第3話
出撃!コン・バトラーV
【シナリオデモ1開始】
オレアナ城 オレアナ像
オレアナ「ガルーダ…ガルーダよ!」
ガルーダ「大将軍ガルーダ、ここに!」
オレアナ「破壊の時はきた! 今こそマグマ獣を永遠の眠りより呼び覚まし、地表に巣食う人間どもを殺しつくせ!」
ガルーダ「大いなる母、オレアナよ!」「この地球をキャンベル星人の楽園とするために、ガルーダは生命をかけて戦います!」
オレアナ「ガルーダ、愛しい子よ…」「だが私を母と呼べるのは、お前がこの地球を征服した時のこと!」「ゆけ、ガルーダ!」
ガルーダ「ははーっ!」
光子力研究所 指令室
弓教授「メグ君、サキミ君。これからの君たちの処遇について政府からの通達があった」
メグ「はい…」
サキミ(どこかに軟禁されて、尋問ってところよね…)(そして、グラフディンやメラフディンは取り上げられて解体調査…)
弓教授「君たちの身柄は、この光子力研究所で預かることになった」「監視は付くことになるし、行動もある程度制限されることになるが…」「所内では立ち入り禁止区域を除き、自由に振る舞ってもらって構わない」
サキミ「軟禁とかされないんですか…?」
弓教授「ああ。ただ、事情聴取はこれからも行われるがね」
サキミ「こういってはなんですが、随分と寛大な処置ですね」
メグ「最低でもメラフディンとグラフディンは接収されると思ってました」
弓教授「私の方からもいろいろと政府に働きかけてね」「君たちの機体に興味があるし、例の巨人のことも気になる」「なので、ふたりにはこの光子力研究所にいてもらった方がなにかと好都合だと思ったのだ」
メグ「なるほど…」
弓教授「君たちも自分たちの世界へ戻る方法を模索せねばなるまい?」
メグ「は、はい…」(でも、あたしたちだけでは多分無理…ディーダリオンが…)
弓教授「あと、もうひとつ重大な頼みがあるのだが…」
メグ「なんでしょう?」
弓教授「君たちが帰還するまでの間、我々に協力して欲しいのだ」「つまり、メラフディンとグラフディンでこの世界を脅かす敵と戦ってもらえないだろうか」
メグ「………」
弓教授「無論、生命が危険にさらされる可能性は高い。身勝手な頼みだということはわかっているが…」
メグ「いえ、あたしとサキミのふたりだけじゃ、どうしようもないですし…そちらには保護していただいた恩もあります」「この世界の事情もなんとなくはわかりましたし、できることはやるつもりです」「いいわね、サキミ?」
サキミ「はい」
メグ「ということで、改めてよろしくお願いします、弓教授」
弓教授「うむ、ありがとう」
ビルドベース 指令室
司馬博士「人間以外の文明の可能性、か…」
了「人間は、約百万年前に地球上に発生しました」「しかし、それよりも遥かな昔に、人間以上の文明が何者かの手によって作られていたとしたら…」
司馬博士「確かに、ストーンヘッジをはじめとする巨石文明やナスカの地上絵など…」「明らかに人間が作ったとは思えない超古代文明の証拠はいくつも残されている」「しかし了君、それが君のお父上…飛鳥教授の見解かね?」
了「父は偉大な考古学者でした。その父が、最期にこう言い残したのです」「地球には人間以外の文明が存在し、彼らは今も地球の奥底に隠れ、我々人間を滅ぼす機会をうかがっていると…!」
司馬博士「………」「先日から度々姿を見せている、機械獣と呼ばれる謎のロボットたち…」「光子力研究所の弓教授の話では、あれは古代ミケーネ人の遺産だというが…」
了「ミケーネ人だけではありません! 父が予見した者たちもいるんです!」「その彼らが、この星を我が物にしようと虎視眈々と狙っているのです!」
司馬博士「了君…」
了「………」
美樹「飛鳥了…?」「って、前に言ってた明君のお友達だっけ?」
明「うん、牧村家に来るまで通っていた学校の、1番の親友なんだ」「その了が、こっちに遊びにくるって連絡があったんだよ」
美樹「へ~、親友との久々の再会ってわけね。拙者にも紹介してくれる?」
明「もちろんだよ! とっても良い奴だからさ、美樹ちゃんもすぐ仲良くなれると思うよ!」
甲児「よお、ご両人! 相変わらず仲がいいなぁ!」
美樹「もう、兜君! ボスみたいなこと言わないで!」
甲児「ははは、悪い悪い!」
美樹「ニュースで見たけど、機械獣ってのが襲ってきて、光子力研究所は大変なんでしょ?」「こんな所にいて大丈夫なの?」
甲児「なあに、あいつらがまた来やがったらマジンガーZで蹴散らしてやるさ」
