第7話
宿敵、魔竜王ドルガ!!
【シナリオデモ開始】
大牙家
龍造「ゆい様とまい様は、大牙家に代々言い伝えられてきた神代の血を継ぐお方でな。ワシらの遠い親戚じゃ」
剣「親戚だって…?」
まい「むしろ、驚いてるのはこっちの方よ。リアルな獣耳ちゃんに鳥人間、カバ人間までいるなんて」
シバラク「拙者はカバではござらん!」
まい「あ、ごめんなさい」
剣「言っとくけど、俺だってこいつらとは会ったばかりなんだからな!」
ラビ「可愛い子と親せきだなんて、いいじゃねえか」
剣「ま、まあな」
ゆい「あら…」
まい「こらこら。まいちゃんだって、可愛いでしょうが」
剣「も、もちろん」
クラマ「で、お前らが来た理由は何なんだ?」
まい「あたし達は、神代家に伝わる二柱の神の宿命の伝承に従って、獅子の血を引く者に協力しに来たの」
Vーメイ「二柱の神…」
ゆい「ええ、善の絶対神アーガマと悪の絶対神ドラゴ…」「長きに渡る戦いの末、アーガマはドラゴを岩の中へ封じ込めることに成功しましたが、ご自身も滅んでしまったのです」
Vーメイ「何と…」
ゆい「でも、アーガマはご自身の分身を…バイオアーマーをこの世に遺されました。それが、ライガーなんです」
ワタル「ふ~ん、神様の分身かあ。まるで龍神丸みたいだな」
ゆい「…そう」
ベネット(神様と関係があるロボットなんて、私の世界じゃ、考えられないわ)(あ、でも…ひょっとしたら、ディーダリオンとあの巨人たちも…?)
まい「…封印の岩が解き放たれれば、邪悪の神ドラゴが甦る」「それを阻止するのが、神の意志を血の中に受け継ぐ私達一族の宿命なのよ」
龍造「聞いたな、剣よ。ドラゴの復活を目論む奴らとライガーで戦うのじゃ」
剣「わかってるよ、じっちゃん! 俺、奴らに負けないぜ!」
龍造「うむ、よく言った」
大地「…婆ちゃん、俺、この街を放っておけないよ」
ガス「私もです。ラビルーナが大変なのはわかっていますが…」
Vーメイ「今のところ、魔動王と魔動戦士を狙ってくる邪動族より、街を無差別攻撃するあの連中の方が厄介だね」「ラウーラの道が封じられた以上、ラビルーナへ行く別の道を考えなきゃならないし…」「しばらくの間はここで世話になって、剣達の手伝いをしようか。ワタル達もそれでいいかい?」
ワタル「うん、構わないよ」
シバラク「拙者も異存はござらん」
ヒミコ「あちしもござらんのだー!」
ラビ「しょうがねえな…」
クラマ「…どのみち、俺達だけじゃ元の世界へ戻れねえからな」
ベネット「そうと決まれば、情報を集めた方がいいわね。私達やあの敵に対し、この世界の軍隊がどう動くか調べないと…」
剣「何でだよ?」
ベネット「彼らがライガーや魔神魔動王をどう思っているか知ることは重要よ。下手をすれば、危険視されかねないから」
ワタル「そんな…。僕達は街はそこに住む人達を守ろうってのに…」
ベネット「…大人の世界は、そんなに単純じゃないのよ」
クラマ「情報を集めるのは賛成だが、まずはどうするんだ?」
ベネット「そうね…とりあえず、テレビを見ましょうか。前回の戦いがニュースになってるでしょうし」
剣「わかった、テレビをつけるぜ」
〔テレビを点ける音〕
冴子「ハァイ、エブリバディ! 八神冴子です!」
剣「おっ、人気レポーターの八神冴子だ!」
冴子「今、目の前には第三次世界大戦を思わせる悲惨な光景が展開しています」「どこからともなく現れたモンスター。そして、それらと戦ったロボット達…」「彼らは戦闘後、姿を消したため、自衛隊や警察でも詳細はわかっていないようですが…」「私は、独自の取材でその中の1体に関する情報を掴みました!」
ベネット「えっ…!?」
冴子「その名は、ライガー。乗っているのは、驚くべきことに少年のようです」
ゆい「!」
