No.43
Darkside Of The Moon
サブタイトル
「Darkside Of The Moon」
【シナリオデモ開始】
〔カーソル、プラントを指定〕
プラント
パトリック「今何と言った?」
ザフト兵「は、特務隊のアスラン・ザラが地球軍の物と思われるシャトルで戻って参りました。事情が事情だけに、指示をいただきたいと」
パトリック「これによこせ!」
ザフト兵「は、はい」
〔扉の開閉音〕
アスラン「議長閣下・・・いえ、父上」
パトリック「どういうことだ? フリーダムはどうした」
アスラン「聞きたいことがあって来ました。父上は、この戦争をどうお考えなのですか」
パトリック「何を言っておる? 報告をせんか!」
アスラン「プラントと連合、木星連合、グラドス、ラダム・・・それにフューリーという謎の存在まで現れて、戦火は大きくなるばかりです。このままでは、地球どころか人類が滅亡するのは目に見えています」
パトリック「どこでそんな考えを吹き込まれてきた? あの女、ラクス・クラインにでもたぶらかされたか!」
アスラン「父上! こうして力と力がぶつかり合って、本当に戦争が終わると!?」
パトリック「終わる! ナチュラル共を全て殺し尽くせばな! 言えアスラン、ジャスティスとフリーダムをどうした!? 返答によっては、お前とてただではおかん!」
アスラン「・・・本気でおっしゃっているのですか!」
パトリック「応えろ! 応えぬならお前も反逆者だ!」
アスラン「銃を!? ち・・・父上っ!」
〔銃声〕
〔扉の開閉音〕
ザフト兵「な、何事ですか!?」
パトリック「こいつを連行しろ。殺しはせん、ジャスティスとフリーダムの居所を吐くまではな。見損なったぞ、アスラン」
アスラン「く・・・お、俺もです」
〔カーソル、地球へ移動〕
ナデシコ/メディカルルーム
ミユキ「・・・・・・」
Dボウイ「チーフ、ミユキはどうなんだ? もう何日も意識が無い。体の傷は治ってるはずだろう?」
アキ「ミユキさん・・・」
Dボウイ「チーフ、答えてくれ。ミユキは・・・」
フリーマン「君をブラスターに進化させたやり方を元に、出来る限りの事をしている。だが、もともとブラスター化そのものが大きなリスクを伴っているのだ」
レイン「それでも、近い内に結論が出るわ。Dボウイさん・・・心の準備をしておいて」
Dボウイ「心の準備だって?」
ノアル「おい、そいつは・・・万が一ってこともあるって事か?」
レビン「もう、ノアル! やめてよそんなこと言うの」
フリーマン「酷なようだが、必ずうまく行くという保証はできない。おそらく、可能性として50パーセント」
Dボウイ「50パーセント・・・ミユキの命が・・・そ、そんな!」
アキ「Dボウイ、悪く取らないで。少なくとも絶望じゃないのよ」
Dボウイ「そんなことはわかっている!」
アキ「Dボウイ・・・」
レイン「大声を出さないで、気持ちは分かるけど」
Dボウイ「・・・・・・」
バルザック「落ち着けよ。確かに高くはないがな。だがゼロじゃねえんだぜ、Dボウイ」
レイン「とにかく全力を尽くします。あなたは戦いに集中して。辛いでしょうけど」
Dボウイ「・・・ああ、わかった。チーフ、レインさん・・・ミユキをたのむ。アキ」
アキ「え・・・何、Dボウイ?」
Dボウイ「すまなかった、つい・・・」
アキ「そんな、いいのよ。気にしないで」
〔カーソル、月面へ移動〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
グラドル兵「第5小隊、交信途絶! 第一から第四、依然応答ありません!」
シャピロ「どういうことだ! 派遣軍の前線部隊が、これほどまでに」
グラドス兵「敵部隊、防衛線を突破した模様です!」
シャピロ「支援部隊を繰り上げて、防衛に当たらせろ!」
グラドス兵「ま、間に合いません! 現在、全ての前線部隊との通信が・・・」
シャピロ「何と・・・ぜ、全滅だと・・・? 敵は数機のはずではないか、そんなバカなことがあってたまるか!」
グラドス兵「司令官殿! このままでは本営が攻撃に晒されます!」
シャピロ「く、くそ・・・引くしかないか」
〔モニターの開閉音〕
カルラ「どうしたシャピロ! 少数の敵に何をふがいない」
シャピロ「敵の正体がわからんのだ! 交戦する前に殲滅される、正面から相手にできる物ではない!」
ギウラ「常日頃、人類を越えて神に近づくとほざいていた割には、いざとなると弱気だな」
