No.41
涙の兄弟拳!東方不敗暁に死す
サブタイトル
「涙の兄弟拳!東方不敗暁に死す!」
【シナリオデモ開始】
〔カーソル、ランタオ島を指定〕
ランタオ島/山岳部
サイ・サイシー「宝華教典! チェストーッ!」
アルゴ「ぬうん!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
ゾンビ兵「・・・・・・」
チボデー「ち、ぞろぞろと!」
ジョルジュ「ローゼスビット!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
ゾンビ兵「・・・・・・」
ドモン「どけええい!」
東方不敗「ふはははは、どうしたどうした! このわしと戦いたくばここまで来てみろ!」
ドモン「おのれ東方不敗っ!」
東方不敗「それとも貴様らだけでは、雑兵の相手も満足につとまらんか? シャッフル同盟も地に落ちたものよな!」
サイ・サイシー「なんだと、この!」
ジョルジュ「その言葉、捨て置けませんね」
東方不敗「ふっ、ならばどうする?」
ドモン「知れたことだ! うおおおおっ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
ゾンビ兵「ギェェェェ!」
東方不敗「そうだ、それでよい! さあ早く来いドモン、わしとデビルガンダムの元に!」
〔カーソル、ランタオ島を指定〕
ランタオ島/岸部
ムウ「こいつが・・・リングバリアってやつか?」
マリュー「島全体が、バリアで囲まれているわ」
ノアル「おいおい、中でボクシングでもやってるってのか?」
ミリアリア「艦長、やはりだめです! 内部との交信不可、機体認識もできません!」
マリュー「まずいわね・・・ここは敵地だっていうのに」
甲児「こんなもん、上から飛び越せばいいじゃねえか。ちょいと行ってくらあ」
レイン「ま、まって!」
〔放電音〕
〔画面、発光〕
〔画面、振動〕
甲児「うわあっ! し、しびれる!」
さやか「甲児君!」
ボス「おい兜! どうしたってんだよ!」
レイン「だめよ、上空もバリアで覆われているの。目に見えなくても、海底から地中まで完全にふさがれてるわ」
甲児「そ、そいつを早く言ってくれよ、レインさん!」
Dボウイ「突破することは出来ないのか?」
フリーマン「ガンダムファイトのために作られたバリアだ、モビルファイターの使用しているエネルギー波長を干渉させれば何とかなるかもしれん。だが・・・」
レビン「だがってなによチーフ。勿体ぶって」
ミリー「あ、そうか。モビルファイターってドモンさん達の機体だから・・・」
バルザック「肝心のそいつらが、閉じこめられてるわけだ」
フリーマン「そうだ。我々だけではどうにもできん」
〔モニターの開閉音〕
シュバルツ「モビルファイターがあれば何とかなると言ったな?」
ユリカ「え、その声は・・・シュバルツさん?」
シュバルツ「ならば、打つ手はある!」
〔カーソル、沖縄近海へ移動〕
連合軍旗艦
コルベット「ただ見ているだけで良いのですかな?」
アズラエル「たまには楽させてもらいましょうよ。あの爺さんには何の義理もないんだし」
コルベット「しかし、うまく挟撃できれば」
アズラエル「あ~もう、めんどくさいことはごめんです。それに元々あれは、僕のオモチャですからね」
コルベット「オモチャ」
アズラエル「青き清浄なる世界のために、地球と人類にやさしいバケモノって奴です。あの爺さんから、そろそろ譲ってもらいたいと思っていたところでしてね」
コルベット「・・・・・・」
アズラエル「アレンビーが上手くやってくれますかね。ま、所詮は人形ですから、あまり期待はしてませんけど」
〔カーソル、ランタオ島へ移動〕
ランタオ島/海岸部
レイン「これが、ライジングガンダム?」
シュバルツ「そうだ、君がこれに乗れば、私のシュピーゲルと2体で干渉波エネルギーを作り出せる」
