No.70C
神々の黄昏
サブタイトル
「神々の黄昏」
【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
〈出撃ユニット選択〉
※※イングラムが仲間にいる場合、セリフ追加※※
イングラム「………」
万丈「…イングラム少佐、僕はあなたを…」
イングラム「…君の言いたいことはわかる。だが、私は今までの行いを詫びるつもりはない」
万丈「………」
アヤ「…イングラム少佐……」
イングラム「どのみち、詫びたところで私は許されるべき存在ではないのだからな」
アヤ「…イングラム少佐……」
イングラム「だが…私なりのけじめとして今回の件の幕引きだけはさせてもらう」「私の行動に疑いが生じた時は…いつでも撃つがいい。君達の攻撃に対する念動フィールドは発生しないようにしておく」
万丈「…わかった」
小介「高エネルギー反応、増大! ヘルモーズの残骸が上昇して来ます!」
竜馬「何だって!? あの戦艦はさっき撃沈させたばかりだぞ!!」
アムロ「いや、あの艦にもズフィルードクリスタルが使われている…それが再生しているのだとすれば!」
〔敵ユニット出現〕
甲児「で、出やがった…!」
豹馬「小介! 奴はどれぐらい再生してやがんだ!?」
小介「高エネルギー反応を発していますが、かろうじて船体が再生しているぐらいで…」「目立った動力反応などはまだ見られません」
シーブック「やっぱり、俺達の攻撃が効いているようだな」
忍「だったら、今の内にブッ潰して二度と再生出来ないようにしてやろうぜ!!」
ラオデキヤ「………」「ふ…ふふふ…汝らは運がいい」「逝く前に神の姿を垣間見られるのだからな」
甲児「あ、あいつは!!」
マサキ「生きてやがったのか!?」
アムロ「まさか…あれを出すつもりなのか!?」
ジュドー「アムロ大尉、あれって何なんです!?」
アムロ「…彼らが太陽系に来る前、たった1機でゼントラーディ軍の旗艦を破壊したという…」
万丈「偵察機メギロートで対象文明の戦力データを集め…」「さらに、それを自律型の金属細胞で具現化した帝国監察軍の切り札…!」
忍「だが、あいつは所詮人造人間なんだろうが!」「そんな奴、何人出て来たって…何に乗ってたって結果は同じだぜ!!」
ラオデキヤ「さあ、いでよ! バルマリィの創世神、ズフィルードよ!!」
〔ズフィルード発動〕
〔敵ユニット離脱〕
〔敵ユニット出現〕
万丈「あれがズフィルード…僕達の力の結晶というワケか…!」
隼人「竜馬…!」
竜馬「あ、ああ…奴の姿は…ゲッターに似ている…」
マサキ「それだけじゃねえ…サイバスターにも…!」
リュウセイ「…イングラム教官のアストラナガンと同じってことか!」
イサム「けど、要はおいしいトコ取りの寄せ集めって奴だろうが」「所詮、コピーはオリジナルには勝てねえってこと、教えてやるまでだぜ!」
ラオデキヤ「フッ…」「この「このズフィルードの姿を見て生き延びた者はおらぬ…汝らの未来はここに潰えたのだ」
アムロ「だが、ズフィルードを倒せばお前の艦隊は壊滅するはずだ!」
甲児「俺達の前に出てきたのが運の尽きだってことを教えてやるぜ!」
銀鈴「待って! また別のエネルギー反応を感知したわ!!」
甲児「何だって!?」
〔敵ユニット出現〕
リュウセイ「あいつは…ユーゼス!!」
ヒイロ「やはり死んでいなかったようだな」
ユーゼス「………」「…何故だ? 何故、お前が復活している…?」
ラオデキヤ「………」
ユーゼス「…予備隊も含めてお前は全てヘルモーズと共に消滅したはずだ」
ラオデキヤ「フ…フフフフ…」「愚かなり、ユーゼス=ゴッツォ…」
ユーゼス「何だと?」
ラオデキヤ「バルマーの霊帝から辺境銀河方面監察軍第7艦隊を預かるこの余が…」「貴様ごとき小物の言いなりで終わると思っていたのか?」
ユーゼス「馬鹿な…! ラオデキヤは私が作り出した人造人間……」「この私が預かり知らぬ予備体が存在しているはずがない」
ラオデキヤ「余はお前が作り出したラオデキヤの予備体ではない」
ユーゼス「何…!?」
ラオデキヤ「当初からズフィルードクリスタルのコアとして存在していたオリジナルのジュデッカ=ゴッツォ…」
