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第9話
閃光のガラリア

【シナリオデモ1開始】
光子力研究所 指令室
弓教授「先程、政府から正式に通達があったよ」「ショウ君とビルバインを、自衛隊に引き渡せと言ってきた」
ショウ「…!?」
甲児「本当ですか、弓教授!?」
弓教授「ああ。異世界から来た詳細不明の機動兵器を、このまま放置できんということらしい」
メグ「でも、あたしたちの時は事情聴取と、甲児君たちに協力するってことで話がついたじゃないですか」
弓教授「ガラリアのオーラバトラー隊が街を破壊してしまったからね…」「政府はショウ君が彼女の関係者…つまり、危険な存在だと見なし、、身柄と機体の引き渡しを要求してきた」「また、ディーダリオンも拘束すべきという話も出ているようだ」
メグ「そんな…!」
弓教授「メラフディンやグラフディンと違い、ディーダリオンについては君たちでもわかっていないことが多い」「結局、彼はメグ君と直接話をした後も姿を消してしまったのだからね」
メグ「そ、それはディドが自分の意志で…」「あたしたちを危険な目に遭わせないために…」
ショウ「危険な目…?」
メグ「あたしたちの世界でディーダリオンを倒そうとした者たち…」「強大な力を持った彼らが、この世界にまで追ってくるかもしれないの」
明「ふん…望むところだぜ」
メグ「冗談じゃないわ! 彼らのせいで色々あって…あたしたちはこの世界へ跳ばされてきたんだから」
明「そいつらにディーダリオンだけで対抗できるのかよ?」
メグ「そ、それは…」
豹馬「やっぱりあの時、俺たちもメグと一緒に行って無理やりにでもディーダリオンを連れてくるべきだったな」
ちずる「それはどうかしらね」
弓教授「ああ…丈策とは言えんな」
豹馬「なんでだよ?」
弓教授「人間の姿になったディーダリオンを強引に連行し…」「その結果彼がここで巨人に変身して抵抗したら、大変なことになる」
豹馬「そいつぁ確かに…」
弓教授「メグ君は我々の世界へ来る前、ディーダリオンと対話を重ねていた…」「そのことを踏まえれば、メグ君の判断は間違っていなかったと思う」
メグ「そう言っていただけると助かります…」
弓教授「以後もディーダリオンとの対話は、メグ君に任せるべきだろう」
甲児「教授がそう言うんでしたら…」
さやか「…それで、お父様、ショウ君にことについて、政府になんて返事したの?」
弓教授「身柄の引き渡し要求は拒否した。だが、それで引き下がるとも思えん」「四ツ谷博士や司馬博士とも協力して政府を説得するつもりだが…」
ショウ「………」「俺、バイストン・ウェルに帰ります」
甲児「!? ショウ…!」
宙「お前…それでいいのか?」
ショウ「これ以上、みんなに迷惑をかけるわけには…」
チャム「ホントにいいの? 地上はショウの故郷なんでしょ?」
ショウ「けど、チャムだってバイストン・ウェルに帰りたいだろ?」
チャム「そりゃあ、私はショウがずっと一緒にいてくれれば嬉しいけど…」
ショウ「元々、両親ともうまくいってなかったんだ」「だから不良連中とつるんだり、モトクロスのレースに打ち込んだり…」
宙「………」
ショウ「だけど、バイストン・ウェルに召喚されて、そこで俺はようやく自分の居場所を見つけた気がした」「向こうには仲間がいる。生命をかけて共に戦う、仲間が…」
甲児「だったら、俺たちだあって仲間じゃねえか!」
ショウ「甲児…」
甲児「異世界の戦いがそんなに大事かよ! ここはお前の故郷なんだぜ?」「こっちにだって、敵はうじゃうじゃいるんだ!」「それを捨てて、おとぎ話の世界に行っちまうのかよ!」
メグ「………」
さやか「甲児君、言い過ぎよ」
宙「そうだ。ショウにはショウの事情があるんだからな」
甲児「う…」
ショウ「………」「俺は…」

光子力研究所
メグ「………」
サキミ「さっきの甲児さんとショウさんのこと、考えてたんですか?」
メグ「うん。だって、あたしたちも同じだもん」「異世界に来て、そこで一緒に戦う仲間ができて…」
サキミ「でも、私たちには帰るべき世界があります」「散り散りになったテストチームのメンバーも探さなくちゃいけないし…」「それとも、メグはずっとこの世界で戦い続けるつもりですか?」
メグ「わからない…」「けど、いつまでもこのままじゃいけないとも思う」「ディーダリオンは、あたしたちを危険な目に遭わせたくないっていうけど…」「いずれ、選ばなくちゃいけない時が来ると思う…」
サキミ「メグ…」
〔走り寄る足音〕
さやか「メグ、サキミ! またガラリアのバストールが、東京上空に現れたわ!」
メグ「…!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
『閃光のガラリア』