冴子「この後、その驚くべきスーパーボーイの直撃インタビューをお送りする予定です」「いったい、ライガーに乗っているのはどんな少年なのでしょうか?」
剣「俺だよ、俺!」
クラマ「おいおい、喜んでる場合かよ。お前の正体がバレてるぞ」
剣「あっ」
シバラク「しかし、何故、わかったのでござろう?」
まい「もしかして…あの時、剣が名乗ったからじゃない?」
剣「でも、あそこにいなきゃ、聞こえるはずが…」
まい「だから、八神冴子がそこにいたのよ!」
大地「突撃インタビューってことは…あの人、ここへ来るつもりだよ!」
Vーメイ「これはかなり厄介なことになったねえ…」
ドラゴ帝国 祭壇
ザーラ「我が神ドラゴよ。100万年の永き眠りより目覚め、その偉大なるお姿を我らの前に現さん! 我が神ドラゴよ…!」
〔精神トランス音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
ザーラ「おお…! 今こそ、その力を我が帝国に与え給え、ドラゴよ!」
〔エネルギーの放出音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
ザーラ「我は破壊の神、ドラゴなり…」
ドル・アーミー「おお、ザーラ様にドラゴの神が乗り移られた!」
ザーラ「我が血を引く者達に告ぐ…。我に人間共の苦しみ、悲しみの声を捧げよ。然らば我、再び蘇らん…」
〔精神トランス音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
ザーラ「…今のお言葉、確かに聞いたろうな? 一刻も早く、ドラゴの神を人間界に解き放つのだ」「今こそ、我らドラゴ人が世界を手中にする時ぞ。我らの前に人間共を跪かせるのだ」
ドル・アーミー「ザーラ様! 今一度、私ドル・アーミーに出撃のご命令を!」「必ずやライガー共を倒し、封印の岩を持ち帰って見せまする!」
ザーラ「その言葉、確かであろうな、ドル・アーミー」
ドル・アーミー「ははーっ!」
リュウ・ドルク「私にも出撃のお許しを」
ドル・アーミー「わざわざリュウ・ドルク様が出撃することではありませぬ」
リュウ・ドルク「私はライガーをこの目で見たいだけさ」
ザーラ「では…」
ドル・サタン「お待ち下さい、ザーラ様。既に我が配下を人間界に送り込んでおります」「ライガーを操る大牙剣を始末してからの出撃でもよろしいかと」
ザーラ「良かろう、ドル・サタン。大牙剣を抹殺してみせよ」
ドル・サタン「はっ!」
リュウ・ドルク(大牙剣…私と相まみえる前に、つまらぬ策で死んでくれるなよ)
大牙家前
冴子「ここが大牙剣君の家です」
カメラマン「事前のアポは断られちゃいましたけど、大丈夫ですかね?」
部長「だから、こうして私が出て来たのだよ。何としても説得してみせるさ」「皆、この街を救ってくれた少年の姿を一目見たいと思っているからね」
冴子「ええ、その通りです。では、行きましょう」
〔玄関のチャイム音〕
冴子「出ないわね。居留守なのか、それとも…」
部長「…面倒ダ」
冴子「えっ?」
〔服の破れる音〕
〔画面、フラッシュ〕
ドラゴ兵「ハァッ!」
〔光弾の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
カメラマン「い、家が!!」
ドラゴ兵「邪魔ダ」
〔爪で引き裂く音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕
カメラマン「うわああっ!!」
〔人の倒れる音〕
冴子「う、宇川君!?」
ドラゴ兵「次ハ貴様ダ」
冴子「!!」
〔走る足音〕
剣「止めろぉぉっ!!」
〔殴打音〕
ドラゴ兵「グワッ!?」
〔人の倒れる音〕
剣「い、一撃で吹っ飛んじまった…!」(もしかして、俺の力が強くなってる…?)