ユーゼス「オ、オリジナルだと…? そんな馬鹿な! ラオデキヤは私の手によって生まれた人造人間なのだぞ!」
ラオデキヤ「我が艦隊の全てを把握し、全てを思いのまま操って来たつもりだろうが…」「それは浅はかな思い込みに過ぎぬ」
ユーゼス「思い込みだと…? 貴様の創造主はこの私なのだぞ!」
ラオデキヤ「ラオデキヤは監察軍艦隊司令の任務を果たすために作り出された人造人間であることに間違いはない」
ユーゼス「………」「…まさか…貴様は…オリジナルのジュデッカ=ゴッツォ…」
ラオデキヤ「そうだ。余は霊帝自らの手によって生み出された人造人間…」「お前が操っていたラオデキヤは名実共にコピーであったと言える」
ユーゼス「馬鹿な…! オリジナルはコピーを作り出した時に消去しておいたはず…!」「! もしや…」「オリジナルもまた…7体が…!?」
ラオデキヤ「その通りだ」
ユーゼス「な、ならば…バルマー本星からの者共は初めから…!!」
ラオデキヤ「我が帝国の辺境銀河方面監察軍は長きに渡ってバルマー本星から離れ、対象の惑星へ向かって進軍する…」「そして、その間に本星に対して反逆を目論む者が現れることは当初から推測されていた」
ユーゼス「……!」
ラオデキヤ「だからこそ霊帝は反逆者に対しての抑止力を旗艦ヘルモーズの中枢となるズフィルードのコアに組み込んでいた」「それこそが余…。7体あるオリジナルの1体…ジュデッカ=ゴッツォである」
ユーゼス「!!」
ラオデキヤ「余はコアの一機能として汝らの行動を監視し…明確な反逆行為を取った場合に起動するよう設定されている」「そして、起動後は速やかに反逆者を粛清し、霊帝から与えられた使命を全うするのだ」
ユーゼス「お、おのれ、霊帝め…! 最初からこの私を…この私の計画を…!!」
ラオデキヤ「我が帝国は汝などの小さき存在によって揺らぐものではない」
ユーゼス「………」
ラオデキヤ「汝も様々な策を講じて計画を進めていたが…所詮は霊帝の操り人形に過ぎぬのだ…」「そう、余のようにな」
ユーゼス「…わ、私までもが…操られていただと……」
ラオデキヤ「汝は我が艦隊の一部品として優れた能力を発揮した。だが、壊れた部品は除去せねばならぬ」
ユーゼス「!!」
ラオデキヤ「さあ、ユーゼス=ゴッツォよ。このズフィルードの神罰を受けよ」
ユーゼス「………」「…フ、フフフ……」「こ、この私が…操り人形…」「私が作り出したイングラム=プリスケン、そしてヴィレッタ=バディムと同等の存在に過ぎなかったというのか…!」
ラオデキヤ「そうだ。汝の罪を悔い改め、神罰を享受せよ」
ユーゼス「ならば…残りの因子を全て集め、クロスゲート・パラダイム・システムを以て貴様と霊帝の存在を消し去ってくれる!」
〔ユーゼス、ラオデキヤへ隣接〕
[イベント戦闘「ユーゼスvsラオデキヤ」]
ユーゼス「…ば、馬鹿な…この私が…全能なる調停者たる…このユーゼス=ゴッツォが…!」「…このユーゼス=ゴッツォが…! 地球人や人造人間…ごときに…倒されるはずがない…!」「わ、私は…全ての因果律を操作して……この宇…宙…を……」「そ…して…今度…こそ…」「今度こ…そ……我が……う…ん…めい……を……」
〔敵ユニット撃破〕
ラオデキヤ「…反乱分子の除去は終了した」
竜馬「………」
甲児「………」
万丈「…あの男に相応しい死に様だな…」
ノリコ「…これで、残る敵は…!!」
ラオデキヤ「………」
ノリコ「あの人を倒し、宇宙怪獣を滅ぼさなきゃ、人類と地球に未来はないわ!!」
ラオデキヤ「汝らの未来は決まっている。この場で消滅することだ」
甲児「うるせえ!! その台詞、そっくり返してやらあ!!」
ラオデキヤ「…だが、心配はいらぬ。汝らと破壊神共の消滅後、地球は覇者たる我が帝国監察軍の統治下に置かれるのだ」
アムロ「お前達が覇者だと…!!」
ラオデキヤ「そうだ。我が帝国監察軍はそうであらねばならぬ。それによって、銀河系は秩序を保っているのだからな…」「だが、汝らの力はその秩序をも破壊する…余はそれを認めるわけにはいかぬ」
ウッソ「秩序だって…? それはあなた質が勝手につくったものでしょう!?