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔味方ユニット出現〕

ガラリア「来たか、ショウ・ザマ…!」
ショウ「ガラリア! 一緒にバイストン・ウェルに帰ろう!」
ガラリア「またその話か!」
ショウ「いいから聞け!」「俺たちが地上に出たのはビルバインとバストールのオーラ力が最大限に発揮されたからだ!」「あの時と同じ状況を作れば…!」
ガラリア「ならば、むしろ我らは戦うべきではないか!」「我らのオーラ力の高まりが、オーラロードを拓くのであれば…!」
ショウ「そうじゃないんだ! 俺が言いたいのは…!」
〔敵ユニット出現〕
甲児「!? ハニワ幻人と、デーモン…!」
ショウ「クッ…こんな時に!」
豹馬「雁首そろえて出てきやがって! もうすっかりお友達ってわけかよ!」
ガラリア「面妖な…! あれも地上の軍勢なのか!?」
甲児「あいつらは人間の敵だ!」
〔味方ユニット出現〕
メグ「来てくれたのね、ディーダリオン!」
ディーダリオン「悪意ある者たち…! 俺の戦うべき、人間の敵!」
ガラリア「次から次へと! こんな所で死んでたまるものか! ショウ・ザマ! 貴様を倒し、私はバイストン・ウェルへ帰る!」
ショウ「ガラリア…!」
チャム「このわからずやっ!」
<戦闘開始>

<ショウvsガラリア>

ショウ「聞いてくれ、ガラリア! 地上はお前の居場所じゃないだろう!」
ガラリア「だからこそ! オーラロードを拓くためにも、貴様とは戦わねばならぬ!」

<ガラリア撃破・勝利条件達成>
ガラリア「ぐっ…!」
ショウ「こんな場所で犬死にして、お前はそれでいいのかよ、ガラリア!」「決着をつけたいなら、バイストン・ウェルで戦おう!」
ガラリア「………」「私に…どうしろと?」
ショウ「俺たちが東京に出てしまったのは、そこが俺の故郷だったからだ!」「だったら、お前とチャムが念じれば…!」
ガラリア「バイストン・ウェルに戻れるのか!?」
ショウ「それが理屈だろ!」
ガラリア「………」「わかった…!」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

甲児「ショウ! 行くな、ショウ!」
ショウ「ありがとう、甲児。だが、俺の居場所は…!」
〔ショウ&ガラリア、マップ端へ移動〕
〔ショウ&ガラリア、出力上昇〕

チャム「みんなのオーラ力を集めて…!」
ガラリア「私は必ずバイストン・ウェルに戻る!」「その時こそ雌雄を決するぞ、ショウ!」
〔画面、震動〕
ショウ「オーラロードが拓く…!? 南無三…!」
〔ガラリアに爆発〕
ガラリア「がはっ…!」
ショウ「!? ガラリア…!」
〔マップ上に爆発〕
ガラリア「ぐ…こ、これは…!」
小介「豹馬さん、戦域外からの攻撃です!」
豹馬「くっ! 敵の新手かよ!?」
ショウ「ガラリア、大丈夫か!?」
ガラリア「…み、見える…バイストン・ウェルが!」
〔敵ユニット撃破〕
ショウ「ガラリアァァァーッ!」
チャム「そんな…あと少しだったのに!」
〔敵ユニット出現〕
豹馬「!? ガルーダ…!」
ガルーダ「全軍、攻撃開始!」
〔ディーダリオンの周囲に爆発〕
ディーダリオン「うぐぅぅっ!!」
メグ「ディーダリオン!!」
豹馬「ガルーダ! てめえ、なんのマネだっ!」
ガルーダ「貴様に話す義理はない、葵豹馬!」「手を止めるな! 撃て、撃てぇぇぇーッ!」
〔ディーダリオンの周囲に爆発〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ2終了】

【戦闘マップ3開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

ディーダリオン「う…がはっ…!」
メグ「しっかりして、ディーダリオン!」
ディーダリオン「こ、このままでは…!」
〔味方ユニット離脱〕
ちずる「ああっ、ディーダリオンが!」
メグ「に、人間の姿になったの!?」
豹馬「見損なったぜ、ガルーダ! 1対1の勝負を挑んできたてめえが不意打ちとはよ!」「しかも機械獣なんか引き連れやがって! Dr.ヘルと手を組んだってのか!?」「そこまでして勝ちてえのかよ!」
ガルーダ「黙れ! 私はもうプライドを捨てた!」「貴様らを滅ぼすためなら、どんな手段でも使ってやる!」
ショウ「貴様らさえ出てこなければ、ガラリアは…!」「ガルーダとか言ったな! ガラリアの仇、討たせてもらう!」
チャム「そうよ、やっちゃえーっ!」
ガルーダ「来い、地球人どもッ!」
メグ(ディーダリオンを助けなきゃ…! でも、そのためには敵をこれ以上近づけさせるわけにはいかない!)
<戦闘開始>