フリーマン「発生したエネルギーをバリアにぶつけるんだ。同調する部分に隙間ができるはずだ」
マオ「隙間が出来たところで、内部に侵入して発生装置を破壊すると。これはあたしたちの専門ね」
宗介「肯定だ。任せてもらおう」
シュバルツ「頼んだぞ。急がねば、あまり時間が・・・ぐ、ごほっ!」
豹馬「お、おい! どうした!」
エイジ「具合が悪いんじゃないのか?」
十三「まさか、前もろうた怪我、治ってへんのか?」
シュバルツ「大したことはない。それより早く」
レイン「は、はい」
シュバルツ(もってくれよ、この体・・・)
〔カーソル、ランタオ島を指定〕
ランタオ島/山岳部
東方不敗「ふふん、さすがにやるではないか」
ドモン「雑魚をいくらけしかけても無駄だ!」
東方不敗「よく言ったドモン。ではそろそろ本気にさせてやるとしよう! いでよ、デビルガンダム四天王、其の壱!」
ミケロ「ドモン・カァァァッシュ!」
ドモン「ミケロ! 貴様も再生したのか!」
ミケロ「今度こそ貴様も終わりだ! 覚悟しろドモン!」
東方不敗「続いて弐!」
チャップマン「・・・・・・ふ、ふふふ・・・」
チボデー「な、何だと!」
ジョルジュ「ミケロ、チャップマン、またもあなた方が・・・!」
ミケロ「ふふふ、わあっははははは!」
チャップマン「・・・・・・くくくく・・・」
東方不敗「ふふふ、どうだシャッフル同盟よ! こやつらを見事倒せるか?」
アルゴ「ふん、上等ではないか!」
サイ・サイシー「シャッフル同盟がそろえば、何が来たってこわくなんかない!」
〔カーソル、ランタオ島を指定〕
ランタオ島/海岸部
シュバルツ「ぐ・・・ど、どうだ」
レビン「もう少し圧力上げて! まだ狭すぎるわ!」
レイン「く、くうううっ!」
ユリカ「レインさんがんばって! もうちょっとです!」
マオ「どうソースケ!? 行けそう?」
宗介「よし、何とか通れる。すまんがこのまま持ちこたえてくれ」」
かなめ「気を付けてよ、宗介!」
宗介「地雷源に比べればどうって事はない。安心しろ千鳥」
かなめ「宗介・・・」
マオ「大丈夫よ、カナメちゃん。あいつは元々、こういうことのプロだから」
クルツ「ソースケ、どうだ!」
宗介「く・・・まだだ。後20秒もたせてくれ」
レイン「は、早く・・・」
シュバルツ「ぐ、ぐはあっ!」
デビッド「お、おい!」
シュバルツ「ま、まだだ・・・まだ倒れるわけには!」
宗介「いいぞ、突破した!」
クルツ「やったか? シュバルツ、もういいぞ! よくもたせてくれた!」
宗介「目標確認、破壊する!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
統夜「やった! すぐにドモン達の所へ行こう!」
レイン「シュバルツ、大丈夫?」
シュバルツ「ああ・・・だがさすがに、すぐには動けん。先に行ってくれ」
レイン「わかったわ!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
チャップマン「死ねえええっ!」
ミケロ「喰らえぇっ、ハイパー銀色の脚! スペシャルゥゥッ!」
〔味方全機に爆発〕
アルゴ「何とおっ!」
サイ・サイシー「ちぇっ、あいつらDG細胞のおかげでやたらパワーアップしていやがるぜ」
チボデー「こりゃちょっとばかり本気にならないとまずいかな」
東方不敗「どうした、その情けないザマは!? 所詮貴様らは、デビルガンダムと戦う器ではないということか! ならばいっそ、この場で死ねいっ!」
ドモン「くそっ、誰がこのまま・・・!」
〔味方戦艦出現〕
マリュー「やらせるなっ! ヘルダート!」
〔ミケロに爆発〕
東方不敗「むう?」
マリュー「間に合ったか!?」
東方不敗「何と!?」
ジョルジュ「アークエンジェル、ナデシコ!」
アルゴ「・・・ふっ。助けられたか」
ユリカ「お待たせしました! 今行きますよ、シャッフル同盟のみなさん! ガンダムファイト! レディ・ゴー!」
