第6話
怒りのバイオアーマー ライガー登場!!
【シナリオデモ開始】
剣の部屋
剣「うわああっ! 止めろぉぉっ!!」
〔ドアノブを回す音〕
龍造「どうした、剣!?」
剣「あ、あれ…? 夢…だったのか」
龍造「何じゃ、人騒がせな」
剣「わりぃ、わりぃ。化け物に追い掛けられる夢を見たんだよ」
龍造「む…? 剣、手を見てみろ」
〔画面、振動〕
剣「また地震!?」
龍造「…もう収まったようじゃ」
剣「今日のは一瞬だったな。で、何だっけ、じっちゃん? 手を見せりゃいいの?」
龍造「ああ」
剣「ほれ」
龍造(痣が浮かんでおったと思ったが…見間違いか?)
剣「おっと! 早くしないと、また遅刻だ!」
〔走る足音〕
龍造(痣は確かに見えた。これが前触れでなければ良いが…)
小学校 中庭
五郎「おい、剣。またユキをからかったんだってな」
剣「お、ダンゴ」
五郎「ダンゴじゃねえ、団五郎だ!」
剣「で、何だってんだよ?」
五郎「お前、ユキにちょっかいばっか出してるけど、ホントはあいつのこと、好きなんだろう?」
剣「ばっ、馬鹿言え! 俺はユキなんて…」
〔爆発音〕
五郎「なっ、何だ!?」
剣「ば、爆発か!?」
五郎「剣! 見ろよ、街の方!」
剣「あ、あれは!?」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
『怒りのバイオアーマー ライガー登場!!』
【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
ドル・アーミー「破壊せよ! 人間共の血と悲しみが大地に撒き散らせ! そして我らが神、ドラゴを招くのだ!」
〔マップ上に爆発〕
カメラマン「冴子ちゃん、早く逃げようよ!」
冴子「冗談じゃないわ! 私達は今最高のニュースの中にいるの! そんなに怖けりゃ、カメラ貸して!」
カメラマン「あ、ちょっと!」
冴子(これで月まで行って、謎のロボット騒動を取材しなくても、スクープを物に出来るわ…!)
五郎「な、何なんだよ、あれ!?」
剣(ゆ、夢で見た怪物にそっくりだ…!!)
五郎「あいつら、こっちを見てるぞ!」
剣「ヤバい! 逃げろ!!」
〔マップ上に爆発〕
剣「あ、ああっ!!」
五郎「が、学校が…!!」
剣「ユ、ユキ…みんな…!! う、嘘だろ…!?」
五郎「あ、あああ…!!」
剣「ち、ちっきしょおぉぉぉっ!!」
〔発光音〕
剣「うっ!?」
五郎「どうしたんだ!?」
剣「掌が…熱い…!」
龍造「剣!! どこじゃ、剣!?」
剣「じっちゃん!」
龍造「おお、そこにいたか!」
剣「何でここに!?」
龍造「いいから、掌が見せろ!」
剣「またかよ!?」
龍造「早くせい!」
剣「な、何だ、この痣…!?」
龍造「剣、ライガーを呼べ!」
剣「ライガー…!?」
龍造「早くしろ! 奴が来る!」
剣「奴って、あの化け物…!?」
龍造「それより、もっと凄い奴だ! 鬼の岩が来るんだ!」
剣「鬼の…!?」
〔発光音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔鬼の岩、現出〕
五郎「な、何だよ、あのでけえ岩は!?」
龍造「出おったか…!」
冴子「えっ、カメラが故障!? もう、この大地な時に!」
龍造「剣、奴らにあの岩を渡してはならぬ! 痣を天にかざせ!」
剣「えっ!?」
龍造「それがお前の宿命なのだ!」
剣「宿命って…!?」
龍造「早く! ライガーを呼ぶのじゃ!」
剣「あ、ああ! わけがわからねえが、やってやる!」「来ぉぉい!! ライガァァァァッ!!」
〔ライガー召喚〕
〔味方ユニット出現〕
冴子「な、何なのあれ!?」
剣「こ、これがライガー!?」
〔ライガー、出力上昇〕
