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No.29C
突入!移動要塞を破壊せよ! 前編

【シナリオデモ開始】
バルジ
〔通信のコール音〕
ジャミトフ「デルマイユか、まずいことになった」
デルマイユ「ジャミトフか。例の艦隊の正体はつかめたのであろうな」
ジャミトフ「そのことだ。第一次偵察隊は消息を絶った ただちに第二次偵察隊を出したのだが……」
デルマイユ「何だと!? そやつらも消息不明というのではあるまいな!」
ジャミトフ「む……。謎の艦隊と接触、戦闘状態に入った、との報告を最後にな……。全滅だ」
デルマイユ「全滅……。ツバロフよ、貴公、護衛部隊をつけなかったのか?」
ツバロフ「とんでもない。第二次偵察の際には、MD輸送艦からなる3個中隊を同行させておりました。正直、敵がこんなに……」
ジャミトフ「もうよい。いい訳は無用だ」
ツバロフ「はっ。それで、いかが致しましょう。引き続き偵察を……」
ジャミトフ「いや、もはやそのような段階ではない。敵はすでに地球圏に到達しつつある。デルマイユよ、どうやら事態は切迫しつつあるぞ」
デルマイユ「むう、わかった。至急バスクを呼びもどし、防衛のための部隊を編成させる。まったく、何ということだ。ようやく地球を制圧しようというこの時に……。ツバロフ、MD生産のピッチを上げろ コロニー労働者を限界まで投入するのだ」
ツバロフ「は、了解いたしました。なお、偵察隊の最後の通信では敵は銀河帝国軍先遣艦隊と名のったよしにございます」
デルマイユ「銀河帝国軍……先遣艦隊? ちっ、ふざけおって!」

デビッド「ここんとこ戦闘がないのはありがてえが……逃げまわってるだけってのもいい気分じゃないよなあ」
シモーヌ「しかたないじゃない。まわりは全部、OZの支配地域なのよ 発見されたら、あっという間に取り囲まれて、ふくろ叩きにされちゃうわ」
カミーユ「その支配地域が、どこまで続くのか……地上のおもだった場所は、もう完全に抑えられている 奴らの勢力は、広がる一方だ」
アラン「いや、その一方でほころびも出始めているぞ 例のトレーズ派の抵抗は予想以上に続いている 噂だが、一部で攻勢に転じたところもあるらしい」
ルー「本当? やるじゃない」
アラン「正確には、ロームフェラ派が自ら兵を引いたという事だがな その理由というのが……」
アムロ「謎の宇宙艦隊だというのか? 外宇宙からの……」
クワトロ「即座には信じられん話だがな。OZの動きがあわただしいのは本当だ あるいは……」
ハヤト「事実かもしれねえ、か。まったく、これからどうなることやら予想もつかんな。新たな侵略者などさすがのジャミトフも計算には入れてなかったろうぜ」
エイジ「リリーナさんは、どうしただろう。無事だといいが……」
アンナ「気になるのね、エイジ。…ジュリアさんに似てらっしゃるから?」
エイジ「…………」
デビッド「単に美人だからとか」
シモーヌ「あんたはっ! 人が深刻な話をしてる時に……」
〔頬を叩く音〕
デビッド「いてっ! ま、まてっ! 俺はただ、雰囲気をだな……」
カトル「あの人は強い。きっと大丈夫です そうですよね?」
ノイン「……ああ……」

デルマイユ「リリーナ嬢、いかがです。ご決心はつきましたかな?」
リリーナ「デルマイユ公、何度聞かれても答えは変わりません 私は、財団の代表になどなるつもりはありません」
デルマイユ「強情なお方だ。なるほど、かつての支持者に義理立てなさるのは結構だ。ですが、いま地球はかつてなかった危機に直面しているのですぞ」
リリーナ「危機とは、あなた方OZではありませんか? あなた方が戦闘をやめれば、全て解決するのです」
デルマイユ「残念ながら、それは昨日までの話ですな。外部にはふせてあるが実は外宇宙から新たなる侵略者が現れたのです」
リリーナ「何ですって? ……デルマイユ公、そのようなことをいって、この私が信じるとでもお想いですか?」
デルマイユ「このデルマイユ、家名と貴族の名誉に賭けて、嘘は申しません お疑いなら、観測室でお確かめになっても結構」
リリーナ「……信じられない……何てこと……」
デルマイユ「リリーナ嬢、地球はひとつにならなければならない それでこそ、ムゲゾルバドスの時の失敗を繰り返さずにすむのではありませんかな? そして我がロームフェラ財団こそが地球を統一することができる」
リリーナ「……反対する人々を圧殺して、でしょう」
デルマイユ「まあ、もうしばらくお考え下さい、リリーナ嬢 ですが、これだけは申しておく。あなたが我々に従わなければそれだけ多くの地球人の命が奪われていくのです。よろしいですな では、今日はこれで失礼」
リリーナ「…………」