ルリ「何ですかそれ?」
〈出撃準備〉
東方不敗「彼奴らめ、バリアを破りおったか」
サイ・サイシー「アニキ、みんなが!」
ドモン「ああ!」
東方不敗「それもよし! ならばこのリングで決着を付けるのみ!」
<戦闘開始>
<敵10機以下・味方援軍1&敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
アレンビー「ドモーーーン!」
東方不敗「む・・・?」
アレンビー「ドモン! そこにいたの!?」
サイ「あれはオーブに出たモビルファイター!?」
ミリアリア「連合軍にいた機体が、どうしてここに・・・?」
アレンビー「ドモン! さあ、闘ってよ私と! 私と闘おうよっ!」
ドモン「あ、アレンビー! お前、やっぱり・・・! 東方不敗! これが貴様のやり方か!」
東方不敗「ちっ、アズラエルの小僧めが、浅知恵を使いおる」
アレンビー「さあドモン! ファイトしようよ! 私とぉっ!」
ドモン「くっそおおお!」
〔味方ユニット出現〕
レイン「やめて、アレンビー!」
ドモン「レイン? レインか!? それは・・・ライジングガンダム!?」
レイン「ドモン、私も戦う! 私は、ドモン達のような武闘家の心は持ち合わせていない。だけどアレンビーみたいに、DG細胞に犯された人を救いたいという気持ちは誰にも負けない!」
ドモン「レイン・・・」
東方不敗「おのれ、次から次へと! 仲間の助けがなければ何もできんかドモンよ!」
ドモン「黙れ! 俺達の勝利は、共に戦った仲間の想いと共にある! 東方不敗、勝負はこれからだ!」
東方不敗「よかろう、ここで引導を渡してくれるわ!」
〔敵ユニット出現〕
甲児「デビルガンダム! やっと姿を見せやがったな!」
ムウ「ようやく大将のお出ましかい?」
ユリカ「各機、ゴッドガンダムを援護! ドモンさん、いよいよですね!」
ドモン「俺はやる! 必ず奴を倒す! 行くぞぉぉぉっ!」
東方不敗「来るがいい、ドモンよ!」
<統夜vs東方不敗>
統夜「あんたほどの力がありながら、それをこんな事に使うなんて!」
東方不敗「何もわかっておらんガキは、引っ込んでおれ!」
<ドモンvs東方不敗>
ドモン「デビルガンダムを使って、世界を我が物にせんと企む悪党が!」
東方不敗「たわけがっ! わしがいつ、そんなものを欲しいと言った!」
ドモン「ボアザンやブルーコスモスと手を組みながら、まだしらを切るつもりか!」
東方不敗「わしは奴らの力を利用しただけだ! その力でデビルガンダムが復活できれば、それでよし!」
ドモン「なら! なぜデビルガンダムが必要だ!」
東方不敗「知りたいか? ならば勝負の二文字をもって教えてくれよう!」
<ドモンvsミケロ>
ドモン「ミケロ! 悪魔に魂を売った貴様などに!」
ミケロ「つああああっ! 見せてくれる、ガンダムへブンズソードの力をっ!」
<ドモンvsチャップマン>
ドモン「なんて火力だ! だがしかしっ!」
チャップマン「・・・く、くくくくく・・・」
<チボデーvs東方不敗>
チボデー「俺のパンチにゃあ、夢と希望が山ほど乗ってるんだ! てめえなんぞに倒されはしねえ!」
東方不敗「夢だと、希望だと!? そんな甘っちょろい物でこのわしが倒せるか!」
チボデー「アイル・ネバー・ギブアーーップ!」
<チボデーvsミケロ>
チボデー「覚悟しな、ウイナーは俺達なんだよ! グッバイ、チキン野郎!」
<チボデーvsチャップマン>
チボデー「面白え! あんたとは一回、 ガンでやりあって見たかったのよ!」
<サイ・サイシーvs東方不敗>
サイ・サイシー「天に竹林! 地に少林寺! 目にもの見せるはオイラの功夫!」
東方不敗「こざかしいわあっ!」
サイ・サイシー「チェエエストオオッ!」
<サイ・サイシーvsミケロ>
サイ・サイシー「オイラもいるって事、忘れちゃ困るぜぇ!」