シーブック「何で俺達がお前らの秩序に組み込まれなければならないんだ!?」
ラオデキヤ「ならば、汝らが我が帝国に代わり、新たな秩序をつくり出すというのか…?」
アムロ「何だって…!?」
ラオデキヤ「汝らはその力を以て、この銀河を統べる意志があるのか?」
甲児「俺達が銀河系を支配するだと…!?」
ラオデキヤ「そうだ。それが超絶的な力を持った者の宿命なのだ」
豹馬「そんなこと、誰が決めたんだよ!」
ラオデキヤ「…強者が弱者を支配する…それは宇宙の不変律であり、真理だ」「この世に無統制な力など存在してはならぬ」「それを放置しておけば、第二、第三のユーゼスを生み出す源となる…」
マサキ「ヘッ…俺達をあおるだけあおっておいて、最後は制御できなくなったから抹消するってのか」「手前勝手なご都合主義もたいがいにしやがれ!」
ラオデキヤ「だが、汝らは図らずとも弱肉強食の理を自らの手で証明した…」「さらに、最も平和的な意思の統一手段すらも汝らは拒否したではないか」
ウッソ「平和的な意志の統一手段…? もしかして、エンジェル・ハイロゥのことですか!?」
ラオデキヤ「そうだ」
リュウセイ「ふざけるな! あれのどこが平和的だってんだ!」
ラオデキヤ「…少なくとも、不要な血を流さずに済むという点であれに勝る意志の統一手段は存在せん」
アムロ「馬鹿な…個人のエゴで統一される意思なんて…!」
ジュドー「そんなのただの独裁じゃないか!」
ラオデキヤ「力と秩序を共存させるには確固たる中枢の意志というものが必要だ」「それがない集団はただの無秩序な力に過ぎぬ」
アムロ「………」
ラオデキヤ「…汝らが今まで倒してきた相手を見ればわかることであろう…?」
万丈「………」「…ネオ・ジオン、ジュピトリアン、ゼントラーディ軍、メルトランディ軍…確かに彼らはお前がいうとおり…」「確固たる中枢の意思とやらが存在していた集団だった」「だが、その結末はどうだ? 結局はそのどれもがお前のいう無秩序な力によって瓦解しているじゃいか!」
ラオデキヤ「…だからこそ、汝らは危険な存在なのだ。そして、それを制御するものは我が帝国をおいて他にない」
甲児「そうかい! だったら、力ずくで俺達を従わせてみせろよ!!」
ラオデキヤ「…愚かな。それでは、汝らが今までにその存在を否定し、倒してきた相手と何ら変わりがない…」
甲児「何だと…!?」
ラオデキヤ「汝らがその力を秩序の維持に使わぬというのであれば、汝らの選択は宇宙の真理に逆らっていることになる」
甲児「俺達が間違ってるってのか!?」
ラオデキヤ「そうだ。そして、それはこの宇宙の意志でもある」
忍「宇宙の意志だと!? そんなもんがどこにあるってんだよ! 何の根拠もなしにまやかしをいうな!!」
ラオデキヤ「では、何故STMCは我が母星バルマーではなく、地球を狙ったのだ?」
忍「!」
ラオデキヤ「それは汝らがこの宇宙から排除されなければならない存在だという証であろう」「50万年前、己の力の制御を誤って滅びた先代文明・プロトカルチャーのようにな…」
○○○………」
ラオデキヤ「宇宙の意志に逆らうというのであれば、この最後の戦いによって自らの存在意義を証明するがいい」
甲児「そんなこと、言われるまでもねえ! 行くぞ、みんな! 少なくとも地球の未来をあいつらなんかに渡せるものか!」
イサム「俺達が正しいかどうかなんざ、この戦いが終わってからゆっくり考えりゃあいいことだからな」
<<クスハ>>
クスハ「そして…私達にはまだ守るべきものがあります」「それは多くの人から託された想い…そして、未来への希望です」
デュオ「それじゃ…いっちょ行きますか!」
万丈「みんな…これが最後の戦いだ。必ず生きて、また会おう!!」「そして…未来をこの手に!」
ラオデキヤ「弱者には死を。それが宇宙の原理だ」「今より、ズフィルードの神罰が汝らに下る…」
<戦闘開始>
<ラオデキヤHP80%以下>
ラオデキヤ「その程度の力ではユーゼスを倒せても、余は倒せぬぞ…」
〔ラオデキヤ、精神コマンド「ド根性」使用〕
<ラオデキヤHP60%以下>
ラオデキヤ「まだだ。余を倒すにはまだ力が足りぬぞ」
〔ラオデキヤ、精神コマンド「ド根性」「気合」「集中」使用〕
<ラオデキヤHP50%以下>
オデキヤ「無駄な抵抗は止めよ。汝らの運命はすでに決まっている…」
〔ラオデキヤ、精神コマンド「ド根性」「気合」×2「必中」「鉄壁」使用〕
<ラオデキヤHP30%以下>
ラオデキヤ「…さすがだな。ならば、余も最後の手段を使うとしよう…」
〔ラオデキヤ、精神コマンド「ド根性」「奇跡」「鉄壁」使用〕
<ラオデキヤ撃破・勝利条件達成>