剣「う、うわああっ! 吸い込まれる!?」
五郎「剣!!」
龍造「大丈夫じゃ!」
五郎「ホ、ホントかよ!?」
剣「繋がる…俺とライガーが…!」
〔獣神ライガーのパイロット、無人→剣へ変更〕
剣「俺とライガーが一つになる!」
ドル・アーミー「見慣れぬバイオアーマー…あれもザーラ様がお造りになった物か?」
剣「よくも街を…学校を…ユキを…! 許さねえ…! 許さねえぞ!!」「行くぜぇぇぇぇっ!!」
〔剣、アトラスへ隣接〕
〔敵ユニット出現〕
剣「動く! 俺の思い通りに!」
ドル・アーミー「おのれ、敵か!」
剣「見たか! 俺はお前達と同じ力を手に入れたぞ!!」
まい「始まったわね…」
ゆい「…ええ」
<戦闘開始>
<剣が戦闘>
剣「覚悟しやがれ! ユキや学校のみんなの仇だぁっ!!」
<敵全滅・勝利条件達成>
剣「凄え、これがライガーの力か…!」
ドル・アーミー「奴め、なかなかやりおるな。しかし…」
〔敵ユニット出現〕
ドル・アーミー「この数の魔竜戦士を相手にして勝てると思うな!」
剣「くっ、まだ出て来るのか!」
五郎「あ、あれじゃ、剣が!」
〔発光音〕
ゆい「これは…!」
まい「来るのね…!」
〔光の放射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔味方ユニット現出〕
ワタル「こ、ここは…!?」
大地「ラビルーナなのか…!?」
【戦闘マップ1終了】
【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
Vーメイ「…ここはラビルーナじゃないね」
ラビ「じゃあ、どこなんだよ!?」
大地「お、おい、ワタル! ここって日本じゃないか!?」
ワタル「ホントだ!」
Vーメイ「なら、あたし達は地球に来ちまったのかい…!?」
ベネット「でも、この有様はいったい…!?」
シバラク「むっ、あそこにいるんおは邪動族でござるか?」
剣「あいつら、何なんだ!? 敵か!?」
シバラク「邪動族なら、敵に決まっとる。そのことを忘れたのか、ワタル?」
ワタル「僕、何も言ってないよ」
シバラク「待て待て。今、確かにお主の声が…」
剣「おい、お前ら! いったい、何者なんだ!?」
大地「この声は…あの巨人からか? 確かに、ワタルと似てる」
ワタル「そ、そうかな?」
ベネット「あなた達、あの巨人と話をしているの!?」
大地「うん。何故だかわからないけど、あいつの声が聞こえるんだ」
ガス「私もです」
剣「おい、お前らは何者なんだよ!?」
大地「俺は遥大地、小学五年生!」
ワタル「僕は戦部ワタル、小学四年生!」
剣「俺は大牙剣、小学六年生…って、お前ら、日本人なのか!?」
大地「そっちこそ! あの化け物は何なんだよ!?」
剣「俺にだって、わからねえ! いきなり街を襲って来やがったんだ!」
ドル・アーミー「何者か知らんが、まとめて生贄にしてくれるわ!」
〔マップ上に爆発〕
ラビ「あいつら!」
大地「みんな、俺達も化け物と戦うぞ! いいよな、婆ちゃん!?」
Vーメイ「もちろんさ。しっかりやりな!」
剣「何だかよくわからねえが、味方をしてくれるなら、助かるぜ!」
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
ドル・アーミー「アトラスが全て倒されるとは…!」
〔光の放射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔鬼の岩、消失〕
剣「鬼の岩が…消えた!?」
ドル・アーミー「何ということだ!」
剣「おい、お前! 俺の声が聞こえるか!?」
ドル・アーミー「! 貴様は!?」
剣「俺は大牙剣! 今からお前をこのライガーで倒す! そこを動くんじゃねぞ!!」