<サイ・サイシーvsチャップマン>
サイ・サイシー「四天王だかなんだか知らねぇが! 目に物見せてやるぜっ!」
<ジョルジュvs東方不敗>
ジョルジュ「はあああああああっ!」
東方不敗「ほう、全てを捨てて、心の底より闘いを求めるその姿。やるではないか、いつもの気取った戦いぶりとは雲泥の差よ」
ジョルジュ「そう、全ては仲間のため、そして自らのため! マスターアジア、覚悟!」
<ジョルジュvsミケロ>
ジョルジュ「正々堂々と戦うのが 騎士の誇り! 偽りの力を持ったあなたは、所詮我が剣の敵ではない!」
<ジョルジュvsチャップマン>
ジョルジュ「ムッシュ、チャップマン! サンド家当主、ジョルジュ・ド・サンドが、いつぞやの借りをお返しする!」
<アルゴvs東方不敗>
東方不敗「何に義理立てして戦う!? ブラックジョーカー、いやアルゴ・ガルスキー!」
アルゴ「俺は知った、闘う事で得られる物が、勝利だけではないと言う事を!」
マスター「ふふん、命が惜しくないと見える!」
アルゴ「惜しいさ。だが貴様とデビルガンダムを倒さん限り、未来はない!」
<アルゴvsミケロ>
アルゴ「来い、鳥野郎! フライドチキンにしてやるぜ!」
<アルゴvsチャップマン>
アルゴ「図体がいくらでかかろうが、 そんなものは!」
<レインがアレンビーを説得>
レイン「アレンビー! もうやめて!」
アレンビー「ドモン! ドモンはどこ!」
レイン「アレンビー、あなたファイターの心までなくしてしまったの?」
アレンビー「ドモン、どこ? 私を一人ぼっちにしないで! 私だって・・・私だってドモンのこと好きなんだから!」
レイン「アレンビー・・・」
アレンビー「ドモーーーン!」
レイン「アレンビー、どうすれば・・・あ、あれは・・・バーサーカーシステム!? あれを破壊すれば、ひょっとして!」
<キョウジにダメージ>
東方不敗「ふははははは、どうしたどうした! 威勢のいいのは口だけか!」
統夜「つ、強い! 以前やり合った時より、まだ・・・」
東方不敗「力及ばぬ者は、リングの上で死ぬまでの事よ!」
ドモン「くそ、俺はみんなの力を借りてここまで来られたんだ! その友の志を無駄にはできんっ! 俺は必ずデビルガンダムを倒す!」
<キョウジHP50%以下>
〔キョウジ、回復〕
〔味方ユニット出現〕
シュバルツ「くっ! やはりキョウジを討たない限り、デビルガンダムは倒せんっ!」
ムウ「シュバルツ!」
ユリカ「シュバルツさん、もう大丈夫なんですか?」
東方不敗「おのれ、またしても出おったか!」
シュバルツ「そうだ! 貴様などに我が弟をやらせはせんっ!」
ドモン「え・・・?」
勇「い、今何て言ったんだ?」
健一「弟だって? それじゃあ・・・」
ドモン「ま、まさか・・・まさかと思ってたけど・・・兄さん?」
シュバルツ「ふふふふ・・・心配かけたな、ドモン」
ドモン「じゃ、じゃあ・・・やっぱり兄さんなんだ!」
東方不敗「ふはははは! やはりな、貴様の正体、わしの思っていた通りであった!」
ユリカ「え、え? どういうことなんですかこれ?」
シュバルツ「話は後だ! 今はデビルガンダムを倒す事が先決! 行くぞドモン!」
東方不敗「言うてくれるわ!」
シュバルツ「とおおっ!」
統夜「な、何をするつもりなんだ?」
シュバルツ「知れた事! デビルガンダムを食い止めるのよっ!」
〔シュバルツ、キョウジへ隣接〕
キョウジ「・・・・・・」
キラ「な・・・こ、これは!?」
ブレード「キョウジ・カッシュが二人?」
ドモン「こ、これは! 兄さんが二人・・・どういうことなの、兄さん!」
シュバルツ「ドモン、全てを話そう。私はキョウジであってキョウジでない。いわば、影」
ドモン「影・・・」
キョウジ「そうだ。鏡に映る影。私はDG細胞の力を借りて作り出されたキョウジのコピーだ。全てはデビルガンダムを抹殺するためにな」