美樹「だったら、光子力研究所にいた方がいいんじゃないの?」
甲児「ずっと詰めてたら、気がまいっちまうぜ。それに、学校にも行かなきゃならねえしよ」
美樹「お主、意外に真面目だな?」
甲児「意外に、が余計だ。今日は司馬モータースでレース用のマシンを見せてもらう約束なんだよ」「いよいよ明日は宙さんの決勝戦だしな。みんなで応援に行こうぜ!」
明「全日本新人グランプリだよね? 昨日ニュースで…」
〔ブレーキ音〕
豹馬「どけどけぇーっ!」
明「う、うわああぁぁっ!」
美樹「あ、明君…! 大丈夫!?」「もうっ! あのバイク、なんてスピード出してんのよ!」
甲児「あいつ…葵豹馬だ!」
明「あ、あおいひょうま…?」
甲児「1年前まで、この辺りのワルたちをまとめてた元暴走族のボスさ」「今は足を洗って、真面目にやってるって言ってたけど…」
〔パトカーのサイレン〕
明「うわ、あれ見てよ! パトカーが何台も追いかけてる!」
美樹「足を洗ったなんて嘘ね! あんなにパトカーを引き連れて、きっととんでもないことやらかしてるのよ!」
甲児「う~ん…」「司馬モータースで会った時は、そんな奴には見えなかったけどなぁ…」
〔走り寄る足音〕
さやか「こ、甲児君!」
甲児「よお、さやかさん。どうしたんだよ、そんなに慌てて」
さやか「甲児君こそ、ノンキにしてる場合じゃないわよ!」「今お父様から連絡があって、街に怪獣が現れたって!」
甲児「か、怪獣ぅぅ…!?」
【シナリオデモ1終了】
サブタイトル
『出撃!コン・バトラーV』
【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕
甲児「あいつら、機械獣じゃねえ。生身っぽい部分がありやがる…!」
メグ「新たな敵ってわけね…!」
甲児「それよか、やれるんだな?」
メグ「ええ、足手まといにはならないわ」
〔レーダー反応〕
メグ「こ、この反応は!?」
〔味方ユニット出現〕
ディーダリオン「………」
メグ「ディーダリオン!」
甲児「あいつ、また…!」
メグ「ディーダリオン、あたしよ! メグよ! 返事をして!!」
ディーダリオン「………」
メグ「どうしたの…!? あたしの声が聞こえてないの…!?」
甲児「こっちに仕掛けてくる様子はねえ! 今はほっとけ!」
弓教授「甲児君、南原コネクションから連絡があった!」「あの怪物どもは、戦闘用にサイボーグ化された宇宙生物…マグマ獣だ!」
甲児「南原博士が想定してた敵ってわけか!」
弓教授「すぐに南原コネクションからも応援が来るはずだ!」「それまでなんとか持ちこたえてくれ!」
甲児「了解しました、弓教授!」
メグ(ディーダリオン…!)
ディーダリオン(俺の…敵は…)
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ1終了】
【シナリオデモ2開始】
南原コネクション 指令室
南原博士「ようこそ、諸君。私が君たちをお招きした南原だ」「そしてこれが、孫のちずる」
ちずる「ちずるです、よろしく」
豹馬「うわぁ…!」
小介「すごい…僕の理想のタイプ!」
十三「ベッピンやなあ!」
大作「ほんなこつ、可憐な女の子たい…!」
豹馬「な、なんだよオッサン! 自分の孫を見せるために俺たちを呼んだのか!?」
南原博士「フフ、まさか。そんなことのために、わざわざ政府にまで手を回したりはせんよ」
十三「そう、それや。ここに来る途中、ワイら何をやっても超法規的措置とやらでお咎めなしやったで」
豹馬「ま、おかげで日頃の腹いせにパトカーを何台もブッ潰してやったのは気分が良かったけどな!」
南原博士「君たちを呼んだのは他でもない。私が開発した戦闘マシンに乗って、地球を守るために戦って欲しいのだ」
小介「ち、地球を救うですって!?」
南原博士「宇宙人は地球に来ている。それが私の主張だった」「長年の調査の結果、私は地球制服を狙う宇宙人…キャンベル星人の存在を突き止めたのだ!」「そして私は、奴らに対抗するための戦闘マシンを開発した」「それが君たちに乗ってもらう超電磁ロボ…その名は、コン・バトラーV!」
豹馬「コン・バトラー…V!」
南原博士「豹馬君の身体能力、十三君の射撃技術、大作君の格闘能力、ちずるの瞬発力、そして小介君の頭脳…」「5人の力がひとつとなって、コン・バトラーは無敵のスーパーロボットとなる!」「さあ行け、若者たちよ! バトルチーム、出動だッ!」
