TOP PAGEへ

第3話
ウイニング・バイ・ルージング


サブタイトル
『ウイニング・バイ・ルージング』


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
アヤ「リュウ、ラマリスが現れるわよ!」
〔敵ユニット出現〕
リュウセイ「初手より数が少ねえ…!」
ライ「無尽蔵に湧いて出て来るわけではなさそうだな」
アヤ(でも、あの破片があそこにあったら…。もしかしたら、私とリュウの念がラマリス出現のきっかけになっているのかも知れない)
ヴィレッタイ「別の伏兵が私達を見ているはずだ。決して油断しないように」
リュウセイ「ああ、わかってらあ!」
<戦闘開始>
リュウセイ「まだまだ行けるぜ! ラマリスめ、どんどん出て来やがれってんだ!」
ライ(トロニウム・エンジン、各部モーター、大尉の体調に異常はないが…もし、中型のラマリスが複数出続けたら、消耗戦になる)(もうしばらくすれば、ハガネが来てくれるが…)
ヴィレッタ(! この気配…先程より強い)「スピリア0より各機へ。別の敵が来たわよ」
〔敵ユニット出現〕
リュウセイ「あのマシンは!」
ライ「ゼ・バルマリィ帝国の人造人間、バルシェム・シリーズの機体か」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

ヴィレッタ(…隊長機はいないようね)
アヤ「彼らがここへ現れたということは、あの破片はユーゼス・ゴッツォ絡みの…!」
アイン(SRXシーム…また彼らと遭遇するとは)
〔通信のコール音〕
スペクトラ「アイン、調査チームは?」
アイン「キャンイス隊は撃墜され、残りは亡霊達に食われてしまったようだ」
スペクトラ「事前に何か報告はあった?」
アイン「ああ、めぼしい物はなかったと」
スペクトラ「なら、破片を回収しなさい。あれは絶対にヴェート達に渡してはならない。命令の優先度は後者の方が上よ」
アイン「了解」
ヴィレッタ「一番後ろの機体が指揮を執っているようね。リュウセイ、あれを鹵獲するわよ」
リュウセイ「あいつを捕まえて、色々聞き出そうってか。わかったぜ!」
<戦闘開始>

<アイン、HP30%以下・勝利条件達成>

アイン「くっ…! 破片を渡すわけにはいかない…!」
ヴレッタ「今だ、あの機体の鹵獲を」
リュウセイ「おう! アヤ、念動フィールドを両手に集中させてくれ!」
アヤ「わかったわ」
アイン「もしや、俺を捕らえる気か…!?」
リュウセイ「さあ、観念しやがれ!」
アイン「……!」
〔アイン、後退〕
〔リュウセイに爆発〕

リュウセイ「うぐっ!」
〔アイン、前進〕
〔リュウセイに爆発〕

アイン「な、何だ、あいつ!? 急に動きが良くなりやがった!」
〔アイン、前進〕
〔リュウセイに爆発〕

リュウセイ「くっ! 素早く動き回られたら、SRXの運動性じゃ対処し切れねえ!」
ヴィレッタ(あのバルシェムは、他と違う…?)
アヤ「両腕を切り離して、私の念で遠隔操作するわ!」
リュウセイ「いや、それじゃ叩き落とされる! 無敵剣で動きを止めてやるぜ!」
ライ「胴体を、コックピットを破壊するなよ!」
リュウセイ「わかってる!」
〔リュウセイ、アインへ隣接〕
アイン(大技を仕掛けて来るか…!)
〔アイン、落下物へ隣接〕
ヴィレッタ「!」
〔リュウセイ、アインへ攻撃〕
[イベント戦闘「リュウセイvsアイン」]
アイン「これで…いい…!」
〔敵ユニット撃破〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