ユリカ「ま、待って下さい! それじゃ、デビルガンダムで、世界を征服しようとしてたのって・・・」
シュバルツ「それは違う! そもそもデビルガンダムは地球再生を目的として作られた物だ!」
比瑪「地球再生・・・?」
シュバルツ「アルティメットガンダム三大理論。自己再生、自己増殖、自己進化は、全て地球の自然復活のための物だった。だが、その驚異的な力に目を付けた奴らがいた。連合軍と、背後にいるブルーコスモスだ」
ムウ「何だと? 連中、それを隠して俺達に尻拭いさせようとしてたのか?」
シュバルツ「私はアルティメットガンダムに乗り込み、地球へと逃れた。しかし落下の衝撃でプログラムは狂ってしまい・・・恐ろしいデビルガンダムとなってしまったのだ」
ドモン「そんな・・・そんなことも知らずに俺は兄さんを・・・」
キョウジ「キョウジはお前を守るために、倒されたネオ・ドイツのファイターに全人格を移し替え、私を作り上げたのだ。ドモン・・・私もつらかったぞ」
ドモン「兄さん! やっぱりあんたは俺の兄さんだ!」
東方不敗「真実を知ったかドモン! 見よ、あの哀れな兄の姿を!」
ドモン「何!」
東方不敗「山中で貴様がデビルガンダムを倒した代償がそれよ! しかるにドモン! 貴様が新たな生体ユニットとなり、デビルガンダムをよみがえらせるのだ!」
ドモン「東方不敗・・・貴様という奴は!」
シュバルツ「そうはさせん! デビルガンダムの再生は私が押さえる! ドモン、みんな、撃て! 私と一緒に、デビルガンダムを!」
統夜「な、何だって!?」
カティア「そんなことをすれば、あなたも一緒に!」
ドモン「そんな・・・そんな! 僕にはできない!」
シュバルツ「甘ったれたことを言うな! その手に刻まれた紋章の重さを忘れたか!」
ドモン「紋章の、重さ・・・」
東方不敗「やめろドモン! 貴様実の兄を殺めるつもりか・・・ぐ、ぐうっ! ごほっごほっ! くそ、こんな時に・・・!」
シュバルツ「私とキョウジの悲劇を繰り返させていいのか! 頼むみんな! 私はもう長くはもたん、再生を押さえられるのもあとわずかだ!」
ユリカ「で、ですが・・・」
ドモン「兄さん・・・わかった」
マリュー「ドモン君!?」
シュバルツ「それでいい・・・デビルガンダムの呪いから私たちを解き放つために!」
東方不敗「止めろ! デビルガンダムなくして地球の未来は・・・!」
統夜「くそ・・・やるしかないのか!」
〔味方ユニット離脱〕
<ミケロ撃破>
ミケロ「う、うおぉぉぉぉーっ!!」
<チャップマン撃破>
チャップマン「う・・・く・・・」
<アレンビー撃破>
〔敵ユニット離脱〕
<東方不敗撃破>
東方不敗「お、おのれ・・・ごほっごほっ・・・! ま、まだ終わりではないっ!」
〔敵ユニット離脱〕
<キョウジ撃破>
※※まだ東方不敗健在の場合、セリフ追加※※
東方不敗「や、やめろおおっ!」
ドモン「兄さん・・・」
シュバルツ「ドモン・・・」
キョウジ「ドモン・・・」
ドモン「爆熱・・・石破・・・天驚・・・ッ!」
キョウジ「ありがとう・・・」
ドモン「にっ・・・兄さーーーーーん!」
<敵全滅・勝利条件達成>
〔敵ユニット出現〕
東方不敗「ぐ・・・がはあっ! くそ、このわしの体さえまともなら、こんなことには、ならなんだ・・・」
ドモン「何!?」
美久「マサト君、あれ!」
マサト「マスターアジア! 何てしぶといんだ」
東方不敗「体さえまともなら、わし自らがデビルガンダムの生体ユニットとなり、人類を抹殺していたものを!」
忍「人類抹殺だと? てめえ、やっぱり・・・」
甲児「ロクでもねえ事たくらんでやがったな!」
統夜「何だってフューリーと同じ事を言う!?」
カティア「あなた、まさか・・・」
東方不敗「愚か者があっ! わしがあのような輩と同類だと思うてか? よいか、わしが人類の抹殺を願うは、全て地球のためよ!」
勇「何だと!?」
