第17話
ポケットの中の戦争
サブタイトル
「ポケットの中の戦争」
【シナリオデモ１開始】
≪１回目≫
サイド６ 森の中
バーニィ「みんな、死んでしまった…」「もう…俺がここに残っていてもどうにもならないじゃないか…」「…それでいいのか、バーニィ？ 隊長や仲間に対して…」「俺を信じてくれた…アルに対して…」
〔草むらを歩く音〕
バーニィ「…！？」
アル「バーニィ？ バーニィなの！？」
バーニィ「ああ、俺だよ…」
アル「よかった。まだコロニーから出ていなかったんだね？」
バーニィ「あのガンダムを倒すために、もう一度、攻撃をしかける事にしたんだ…」「アル、手伝ってくれるか？」
アル「うん！ もちろんだよ！」
≪１回目≫
ホワイトベース デッキ
〔戦艦の警報〕
オスカ「サイド６内にザクが出現！ 数、１！ コロニー内に、潜伏していたようです！」
ブライト「生き残りがいたのか…」
シャピロ「ほとんどの機体はコロニーの外の警備か整備に回している。すぐには、動けんぞ…」
クリス「私が出ます！」
ブライト「マッケンジー中尉！？ しかし、補給が終わっていないぞ！」
クリス「いくらかは、補充しました。いけます！」「街に被害が及ぶ前に、ケリをつけたいんです！」
ブライト「わかった…。君に任せる」
クリス「では、いきます！」
〔走り去る足音〕
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
≪１回目≫
〔敵ユニット出現〕
アル「…で、どうするの？ バーニィ？」
バーニィ「ガンダムを森の中に誘い込んで不意打ちをかける」「そうすりゃ、ヒートホークでも勝てる！」「楽勝だな、こりゃあ！」
アル「…………」
バーニィ「情けない顔するなよ…」
アル「だって…一緒に戦えないなんて」「本当に手伝える事、もうないの？」
バーニィ「戦いの方は、俺一人で充分だよ」「お前の任務は…これだ」「この包みを届けて欲しいんだ。中のディスクに指示が入っている」「俺が死んだら…そのディスクを見て俺の命令通りに行動しろ」「大事な仕事だ。頼んだぞ」
アル「バーニィが死んだら？」
バーニィ「万が一の時の用心だ。まぁ使う必要はないだろうがな」
アル「バーニィ死なないよね？ 勝てるよね？」
バーニィ「もちろんさ。まかせとけって！」
〔味方ユニット出現〕
シャピロ「マッケンジー中尉。聞こえるか？」「敵はザク１機だ。うまく動けなくして、捕獲できるか？」
クリス「やってみます！」
シャピロ「すぐに増援を送る。無理はするなよ？」
クリス「了解！」
バーニィ「来たな！」「さあ、ついて来い！」
＜戦闘開始＞
≪２回目以降≫
〔敵ユニット出現〕
ジオン兵「サイクロプス隊は失敗した！ よって連邦の新型機、および木馬は我々が始末する！」「全機続け！」
〈出撃準備〉
ブライト「敵の目的は、我々だ。港に奴らを近付けさせるな！」
シャピロ「聞いての通りだ。速やかに、排除しろ！」
≪１回目≫
＜３ＰＰ・味方援軍１＆敵増援１出現＞
〔敵ユニット出現〕
ギガノス兵「ん？ ザクが戦っているぞ？ どこの部隊だ？」
ジオン兵「サイクロプス隊の生き残り？ たった１機で…」「全機続け！ 連邦の新型を破壊する！」
〈出撃準備〉
ジオン兵「ちっ！ 新手か！」
＜クリスが地雷原に進入＞
〔地雷原に爆発〕
クリス「うっ！ 地雷原？」
バーニィ「今だ！」
〔バーニィがクリスへ隣接〕
クリス「はっ！」
バーニィ「いくぞっ！」
[イベント戦闘「クリスvsバーニィ」]
クリス「ああっ！！」
バーニィ「ハア…ハア…」
クリス「うう…」
バーニィ「なんて、モビルスーツだ…まだ動けるのか…」
＜バーニィがダメージ＞
バーニィ「ううっ！ まだまだ！」
