第1話
逃亡
【シナリオデモ開始】
グラドス・トライポッド・キャリア 内部
エイジ「…200万キロメートル圏内に敵影、熱源反応なし。どうやら、逃げ切ったようです」
キリコ「安心するのは、まだ早い。混乱から立ち直ったら、すぐにでも追撃隊が来るだろう」
エイジ「…ええ、そうでしょうね」
キリコ「ところで、キロメートルとは何だ?」
エイジ「ああ、距離の単位です。僕とキリコさんは異なる文明圏の出身ですから…」「どちらかに合わせるより、これから行く目的地の単位系に慣れておいた方がいいと思ったんです」
キリコ「わかった。後で度量衡換算表をくれ」
エイジ「用意しておきます。それにしても、母艦から脱出する時の手際、鮮やかなものでした」「僕1人だったら、あそこまでは…」
キリコ「…そうか」
エイジ「………」
キリコ「………」
エイジ(…相変わらず、あまり話してくれない人だな)
〔アラート音〕
エイジ「!」
キリコ「追っ手が来たか」
エイジ「ええ、SPTの部隊です。あと3分で攻撃可能距離に入ります」
キリコ「レイズナーとやらは使えるのか?」
エイジ「…すみません、コンピューターに特殊なプロテクトが掛かっていて、パイロット認証に時間を要します」「ベイブルとバルディも同じです」
キリコ「…そうか」
〔扉の開閉音〕
エイジ「キリコさん!」「まさか…たった1人で!?」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「逃亡」
【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現〕
エイジ「キリコさん! 1機では危険です!」
キリコ「先制攻撃を許す方が危険だ」
エイジ「ですが…」
キリコ「来るぞ」
〔敵ユニット出現〕
グラドス兵「あれが、脱走兵が奪ったキャリアか。近くにいるのは…」
〔カーソル、キリコを指定〕
グラドス兵「ギルガメスのATだな。何故、あんな物がキャリアに?」「まさか、あれが拿捕対象の新型機なのか? だが、ATじゃ、SPTの相手に…」
キリコ「………」
〔キリコ、ブレイバーへ隣接〕
〔武器の発射音〕
〔敵ユニット撃破〕
グラドス兵「あ、あのサイズで何て火力だ! しかも、敵かにコックピットを狙ってきた!」「各機へ! 包囲殲滅するぞ!」
キリコ「…遅いな」
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
キリコ「…全機、撃破」
エイジ「凄い、あっと言う間に…」「キリコさん、戻って下さい。今、ハッチを開けます」
キリコ「…まだだ、第二波が来る」
【戦闘マップ1終了】
【戦闘マップ2開始】
〔敵ユニット出現〕
グラドス兵「先行部隊は全滅したのか!? あんな小型機相手に!」
キリコ「…その油断が命取りだ」
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
キリコ「…エイジ、残る追撃機は?」
エイジ「トライポッド・キャリアの索敵範囲には認められません」
キリコ「わかった、帰還する」
【戦闘マップ2終了】
【シナリオエンド開始】
グラドス・トライポッド・キャリア 内部
エイジ「キリコさん1人に戦わせてしまって…」
キリコ「それが仕事だ」
エイジ「…すみません」
キリコ「それより何故、キャリアで先を急がなかった?」
エイジ「何故って、戦闘が終わったら、すぐに収容できるようにと思って」
キリコ「敵は頭に血が上っていたようだ。もし、奴らが二手に分かれ、一方がキャリアに向かっていたら…」「俺のAT1機では防ぎ切れなかった」
エイジ「それは…その通りです」
キリコ「お前には、やらなければならないことがあるはずだ。これからはそれを優先しろ」
エイジ「はい…」
キリコ「ATの弾薬を補給しておく。ここは任せる」
〔扉の開閉音〕
エイジ(いくら護衛を引き受けてもらったからって、置いて逃げるなんてこと…)(あの人は…自分の生命が惜しくないんだろうか…)
【シナリオエンドデモ終了】
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