第10話
アダプテーション
【シナリオデモ1開始】
イサリビ ブリッジ
オルガ「おい! みんな、大丈夫か!?」
フミタン「え、ええ…」
ビスケット「なんだったんだ、さっきの光は…!?」
オルガ「ミカたちは無事なのか!?」
フミタン「ええ…ヴァルブレイヴを含め、全機健在です」
ユージン「お、おい! みんな、外を見ろよ!!」
シノ「なっ…!?」
オルガ「地表が…! ここはいったいどこなんだ!?」
ユージン「し、知るかよ!」
ビスケット「た、多分、月面じゃないかな…ほら、地球も見えるし…」
オルガ「月面って…モジュール77はどうなったんだ!?」
フミタン「確認…できません」
オルガ「そんな馬鹿な! 俺たちはモジュール77の近くにいたんだぞ!」
ビスケット「ま、まさか…!」
【シナリオデモ1終了】
サブタイトル
『アダプテーション』
【戦闘マップ1開始】
〔味方枠外ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕
ハルト「モ、モジュール77は!? 咲森学園のみんなは!?」
三日月「その前に…ここどこ?」
マイコ「ここって、月なんじゃないの?」
ハルト「つ、月って…月は…!」
キリコ(…あの巨人たちは見当たらないな)
ディーダリオン「う、うう…」
メグ「ディド! 大丈夫!?」
ディーダリオン「あ、ああ…俺はいったい、何を…」
メグ「そ、それは…」
オルガ「…時空跳躍ってやつか」
メグ「う…!」
オルガ「そうなんだな? お前が俺たちの世界へ来た時と同じなんだな?」
メグ「た、多分…」
ハルト「ど、どういうことなんです!? なんでモジュール77が消えてしまったんです!?」
キリコ「違う」
ハルト「え!?」
キリコ「モジュール77に何かが起きたわけじゃない。俺たちだけが別の世界へ来てしまったようだ」
ハルト「!?」
キリコ「それならば、この状況を説明できる」
エイジ「別の世界って、どうやって…!?」
キリコ「ディドとあのふたりの巨人が放った光のせいだろう」
ディーダリオン「お…俺が…!?」
ハルト「そ、そんな…!」
〔レーダー反応〕
フミタン「高熱源体多数、急速接近中。機体識別はできません」
オルガ「ここが別世界なら、当たり前の話か…!」
〔敵ユニット出現〕
〔マップ上に爆発〕
ユージン「う、撃ってきやがった!」
オルガ「チッ、問答無用ってわけか!」
ビスケット「どうする、オルガ!?」
オルガ「こんな所でわけもわからずにやられてたまるか! 反撃するぞ!」
三日月「わかった」
メグ「ディド、戦えるの…!?」
ディーダリオン「あ、ああ…なんとか」
オルガ「みんな、ディドは傷ついてる! あいつを守ってやってくれ!」
三日月「…ディドは下がって」
ディーダリオン「で、でも、みんなは俺のせいで…!」
三日月「ディドがやられたら、元の世界へ戻る方法がなくなるかもしれないし」
ディーダリオン「…!」
三日月「とりあえず、ここを切り抜けなきゃね」
ディーダリオン「わ…わかった」
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
フミタン「敵機の反応、全て消えました」
エイジ「結局、彼らが何者なのかわからなかった…」
キリコ「ひとつだけ判明したことがある。奴らは無人機だった」
三日月「そうだね、あれには人は乗ってなかったよ」
オルガ「ここが別世界なら、情報を集めねぇとな」
ビスケット「うん…さっきの機体を造った奴らがいるはずだしね」
ディーダリオン(…俺を襲ったあのふたりは、どこへ行ったんだ…?)
〔精神感応音〕
ディーダリオン「うっ…!」
メグ「どうしたの、ディド?」
ディーダリオン(誰かが…呼んでる…?)
〔ディーダリオン、マップ端へ移動〕
メグ「ちょ、ちょっと! どこへ行くの!?」
ディーダリオン「…呼んでるんだ」
〔味方ユニット離脱〕
メグ「ディド!!」
シノ「あ、あいつ!!」
〔レーダー反応〕
オルガ「今度はなんだ!?」
フミタン「ディーダリオンが向かった方角で大規模な爆発が起きたようです」
シノ「爆発ぅ!? 誰かが戦ってんのかよ!?」
ビスケット「どうしてディドはそんな所に…!?」
オルガ「それを知るためにも、あいつを追うぞ!」
【戦闘マップ1終了】
【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現〕
キョウ「ありえねえ! こんな…こんなやり方、ありえねえ!」
シズノ「落ち着いて、キョウ」
カノウ「ガルズオルムの月面拠点ジフェイタスは沈黙…」「その痛みと代償は大きいが、我々セレブラムが…いや、人類が生き残るために、司令としてシマの判断は正しい」
キョウ「わかってる…! 文句は後で死ぬほど言ってやる!」「今はとにかく、作戦の遂行だ!」
ツムラ「ウルヴォーフル、多数接近!」
〔敵ユニット出現〕
カノウ「キョウ、イェル、あの敵は僕らで引き付ける」
キョウ「でも、あの数じゃ!」
カノウ「君たちは先に行け」
シズノ「敵との交戦で、QLを無駄にすることはできないわ」
キョウ「…わかった。カノウ先輩、ここは頼むぜ」
〔味方ユニット離脱〕
カノウ「ゼーガペイン1機に対して、あの数…大したことないだろ」
ツムラ「ええ、トオル君」
カノウ「行こう、ガルズオルムとの戦いを終わらせるために…!」
【戦闘マップ2終了】
【シナリオデモ2開始】
オケアノス ブリッジ
