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No.13
変わり果てた地球

【シナリオデモ開始】
大空魔竜/ブリッジ
ゴオ「地球が滅亡寸前ってどういう事ですか博士!?」
霧子「この映像を見な。今の日本の状況だ」
〔通信機の起動音〕
ローサ「こ、これは…」
甲児「嘘だろ! この焼け野原が日本かよ!」
柳生「見渡す限りがれきの山…焦土と化しているわ」
ゴオ「巨神戦争の直後よりもひどい有様じゃないか…!」
早乙女「50年前、邪魔大王国が暴れ回った時でもここまでひどくはなかったぜ」
剣児「おいおい…。まるで実際に見たような言い方じゃねえか。50年前の話だろ?」
早乙女「えっ? テ、テレビで見たに決まってんだろ! テレビで!」
剣児「何だよ。そんなムキになって…」
ミア「わ、私の故郷が…こんな姿に…あ、あああ…」
ガリス「…博士。これは全てダリウス軍と邪魔大王国がやったのですか?」
霧子「その事なんだが…」
〔通信のコール音〕
ルル「通信回線に何者かが割り込んできます!」
ローサ「何ですって!?」
〔モニターの開く音〕
ギル・バーグ「どうかね、ミア・アリス。素晴らしい眺めだろう?」
ロール「ギル・バーグ!」
ギル・バーグ「くっくっく…。いい顔をしてるじゃないか…もっと苦しむがいい、ミア・アリス!」
ミア「くっ…!」
ギル・バーグ「ところで…どうして地球がこんな変わり果てた姿になったかわかるか?」
ダイヤ「ふざけるな! お前達がやったくせに!」
ギル・バーグ「確かに半分は我々のやった事だ。だが、残り半分は貴様ら地球人が自分自身の手でやったのだ…」
ゴオ「地球人が自分で…? それはどういう事だ!」
ギル・バーグ「地球人のテロリストが、宇宙空間を漂流していたユニウスセブンとかいうコロニーの残骸を地球に落としたんだ!」
鏡「ユニウスセブンを落としただって? そんな馬鹿な!」
ギル・バーグ「俺達のような侵略者が地球の平和を脅かしているという時に、団結して立ち向かうならまだしも…」「地球人同士でいがみ合い、戦争を始めるとはな…。愚かすぎて笑いが止まらないぜ! ふははは…!」
ミスト(こ、この非常時に、地球人同士で戦争だって? そんな事が本当にあるのか…?)
ギル・バーグ「ミア・アリス…今日はまだお前を殺さない。その目で変わり果てた地球をよく見ろ」「もっと苦しみ、絶望するがいい! そして、全ての希望を失った貴様をこの手で八つ裂きにしてくれる!」
パイ「ギル・バーグ! てめえ!」
ギル・バーグ「ふふふ…ふははは…!」
〔通信の閉じる音〕
霧子「…何だい、今の気持ち悪い奴は…」
ロール「奴はギル・バーグ。宇宙海賊バンカーの幹部だった男です」
ランバ「今は、別の組織で地球侵略をしてるって言ってたわ…」
霧子「あいつが地球を侵略してようとしてるってわけかい…」「…おや? 新顔が増えてるようだね?」
ガリス「地球を離れている間にいろいろありましてね…」
ローサ「詳しいお話は、ダンナーベースに戻ってからします」
ゴオ「ところで博士。あいつの言ってた事は本当なんですか? テロリストがユニウスセブンを落としたって…」
霧子「残念ながら本当だ。それが原因で、今、連合とザフトは戦争状態にある。犠牲者も酷い数だよ…」「落下による被害も相当な物だが、各国でザフト製モビルスーツによる無差別テロが起きていてね…」「それに対する報復と称して一部の街では、公にコーディネイターへの粛清も行われている」
杏奈「それって処刑って事…?」
ゴオ「馬鹿な…! 倫理観がマヒしちまってるのか!?」
霧子「他にも、被災地から脱出した人達が困窮のあまり街を襲撃したり、疎開先の住民と武力衝突したり…」「ユニウスセブン落下そのものよりも、その後の被害の方が大きいんじゃないかって気になるよ」
ミスト「ち、地球は侵略されそうなんですよ!? そんな事をしている場合じゃ…!」
霧子「私だって信じられないさ。でもね、それが事実なんだよ」「そして、一般市民は情報操作の波に飲まれ、真実を知らないまま怒りと不安にかられていく…」「侵略者の魔の手がそこまで迫っているだなんて聞いたら、さらに混乱が起きちまうだろ?」
静流「コスモベースが擬態獣とダリウス軍によって破壊されたとという話も聞きましたが…」
霧子「…それも事実だ。月面の回電波の報告があったのとほぼ同時だったね」「たくさんの犠牲者が出たよ…」
ゴオ「怪電波に関してはわからずじまいですがルウ・ルーとコスモダイバーを大空魔竜で収容しています」
霧子「本当かい!?」
ゴオ「…博士、ルの父親はルウを逃がすためにひとり戦ったと聞きましたが…」
霧子「…残念ながら、生存者はゼロだ」
ゴオ「わかりました…。頃合を見計らって、フランクリン先生から伝えてもらうようにします…」
霧子「…あの親子は絆が深かったからね…。かわいそうに…」
アンア「ユニウスセブンに、コスモベース…地上だけじゃなくて、宇宙もボロボロなのね…」
霧子「…それからもう一つ…」
ミスト「まだあるんですか?」
霧子「さらに混乱させちまうかもしれないがこいつを見ておくれ」
〔通信機の起動音〕
デュランダル「皆さん、私はプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルです」「プラントと地球の戦争状態が解決しておらぬ中、このようなメッセージをお送りする事をお許し下さい」
さやか「プラントのデュランダル議長だわ…」
甲児「おっ。おっさんの隣にかわいい女の子がいるぜ?」
つばき「知らないんですか? ラクス・クラインですよ」「2年前の戦争で行方不明になって最近、奇跡のカムバックを…」
静流「しっ! その話は後よ。今は映像を見なさい」
つばき「すいません…」
デュランダル「…今こそ皆さんに知っていただきたい! こうしていまだ戦火の収まらぬわけ…」「またもこのような戦争状態に陥ってしまった本当のわけを!」
ラクス「このたびの戦争は、確かにわたくしどもコーディネイターの一部の者が起こした大きな惨劇から始まりました」「それを止め得なかった事、それによって生まれてしまった数多の悲劇をわたくしどもも忘れはしません」「ですが、このままではいけません。こんな撃ち合うばかりの世界に安らぎはないのです」「果てしなく続く憎しみの連鎖の苦しさをわたくし達はもう十分に知ったはずではありませんか!」
