TOP PAGEへ

No.10
訣別(後)

【シナリオデモ開始】
ブラン「ほう、ロンド=ベルをたたけ、と?」
ガディ「そういう事だ。やつらは反逆者なのだからな」
ブラン「反逆者ね‥‥さて、本当かどうか‥‥」
ガディ「貴様‥‥我々ティターンズに逆らうつもりか?」
ブラン「いえいえ、これは命令ですからな。やらせていただきましょう」
ガディ「ふん、まあいい。で、そっちの小娘はなんだ?」
ブラン「オーガスタ研から預かっている、ロザミア=バダム中尉だ」
ガディ「オーガスタ研? そうか、強化人間か。少しは戦力になるのだろうな?」
ブラン「さあな、オーガスタ研の連中に聞いてくれ」

ロザミア「少佐、ブラン少佐!」
ブラン「ん? なんだ、ロザミア中尉」
ロザミア「ロンド=ベルは、空を落とすと聞いたのですが、本当でしょうか?」
ブラン「空を? 知らんな。なぜそんな事を聞く?」
ロザミア「私は‥‥空が落ちるのが恐いんです!! あれは‥‥あんなことは、もう‥‥ううっ!!」
ブラン(かなり精神が不安定になっている‥‥これで本当に戦えるのか?)
ロザミア「ロンド=ベルが空を落とすのなら、ロンド=ベルは敵です! 私にも戦わせてください!」
ブラン「‥‥あれを使うというのか?」
ロザミア「はい」
ブラン(‥‥確かにあれなら、ロンド=ベルとて倒せるかも知れんが‥‥)
ロザミア「お願いします、少佐」
ブラン「よかろう。しかし無理はするなよ」
ロザミア「ありがとうございます、少佐」
ブラン「オーガスタ研のロザミアか‥‥いいのかな?」「‥‥まあ確実は確実か。あまり確実すぎて、ゲームとしての面白みには欠けるがな
ロザミア「何か?」
ブラン「いや。総員出撃! ロンド=ベル追撃任務に移る!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「訣別(後)」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
ブラン「ティターンズの連中の言いなりになるのは面白くないが‥‥これも命令だからな」
マヤ「敵機出現!!」
ブライト「くっ、これほど迅速に行動してくるとは‥‥ティターンズも必死という事か」
〈出撃ユニット選択〉
マヤ「あ‥‥いえ、ティターンズではありません! 識別信号は通常の連邦軍です!!」
ブライト「何!?」
ブラン「ロンド=ベルに告ぐ、諸君らは完全に包囲された。ムダな抵抗はやめて投降したまえ」
アムロ「相手が連邦軍ではう、うかつな戦闘はできない‥‥どうする、ブライト」
ブライト「‥‥交渉してみるしかなさそうだな‥‥伊吹少尉、回線を開いてくれ」
兵士「ガディ中佐、ロンド=ベルが投降するようです」
ガディ「投降だと!? いかん! させるな!! ブラン少佐に回線をつなげ!!」
ブライト「‥‥ですから、我々は‥‥」
ブラン「ん? ちょっと待ってくれ、ブライト大佐。なんだ?」
兵士「ガディ中佐からの通信です」
ブラン「あとにしろと伝えろ」
兵士「それが、緊急だという事で‥‥」
ブラン「‥‥いいだろう、まわせ」
ガディ「ブラン少佐!! 交渉など必要ない!! 即刻ロンド=ベルを処刑せよ!!」
ブラン「‥‥気に入らんな。投降しようというのならば拒む理由はないはず」
ガディ「反逆者は処刑すればいい!!」
ブラン「それはティターンズのやり方ではないのか? 我々には我々のやり方がある」
ガディ「ブラン少佐!! これは命令だ!! やつらを始末しろ!! 命令が聞けんというのであれば、貴官も同罪とみなす!」
ブラン「‥‥問答無用という事か。責任は取ってもらうぞ」
ガディ「心配するな、ジャミトフ閣下からの命令だ」
ブラン「ふん‥‥気に入らんな‥‥が、命令は命令か。おい、もう一度ロンド=ベルに連絡だ」
兵士「はっ」
ブラン「ブライト大佐、我々はロンド=ベルを反逆者として殲滅させていただく」
ブライト「な!? し、しかしさきほどは‥‥」
ブラン「事情が変わったのでね。我々も軍人である以上、命令は絶対だ。悪く思わんでいただきたい」
ブライト「ブラン少佐!!」
アムロ「‥‥だめか‥‥完全に孤立無援になったな、我々は‥‥」
ミサト「投降も許されないなんて‥‥」
ブライト「‥‥しかたがない。最低限の迎撃で、急いでこの空域から離脱する!! 必要以上の戦闘はさけろ!!」
〈出撃ユニット選択〉
ミサト「この空域から離脱するっていっても‥‥完全に囲まれてますよ」
ブライト「南がやや手薄だ。強行突破しかあるまい」
<戦闘開始>

