げ、ゲンナジー、あんたいたの?」
ゲンナジー「すまんな、存在感がなくて」
ランシャオ「アムロ様から通信です」
アムロ「北に80キロほど進んだ地点で妙な神殿を発見した。これから調査に向かう」
リューネ「了解」
ヤンロン「神殿? ランシャオ、その地域に神殿などあったか?」
ランシャオ「しばらくお待ちを‥‥神殿跡ならありましたが‥‥」
リューネ「それの事じゃないの?」
ランシャオ「いえ、その神殿は1500年前に破壊されています。破壊神ヴォルクルスを祭っていたといいますが‥‥」
ヤンロン「ヴォルクルスだと? ヴォルクルスの神殿が再建されていた‥‥まさか‥‥」
リューネ「ヴォルクルス? 聞いた事あるような気がするな‥‥何だったっけ?」
ヤンロン「どうも気になる。我々もそこに向かおう」
〔カーソル、神殿へ移動〕
リューネ「うーん‥‥うーん‥‥一体なんだったっけなあ。もうちょっとで思い出せそうなんだけど」
リョウ「何を悩んでるんだ、リューネ?」
リューネ「ね、リョウ、ヴォルクルスって言葉に聞き覚えない?」
リョウ「ぼるするく?」
リューネ「ヴォ・ル・ク・ル・ス!!」
リョウ「ヴォスルクス?」
リューネ「‥‥だめだこりゃ」
ランシャオ「神殿が見えます!」
ヤンロン「あれか‥‥最近たてなおされたようだな。破壊神の祭殿をたてなおすとは‥‥ルオゾールかシュウでも動いているのか?」
リューネ「シュウ!! そうだ、思い出したよ! シュウがグランゾンからネオ・グランゾンに変化する時に確かその名前を言ってた!」「グランゾンの本質は破壊神シヴァ‥‥またの名をヴォルクルス‥‥って!!」
ヤンロン「シュウとも知り合いなのか?」
リューネ「ああ、もっともあいつは死んじまったけどね。途中まで味方だったんだけど最後の最後にいきなり敵にまわってね」
ヤンロン「何だって!? シュウが死んだ!? まさか‥‥あいつを倒せるとは‥‥」
リューネ「マサキやアムロ達も一緒だったからね。それでもおそろしく手強い奴だったよ」
ヤンロン「そうか、魔神の復活は阻止できたわけだ。未来を変えるのに成功したんだな、マサキは」
※※エレが仲間にいる場合のセリフ※※
エレ「もう神殿は目の前です。ここに着地しますね」
ヤンロン「あ、お願いします。我々も中に入って調べてみよう」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「ヴォルクルスの影」
【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
リューネ「へええ、中にロボットがはいれるなんて‥‥ばかでかい神殿だね」
ゲンナジー「はいれる? 『はいられる』だろう。『ら』抜き言葉は美しくないぞ」
リューネ「別にいいじゃん。『はいられる』なんて、言いにくいんだから。おっさんくさいね、ゲンナジーって」「そんな事よりヤンロン、この神殿って、なんでこんなにでかく作る必要があったんだい?」
ヤンロン「祭っている神のためだ。ヴォルクルスは神といわれているが、実体は神というより怨念なのだ。それもはるか古代に滅びた巨人族の」
リューネ「巨人族?」
ヤンロン「この世界で巨人族がさかえていたのは約2億年前から7千万年前‥‥地上では恐竜のいたころだ」「巨人族は今の我々と変わらぬ知性を持っていたらしい。化石などからその事がわかっている。だが大異変により滅亡してしまった」「そのすさまじい、生きとし生けるものすべてに対する怨念を残して‥‥それが破壊神ヴォルクルスというわけさ」「確か地上でも巨人の化石や足跡が発見されて大騒ぎになった事があったな」「1882年だかに『アメリカ科学ジャーナル』にそんな記事が載っていたと聞く。おそらくラ・ギアスから地上に迷い込んだものがいたんだろう」
リューネ「‥‥変な事にくわしいね、あんた」
ルオゾール「なかなかの博識ぶりですな、ヤンロン殿」
リューネ「誰!?」
〔敵ユニット出現〕
ヤンロン「貴様‥‥ルオゾール!!」
ルオゾール「覚えておいていただけたとは恐縮です」
リューネ「あいつ、何者なの?」
