TOP PAGEへ

第1話
荒野のザ・ヒート

【シナリオデモ開始】
メール「ダーリン…」
ランド「何だ?」
メール「勝手にZEUTHを離れて、良かったの?」
ランド「ZEUTHは二つに分かれてそれぞれ別々の道を行くことになった。で、今は大規模な補給中だ」「その間は好きに過ごしていいって言われてんだ。俺達もそうするだけだ」
メール「だったら、みんなと一緒にどこかにバカンスに行けばよかったのに…」「あ、もしかして、あたしと二人っきりになりたかったから、別行動なの?」「別にみんなの前でイチャイチャしてもいいんだよ。だって、フィアンセなんだから」
ランド「あのよ、メール…親方も言ってただろ? 働かざる者食うべからず…ってよ」「俺達の本業は修理屋だ。ZEUTHが休みん時んは、そっちに精を出すさ」
メール「さすが、ダーリン! ちゃんとパパの言いつけを守ってるんだね!」
ランド「止せっての。親方が行方不明の今、俺はさすらいの修理屋、ピーター・サービスの看板を守ってるだけだ」
メール「そうだね。その看板を下ろしちゃったら、ただの…」
ランド「ただの?」
メール「ううん、何でもない!」(危ない、危ない…。あの言葉がぽろっと出ちゃう所だった)
ランド「何を慌ててんだ?」
メール「でも、出張修理の依頼は終わったんだから、ちょっとぐらい、どこかで遊んでいこうよ」
ランド「気を抜くなよ、メール。この辺りには、おかしな盗賊団が出るらしいぜ」
メール「盗賊団?」
ランド「おうよ。このご時世、盗賊なんてのは珍しくねえが…」「そいつらは、見たことのねえようなメカに乗って、人さらいもやってるそうだ」
メール「やだなぁ…。どこもかしこもそういう物騒な話ばっかりだよ」
ランド「そう言うな。世界がぐちゃぐちゃになっちまったおかげで、誰も彼もが大変なんだ」「って言っても、盗賊なんてもんは許されねえがな」
メール「じゃあ、もし、そいつらが現れたら?」
ランド「決まってるぜ、俺の熱い一発を…」
メール「な、何の音!?」
ランド「見ろ、メール! 向こうで戦闘が起きてる!」
メール「もしかして、噂の盗賊団…!?」
ランド「だとしたら、放ってはおけねえ! 行くぞ、メール!」「ここはザ・ヒートの出番だ!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
『荒野のザ・ヒート』


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現〕
ランド「様子はどうだ、メール!?」
メール「向こうの戦闘は終わったけど、こっちに来るみたい!」
ランド「ってことは、次は俺達を的にするってわけかよ!」
〔敵ユニット出現〕
メール「来たよ! 数は…たくさん!」
ランド「あっちの眼鏡のメカ…初めて見るな」
〔カーソル、を指定〕
ランド「こっちに仕掛けてくるってことは、連中が噂の盗賊団なのは間違いねえようだな」
メール「どうするの?」
ランド「どうするもこうするも、向こうさんはどう見てもやる気だお付き合いするしかねえぜ」「降りかかる火の粉は払う! そいつが悪党なら、とっちめる! それが俺の…ザ・ヒートのやり方だ!」
メール「OK、ダーリン! これは正当防衛だから、思いっ切りやっちゃって!」
ランド「そういうこった! しっかりつかまってろよ、メール!」
<戦闘開始>