デュランダル「なのに、どうあってもそれを邪魔しようとする者がいるのです。それも古の昔から…」「自分達の利益のために戦え! 戦わない者は臆病だ、従わない者は裏切りだ…」「そう叫んで常に我らに武器を持たせ、敵を作り上げてきた者達。平和な世界にだけはさせまいとする者達…」「コーディネイター忌み嫌うあのブルーコスモスも、彼らの作り上げた物にすぎません!」「常に世界に戦争をもたらそうとする軍需産業複合体、死の商人、ロゴス! 彼らこそが私達全ての、真の敵です!」「世界の真の敵、ロゴスこそを滅ぼさんと戦う事を、私はここに宣言します!」
〔通信の閉じる音〕
静流「こ、これはいったい…」
霧子「ついこの間、全世界に向けて送られたプラントからのメッセージだよ。このせいで、世界はさらに混乱してね…」「今地球は、物理的にも政治的にも崩壊寸前ってわけなのさ」
剣児「さっき、ロゴスの関係者のリストが画面に映ってたけど、俺でも知ってるような名前ばかりだったぜ!?」
さやか「パッと見えただけで軍事産業の重鎮、金融機関のトップ…」
ハッチョ「食品会社の社長もいた!」
リー「おいおい…。じゃあ普通の生活レベルにまでロゴスは関与してたってわけかよ…」
甲児「って事は、俺達の知ってる奴にロゴス関係者がいるかもしれないのか!?」
ディック「身近に潜んでいるかもしれない戦争への協力者…。こりゃ、みんな疑心暗鬼になるな」
ダイヤ「そんな事あるもんか! そんな事…!」(でも、父さんの知り合いの学者もさっきのリストに載ってた…!)(あの人も戦争の手伝いをしてたのか…? くそっ…)
霧子「…認めたくないが、一般大衆によるロゴス関係者への私刑も行われている。戦争になったのはお前のせいだ、とね」「そう、酷いのはさっき言ったコーディネイターへの粛清だけじゃないんだよ…」
光司「なんてこった…!」
静流「民衆をコントロールし内側から敵の戦力をそぎ落とす…。あの議長、かなりの策略家ね」
ゴオ「それだけ、地球側にウミが溜まっていたというのが情けない話だがな…」
霧子「このまま戦争が続けば、またサイクロプスやジェネシスのような物が持ち出され…」「本当に人類滅亡へのシナリオを突き進んじまう」
ミスト(侵略者に襲われて、自分の星が大ピンチだって言うのに…)(人間同士で戦争を始めちゃうっていったい何なんだよ…!?)
静流「だけど、どうしてラクス・クラインがデュランダル議長と一緒にいたのかしら…」
コトナ「ねえ、ラクス・クラインって…?」
杏奈「今の映像で、演説してた男の人の横にピンク色の髪の女の子がいたでしょ? あれがラクス・クラインよ」「プラントって言う国の国民的アイドルなの。もちろん地球にもファンは多いわ」
コトナ「ふうん…」
つばき「2年前、地球とプラントが戦争をした時、ラクス・クラインは戦争を止めさせるために…」「レジスタンスとして活動して、戦争終結後、行方不明になっていたの」「それが最近、奇跡の復活をしてものすごい話題になってたのよ」
サラ「そんな有名人なのに、どうして甲児君は知らなかったの?」
甲児「俺はDr.ヘルとの戦いでそれどころじゃなかったからなぁ…」
サッラ「Dr.ヘルって?」
甲児「それについては話すと長くなるから、別の機会に話してやるよ」「今はラクス・クラインの話の途中だろ?」
サラ「あ、ごめんなさい。話の腰を折っちゃって…」
静流「…2年前、ラクスは歌に乗せて戦う事の愚かさ、無意味さを解き続けた…」「でもそれは、あくまで中立の立場で戦争を止めようとしていたはずよ」
ゴオ「デュランダル議長の側に立って同じ事を言うとなると…」「ロゴスを倒して、戦いを終わらせましょうって意味になっちまうな…」
光司「あのラクス・クラインがそんな事を言うなんて…!」「2年の間に考え方が変わっちまったって言うのか?」
つばき「学校の友達に、ラクス・クラインの熱狂的なファンがいるけど…」「カムバックしてからのラクスさんは歌の雰囲気がずいぶん変わったって不思議そうな顔をしてたわ」
杏奈「つばきちゃんの友達も? 私のクラスメイトも同じような事を言ってたよ…?」
静流「奇跡のカムバック後に歌や言動の大きな変化か…。何だか匂うわね…」
霧子「ラクス・クラインの豹変については地球でもいろいろ言われててね…」「人質を取られているか、脅されているか…そんな憶測が飛び交ってるよ」
カルメン99「偽者ってパターンもあるわね…?」
ゴオ「どんな事情があるにせよ、今のラクス・クラインは…」「デュランダル議長のプロパガンダに利用されている事は間違いない」
静流「プラント国内はもちろん、地球においてもラクス・クラインの影響力は大きいわ…」「彼女がロゴスを滅ぼそうと言えば、それに賛同する者は多いでしょうね」
霧子「ああ、その通りだ。それにプラント側の言葉は非常に聞こえがいい…」「だからこそここまで地球圏は混乱していると言ってもいいだろう」
光司「今まで俺達が信じていた企業や会社が全て戦争屋に加担してて…」「それが今回の悲劇を生んだなんてそう言われたら、ロゴスを潰せば戦争が終わるって考えちまいますよ」
ゴオ「本当は、そこまで単純な問題でもないのは考えればわかる事のはずなんだが…」「今は、みんなの心が疲れきっている…。誰かの言葉にすがらないと駄目なんだろうな」
ダイヤ「だからって、あの議長の言葉を鵜呑みにして、人殺しをしていいって事になるかよ!」
ミスト「戦争を止めさせる事はできないんですか? 同じ地球人同士なんでしょ!?」「地球の人はみんな良い人ですよ! 話せばわかってくれるはずです!」「ちょっと興奮した人がいても暴徒鎮圧は防衛隊時代の任務で慣れてます! 俺に任せて下さい!」
霧子「それでテロが終息に向かえば苦労はしないさ…」
静流「ナチュラルとコーディネイターの因縁は根が深いからね…」「それに、そっきゴオが言った通り今の一般市民は消耗しきってる」「あなたの説得に耳を貸す心の余裕はないと思うわ…」「残念だけど、今の私達に戦争を簡単に止める事は不可能ね…」
ミスト「そんな…!」
霧子「静流の言う通り、戦争の方は私達の力じゃどうにもならないが…」「私達にもできる事…いや、やるべき事があるだろう? 侵略者退治って言う大事な使命がね!」「だから早く戻っておいで! 地球のために戦うんだよ!」
ガリス「わかりました。大至急、ダンナーベースへ戻ります」
霧子「待ってるよ!」
〔通信の閉じる音〕
ガリス「ロンゴ。ダンナーベースへ向けて、全速前進!」
ロンゴ「了解!」

