TOP PAGEへ

第3話
EVERWHERE YOU GO

【シナリオデモ開始】
万能戦闘母艦ハガネ 艦内
ダイテツ「また広報関連の依頼か」
テツヤ「ええ、アルトアイゼンの撮影会です。近々でプラスチックモデルが発売されるそうで、そのプロモーションも兼ねていると」
ダイテツ「アルトアイゼンは世間に知られてさほど時間が経っておらんが…」
テツヤ「最近は実写の映像がいくらかあれば、それを基にして、ほぼ自動で原型をすぐに作れるそうです」
ダイテツ「映像で見られない部分はどうするのだ?」
テツヤ「AIがシミュレートするとか」
ダイテツ「なるほど」
テツヤ「既にサイバスターのプラスチックモデルが発売されているそうです。あれは軍の機体ではありませんが、幾度か目撃されていたので」
ダイテツ「それにしても、一企業の商品プロモーションに軍が積極的に協力するとはな」
テツヤ「これから起きる事態を想定し、民間の厭戦気分を少しでも削いでおきたいのでしょう」
ダイテツ「DC残党やエアロゲイターとの戦いは激化していくだろうからな
〔走り寄る足音〕
リュウセイ「どんな敵が来たって、俺がやっつけてやるぜ! 頼りにしてくれよ、おやっさん!」
ダイテツ「む?」
リュウセイ「じゃあな!」
〔走り去る足音〕
ダイテツ「今のは…間違いなくリュウセイ・ダテ少尉だな?」
テツヤ「そ、そうですが、艦長に対して無礼な…」
ダイテツ「正規の軍隊教育を受けていないことは知っておるが、ああいう男だったか?」
テツヤ「確かに様子が変でしたね…。イングラム少佐に事情を聞いてみましょうか」
ダイテツ「うむ、そうしてくれ」

万能戦闘母艦ハガネ 格納庫
リュウセイ「俺を呼んでいたのはお前か、グルンガスト! VG合金の光沢がたまんねえ!」
スリスリ
リュウセイ「この冷てえ金属が、エンジンに火を入れた途端、熱くなる…! マジでたまんねえぜ、シビレルゥゥ!」
イルム「…そりゃまあ、稼働中の特機は歩くエネルギー炉みたいな物だからな」
リョウト「もうじきメンテで本当に火を入れるから、離れた方がいいよ」
リュウセイ「OK、OK。ルンル、ルンルン……」
イルム「ルンル? どうしたんだ、お前?」
リョウト「な、何か様子が…」
リュウセイ「お前こそ、そんな格好しちゃってさあ」
リョウト「僕は後学のために特機のメンテを手伝わせてもらおうと思って…」
リョウト「ウヒョッ、わかるぜ、その気持ち! パーソナルトルーパーはプラモで欲しいが、特機は合金トイがイイ!」「でも、R-1はプラモだけじゃなく、合金トイも欲しい! 合体変形が可能なRシリーズ全機セット!」「男なら、分離時と合体時で飾るために2セット買いだぜ、ってやんでい!」
イルム「………」
リョウト「………」
〔警報〕
リュウセイ「おっ、敵が来やがったな! このリュウセイ様がとっちめてやる! R-1、スクランブル・ゴー!!」
〔走り去る足音〕
リョウト「あっ! 待って、リュウセイ君! 出撃命令はまだ出ていないよ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
『EVERWHERE YOU GO』


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現〕
リュウセイ「どこのどいつか知らねえが…へへ、目に物見せてやるぜ」
〔通信のコール音〕
アヤ「リュウ、無断出撃よ! 戻りなさい!」
リュウセイ「敵はすぐそこまで来てるんだ! 俺がやっつけるしかねえ!」
アヤ「そ、それはそうかも知れないけど…イングラム少佐に確認を取るまでいったん離れなさい! いいわね!」
リュウセイ「はい。(そりゃ無理だぜ。待ちに待ったウイジンだもんね」「おとなしくなんてやってられないぜ)」
〔敵ユニット出現〕
リュウセイ「さあ、どっからでもかかってきやがれ! オレさまが、みんなまとめて、相手をしてやるぜ!」
<戦闘開始>

<リュウセイが戦闘>

リュウセイ「超一流のナイフさばきの腕、お見せしましょう! と言って、リボルヴァーを撃つかも知れねえけどな!」

<敵全滅・勝利条件達成>
リュウセイ「ヘッ、どんなもんでい!」
〔敵ユニット出現〕
リュウセイ「何だ、またバグスかよ!」「嫌だ、嫌だ! もっと強い敵はいないの~? 強い敵、出してよ~!」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

