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エンディング

【シナリオエンドデモ】
現在位置 大鳥島・ビッグファルコン

岡「雷王星宙域の宇宙怪獣の反応が全て消失しただと?」
ロバート「はい…」
岡「その原因は?」
ロバート「…現在調査中です…」
岡(………)「SDFやロンド=ベル隊はどうなった?」
イゴール「ムーンクレイドルでの戦闘以降…エアロゲイターの本隊共々、消息不明です」
岡(………)
イゴール(………)「確実なのは…地球圏は前代未聞の危機から救われたということです…」
岡(………)「しかし……それに最も貢献した彼らは……」
〔扉の開閉音〕
マリア「…大丈夫です。あの方達は必ず私達の下へ帰って来ます…」
ロバート「あ、あなたは…?」
村雨「…この人はジュピトリアンのマリア女王だ」
ロバート「マ、マリア女王…エンジェル・ハイロゥのキールームにいた…?」
岡「エンジェル・ハイロゥが八丈島沖に落下した後…」「彼女はトレーズ=クシュリナーダによって密かに逃がされていたそうなのだ」
ロバート「そうだったんですか…」
村雨「その後、女王の行方を調べるよう依頼を受けていた俺達国際警察機構のエキスパートが…」「脱出カプセルで太平洋上をさまよっていた彼女と娘さんのシャクティを保護したというわけさ」
マリア「カガチやシロッコの野望を止めることが出来なかった私は死んで然るべき身なのですが…」「…トレーズ准将は私に今までの罪滅ぼしをする機会を与えて下さいました…」
岡(………)
マリア「あの方はこの戦いで生き残った私達…SDFの方達に未来を託されたのです…」
シャクティ(………)「…ウッソやみんなは必ず帰って来ます…きっと…」
岡(………)
ロバート(………)
マリア「シャクティ…」
シャクティ「母様…」
マリア「信じましょう…あなたがそういうのなら…」
シャクティ「ありがとう…母様…」
村雨(………)(…銀鈴…いや、ファルメール…)(…いつものように…お前はそっちで、俺はこっちだったよ…)(………)(…だが、俺も信じてみよう…お前達が帰ってくると…)

早乙女「…そうですか。ありがとうございました」
〔モニターの閉じる音〕
ミチル「…お父様…」
早乙女「ミチル…」「…エアロゲイター、宇宙怪獣の消滅が確認されたようだ」
ミチル「!! 本当!?」
早乙女「ああ。今、極東支部から連絡があった」
ミチル「良かった…これで人類は救われたのね…」
早乙女(………)
ミチル「それで、ハヤト君やリョウ君達は…?」
早乙女(………)
ミチル「お父様…?」
早乙女(………)

シロー「…それで…お兄ちゃんは…お兄ちゃん達はどうなったの…?」
弓教授(………)
シロー「せ、先生…」
弓教授「シロー君……」「…心して聞いてくれ。極東支部からの報告では…」「…SDF艦隊の消息は不明だそうだ…」
シロー「!!」
弓教授(………)
シロー「それって…お兄ちゃんやさやかさん達が………」
弓教授(………)「…シロー君、私は甲児君達を信じている…」
シロー(………)
弓教授「…彼らは必ず私達の所へ帰って来る…」
シロー(………)「僕も…信じるよ…」「…だって、お兄ちゃん達は何があっても必ず帰って来てくれたもの…」「だから、今度もきっと…」

リリーナ(………)
パーガン「…お嬢様…」
レディ「…あまり驚かれないようですね、リリーナ王女…」
リリーナ「ヒイロは……」「ヒイロは…自分を信じろと私に言ってくれました」
レディ(………)
リリーナ「だから、ヒイロは必ず帰ってきますわ。そして、ロンド=ベル隊の皆さんも…」
パーガン(………)
レディ(………)

鉄牛「長官、俺は信じませんぜ!」「銀鈴や…大作が死んじまったなんてよ!」
中条(………)
呉学人「…しかし…宇宙怪獣すら消滅してしまったのだ。彼らもまた…」
鉄牛「あ、兄貴が…載宗の兄貴が未来を託した大作やシンジ達が…」「そう簡単に死ぬわけありませんぜ!!」
中条(………)
呉学人(………)
鉄牛「でなけりゃ、兄貴は何のために…!」
中条(………)「鉄牛君の言うとおりだ」「…戦いというものは己の力を全て出し尽くしてからが始まりだ…彼らはそのことをよく知っている」
呉学人「中条長官…」
中条「彼らは必ず帰って来る。そう信じようではないか…」

