第34話
重慶基地防衛戦
サブタイトル
「重慶基地防衛戦」
【シナリオデモ開始】
≪１回目≫
重慶街中
〔車のドアを閉める音〕
カミーユ「食料、医薬品…と…これで、全部だな…」「ファめ…自分で買い忘れた物を俺に買いに行かせるなんて…」
フォウ「ハ～イ！ そこの車の人！ 基地まで乗せてってくれない？」
カミーユ「あ、いいですよ」
〔車のドアを閉める音〕
カミーユ「君、連邦軍の人？」
フォウ「ええ、そうよ？」「そうは見えない？」
カミーユ「まぁね…。でも、僕が基地の方に行くってどうしてわかったんだい？」
フォウ「フフ…あなた、ホワイトベースのクルーでしょう？」
カミーユ「やっぱり、そう見えるんだ…」「僕はカミーユって言うんだ。よろしく！」
フォウ「私はフォウ・ムラサメ」
カミーユ「フォウ・むらさめ？ 難しい名前だな…」
フォウ「仕方がないわ。そう付けられてしまったんだもの」
カミーユ「そりゃあ、そうだ」
フォウ「カミーユか…。やさしい名前だね？」
カミーユ「…………」
フォウ「アハハハハハ！ 自分の名前が嫌いなのね？」
カミーユ「どうしてさ？」
フォウ「顔に書いてあるよ？」
カミーユ「そうかい…」
〔車の装甲音〕
≪２回目≫
連邦軍 重慶基地
タップ「ライト、手紙が届いたって？」
ライト「ああ、そうなんだ」
ケーン「よく届いたもんだよな…。どっからだ？ 家からか？」
ライト「うん…執事が死んだっていう知らせだ…」
ケーン「執事？」
ライト「ああ…ガキの時から、ずっと俺を可愛がってくれてなあ…」「俺の教育やしつけは、みんな彼の役目だったんだ…」「その彼が…」
ケーン「同情するぜ…」
ライト「それが、ピンと来ないんだ」「日付を見ると、１ヵ月も経ってるし…」
タップ「そういうのって、時間が経ってから、胸にキューンと来たりしてなぁ…」
ライト「フッ…そうかもな…」「…なんか、人が死ぬのには、慣れちまったみたいだ…」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔戦艦の警報〕
※※１回目の場合のセリフ※※
オスカ「敵部隊、捕捉しました！ まもなく、重慶上空に差し掛かります！」
※※２回目以降の場合のセリフ※※
オスカ「敵部隊、捕捉しました！」
※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔敵ユニット出現〕
アラン「数が少ない…これは、基地の制圧が目的ではないな」
クワトロ「爆撃任務でも帯びているのだろう」
ブライト「よし、迎撃するぞ！ 敵を基地に近付けさせるな！」
※※１回目の場合のセリフ※※
カミーユ「クワトロ大尉！ 遅れてすみません！」
クワトロ「カミーユ、戻ったか！」
カミーユ「はい！ すぐに出られます！」
クワトロ「よし！ 発進する！」
カミーユ「了解！ カミーユ！ Ｚガンダム、行きます！！」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
フォウ「Ｚガンダム…あれは、カミーユね」「フフ…お手並み、拝見させてもらうわ」
※※２回目以降の場合のセリフ※※
〈出撃準備〉
※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔カーソル、重慶基地を指定〕
＜戦闘開始＞
≪２回目≫
＜３ＰＰ・味方援軍１＞
〔味方ユニット出現〕
フォウ「カミーユ！ また会ったわね！」
カミーユ「え？ フォウ？」「それには、フォウが乗っているのか？」
クワトロ「知り合いなのか、カミーユ？」
フォウ「フォウ・ムラサメ少尉です。ホワイトベース隊を支援します」
クワトロ「了解した。よろしく頼む」
＜敵全滅・勝利条件達成＞
オスカ「敵部隊、全滅しました」
ブライト「よし、作戦を終了する。全機、帰艦しろ」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
≪１回目≫
ホワイトベース ブリッジ