ダンナーベース/司令室
小波「よかったですね 大空魔竜が見つかって」
霧子「ああ…。あいつらにとっちゃよくなかったかもしれないけどね…」「何しろ、地獄みたいな世界に戻って来ちまったんだから…」
桃子「今までどこにいたんでしょうね?」
霧子「さあね。九州で空間のひずみに飲み込まれて以来、音信不通、手がかりなしだったからね」
影丸「ともあれ、ゴオ達が戻ってくれれば日本の防衛態勢を立て直す事ができます」
霧子「ああ。防衛軍とダンナーベース…」「それに日本政府の協力のおかげで持ちこたえちゃいるが、日本は占領寸前だからね」「あいつらが戻ってくれれば…」
〔通信のコール音〕
小波「博士、地球連合のヘスター事務総統から通信です」
霧子「…もう嗅ぎつけたか。さっきの通信を傍受されちまったかね。つないどくれ」
小波「はい」
〔モニターの開く音〕
ヘスター「葵博士。大空魔竜の消息がわかったそうですね」
霧子「ああ。ついさっき、連絡が取れたよ」
ヘスター「報告によれば、大空魔竜には光子力研究所とダンナーベース…」「それにビルドベースのロボットも同行しているそうではありませんか」「ならば、かなりの戦力が復帰した事になりますね」
霧子「…そうなるね」
ヘスター「では、先日のような、戦力が不足しているから協力できないという言い分は通用しませんね」
霧子「…………」
ヘスター「地球連合の代表として改めて要請します…」「光子力研究所、ダンナーベース、ビルドベース、大空魔竜の各部隊は…」「地球連合軍と合流し、対ザフト軍の作戦行動に参加しなさい」
霧子「地球連合軍と合流ね…。ロゴスと合流の間違いじゃないのかい?」
ジブリール「…だったら何だと言うのだね、葵博士?」
霧子「ロード・ジブリール!」
ジブリール「地球連合もロゴスも目的は同じ。コーディネイターの侵略から青き地球を守る事だ!」「お前達もナチュラルならば我々に協力したまえ!」
霧子「ジブリール…。今は人間同士が争っている場合じゃないだろう?」「擬態獣にダリウス軍、それに邪魔大王国の襲撃を受けて…」「地球そのものが存亡の危機に瀕しているんだよ?」
ジブリール「コーディネイターも宇宙の化け物…人間ではない!」「奴らもダリウス軍や邪魔大王国同様、地球を脅かす侵略者…むしろ最優先で倒すべき敵なのだ」「奴らがユニウスセブンを落として、我々を滅ぼうとしたのを忘れたか!」
影丸「あの事件は、ザラ派残党のテロリストがやった事で、プラントは直接関与していないはずでは…?」
ジブリール「テロリストだろうと何だろうとコーディネイターの仕業である事に変わりはない…」「コーディネイターがひとりでも存在する限り、あのような参事が再び起こるに違いないのだ!」「今回の月面の怪電波の件もコーディネイターの手によるものだろう!」「先ほど電波は止んだようだがおかげでダイダロス基地は大損害を被ったのだ!」
小波「そ、そんな乱暴な理屈…」
桃子「しっ! 聞こえちゃうわよ!」
ヘスター「葵博士。今度こそ我々の要請を受け入れてくれますね?」
霧子「…お断りだね」
ヘスター「何ですって?」
霧子「地球の平和のために、侵略者と戦うってんなら、喜んで協力するさ」「しかし、あんた達はコーディネイターを滅ぼそうとしているだけだ。そんな事には手を貸せないね」
ヘスター「あなた達はこのまま地球が滅んでもいいと言うのですか?」
霧子「だから、戦う相手が違うって言ってるんだ!」「私達が倒すべき相手は、地球を狙ってる侵略者どもだろう!」「擬態獣、ダリウス軍、邪魔大王国…こいつらを倒すのが、私達の務めじゃないのかい!?」
ジブリール「もちろんそうだ。しかし今、最優先で滅ぼすべきはコーディネイターなのだ!」「奴らの排除なくして、地球に未来はない!」
ヘスター「これが最後です、葵博士。地球連合に協力しなさい」
霧子「何度言われても同じだ。コーディネイターを滅ぼすための戦争なんかには協力しない!」
ヘスター「そうですか。ではこれより、あなた方を地球連合に敵対する組織と見なします」
霧子「好きにしな」
ジブリール「…気が変わったら、いつでも連絡してくれたまえ…」
〔通信の閉じる音〕
影丸「言う事を聞かない奴は全部的…まるで子供の理屈だな」
霧子「それだけ連合の奴らが思考停止状態に陥ってるって事さ。むしろ同情するよ…」
影丸「博士。この件を大空魔竜に伝えておいた方がいいのでは?」
霧子「それもそうだね。大空魔竜に回線をつないでどくれ」
桃子「了解!