シャピロ「何とでも言え! 全滅の前に撤退する!」
カルラ「無様な物だ、はははは」
ギウラ「わあっはっはっは」
シャピロ「く、くそ・・・っ! 防衛線を後退させる! ル・カイン閣下の本隊と合流するぞ!」
〔カーソル、月を指定〕
月面
ジュア=ム「死ね死ね死ね死ね死ね死ね! てめえら人が寝てる頭の上で、勝手に基地なんか作るんじゃねえ!」
従士「ジュア=ム様、敵は撤退を始めました!」
ジュア=ム「ああ? 一匹も逃がすな! 全て殺せ! フューリー以外の生き物はいらねえんだ! 月からも宇宙からも消してしまえ!」
〔カーソル、プラント周辺宙域へ移動〕
ナデシコ/ブリッジ
ミナト「まもなく月に最接近します。みんな、敵に見つからないようにお祈りしててね」
アラン「このあたりはグラドス勢力のど真ん中だ。慎重に行こう」
ユリカ「もしもの時にはダッシュで逃げます! ルリちゃん、よく見ててね!」
ルリ「はい、わかりました」
プロスペクター「やはり落ち着きませんな。白鳥氏が指定した会見ポイントまで、あとどのくらいですか」
ミナト「現在地点から389:90、このまま順調だとして、ちょうど24時間ってとこかしら」
アーサー「こんなに急がなくても、遠回りして行った方が良かったんじゃないか?」
シモーヌ「だめよ。和平は一刻を争うんだから」
アーサー「でもさ・・・」
ラッセ「覚悟を決めな。どこを通ったって敵に見つからない保証はないしな」
ナンガ「そいつは言える。なにしろ宇宙には敵しかいない」
ナッキィ「今から会いに行くミスター白鳥をのぞいてね。どうしたんだい、そんなに心細い顔するなよ」
アーサー「う、うん」
ルリ「あ・・・」
メグミ「どうしたの?」
ルリ「月面に変な物が観測されました。空間位相の歪みが多数」
マサト「空間位相の歪み・・・しかも多数? そんな不自然な」
ユリカ「え、どういうこと?」
忍「月面と言やあ、グラドスの基地がある。連中が何かやってやがるのか」
マサト「人工的に空間位相を歪めようとすると、同時に膨大なエネルギーが観測されないとおかしいですよ」
プロスペクター「もしくはボソン反応ですかな。そのいずれも見あたらない?」
フェステニア「ねえ・・・アタシ、嫌な予感がしてきた。今、月に近づくと、何か怖いことが起こりそうな」
メルア「私もです。思い出したくないこと、思い出しちゃいそうで・・・怖い・・・」
カティア「統夜・・・私、震えてます?」
統夜「ああ。どうしたんだ? 君も、何か感じて?」
カティア「わかりません。わかりませんけど・・・」
統夜「・・・奴らが、いるって思うのか?」
ルリ「パターンを照合しました。ラースエイレム・・・しかも一回じゃありません。あっちこっちで発動してます」
美久「ラースエイレム!」
統夜「やはりフューリーの時間兵器か! それが、月面で?」
カティア「ああ・・・」
比瑪「ちょっと、どうしたの? 気分でも悪い?」
メルア「月・・・私達がいたのが本当に月だったとすれば・・・やっぱり月が」
フェステニア「マサト、前言ってたよね。フューリーは月の中にいるって」
マサト「あ、ああ」
カティア「で、でも、月にそんな基地らしい施設はないって・・・それにフューリーはどこにだって現れるわ」
統夜「どうして奴らが月面にいるかは、今考えてもしょうがない。それより、そこでラースエイレムが使われているって事は」
エイジ「月のグラドス軍と交戦しているのか!?」
マオ「そういうことになるわね。どうする艦長?」
ユリカ「・・・うーん」
アキト「何考え込んでるんだよ?」
ジュン「考えることないじゃない。僕ら用事があるんだし、関係ないことに首突っ込まなくても」
エイジ「で、ですが・・・」
アーサー「だめだめ、エイジ。この隙に、先へ進むべきだと思うな」
プロスペクター「まあ、常識ではそうでしょうな。艦長、何か気になることでも?」
ユリカ「・・・フューリーさんにラースエイレムがあり限り、グラドス軍に勝ち目はありませんよね」
ロアン「ええ、そうでしょうね。△△△△△△のような対抗手段がありませんから」
ユリカ「もし全滅しそうになったら、グラドスは同盟軍である木連軍に救援を要請するでしょう」
豹馬「あ、そうか!」
ちずる「そんなことになったら、和平会談どころじゃなくなっちゃうわ!」
ユリカ「そう、そしてそれを止められるのは、△△△△△△と私達だけなんです」