現在位置 木星圏

タシロ(………)
副長(………)
ミサト(………)
日向(………)
青葉(………)
マヤ(………)
タシロ(……………)「…副長、本艦の現在位置は…?」
副長(………)「「空間座標J120-221…」「…木星圏内です」
タシロ「…敵は…どうなった?」
日向「固有重力震反応もなし…先の戦闘で消滅したと推測されます」
青葉「縮退レーダーによる宇宙怪獣の反応もありません」
タシロ(………)「…ロンド=ベル隊は?」
マヤ「…健在です…」
ミサト(………)(あの二人を除いてね……)
副長(………)
タシロ(………)(…すまん、○○○君…そして、□□□君……君達のおかげで我々は……)
副長「…艦長……」
タシロ「…うむ」「…全艦に告ぐ。現時刻をもって、全ての作戦を終了する…」「みんな、ご苦労だった…」
〔歓声〕

クローディア「未沙…ご苦労さま」
未沙「あなたこそ…」
クローディア「やっと、終わったのね…」
未沙「ええ…」
グローバル(………)(…この勝利で…今まで散っていった者達は報われるのだろうか…)(………)(彼らの犠牲を無駄にしないためにも…我々は未来へ向かって進まねばならない…)(例え…それが困難な航海であろうとも…)
〔マッチを擦る音〕
シャミー「あ、艦長! 煙草は…」
クローディア「いいのよ、シャミー。今はいいの」
シャミー「え? は、はい…」
グローバル(………)「…クローディア君、本艦の進路を地球圏へ向けてくれたまえ」
クローディア「イエッサー…」

リィナ「お兄ちゃん!」
ジュドー「よう、リィナ。このとおり、無事に帰って来たぜ」
リィナ「良かった…本当に良かった…」
プル(………)
リィナ(………)
ルー「それにしても…ようやく終わったわね…」
ジュドー「ああ…こうやって生きてるのが不思議なくらいだ」
ビーチャ「ジュドー、これからどうするんだ? このままロンド=ベル隊に残るのか?」
ジュドー「いや、シャングリラに戻ってジャンク屋を続けるよ」「その方が俺の性に合ってるしね」
リィナ「お兄ちゃん…」
ジュドー「リィナ、お前を学校に行かせてやる余裕なんてないかも知れないけど…」「俺のやりたいようにやらせてくれ」
リィナ「ううん。あたしのことは気にしなくていいよ、お兄ちゃん…」「これからは好きなようにして」
ジュドー「すまねえな、リィナ…」

セシリー「…シーブック、これからどうするの?」
シーブック「一度、フロンティアサイドに帰ろうと思ってる」「親父やおふくろ、それに妹のリィズが待ってるし…今後の問題もあるからな」
セシリー(………)「…私もシーブックと一緒に行っていい?」
シーブック「セシリー…」
セシリー(………)
シーブック「…当然じゃないか。セシリーはもうベラ=ロナじゃないんだ」「…また、前みたいな生活に戻れるかどうかはわからないけど…」「セシリーの帰る所は俺と同じだよ」
セシリー(………)「…ありがとう、シーブック…」