フォウ「フォウ・ムラサメ少尉です。本日付で、ホワイトベース隊に配属なりました！」
クワトロ「なかなかの腕だ…。かなりの実戦経験があるようだな？」
フォウ「いえ、実戦はそれほど…」
ブライト「それで、あれだけ乗りこなせるものなのか？」
リュウ「カミーユやジュドーの例もある。今更、驚く事じゃないだろ？」
ブライト「ああ…そうだな…」「では少尉、頑張ってくれ」
フォウ「はっ！」
≪１回目≫
ホワイトベース 食堂
＜＜秋水（男）＞＞
秋水「あのパイロット、この部隊に配属されたのか？」
＜＜秋水（女）＞＞
秋水「あのパイロット、この部隊に配属されたの？」
カミーユ「ああ、フォウ・ムラサメっていうんだ。ちょっと、変わった名前だろ？」
ファ「カミーユ、さっきあの人と親しそうだったけど？」
カミーユ「街で偶然知り合っただけさ！」
ファ「どうだか…」
＜＜秋水（男）＞＞
秋水「ああ、そういえば、ムラサメって名前なら、日本人とのハーフなのかな？」
＜＜秋水（女）＞＞
秋水「あ、そういえば、ムラサメって名前なら、日本人とのハーフかもよ？」
アラン「そうではない。彼女はムラサメ研究所出身というだけだ…」
クリス「ムラサメ研究所…じゃあ、あの人…」
アラン「ああ、強化人間だ。よく知っていたな？」
クリス「アレックスの開発中に噂だけは…」
アラン「なるほど…」
忍「強化人間って何だよ？」
アラン「人工的に身体と精神を強化した人間だ。並みのパイロットとは違う」
クリス「ムラサメ研究所…噂には聞いていましたが…本当に連邦軍にそんな組織が？」
アラン「一部の過激な勢力だ。だが、すでに首謀者は拘束した」
アイザック「ジャミトフ・ハイマン、それにバスク・オムあたりか…」
アラン「連邦軍内部の腐敗を是正しようとする動きが出てきているということだ」「極東支部を統括するイゴール長官の力添えも大きい」
キッド「その流れで、パイロットがうちに転属されたってわけか」
ボウィー「ま、普通の部隊じゃやっかいだよな、そりゃ」
＜＜秋水（男）＞＞
秋水「でもさ、彼女に責任は無いだろ？ みんなで守ってやるべきだよな？」
＜＜秋水（女）＞＞
秋水「そういう言い方はよくないわ！ 彼女に責任はないんだし…。みんなで守らなきゃ！ ね？」
カミーユ「ああ、そうだな…」
フォウ「…………」
≪１回目≫
ホワイトベース ブリッジ
イゴール長官「…というわけだ。彼女の精神の安定のためにも君達の部隊が最適と判断した」「すまんが、よろしく頼む」
ブライト「了解しました。ですが、本当に大丈夫なのでしょうか？」
クワトロ「確かに彼女の存在は危険だ。他のパイロットに悪影響が出なければいいが…」「ララァはどう思う？」
ララァ「大丈夫…今はもう彼女に戦いを強制する力は感じられません」「それにカミーユがいるわ。彼ならきっと…」
クワトロ「そうか…。なら、私はララァの言葉を信じる事にする」
ララァ「ありがとうございます」
≪２回目≫
ホワイトベース 食堂
タップ「ふう…こう戦闘続きじゃ、感傷にひたる間もないよなあ…」
ライト「そうだな…」
ケーン「ま、生きてりゃ色々あるって！ 楽しく行こうぜ！」
タップ「お？ やけに素直な意見だな？」
ベン「准尉殿ーっ！！」
〔走り寄る足音〕
ケーン「な、なんだよ、軍曹…？」
ベン「准尉殿に資材の運搬を行っていただきたく…」
ケーン「だから、そう固くなんなって！」
ライト「積荷は何なんです？」
ベン「それは、その…」
プラート博士「ドラグーンじゃよ。お前達が乗り安いように、セッティングしておいた」
ライト「量産機ですか？ ですが、我々にはドラグナーが…」
プラート博士「ドラグナーが万が一、使えなくなった時、困るじゃろう？」
ライト「そりゃあ、まあ…」
ケーン「くれるって言うんだ！ もらえるもんは、もらっとこうぜ？」
タップ「そういう事！」
ライト「では、博士。遠慮なく使わせて頂きます」
プラート博士「うむ！ しっかり役立ててくれよ」
【シナリオエンドデモ終了】
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