ドル・アーミー「ぬうう、あれが消えてしまっては…! この屈辱、忘れはせんぞ!」
〔マップ外にユニット離脱のエフェクト〕
剣「!!」
ベネット「撤退した…!」
剣「逃がすかよ!!」
ベネット「待って。相手の正体がわからないのなら、深追いは禁物よ」
龍造「大牙、お前はライガーに乗ったばかりじゃ。無理をしてはならん」
剣「くっ…わかったよ」
大地「ふう…終わったか」
剣(ユキ…みんな…ひとまず、仇は取ったぜ)
ベネット「Vーメイさん、もうすぐ軍が来ると思います。厄介事になる前に、みんなの機体を隠した方がいいでしょう」
Vーメイ「ああ、わかったよ。ヤロレパパ!」
〔味方ユニット離脱〕
冴子「消えた…! あのロボット達はいったい…?」
ゆい「…初めてにしては立派に戦ったわね」
まい「そうかなぁ? ハラハラしちゃったよ。助けが来なかったら、危なかったんじゃない?」
ゆい「大牙剣か…。私達の戦いもこれから始まるのね…」
【戦闘マップ2終了】
【シナリオエンドデモ】
ドラゴ帝国 祭壇
リュウ・ドルク「不覚を取ったな、ドル・アーミー殿」
ドル・アーミー「くっ、謎の連中さえ現れなければい!」
ドル・ファントム「封印の岩が消えることもなかったか」
ザーラ「…ともかく、あのバイオアーマーとそれを操る者については調べねばならぬな」
ドル・アーミー「ライガー…そして、大牙剣という名だけはわかっております」
ザーラ「大牙…!? おのれ、奴の一族か!」
リュウ・ドルク「ご存知なのですか、ザーラ様?」
ザーラ「大牙剣とは我らが神、ドラゴ様を封じ込めし神の子孫であろう! 我らにとって、憎き仇じゃ!」「ライガーもろとも必ず倒さねばならぬ! しかと心しておくのじゃ!」
ドル・アーミー「ははっ!」
リュウ・ドルク(ライガー、大牙剣…この目で直にその力を見定める必要があるな)
大牙家
ベネット「…本当にいいんですか?」
龍造「ああ、剣を助けてもらった礼じゃ。しばらくの間、ここにいてもらって構わんよ」
Vーメイ「それは助かるねえ」
大地「ねえ、婆ちゃん。どうして俺達はラビルーナじゃなく、北海道に飛ばされたんだ?」
Vーメイ「ラウーラの道は、邪動力を注がれたことで暴走してしまったのさ」
ベネット「でも、同一世界内での転移で済みました」
Vーメイ「ああ。本来なら、まったく別の慈雨有漢に放り出されちまうところをイマックが助けてくれたんだよ」
大地「え? あの人が?」
Vーメイ「そう、魔動力であたし達をこの世界へ引き留めてくれたのさ。ただ…」「ここへ出たのは、おそらく邪動力とあの岩から出ていた邪気か何かが引き合ったせいかも知れないね」
大地「邪気…」
シバラク「あの岩の中には何がおるのだ?」
剣「じっちゃん、何か知ってるんだろ?」
龍造「奴らの正体はわからんが、大牙家にはこういう言い伝えがある」「鬼ヶ岩の鬼を目覚めさせんとする者あらば、獅子の血を引く者、天に向かいてライガーの名を呼べ」
剣「獅子の血を引く者…」
龍造「そう、鬼の出現を防ぐことが大牙家の者達に課せられた宿命…」「そのために、神は戦いの化身…獣神ライガーをこの世に遺されたのじゃ」
剣「獣神…」
〔玄関のチャイムの音〕
ワタル「あっ、誰か来たみたいだよ」
剣「ああ、俺が見てくる」
大牙家前
〔ドアノブを回す音〕
剣「はいはい、どちら様で…」
まい「ハーイ♪」
ゆい「獣神ライガーを受け継いだ、大牙剣ね」
剣「! どうして、俺の名を!?」
まい「あたしは神代まい。こっちは神代ゆい。あたし達はあなたに会いに来たの」
剣「………」
【シナリオエンドデモ終了】
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