ケンジ「タケルの奴はどうしたんだ?」
ナオト「どうも調子が悪いとかで、休んでます。疲れてるんですかね」
ケンジ「そんなことじゃ困るな。ミカ、あとで様子を見てやれ」
ミカ「はい、わかりました」

???(ズール皇帝)「マーズ……マーズよ。思いだせ、マーズ」
タケル「違う。俺は明神タケルだ」
???(ズール皇帝)「お前はマーズだ。ワシが地球に送りこんだ、マーズだ」
ズール皇帝「銀河帝国皇帝、このズールの息子、マーズなのだ よいか、地球は今やムゲゾルバドス帝国よりも銀河の脅威となりつつある。マーズ、地球を破壊するのだ」
タケル「俺はお前のような父をもった覚えはない。まして地球を破壊するなんて、そんな!」
ズール皇帝「お前はギシン星人だ。地球破壊のカギはお前の命令で運命をともにするロボット、ガイヤーにある」
タケル「やめろぉっ! 消え失せろ! 俺は地球人だ。消えろ、悪魔め!」
ズール皇帝「ワシに逆らうつもりか、マーズ。銀河帝国皇帝のこのワシに逆らって生きのびた者はいないぞ。命令に逆らえば殺す!」
〔主砲の発射音〕
タケル「あぁぁ!? うわぁぁぁーっ!!」
〔画面、フラッシュ〕
ミカ「タケル、タケル?」
タケル「……ミカか……俺は……」
ミカ「大丈夫、タケル? すごくうなされてたわよ ドアの外まで聞こえてくるんだもん、びっくりしちゃった」
タケル「いや……ちょっと嫌な夢を見ただけだ 大丈夫だよ」

ベルトーチカ「ブライト艦長、1時方向に機影! 回避しますか?」
ブライト「待て、このあたりにOZの部隊は存在しないはずだ……識別は確認できるか?」
ベルトーチカ「いえ……。変ね、相手も信号を出していないようです スクリーンに投影します!」
甲児「ん……、おい、ありゃあ……」
さやか「もしかして……」
ボス「どうしたのよ兜、まさかあんなちっこいのが見えるってのか?」
甲児「ああ、このオレが見間違えるわけがねえ! あれはマジンガー! グレートマジンガーだ!」
さやか「ビューナスAも! 2人とも無事だったんだわ!」
ジュン「ちょっと鉄也! あれはマーチウィンドだよ!」
鉄也「ああ、そうらしいな」
ジュン「なんてラッキーなんだろ。鉄也、力をかしてもらおうよ」
鉄也「しかしな、連中とは……」
ジュン「そんなこといってられる場合じゃないでしょ!? 私たちだけで、あれを何とかできるとでも思ってるの!?」
鉄也「わかった、わかったよ。しょうがない、もう1度連中とつるむとするか アーガマ、聞こえるか。こちらグレートマジンガー、剣鉄也」
ブライト「2人ともひさしぶりだな。無事だったか……」
鉄也「まあ、ごらんの通りだ。あんたたちの方こそどうなんだ? サンクキングダムは、結局OZにつぶされたらしいじゃないか」
アラン「残念ながらな。だが、我々の行動は無駄だったわけではない」
ジュン「ちょっと鉄也、今はそんなことより……」
鉄也「ああ、わかってるさ。ブライト艦長、あんたたちはサンクキングダムで百鬼・ミケーネ軍を撃退しただろう」
ブライト「うむ」
鉄也「そのあとだ。やつら、追いつめられて最後の賭けに出た 残った全勢力をつぎこんで、どえらいものを作り始めたぜ」
リョウ「どえらいもの!?何だそれは!?」
ジュン「移動要塞よ。とてつもなく大きい……。その移動要塞は完成すれば、深海や地中、マグマの中、そして宇宙まであらゆる場所を自在に移動できるものになるというわ」
ベンケイ「何だって!? おいおい、そんなものが完成したら……」
ジュン「そう、大変なことになる。私と鉄也は、何とかそれを完成前に破壊しようとしたんだけど、2人だけじゃどうにもできなかった どうしようかと考えているときに、あなたたちと出会ったのよ」
鉄也「そういうわけだ。さすがの俺も、少しばかり相手がでかすぎた どうだ……手を貸す気はあるか?」
ジュン「鉄也ってば、まだそんないい方……。お願い、力を貸して マーチウィンドのみんなでやれば、何とかなるかもしれない」
大作「もちろんですよ! ほっとけるわけないじゃないですか!」
ハヤト「百鬼とくりゃあ、黙ってるわけにいかねえ そっちが断っても、行かせてもらうぜ」
アムロ「奴らを再起させるわけにはいかないな その移動要塞が完成する前に何としても叩く必要がある」
ブライト「2人とも、聞いての通りだ。我々も協力する マーチウィンドを挙げて移動要塞を攻撃しよう」
ジュン「みんな、ありがとう! ほら鉄也、あんたもお礼いわなきゃ!」
鉄也「……まあ、助太刀には感謝するぜ」
甲児「へっ、あいかわらずだなあ。まあいいや、行こうぜブライト艦長!」
ブライト「よし、進路変更、目標敵移動要塞! 鉄也くん、ジュンくん、案内を頼むぞ!」
鉄也「了解だ!」