冴子「あ、あなた…ひょっとして、大牙剣君…!? 今、家が…!」
剣「こんなこともあろうかと、家の外で様子を見てたんだよ」
冴子「あっ! 後ろ!!」
ドラゴ兵「ドラゴ帝国ニ楯突ク者メ…!」
剣「ドラゴ帝国!?」
ドラゴ帝国「死ネ!」
〔剣の交わる音〕
シバラク「化け物め、拙者が成敗してくれるわ!」
〔空を舞う音〕
ドラゴ兵「グギャアアア!!」
〔人の倒れる音〕
剣「助かったぜ、シバラクさん」
シバラク「油断大敵でござるぞ」
〔走る足音〕
まい「まったく! 剣ってば、いきなり出て行っちゃうんだから!」
ワタル「先生より足が速いんだもんなあ」
ガス「武器を持たずに化け物と戦うなんて、勇敢ですね」
ラビ「無鉄砲なだけだろ」
剣「うるせえな。一足遅かったら、この人もやられちまってたぜ」
冴子「! 宇川君は!?」
ベネット「大けがを負ってますが、止血すれば助かります。私に任せて下さい。元看護師なので」
冴子「そ、そう…お願いするわ」
Vーメイ「案の定、剣を直接狙って来たね」
剣「だけど、おかげであいつらの名前がわかったぜ。ドラゴ帝国だ」
ゆい「自分達の神の名を冠してるってわけね…」
冴子「あなた達、何の話を…」
龍造「説明すると長くなる…と言うか、あんたには説明したくはないんじゃが」
グリグリ「あっちを見るグリ! 何か来るグリ!」
剣「ドラゴ帝国の空中要塞だ! みんな、行くぞ!」
大地「うん!」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
『宿敵、魔竜王ドルガ!!』
【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔敵枠外ユニット出現済み〕
ドル・アーミー「ドル・サタンめ、失敗したか。初めから私に任せておけばいいものを」「魔竜戦士よ、踏み潰せ! 人間を苦しめ、その悲しみで封印の岩を出現させるのだ!」
〔マップ上に爆発〕
リュウ・ドルク(そろそろか…?)
〔画面、フラッシュ〕
〔封印の岩、現出〕
ドル・アーミー「おお、現れたぞ…! ドラゴの神を封印の岩ごとお連れするのだ! パワーチェーンを放て!」
〔画面、フラッシュ〕
〔鎖を放る音〕
ドル・アーミー「これでよし!」
リュウ・ドルク「喜ぶのはまだ早い」
〔ライガー召喚〕
〔味方ユニット出現〕
剣「ライガー・イン!」
リュウ・ドルク「現れたな」
剣「熱い…! ライガー! バイオユニット!!」
〔味方ユニット出現〕
ガス「またあの岩が…!」
剣「あいつら、あれを回収する気か!」
大地「封印の岩を持って行かれたら、邪神ドラゴが復活してしまう…!」
剣「そんなこと、やらせてたまるか! みんな、攻撃開始だ!!」
ドル・アーミー「リュウ・ドルク殿、手出しは無用ですぞ!」
リュウ・ドルク「ならば、お手並みを拝見しよう」
クラマ(こんな所で死ぬのは御免だぜ。いざとなったら…)
<戦闘開始>
<敵3機撃破・勝利条件達成>
ドル・アーミー「ええい、早く奴らを始末しろ!」
リュウ・ドルク「…やはり、ドル・アーミー殿だけでは荷が重かったようだな」
ドル・アーミー「何!?」
リュウ・ドルク「魔竜王ドルガよ! 我が下へ来たれ!!」
〔敵ユニット出現〕
ラビ「な、何だ!?」
ワタル「悪そうな奴が出て来た!」
リュウ・ドルク「聞け、ライガーよ。私はドラゴ帝国のリュウ・ドルク。この魔竜王ドルガで貴様の相手をしてやろう」
剣「何だと!?」
シバラク「ドラ・ドル…? むむ、ややこしいのう」
ガス「リュウも2つ入ってましたね」
ラビ「そんなこと言ってる場合かよ!」
剣「ああ、あいつは今までの奴とは違う! 凄い迫力だ! みんな、気を付けろ!」
【戦闘マップ1終了】
【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
〔敵枠外ユニット出現済み〕
ドル・アーミー「リュウ・ドルク! 獲物を横取りする気か!?」
リュウ・ドルク「苦戦されているようだったのでな。そちらは封印の岩の回収に専念するといい。ザーラ様もそれをお望みだろう」