ラオデキヤ「…………」「…ズフィルードが…このジュデッカ=ゴッツォが……」「こんな未開文明の者共に倒されるとは……信じられぬ……!」「…汝らこそが……この宇宙の調停者たる存在だとでも言うのか……!」「…否! 我がゼ=バルマリィ帝国こそが銀河の調停者であり…覇者…!」「そして…その使者たる余が…滅びるはずは…!!」「滅びるはずは……………」
〔敵ユニット撃破〕
竜馬「や、やったのか…!?」
万丈「………」
アムロ「………」
クワトロ「………」
ジュドー「………」
万丈「…再生はしないようだな」
大作「じゃ、じゃあ…」
万丈「ああ。僕達はズフィルードを倒すことに成功したんだ…」
コウ「これで…終わったんだな…」
忍「ったく…長い戦いだったぜ…」
アムロ「いや、まだ俺達の戦いは終わったわけじゃない」
カズミ「大尉の言うとおりよ。私達にはまだ…宇宙怪獣という敵が残っている…!」
洸「そうだ…。あいつらを倒さなければ、俺達の戦いは終わらない!」
輝「けど、どうやってSTMCを倒すんだ? SDFの作戦部はまだその方法を考えついちゃいないんだろ?」
フォッカー「何を弱気なことを言っとるんだ、お前は!」
甲児「そうだ。エアロゲイターを倒した俺達なら、宇宙怪獣の一匹や二匹…」
アスカ「あんた、バカ!? 単位が違うわよ、単位が!!」
甲児「うるせえな! ちょっと間違えただけだ!」
マサキ「あのな…お前ら、どうしてこんな状況でケンカが出来るんだ?」
アムロ「とりあえず、月のムーンクレイドルへ帰還しよう。STMCの襲来に備えて態勢を整えなければならない」
???「その必要はありませんよ」
アムロ「!!」
〔轟音〕
〔敵ユニット出現〕
万丈「!!」
ショウ「!!」
甲児「ば、馬鹿な……あいつは…!!」
マサキ「シュウッ!!」
シュウ「フフフ…お久しぶりですね、みなさん」
マサキ「てめえ…! 今までどこに行ってやがった!!」
シュウ「これで…地球を襲う脅威は取り除かれたわけですね」
万丈「何を言っているんだ、シラカワ博士…まだ宇宙怪獣が残っているんだぞ」
シュウ「………」「では、この私が今まで何をしていたか…おわかりですか?」
クワトロ「どういう意味だ?」
甲児「まさか、てめえ…グランゾンで宇宙怪獣を倒しました…なんて言うんじゃねえだろうな!?」
シュウ「フッ…いくら私のグランゾンでもそういう芸当は困難ですよ。ただ……」
マサキ「ただ……何だ!?」
シュウ「STMCへの対抗手段はすでに準備させて頂きました」
万丈「宇宙怪獣の対抗手段だと!?」
シュウ「そうです。これでようやく私も心おきなく行動を起こすことが出来ますよ…」
マサキ「どういう意味だ…てめえ、まさか!」
シュウ「フフフ…そのまさかですよ。私はこの時を待っていたんです」「皆さんが私の相手を出来るぐらい強くなるのをね…」
〔轟音〕
シーブック「な、何だ!?」
カズミ「こ、この反応は重力震…!!」
イサム「重力震だって!? じゃあ、何かがフォールドアウトして来るってのか!?」
カズミ「ち、違う…! これは…その逆…!!」
万丈「何!? ま、まさか!!」
シュウ「さあ、行きましょう。全ての決着をつける場所を用意してあります…」
【戦闘マップ1終了】
【戦闘マップ2開始】
〔味方戦艦出現〕
タシロ「ここはどこだ…!?」
副長「現在位置は…」「………」「空間座標軸が不安定なため、特定できません」「さらに次元交錯線も激しく乱れています。少なくとも、ここは通常空間ではないと推測されます」
タシロ「特異領域とでもいうのか?」
副長「もし、そうなら我々はとっくに超重力で潰されています」
タシロ「では、亜空間の中か…!?」
未沙「か、艦長!!」
グローバル「どうした!?」
未沙「ま、周りの反応が…!! 本艦の周辺に…いや、この空間全体に…」「STMCが存在しています!!」
グローバル「な…!!」
タシロ「何だと!? この空間に宇宙怪獣がいるというのか!?」
副長「ま、間違いありません! 本艦とマクロスを中心とした半径約3万キロの宙域を除いて…」「この空間に宇宙怪獣がひしめいています!!」
タシロ「な…何てこった!!」
副長「敵影は約2億5千万です!」
ミサト「!! そ、それって……」
タシロ「雷王星宙域に現れた宇宙怪獣の数とほぼ同じ…?」
ミサト「い、いったい…どういうことなの!?」
グローバル「全艦、緊急戦闘配置! 各機を緊急出撃させろ!!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
〈出撃ユニット選択〉
未沙「艦前方に未確認物体を感知!!」
グローバル「何っ!?」
〔敵ユニット出現〕
マサキ「あ…あれは!!」
万丈「グランゾン…!? いや、形が違う…!!」
クワトロ「我々とこの空間に転移させたのは…あの男か?」
シュウ「…ええ、そうです。ここは私が作り出した閉鎖空間です」
ミサト「閉鎖空間!? じゃ、じゃあ…周辺のSTMCは!?」