健一「父さん…」
剛健太郎「健一…そして、みんな。よくやってくれた」
豹馬「最後にシュウが出てきた時は正直焦ったけどな」
洸「ロンド=ベル隊やSDFのみんながいたからこそこの戦いに勝てたんだ」
健一「…洸のいうとおりだな」
ちずる「でも…○○○□□□は…」
豹馬(………)「…あいつらならきっと無事だぜ、ちずる」
ちずる(………)
健一「…ああ、豹馬のいうとおりだ」
ちずる「でも……」
健一「…上手く言えないけど…俺も父さんが生きていると信じて戦ってきた」
剛健太郎(………)
ちずる(………)
日吉「そうだよ、ちずる姉ちゃん。○○○さん達だって、きっと…」
ちずる(………)「うん…。あたし達が信じなきゃ…ダメだよね」
十三「そやそや。落ち込んどる暇があったら、これからのことを考えんとな」
日吉「これからのことって?」
洸「今回の戦いが終わっても、宇宙からの脅威が完全になくなったわけじゃないからな」
健一「ああ。俺達の戦いは終わったのではなく…始まったばかりなのかも知れません」
十三(………)
一平(………)
豹馬「だが、何が来ようと起きようと…それに立ち向かうのは俺達の役目だぜ」
健一「ああ。地球の平和は俺達が守らなければならない」
小介「これからも…頑張りましょう」
ちずる「ええ」
豹馬「おっと、ちずるは頑張る前にやることがあるだろ?」
ちずる「うん…わかってるわ、豹馬」
十三「何のことや?」
豹馬「お前にゃ関係ねえ話だよ」
ちずる「そ。私と豹馬だけの秘密なの」
一平「何だ、そりゃ。お前ら、いつの間にそんな関係に…」
豹馬「勘違いすんな。そんなんじゃねえよ」
十三「いや、やっぱり怪しいで」
ちずる「だから、違うって言ってるでしょ!」
剛健太郎(………)(………)(これから先も今回のような戦いが起きるかも知れんが…)(この若者達がいれば…我々の未来はきっと…)

鉄也「真・ゲッターを封印するだと…?」
ジュン「本気なの、リョウ?」
竜馬「ああ。真・ゲッターは今の俺達には過ぎた力だ…」
隼人「…今回の戦いで、それが良くわかった」「そして、あまりにも強大な力はさらなる災いを呼ぶ…」
鉄也(………)
竜馬「…ゲッター線は俺達にとっても未知のエネルギーだ」「その力を最大限に発揮する真・ゲッターは余程のことがない限り使ってはいけないマシンだと思うんだ」
鉄也(………)
竜馬「それに、真・ゲッターは本当の力を発揮していたわけじゃない…」
鉄也「何だって…?」
隼人「…今回の戦いでもせいぜい10分の1程度の力だった」
ジュン「そ、そんな…」
竜馬「真・ゲッターがその力の全てを解放した時…」「何が起きるかは正直言って俺達でもわからないんだ」
隼人「だから、ユーゼスのような奴に利用されないよう封印するというわけか」
弁慶「ああ。真・ゲッターが悪の手に渡ったらトンでもねえことになるぜ…」
鉄也「…心配はいらん。その時は俺が真・ゲッターを倒してやる」
ジュン「鉄也…!」
鉄也「フッ…冗談だ」
竜馬「いずれにせよ、俺達は真・ゲッターを封印する」「あれをアテにして戦い続ければ…いずれ俺達も力におぼれ、ユーゼスのようになってしまうかも知れない」
鉄也(………)「じゃあ、お前達はゲッターから降りるのか?」
竜馬(………)「…いや、そのつもりはない」
武蔵「ああ。地球を狙う連中はまだいるはずだからな」
隼人「そうだ。俺達の戦いは終わったわけじゃない…」
竜馬「そして、自分達で手に入れた未来は…自分達で守っていかなければならないんだ」「…俺はそのために戦い続ける・俺達のゲッターロボでな」

≪未沙ポイントの方が高い≫
未沙「おつかれさま、一条君」
輝「早瀬中尉…」
未沙「…二人の時は未沙でいいわよ」
輝「へえ…どういう風の吹き回しです? まだ勤務中だってのに」
未沙(………)「…ごめんなさい…そうね、まだ…」「でも…あなたが無事で…嬉しくて…」
輝(………)「…俺だって」
未沙「…輝…」
輝(………)「それにしても…まさか中尉とこんなことになるなんて…」「出会った時には想像も出来ませんでしたよ」
未沙「…私もよ。あなたにいきなりおばさん呼ばわりされて…」「何て生意気な男の子なんだろうって思ったわ」
輝「そんなこともありましたね」
未沙(………)「一条君、ミンメイさんには会わなくていいの…?」
輝(………)(………)「…いいんです。ミンメイに今、会っても辛い思いをさせるだけかも知れないし…」
未沙(………)
輝「ミンメイがいるこのマクロスを守れただけで充分です」
未沙(………)
輝「それに…」「俺には君がいるから…」
未沙「…一条君…」