亮「ふむ、大局を見るなら、ここは戦いを避けるべきではない。悪くない判断だ」
雅人「時々、妙に冴えるよねこの人」
ユリカ「統夜さん、お願いできますか?」
統夜「もちろんです、俺達に出来ることがあるなら。みんな、頼む」
フェステニア「う、うん」
統夜「どうした?」
カティア「い、いえ。機体をスタンバイさせてきます。二人とも、行きましょう」
メルア「はい・・・それじゃ、先に行ってますね」
〔扉の開閉音〕
ヒカル「ねえ、あの子達、何か様子が変じゃない?」
デビッド「そうだな。月にフューリーがいるって聞いた時、顔色が変わったぜ」
統夜「すいません、俺も先に行ってます」
マオ「はいはい、行っといで」
〔扉の開閉音〕
マオ「あの子達のことは、統夜に任せとくしか無いんじゃない?」
シモーヌ「そうね、結構信頼しあってるみたいだし」
マオ「あのボーヤもなんだかんだ言って面倒見てるからね。最初の頃と立場が逆になってるって、気付いてるかしら?」
ユリカ「当艦はこれより進路を変更、月面に向かいます! パイロットのみなさんは、第一級配備で待機、よろしくお願いします!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
〔オルゴン・クラウド発動〕
〔第3軍ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕
グラドス士官「一斉勢射だ、殲滅しろ!」
ジュア=ム「まーだわかんねえのかよゴミが。全員殺す!」
〔ジュア=ムにエネルギーの収束〕
〔画面、システム起動〕
〔敵ユニット撃破〕
ジュア=ム「けっ、面白くもなんともねえ」
〔敵ユニット出現〕
ル・カイン「何だと! これは何というザマだ!?」
ジュア=ム「ふん、貴様がグラドスの大将かよ。人の頭の上に不細工な基地作りやがって、やかましいから全員抹殺な」
ル・カイン「我が軍に不意打ちを仕掛けたのは貴様か! 無礼な口を叩いたことを後悔するがいい、この私の」
〔ジュア=ムにエネルギーの収束〕
〔画面、システム起動〕
ジュア=ム「私のぉ? なんですかぁ?」
〔敵ユニット撃破〕
ジュア=ム「ひゃははははは! 悲鳴が聞こえないのが残念でしょうがないですねえ!」
ル・カイン「・・・・・・」
ジュア=ム「駆除完了、ってか? あ~あ、あっけねえ。切り裂いてやるぜ!」
従士「ジュア=ム様、オルゴン・エクストラクターに異常!」
ジュア=ム「ああ、何だ!?」
従士「ムーヴが低下しています! ラースエイレム停止・・・!」
ジュア=ム「何だと・・・?」
ル・カイン「うおお!」
〔ル・カイン、ジュア=ムへ攻撃〕
〔ジュア=ム、回避〕
ジュア=ム「うわあっと! あっぶねえ!」
ル・カイン「何と兵どもが・・・お、おのれ・・・何をしたか知らぬが、シャピロの言いおったとおり正面からは不利! ならば、こやつだけでも!」
〔モニターの開閉音〕
カルラ「ル・カイン様、お逃げ下さい!」
ル・カイン「この私に引けだと!? 何を言うか!」
カルラ「地球人の部隊がそちらに向かっています! このままでは挟撃のおそれがございます!」
ル・カイン「地球人共が・・・く・・・くそおっ! この屈辱、忘れんぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
従士「敵隊長機、離脱します! 追撃の御命令を!」
ジュア=ム「く、くくく・・・そうかあ、そうかよ・・・」
従士「ジュア=ム様・・・?」
ジュア=ム「ラースエイレムが停止した・・・そう言うことかよ・・・奴らが! 奴らがぁっ!」
〔味方戦艦出現〕
ムウ「うお、こいつは・・・こいつは非道いな」
アラン「ああ。月が、まるで地獄だ」
サイ「艦長、前方に機動部隊確認! 識別レッド、フューリー機です!」
ミリアリア「え、あれだけ?」
サイ「周囲に他の反応無し。あれが全部隊と思われます!」
マリュー「あの人数で、これだけの破壊をおこなったというの!?」
ジュア=ム「ひゃあっほおおおう!」
〔オルゴン・クラウド発動〕
〔味方ユニット出現〕
統夜「貴様、ジュア=ム!」
ジュア=ム「・・・会いたかったぜえ、統夜! 殺したくて殺したくて殺したくてよお!」
ルリ「敵隊長機、機体の仕様がこれまでと違います」
リョーコ「パイロットも変じゃねえか? 前はもう少しまともだったような」
統夜「ああ。オーブでアル=ヴァンと一緒に爆発した、あの時に何か・・・」