シュウ「皆さんと同じく、私が雷王星宙域からこの空間へシフトさせました」
マサキ「てめえ…どういうつもりだ!?」
シュウ「随分な台詞ですね、マサキ。私はSTMCの脅威から人類と地球を一時的に救ったのですよ…?」
マサキ「な、何っ!?」
シュウ「さしもの私とグランゾンでも億単位の宇宙怪獣と単機で戦闘を行うのは困難ですが…」「彼らの位相をずらし、この空間へ封印することなら可能です」「感謝ならまだしも、非難を受ける覚えはありませんね、ククク…」
マサキ「てめえ! 何様のつもりだ!? 神にでもなったってのかよ!!」
万丈「待て、マサキ…」
マサキ「!」
万丈「シラカワ博士、あなたに聞きたいことがある」
シュウ「………」
万丈「あなたの真の目的は…何なんだ?」
シュウ「………」
万丈「まさか…地球を滅ぼすことが目的だというわけじゃないだろうな!?」
シュウ「地球を滅ぼすつもりなら宇宙怪獣に対して何も手を下しませんよ」
ジュドー「じゃあ、何であんたは俺達に協力するような真似をしてたんだ!?」
シュウ「お気づきの方も多いでしょうが、私はあなた達を利用していただけに過ぎません。グランゾンのテストを行いながらね…」
万丈「利用……僕達を利用してエアロゲイターを倒すことが目的だったというわけか…」
シュウ「………」「私の目的はもう一つあります。それはこの世界を本来あるべき姿に少しでも近づけることです」
万丈「世界の…本来あるべき姿!?」
シュウ「そうです。すでにこの世界は歴史が大きく変貌してしまっていますからね」
カミーユ「!」(確か、シロッコも…同じようなことを言っていた…)
マサキ「どういう意味だ、シュウ!?」
シュウ「今の我々は本来とは別の時間の流れへ入っています」
マサキ「な、何…!?」
シュウ「私とあなたの例を挙げれば、私達が初めて地上で顔を合わせた前後から歴史の流れが大きく変わって来ているのです」
マサキ「地上で初めてお前と会った時…? それって…この戦いが始まる前のことか!?」
シュウ「そうです。そして、その後の出来事は本来とは違った形、時間で発生しています。ラ・ギアスで起きている事件も含めてね」
マサキ「じゃあ、本来の歴史や世界ってのは…いったい何なんだ!?」
シュウ「………」「あなた達がそれを知る必要はありません。しかし、この世界を放置しておけば間違いなく破滅に突き進み…」「それが他の世界にも大きな影響を及ぼす可能性が高いと思われます」
ショウ「他の世界…!? もしかして、バイストン・ウェルのことか!」
シュウ「そうです。今回の事件がなければ、あなた方は地上へ来ることなどありえなかったのかも知れません…」
ショウ「………」
シュウ「そして、ユーゼス=ゴッツォはこの世界の破滅によって自分の敵を抹消し…」「自らの手で新しい世界を創り出し、自分の運命を改変させようとしていましたが…結果的には消滅しました」「ですが、それだけではあまねく世界を安定させることは出来ません」「そう、災いと混乱の元凶がここに存在している限り…」
甲児「回りくどい言い方をしやがって! とどのつまり、てめえは俺達を倒そうってんだろうが!!」
マサキ「シュウ! ようやく本性を現しやがったな!」
シュウ「本性…? いったいあなたは私の何を知っているというのです?」
マサキ「何…!?」
シュウ「本当の私はあなたが知っている私ではないかも知れませんよ」
万丈「シラカワ博士…いや、シュウ=シラカワ。お前は僕達がこの宇宙を混乱させる原因だと言ったな…」「だが、それはお前にも同じことが言えるんじゃないのか!?」
シュウ「………」「…未完成のグランゾンでユーゼスやラオデキヤの相手をするのは困難だったのですが…」「あなた達の活躍で私を止めうる力を持っていた彼らはこの時空から抹消されました」
リュウセイ「……!」
シュウ「そのお礼として…あなた達にグランゾンの真の姿、ネオ・グランゾンの力をお見せします」
豹馬「ケッ、ほざきやがったな…!」
イサム「そうやっていい気でいられるのも今のうちだってこと、教えてやろうじゃないの!」
鉄也「俺達を甘く見たことが命取りになることもな」
甲児「そうだ! てめえを倒すのはユーゼスやイングラムじゃなく…俺達だぜ!」
シュウ「いいでしょう。このネオ・グランゾンの実戦テストも兼ねて、あなた方をこの世界から消滅させます」「先程も言ったとおり、あなた達は時空を乱す元凶ですからね…」
マサキ「てめえが言えることか!!」
シュウ「…だからこそ、私は自分の手で最後の修正を行うのです」
コウ「なら、ジオンの星の屑作戦を阻止したのも、お前がSDFに協力したのも…」「全ては俺達を生かして、ここで倒すためだったのか!?」
シュウ「フッ…随分な言葉ですね。あの時、私が落下するコロニーを消滅させていなければ、今頃はどうなっていたか…」