≪ミンメイポイントの方が高い≫
ミンメイ「輝…良かった…あなたが無事でいてくれて…」
輝「ミンメイ…」
ミンメイ「私、あなたがいなくなってしまうのが…怖かった…」
輝(………)
ミンメイ「でも、これからは…一緒にいられるのよね…?」
輝(………)「…ごめん。そういうわけにはいかないんだ」
ミンメイ「!」
輝(………)
ミンメイ「どうして…? あなたはもう戦わなくていいんでしょう?」
輝(………)(………)「ミンメイ…君は俺のために歌手をやめられるかい?」
ミンメイ「え…?」
輝(………)
ミンメイ(………)
輝「…君にそんなことは出来ないよ」「それに、周りに人間がそれを許しちゃくれないだろうしね」
ミンメイ「輝……」
輝(………)「…君はこれから君の歌で地球圏の人達を元気づけていかなきゃ」
ミンメイ(………)「…ええ」
輝「そして…俺はそんな君や他の人達を守ろうと思ってる」
ミンメイ(………)
輝「だから、俺はバルキリーを降りることは出来ない」
ミンメイ(………)(………)「でも…これきり会えなくなるわけじゃないでしょう?」
輝「!」「ああ。会おうと思えば、いつだって会えるさ」
ミンメイ(………)「その時はまたバルキリーで私を連れ出してくれる?」
輝「カンベンしてくれよ。今度、あんなことしたらタダじゃすまないよ」
ミンメイ「うふふ…冗談よ、冗談」(………)「…私、これからも頑張るね。あなたや…私の歌を聴いてくれる人のために」
輝「ああ…」

甲児「なあ、ウッソ。お前達、これからどうするんだ?」
ウッソ(………)
甲児「もし良かったらさ、みんなで俺んちへ来ないか?」
ウッソ「甲児さん…」
甲児「前に言ったかも知れねえけど、俺は弟と二人暮しだから部屋が空いてんだ」
ウッソ「ありがとうございます…でも、僕は故郷に…カサレリアに帰ろうと思ってるんです」
さやか「けど…子供達だけで生活するのって…大変よ」
ウッソ(………)
甲児「そうだよ。カルルだっているんだしさ…」
ウッソ「…いえ、シャクティだって捜さなきゃならないし…」
甲児(………)
ウッソ「それに、僕達は自分達で生活してきましたから…大丈夫です」
さやか(………)
甲児「そうか…なら、仕方ねえな…」
ウッソ「本当にごめんなさい…」
甲児「でもよ…困ったことがあったら、遠慮なく言ってこいよ」
さやか「そうよ。いつだって力になるから」
ウッソ「そんな…甲児さん達にご迷惑をおかけするわけには…」
甲児「…子供が遠慮するもんじゃねえよ。それに、俺達は苦楽を共にしてきた仲間じゃねえか」「今までも…そして、これからもな」
ウッソ(………)「ありがとうございます。甲児さん、さやかさん…」

イサム「俺をスカル小隊に?」
フォッカー「ああ。SDFは再編成されることになり…」「俺の小隊もロンド=ベル隊への出向を解除される」
イサム(………)
フォッカー「それに、これからは何かと忙しくなるからな… お前の腕を見込んでの話なんだが…どうだ?」
イサム(………)「すみませんね、少佐。俺にはまだやり残したことがあるんです」
フォッカー(………)「…AVFのトライアルか」
イサム「ええ。ガルドのYF-21との決着は今回の戦いで中断されたんでね」
フォッカー(………)「そうか…残念だな」
イサム(………)「ま、何かあったら呼んで下さいよ。俺の可愛い子ちゃんで駆けつけますから」
フォッカー「…お前もトライアルで無茶するなよ」
イサム「…俺から無茶を取ったら何にも残りませんよ」
フォッカー「フ…フハハハハ! そうだったな」

≪カミーユ健在≫
アストナージ「じゃ、お前はロンド=ベル隊に残るのか?」
カミーユ「ええ。この戦いで自分が何をするべきなのかわかったような気がしますから」
アストナージ「そうか…」
カミーユ「でも、ジュドーやシーブック、ウッソ達は艦を降りるようですね」
アストナージ「ああ。あいつらにこれ以上頼ることはできないよ」
カミーユ(………)「…これから、さみしくなりますね」
アストナージ「まあな。いたらいたでうるさいがいなくなると、な」
カミーユ(………)
アストナージ「…お前、本当にいいのか? ファと一緒に戻らなくて…」
カミーユ(………)「…ロンド=ベル隊から離れる者がいるのなら…」「その人達を守るために誰かが残らなければならないでしょう?」
アストナージ(………)
カミーユ「…ネオ・ジオン軍やティターンズだって完全に消滅したわけじゃないんだ」「いつまた、シロッコやハマーンのような人間が現れるかも知れない…」
アストナージ(………)
カミーユ「俺はそういった連中から…仲間達を守りたいんです」

