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No.26D
燃え尽きない流星

【シナリオデモ開始】
パーガン「……幸いにも市民に死傷者は出ませんでした ただ、ケガ人が十数名と、家屋を破壊された者がかなり……現在、彼らの手当てと街の復旧に当たっております」
リリーナ「そう。ご苦労様でした」
パーガン「リリーナ様……。マーチウィンドのことは、このパーガンも存じておりながらお隠ししておりました。何とぞ、処罰を下さいますよう……」
リリーナ「パーガン、それはもう良いのです。あの人たちがいなければ、街はもっとひどいことになっていたでしょう。そうなればロームフェラがこの国に介入してくるのも避けられませんでした」
パーガン「リリーナ様……」
リリーナ「ただ、私は迷っているのです。戦う力を受け入れるべきか否かを……完全平和主義など、戦う力を持たない者の理想に過ぎなかったのでしょうか?」
パーガン「リリーナ様……、そつじながら申し上げます。ご自分の信じる道をおいきなされませ。今戦っている人たちが、いつか平和に暮らせる場所を作ることができるのは、あなた様でございます」

ブライト「完全平和主義の矛盾を、我々はさらけだしてしまったのかもしれん。やむをえなかったとはいえ、リリーナ代表にはすまないことをした」
デビッド「やれやれ、敵を倒したってのに素直に喜べないってのは、なんだかなあ」
アムロ「守るべきものは、この国の平和か、それとも平和そのものか……むずかしいな。いずれにしても現実と理想というものはぶつかり合わざるをえない」
ノイン「それはリリーナ様も十分にご承知です 皆さんに感謝していることも。ただ、今は気持ちの整理をつけようと葛藤なさっている……私にはそう思えます」
甲児「守るべきものは……か。何だろうな。オレも最近考えてんだけどさ」
シモーヌ「へえ、甲児が?」
甲児「何だよ、またバカにしてんのか?」
シモーヌ「ちがうわ、感心してんのよ。意外とまともな神経してるじゃない」
甲児「……本当にほめてんのか? まあいいや、ありがとよ」

デルマイユ「諸君、いよいよ我々が地球圏を正しく導いていく時代が来た。支配すべき階級である我々は、OZの強化された戦力を地上、そしてコロニーへ派遣することにより どれほど強大な力をもっているかを見せつけることで、世界に秩序を与えるのである。そして、古き良き伝統と格式の時代を再び迎え、世界を統治しようではないか、諸君」
ジャミトフ「名演説だな、デルマイユ公。トレーズ、これからもOZを頼むぞ」
トレーズ「デルマイユ公、ジャミトフ閣下、私はロームフェラ財団の進む道に賛同いたしかねます」
デルマイユ「なに?」
トレーズ「古き良き伝統とは、人間の奥深い感情が築き上げたいたわりの歴史。私は、戦うことが時に美しいことと考えるとともに命が尊いことを訴えて、失われゆく魂に哀悼の意を表したい」
ジャミトフ「トレーズ……貴公ほどの地位にあるものがロームフェラに反抗するつもりか?」
トレーズ「私は、人間に必要なのは絶対的な勝利ではなく、戦う姿、その姿勢と考えます。しかし、ロームフェラの築く時代は後の世に恥ずべきものとなりはしないでしょうか。今この世界には私の理想を越えて、未来を見続ける戦士たちがおります かつての帝国の支配の時代、そして今ロームフェラが世界を支配しようというこの時代においても 彼らはまだなおも、理想のために戦う意志を持ちつづけているのです」「美しく思われた人々の感情は常に悲しく、重んじた伝統もいずれは弱者たちの叫びの中へ消え失せる。戦いにおける勝者は歴史の中で衰退という終止符を打たねばならず新たな時代の担い手は敗者の中にこそ生まれいずる」
デルマイユ「トレーズ、何がいいたい?」
トレーズ「私は、敗者になりたい」
デルマイユ「……本気のようだな。反逆は本来ならば銃殺だが、血なまぐさいことは、したくない。これまでの功績もある トレーズ、お前を幽閉する」