コウ「何っ…! お前はそうやって人の意志を踏み台にして…!」「ガトー達のしたことを許すわけにはいかないが、彼らの無念は晴らしてみせる!」
シュウ「………」「万が一、皆さんが私を倒すことに成功すれば…」「この空間は永遠に閉鎖され、中にいる宇宙怪獣も通常空間へ戻ることはありません」
鉄也「なら、お前を倒せば地球は救われるということだな?」
シュウ「ええ、そうです。もっとも、私のネオ・グランゾンを倒すことなど不可能ですが……」
鉄也「フン…。俺達の前でその手の台詞を吐いて生き延びた奴はいないぜ」
シュウ「…そうでしょうね、ククク」
万丈「………」「シュウ…僕はお前に感謝するよ。おかげで地球と人類の行く末に光明が見えてきた!」「後は僕達でお前を倒せば、人類は未来を手にすることが出来るのだからな!」
フォッカー「よし! スカルリーダーより各機へ!!」「シュウ=シラカワを倒し、この戦いに終止符を打つぞ!!」
<戦闘開始>
<アムロvsシュウ>
アムロ「これで、全てはお前の予定どおりというわけか!?」
シュウ「私はあなた方を強くなるのを待っていたのです。そうでなければ、意味はありませんでしたからね」
アムロ「意味だと…!?」
<カミーユvsシュウ>
カミーユ「お前もシロッコと同じだ! 人を裏から操って…自分の目的のために利用する!!」
シュウ「あえて否定はしませんよ。しかし、言葉には気を付けてもらいたいものですね…バルマー戦役ではあなた達に協力をしたというのに…」
カミーユ「だが、それすらも俺達を利用し、目的を達成するための手段だったはずだ!!」
<クワトロvsシュウ>
シュウ「何であれ、元凶は根源から断たねばならない…いずれ、あなたにもそれをわかる時が来ることでしょう」
クワトロ「……その言葉はそのまま返させてもらおう!」
<コウvsシュウ>
コウ「ガトー、見ていろ! お前の無念は今、俺が晴らす!」
シュウ「殊勝なことですね。あなた達の抵抗など無意味だということを今一度思い知らせてあげましょう」
<ウッソvsシュウ>
ウッソ「あなたは本気で地球圏を壊滅させるつもりなんですか!?」
シュウ「私が手を下すわけではありませんよ。そのきっかけを作ったのはあなた達なのですから…」
ウッソ「そんな…!」
シュウ「全てのものはやがて滅びる…今回の件はそれが早まっただけですよ」
ウッソ「だったら…僕はその前にあなたを倒します!!」
<ヒイロvsシュウ>
ヒイロ「貴様はいずれ敵になると思っていた…」
シュウ「でしょうね。あなた達は当初から私やDCを敵視していた…その判断は間違っていなかったという事です」
※※ウイングゼロガンダムカスタム搭乗の場合、セリフ追加※※
ヒイロ「ゼロは俺に貴様の死を見せてくれている…」
シュウ「フッ…未来というものは自らの手で変えるために存在しているのですよ」
<甲児vsシュウ>
甲児「さんざん俺達を利用してきたつもりだろうが…」「何でもかんでも自分の思いどおりになると思うんじゃねえ!!」
シュウ「そうですね…今までは直接的に手を下し過ぎたようです」「ですから、これを最後にしましょう。あなた達と行動を共にしていたおかげで、手の内もわかっていますからね」
甲児「手の内だと? だったら、わかってんだろうな…」「マジンガーやスーパーロボットの力は予測以上の力を発揮するってことをな!!」
<鉄也vsシュウ>
鉄也「お前やDCは…最初から人類を戦いの中に叩き込むのが目的だった」「量産型のグレートもいずれは人類の脅威になるように造った代物だろう!?」
シュウ「フフフ…兵器というものは使う者次第で善にも悪にもなるのです」「DCが量産型グレートを悪の手先にするために造ったわけではありませんよ」
鉄也「だが、DCそのものがお前のように人類の敵となるのなら、結果は同じことだ!」「だから、俺はお前を倒す!」
<竜馬vsシュウ>
竜馬「覚悟はいいか、シュウ=シラカワ!」
シュウ「フフフ…真・ゲッターロボが相手ですか。望むところですね。では、あなた達の力を見せて頂きましょうか」
竜馬「その言葉、後悔するなよ!!」
<洸vsシュウ>
洸「ライディーンは知っているんだ。お前が妖魔帝国や破壊神並に危険な存在だということを…」
シュウ「…ならば、それはあなた達に明日がないことを証明しているのですよ」
洸「神の明日か、悪魔の明日か! その答えは俺とライディーンが出してやる!!」
<豹馬vsシュウ>
豹馬「てめえのご自慢のグランゾンでもコン・バトラーには勝てねえってことを教えてやるぜ!」
シュウ「…では、せいぜい期待させてもらいましょうか」
豹馬「ヘッ…その手の台詞を吐いて、生き残った奴なんていねえぜ!」
シュウ「自分の分をわきまえない者は…死ぬだけですよ」