ジュア=ム「気安くあの方の名前を呼ぶなあっ! 滅茶苦茶だよ、貴様のおかげでアル=ヴァン様も俺も滅茶苦茶にされた! 統夜、貴様八つ裂きにしてぶっ殺す! そこ動くなあっ!」
統夜「確かなのは、前より始末が悪くなったって事だ!」
ジュア=ム「従士どもっ、作戦目的変更! こいつらを一人も生かして置くな! 殺す殺す殺す殺おおおおおす!」
ユリカ「全機発進! △△△△△△を援護しつつ敵を撃破して下さい、お願いします!」
〈出撃準備〉
統夜「行こう、カティア」
カティア「・・・は、はい」
統夜「どうした、怖いのか? フューリーとは何度も戦ってるだろ」
カティア「ご、ごめんなさい。自分でもわからないけど・・・月にあの人達がいるって思ったら、急に・・・地球で戦ったときは、こうじゃなかったのに」
統夜「大丈夫、お前らには手は出させない」
カティア「え・・・?」
統夜「カティアが何を感じているのか、それとも思い出してるのか・・・俺にはわからないけど。でも、△△△△△△には、俺が一緒に乗ってるんだから。月だってどこだってさ」
カティア「統夜・・・」
統夜「いつもは俺が心配される方だけどね」
カティア「わ、わたしとしたことが、統夜に気を遣われるなんて・・・不覚ですわ」
統夜「少しは頼る気になってくれたか?」
カティア「はいっ! もう何でもありません、行きましょう統夜!」
<戦闘開始>
<統夜vsジュア=ム>
ジュア=ム「何で今までに死ななかったんだ、この地球人! お前、地球人だろうが、あぁ!? お前を生かして置いたからこんな事に!」
統夜「何だこいつ!? くそっ、そんな勝手な理屈で殺されてたまるか!」
ジュア=ム「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねえ!」
<ドモンvsジュア=ム>
ドモン「このスピードと破壊力! 貴様、以前とは違うな!?」
ジュア=ム「ああ、それがどうしたよ! わかったんならさっさと死にやがれ!」
<キラvsジュア=ム>
キラ「こちらの機動力を上回るなんて・・・!」
ジュア=ム「地球人の造ったものなんざ、その程度でしかねえんだよ!」
<甲児vsジュア=ム>
甲児「いくらパワーアップしようが無駄だ! この俺には通用しないぜ!」
ジュア=ム「生意気なんだよ! うがああああああ!」
<鉄也vsジュア=ム>
鉄也「面白いじゃないか、この剣鉄也が相手になってやる!」
ジュア=ム「邪魔するんじゃねえ、どけってんだよおお!」
<豹馬vsジュア=ム>
小介「豹馬さん、だめです! 正面から行っては!」
豹馬「何だと!?」
小介「相手は前回より、格段にパワーアップしてますよ!」
豹馬「そんな事は、見ただけでわからあ! まかせとけ!」
ジュア=ム「生意気なんだよ、地球人の機械ごときがあっ!」
<健一vsジュア=ム>
健一くそ、速い!見失ったらまずいぞ!」
めぐみ「落ち着いて、健一! 目で追わないで、先を読むのよ!」
健一「なるほど、そうか! やってみる!」
ジュア=ム「何やっても無駄だよ、そのとろくさい機械じゃあな!」
<エイジvsジュア=ム>
エイジ「こちらのスピードに付いてきている!?」
ジュア=ム「遅え遅え遅え遅え遅え! てめえなんぞは止まって見せるぜ!」
<ブレードvsジュア=ム>
ブレード「うおおおおおおおおおっ!」
ジュア=ム「うるっせええええんだああああああ!」
<ボン太くんvsジュア=ム>
ボン太くん「ふもふもふも!」
ジュア=ム「ふん、着ぐるみ風情がっ! 消し飛びなっ!」
<ジュア=ム撃破・敵増援1出現>
※※統夜が撃破の場合、セリフ追加※※
ジュア=ム「な、何でだよ! 何でお前を殺せねえんだ! お前さえ居なければ、お前さえ! お前お前お前お前えええっ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔オルゴン・クラウド発動〕
〔第3軍ユニット離脱〕
※※統夜が撃破の場合、セリフ追加※※
統夜「はあ、はあ、はあ・・・お、俺だって・・・勝手に死ぬわけにはいかない・・・背負ってる物が、色々と・・・あるから、さ・・・」
カティア「統夜、大丈夫ですか!?」
統夜「あ、ああ・・・。どうだい、カティア・・・フューリーが攻めてきたって、大したことないだろ?」
カティア「統夜・・・ええ、そうですね。私達は、負けるわけにはいかないんですから!」
