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第9話
追撃者

【シナリオデモ開始】
イサリビ ブリッジ
ユージン「イサリビの補給は終わったけどよ、いつまでモジュール77にいるつもりなんだ?」
オルガ「…俺たちのクライアントが地球に行くと言い出すまでだ」
ビスケット「クーデリアさん…しばらくの間、咲森学園の生徒たちと一緒にいたいそうだよ」
ユージン「それがよくわからねぇ。アーブラウの偉い奴に会うんじゃねぇのかよ」
ビスケット「クーデリアさんは咲森学園の独立宣言を見て、思うところがあったみたいだよ。ここで地球圏の現状を調べたいとも言ってたし…」
ユージン「だいたい、あのガキどもは独立なんかして、自分たちだけで上手くやってけると思ってんのか?」「このモジュールだって、ジオールスフィアから離れていってんだろ?」
ビスケット「環境システムのおかげで、モジュールの中はなんとかなるらしいし…」「食料や生活用品なんかは、足りなくなったらモンターク商会が持ってきてくれるって」
ユージン「ここで生活できてもよ、ドルシアやARUS、ギャラルホルンが黙っちゃいねぇだろうが」「あのヴァルブレイヴってのを人質にしても、そいつらと渡り合えるわけがねぇ。索敵とか迎撃とか、どうするつもりなんだ」
ビスケット「それは俺も気になるんだけど…」
オルガ「ま、俺たちがここにいる間はあいつらを守ってならなきゃならねぇな」
ユージン「そこまでやる義理があんのか?」
オルガ「金はクーデリアが払ってくれる。補給もできる。そして、連中を守ることで、鉄華団の名が上がる」
ユージン「だからってよ、ここにいたらもっと面倒事に巻き込まれるぜ」
オルガ「わかってる。クーデリアには俺の方から話してみるさ」

モジュール77 咲森学園 生徒会室
ショーコ「勉強熱心ですね、クーデリアさん」
クーデリア「地球圏のことについて、学ばなければならないことがまだたくさんあると気づきましたんおで。ご迷惑だとは思いますが…」
ショーコ「いーえ。ここの機材は自由に使って下さい」
サトミ「指南くん、君の物じゃないんだよ?」
ショーコ「ケチくさいこと言わないでくださいよ、会長!」
クーデリア(…この人たちは母国がドルシアに占領され、苦境に立たされても前向きに生きようとしている)(私も見習わなければ…)
〔ドアノブを回す音〕
サキ「失礼します」
ハルト「…地下施設の調査が終わりました」
サトミ「ああ、ご苦労様」
ショーコ「で、どうだったの、地下は?」
ハルト「厳重にロックが掛かってて、入れなかった…」
サトミ「え? ヴァルブレイヴに乗っていてもダメだったのか?」
サキ「…ええ」
ハルト(地下施設に複数のヴァルブレイヴがあったなんて言えない…)
ショーコ「なんか隠し事してない?」
ハルト「い、いや、何も…」
ショーコ「ふ~ん…」
ハルト(流木野さんにキスされたことも言えるわけないよ…)
サキ「…ところで、エルエルフは?」
サトミ「それが…前回の戦闘のどさくさで、どこかへ行ってしまったままなんだ」
ハルト「えっ!? あいつを放っておいたら、何をするかわかりませんよ! 僕、捜してきます!」
〔走り去る足音〕
ショーコ「あ、ハルト!」

モジュール77 咲森学園 校舎前
???(モンターク)「では、私はいったんモジュール77から離れます。必要な物資は、後ほど運び込みましょう」
リオン「お願いしますわ」
〔歩み寄る足音〕
エイジ「あの…すみません」
???(モンターク)「君は…」
エイジ「僕の名は、アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ。あなたにお話があります」
リオン「あ…じゃあ、私はこれで
〔歩き去る足音〕
???(モンターク)「それで、話しとは?」
エイジ「信じてもらえないと思いますが…僕はグラドスという星から来ました」
???(モンターク)「つまり、君は異星人というわけか」
エイジ「正確には、ハーフです父が地球人、母がグラドス人で…」「あ…僕の話を信じてくれるんですか?」
???(モンターク)「その目を見れば、偽りでないことがわかる。話を続けてくれ」
エイジ「は、はい。今、グラドスは地球の侵攻作戦を進めており…」「その事実を地球を統治している人たちに…たとえば、ドルシアや…ARUS、ギャラルホルンの有力者に伝えたいのです」
???(モンターク)「伝えて、どうする?」
エイジ「地球人同士で争っている場合ではないことを認識してもらいたいのです」
???(モンターク)「それで彼らが動くとは思えない。世迷い言と一笑されるだけだ」
エイジ「だったら、どうすれば…」
???(モンターク)「有力な地場から発されない言葉は、空虚なものとなる」「ならば、今は鉄華団やクーデリア・藍那・バーンスタインと行動を共にすべきだ」
エイジ「えっ…?」
???(モンターク)「回り道ほど近道…ままあることさ」
〔歩き去る足音〕
エイジ「………」