【シナリオデモ2終了】
【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
〔味方ユニット出現〕
豹馬「コォン・バトラァァァッ! Vッ!」
十三「ちょ、ちょっと待ってえな! いきなりこんなモンに乗せられても、どうやって操縦したらええんや!?」
南原博士「マシンの操縦法はヘルメットが教えてくれる! 心配するな、自分たちの力を信じろ!」
十三「ホ、ホンマや! 自分から知らん内に手が動きよる! こらおもろいわ!」
豹馬「ようし、やってやろうじゃねえか!」「宇宙人どもめ! コン・バトラーVが相手だ!」
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
豹馬「やった…!」「見たか、宇宙人ども! これが俺たち人間の力だッ!」
甲児「ヘッ、中々やるじゃねえか、あいつら。いや、すごいのはマシンの方か?」
豹馬「るせえ、俺たちが乗ってこそのコン・バトラーVだぜ」
十三「ところで、あの白いのは何やねん?」
ディーダリオン「………」
甲児「ああ、あいつは…」
〔味方ユニット離脱〕
メグ「ディーダリオン!!」
甲児「また消えやがったか…」
サキミ「エネルギー反応、ロスト…」「光学迷彩を使ったとしても、エネルギー反応までは隠せないですよね…」
メグ「完全に消えたってことなの…? そんな…」
【戦闘マップ2終了】
【シナリオエンドデモ開始】
光子力研究所 指令室
甲児「あの葵豹馬が暴走族をやめてスーパーロボットのパイロットになるとはだれも予想できなかったろうぜ」
豹馬「だから言ったろ? 俺は真面目になったんだよ」
十三「パトカー何台もブッ潰しといて、よう言うわ!」
弓教授「君たちのことは南原博士から聞いている」「コン・バトラーVのパイロットとなるべく選りすぐりの精鋭たち…」「甲児君たちと力を合わせて、地球を守るための共に戦ってくれ」
ちずる「こちらこそ、よろしくお願いします」
豹馬「そういや、さっきの白いロボットにはいったい誰が乗ってんだ?」
メグ「えーっと、それは…」
サキミ「彼はロボットではありません。私たちと共にやってきた、巨人です」
豹馬「はあ!? 巨人…!?」
さやか「私たちも最初は信じられなかったんだけど、ディーダリオンは、あの姿が彼自身らしいの」
十三「へぇ~、宇宙人やら巨人やら、世の中にはいろんな奴がおるもんやで」「ひょっとして、ディーダリオン自体も宇宙人やったりしてな!」
サキミ「そうですよ」
十三「へ!?」
サキミ「ディーダリオンは、私たちの世界の南極氷床下から発見された、異星人の巨大戦艦の中で眠っていたんです…」
大作「な、なんやと!?」
小介「ま、待ってください。あなたたちの世界、というのは…?」
さやか「メグとサキミはね、ディーダリオンと共に、並行世界の地球からやってきたのよ」
豹馬「はあああ!?」
オレアナ城 オレアナ像
オレアナ「ガルーダ…ガルーダよ!」「我が無敵のマグマ獣が敗れるとは、どういうわけなのじゃ!?」
ガルーダ「我らが眠っている間に、地球人ともは科学力を手に入れたようでございます」「だが、ご安心ください! 此度の戦いはほんの小手調べ!」「地球人どもは必ず滅ぼしてご覧にいれます! 大将軍ガルーダの、名にかけて!」
ビルドベース 指令室
了「また新たな敵が現れましたよ、司馬博士。おそらく、あなたが想定しておられる敵も近いうちに動き出すのではありませんか?」
司馬博士「………」
了「父から聞きました。25年前、あなたは九州のある遺跡から謎の銅鐸を発掘した」「それ以来、あなたは変わってしまったと…」
司馬博士「………」
了「このビルドベースを建設し、自分の意識と記憶をコンピューターに移し、あなたは何かに備えていた…」「それは何のためです? 教えてください、司馬博士」
司馬博士「…すまない、了君」「君を巻き込むわけにはいかないんだ。許してくれ…」
了「…そうですか。残念です」
司馬博士「待ちたまえ。どこへ行く気かね?」
了「父の遺産を、受け継がねばなりません」
司馬博士「飛鳥教授の遺産…?」
了「…知りたくなかった。一生知らずに済めば幸せだった」「だが、知ったからには俺は受け継がなくてはならない!」「父が残した、恐怖の遺産を…!」
【シナリオエンドデモ終了】
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