<敵全滅・勝利条件達成>

ガルーダ「ぐ…お、おのれ!」「だが、目的は果たしたぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
豹馬「待ちやがれ、ガルーダ!」
十三「目的は果たしたやって…? どういうこっちゃ?」
小介「もしかして、ガルーダは最初からディーダリオン狙いで…!?」
メグ「あたしはディーダリオンを助けに行くわ!」
豹馬「待てよ、お前だけじゃ!」
ちずる「豹馬「メグに任せましょ。弓教授もそう言ってたじゃない」
豹馬「あ、ああ…わかったぜ」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

光子力研究所 指令室
甲児「メグから連絡は…!?」
サキミ「いえ、まだ何も…」
宙「あのダメージだ。そう遠くへは行ってないはずだが…」
豹馬「けど、なんだってガルーダは機械獣を引き連れてディーダリオンを狙ってきたんだ?」
甲児「…Dr.ヘルと目的が一致したのかもしれねえ」
サキミ「目的って…ディーダリオンを倒すということですか?」
甲児「あるいは、あいつをとっ捕まえて何かをするつもりかもな」
ちずる「彼らがディーダリオンを捕まえる理由…」
小介「もしかして、時空跳躍能力…?」
甲児「大いにあり得るぜ。ありゃあ俺たちの世界じゃ、オーバーテクノロジーだ」「奴らも欲しがるだろうさ、自分たちの本来の目的を果たすために…」「そして、他の世界をも手に入れるためにな」
サキミ「………」
宙「…邪魔大王国の連中もデーモンと手を組みやがったし、面倒なことになってきたな」
明「ふん…まとめて叩き潰すまでだぜ」
小介「で、でも、もしキャンベル星人とDr.ヘル、邪魔大王国、デーモンの四者が協力するなんてことになれば…」
さやか「私たちだけじゃ対応しきれないかも…」
甲児(俺たちも戦力増強が必要か…)
ショウ「くそっ…! あの時、あいつらさえ出てこなければ、ガラリアは…!」
チャム「ショウ…」
宙「だが、バイストン・ウェルじゃあの女はお前の敵だったんだろうが」
ショウ「でも、地上であんな死に方をすることはなかったんだ…!」
甲児「ショウ、Dr.ヘルやガルーダたちを放っておけば、ガラリアのような犠牲者が増える」「俺たちが守るべき人々…大切な仲間が聞きにさらされ続けるんだ」
ショウ「………」
甲児「俺は、仲間を傷つける奴は許せねえ!」「一緒に戦おう、ショウ! この地上を…お前の故郷と、仲間を守るために!」
ショウ「………」「甲児…」

ディド「はぁ、はぁ…うぐっ!」
〔歩み寄る足音〕
メグ「ディド…!」
ディド「!? メグ…!」
メグ「その傷…! すぐに光子力研究所に行きましょう!」
ディド「時間が経てば、修復する…!」
メグ「で、でも!」
ディド「ダメだ…! 俺がいれば、お前たちまで…!」
メグ「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?」「今この状態で敵に見つかれば、タダじゃ済まないわよ!」
ディド「………」
メグ「この世界へ来てから、あなたは人間を守るために何度も戦ってくれた…」「だから、あなたとあたしたちの目的は同じ! あなたたちは仲間なのよ!」
ディド「仲間? 俺が…?」
メグ「そうよ! あたしもサキミも、甲児君たちも…みんなあなたの仲間なのよ!」「あなたは独りじゃない! あなたが人間を守るために戦ってるなら、あたしたちだってそうよ!」「一緒に戦いましょう、ディド!」
ディド「………」「俺は…」

地獄城 作戦室
Dr.ヘル「あしゅらよ、キャンベル星人と手を組んだ結果がこれか。むざむざ機械獣を失うとは…!」
あしゅら男爵「お言葉ですが、Dr.ヘル!」「此度の戦いは、いわば次の作戦への布石!」
Dr.ヘル「なに…?」
あしゅら男爵「次こそは、必ずや白い巨人を捕らえてご覧にいれましょう!」「偉大なるDr.ヘルの御為に!」
【シナリオエンドデモ終了】


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