ドルシア艦 ブリッジ
カイン「ARUSは艦隊を出したものの、モジュール77の独立宣言を受けてしばらくの間は静観するつもりのようだ」
イクスアイン「ギャラルホルンは?」
カイン「彼らは彼らで、全く動かぬわけにはいくまい。故に、モジュール77へ仕掛けた部隊がいたのだ」「もっとも、当の本人たちは事情を知らされていないだろうが…」
アードライ「…では、モジュール77の再攻略戦には是非、我々もお加えください」
カイン「ひとり足りないがな」
アードライ「何か事情があるのです。でなければ、あのエルエルフが…」
クリムヒルト「我が軍に損害を与えたことは事実です」
アードライ「………」
カイン「フッ…友情という言葉は、私は嫌いではない」
アードライ「!」
カイン「ヴァルブレイヴは最も優先順位の高い特務である。そのために発生するイレギュラーは、不問とする」「確実にヴァルヴレイヴを奪回しろ。ブリッツゥン・デーゲン」
アードライ「ブリッツゥン・デーゲン!」

モジュール77 咲森学園 廊下
ハルト(どこだ、どこにいるんd、エルエルフ…! もし、あいつが他のヴァルブレイヴの存在を知ったら…)
〔歩み寄る足音〕
エルエルフ「…時縞ハルト」
ハルト「!」
エルエルフ「俺と契約しろ」
ハルト「なんだって!?」
エルエルフ「俺たちは…ドルシアを革命する」
ハルト「君は…ドルシアの軍人じゃないのか!?」
エルエルフ「お前の力とヴァルブレイヴを組み込めば…俺の革命は、5年は前倒せる」
ハルト「ふざけるな、敵のくせに…!」「僕を殺したくせに!」
エルエルフ「それでもお前は俺を選ぶしかない。もちろん、メリットは用意しよう」「この学校を丸ごと救ってやる。独立などと言い出したお前の女もだ」
ハルト「!」
エルエルフ「主義主張に拘っている状況ではない。守りたいものがあるなら…汚れろ、時縞ハルト」
〔電話のコール音〕
ハルト「! ショーコから?」
ショーコ「もしもし、ハルト? イサリビから連絡があって、敵がモジュール77に向かってるって!」
ハルト「わかった、僕もヴァルヴレイヴで出る!」
エルエルフ「…お前は必ず契約する」「その時はサインを出せ」
ハルト「何がピースだ! 平和のサインなんて!」
〔走り去る足音〕
エルエルフ「平和…?」「ふん…つくづく合わないな」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
『追撃者』


【戦闘マップ1開始】
〔味方枠外ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現〕

クーフィア「来た来た! あいつらの艦が出て来たよ!」
アードライ「ヴァルブレイヴは…!」
〔味方ユニット出現〕
メグ「やっぱり…攻めてくるわよね」
ハルト「エルエルフの力なんか借りなくても、僕は…!」
アードライ「エルエルフ!」
クーフィア「あれに乗ってるのはエルエルフじゃないよ。ネットで見ただろ?」
アードライ「わかっている! ヴァルブレイヴを奪回するぞ!」
オルガ「いいか、お前ら! これも仕事の内だ! 奴らをモジュール77へ近づけるんじゃねぇぞ!」
ディーダリオン「了解…!」
<戦闘開始>

<ハルトvsアードライ>

アードライ「何が独立が! お前たちだけで我が軍と戦えるものか!」
ハルト「このヴァルブレイヴと、みんなの力でやってみせる!」
アードライ「そんな世迷い言が通用する程甘くはないのだ、この世界は!」

<ハルトvsクーフィア>
クーフィア「子供だけで独立だとか、バッカじゃないの!?」
ハルト「お前だって子供じゃないか!」
クーフィア「言うねぇ~! 痛めつけてから、その機体をもらうよ!」