ドル・アーミー「くっ…!」
リュウ・ドルク「人間共よ、私の目的はライガーと戦うことのみ。だが、刃向かう者には容赦せんぞ」
剣「上等じゃねえか! あいつの相手は俺がやる! みんなは他の奴らをやっつけてくれ!」
ベネット「待って! 一騎打ちなんて、受ける必要はないわ!」
剣「いや、逆に俺であいつを引き付けられる! その代わり、封印の岩は頼むぜ!」
ワタル「わかったよ、剣さん!」
ベネット「くれぐれも無茶をしないでね!」
<戦闘開始>
<剣vsリュウ・ドルク>
リュウ・ドルク「魔竜王ドルガ! 行くぞ!!」
剣「負けるかぁぁっ!!」
<リュウ・ドルクHP50%以下・勝利条件達成>
リュウ・ドルク「フッ…所詮、その程度か」
剣「何っ!?」
リュウ・ドルク「遊びは終わりだ!」
〔リュウ・ドルク、剣へ隣接〕
〔剣に爆発〕
剣「うわああっ!!」
大地「ああっ、ライガーが!」
剣「うっ、ううう…!」
リュウ・ドルク「安心するがいい。お前の仲間もすぐに同じ所へ送ってやる」
剣「!!」
リュウ・ドルク「死ね、ライガー!!」
〔味方ユニット出現〕
〔クラマ、リュウ・ドルクへ隣接〕
〔リュウ・ドルクに爆発〕
リュウ・ドルク「むっ! 新手か!?」
ワタル「あれって、魔神なの!?」
シバラク「そのようだが、何故、ここに…!?」
大地「しかも、ライガーを助けたよ! 誰が乗ってるんだ!?」
ベネット「それより、剣君は!?」
剣「ド、ドルガめ…! よくも、よくもやってくれたな…!」
リュウ・ドルク「!」
剣「頭に来た!!」
〔剣、変形〕
剣「許さねぇぇぇぇぇっ!!」
〔剣、リュウ・ドルクへ攻撃〕
[イベント戦闘「剣vsリュウ・ドルク」]
〔リュウ・ドルクに爆発〕
リュウ・ドルク「くっ、ライガーの顔が!」
ラビ「変わりやがった!」
ワタル「はっきし言って、めちゃくちゃカッコいいぜ!」
リュウ・ドルク「封印の岩が消えていく…!」
〔転移音〕
〔画面、フラッシュ〕
ドル・アーミー「し、しまった! ええーい、出直しだ! 退け!!」
〔敵ユニット離脱〕
〔敵枠外ユニット離脱〕
リュウ・ドルク「ライガー…この勝負、ここまでだ!」
〔敵ユニット離脱〕
剣「はあ、はあ…何とかなったぜ…」
大地「ライガーにあんな力があったなんて…凄いなあ」
剣「家を滅茶苦茶にされて…あいつにやられて悔しくて…」「このままじゃ街を守れねえと思ったら、怒りが湧いてきてさ」
シバラク「それで、あの変化か。まさに怒りの獣神じゃったのう」
ガス「封印の岩が消えたのは、ライガーが新しい力を見せたからなのでしょうか?」
剣「さあな…」
ワタル「ところで、あの魔神は?」
〔味方ユニット離脱〕
ワタル「あっ!」
シバラク「むう…あやつはどこから来てどこへ行くのだ?」
ワタル(この世界に魔神がいるわけないよね…)
【戦闘マップ2終了】
【シナリオエンドデモ】
大牙家前
五郎「剣、お前の家が…」
剣「ああ、見ての通りだ。でも、俺の家をぶっ壊した奴はとっちめてやったぜ」
〔歩く足音〕
クラマ「凄い戦闘だったな。お前達、怪我はねえか?」
五郎「わあっ! 何だ、こいつ!?」
剣「ああ、それ…着ぐるみなんだ。趣味なんだってさ。良く出来てるだろ?」
後藤「な、何だ…そうだったのか」
クラマ「…おい」
剣「面倒だから、今はそういうことにしといてくれ 後で説明して、口止めするからさ」
クラマ「ふん…」
ワタル「クラマ、どこ行ってたの?」
クラマ「戦いの様子を見ていたのさ。ドラゴ帝国がどんな力を持っているか、もっと知っておきたかったからな」
ラビ「様子を見てた、ねえ」
ヒミコ「トリさん、怖かったのだ?」
クラマ「だから、鳥じゃねえっての!」
Vーメイ「何にせよ、剣の素性が知られた以上、ここにいるのは危険だねえ」
〔歩く足音〕
冴子「…でしたら、私に任せて下さい」
五郎「わあっ! ほ、本物の八神冴子だ!!」
龍造「あんた、まだこの辺をうろうろしとったのか」
迫「ええ。ひとまずの隠れ家として、案内できる場所があります」