≪カミーユ廃人≫
ファ(………)「…カミーユ…」
カミーユ(………)
ファ「…戦いは終わったのよ、カミーユ…」「…帰ったら、また昔みたいに…学校へ行って………」(………)「うっ…う…どうして…どうしてこんなことに…カミーユ……」
カミーユ「…………ファ…」
ファ「! カミーユ…?」
カミーユ「ファ…俺は…シロッコと戦って…」
ファ「カミーユ…意識が…意識が戻ったのね…!?」
カミーユ(………)「…みんなの…呼ぶ声が聞こえた…」
ファ「みんなって…」
カミーユ「…ジュドーやプル、フォウ…○○○…それにファ…」
ファ「…カミーユ…」
カミーユ「ごめんよ。心配かけたみたいだな」
ファ(………)「良かった…本当に良かった、カミーユ…!」
カミーユ「…ファ……」

ショウ「では、シーラ様達はバイストン・ウェルへ戻られると…?」
シーラ「そうです。バイストン・ウェルの戦乱はまだ収まったわけではありません」
エレ「それに…自分達の世界は自分達の手で救わねばならないのです」
ショウ(………)
エレ「………」
ベル「エレたまぁ、ホントにバイストン・ウェルに帰れるの?」
エレ「ええ。シーラ様と私でオーラロードを開いてみます」
カンジ「そんなこと可能なんですか?」
シーラ「成功するかどうかはわかりませんが…」「私達がこのまま地上世界に居続けるのは良くありません」
ルン「…そうですね」
カンジ「でもさ、そう簡単に異世界への扉が開くもんかね?」
リエ「お兄ちゃん、他人事みたいに言わないでよ。私達だってクラウディアに帰らなきゃならないんだから」
カンジ「けど、どうやってこの世界に来たかもわからないのに…」
ルン(………)「シーラ様、私達もあなた方と一緒に行って構いませんか?」
シーラ「え…?」
ルン「私達もあなた達と同じように異世界からこの世界へやって来ました」「オーラロードが開くのなら…もしかして、クラウディアへも…」
カンジ「そんなに都合良く行くのかよ? 下手したら全く別の世界に…」
ルン「危険性は高いし、成功する可能性は低いけど…やってみなければ道は開けないわ」
カンジ(………)「そうだな。俺達はそうやって雲海の向こう側へ行こうとしてたんだよな」
シーラ(………)
リエ「シーラ様、もしかしたら、私達のFTのクラウドシステムが…」「オーラロードを開く時、お役に立てるかも知れません」
シーラ「わかりました。あなた方の力をお借りします」
エル「あたし、地上も気にいってたんだけどな…」
チャム(………)
エル「チャム、どうしたの?」
チャム「…ロンド=ベルのみんなと別れるの、さみしいな」
エレ(………)
シーラ「チャム、あなたの気持ちは良くわかります」
チャム「シーラ様…」
シーラ「ですが、私達にはまだ成し遂げなければならぬことがあるのです」「それは…わかっていますね?」
チャム「うん…」
シーラ「それから…ショウ、マーベル」
ショウ「…はい」
シーラ「あなた達は地上世界に残って下さい」
ショウ「え…?」
マーベル「何故です、シーラ様!?」
シーラ「二人は元々地上の人間です。これからは地上界のために働いて下さい」
ショウ「し、しかし…それでは!」
エレ「今回の戦いで…最も被害を受けたのは地上界です」「それに…脅威も完全に去ったわけではありません」
シーラ「これからの地上界はあなた達の力を必要としています。ですから…」
ショウ(………)
チャム(…ショウ…)
ショウ「シーラ様、申し訳ありませんが、その命令は聞けません」
シーラ「ショウ……」
ショウ「バイストン・ウェルの戦乱は地上人が原因で起きました」「俺は地上人としてその収拾をつけなければなりません」
シーラ「しかし…」
ショウ「地上のことなら大丈夫ですよ。力強い仲間達がいますから」
マーベル「…ショウのいうとおりです。私達はシーラ様達と一緒にバイストン・ウェルへ戻ります」
シーラ(………)
エレ(………)
シーラ「では…今一度、その好意に甘えさせて下さい」
チャム「ショウ、ホントにいいの?」
ショウ「ああ。俺達は地上界を救うことが出来たんだ」「だから、バイストン・ウェルもきっと…」