<クーフィア撃破>
クーフィア「あらら…ちゃんと修理できてなかったのかな。残念だけど、先に戻るよ」
〔敵ユニット離脱〕

<アードライHP30%以下・勝利条件達成>
アードライ「くうっ、武装が!」
ハルト「もう戦えないだろう!」
アードライ「おのれ、一度ならず二度までも! この屈辱、忘れんぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
メグ「ふう…今回もなんとかなったみたいね」
ディーダリオン「ああ…」
〔精神感応音〕
ディーダリオン「こ、この感じ…!」
メグ「どうしたの?」
ディーダリオン「覚えがある…!」
メグ「えっ!?」
〔レーダー反応〕
メグ「こ、このエネルギー反応は!?」
オルガ「どうした、メグ?」
メグ「そ、そんな! あの時と同じだわ! まさか!?」
〔敵ユニット出現〕
アンギルオン「………」
マービュオン「………」
ユージン「な、なんだ、あいつらは!?」
メグ「か、彼らもこの世界に来ていたの!?」
アンギルオン「ようやく見つけたぞ、ディーダリオン」
ディーダリオン「お前たちは…!?」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

メグ「か、彼らもこの世界へ来ていたなんて…!」
オルガ「もしかして、お前の世界でディドを襲った奴らか!?」
メグ「ええ、間違いないわ!」
ディーダリオン「あいつらが、俺を…!?」
アンギルオン「ディーダリオン…この世界に来てもなお、人間どもに味方するか」「やはり、貴様の存在は許し難い」
マービュオン「待って。あの時のディーダリオンの力は予想外だった」
アンギルオン「………」
マービュオン「私たちにはあり得ないこと…。やはり、調べた方がいいわ。エギリゴが彼に何をしたか」
アンギルオン「その必要はない! 裏切り者はここで抹殺する!」
ディーダリオン「お前たちはなんだ!? いや、俺あ何者なのか知っているのか!?」
アンギルオン「なに…!?」
マービュオン「また記憶を失ったの…!?」
ユージン「あいつら、やる気だぞ! どうすんだよ!?」
オルガ「そんなことは決まってる。ディドは俺たちの仲間だ。何者だろうと、仲間を狙う奴は許さねぇ」
ディーダリオン「!」
オルガ「みんな、ディドを守れ!」
ディーダリオン「団長…!」
オルガ「ディド、お前にも戦ってもらうぞ。もしかしたら、何かわかるかもしれねぇからな」
ディーダリオン「ああ…! 過去のことは覚えていないが、今の俺には…仲間がいる!」
ハルト「僕も戦います。モジュール77を守らなきゃならないし、鉄華団の皆さんには何度も助けてもらいましたから」
アンギルオン「愚かで、か弱き人間どもよ…貴様らに闘争をくれてやろう!」「それを乗り越えられぬ者には、死あるのみ!」
<戦闘開始>

<ディーダリオンvsアンギルオン>

アンギルオン「ディーダリオン! 貴様がエギリゴに何をされようと!」「その醜い姿を、その存在をここで抹消してくれる!」
ディーダリオン「エギリゴとはなんだ!?」
アンギルオン「思い出せぬのなら、疑問を抱いたまま果てるがいい!」

<アンギルオンorマービュオンHP50%以下・勝利条件達成>
※※アンギルオンHP50%以下の場合のセリフ※※
アンギルオン「ふん…それがお前たちの力か」
※※マービュオンHP50%以下の場合のセリフ※※
マービュオン「くっ、彼らの力は…!」
アンギルオン「マービュオン、何をしている!」

ディーダリオン「今だ…!」
〔ディーダリオン、アンギルオンへ隣接〕
〔アンギルオンに爆発〕

アンギルオン「ディーダリオン!? おのれ、舐めるなぁぁっ!!」
マービュオン「やめて、アンギルオン! ディーダリオンを追い込んでは…!」
[イベント戦闘「ディーダリオンvsアンギルオン」]
アンギルオン「ディーダリオン、貴様の存在は許し難い! うけよ! アウラーマー!」
ディーダリオン「うぐ…ぐうう…!!」

〔ディーダリオンに爆発〕
ディーダリオン「うあああっ!!」
メグ「ディーダリオン!!」
ディーダリオン「く、うぐ…! お、俺は…お、おお、俺は…!」
〔画面、震動〕
ハルト「な、なんだ!?」
メグ「こ、これは…空間歪曲現象!?」
オルガ「なにっ!?」
ディーダリオン「お、おおお…おおおお…!!」
シノ「お、おい! あいつ、どうしちまったんだ!?」
メグ「ぼ、暴走だわ! あの時みたいに暴走してる!!」
〔アンギルオンに発光〕
アンギルオン「ぬうっ、これは!?」
〔マービュオンに発光〕
マービュオン「共振…! 強制的に!?」
アンギルオン「あり得ん! ディーダリオンがそのようなことを!」「トロニティ・ゲートが発動されるというのか、今、ここで!!」
マービュオン「くっ! 止められない!」
アンギルオン「ディーダリオン! 貴様ァァァァァッ!!」
ディーダリオン「うおああああああぁぁぁぁ!!」
〔ディーダリオン&アンギルオン&マービュオンに時空歪曲現象〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ2終了】


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