鉄也「見えてきたぞ、あれだ」
ルー「あれが!? ちょっと、この距離であの大きさ?」
リョウ「何てデカさだ……想像以上だぜ……」
ハヤト「確かにこれが完成した日にゃ、どうにも手がつけられなくなるだろうな…」
ブライト「よし、総員戦闘配置につけ! 攻撃開始だ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「突入!移動要塞を破壊せよ!」前編


【戦闘マップ開始】
〈出撃戦艦選択〉

〔敵ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
暗黒大将軍「何度きても同じだ! またやられにきたか!?」
鉄也「覚悟しろ! 今度こそ最期だ」
<戦闘開始>

<鉄也vs暗黒大将軍>

鉄也「闇の世界へ帰れ!」
暗黒大将軍「うぬっ、そうはさせるか!」

<敵全滅・敵増援1or2出現>
※※まだ暗黒大将軍健在の場合、セリフ追加※※
暗黒大将軍「ぐっ、いい気になりおって。……フフ、面白い物を見せてやろう……」
〔敵ユニット出現〕
※※鉄也出撃の場合、セリフ追加※※
鉄也「あ……あれはグレートマジンガー!?」
※※ジュン出撃の場合、セリフ追加※※
ジュン「なんで……グレートマジンガーが……!?」
※※甲児出撃の場合、セリフ追加※※
甲児「や、やつらが……どうしてグレートマジンガーを……!?」
※※さやか出撃の場合、セリフ追加※※
さやか「グレートマジンガーが……あんなにたくさん……!?」
※※ボス出撃の場合、セリフ追加※※
ボス「ありゃー、グレートマジンガーがいっぱいいるだわさ!?」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
暗黒大将軍「お前らの仲間だった科学者が裏切りおったのよ 礼をたんまりはずむといったらグレートマジンガーの設計図を盗んできてくれたわ。ウワッハハハハハ!」


<暗黒大将軍(デモニカ搭乗)撃破・敵増援3>
暗黒大将軍「おのれ! やりおったな!」
〔敵ユニット爆発〕
〔敵ユニット出現〕


<暗黒大将軍撃破>
暗黒大将軍「こ、これまでか! グ、グオォォォォーッ!!」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

甲児「やった! 暗黒大将軍の野郎とうとう最後だ。ざまあみやがれ!」
ブライト「みんな、これより要塞の内部に突入する。気をぬくな!」
【シナリオエンドデモ終了】


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