第3話
三匹が集う!
【シナリオデモ開始】
タワーブリッジ
隼人「先程、黒いゲッターロボがインベーダーの大軍と戦っているという報告が入った。今、映像を出す」
〔ハッチの開閉音〕
リョウマ「間違いない…ゲッターノワール2号機と3号機だ」
鉄也「場所は?」
隼人「飛騨山脈上空だ。直ちに出撃するぞ」
宙「了解!」
甲児「俺達もタワーに来ておいて、正解だったな」
美和「そうね、足並みを揃えられるから」
リョウマ「俺も行く」
弁慶「待て、お前のゲッターは本調子じゃないことがわかってる。修理を続けた方がいい」
リョウマ「今の状態でも戦える」
弁慶「だからと言って…」
竜馬「連れて行った方がいい。武蔵はともかく、隼人のクローンは理屈っぽいだろうからな…」「こいつが一緒だと、説明の手間が省ける」
隼人「フッ、確かに」
弁慶「やれやれ、お前に同意されちゃあな」
隼人「ゲッターノワール1号機の修理は中断。出撃準備を急がせろ」
ヤマザキ「はっ!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
鋼鉄ジーグ「ミッチー、飛騨山脈まであとどれぐらい掛かる?」
美和「20分程度よ」
鋼鉄ジーグ「リョウ、それまで2号機と3号機はもつのか?」
リョウマ「そう簡単にやられる連中じゃねえ」
〔通信のコール音〕
ヤマザキ「中佐、そちらの針路上にある岩川市近郊にインベーダーが出現しました」
隼人「ふん、待ち伏せか。民間人の避難状況は?」
ヤマザキ「岩川市は人口が少ないため、そちらが到達するまでにシェルターへの避難が完了すると思われます」
隼人「よし…鉄也とリョウは飛騨山脈へ向かえ。それ以外の者は、岩川市のインベーダーを駆除する」
リョウマ「いや、俺も行くぜ」
鋼鉄ジーグ「どういう風の吹き回しだ?」
リョウマ「俺にとってもインベーダーは倒すべき敵…それに、さっきも言った通り、ハヤトとムサシは簡単にくたばる連中じゃねえ」
鉄也「直近の敵の撃破を優先するということか?」
リョウマ「そうだ」
甲児「………」
竜馬「本人がその気なら、いいじゃねえか」
隼人「ああ、全員で岩川市へ向かうぞ」
リョウマ(さっきの流竜馬の言葉…ゲッターの本当の力を引き出せるかどうか、この目で確かめてやる…!)
【戦闘マップ1終了】
サブタイトル
『三匹が集う!』
【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現済み〕
鋼鉄ジーグ「ギリギリで間に合ったな。インベーダー共は、まだシェルターに辿り着いてねえ」
鉄也「だが、本番はこれからだ。ここを動かず、シェルターを守り切るぞ」
甲児「ああ!」
リョウマ「凝りもせず、また防戦…攻撃は最大の防御という言葉を知らねえのか」
甲児「防戦の何が悪い? 俺達は、自分が勝つことだけを考えて戦ってるわけじゃねえんだ」
リョウマ「それで負けたら、全てを失うだけだ」
甲児「わかってねえな。大事なものを守ることによって引き出される力があるんだよ」
リョウマ「…!」
竜馬「甲児の言葉の意味が理解できねえようじゃ、てめえはそのゲッターの力を引き出せんぜ?」
リョウマ(う…!)