大空魔竜/ブリッジ
ガリス「…では、地球連合軍が我々を攻撃してくるかもしれないのですね?」
霧子「こっちへ向かう途中で、連合軍と出くわすかもしれないからね」「それに今、ジブリールの私兵であるファントムペインと…」「ヘスター事務総長お抱えの人類軍もうろついているらしい」「話が通じない連中だから警戒しておいが方がいい」
ガリス「わかりました。ご連絡ありがとうございます」
霧子「待ってるからね。早く戻っておいで」
ガリス「2時間ほどで到着できると思います。もうしばらくお待ち下さい」
杏奈「お母さん! おいしいごちそういっぱい用意して待っててね!」
ゴオ「こら、杏奈! 何言ってんだ!」
杏奈「ルウちゃんを励ますためにもホームパーティーを開こうって言ってるの!」
ゴオ「お、お前なあ…! 気持ちはわかるが、今はそれどころじゃないだろう!」
霧子「確かに、それどころじゃないね…。でも、無事に戻って来てうれしいし、帰還パーティーでもするかね」
杏奈「さっすがお母さん! 話がわかるぅ!」
霧子「とにかく、今度こそ無事に戻っておいで! いいね! 待ってるよ!」
〔通信の閉じる音〕
ミア「そういえば、ルウちゃんって、まだ医務室で寝てるんですか?」
ゴオ「体力の方は回復して医務室から出られたんだが…」「父親の事を伝えてからずっとふさぎ込んだままでな…」
杏奈「ふさぎ込んでるって言うか、何か思いつめてるみたいなの…」
ウェンディ「思いつめてるって…何だか心配ですね」
レ・ミィ「目の前でお父さんを殺されちゃったんでしょ? 相当ショックを受けてると思うわよ…」「私は何とか立ち直れたけど、心の弱い子だったら耐えきれなくて、お父さんの後を…」
杏奈「ちょっと、ミィちゃん! 物騒な事を言わないでよ!」
レ・ミィ「ご、ごめん。それくらいショックだって事を言いたかったのよ…」
ゴオ「ルウがそんな間違いを起こさないように俺達がちゃんとフォローしてやらないとな」
杏奈「うん!」
サラ「私達も力になるわ。みんなで励ましてあげましょうよ」
ローサ「そうね。これから仲間になるんですものね」
杏奈「ありがとう、みんな!」
レ・ミィ(こういう場合、同じ経験をした私が相談に乗るのが一番よね…。後で会いに行ってあげなくちゃ!)
ガリス「では、大空魔竜はこのまま進路を維持。ダンナーベースへ…」
ロンゴ「了解!」