アスカ「ね、ミサト。これからあたし達、どうなるの?」
ミサト(………)「Nervが組織解体され、残った人員がSDFに接収されたとしても…」「E計画に関わった人間はタダじゃすまないでしょうね…」
シンジ「タダじゃすまないって…どういうこと?」
ミサト「私達は使徒せん滅という名目で色々な問題を起こしているから…それの責任は取らされることになる」
アスカ(………)
シンジ(………)
レイ(………)
ミサト「それから、SDFの決定で残ったEVAは破棄されることなったわ」
アスカ「破棄って…どうやって!?」
ミサト(………)「おそらく、太陽へ向けて射出されることになると思う…」
シンジ「た、太陽って…」
アスカ「…跡形もなくなるってワケね…」
ミサト「…それはわからないわ」「E計画初期段階の極秘資料によれば、EVAは無限に生き続けることが可能らしいから…」「…その中に宿る…人の心と共にね」
シンジ(………)
ミサト「それから、EVAの破棄と同時にチルドレンの登録も抹消される。それであなた達の任務は終了よ」
アスカ「終了って…あたし達、責任取らされるんでしょ?」
ミサト(………)「…心配はいらないわ。あなた達やレイの身柄ぐらい、私が何とかしてみせる」
レイ(………)
アスカ「じゃ、じゃあ…ミサトは…」
ミサト(………)「とにかく、あなた達はこれから自由の身よ」
アスカ「ミサト…」
ミサト「地球圏に戻ったら、もう二度と会うことはないでしょうけど…」「私はあなた達に出会えて本当に良かったと思ってる」
シンジ「ミサトさん…」
アスカ「ミサト…」
ミサト「シンジ君…あなたはもう一人前の男よ。これからの人生は自分で選びなさい」
シンジ(………)(………)「…はい」
ミサト「アスカ…あなたもシンジ君やレイと仲良くね」
アスカ「ミサト…! 何言ってんのよ。これじゃまるで…」
ミサト「それ以上は言わないで。最後ぐらい、笑って別れましょう」
アスカ「!」
シンジ(………)「…今まで…ありがとう、ミサトさん…」
ミサト(………)(………)(………)「じゃ、ね」
〔扉の開閉音〕
アスカ「ミサトッ!!」
レイ「追いかけてはダメ」
アスカ「! 何でよ!?」
シンジ「…そうだよ、アスカ…」「…ミサトさんの気持ちを無駄にしちゃ…ダメだよ…」
アスカ「シンジ……」
シンジ(………)

カズミ「ノリコ…ユング…身支度をして、どこへ行くつもりなの?」
ノリコ「私達、アステロイドベルトのイカロス基地へ戻るんです」
カズミ「何ですって…本気なの!?」
ノリコ「ええ。もう決めたんです。ユングと二人で…」
カズミ「何故…?」
ノリコ「だって…宇宙怪獣はあれで最後じゃないんでしょう?」
カズミ(………)「ええ…」
ノリコ「だったら…私はガンバスターで戦います」「タシロ艦長達が私達に託してくれた未来を失うわけにはいかないもの…」
カズミ(………)
ユング「それに、SDF新たな旗艦がイカロス基地で建造中だっていうし…」「多分、その艦には宇宙怪獣の完全なせん滅という任務が与えられると思うから…」
カズミ「………」「では、私もあなた達と一緒に行くわ」
ノリコ「ダメよ、お姉様」
カズミ「!」
ユング「そうよ。あなたは私達とは別の未来を手に入れたんでしょ?」
カズミ(………)
ノリコ「…お姉様は地球圏に戻って。そして、コーチと一緒にいてあげて」
カズミ「ノリコ………」「でも…それでは…あなた達と同じ時間を過ごすことができなくなる…」
ノリコ(………)
ユング(………)
カズミ「もう二度と会えなくなってしまうかも知れないのよ…?」
ノリコ(………)「だから…そんな想いをするのは私達だけで充分…」
カズミ(………)
ユング「カズミ…バスターマシン2号の起動キーを私にちょうだい」
カズミ「ユング…」
ユング「悔しいけど、あなたは私が欲しかったものを手に入れた…」
カズミ(………)
ユング「だから…せめて、起動キーだけでも私に譲ってよ」
カズミ「ユ、ユング…」
ユング「その代わり…あなた達の未来は私達が守ってあげるわ」
カズミ(………)
ノリコ「お姉様とコーチの結婚式に出られないのが残念だけど…」「遠い星空からお二人の幸せを祈ってるわ」「それから…キミコにもよろしく伝えてください」
カズミ(………)(………)「…わかったわ」
ユング「…今度は私が見送られる番ね。でも、さよならは言わないわ」
カズミ(………)
ノリコ「…行って来ます」
カズミ(………)「…行ってらっしゃい…ノリコ、ユング…」
〔扉の開閉音〕