<ランドが戦闘>

ランド「こういう悪党の相手をするのも慣れたもんだぜ」
メール「ZEUTHでは毎日がこうだもんね」
ランド「だが、今日の俺はZEUTHじゃねえ! 修理屋ピーター・サービスだ!」「その看板を背負ってんだ! いつも以上に熱く行くぜ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ランド「よっしゃ、片付いた」
メール「あっちあっち、ダーリン! 逃げ出そうとしてる奴がいるよ!」
ランド「でかした、メール! 追い込みをかけるぞ!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ランド「そこまでだ、悪党共! 神妙にお縄をちょうだいしやがれ!」
ベガ兵「ひ、ひええっ! 見つかっちまった!」
ソルジャー「くそっ、わざわざ追って来たか!」
ランド「悪党を放っておいたら、また悪さをしでかすだろうからよ」「言っとくが、先に手ぇ出したのは、そっちだからな。無事に帰れると思ったら、大間違いだぜ」
ベガ兵「帰る…? そんなことは、とっくに諦めている」
ソルジャー「この多元世界に、俺達の居場所などない」
ランド「お前ら…」
ベガ兵「次元震だか何だか知らんが、こんな滅茶苦茶な世界に放り込まれて…」「仲間とはぐれ、目的も失った俺達はこうするしかない!」
ソルジャー「全ては生きるためだ! そのためには他人の物を奪うしかない!」「悪いのは、この世界そのものだ!」
メール「何言ってんのよ!? そんなの、誰だって同じだよ!」「それでもお天道様に恥じないようみんな真面目に生きてるのに、それを…」
ランド「止めろ、メール」
メール「でも…!」
ランド「みんながみんな、そんな風に強くは生きられねえんだよ」「もちろん、盗賊なんてのをやってる奴が悪いのは間違いねえ。だがよ…」「罪を憎んで人を憎まず…。こいつらにも同情する所はある」
ベガ兵「お前…!」
ソルジャー「俺達のことをわかってくれるのか!?」
ランド「俺も、ちょっと道を誤れば、お前らと同じようになってただろうからよ」「だが、俺の場合、親方に出会ったおかげで日の当たる真っ当な道を進むことが出来た」「だから、俺は決めたんだ。道を外れた奴がいたら、殴ってでもそいつを止める…」「曲がってるものは直す、それが、修理屋である俺の役目だ」
ソルジャー「レンチを持ったライオン…ザ・ヒートの噂は伊達ではないということか」
ランド「止せやい。俺を持ち上げても、何も出ねえぜ」
ベガ兵「その熱で全てを破壊する…」
ソルジャー「まさにザ・クラッシャー…!」
ランド「何だとぉぉぉぉっ!!」
ソルジャー「!?」
メール「あちゃ~…あの名前でダーリンを呼んじゃったか…」(ザ・クラッシャー…。悪党を相手にするとやり過ぎちゃうダーリンに付けられた通り名…)(あの名前で呼ばれると、すぐにキレちゃうのよね…。ちょっと自業自得でもあるけど…)
ベガ兵「に、逃げるぞ! このままじゃ、壊される!」
ソルジャー「お、恐ろしい! やっぱり、奴はザ・クラッシャーだ!」
ランド「その名で俺を呼ぶんじゃねえぇぇぇぇぇぇっ!!」
メール「ちょっと待った、ダーリン! 向こうから何か来るよ!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現〕
メール「来るよ、ダーリン! 大物だ!」
〔敵ユニット出現〕
ランド「どうやら、あれが盗賊団にお主力らしいな」
メール「どうしよう、ダーリン! このままじゃ、まずくない!?」
ランド「ZEUTHに救援を頼んでも、すぐには来られねえ! ここは俺達でやるだけだ!」
メール「待って、ダーリン! 他にも来た!」
ランド「またかよ! そいつは勘弁してくれ!」
メール「よくわかんないけど、あっちとこっちの二方向からだよ!」
〔味方ユニット出現〕
メール「ロボットだ! 片っぽは、すっごく大きい!」
ランド「もう一体の四本角のロボットは、太平洋で見た奴だ!」
〔万丈、前進〕
メール「両方共、盗賊団の円盤ロボットと戦うみたいだね」
ランド「敵の敵は、味方ってことだ! あいつらと協力して、やるぞ!」
<戦闘開始>

<ランドが戦闘>

ランド「どうやら、あの盗賊団…色んな世界の人間が集まってるようだな」
メール「そこはZEUTHに似てるね」
ランド「だが、それで悪事を働くんじゃ放ってはおけねえ! 同情はするが、きっちり片付ける!」

<デュークが戦闘>
デューク(世界は戦いに満ちている…)(その中で僕に何が出来る…?)

<万丈が戦闘>
万丈(見つけた…)(逃がしはしない…今度こそ!)