甲児「もう一度見せてやるぜ、リョウ! 俺達の、守るための戦いって奴をな!」
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
弁慶…とりあえず、この場にいたインベーダーは片付いたか」
隼人「気を抜くな。連中の狙いの見当は付いた」
竜馬「奇遇だな、俺もだ」
リョウマ(…俺が動いて戦ったからこそ、勝ったんだ。あいつらだけじゃ、あのシェルターは…)
〔リョウマにスパーク〕
リョウマ「チッ、無理が祟ったか」
〔レーダー反応〕
美和「この反応は!!」
竜馬「リョウ! 動け!」
リョウマ「!?」
竜馬「ちいっ!」
〔竜馬、リョウマへ隣接〕
〔竜馬に爆発〕
竜馬「うぐっ!!」
甲児「今の攻撃は!?」
鉄也「ゲッタービームか!!」
〔敵ユニット出現〕
早乙女博士「フハハハハ! 仲間を庇うとは殊勝よのう、竜馬!」
竜馬「やはり現れやがったか、ジジイ!」
リョウマ「あれは!!」
早乙女博士「異世界のゲッターロボをもらい受けに来たぞ!」
【戦闘マップ2終了】
【戦闘マップ3開始】
〔戦闘マップ2から継続〕
コーウェン「見えるかい、スティンガー君。あれこそが別の可能性だよ」
スティンガー「う、うん、見えるよ、コーウェン君。扉の鍵になり得るね、あのゲッターロボは」
コーウェン「故に我らの物にしなきゃならない。未知の世界へ進出し、さらなる進化を遂げるために!」
隼人「案の定、インベーダーを繰り出してゲッターノワールを調べていたか…!」
コーウェン「狙いは真ゲッターではなかったが、結果的には良かった。そう思うよね、スティンガー君?」
スティンガー「そ、そうだね。真ゲッターにダメージを与えられたからね」
早乙女博士「竜馬よ! 異世界のゲッターロボを渡せば、今回は生命を助けてやっても良いぞ!」
竜馬「うるせえ! てめえに命乞いをするほど、酔狂じゃねえんだ!」
リョウマ「早乙女博士…ゲッターロボを作り出した男…そして…!」
竜馬「リョウ、奴の狙いは俺達だ! 返り討ちにするぞ!」
リョウマ「あ、ああ!」
隼人「甲児達はそのままシェルターを守れ!」
甲児「了解!」
<戦闘開始>
<早乙女博士HP50%以下・勝利条件達成>
早乙女博士「ぬう…!」
竜馬「どうした、ジジイ! 威勢がいいのは口だけか!」
コーウェン「だが、いつもの彼らの勢いではないよね、スティンガー君」
スティンガー「う、うん。連戦で疲れているんだね、コーウェン君」
甲児「負け惜しみを言うんじゃねえ!」
早乙女博士「笑止! 勝敗はまだ決しておらんわ! それに、竜馬! お前ならわかっておろう! 3人のパイロットが搭乗したゲッターの力を!」
竜馬「!」
早乙女博士「そして! 初代ゲッターチームの力を今こそ思い知らせてくれるわ!」
〔早乙女博士、回復〕
リョウマ「何!?」
早乙女博士「隙を見せおったな! くらえ! ゲッタービーム!!」
竜馬「させるか!!」
〔竜馬、リョウマへ隣接〕
〔竜馬に爆発〕
竜馬「うぐうっ!!」
リョウマ「何故だ!? 何故、俺を庇う!?」
竜馬「目の前で『俺』に死なれちゃ、美芽美が悪いからだよ!」
リョウマ「!!」
弁慶(素直にお前を護ると言ってやりゃあいいのに…!)