東方不敗「全てはプラントとの戦争に始まった、人類自らによる地球の破壊! お主らもその目で見たはずだ、オーブを! アラスカを!」
アスラン「それは・・・」
ムウ「・・・人類がいなくなれば戦争が終わるって理屈か?」
東方不敗「違うというのか? それこそがデビルガンダムの出した結論だ。人類さえいなければ地球はよみがえる。そして最強に進化したデビルガンダムさえいれば、プラントも、異星人も、フューリーですらもこの地球に手出しはできん・・・」
カガリ「そ、そんなのって!」
ドモン「東方不敗! 貴様は間違っている!」
東方不敗「何?」
ドモン「何故なら、人類もまた地球が生み出した天然自然の一部だからだ! それを忘れた貴様のやることは、単なる人殺し! 人類抹殺しての理想郷など、愚の骨頂に過ぎんっ!」
東方不敗「く・・・これほど言うてもわからんか、この馬鹿弟子が!」
ドモン「キング・オブ・ハートの名にかけて! 貴様の野望、俺が砕く!」
東方不敗「ならばよい! 貴様が正しいかわしが正しいか、決着を付けてくれるわ! 貴様の拳でわしを止めてみよっ!」
〔東方不敗、後退〕
〔ドモン、東方不敗へ接近〕
豹馬「まだやるってのか、あの野郎!」
十三「加勢するで、豹馬!」
チボデー「待て!」
豹馬「な、何?」
チボデー「・・・手を出さねえでくれ」
小介「ど、どうしてですか?」
サイ・サイシー「・・・これは、アニキと師匠の戦いなんだ」
アルゴ「俺達はそれを見届ける責任がある」
ジョルジュ「先代シャッフル同盟から受け継いだ使命なのです」
東方不敗「行くぞドモン! 流派! 東方不敗が!」
ドモン「最終奥義! 石破! 天驚拳ーーー!」
〔武器の発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
ドモン「う、うおおおおっ!」
東方不敗「どうした、そこまでか! 膝を踏ん張り、腰を入れんか! その程度では悪党一人倒すことはできんぞ!」
ドモン「何故だ・・・拳から深い悲しみが伝わってくる・・・東方不敗の拳が泣いている! うおおおおっ!」
東方不敗「どうした、自ら膝をつくなど、勝負を捨てた者のやることぞ! 立て、立ってみせんか!」
ドモン「俺は・・・俺はあんたを越えてみせろ! はああっ!」
東方不敗「ぬおおっ!」
統夜「今だあっ!」
鉄也「行け、ドモン!」
健一「とどめを!」
アキト「撃つんだあっ!」
ドモン「石破天驚! ゴッドフィンガアア!」
〔ドモン、東方不敗へ隣接〕
〔機体の拘束音〕
〔画面、フラッシュ〕
ドモン「ヒート・・・エンドォッ!」
〔爆発音〕
〔ドモンから光の広がり〕
東方不敗「よぉし・・・」
ドモン「え・・・?」
東方不敗「今こそお前は・・・本当の・・・キング・オブ・ハート・・・」
ドモン「しっ、師匠ーーー!」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔カーソル、ランタオ島を指定〕
[イベントデモ「東方不敗暁に死す」]
東方不敗「なあ、ドモン。わしは教えられたよ。人間もまた自然の一部、それを破壊するは自然を破壊すると同じ・・・わしは同じ過ちを繰り返すところであった」
ドモン「し、師匠・・・」
東方不敗「わしをまた、師匠と呼んでくれるか」
ドモン「俺は今になって、初めて師匠の悲しみを知った。なのに俺は、あんたと張り合うことだけを考えていて、話を聞こうともしなかった! あんたは最後まで、俺の事を・・・」
東方不敗「何を言う、所詮わしは大罪人よ・・・だがな、見てくれ。わしの身体は一片たりともデビルガンダム細胞に犯されてはおらん・・・」
ドモン「分かっていた! 分かっていたのに!」
アキト「ちっ、ちくしょう! こんなのって・・・」
甲児「よせって・・・ぐすっ、なんでお前らまで泣いてやがるんだ」
豹馬「これが泣かずにいられるかってんだよ!」
統夜「・・・・・・」
フェステニア「統夜、あんたも・・・?」