大空魔竜/食堂
アナ「お父様は今ごろどうしているのでしょう…」
ゲイナー「気になりますか、アナ姫様?」
アナ「おかしなものですね。あれほど落ち着かなければならないと皆さんに言い聞かせていたのに…」「自分が寂しくなってしまうと、この気持ちはどうしようもない事がわかります」「もう一度、お父様に会いたい…」
リュボフ「姫様のお年頃でしたら無理もありませんよ」
ゲイナー「そうですよ。アナ姫様だって、泣きたい時には泣けばいいんです」「メダイユ公爵にだって、生きてさえいればいつか会えますよ」
ルウ「………」
ゲイナー「あ…ごめん、君の事まで気が回らなくて…。君のお父さんはもう…」
ルウ「…私の事なら気にしないで。それより、あなたのお父さんの話を聞かせて」
アナ「いいのですか?」
ルウ「うん」
アナ「…私のお父様はウルグスクというドームポリスの領主で、古い芸術品を集めるのが趣味なんです」
ルウ「そうなんだ…」
アナ「それで、お父様は…」
サラ「アナ姫様もルウちゃんも友達ができてよかったじゃない」
ゲイナー「サラさん、戻ってきてたんだ」
サラ「ちょうど今ね」「…ゲイナー君は、お父さんの話をされてつらくないの?」
ゲイナー「つらくないって言えば嘘になるけど、僕の両親が死んでからもう2ヶ月以上経ってるし…」「いつまでも引きずるのは情けないと思ったんだ」
サラ「そのうち1ヶ月は学校を休んでたくせに。偉そうな事言わないの!」
ゲイナー「1ヶ月も休んでないよ。人聞きの悪い事を言わないで欲しいな」「確かに僕は、27日間ひきこもってゲームばかりやってたけど…」
サラ(あまり変わらないじゃない…!)
ゲイナー「必ずしも、学校を休んで悪い事ばかりじゃなかったって思ってるんだ」
サラ「あのシンシアって子と仲良くなれたから?」
ゲイナー「そっ、そういうのじゃなくて…!」
サラ「カマかけのつもりだったんだけど、図星とはね…」「もしかしたらと思ったけどゲイナー君、あの子の事で思いつめてるでしょう?」
ゲイナー「サラにはお見通しか…」
サラ「だって、この部隊の人って思いつめてる人ばかりなんだもの」「ゲイナー君ったら、その人達と同じ顔してるんだもの。すぐにわかるわよ」
アナ「その人はゲイナーの大切な人なのですか?」
ルウ「私も、ゲイナーさんの話を聞いておきたい…」
サラ「アナ姫様…それにルウちゃん…」
ゲイナー「この話をしてもルウちゃんやアナ姫様の役に立つとは思えないけど、いいの?」
ルウ「いいの。いろんな話を聞いておきたいから」「それに、ゲイナーさんがどうやって立ち直ったかって参考にしたいから…」
アナ「私も気になります」
ゲイナー「…僕にとって、シンシアは特別な人なんだ」「僕の両親がエクソダス主義者に殺されて、僕は27日間ずっと引きこもってゲームばかりやってた」「その間、僕の相手をしてくれたのはモニターの向こうのシンシアやゲーム仲間達だけだった」「とくにシンシアは、僕の話をゲームをしながらいっぱい聞いてくれたんだ。まるで自分の事のように…」
サラ「だから、シンシアを救いたいのね?」
ゲイナー「ああ。僕はシンシアを救ってあげたい」「実戦の意味も知らずにシベ鉄の言いなりに戦い続けてきたシンシアを…」
サラ「…やっと言ってくれたわね」
ゲイナー「ごめん、ずっと隠してて」
サラ「だからあの時強くなりたいって言ったのね」
アナ「私を守るのが第一だったのではなかったのですか、ゲイナー! ひどい!」
ゲイナー「すみません…。もちろん、姫様はお守りします。ですが…」
アナ「わかっています。今のはからかってみただけですよ」
ゲイナー「ええっ!? こりゃまいったなぁ…」
ルウ「フフッ…」
サラ「あ、笑ったわね、ルウちゃん」
ルウ「うん…久しぶりに笑えた…」「ありがとう…。私もゲイナーさんやアナ姫様みたいに強くなれるように頑張る…!」