少女(※シャナ=ミア)(生き延びて下さいましたね、統夜・・・)
統夜「何? カティア、何か言ったか?」
カティア「え? いいえ、私は何も・・・」
統夜「そうか・・・気のせいかな」
アラン「撃退したか・・・宇宙で奴らが活動してるのは、厄介な事態だな。行動範囲がどこまであるのかわからんが・・・」
ムウ「あの機体にしても、以前に増してとんでもない性能だったな。どこで強化したかしらんが、それが可能な本拠地があるらしい」
マリュー「マサト君の言ったとおり、やはり月に・・・?」
ムウ「さあな、わからんね。月も狭いようで広いからな」
サイ「艦長、新たな熱源の接近を感知しました! 方位203乃至201、距離不明!」
エイジ「何だって!? グラドスが戻ってきたのか?」
サイ「いえ・・・距離出ました、当艦より120、更に接近! 大きさから見て、テッカマンだと思われます!」
ブレード「何だと!?」
〔敵ユニット出現〕
エビル「ブレード、どこにいる!? 決着を付けに来た!」
ブレード「エビル・・・エビル、貴様か!」
エビル「ああ、俺だよ! 久しぶりだな兄さん!」
デビッド「あ、あいつ・・・クリムゾン島でやられたんじゃなかったのか!?」
シモーヌ「復活したの?」
エビル「当然さ、兄さんと決着を付けるまで、誰が死んだりするものか! この手でブレードに止めを刺すまではね!」
ブレード「無駄なことだ、エビル! 貴様に進化した俺を倒すことはできん!」
エビル「そいつはどうかな? 試してみるかい、うおおおおおおおっ!!」
〔エビルからエネルギーの広がり〕
〔エビル、変化〕
ノアル「な、何だとおっ! ま、まさか!」
アキ「そんな・・・チーフ!?」
フリーマン「そうか、迂闊だった・・・考えられない事ではない。エビルもまた、テッカマンである以上は・・・」
勇「そうか、ブレンだってリバイバルするんだ。Dボウイと同じに、エビルが進化したって不思議じゃない!」
フリーマン「そうだ。テッカマンエビルもブラスター化した。いわばブラスターエビル」
レビン「そ、そんなあ! Dボウイ、気を付けるのよ!」
エビル「さあ来い、ブレード! この俺と戦ええっ!」
ブレード「くっ、シンヤァ! うおおおおおっ!」
<統夜vsエビル>
エビル「邪魔をしないでもらおうか! 俺と兄さんの勝負にケチを付ける気か!?」
統夜「あんたが不服でも、Dボウイは俺達の仲間だ! やらせやしない!」
<ブレードvsエビル>
エビル「俺達は双子だよなあ、兄さん! 昔もこうしてケンカしたっけ!?」
ブレード「それがどうした! 俺にあるのは、ラダムへの怒りと憎しみだけだ!」
エビル「はははは、せっかく昔を思い出させてあげようとしたのに! だったらこれで終わりにするか、ブレード!」
ブレード「ぬおおおおお!」
<ブレードvsランス>
ランス「進化したテッカマンだと!? 所詮は付け焼き刃だ、我ら以上の完全体など存在しない!」
ブレード「来い、ランス! 今日こそ逃がさあああん!」
<ランス撃破>
〔敵ユニット離脱〕
<エビルHP50%以下>
エビル「嬉しいよ、兄さん! ブラスター化の代償がこんなにすさまじい物だなんて思わなかった、それでも兄さんは、俺と戦うためにそれを選んでくれたんだね!」
ブレード「何!?」
一平「ブラスター化の代償だと?」
ノアル「何を言ってやがるんだ、あいつ? Dボウイは・・・」
エビル「自分でもわかっているはずだ、兄さん!」
フリーマン「・・・まさか?」
レビン「チーフ?」
ブレード「ブラスター化の代償だと・・・それじゃ、俺はやはり・・・」
忍「おい、どうした!?」
鉄也「Dボウイ、動きを止めるな!」
※※既にランス撃破の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット出現〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔ランス、ブレードへ隣接〕
〔機体の拘束音〕
ランス「油断したかブレード!」
ブレード「うおおっ! し、しまった!」
甲児「あ、あの野郎!」
ランス「死ぬが良いブレード! 貴様ごときが進化したテッカマンなどと、私は認めん!」
アキ「Dボウイ!」
ブレード「離せ、ランス! くそ、動きが!」
ランス「エビル様、攻撃を!」
エビル「どけランス! ブレードはこの私の手で!」
バルザック「くそ、まにあわねえ! Dボウイ、逃げるんだ!」