バルジ
ジャミトフ「兵たちが動揺しているという報告は本当か」
ツバロフ「は。トレーズ特佐解任の噂を聞いた一部の兵士たちが命令を拒否……、数カ所で小競り合いになっております。やはりトレーズ特佐の息のかかった連中は一筋縄ではまいりません」
バスク「それは反乱ではないか! 即刻鎮圧しろ!」
ツバロフ「承知しております。今はオペレーション・ノヴァをひかえた重要な時、このような時に部隊が混乱することは好ましくありませんからな」
バスク「当然だ。トレーズの奴、全くよけいな仕事を増やしおって…」
ジャミトフ「計画に支障はあるまいな?」
ツバロフ「ご安心を。彼らはトレーズ派を名のっているとはいえ組織だった行動はしておりません。鎮圧は時間の問題でしょう」
ジャミトフ「良かろう。反乱分子は即刻とらえて軍法会議にかけろ 抵抗する者は射殺してかまわん」
ツバロフ「は、かしこまりました」
ジャミトフ「月面基地に命令する。本日ただ今をもってオペレーション・ノヴァを発動させる。一気に地上を制圧するのだ!」

ベルトーチカ「ブライト艦長、上空に機体が接近してきます!」
ブライト「機体? くわしく報告しろ!」
ベルトーチカ「機体は1つだけ、識別……あら、これって……ブラックウィングじゃない!?」
ブライト「何だって?」
銀鈴「艦長、パイロットから通信が入っています。スクリーンに出します!!」
アラン「マーチウィンド、応答せよ、聞こえるか!?」
ブライト「アラン!? アランじゃないか!」
甲児「アランだって!? おーい、ひさしぶりだなあ、忍たちはどうしてんだ!?」
アラン「すまんが、つもる話はあとだ。事情はあとで説明する 着艦許可をたのむ!」
ブライト「何かあったようだな。よし、着艦を許可する 銀鈴、ハッチを開けてくれ」
銀鈴「了解!」
ブライト「大量のモビルドール部隊だと!?」
アラン「ああ。俺とクワトロ大尉は、ブレックス准将と合流していた。しばらく戦局をうかがっていたんだが…突然奴らが空から降ってきたんだ 現在そいつらと交戦中だ」
エイジ「交戦中って……、攻撃されてるんですか!? 地球人同士なのに……」
アラン「奴らはOZ以外のすべての勢力に対して無差別攻撃をかけている 知っているか? 地上の各地でMDの大部隊が降下して周囲を問答無用で鎮圧しているんだ」
リョウ「ついにOZの地球圏制圧が始まったのか……しかし、まさか一方的に攻撃を仕掛けるとは……」
ハヤト「宇宙に敵がいなくなったんで、ついに本性を現しやがったな」
アラン「奴らが我々のいる野戦基地にも兵を回した目的は、ブレックス准将に違いない。別の場所に潜伏中の、イゴール将軍も襲われた。そちらには藤原たちが行っている」
デビッド「ジャミトフの野郎、准将たちを目の敵にしてやがったからな ブライト艦長、こうしちゃいられないぜ!」
アラン「頼む、君たちを頼るしかない。クワトロ大尉が支えているがいつまでもつかわからん」
甲児「仲間を見殺しにしてたまるもんかよ、行こうぜ!」
ブライト「むろんだ。みんな行くぞ! 緊急発進 総員配置に着け! 目標、旧解放戦線の野戦基地だ!」
アラン「ブレックス准将……。間に合ってくれよ……」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「燃え尽きない流星」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔アッシマー隊、基地へ移動〕
〔基地上でダメージ×2〕
〔アッシマー隊、基地へ移動〕
〔基地上でダメージ×2〕
〔基地に爆発〕
〔画面、振動〕
〔基地上でダメージ×2〕
〔味方ユニット出現〕
〔ジェガン、アッシマーへ隣接〕
〔アッシマーにダメージ〕
〔ジェガン、アッシマーへ隣接〕
〔アッシマーにダメージ〕
〔クワトロ、アッシマーへ隣接〕
〔アッシマーにダメージ〕
〔エアリーズ隊、移動〕
〔クワトロ、移動〕
〔アッシマーにダメージ〕
〔敵ユニット爆発〕
〔クワトロ、移動〕
〔アッシマーにダメージ〕
〔敵ユニット爆発〕
〔アッシマー、移動〕
〔ジェガンにダメージ×3〕
〔味方ユニット爆発〕
〔クワトロ、アッシマーへ隣接〕
〔ジェガン、アッシマーへ隣接〕
〔アッシマーにダメージ×2〕
〔敵ユニット爆発〕
〔エアリーズ隊、移動〕
〔ジェガンにダメージ×2〕
〔クワトロ、移動〕
〔アッシマーにダメージ〕
〔敵ユニット爆発〕
〔ジェガン、移動〕
〔クワトロ、ジェガンへ隣接〕
〔エアリーズ、移動〕
〔ジェガンにダメージ×2〕
〔味方ユニット爆発〕
〔エアリーズ、移動〕
〔クワトロにダメージ×2〕
〔エアリーズ隊、移動〕
〔味方ユニット出現〕
〔ケーラ、移動〕
〔エアリーズにダメージ×2〕
〔エアリーズにダメージ×2〕
〔エアリーズにダメージ〕
〔敵ユニット爆発〕
〔クワトロ、移動〕
〔エアリーズにダメージ〕
〔敵ユニット爆発〕
〔エアリーズ、移動〕
〔ケーラ、移動〕
〔エアリーズにダメージ×4〕
〔ケーラ、移動〕
〔エアリーズにダメージ〕
〔敵ユニット爆発〕
〔ケーラ、移動〕
〔クワトロ、移動〕