万能戦艦母艦ハガネ ブリーフィング・ルーム
リュウセイ「すまねえ…。まさか、あいつが破片を背にして、自分から斬られに来るとは思わなかった」
ヴィレッタ「仕方がない…あれは私も予想できなかった。そして、その勢いでZ・Oソードを止めたり、逸らしたりするのは無理だわ」
ライ「結局、あのバルシェムは我々が破片を回収できぬよう自らを犠牲にしたのでしょうか」
ヴィレッタ「そうね。破片は爆発で粉々になり…敵機の残骸も回収できなかった」「ただ、結果的にラマリスは消滅し、その後も出現していない。それが不幸中の幸いね」
アヤ「やはり、あの破片はユーゼス・ゴッツォ絡みの物だったんでしょうか…」
ヴィレッタ「私が撮影した映像を元にして3Dデータを作り、検証してみたところ…あれはアダマトロンの一部だということが判明した」
リュウセイ「!!」
アヤ「で、でも、アダマトロンはクロスゲートの向こう側の空間で爆散したのに…」
ライ「クロスゲート・バーストで破片が地球に降り注いだということですか」
ヴィレッタ「おそらくは。そして、バルシェム達はそれを回収すべく動いていたと思われるわ」
リュウセイ「あいつら…破片を集めて、アダマトロンを再生させるつもりなのか?」
ライ「だとしたら、先程の破片を何としても回収するはずだがな」
ヴィレッタ「彼らの真の目的は、いまだ不詳…上も今後の対応については協議するだろうが、神出鬼没なだけに困難でしょうね」
リュウセイ「アダマトロンの破片を奴らより先に見つけ出して、回収しちまうってのはどうだ?」
ヴィレッタ「多分、誰かがその任務を遂行することになると思うわ」
リュウセイ(誰かって…俺達がやらされそうだな)
ヴィレッタ「ともかく、私達の機体は爆発に巻き込まれたおかげで大規模な修理を行わなければならない」「なので、SRXチームにはしばらくの間、休暇が与えられるわ」
リュウセイ「おっ、そいつはありがてえ。ゆっくりプラモが造れそうだぜ。なあ、マイ」
マイ「うん、私も積みプラを消化する」
アヤ「つ、積みプラ? 何なの、それ?」
リュウセイ「まだ作ってないプラモデルのことさ。たくさんあると積み上がるから、積みプラ」
アヤ「なるほど…って言うか、マイ。そんなにたくさんプラモデルを買ったの?」
マイ「そう、30個ほど。クローゼットのい中にしまってある」
アヤ「だから、個室に行っても見当たらなかったわけね…」
リュウセイ「ところで、隊長。戦闘前の話の続きなんだけどさ」
ヴィレッタ「何だ?」
リュウセイ「バー以外に行く所があるみてえなことを言ってたけど、どこなんだ?」
ヴィレッタ「ダンシング・メイド・スタジアムよ」
リュウセイ「は!?」
アヤ「えっ!?」
ライ「ダンシング・メイド…スタジアム?」
ヴィレッタ「その名の通り、メイドのコスチュームを着てダンスバトルをするイベントよ」
アヤ「ど、ど、どうして隊長がそんな所に…!?」
リュウセイ「そ、そうだよ。ある意味、バート真逆の世界じゃねえか」
ヴィレッタ「だからこそだ。特定のコミュニティとだけ接触していても、コミュニケーションスキルは向上しない」
リュウセイ「いやいや、だからってさあ」
「だからこそだ。特定のコミュニティとだけ接触していても、コミュニケーションスキルは向上しない」 「ダンシング・メイド・スタジアムはアマチュアの出場者でも企業が運営する事務所に仮所属することになり…」「イベントではファンとの距離がスタッフによって管理、確保される。つまり、握手会や撮影会が安全に行われるのよ」
アヤ「あ、握手会…」
ライ「隊長がそんなことを…」
リュウセイ「バレたらどうすんだよ、バレたら」
ヴィレッタ「身元は偽装しているし、そもそもコスチュームプレイ…変装しているから、問題ない」「事実、気づいたのはギリアム少佐だけだった」
リュウセイ「ま、まさか、あの人、ダンシング・メイド・スタジアムに出入りしてんのか!?」
ヴィレッタ「いや、ネットにアップされた私の画像を見て、探りを入れてきただけよ」
アヤ「それで気付くギリアム少佐も凄いですね…」
ライ「ダンシング・メイド・スタジアムでどうやってコミュニケーションスキルを…?」
ヴィレッタ「イベントの握手会や撮影会で許されるファンとの会話時間はだいたい10秒から20秒…」「私達はその短時間の会話で彼らの心をさらに掴み、支援を継続してもらうことも要求される」「つまり、コミュニケーションスキルの向上に最適な修練というわけよ」
ライ「ダンスもですか」
ヴィレッタ「そちらは色々な体術をマスターしているから、比較的得意で…それなりの数のファンがいてくれる。女性がかなり多いけど」
アヤ「あ~、何かわかるような気がします…」
リュウセイ「つーか、真面目なのはいいんだけど、やり方が両極端なんだよなあ」
マイ「…一度、隊長のダンスバトルを見てみたい」
ヴィレッタ「ふふ…機会があればね」
【シナリオエンドデモ終了】

● 第2話「インビジブル・フラグメント」 へ戻る


◆ 「天下無敵のスーパーロボット」 へ戻る

◆ 「ショートシナリオイベント」 へ戻る

◆ 「スーパーロボット大戦DD」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。