大空魔竜/通路
レ・ミィ(何よ…せっかく励まそうと思ったのになんか解決しちゃってるっぽいじゃない…)(やっぱり、あのアナって子気に入らなーい!)
ダイヤ「どうしたんだ、ミィ」
レ・ミィ「な、なんでもないわよ! それに、気安くミィなんて呼ばないで!」
ダイヤ「ひでえなぁ。この前、ミィって呼んでもいいって言ったじゃないか」
レ・ミィ「言ったけど、ダメなの!」
ダイヤ「大方、ルウちゃんを励まそうっと思って先を越されたんだろ?」
レ・ミィ「違うわよ! ただ、話を聞いてあげようかなって思っただけよ!」「そしたら、あの子もう元気になってるんだもの!」
ダイヤ「何も違わないじゃないか…」
レ・ミィ「違うったら違うの! 絶対違うの!」
ダイヤ「なあ、ミィはさ、相談に乗ってあげたかったのか?」「それとも、ルウちゃんに元気になって欲しかったのか?」
レ・ミィ「そりゃ元気になって欲しかっただけだけど…」
ダイヤ「じゃあ、いいじゃないか。ルウちゃん、元気そうだぜ」
レ・ミィ「わかってるわよ、そのくらい!」
ダイヤ「それより、地球連合軍が仕掛けてくるかもしれないんだ」「一応、格納庫で準備をしといた方がいい」
ルージ「この星の人と戦わなきゃならないんですか…?」
ダイヤ「そうならないのが一番なんだけどな…」
ルージ「この星にもディガルドみたいな連中がいるって事なんですよね?」
ダイヤ「それとはちょっと違うんだ。地球連合軍っていうのは、俺達、地球の代表の軍隊なんだけど…」
ルージ「それがどうして…?」
ダイヤ「とにかく難しいんだよ、今回の話は…・俺だって納得できない事ばかりだ」
ルージ「………」
ダイヤ「詳しい話は後でゴオさん達にでも聞いてくれ! それじゃ!」
ルージ「大空魔竜はこの星を守るために戦っていて、この星を守るために戦っているのが地球連合軍で…」「でも、地球連合軍は大空魔竜を攻撃してくるかもしれない…」「どういう事なんだろう…」
レ・ミィ「ウジウジ悩んでてもしょうがないでしょ!」
ルージ「ミィは気にならないのかい? こっちの地球の状況」
レ・ミィ「私だってよくわからないわよ! でも、だからって黙ってやられるのは絶対嫌だし、ウジウジしてるのも嫌なの!」
ルージ「それはわかるけど…」
レ・ミィ「…そんな事はどうでもいいのよ。で、いつから聞いてたの?」
ルージ「えっ?」
レ・ミィ「さっきの話よ! 放しの途中で突然出てきたんだもの。どうせどっかで聞いてたんでしょ!?」
ルージ「ええと…ごめん。最初から…」
レ・ミィ「ばかーっ!!」
〔頬を叩く音〕
〔画面、振動〕