リュウセイ「ちぇっ、しゃあねえな! あいつらも俺1人で片付けてやる!」
〔味方ユニット出現〕
エクセレン「リュウセイ君!」
リュウセイ「何だよ、助けなんていらねえぜ!」
エクセレン「まあ、すぐに出られたのは私達だけなんだけど…あんな調子でも、結果は出してるのよね」
イングラム「ああ…むしろ戦闘能力が上がっている」
エクセレン「何か吹っ切れちゃってるって言うか…それが模擬戦の狙いだったと?」
イングラム「リュウセイがああなったのは、想定外だ」
エクセレン「あ、やっぱし」
リュウセイ「ヘッ、手出しは無用だぜ! 俺が全部やっつけちゃうからよ!」
エクセレン「ああ言ってますけど?」
イングラム「敵の目的は威力偵察だ。ここで確実に殲滅する」
リュウセイ「俺の撃墜スコアを横取りしようってのかい? その勝負、受けて立ってやろうじゃないの!」
<戦闘開始>

<敵全滅・勝利条件達成>

エクセレン「敵の増援は…来ないようね」
リュウセイ「何だ何だ、もう打ち止めかよ! つまんねえの~!」
イングラム「二人共、帰還するぞ。その後、リュウセイには話がある」
リュウセイ「………………、了解」
エクセレン(さて…元に戻れるのかしらね、リュウセイ君)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

万能戦闘母艦ハガネ 艦内
リュウセイ「へへ、異星人たって、たいしたことないですね」
イングラム「どういうつもりであんな真似をした?」
リュウセイ「でも、敵はやっつけたからいいじゃないですか」
イングラム「お前は軍人だ。命令を守れ。それが出来ないのなら、R-1から降ろす」
リュウセイ「えーっ、そんな…」
ハッ!
リュウセイ「わ、わかりました! 以後、充分気をつけますので、ご配慮をお願いいたします!」
イングラム「…下がっていい」
リュウセイ「ははっ!」
アヤ「はああ…変な感じが増してる…」
イングラム「艦長からもリュウセイの様子について問い合わせがあった」
キョウスケ「申し訳ありません。おれの責任です」
イングラム「いや、全ての責任は俺にある」
ライ「そもそも原因はリュウセイにあったのでは?」
イングラム「アイドネウス島での決戦で、各自の能力に応じた配置によってヴァルシオンを撃破したが…」「とどめを任されたのがマサキ・アンドーだったことでリュウセイは自信を喪失したのだろう」
ライ「ですが、それはサイバスターの火力を計算してのことでは…」
イングラム「その通りだが、リュウセイはそう捉えなかったようだ」「DC戦争を通じて、彼は成長を遂げたが…本人にその自覚がなく自分が不甲斐ないという自責の念が彼自身を縛り付けていた」
エクセレン「だから、荒療治…まあ、効果はあったと言うか、あり過ぎたみたいですけど」
アヤ「あのままじゃ、別の意味で危ないわ。元に戻す方法はあるのかしら…」
イングラム「ああ、既に手は打ってある」
アヤ「えっ、どんな?」
イングラム「お前も知っている方法だ」
エクセレン「あっ、もしかして…!」

万能戦闘母艦ハガネ 食堂
クスハ「リュ、リュウセイ君!」
ブリット「おい、しっかりしろ!!」
リュウセイ「う、う~ん…」「! こ、ここは!? キョウスケ少尉との勝負は、どうなった!?」
ブリット「えっ!?」
リュウセイ「模擬戦の結果だよ! 聞いてねえのか!?」
クスハ「リュウセイ君…もしかして、あの後のこと、覚えてないの…?」
リュウセイ「???」

万能戦闘母艦ハガネ 艦内
アヤ「少佐のお考え通り、リュウは元に戻りました。例の栄養ドリンクで…」
イングラム「そうか」
アヤ「なお、模擬戦以降のことは覚えていないようです」
イングラム「わかった。念のため、精密検査を受けさせろ。無断出撃の件は、俺から艦長に話し、不問に付してもらう」
アヤ「了解しました。では、失礼します」
〔扉の開閉音〕
イングラム(想定外の事態だったが、これで俺の計画は次の段階へ進む。SRXの合体、そして…)(リュウセイ・ダテ…この俺を超えられるか)(それが出来なければ、お前は………)
【シナリオエンドデモ終了】


● 第2話「銃と拳」 へ戻る


◆ 「イングラムの回顧録」 へ戻る

◆ 「ショートシナリオイベント」 へ戻る

◆ 「スーパーロボット大戦DD」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。