ヤンロン「魔神官ルオゾール‥‥ヴォルクルスに仕える闇の神官だ」
ルオゾール「これ以上この神殿をあらされては困りますのでな、おとなしく立ち去っていただけませんかな?」
ヤンロン「相変わらずだな。貴様が動いている以上見逃すわけにはいかん」
ルオゾール「やれやれ、やはりそうなりますか。わかりましたお相手させていただきましょう」
〔敵ユニット出現〕
ルオゾール「ここは我がヴォルクルス様の神殿内。たかがデモンゴーレムなどとなめておられては痛い目にあいますぞ」
リューネ「あのルオゾールってヤツをやっちゃえば、カタがつくんじゃないの?」
ヤンロン「ムダだ。あいつの咒霊機ナグツァートは倒しても瞬時に再生する」
リューネ「‥‥やっかいなヤツだね」
<戦闘開始>
<3PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
アムロ「な‥‥なんだこれは!?」
リューネ「あ、アムロ!! いいとこに来てくれたよ‥‥あれ? そこにいるのはフォウじゃない!? いつの間に?」
フォウ「私、いけにえにされそうになっていたの。それをカミーユとアムロさんに助けてもらって‥‥」
リューネ「いけにえ!? なんてアナクロな‥‥」
カミーユ「それよりこれは!?」
リューネ「見てないで手伝ってよ!! やっかいなんだ、こいつら!」
ルオゾール「む‥‥いつの間にいけにえを‥‥これは少し面倒な事になりそうですな‥‥」
<5EP・敵増援1出現>
ルオゾール「むう‥‥やはりパワーが集まりませぬな‥‥仕方がないでしょう、ここはあきらめるとしましょう。またいつか、お会いする事もあるでしょう」「そうそう、地上で手に入れたこれが役に立つかも知れませんな。さしあげましょう」
〔敵ユニット出現〕
ベンケイ「げっ!? またギルギルガン!? オレもうやだぜ、あいつはよ」
〔敵ユニット離脱〕
ヤンロン「逃げたか‥‥」
リューネ「ちょいと!! この怪物何とかしていきなよ!! たく、きっちり置き土産までおいてきやがった」
<ギルギルガン撃破・敵増援2出現>
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕
<敵全滅・勝利条件達成>
リューネ「ふう、ようやくかたづいたよ」
ファ「一体なんだったの、今の?」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
≪エレが仲間にいる≫
エレ「まあ、そのような事が‥‥大変でしたわね」
≪シーラが仲間にいる≫
シーラ「あまり遅いので心配していたのですが、そうですか、そんな事が‥‥」
※※ケーラとハサウェイが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ケーラ「いやあ、もうけもうけ。ドーベンウルフが無傷であるなんてさ」
フォウ「さっきのルオゾールって男が研究用にって保存してたの」
ハサウェイ「ケーラさん、ぼくもそれ、乗せてよ!」
ケーラ「だーめ、これはあたしの」
リューネ「それにしてもフォウ、あんたいけにえにされかかってたって言ってたけど、ホントなのかい?」
フォウ「ええ、あのルオゾールとかいう男、確かにそう言ってたわ」
リューネ「信じられない事するね。ヤンロン、ここじゃいけにえなんて風習、まだ残ってんのかい?」
ヤンロン「まさか。ただ、ヴォルクルスに対するいけにえというのは、根拠がないわけじゃない。魔術の法則には『類似の法則』というのがある」
リューネ「‥‥また難しい話をしようとしてるな」
ヤンロン「ヴォルクルスは以前話したように、恐怖、憎しみ怒りなどの情念のかたまりだ。類似の法則に従えば外形、または本質の似たものは、たがいに影響しあう」「いけにえの恐怖が、同じ負の感情の存在、つまりヴォルクルスを召喚するキーとなるわけだ」
リューネ「何だかよくわかんないけど、あのルオゾールってヤツがとんでもないヤツだって事はわかったよ」
【シナリオエンドデモ終了】
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