クワトロ「ようやく片づいたか……しかし……」
〈出撃戦艦選択〉
ブライト「間に合ったのか!?」
クワトロ「来てくれたか……残念ながらブレックス准将は亡くなられた」
アラン「くっ! だめだったか……」
〔敵ユニット出現〕
ジェリド「マーチウィンドだと! つまらない残敵掃討の任務だと思ったが……俺はついている!」
<<セレイン>>
リッシュ(バカが、そう都合よくいくかよ。ありゃ連中のトップエースどもだぜ フッ、俺たちゃつくづく縁があるって気がしてきたぜ? なぁセレイン)
セレイン「……あいつか、しつこい奴だ。“アンデッドマン”とはよくもいったものだな」
<<マナミ>>
アイシャ「マナミさん、覚悟はできて!?」
マナミ「待って! アイシャ!」

〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<セレインvsリッシュ>

セレイン「こりずに、またやられに来たのか」
リッシュ「おいおい、そいつは結果論だ。俺は、お前に出会ったのは運命だったってマジで思ってんだぜ?」
貴様の戯れ言はもうたくさんだ!
フン、もの好きな奴だな
敵である以上は戦う以外はなかろう

≪「貴様の戯れ言はもうたくさんだ!」を選択≫

セレイン「黙れ! 貴様の戯れ言はもうたくさんだ!」
リッシュ「ちっ、あいかわらず冷てぇなぁセレイン。どうして俺のいうことわかってくれないのかね」
セレイン「馬鹿か貴様は。敵のいうことなどなぜ聞かねばならん! 敵ならば倒すそれだけだ!」
リッシュ「ま、そりゃそうだ。しかたがねぇか」

≪「フン、もの好きな奴だな」を選択≫
セレイン「フン、貴様もあいかわらず、もの好きな奴だな。そんなふざけたことばかりしているから、いつも負けて帰るハメになる」
リッシュ「あいにくと運だけはよくてな。お前にやられたってそう簡単にゃくたばらねぇよ」
セレイン「そうか、ならば今回もためしてみたらどうだ!?」
リッシュ「おっと、そうくるかよ。ま、しゃーねぇわな」