ブレード「うおおおおおっ!」
ミリー「いやああ!」
〔画面、赤く発光〕
〔味方ユニット表出〕
レイピア「あなたたちにお兄ちゃんを殺させはしない!」
アキ「ミ、ミユキさん!?」
エビル「な、何!? レイピアだとっ! 貴様、生きていたか!」
ブレード「ミユキ!? ミユキなのか! いかん、やめろ!」
レイン「ミユキさん、いつの間に外に出たの!? ダメよ、戻って!」
フリーマン「危険だ! まだ再生は完了していない!」
レイピア「あなた達なんかに、お兄ちゃんを・・・殺させはしない!」
〔画面、赤く発光〕
〔レイピア、ランスへ隣接〕
ランス「こ、この不完全体が! う、うわあああ!」
ブレード「ミユキーーー!」
エビル「レイピア、おのれええ!」
レイピア「殺させは、しない・・・」
ランス「こ、こんなところで・・・こんなところで、この私が!」
レイピア「お兄ちゃん、勝って!」
ランス「ぐわあああああ!」
〔画面、赤く発光〕
〔敵ユニット撃破〕
ブレード「ミユキ! しっかりしろ、ミユキ!」
レイピア「お、お兄ちゃん・・・お願い、ラダムを・・・」
〔味方ユニット撃破〕
ブレード「ミユキ! ミユキーーー! う・・・うわあああああ!」
<エビル撃破>
ブレード「エビル! うおおおおおおっ!」
エビル「ブレード!? バ、バカな・・・バカなあああああっ!」
〔敵ユニット離脱〕
<敵全滅・勝利条件達成>
ユリカ「撃破完了、ですね!? 医療班、用意で来てますかっ!?」
レイン「Dボウイさん、ミユキさんは!?」
ブレード「・・・・・・」
レイン「え・・・ま、まさか・・・そんな!?」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔カーソル、プラントを指定〕
プラント
ザフト兵「さっさと歩け!」
アスラン「・・・・・・」
ザフト兵「議長閣下のご子息がスパイ容疑とはな。さあ、車に乗るんだ」
アスラン「・・・でやあ!」
〔殴打音〕
ザフト兵「な、何? こいつ、何をする・・・がっ!」
〔殴打音〕
ダコスタ「な、何だって?」
ザフト兵「こ、この! 止まれ、抵抗すると撃つ!」
ダコスタ「ええい、もう!」
〔銃声〕
ザフト兵「うわあっ!」
アスラン「え!?」
ダコスタ「こっちへ!」
ザフト兵「止まれ、止まらないか!」
ダコスタ「冗談!」
〔銃声〕
ザフト兵「ぐわっ!」
ダコスタ「走って下さい、アスラン・ザラ!」
アスラン「あ、ああ! わかった!」
ダコスタ「無茶な人ですね、死ぬ気ですか? こっちのメンバーまで一緒に蹴倒してくれちゃって、段取りが滅茶苦茶だ」
アスラン「す、すまない。君は、確か歌劇場で・・・」
ダコスタ「いわゆるクライン派って奴です。急ぎますよ!」
〔カーソル、ヤキン・ドゥーエのコロニーを指定〕
〔扉の開閉音〕
エターナル/ブリッジ
ダコスタ「お連れしました!」
アスラン「あ、あなたは・・・」
バルトフェルド「よう、ご無事で何より。歌姫の船にようこそ、歓迎するぜ」
ラクス「ご苦労様、お怪我はなさいませんでしたか? アスラン、あなたも」
アスラン「ラクス? ど、どうして君が?」
バルトフェルド「おっとっと、積る話は後だ。すぐに連中が追ってくるぜ。ダコスタ!」
ダコスタ「はい! 補助エンジン点火、ロック解除確認。いつでも出港できます!」
バルトフェルド「上出来だ。それじゃ、行きましょうか?」
ラクス「はい。エターナル、発進してください!」
バルトフェルド「ダコスタ、主砲スタンバイ! 正面ゲートを吹っ飛ばせ!」
ダコスタ「了解!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
アスラン「こっちだって相当無茶だ」
ダコスタ「すいませんね!」
バルトフェルド「最大船速でズラかれ!」
〔カーソル、プラント周辺宙域へ移動〕
ナデシコ/メディカルルーム
Dボウイ「チーフ、ミユキは・・・ミユキの具合は!?」
フリーマン「・・・・・・」
Dボウイ「どうしたんだ、何とか言ってくれ! 何故黙って・・・!」
ミユキ「お兄ちゃん!」
Dボウイ「ミユキ!? お、お前・・・」
ミユキ「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」
フリーマン「見ての通りだ。奇跡と言っていいだろうな」
Dボウイ「ミユキ・・・ミユキ、治ったのか・・・!? ミユキ、ミユキッ!」