Vーメイ「それ、本当かい…?」
冴子の別荘前
ワタル「すっげー! これが冴子さんの別荘なの!?」
グリグリ「デッカいグリー!」
大地「まるでホテルみたいだ」
剣「八神冴子って、凄え金持ちなんだか」
五郎「そりゃそうさ。八神家と言えば、大きな会社をいくつも持ってる大財閥だもん」「亡くなられたお爺さんは有名な学者だったし、彼女は外国に留学してたから、英語もフランス語もペラペラなんだぜ!」
ゆい「物知りー!」
剣「ダンゴは歩く芸能ニュースって言われてるからな」
クラマ「おい、こいつはいつまで俺達と一緒にいるんだ?」
五郎「俺だけ残して、八神冴子さんの別荘へ行くなんてあんまりだよ。親にはちゃんと言ってあるからさあ」
剣「ったく、お前にゃ呆れるぜ。いつの間にか俺達の車に紛れ込んでたしよ」
クラマ「…気が済んだら、帰れよ」
冴子「そうね…後で車を出してあげるから」
五郎「は、はい…」
ベネット「八神さん、本当にここを使わせてもらっていいのですか?」
冴子「構いませんよ。先生のお宅があんなことになったのは、私の責任でもあるんですから」
龍造「しかし、あんたは他にも理由があって、ワシらをここへ連れて来たのじゃろう?」
冴子「お見通しというわけですね。詳しいことは、中に入ってからお話します。さあ、どうぞ」
冴子の別荘 内部
冴子「遥か昔に善なる神と邪悪の神が戦い、敗れた邪悪の神が閉じ込められたという岩…そして、その邪悪の神が目覚める日が必ず来ると言うこと…」「それは、私の祖父が生涯を懸けて研究していたことです」
まい「あなたにそんな事情があったなんて…」
龍造「ああ、意外じゃわい」
冴子「でも、祖父の研究は、ほとんどの学者から無視されてきました」「古代における神々の戦い、邪神の復活…そんな物は全て馬鹿げた迷信だと」
龍造「しかし、その内容は大牙家の言い伝えとぴったり一致するのう」
冴子「ええ。ドラゴ帝国は邪神の血を引く子供達…その狙いは、ドラゴの復活に違いありません」
龍造「万が一、そんなことになれば、この世界は魔物達に支配されてしまう…」
冴子「彼らはどうやって岩の封印を解こうとしているのか…? その鍵はいったい、どこに…?」
龍造「むう…」
剣「詳しい話はわからないけどさ、要はドラゴ帝国の奴らをやっつければいいんだろう?」
大地「だったら、心配いらないぜ。ライガーだけじゃなくて、俺達もいるからな」
冴子「でも、みんなはまだ子供じゃない。シバラクさんやベネットさん達がいたとしても、ドラゴ帝国と戦い抜くのは難しいと思うわ」
ベネット「ええ、私達だけでは限界がありますね」
Vーメイ「かといって、軍隊と手を組むのはリスクが高いんだろう?」
ベネット「ええ、みんなの事情と機体が特殊過ぎるだけに…きちんとそれらを理解し、協力してくれる人達と組織でなければなりません」
ワタル「特撮ヒーロー番組に出て来る地球防衛隊みたいな人達がいればいいんだけどね」
〔電話のコール音〕
冴子「すみません、電話です。…はい、八神です」「え!? そ、そんな! 番組が打ち切り!? どういうことなんです、局長!」「ええ。それはわかりますけど…でも、だからって…あっ、局長?」
〔通信の切れる音〕
冴子「はあ…」
剣「番組って…ニュースショーのこと?」
冴子「ええ、私の突撃レポートが原因で政府から内々で打ち切りの要請があったそうよ」
ベネット「情報規制が始まったみたいですね」
剣「さっきの戦いだって、ニュースやってるだろ! テレビを見ようぜ!」
〔テレビを点ける音〕
アナウンサー「ご覧下さい、これが北海道のカムイコタン上空に突如現れた謎の光球です」
冴子「何、これ…!?」
ヒミコ「キャハハハハ! 綺麗だねー!」
剣「あれもドラゴ帝国の仕業なのか…!?」
Vーメイ「見たところ、邪動族の物でもないようだねえ」
ベネット(あの光の球体…ディーダリオンが発生させた物に似ているような…)
【シナリオエンドデモ終了】
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