<2EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ロザミア「遅くなりました、ブラン少佐」
ブラン「ロザミアか‥‥無理はするなよ」
ロザミア「はい、少佐!」

<戦艦がマップ端へ到達・勝利条件達成>
ブライト「よし、ここまでくれば大丈夫だ! 総員撤収せよ!! 全速でこの空域から離脱する!!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ガディ「バカが!! 逃がしましたですむと思うか!!」
ブラン「そうはおっしゃるが、名にし負うロンド=ベルが相手では、そう簡単に事が運ぶわけもなかろう」
ガディ「ちっ‥‥やはり連邦軍では頼りにならんな。我々ティターンズで何とかするしかあるまい」
ブラン「お好きに」
※※撃破5機以下の場合のセリフ※※
ブラン(しかし、あの戦闘で我が方の被害は最小限ですんだ‥‥本当にロンド=ベルが反逆者ならば、遠慮する必要などないはず‥‥どういう事か‥‥)
※※撃破6機以上の場合のセリフ※※
ブラン(ロンド=ベルめ、我々を相手にするのに、なんのためらいも見せなかった‥‥やはり、あいつらは反逆者という事か‥‥)


アムロ「どうやら完全に我々は、反逆者に仕立てあげられたようだな‥‥」
ミサト「どうします? このままじゃ補給も受けられませんよ」
クワトロ「もう一度宇宙に出れば、エゥーゴの組織から支援を受ける事はできるが‥‥」
ブライト「‥‥いや、このまま逃げ回っていても、我々の立場を悪くするだけだ。直接議会に出向き、我々の無実を証明し、ジャミトフの謀略を暴く」
トーレス「けど、補給はどうします? 今のところなんとかもってますけど、これ以上戦闘が続くようだとそろそろ弾薬も心許ないですからね」
クワトロ「それならば、カラバに連絡をとってみればいい」
ブライト「カラバ? まだ活動していたんですか?」
クワトロ「一時は解散状態だったが、ティターンズの活動に触発されるようにして、活動を再開した。今は、エゥーゴの支援を行ってもらっている」

ヒイロ「う‥‥うう‥‥」
トロワ「気づいたか」
ヒイロ「‥‥‥‥ここは?」
トロワ「巡業途中のサーカスのキャンプ‥‥俺の隠れ場所だ」
ヒイロ「なぜ助けた? 俺は死ななければならなかった」
トロワ「お前ならとっくに死んでるさ。あれから一週間‥‥コロニーに対する連邦軍の動きはない。あの事件は無視されているようだな」
ヒイロ「あれからもう一週間も経ったのか‥‥」
トロワ「連邦軍にとって、いや、ティターンズにとって、お前はもう死んでいるのさ。コロニーの束縛はお前にはもうない。‥‥俺は別だが」
ヒイロ「見つけられたのか?」
トロワ「いや‥‥だが、あれ以来なんの任務も送られてこない」
ヒイロ「‥‥‥‥」
トロワ「‥‥俺には決心がつかない。もしティターンズが再びコロニーを盾にとってきたら‥‥あるいは、お前を見習うべきなのか‥‥」
ヒイロ「だったらひとつだけ忠告しておく‥‥死ぬほど痛いぞ
トロワ「! ‥‥ふ‥‥はははははは」
ヒイロ「地球へ来て初めて人にものを頼む。俺が気を失っている間に起こったことを教えてくれ」

トレーズ「‥‥では、どうあってもお聞ききとどけいただけぬと?」
ジャミトフ「くどいぞ、トレーズ准将。これはすでに決定済みの事なのだ」
トレーズ「‥‥わかりました。では、私も現在の職を辞させていただきます。これ以上、意に反する作戦には参加できません」
ジャミトフ「‥‥よかろう。ただいまをもって貴様の任を解く」
トレーズ「ご厚意に感謝します」

レディ「閣下! よろしいのですか?」
トレーズ「戦いは、人々が望まぬ方向に進もうとしている。そして、私はあまりにも無力だ‥‥」
レディ「そのような‥‥。閣下は何事にも負けぬ、強い精神力と行動力をもっておいでです!」
トレーズ「レディ、人は弱いものなのだ。だからこそ、力を求め、脅威を与える相手に戦いを挑む‥‥たとえそれが、死に至る道であろうと‥‥」
レディ「閣下‥‥これからいかがなさるおつもりなのです?」
トレーズ「時代は私を排除しようとしている。ならば、私はその流れに逆らう事はできない」
レディ「閣下‥‥」
トレーズ「わかってくれ、レディ。今はその時ではないのだ」(ゼクス‥‥君はどこにいる? このままでは地球連邦もティターンズも、下らぬ人間の下らぬ行動を許してしまう‥‥)
【シナリオエンドデモ終了】


● No9「訣別(前)」 へ戻る

● リアル系主人公 → No11A「ティターンズの追撃」 へ進む

  スーパー系主人公 → No11B「絆」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦F完結編」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。