第3話
三つの魂
【シナリオデモ開始】
タワー内部
隼人「1時間後に我々は出撃し、メカギルギルガンを光子力研究所へ誘導しようと考えています」「その理由は、奴の現在位置から近く、地の利があるからです」
弓教授「それに咥え、諸々の支援も出来る。決戦の場としては最適だ。そちらの票性を受け入れよう」
隼人「ご理解、感謝します」
弓教授「マザーバーンは相変わらずメカギルギルガンから離れぬようだが…その本当の理由は、彼らがあれを恐れているからかも知れん」
甲児「でも、あいつはベガ星連合軍の兵器ですよ」
弓教授「暴走する危険性があるとしたら…あの装甲は、メカギルギルガンの枷も兼ねているのではないか」
甲児「だとしても、それごとぶち壊してやりますよ」
さやか「甲児君、くれぐれも気を付けてね。いざという時は、アフロダイAで出るから」
甲児「光子力研究所が最終防衛ラインになるけど、さやかさんの出番が来ないよう頑張るぜ」
ジュン「鉄也も無茶は禁物よ」
鉄也「生半可な攻撃では倒せん相手だ。無傷で帰れるとは思っていない」
弓教授「例の三連同時攻撃だが、次は上手く行きそうかね?」
甲児「今、弁慶さんとムサシがそのための特訓をしています」
さやか「特訓って…何をやってるの?」
甲児「柔道だよ」
タワー内部
弁慶「くうう…効いたぜ、久々の大雪山おろし」
ムサシ「あんた、さっきの技を知っているのか」
弁慶「ああ、先輩には随分としごかれたからな。あの人の技は、骨の髄まで叩き込まれている」
ムサシ「だが、俺はあんたのことをよく知らない。息を合わせろと言われても、自信はない」
弁慶「構わん。タイミングは俺の方で合わせる。お前に投げてもらったのは、改めて確認をしたかったからだ」
ムサシ「確認…?」
〔歩み寄る足音〕
竜馬「弁慶「そろそろ時間だ。準備はいいか?」
弁慶「おう」
リョウマ「ムサシ、特訓の手応えはあったのか?」
ムサシ「…よくわからんな」
宙「おいおい、そんなんで大丈夫かよ。次の作戦の肝はお前と弁慶さんなんだぜ」
弁慶「自分で言い出した以上、何とかするさ」
隼人「では、作戦概要を改めて説明する。俺達でメカギルギルガンを光子力研究所へ誘導した後…」「円盤獣やミニフォーがいれば、それらを撃破。その後、メカギルギルガンにある程度のダメージを与え…」「竜馬とリョウ、俺とハヤト、弁慶とムサシで三連同時攻撃を行い、奴の装甲を破壊したら全員で総攻撃」「それでケリを付ける。失敗したら、後がないと思え」
甲児「わかってます。光子力研究所が決戦の場となるなら、俺にとっちゃ背水の陣ですからね」
鉄也「俺もだ」
明「何度も逃げるわけにはいかねーからな。全力を尽くすぜ」
大介「本来、ベガ星連合軍は僕が対処するべき敵だ。みんなの力を借りて、すまないと思っている」
宙「今さらの話だってんだよ。俺達は三連同時攻撃の担当じゃねえが、ベガ星の連中にスーパーロボット軍団の団結力を見せてやろうぜ」
大介「ああ」
リョウマ「スーパーロボット軍団か…」
宙「何だ、不服か? それも今さらの話だぜ」
リョウマ「いや、悪い気はしない」
美和「リョウ君達はすっかり馴染んでいるものね。そういう縁だったのよ、きっと」
ムサシ(縁…)
竜馬「さあ、さっさと出撃して、メカギルギルガンをぶちのめすぞ」
隼人「各員、直ちに機乗しろ」
ハヤト「了解した」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
『三つの魂』
【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現〕
鋼鉄ジーグ「ミッチー、メカギルギルガンは?」
美和「ゆっくりと東京方面へ進行中…私達に対応する素振りは見せていないわ」
隼人「奴と接触しなけれな、誘導は出来んか」