ミユキ「お兄ちゃん・・・っ!」
ノアル「おいおい、人が悪いぜ、チーフ!」
アキ「Dボウイ・・・よかった・・・」
フリーマン「間一髪だった。あとわずかでも再生が不完全だったら、命はなかっただろう」
Dボウイ「それじゃ、ミユキは・・・本当に?」
レイン「今チェックしたけど、大丈夫。テックシステムのダメージを克服したわ。すっかり元気よ」
アキ「Dボウイ! おめでとう、よかったわね!」
Dボウイ「ミユキ・・・みんな・・・ありがとう」
ミユキ「本当にありがとうございます。何て御礼を言ったらいいか」
ノアル「いやいや、礼なんていいよ。さあて、これで後はラダムの本拠地を見つけるだけだな」
ミユキ「・・・そのことでお話があります」
レビン「何、改まって」
ミユキ「私が意識をなくしている間に、ずいぶん時間がたってしまいました。地球上のラダム樹が開花するまで、もうほとんど時間がありません」
バルザック「時間がないってのは、具体的に言うと?」
ミユキ「最悪の場合・・・あと数日」
レビン「あと数日ですってえ?」
Dボウイ「ミユキ、本当か?」
イユキ「本当よ。そしてラダムの花が開くとき、侵略は最終段階を迎える・・・その意味は・・・」
フリーマン「今ならば私にも見当が付く。ラダムの花は、地球人を取り込んでテッカマンにするシステムだね?」
ミユキ「はい」
バルザック「な、何だと!? そうか、最初にアルゴス号の乗組員を襲ったのは、そいつか!」
レビン「待ってよ、ラダム樹は地球全土に繁殖してるのよ・・・それがあと数日で開花するって?」
Dボウイ「くっ・・・チーフ! すぐにでもラダム母艦を!」
フリーマン「わかっている。現在、ミリーとホシノ君が分析したデータがあるが、最後の決め手に欠ける状態だ。ミユキ君の記憶から、何らかの手がかりが得られればいいのだが。協力してくれるね」
ミユキ「はい、もちろんです! そして私も戦うわ、お兄ちゃんと一緒に!」
〔カーソル、地球へ接近〕
エターナル/ブリッジ
ダコスタ「後方よりジン、さらに4機!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
バルトフェルド「ちっ、やっぱりただで逃がしちゃあくれねえな」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
アスラン「この船に、モビルスーツはないのか?」
バルトフェルド「あいにく出払っててな。エターナルは、フリーダムとジャスティスの専用運用母艦なんだよ」
アスラン「フリーダムと、ジャスティスの・・・」
ダコスタ「雷撃、来ます!」
バルトフェルド「回避しろ! ここで沈んじゃ、何の意味もねえ!」
ラクス「ザフト軍のみなさん、聞こえますか。私はラクス・クラインです」
バルトフェルド「ラクス様?」
ラクス「願う未来の違いから、ザフトと敵対する事となってしまいました。ですが私は戦闘を望みません。どうか行かせて下さい」
アスラン「ラクス・・・」
ラクス「そしてあなたたちも、もう一度何のために戦っているのか考えて下さい」
〔モニターの開閉音〕
ユリカ「そう、それが肝心なんですよー!」
アスラン「え?」
バルトフェルド「おおっと、何だ何だ?」
キラ「アスラン、無事か!?」
アスラン「キラ!」
カガリ「心配で来てみれば! 何でお前がそんなところにいるんだ!」
ユリカ「戦艦ナデシコ、ただいまよりみなさんを援護しちゃいます! ルリちゃん、モビルスーツ前方に威嚇射撃!」
ラクス「まあ。ナデシコさんが来て下さったのですね」
ダコスタ「艦長! 敵追撃部隊、撤退していきます!」
バルトフェルド「なるほど・・・こっちのお姫さんに助けられたか。こいつはいい」
ナデシコ/格納庫
バルトフェルド「エターナル艦長、アンドリュー・バルトフェルドだ。危ないところを助けてもらった、感謝する」
ユリカ「いえいえ! 困ったときはお互い様って言うじゃありませんか!」
ラクス「まあ、それは素敵なお考えですわ」
ユリカ「え? そんなあ、それほどでもないですよ、あはは」
ラクス「うふふふ。ナデシコって、とても可愛らしいお名前ですのね」
ユリカ「はい! そう思いますよね! でも、だれもその事言ってくれないんですよお」
ラクス「まあ、どうしてなんでしょう」
ユリカ「どうしてなんでしょうかねえ」
マリュー「ええと、ミスマル艦長・・・」