ルージ「いってぇ~…! 何もひっぱたく事ないだろ!」
〔大空魔竜の警報〕
ルージ「この音は!?」
レ・ミィ「まさか、さっきダイヤが言ってた!?」

大空魔竜/ブリッジ
〔レーダー反応〕
ルル「前方に熱源多数! これは…地球連合軍のモビルスーツ部隊のようです!」
ピュリア「ちっ、さっそく攻めてきやがったか!」
ガリス「こうも早く遭遇してしまうとは…」
ローサ「どうします、キャプテン。回避しますか?」
ガリス「おそらく向こうもこちらに気づている。逃げても追いつかれるだけだ。このまま前進する。総員、戦闘配備につけ!」
甲児「わかりました!」
ミスト「出るしかないのか…!」
アンジェリカ「そうみたいね…」
シェルディア「仕方ないよ、行こう!」
ミスト「くっ……」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「変わり果てた地球」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
シャムス「おい、竜宮島なんて影も形もないじゃないか!」
道生「スパイからの情報によればこの辺のはずなんだが…」
カノン「レーダーにも全く反応がない…」
道生「竜宮島は偽装鏡面で覆われていて、肉眼はもちろん、レーダーでとらえる事もできねえんだ」
シャムス「じゃあ、どうやって見つけるんだよ!」
ミューディー「この周辺を手当たり次第に攻撃してみたら? 何かあぶり出せるかもしれないわよ?」
スウェン「…あまり効率のいい方法とは思えんな」
シャムス「でも、それしかねえだろ? わざわざこんな大軍を引き連れてきて、手ぶらで帰るわけにはいかねえからな!」
ミューディー「ボーッと見てたって、何にも始まらないよ。さっさと攻撃しようよ!」
〔レーダー反応〕
カノン「待て。何かが近づいてくる…」
シャムス「なにっ?」
〔味方戦艦出現〕
ミューディー「あれは…!?」
シャムス「こないだテレビで見たぞ。確か…大空魔竜だ!」
〔通信のコール音〕
カノン「本部から通信だ…」
〔モニターの開く音〕
ヘスター「ファントムペインの皆さん、聞こえますか…?」
シャムス「ヘ、ヘスター事務総長?」
道生「事務総長閣下がどうして俺達なんかに?」
ヘスター「任務の変更を伝えます。竜宮島の探索は、次に機会に見送ります…」「あなた達は、そこにいる大空魔竜を撃墜しなさい」
道生「大空魔竜を撃墜?」
ヘスター「大空魔竜は地球連合軍への協力を拒みました。おそらくザフトと通じているものと思われます」「ザフトとの接触を阻止するのです!」
シャウス「…何だかよくわからねえけど、叩き落としゃいいんだな?」
ミューディー「見えない相手と戦うよりは面白そうだね」
ヘスター「もうすぐ増援も到着します。何としても任務を遂行しなさい」
スウェン「…了解」
シャムス「よし! みんな聞こえたな! 大空魔竜を落とすぜ!」
道生「おい、シャムス。張り切るのはいいが勝手に突っ込むんじゃねえ。リーダーは俺なんだからな」
シャムス「わかってるよ! さっさと攻撃命令をくれ!」
道生「よし、攻撃開始だ!」
ルル「キャプテン! 前方の地球連合軍がこちらに向かってくるようです!」
ガリス「やはり簡単には通らせてはもらえんか…。総員、出撃!」
〈出撃準備〉
道生「おーおー、ずいぶんいろんなマシンが出てきたじゃねえか」
ミューディー「潰しがいがありそうだね…」
甲児「おい、お前達! 俺達はダンナーベースに戻りたいんだ! ここを通してくれ!」
シャムス「あいにくだが、お前達を撃墜しろって命令が出てるもんでね」
カノン「ここでお前達を落とす…」
ゴオ「人間同士で戦って何の意味があるんだ!」
ダイヤ「ダリウス軍がやっつける方が先だろ!」
剣児「邪魔大王国をほっといていいのかよ!」
道生「ダリウスも邪魔大王国も俺達の管轄じゃないんでね」
ミューディー「私達のターゲットはコーディネイター。そして、それに手を貸す奴ら…」
スウェン「…お前達のようにな…」
ピュリア「ふざけるな! アタシ達がいつコーディネイターに手を貸したって言うのさ!」
道生「無駄なおしゃべりはこの辺にしようぜ。ダンナーベースへ行きたけりゃ俺達を倒していくんだな!」
シャムス「さあ、かかってこいよ!」
静流「どうやら、戦うしかないようね…」
ガリス「やむを得ん。強行突破だ!」
ゴオ「みんな行くぞ!」
ゲイナー「大空魔竜は、この星のために戦ってるんです!」「それを邪魔するのが地球連合軍って組織のやり方ですか!」
ミスト「こんな戦いは無意味だろ!」
道生「無意味かどうかは上が決める事さ」
シャムス「それに、俺達はファントムペイン…。一応、特殊部隊だぜ?」
ミューディー「私達だけを見て組織全部を判断するなんて、早合点にもほどがあるね!」
ミスト「本当にやるしかないのかよ! こんなの、普通じゃ考えられない…!」
ラ・カン「たとえ考えられない事態だとしても、火の粉が降りかかってくる以上、それを振り払わねばならん」「生き延びるためにはな…!」
ヴァン「何が正しいのかはどうでもいい…」「だが、お前らのやり方は気にくわん!」
<戦闘開始>

<スウェンorミューディorシャムスor道生orカノン撃破or2PP・味方援軍1出現>

〔敵ユニット出現〕
ガリス「なにっ! 敵の増援か!」
甲児「しまった、資格を突かれた!」
ゲイナー「このままじゃまずい!」
シャムス「よし! 大空魔竜に集中攻撃だ!」
スウェン「母艦さえ潰せば他のマシンはすぐに落ちる…」
〔スローターダガー、ガリスへ攻撃〕
[イベント戦闘「ガリスvsスローターダガー」]
ミスト「ああっ! 奴ら、大空魔竜を…!」
アンジェリカ「だめだわ! 間に合わない!」
〔味方ユニット出現〕
キラ「人間同士が争っている場合じゃないだろう!」
〔キラ、前進〕
〔キラ、MAP兵器「ハイマットフルバースト」使用〕
〔敵ユニット離脱〕

ダイヤ「す、すげえ…!」
スウェン「…あの機体はフリーダム!」
ミューディー「乗っているのは…キラ・ヤマトか!」
シャムス「こいつは、すげえのが出てきたじゃねえか…!」
カノン「誰が出てこようと同じ。落とすだけだ…」
道生「フリーダムか…。さて、噂通りの腕前かどうか試させてもらうとするか!」
スウェン「キラ・ヤマトを甘く見るな…」
ミューディー「あいつはコーディネイターの中でも最高のスーパーコーディネイターなんだからね!」
道生「スーパーコーディネイター? 何だそりゃ…」
シャムス「もっとも優れたコーディネイター…怪物の親玉みたいなもんさ!」
スウェン「とにかく強敵だ。油断するな」
道生「へいへい…」
〔滑空音〕
カノン「むっ? レーダーに反応! これは…」
〔味方戦艦出現〕
マリュー「大空魔竜の皆さん。アークエンジェルの艦長、マリュー・ラミアスです」「脱出のお手伝いをします!」
ガリス「…アークエンジェル?」
静流「地球連合軍の戦艦です。いえ、地球連合軍だったと言う方が正しいかしら…」
マリュー「ええ。今はどこの軍にも属していません。私達は、私達の戦いをしているのです」
ガリス「いろいろ複雑な事情があるようだな…。とにかく、救援委感謝します、ラミアス艦長」
マリュー「いえ。そっちらが不本意な戦闘に巻き込まれているのは承知しています。お気になさらないで下さい…」「我々が突破口を開きますから一刻も早くここから離脱しましょう!」
カガリ「「ラミアス艦長! 私があいつらを説得してみる!」
ミスト「ああっ! あなたはオーブのアスハ代表!」
カガリ「お前は確か、司馬博士に怒鳴られてたオッチョコチョイじゃないか」
ミスト「オッチョコチョイって…俺はミストです!」
カガリ「この際、名前なんてどうでもいい! 今はあいつらを撤退させるんだ!」「…地球連合軍に告ぐ! 私はオーブ連合首長国の代表首長カガリ・ユラ・アスハだ!」「侵略者の脅威が深刻化している今、人間同士が戦う事は無意味だ! 直ちにこの戦闘を停止し…」
ミューディー「コーディネイターに協力してる奴が何言ってるのさ!」
シャムス「コーディネイターだって立派な侵略者だろうが!」
カガリ「コーディネイターも人間だ! 共に協力して、本当の侵略者に…」
道生「何を言っても無意味だぜ。俺達は大空魔竜を落とすように命令されたんだ」「オーブの首長さんだか何だか知らないがあんたの言う事は聞けないね!」
カガリ「な、何だと…!」
キラ「無駄だ、カガリ! 彼らには君の声は届かない!」
カガリ「キラ…」
マリュー「彼らが立ちふsがると言う以上、ここは強行突破するしかないわ。キラ君、頼むわね!」
ガリス「よし、各機はアークエンジェルと協力し。敵を撃退せよ!」