<敵全滅・勝利条件達成>
ランド「ふう…何とかなったな」
メール「さっきの調子のいい二人組には逃げられちゃったね」
ランド「まあ、いいさ。連中に落とし前を付けさせるのは後でも出来る」「まずは通りすがりの親切な人達に挨拶をしねえとな」「そういうわけだ、お二人さん! 礼を言わせてくれ!」
万丈「………」
デューク「………」
メール「返事、ないね…」
ランド「だが、立ち去らねえんだから、話をする気はあるってことさ」(あの雰囲気…どうやら、訳ありのようだな)(ま…こんな世の中だ。誰も彼も似たようなもんだがよ)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ランド「ありがとさんよ。おかげで助かったぜ」
万丈「困った時はお互い様だ。気にしないでくれ」
ランド「お、おう…」
万丈「おかしなことを言ったかい?」
ランド「もっと無愛想な人間かと思ったら、太陽みたいな笑顔を見せられたんで面食らっただけだ」
万丈「そうか…。さっきは、ちょっと考え事をしていたんでね」
ランド「で、そっちの兄さんは確か太平洋で会ったことがあるよな?」
大介「…そうかも知れません」
ランド「OKだ。あんたに事情があるのは何となくわかってる」「今日のところは余計なことを聞く気はねえ。まずは助けてもらった礼を言わせてくれ」
大介「そのことですけど、あなたは、あの盗賊団を追うつもりなのですか?」
ランド「まあな。あいつらには借りが出来ちまったしよ」「何より、色んなことに負けて他人様に迷惑かけてる連中の根性は叩き直してやらねえとな」
大介「でしたら、僕もあなたに同行します」「彼らは、この周辺一帯から女性をさらっているようなので」「僕は、彼女達の家族から救出を頼まれているんです」
ランド「人さらいか…。ますます放っておけねえな」
万丈「乗り掛かった船だ。僕も手伝おうか」
ランド「そいつは助かる。連中は色んな世界から来た奴の寄せ集めらしく、戦力が読めね」「こっちも兄さん達みたいなツレがいれば、心強い」
万丈「それはこちらも同じだ。宜しく頼む」
ランド「じゃあ、太平洋の兄さんはともかく、そっちの兄さんの名前を聞かせてくれねえか?」
万丈「いや…名乗る程の者でもないさ」
ランド「けどよ…」
万丈「悪いな、僕にも事情があるんだ」
ランド「…了解だ。だが、こっちは自己紹介するぜ」「俺はランド・トラビス。ガンレオンで修理屋ピーター・サービスをやってる」「人呼んで、ザ・ヒートだ」
大介「よ、よろしくお願いします…」
万丈「なるほど。その名に違わぬ熱い男のようだね」
メール「そうよ! だって、あたしのダーリンだから!」
万丈「君は?」
メール「あたしはメール・ピーター。ピーター・サービスの経理と庶務と記録係でダーリンのフィアンセだよ」
大介「え?」
ランド「説明は面倒なんで、そういうことにしておいてくれ。ついでに、この話題はこれっきりだ」「ま…俺にも事情があるってことよ」
大介「よろしくお願いします。ランドさん、メールさん」
ランド「ランドでいいぜ。悪い盗賊団をとっちめる仲間なんだしよ」
大介「ありがとうございます」
ランド「何だよ、ちゃんと笑えるじゃねえか」「笑い方を忘れちまってるなら、俺がヒート・スマイルを伝授してやろうと思ったのによ」
メール「止めてよ、ダーリン! こんな王子様みたいな人にそういうのは似合わないから!」
大介「………」
ランド「とにかくだ! 当面、あんたらはピーター・サービスのアルバイトだ」「メシの心配はしなくていいぜ。そこらの準備は万端だ」
万丈「ありがたい。そういうことの手配は任せる」
大介「盗賊団の追撃が来る可能性もある。ここに留まるのは危険だな…」
万丈「この先に森林地帯がある。そこへ移動しよう」
万丈「了解だ。そこで落ち合おう」
ランド「バイトが2人も増えて、一気にピーター・サービスも業務拡張だな」
メール「太陽みたいな人と王子様みたいな人…。どっちも事情があるみたいだね」
ランド「だが、2人とも、いい奴だ。それは間違いねえ」
メール「うん」
ランド「行こうぜ、メール。俺をあの名前で呼んだ奴らに落とし前を付けなきゃならねえからな」
【シナリオエンドデモ終了】


● 第2話「旅は道連れ世は混沌」 へ進む


◆ 「荒野のザ・ヒート」 へ戻る

◆ 「ショートシナリオイベント」 へ戻る

◆ 「スーパーロボット大戦DD」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。