十三「何言うてんねん! それはこっちの台詞や!!」
豹馬「ここでてめえに負けるようなら、俺達はバルマー戦役ん時、とっくにくたばってたぜ!!」
<健一vsシュウ>
健一「ユーゼスもお前も自分の目的のために人を利用し続けてきた!」「そのためにハイネル兄さんのように悲しい運命を背負った人間が犠牲になってきたんだ!」
シュウ「…人には持って生まれた運命があるのです。私はそれを知り、行動しているだけに過ぎません」
健一「ならば、お前のこれからの運命がどうなるか俺達が教えてやる!!」
<万丈vsシュウ>
万丈「あなたに潜伏されたままだったら、これからの大きな脅威になっただろう」「しかし、あなたはネオ・グランゾンという切り札を見せてしまった」
シュウ「………」
万丈「…あなたらしくない行動だが、僕らにとっては都合がいい…何故ならこうして決着を付けられるからね!」
<忍vsシュウ>
忍「そうやってすましたツラしてられんのもこれまでだ!!」
シュウ「あなたもマサキと同じで言葉遣いが下品ですね…」
忍「ヘッ…てめえみたいに裏のある人間よりは遙かにマシなつもりだぜ!!」
<マサキvsシュウ>
マサキ「シュウ! てめえっ!!」
シュウ「……その言葉づかい、直りませんか? 下品ですよ」
マサキ「うるせぇっ!! 何でこんなことをする!? 何の得があるってんだ!」
シュウ「損得などではありませんよ。私は、私の心の命じるままに、行動しているに過ぎません」
<シュウHP90%以下>
シュウ「どうしました、皆さんの力はその程度ですか?」「そんなことでは地球を救うなど不可能ですよ…」
〔シュウ、精神コマンド「ド根性」「奇跡」使用〕
<シュウHP80%以下>
シュウ「そろそろ調子が出てきたようですね…」「ならば、私も少しは本気にならせて頂きましょうか」
〔シュウ、精神コマンド「ド根性」「奇跡」「鉄壁」使用〕
<シュウHP60%以下>
シュウ「そろそろ無駄な抵抗は止めたらどうです? この私を倒すことなど不可能ですよ」
〔シュウ、精神コマンド「ド根性」「奇跡」「鉄壁」使用〕
<シュウHP40%以下>
シュウ「あなた方もあきらめが悪いですね。では…これならどうです?」
〔シュウ、精神コマンド「ド根性」「奇跡」「鉄壁」使用〕
<シュウHP30%以下>
シュウ「…なかなかやりますね。ですが、そう簡単に物事が進むとは思わないで下さい…」
〔シュウ、精神コマンド「ド根性」「奇跡」「鉄壁」「戦慄」使用〕
<シュウ撃破・勝利条件達成>
シュウ「み…見事です…このネオグランゾンをも倒すとは…」「これで私も悔いはありません…戦えるだけ戦いました…」「全ての者はいつかは滅ぶ…今度は私の番であった…それだけのことです…」「これで私も…全ての鎖から、解き放たれることが…でき…まし…た…」
マサキ「………」「シュウ…バカな…ヤツだったぜ…………くそっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
〔轟音〕
未沙「ネオ・グランゾンが存在していた宙域を中心に強力な重力震が発生!!」
グローバル「何!?」
未沙「ネ、ネオ・グランゾンの消滅により、この空間そのものが崩壊するものと思われます!!」
ミサト「つまり…ここにいる者は空間ごと潰されるってこと…!?」
副長「艦長! 周辺宙域の宇宙怪獣が重力震に反応して活動を開始しました!」
タシロ「いかん! 全艦、ワープ準備! 他の艦を伴って超長距離ワープに入る!」
副長「待って下さい、艦長! 現在の状態でワープに入れば、どこへワープアウトするかわかりません!!」「下手をすれば我々は亜空間や次元の狭間を永遠にさまようことになりかねません!」
タシロ「だからと言って、ここで宇宙怪獣と心中するわけにはいかん! 奴らとてワープでここから脱出するかも知れんのだぞ!」
副長「し、しかし…! 私の計算では運良く通常空間に出ても、どのような場所にワープアウトするか不明です!!」「地球圏へ帰還出来る確率は少なくとも0.00001%以下…!」
タシロ「可能性がゼロでないのなら、賭けてみる意味はある!!」
副長「………」
タシロ「ワシらは今までそうやって戦い抜いて来た! 違うかね、副長!?」
副長「………」「わ、わかりました。全艦、ワープ準備に入ります!」
グローバル「早瀬君、全機を帰投させてくれたまえ!!」
未沙「了解! デルタ1より各機へ! これよりワープに入ります! 直ちに帰投してください!!」
〔味方ユニット離脱〕
タシロ「全艦へ伝達! ワープのための加速空間を確保する!」
〔グローバル、マップ端へ移動〕
〔タシロ、マップ端へ移動〕
〔味方戦艦、マップ端へ移動〕
副長「ワープ開始3分前!」
グローバル(はたして…我々は地球圏へ帰還出来るのか!?)