統夜「わ、悪いかよ!」
東方不敗「地球は美しいな、ドモン」
ドモン「はい・・・とても美しゅうございます」
東方不敗「ならばドモン! 流派東方不敗は!」
ドモン「王者の風よ!」
東方不敗「全新! 系裂!」
ドモン「天破! 侠乱!」
東方不敗「見よ! 東方は・・・赤く、燃えて・・・いる・・・」
ドモン「師匠!」
東方不敗「・・・・・・」
ドモン「師匠・・・師匠ーーーー!!」
〔カーソル、沖縄近海へ移動〕
連合軍旗艦
アズラエル「・・・どいつもこいつも。気に入りませんね」
コルベット「当てが外れたらしいですな。デビルガンダムはもとより、生体ユニットの候補までも失ってしまうとは」
アズラエル「あの爺ィがあそこまでイカれてるなんて、考えませんよ普通! おかげで一年がかりの仕込みがパァだ!」
コルベット「どうします、今攻撃すれば、敵は疲弊しているはずですが」
アズラエル「腹いせに、ですか。勝手に何でもしてください、僕は寝ます!」
コルベット「・・・ふん」
連合兵「いかがいたしますか?」
コルベット「前進だ。気に入ろうが気に入るまいが、攻撃の機会を逃すわけにはいかん」
〔カーソル、ランタオ島へ移動〕
ナデシコ メディカルルーム
アレンビー「・・・あ・・・」
レイン「アレンビー! よかった、気が付いたのね!」
アレンビー「わ、私・・・私・・・!」
レイン「大丈夫、もう大丈夫よ。アレンビー・・・どうしたの?」
アレンビー「私・・・レイン達と戦ってしまった・・・。DG細胞に犯されて、バーサーカーで狂わされて・・・」
レイン「もういいのよ、アレンビー。あなたのせいじゃないもの」
アレンビー「ドモンが、本当に大切に思ってる人を・・・」
レイン「え?」
アレンビー「ううん、何でもない。助けてくれてありがとう、レイン。これからは私も戦う」
レイン「アレンビー・・・」
アレンビー「私だってドモンの役に立ちたいもの。ね?」
ナデシコ ブリッジ
メグミ「艦長、トイ・ボックスから通信です」
ユリカ「あ、テッサさんですか。そういえば、まだ報告してませんでしたね」
〔モニターの開閉音〕
テッサ「ミスマル艦長? 緊急のお知らせです」
ユリカ「え? 何だかいきなりですね。何でしょう?」
テッサ「連合軍の太平洋艦隊がそちらに向かっています。どうやら見張られていたようですね」
ヒカル「見張られていた? それじゃあ、ここで戦ったことも全部知ってたんじゃん」
ウリバタケ「どっちが勝つか、高みの見物なさってたわけだ。うれしくって泣けてくらあ」
テッサ「こちらもうかつでした。ミスマル艦長・・・」
ユリカ「はい、そうですね。ここは逃げましょう」
リョーコ「げ、やっぱり?」
フリーマン「今の状態で大部隊を相手にできるかね?」
リョーコ「わかってるよそんなことは。どうも調子が狂うなこのおっさんは」
ユリカ「それじゃ、緊急発進です! ミナトさん、おねがい!」
ミナト「了解!」
テッサ「あなたがたは、これから宇宙へ?」
ユリカ「はい。結局、ノヴィス・ノアに行けなかったのが残念ですけど・・・」
テッサ「私から伝えておきましょう。ブレン達のことも」
比瑪「よろしくお願いします。みんないい子にしてるって」
テッサ「ふふっ、わかりました」
ユリカ「ありがとうございます。いつもお世話になっちゃって、すいません」
テッサ「私がお手伝いできるのはこれくらいですから。今、宇宙に出るのは、正直危険だとは思います。でも、あなた達にお願いするしか、我々には・・・」
ユリカ「そんな、何言ってるんですか! 待っててください、和平会談を成功させて、すぐに帰ってきますから!」
【シナリオエンドデモ終了】
● No40「すれ違う運命」 へ戻る
● No42「その男の狂気」 へ進む
◆ 「スーパーロボット大戦J」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。