ハヤト「今までは俺達が撤退しても、メカギルギルガンは折ってこなかった。上手く誘き出さなければ、その場での足止めで終わってしまう」
隼人「そうなったら、そこを決戦の場にするまでだ。地の利はないがな」
〔レーダー反応〕
美和「前方より円盤獣が接近中!」
〔敵ユニット出現〕
デューク「ベガ星連合軍め、僕らをメカギルギルガンの所まで行かせないつもりか」
ハヤト「前回の戦闘で、こちらに何らかの策があると気付いているだろうからな」
鉄也「ブラッキーもああ言ったものの、警戒はしているわけか」
竜馬「ここで足止めを食らえば、その分メカギルギルガンが東京へ近付く! さっさと雑魚を蹴散らすぞ!」
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
隼人「…片付いたな。先を急ぐぞ」
美和「待って下さい! 敵の増援が来ます!」
〔敵ユニット出現〕
鋼鉄ジーグ「ちっ、今度は数が多いぜ!」
隼人「これでは時間を食うだけでなく、エネルギーや弾薬も消耗する…」
鉄也「奴らは俺が引き受ける。みんなはメカギルギルガンの所へ行ってくれ」
甲児「俺も付き合うぜ、鉄也さん!」
デューク「待て、君達だけでは!」
竜馬「格好付けてんじゃねえ!」
鉄也「冷静に状況を判断したまでだ。グレンダイザーはメカギルギルガンに対し、最適の囮になり得る」「そして、円盤獣との戦闘では鋼鉄ジーグやデビルマンよりマジンガーの方が向いている」
甲児「その通りだ。装甲が厚いから、長持ちするぜ」
隼人「だが、いざという時に…」
〔レーダー反応〕
美和「こ、この反応は!」
〔味方ユニット出現〕
早乙女博士「こんな所で足止めを食らっておるとはな」
竜馬「ジジイ、何しに来やがった!?」
早乙女博士「不甲斐ないお前達を笑いに来た…と言えば、満足か?」
竜馬「違うのかよ!?」
早乙女博士「そうだ。ワシが授けた知恵の実を無駄にするでない。さっさと先へ進むがいい」
竜馬「まさか、俺達を助けようってのか!?」
あしゅら男爵「否! メカギルギルガンを排除する役目を譲ってやろうと言うのだ!」
甲児「あしゅら、お前…!」
イキマ「だが、勘違いするなよ! あの怪獣を倒した後は、貴様らを屠ってくれる!」
鋼鉄ジーグ「とどのつまりは、漁夫の利狙いじゃねえか!」
隼人「だが、当面の目的は一致している。各機、ここは彼らに任せるぞ」
竜馬「ジジイに乗せられるのは面白くねえが、そうさせてもらうぜ!」
〔味方ユニット離脱〕
早乙女博士「ふっ…ぬかるでないぞ、スーパーロボット軍団よ」
【戦闘マップ1終了】
【戦闘マップ2開始】
ジュン「弓教授、スーパーロボット軍団がメカギルギルガンの誘導に成功しました。まもなく、こちらへ来ます」
弓教授「了解した。各員は敵襲に備えてくれ」
〔味方ユニット出現〕
甲児「よし、先回りは成功だぜ! さあ、来やがれ! メカギルギルガン!」
〔敵ユニット出現〕
ブラッキー「ふん、何らかの策を講じているようだが、それも徒労に終わるわ!」
デューク「僕達は諦めない! この緑の星を必ず守り抜いてみせる!」
ブラッキー「ほざけ! あの光子力研究所をお前達に墓標にしてくれる!」
隼人「手はず通り、まずは円盤獣とミニフォーを撃破。その後、メカギルギルガンにダメージを与えろ」
竜馬「やるぞ、みんな! スーパーロボット軍団の意地を見せろ!」
リョウマ「奴の面も見飽きた…ここで終いにしてやる!」
甲児「光子力研究所のみんなも生命を張ってくれてるんだ! この先には進ませねえ!」
鋼鉄ジーグ「日本には俺達がいるってことを今一度思い知らせてやる!」
<戦闘開始>
<メカギルギルガンHP20%以下・勝利条件達成>
デビルマン「奴の修復タイミングが前より遅い! ダメージが蓄積してるんじゃねーのか!?」