アル「神様…お願いをかなえてください」「もう二度と、イタズラしないと誓います…」「本当です。約束します！」「カエルを殺して遊ぶのをやめます」「ヘビやトカゲを女の子の机に入れたりしません」「だから…だから、お願いです」「どうかバーニィをお守り下さい」
＜バーニィ撃破＞
連邦士官「ザクに乗っていたパイロットは？」
連邦兵「ダメです…。バラバラに、吹っ飛んじまってますよ」
連邦士官「生きていれば、この事件の全容を聞き出せただろうが…」「ん？ 坊や、大丈夫か？」「こんなところで何をしていたんだ？」
アル「う…ううう…」
＜バーニィ部位破壊完了＞
クリス「ザクのパイロット、聞こえますか？」「無駄な抵抗はやめて、投降してください！」
バーニィ「うう…これまでか…」
〔ハッチの開く音〕
バーニィ「…………」
クリス「…！？」「え？ バーニィ…！？」
〔ハッチの開く音〕
クリス「バーニィ…！？ バーニィなの！？」
バーニィ「ク…クリス…君なのか…？」
クリス「よかった…。私…もう少しであなたを…」
バーニィ「…………」
クリス「ブライト艦長！ ザクの捕獲に成功しました。これより、帰艦します！」
ブライト「了解した。受け入れ態勢を整えておく」
〔味方ユニット離脱〕
〔敵ユニット離脱〕
＜敵全滅・勝利条件達成＞
シャピロ「よし、任務完了だ。全機、ただちに帰艦せよ！」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
≪バーニィ生存≫
ホワイトベース デッキ
バーニィ「クリス…。俺はジオンに帰る気はないよ…」「生き残ったら、コロニーの警察に自首するつもりでいたんだ」「住民にも迷惑を掛けちまったからね…」
クリス「バーニィ…事情はわかったわ」「後は私達に任せて。あなたを連邦軍に引き渡すつもりはないから…」
バーニィ「そんな事が通るのか？ この船では…」
クリス「この部隊は連邦軍と、違う目的で動いているの…」「私もまだ、ここに配属されたばかりで、よくわからないけど…」
バーニィ「…わかった。とにかく今は、クリスの言う通りにするよ」「けど、ジオン軍と戦えってのは無理だぜ？」
クリス「ええ…わかっているわ」
≪バーニィ死亡≫
アル 自宅
アル「…………」
バーニィ「アル、いいかい？ よく聞いてくれ。この包みの中には俺の証言を収めたテープや証拠の品が入っている」「もし俺が死んだら、これを警察に届けてくれ」「大人が本当だと信じてくれたら、このコロニーは救われると思う」「連邦が憎いとか、隊長たちの敵を討ちたいとかいうんじゃないんだ」「うまく言えないけど、あいつと…ガンダムと戦ってみたくなったんだ」「俺が兵士だからなのか、理由は自分でもよく分かんない」「アル、俺は多分死ぬだろうが、その事で連邦軍の兵士やガンダムのパイロットを恨んだりしないでくれ」「彼らだって、俺と同じで、自分がやるべきだと思った事をやってるだけなんだ」「無理かもしれないけど、他人を恨んだり、自分の事を責めたりしないでくれ」「これは俺の最後の頼みだ」「もし、運良く生き延びて戦争が終わったらさ、必ずこのコロニーに帰ってくるよ」「会いに来る。約束だ」「これでお別れだ。じゃあな、アル。元気で暮らせよ！ クリスによろしくな！」
〔通信を切る音〕
アル「ううう…」
≪バーニィ死亡≫
ホワイトベース ブリッジ
ブライト「ご苦労だった、中尉」
クリス「すみません。ザクの捕獲に失敗しました」
シャピロ「敵の増援があった。仕方あるまい…」
クリス「…あのザク…始めから傷ついていました。それなのに、たった１機で…」
アイザック「ただ１人残されたパイロットの意地だろう…」
キッド「男だねぇ…会ってみたかったな…」
【シナリオエンドデモ終了】
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