甲児「竜馬さん!!」
竜馬「来るな! てめえらはシェルターを守れ!!」
早乙女博士「フハハハ! そのダメージでは満足に戦えまい! どうやって異世界のゲッターを守る!?」
竜馬「うるせえ! てめえの首を掻き斬るのは、この身一つで充分だ!」
リョウマ「お、俺は…!」
早乙女博士「ならば、竜馬! まずはお前から死ぬがいい!!」
リョウマ「俺は!!」
〔早乙女博士に爆発〕
早乙女博士「むうっ!?」
コーウェン「上空から!?」
スティンガー「そ、そうだね、コーウェン君! 奴らが来たよ!」
〔味方ユニット出現〕
鋼鉄ジーグ「あれは!」
甲児「ゲッターノワールの2号機と3号機か!」
コーウェン「奴らめ、想定より早く包囲網を突破したな…!」
スティンガー「だ、だけど、これで手間が省けたんじゃないかな、コーウェン君」
リョウマ「ハヤト、ムサシ…!」
ハヤト「苦戦しているようだな、リョウマ」
ムサシ「手が必要なら、貸すぜ?」
リョウマ「ああ! ここで負けるわけにはいかねえんだ!」
早乙女博士「ゲッター1、2、3の改造機が揃ったところで、このゲッタードラゴンに敵いはせんぞ! 3機まとめて手に入れてやるわ!」
リョウマ「3機? 違うな!」
早乙女博士「何!?」
リョウマ「貴様がさっき言った通り、3人そろったゲッターの力を見せてやるぜ!!」
ムサシ「おい、あれをやるのか!?」
ハヤト「これまでの成功確率は…!」
リョウマ「今の俺なら出来る! ゲッターの力を信じるんだ!!」
〔リョウマ、早乙女博士へ攻撃〕
[イベント戦闘「リョウマvs早乙女博士」
〔リョウマ&ハヤト&ムサシ、合体〕
〔早乙女博士に爆発〕
早乙女博士「フハハハハハ! 素晴らしい、素晴らしいぞ、黒き流人共!」「その力、必ず我が物に! ハハハハ! ハーッハッハッハッハッハ!!」
〔敵ユニット撃破〕
鋼鉄ジーグ「やったか!?」
竜馬「さあ、どうだかな…」
弁慶「だが、この場は何とかなったぜ。リョウも仲間と合流できたしな」
甲児「それにしても、ゲッターノワールが合体するなんて…」
鉄也「あの3機はゲッターロボであり、ゲットマシンでもあるのか」
隼人「ゲッターノワール1号機の調査である程度予測はついていたがな」
弁慶「だったら、先に言えよ」
隼人「2号機と3号機を調べ、確証を得てからと思ってな」
ムサシ「…やれやれ、合体が上手くいって良かったぜ」
ハヤト「リョウマ、動きの粗雑さが多少マシになったな。何があった?」
リョウマ「フッ…話せば長くなるぜ」
【戦闘マップ3終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ハヤト「ここが並行世界だということはわかっていたが、ブレーンワールドに戻る方法は不明か…」
リョウマ「ああ」
隼人「………」
ハヤト「何だ? 自分のクローンが気になるのか?」
隼人「まあな」
竜馬「俺の気持ちがわかったか、隼人」
隼人「ああ、確かに妙な感じだ」
ムサシ「こっちの男は何だ? さっきから俺を見つめているが」
弁慶「いや、まあ…懐かしい気持ちになってな」
鉄也(車少佐は、巴少佐の後輩だからな…)
甲児「…なあ、リョウ。その…色々と悪かったな。それに、お前のおかげで…」
リョウマ「謝罪も礼も必要ない。お前達は守るべきものを守り、俺達は倒すべき敵を倒しただけだ」
竜馬「………」
隼人「ハヤト、ムサシ。ブレーンワールドへの帰還方法が見つかるまで、俺達がお前達を保護する」
ハヤト「フッ…まるで珍獣扱いだな」
ムサシ「だが、あてもなくこの世界を彷徨うよりマシだ」
隼人「それに、お前達は早乙女博士の標的でもあるからな」
リョウマ「…ブレーンワールドへ帰るまでの間、インベーダーを含めたお前達の敵との戦いに手を貸す」
隼人「ほう」
宙「前にも言ったが、どういう風の吹き回しだ?」
ムサシ「勝手に決めるな、リョウマ」
ハヤト「その通りだ。彼らに協力する必要は…」
リョウマ「ある。少なくとも俺にとってはな。お前らにもいずれわかるだろう」
竜馬「言うじゃねえか。何で手を貸す気になった」
リョウマ「お前が言った通り、『俺』に目の前で死なれたら、夢見が悪いからな」
竜馬「フッ…やっぱり、てめえは『俺』…」「流竜馬だぜ」
【シナリオエンドデモ終了】
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