〔ヱクセリヲンの警報〕
タシロ「何ごとだ!?」
副長「宇宙怪獣集団が本艦を目指して急速接近中!」
タシロ「奴らめ、こちらに気づいたか!!」
副長「迎撃は!?」
タシロ「そんな余裕はない!」
〔敵ユニット出現〕
未沙「後方に多数のSTMCが出現! 本艦に狙いを定めています!!」
タシロ「うぬっ…!ここまで来ておきながら…!」
グローバル「万事休すか…!」
〔味方ユニット出現〕
未沙「艦長! △△△△△が出撃しました!!」
グローバル「何!?」
甲児「○○○! どういうつもりだ!?」
○○○「………」
甲児「早く戻って来い!! もうすぐ俺達はワープするんだぞ!!」
<<クスハ>>
クスハ「…ごめんなさい、甲児君…」
甲児「!?」
<<クスハ>>
クスハ「…私は…自分が何をするべきなのかわかったんです」
竜馬「ま、まさか…!」
豹馬「宇宙怪獣を食い止める気かよ!?」
<<クスハ>>
クスハ「…本当はそれが出来ればいいんですけど…」
豹馬「じゃあ、何をやるんだ!?」
○○○「………」
<<クスハ>>
クスハ「T-LINKシステムのリミッターを解除し、私達の力を使ってみんなを地球圏へ帰還させます」
銀鈴「あなた…もしかして、テレポーテーション能力を!?」
<<クスハ>>
クスハ「残念ですけど…私に銀鈴さんのような力はないんです。あれば良かったんですけど…」
銀鈴「じゃあ、何を…!?」
<<クスハ>>
クスハ「私達の念をワープ突入時に送り込んで、地球圏へのゲートを開く手助けにするんです」」
ミサト「念動力で空間をこじ開けようっていうの!? そんなの無理に決まってるわ!」
<<クスハ>>
クスハ「わかってます。でも…他に方法がないんです」
甲児「バカヤロウ! てめえらだけで何が出来るってんだ! それじゃ死にに行くようなモンじゃねえか!」
タシロ「その通りだ。すぐに艦へ戻りたまえ!! 君達だけをここに残すわけにはいかん!」
<<クスハ>>
クスハ「いえ、私達にやらせて下さい! どうかお願いです!」
タシロ「しかし、○○○君!」
<<クスハ>>
クスハ「私の力は結果的にはユーゼスやシラカワ博士に利用され、事態を悪化させることに加担してしまいました…」「ですから…こんな力なんて最初からなかった方が良かったんです。私は普通の暮らしをしたかった…」
甲児「○○○……!」
洸「だったら、俺も手伝うぜ!!」
リュウセイ「ああ、俺もだ!」
ノリコ「あたしもガンバスターで出るわ!!」
<<クスハ>>
クスハ「ダメ、来ないで! それに、私達は死ににいくわけじゃないから…」
甲児「だけど!!」
<<クスハ>>
クスハ「龍虎王と虎龍王も私達に力を貸してくれると言ってる…」
タシロ「○○○君…!」「…………」「……………」
副長「艦長、ワープ突入まで…あと30秒です」
未沙「STMC、急速接近! このままでは本艦に追いつかれます!」
グローバル「くっ…!」
タシロ「……………………」「○○○君……すまん……」
<<クスハ>>
クスハ「…いいんです。もし、これで…みんなが助かるのなら。だから、後のことはお願いします」
副長「ワープ開始10秒前! 秒読みを開始します!!」
未沙「STMC、射程距離内へ侵入! このままでは…!」
甲児「○○○!!」
○○○「………」
<<クスハ>>
クスハ「…さよなら、甲児君。今までありがとう……また…また、会えるよね…?」
甲児「○○○!!!」
タシロ「全艦、ワープ!!」
甲児「○○○!! 俺は待ってるぞ!! 俺達の学校で…お前が戻って来るのを待ってるぞ!!」
〔味方戦艦離脱〕
〔宇宙怪獣集団、主人公の周囲へ移動〕
○○○「………」
<<クスハ>>
クスハ「…ごめんなさい、ブリット君」
ブリット「ああ、わかってるよ。念動力で地球圏へのゲートを開くなんて…嘘だろう?」
クスハ「…ええ。私に…そんな力なんて、ない…」「…でも、ここで誰かが宇宙怪獣を止めなければ…仲間の人達が死んでしまう…」
□□□「………」
<<クスハ>>
ブリット「…俺…お前と一緒なら、どうなってもいいよ」
クスハ「…ありがと。ね、もし無事に帰れたら…私達が通ってた学校に行こうよ」
ブリット「…学校?」
クスハ「うん。もしかしたら、あなたの記憶が戻るかも知れない…」
□□□「………」
○○○「………」
<<クスハ>>
クスハ「…じゃあ、行きましょう」
ブリット「…ああ」
クスハ「…龍虎王、そして虎龍王…今までありがとう。でも…もう一度だけ力を貸して下さい」「…みんなの未来を…守る力を…!!」
○○○「………」
<<クスハ>>
クスハ「私の全てを…この戦いに…!」「行きますっ!!」
【戦闘マップ終了】
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