≪「敵である以上は戦う以外はなかろう」を選択≫
セレイン「貴様が何をいおうと、敵である以上は戦う以外に道はなかろう」
リッシュ「だからよ、お前が本気でいってくれるんなら、俺はいつでもそっちにつくっていってるじゃねぇか」
セレイン「だから、なぜ私がそんなことをいわねばならん!」
リッシュ「そりゃお前……俺がいってほしいからだ 何度もいうが俺ぁマジだぜ!?」
セレイン「そうか……なら、お前が死んだら考えてやる」
リッシュ「おい、ちょっと待て! おい、セレイン!! チッ」

<マナミがアイシャを説得>
マナミ「アイシャ、もうやめて! あたしは、あなたと戦いたくはないの!」
アイシャ「なら、今ここで私に討たれなさい! そうすれば、これ以上戦わずにすみますわ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ブライト「ブレックス准将が……間に合わなかったようだな……」
クワトロ「…………」
ケーラ「未来を作るのは若い君たちだ、地球圈を頼む……。准将の最期の言葉でした。……ちくしょうアタシがもっとふんばってれば……!」
アストナージ「よせよ、お前の責任じゃない」
アラン「そうだ。ケーラ、自分を責めるのはよせ。……准将が悲しむ」
ケーラ「くっ……」
アストナージ「ケーラ……」
アムロ「ムゲ帝国の敗退、ブレックス准将の死、そしてOZ……かつての地球解放戦線はすでに歴史上のものとなりつつある これからどうなっていくのか……」
ハヤト「ひとつは完全にはっきりしたぜ。俺たちの敵はOZだ ムゲがいなくなっても、奴らがいる限り俺たちに平和なんざこねえ」
ベンケイ「俺たちを敵にまわしたことを後悔させてやる 黙ってやられると思うなよ!」
大作「待って下さい、今の僕たちには使命があるでしょう? サンクキングダムの完全平和を守るっていう」
デビッド「おいぼうず、状況見てからいえよ。その結果がこうだってことがわからねえのか?」
大作「だけど……」
ルー「やめなよ。この子のいったことも正しいわ。確かに私たちはサンクキングダムで平和への道を探そうとしていた それはまだ終わっちゃいないのよ」
カミーユ「だけど、これが現実だ。戦争なんだよ」
ファ「カミーユ……」
クワトロ「現実とは変わっていくものだ。良い方にも、悪い方にもな」
カミーユ「クワトロ大尉……それってどういう意味ですか?」
クワトロ「先を見すぎてもかえって道を誤る場合がある だが、自分の行動に自信が持てない者はそもそも未来のことなど考えられまい。ブレックス准将は地球圏を頼むといわれた。あとはそれぞれが考えるべきだろう」
ブライト「……これからどうするつもりだ?」
クワトロ「良ければまた同行したい。私にも考える場所と時間が必要だ」

パーガン「リリーナ様、本当に直接おいでになるのでございますか?」
リリーナ「ええ。どのような相手とでも、まず直接あわないと本心からの話しあいを始めることは不可能だわ」
パーガン「しかし、あまりに危険でございます。ましてやこのところ、財団は我々に無法な挑発や圧力をかけてきております。そのような時に……」
リリーナ「ですから、その解決のために行くのです。大丈夫です 話し合ってわからない人間などこの世にはいません 私たちには何もやましいことなどないのですから」
ドロシー「リリーナ様! 財団には私が案内いたしますわ」

カトル「地上にMD部隊が降下し続けている これだけの数が降ってくるなんで……月面では、すでに大量生産が可能になっているみたいだね」
ヒイロ「そうか」
カトル「僕たちには止めることができなかった……」
ヒイロ「いずれイヤでも戦うことになる。俺たちガンダムパイロットは戦うことしかできない存在だからな」
カトル「……ぼくがもっと強ければ……。僕が弱いばっかりにトロワがあんなことになってしまった……」「地球解放戦線のみんなが、今マーチウィンドと名前を変えてサンクキングダムにいるんだって。知ってたかい?」
ヒイロ「ああ、そうらしいな」
カトル「あそこは今、OZに狙われてる。あの人たちならきっと守ってくれるだろうけど……。戦いが始まると、リリーナ王女はまた苦しむんだろうね……」
ヒイロ「…………」
【シナリオエンドデモ終了】


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