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第1話
白き魔星にて


サブタイトル
『白き魔星にて』


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現〕
シズキ「ドライよりコントロール。状況確認。L5宙域、ホワイトスターS08フィールド。オペレーションSRW、フェイズ1」「第4、第5艦隊が第2次防衛線場へ到達するまで、敵機動部隊を陽動し、撃破します」
オペレーター「コントロール、了解。健闘を祈ります」
シズキ「はい」(異星人エアロゲイターの本拠地、ホワイトスターを破壊できなければ、人類に後はない…)(今の私と似たような感じですね)
〔レーダー反応〕
シズキ「!」
〔敵ユニット出現〕
シズキ「エンゲージ。ドライ、攻撃を開始します!」
<戦闘開始>

<敵全滅・勝利条件達成>

シズキ「ドライよりコントロール。ターゲットを全機撃破」
オペレーター「旗艦艦隊が予定位置まで移動。しかし、第4、第5艦隊が未到達のため、フェイズ2開始が遅れます」
シズキ(イレギュラー…今さら試すのですか)
〔レーダー反応〕
シズキ(私もこのドライも用済みだというのに…)
〔敵ユニット出現〕
シズキ(いいでしょう、これが最後なのですから)
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

シズキ「ドライよりコントロール。ターゲット、確認、攻撃を開始します」
オペレーター「コントロールよりドライ。180秒以内にターゲットを全て撃破して下さい」
シズキ「ドライ、了解しました」(それを果たしたからといって、何になるのでしょう…)
<戦闘開始>

<敵全滅・勝利条件達成>

シズキ「ドライよりコントロール。ターゲットを全機撃破しました」
オペレーター「コントロール、了解。旗艦グレートアークより伝達。フェイズ2へ移行」「HOSジャマー、発動。第4、第5艦隊がホワイトスターへ核ミサイルを発射」「この後、最終フェイズにて万能戦闘母艦ハガネとヒリュウ改の混成機動部隊が敵首魁を撃破…という流です」
シズキ「はい、存じております」
オペレーター「シミュレーションは終了。お疲れ様でした、シズキさん」
シズキ「いえ、こちらこそ」(これで終わりました…ありがとう、ドライ)
【戦闘マップ2終了】

新西暦と呼ばれる時代。
異星人や並行世界からの来訪者達との戦いが終わり、
しばしの時が経った頃。

地球連保伊政府大統領の意のままに動き、ISE戦術
(空母の役割を果たす機動戦艦と人型機動兵器による
電撃戦)を用いる特殊作戦部隊…

コードネーム『GS』の設立が水面下で進められ、
世情は再び混迷しつつあった。

そんな中、地球連邦軍尾基地でシズキ・シズカワは
ヒュッケバインMk-Ⅱというパーソナルトルーパーを
用いたテストを秘密裏に行っていた…。

【シナリオエンドデモ開始】
ユアン「今までご苦労だったね、シズキ君」
シズキ「わざわざ連絡をいただいて…申し訳ございません、常務」
ユアン「いや、謝らなくてはならないのは私の方だよ。テスラ・ライヒ研究所からの出向ということで何とか誤魔化したつもりだったんだが…」「結局、君の父上に知られてしまった」
シズキ「いえ…父の言い付けに背き、家を出たのは私ですので」
ユアン「林社長も懸念していたのだが…知っての通り、シズカワ工業は我がマオ・インダストリーの重要な取引先でね。父上のご意向は無視できない」
シズキ「こちらこそ…今まで私のわがままを聞いて下さり、、感謝しております」
ユアン「君がドライんおテストパイロットを務めてくれたおかげで、トライアルでいい結果が出せたし、色々なデータも取れた」
シズキ「ですが、ドライはもう御役御免です。名前も所在地も伏せられたまま、眠りに付くのでしょうか…」
ユアン「それなんだが、社長の命令で秘密裏にあるプロジェクトを進めることになってね。連邦軍からの依頼ではなく、自発的に」
シズキ「差し支えなければ、教えていただけますか」
ユアン「ああ、008Lの強化計画だよ」
シズキ「008L…初代のヒュッケバインですね」
ユアン「あのシリーズはMk-Ⅲ移行の開発も進めているが、初代にそれらと同等、あるいは上回る攻撃力を持たせるつもりだ」「実は、追加武装のプロトタイプが完成していて、そちらへ送ってあるのだが…ドライでそのテストを行う予定なんだ」
シズキ「オルレアンにあるEXではなく?」
ユアン「そう、あれには別の用途があってね」
シズキ「なるほど。それで、ドライのグラビコン・システムが強化されたというわけですか」
ユアン「ああ」
シズキ「その追加武装のテストに携われないのは、残念です」
ユアン「だが、君をこれ以上巻き込まずに済む。ここ最近、色々とキナ臭くてね」「実は今、私はオルレアンにいて…ここにはドライ以外のヒュッケバイン・シリーズが集められているんだ」
シズキ「え? 何故です?」
ユアン「アルテウル・シュタインベック特次副大統領の命令としか聞いていない。それで、全機をハワイのヒッカム基地まで移送するんだ」
シズキ「ドライはその中に含めなくてよろしいのでしょうか?」
ユアン「表向きには、量産型ヒュッケバインMk-Ⅱのトライアル用データ取得機として、バラされていることになっている」「だから、ドライという名前で呼ばれ、格納庫から出される事はないのだよ」
シズキ「………」
ユアン「おっと、そろそろ時間だ。君の迎えは我が社から出す。せめて、それぐらいはやらせてくれたまえ」
シズキ「ありがとうございます」
ユアン「それでは…また連絡するよ」
〔通信の閉じる音〕
シズキ(私はともかく、ドライ…ヒュッケバインMk-Ⅱ3号機の行き場は他にないのですね…)
【シナリオエンドデモ終了】


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