フォセッタ「ゼーガペイン・アルティール、ソゴル・キョウとミサキ・シズノは予定ポイントへ到達し、作業を継続中」
ディータ「ゼーガペイン・ジャターユ、敵残存兵力と交戦!」
シマ「…ジフェイタス攻撃前に起きたイレギュラーは?」
リチェルカ「月面にて重力異常、及び空間歪曲現象を観測しましたが、現在は収束」
タルボ「その後、現れた集団は熱源から機動兵器に類する物と推測」「ガルズオルムと交戦した模様ですが、我々によるジフェイタスへの攻撃の余波により観測不能です」
レムレス「司令、イレギュラーもガルズオルムによる大規模な量子転送実験の影響でしょうか?」
シマ「いや、違うな。彼らが何か仕掛けるのであれば、我々セレブラム側にも被害が出るはず」(量子転送とは異なる反応で現れた存在…彼らは…)
〔警報〕
ディータ「司令、ジャターユの近くにガルズオルムの大型機が出現!」「QL消費量、増大! 帰還限界値を超えます!」
シマ「ゼーガペイン・ガルダは出せるか?」
レムレス「現在修理中のため、出撃できません!」
〔通信の開く音〕
キョウ「シマ、俺が戻る!」
シズノ「ダメよ。今、私たちがここを離れたら、取り返しがつかないわ」
シマ「その通りだ。この作戦を遂行できるのは、たった一度きりだ。失敗は許されん」
キョウ「だからって!」
〔警報〕
リチェルカ「ジャターユ、ロスト!」
キョウ「!?」
シマ「メインフレームの回収は?」
ディータ「なんとかできたようです。ただ、幻体のダメージは未確認」
キョウ「! カノウ先輩、ツムラ先輩…!」
シマ「………」
【シナリオデモ2終了】
【戦闘マップ3開始】
〔味方ユニット出現〕
ディーダリオン「俺を呼んだのは、誰だ…?」
〔精神感応音〕
ディーダリオン「!」
〔敵ユニット出現〕
ディーダリオン「奴らは…!」
〔味方枠外ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕
メグ「良かった、追いついた!」
ディーダリオン「メグ…!」
メグ「ここにないがあるって言うのよ!?」
ディーダリオン「わからないが、誰かが俺を呼んでいるような気が…」
メグ「誰かって…!?」
三日月「話は後だ。あいつらを片付けなきゃ」
オルガ「そうだ。この先に何かあるんなら、ここを突破しなきゃならねぇ…」「全機、攻撃を開始しろ!」
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
フミタン「敵機の反応は全て消失しましたが、この先で戦闘が行われているようです」
ユージン「そこで戦ってる奴がディドを呼んでるってのか…!?」
オルガ「…よし、前進だ」
ユージン「待てよ! 敵が何者なのか、わからねぇままなんだぜ! これ以上、先に進むのはヤバいって!」
オルガ「だが、行かなきゃ、状況を把握できねぇ。道は自分の手で切り拓くしかねぇんだ」
ビスケット「オルガの言うとおりだよ、ユージン。ここにいたって、どうにもならないし」
ユージン「わかった、わかったよ! 覚悟を決めるぜ!」
ディーダリオン「メグ…俺は行く。俺自身のことを、少しでも知るために…!」
メグ「…いいわ。こうなったら、毒を食らわば皿まで…! とことんまで付き合うわ!」
【戦闘マップ3終了】
【シナリオデモ3開始】
〔警報〕
オケアノス ブリッジ
ディータ「アルティール、機体に甚大な損害多数!」
リチェルカ「QLがほとんど残っていません!」
シマ「ならば、本艦を……うっ!」
レムレス「司令…!?」
〔警報〕
フォセッタ「ガンナーのドライダメージ、限界です! 転送回収、並びに復元時のウェットダメージは不可避!」
ディータ「アルティールの周辺に反応多数!」
シマ(キョウ…!)
【シナリオデモ3終了】
【戦闘マップ4開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
〔キョウに爆発〕
キョウ「はあっ、はあっ、は…!!」
シズノ「キョウ、しっかりして!」
キョウ「ゼーガのプログラムデータを…奪われるわけには…いかねぇ…」
シズノ「え、ええ! オケアノスへ戻りましょう!」
キョウ「だけど、俺の身体は…」
シズノ「!」
キョウ「もう転送には耐えられそうもない…」
シズノ「キョウ!?」
キョウ「強く…生きてくれ!」
〔通信の閉じる音〕
シズノ「待って! 私も最後まで!!」
キョウ「蘇った俺は…もう俺じゃないかもしれない…それでも…!」
シズノ「必ず行くわ、迎えに!」
〔通信の閉じる音〕
シズノ「キョウ! 私は……!!」
キョウ「俺もさ……イェル……」
〔味方ユニット出現〕
マイコ「あ、あのロボットは!?」
ハルト「ボ、ボロボロじゃないか!」
キリコ「例の敵と戦っていたようだな」
エイジ「あれには、誰かが乗ってるんでしょうか!?」
メグ「通信を入れてみましょう!」
ディーダリオン(俺を呼んだのは、あいつなのか…!?)
キョウ「へっ…何が来ようが…」「もう…遅いぜ…!」
〔味方ユニット撃破〕
〔マップ上に爆発〕
〔画面、緑に発光〕
エイジ「な、なんなんだ、この光は!?」
マイコ「に、逃げられない!!」
ハルト「巻き込まれるっ!!」
ディーダリオン「う、うああっ!!」
メグ「ディド!?」
ディーダリオン「うおおおお!!」
メグ「な、何をする気なの!?」
ディーダリオン「うおあああああああ……!!!」
【戦闘マップ4終了】
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