デューク「だが、エネルギーを温存しているのなら、大破しても元通りになりかねない」
隼人「やるなら、今…三連同時攻撃を仕掛ける! 各機、配置に付け!」
〔味方ユニット、フォーメーション〕
ブラッキー「性懲りもなく、同じ手で来るか!」
リョウマ「竜馬、遅れるなよ!」
竜馬「誰に向かって言ってやがる!」
リョウマ「行くぞ! ゲッタァァァァァ!!」
竜馬「ビィィィィィィィィムッ!!」
〔メカギルギルガンに爆発〕
竜馬「オープン・ゲェェット!!」
〔オープンゲット〕
〔隼人、変形〕
ハヤト「ファントム!」
隼人「ドリル!!」
〔メカギルギルガンに爆発〕
隼人「オープン・ゲット!」
〔オープンゲット〕
〔弁慶、変形〕
弁慶「やるぞ、ムサシ!」
ムサシ「成功する保証は出来ないぞ!」
弁慶「大丈夫だ! お前の技の切れは、あの人と寸分たりとも違わん! 俺がこの身で確かめた!」「戦分の一秒どころか、万分の一秒だとしても外しはしない! 行くぞ、ゲッタァァァァ!」
ムサシ「大砲弾!!」
〔メカギルギルガンに爆発×2〕
メカギルギルガン「グギャアアアア!!」
ブラッキー「ば、馬鹿な! 装甲が!!」
〔オープンゲット〕
〔竜馬、変形〕
竜馬「さあ、総攻撃だ! ゲッタァァァァァビィィィィィィィィムッ!!」
鉄也「サンダーブレーク!!」
デューク「反重力ストーム!!」
デビルマン「デビルアロー!!」
鋼鉄ジーグ「スピンストーム!!」
甲児「ブレストファイヤァァァァッ!!」
〔メカギルギルガンに爆発×2〕
ブラッキー「メ、メカギルギルガンが!!」
甲児「見たか! 科学と夢と情熱と日本の頭脳が生んだパワーを!!」
リョウマ「とどめはゲッターノワール・Gで刺す! 確実にな!!」
〔リョウマ、メカギルギルガンへ攻撃〕
[イベント戦闘「リョウマvsメカギルギルガン」]
〔敵ユニット撃破〕
デビルマン「おお、やったぜ!!」
ブラッキー「お、おのれ! おのれぇぇっ!!」
〔敵ユニット離脱〕
弓教授「ご苦労だった、諸君。これで一連のっ気は払拭できたよ」
さやか「みんなの団結力、見せてもらったわ」
甲児「でも、今回は俺達だけで成し遂げたわけじゃねえけどな」
鋼鉄ジーグ「ああ…早乙女博士のアドバイスがなけりゃ、勝てなかったかも知れねえ」
竜馬「ところで、ジジイ共は?」
ジュン「ベガ星連合軍を撃退した後、姿を消したようです」
竜馬「ふん…こっちに仕掛けて来ると思っていたがな」
リョウマ「奴らが現れたとしても、ゲッターノワール・Gで返り討ちにしてやるだけだ」
隼人「ともかく、弁慶、ムサシ…よくやってくれた」
甲児「大きさも速度も違うミサイルの着弾を完璧に合わせるなんて…オートで撃ったって出来ることじゃねえや」
ムサシ「俺は自分のタイミングで発射しただけだ」
竜馬「なら、弁慶がきっちり合わせたのか」
弁慶「ああ、阿吽の呼吸という奴だ」
隼人「この勝利、お前とムサシが最大の殊勲者だな」
弁慶「俺とムサシだけじゃない」(俺達3人の魂が、勝ったんだ…)
【戦闘マップ2終了】
【シナリオエンドデモ開始】
墓地
ムサシ「…何故、俺をこんな所へ連れてきた?」
弁慶「墓参りをするためだ」
武蔵「墓? 誰のだ?」
弁慶「俺の先輩…この世界での、お前のオリジナルだ」
ムサシ「なら、巴武蔵の…」
弁慶「ああ、報告したかったのさ。昨日の勝利は、俺とお前の先輩…3人の魂で掴んだ物でもあるからな」
ムサシ「俺達3人の…」
弁慶(先輩…何の因果か、今は俺がこいつの面倒を見てる。そして、あんたから受け継いだことを教えてやりたいと思ってる)(これも縁…そう、世界を跨いだ縁だ)(このムサシはあんたに近くて遠い存在だが、どうか見守ってやってくれ…)
【シナリオエンドデモ終了】
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