※※イングラムを説得した場合のセリフ※※
リュウセイ(………)「じゃあ、イングラム少佐は…」
アヤ「ええ。消息は不明だそうよ…」
リュウセイ(………)「あいつは…いや、教官はやっぱり…死…」
ライ(………)
レビ(………)
※※イングラムを説得しなかった場合のセリフ※※
リュウセイ(………)
アヤ「リュウ…」
リュウセイ(………)「俺は…ああするしかなかったのか…?」
ライ(………)
レビ(………)
リュウセイ「…イングラム教官を殺すしかなかったのか…?」
アヤ(………)

ヴィレッタ「悲しんでいる時間はないわ」
リュウセイ「!」
ヴィレッタ「地球圏はまだ多くの見知らぬ敵に狙われている…」「…私達は彼らの侵略から生き延びるために…これからも戦わなければならない」
リュウセイ「ああ…そうだな」「俺は…地球の平和を守るために頑張るぜ」
ライ(………
レビ「私も…自分の許されざる罪をつぐないために…」
アヤ(………)
リュウセイ「レビ…」
ライ「…仕方がないな。お前の戦闘中の雄叫びには閉口するが…俺も付き合うとしよう」
リュウセイ「何いってんだ。てめえだって武器の名前を思いっきり叫んでるじゃねえかよ」
ライ(………)
アヤ「うふふ…誰かさんの影響かしら?」
ライ「馬鹿なことを言わないで下さい、大尉」
ヴィレッタ「…イングラムの代わりはこの私が務めるわ」「今まで以上に厳しい訓練をお前達に行う。覚悟をしておきなさい」
リュウセイ「うへぇ…! お手柔らかに頼むぜ、ヴィレッタ…いや、ヴィレッタ隊長」

クロ「マサキ、これからどうするの?」
マサキ「もちろん、ラ・ギアスへ戻るんだ。みんなが待ってるからな」
リューネ「じゃ、あたしも行く」
マサキ「お前…DCに戻らなくていいのかよ?」
リューネ「親父は行方不明のままだし、今のDCに戻っても…」
マサキ(………)
リューネ(………)
マサキ「わかった。じゃ、好きにしろよ」
リューネ(………)「ホントに…?」
マサキ「ああ」
リューネ「…ありがと、マサキ」

現在位置 コンペイ島

トーレス「艦長…コンペイ島への接舷、完了しました」
ブライト「ご苦労。マクロスの方は?」
サエグサ「解散ポイントから月へのコースに乗りつつあります」
ブライト「そうか…では、グラン・ガランとゴラオンは?」
トーレス「オーラロードの展開に成功し、地上から反応が消えました」
ブライト「では、シーラ女王やエレ女王はバイストン・ウェルへ帰還したのか…」
アムロ(………)「…結局、半分以上のメンバーがロンド=ベル隊を抜けることになったな」
ブライト「仕方ないだろう。元から軍属の人間の方が少なかったんだ」
クワトロ「これ以上、彼らに頼ることはできんよ」
アムロ「ああ、そうだな…後は俺達の仕事だ…」
〔扉の開閉音〕
万丈「ブライト艦長、地球へ戻る連中の準備は完了しましたよ」
ブライト「君には何かと助けられた。隊を代表して礼を言わせてくれ」
万丈「何言ってんです。これが最後の別れになるわけじゃないんですから」
クワトロ「また会おう、万丈君」
万丈「ええ。大尉達も、どうかお元気で……」