バルトフェルド「あー、ラクス様、そのへんで」
ラクス「あらあら、ごめんなさい」
ユリカ「怒られちゃいましたね、あはははは」
ヒカル「なんだかなあ」
リョーコ「なんだありゃ。あの異常な空間はよ」
イズミ「類が友、すなわち類友・・・」
ルリ「要するに、バカ?」
ナデシコ/ブリッジ
アラン「無事に逃げて来られたようだな」
バルトフェルド「ああ、この通り。誰かさんの悪巧みのおかげでな」
ラクス「黒騎士様、エターナルのこと、色々とお世話になりました」
亮「何だ、またあんたの画策か?」
アラン「成り行き上、手伝っただけだ。大したことはやっていない」
キラ「僕がプラントで会った時、この計画のために居たんですか・・・」
アスラン「その上でラクスは、俺に地球へ行けと言ったのか・・・かなわないな、まったく」
バルトフェルド「改めてよろしく。アークエンジェルの諸君とは、久しぶりの再会・・・と言っていいかな」
マリュー「正直、驚きました。お互い、今はこういった立場ですけど・・・」
ムウ「よろしく。人生、どこでどうなるかわからんね」
バルトフェルド「お互い様さ。特にそこの少年、また会えてうれしいよ」
キラ「・・・あなたには、僕を撃つ理由があります」
カガリ「お、おい、キラ!」
マリュー「キラ君・・・」
バルトフェルド「戦争の真っ最中だ。そんな物、どこにだって転がってる」
キラ「・・・・・・」
バルトフェルド「お前さん達は、それを知った上で木星との和平を目指すんだろ? トカゲさんに殺された地球人だってごまんといるんだ」
キラ「・・・そうですね。おっしゃるとおりです・・・ありがとう」
ラクス「わたくし達と同じ考えを持った人も、大勢居るはずです。それにこんな時代じゃない世界にするのも、わたくし達、人なのですから」
アンナ「造りたいですね、そのような世界を・・・」
バルトフェルド「で、僕達も手伝おうって気になったのさ。ナデシコの諸君も、よろしく頼むよ」
ユリカ「はい、こちらこそ!」
ラクス「みなさんは、これからどちらへ向かわれるのですか?」
ユリカ「そうそう、それなんですけど。私達ナデシコは、九十九さんとの合流ポイントに急がなくっちゃいけないんです。でも、一つ問題があって・・・」
バルトフェルド「ラダムの事かい?」
マオ「ええ、我々もさっき聞いたばかり。あと数日でって、本当?」
ムウ「確からしい。世の中、外れて欲しい予測は、やたら当たるようになってるな」
マリュー「ミスターフリーマンが、母船の場所の特定を急いでるわ。大まかな位置は、もう予想で来てるって。急行すれば、あと2日ほどで到達できる距離だそうよ」
鉄也「2日か。数日でラダム樹が開花するんだったな? だとしたらギリギリだ」
アラン「そうだ、今さら言ってもしょうがないが、時間がない。手薄になるのを承知で、部隊を二手に分けるしかないな」
ムウ「やむをえんだろうな。ナデシコのミスマル艦長には、木星との交渉を任せなくっちゃいけない。となると、俺達がラダム母艦に向かうことになるか」
バルトフェルド「よかろう。だったら、エターナルはアークエンジェルに同行する」
キラ「ラクス、君はそれでいいの?」
ラクス「ええ、もちろんですわ」
マリュー「では、それぞれの人選にかかりましょう。希望があれば、言ってちょうだい。できるだけ考慮するわ」
メルア「統夜さん、わたしたちどうしましょう?」
ラダム討伐に向かう
和平交渉に向かう
≪「ラダム討伐に向かう」を選択≫
統夜「アークエンジェルと一緒に行こう。和平交渉も気になるけど、任せても大丈夫だよ」
カティア「わかりました。ではすぐに△△△△△△を移送します」
フェステニア「そのあと、食堂にも行かなきゃね。心残りがないようにさ」
≪「和平交渉に向かう」を選択≫
統夜「ナデシコに残ろうか。ラダムも心配だけど、和平交渉を成功させたいからね」
カティア「わかりました。そうおっしゃるのでしたら」
フェステニア「うん、それがいいと思う。あっちはエターナルもいてくれるしね」
【シナリオエンドデモ終了】
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● ラダム討伐ルート → No44A「螺旋の邂逅」 へ進む
和平交渉ルート → No44B「どこにでもある『正義』」 へ進む
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