〔ざわめき〕
エマ「銀鈴…大作君のこと、頼むわよ」
銀鈴「はい…」
クリス「甲児君、学校に戻ったらちゃんと勉強しなきゃダメよ」
甲児「チェッ…嫌なこと思い出させないでくれよな」
さやか「クリスさん、いつぞやのケーキおいしかったです。また会うことがあったら…」
クリス「ええ。今度はウラキ少尉も食べられるケーキを焼くわね」
コウ「す、すみません…」
忍「じゃあな、コウ。また会おうぜ」
コウ「ああ。忍も元気で…」
雅人「ニナさんと仲良くね」
コウ「え…? あ、ああ」
キース「忍も沙羅とケンカばかりしてちゃダメだぜ」
忍「うるせえな。てめえこそモーラ中尉と上手くやれよ」
デュオ「ウッソ…カルルの面倒、しっかり見てやれよ」
ウッソ「はい…。あの、ところでヒイロさん達は…?」
デュオ「ああ、あいつらか? さっさとどっかに行っちまったよ」「ったく、ヒイロもトロワも五飛も愛想ってもんを知らねえからなあ」
大作「ヒイロさん達らしいですね」
甲児「なあ、マサキ。ラ・ギアスで何かあったら俺達が力になるぜ」
マサキ(………)「いや、お前の気持ちは嬉しいが、ラ・ギアスの平和は俺がこの手で守るぜ」「それが…魔装機神と魔装機神操者の使命だからな」
甲児(………)「そうか…なら、頑張れよ」
マサキ「…お前達もな」
甲児「ああ…!」
カトル(………)
忍「どうした、カトル。しけたツラしやがって…」
カトル「いえ…。ここに○○○さんと□□□さんがいたら…と思って…」
アスカ「あんた、まだそんなこと言ってんの?」
カトル「え…?」
アスカ「あの二人がそう簡単に死ぬわけないじゃない」
クリス「そうよ。○○○□□□のことで…」「悲しむのはやめようってみんなで決めたじゃない」
カトル(………)
甲児「あの二人は絶対に生きてる。誰が何と言おうと俺は信じるぜ」
大作「僕もです」
コウ「だから…きっとまた彼らと会えるさ」
カトル「…そうですね。きっと…またあの二人と…」
ギャリソン「では、皆さん…そろそろ地球へ出発いたしますぞ」
デュオ「みんな、元気でな!」
甲児「ああ。いつかまた会おうぜ!」

○○○(………)(……………)(…………………)
<<クスハ>>
クスハ(空……。青い空……とってもきれい……)(…こんなキレイな空が…もう一度見られるなんて……)
ブリット(……クスハ…)
クスハ(…ブリット君の声がする…。そっか……私、あの時に…)
ブリット(……クスハ!)
クスハ(でも……ブリット君が一緒にいてくれるなら…私は大丈夫……)
ブリット「クスハ!」
○○○
「!」
<<クスハ>>
ブリット「良かった…! クスハ、お前が死んだのかと思ったよ…」
クスハ「え…? 私達はあの時に……?」
ブリット「違う。俺達…助かったんだ。ここはどこだかわからないが…地球に間違いない」
クスハ「え…? どうして…?」
ブリット「俺にもよくわからない。だが…」「龍虎王と虎龍王が俺達を助けてくれたのかも知れない」
○○○
(………)
<<クスハ>>
クスハ(…彼らが…私達を…)
○○○
(………)
<<クスハ>>
クスハ(…龍虎王…それに、虎龍王…今まで本当にご苦労さま…)(あなた達がいなければ…私なんて…)
□□□
(………)
<<クスハ>>
ブリット「さあ、クスハ…みんなの所へ帰ろう。きっと心配してるだろうから…」
○○○
(………)
<<クスハ>>
クスハ「ええ、帰りましょう。私達と一緒に戦ってくれた…みんなの所に…」
ブリット「ああ。それに…早く帰って試験勉強をしなきゃ落第になってしまう」
クスハ「え…?」「ブリット君…もしかして…記憶が…!」

【シナリオエンドデモ終了】


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