<ミストが戦闘>
ミスト「わからない…。どうして地球人が地球人を攻撃するんだ? 俺達、戦わなきゃいけないのか!?」

<キラが戦闘>
キラ「地球が危機に瀕しているのに…! どうして人間同士で争う!なぜ憎しみ合わなきゃならないんだ!」

<甲児が戦闘>
甲児「人間同士が戦って何になるってんだ! 倒すべき相手は他にいるだろう!」

<キラvsスウェン>
キラ「その機体は…まさか…」
スウェン「あんたが乗ってたストライクの強化型…ストライクノワールの力をたっぷりと味わってもらう…!」

<キラvsミューディー>
キラ「無益な戦いは今すぐやめるんだ!」
ミューディー「黙れ!コーディネーターは悪だ! 特にスーパーコーディネーターのあんたは存在しちゃいけないんだ!」

<キラvsシャムス>
キラ「今すぐここから撤退しろ! この戦いに何の意味がある!?」
シャムス「意味なんか知らねえ…。俺達は命令に従うまでだ!」

<スウェン撃破>
〔スウェンに爆発〕
スウェン「…ダメージを受けすぎたか。いったん離脱する…!」
〔敵ユニット離脱〕

<ミューディー撃破>
〔ミューディーに爆発〕
ミューディー「ちっ。こんな奴らに…! 離脱するよ!」
〔敵ユニット離脱〕

<シャムス撃破>
〔シャムスに爆発〕
シャムス「くそっ! いったん退くしかねえな。おぼえてやがれ!」
〔敵ユニット離脱〕

<道生撃破>
〔道生に爆発〕
道生「思ったよりやるじゃねえか。今回は見逃してやるぜ。あばよ!」
〔敵ユニット離脱〕

<カノン撃破>
〔カノンに爆発〕
カノン「…機体に甚大な損傷。…撤退する」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
ゴオ「やっと全部片づいたようだな」
静流「まさか連合軍に襲われるなんて思わなかったわね…」
杏奈「早くダンナーベースに戻ろうよ! お母さんが待ってるから…」
〔レーダー反応〕
ルル「待って下さい! 新たな熱源が接近しています!」
〔敵ユニット出現〕
ダイヤ「うわっ! まだ出て来るのかよ!」
甲児「なんてしつこい連中なんだ!」
シェルディア「文句言ってる場合じゃないよ! 戦わなきゃ!」
〔第3軍ユニット出現〕
ロール「何だ、あの金色の機体は!」
ルージ「…生き物みたいだ…」
ゲイナー「ああ。どっちかと言うとオーバーマンに近いような…」
カガリ「ああっ! あれは…!」
キラ「皆さん! 逃げて下さい!」
甲児「逃げろって、どういう事だよ?」
ダイヤ「あれくらいの数なら、あっと言う間に倒せるぜ?」
マリュー「駄目です! 今すぐこの空域から離脱して下さい!」
ガリス「ラミアス艦長。いったいどうしたと言うのです?」
マリュー「あの金色の物体はフェストゥムです! 今のあなた方には太刀打ちできません!」
キラ「詳しい話をしている時間はありません! 早く脱出を!」
カガリ「死にたくなかったら、全速でフェストゥムから逃げるんだ!」
光司「いったい何をそんなにあわててるんだ!?」
〔スフィクスA型種、ダガーL Jへ隣接〕
[イベント戦闘「ダガーL JvsスフィンクスA型種」]
〔ワームスフィア現象〕
〔敵ユニット撃破〕

剣児「モ、モビルスーツが一瞬で…!」
カガリ「わかったか! あれがフェストゥムの力だ!」
マリュー「急いでこのエリアからの脱出を! 早く!」
ガリス「わかった。総員、このエリアから緊急離脱するんだ!」
ゴオ「了解! 離脱します!」
レ・ミィ「もう! 次から次へと新しいのが出てきて…わけわかんない!」
コトナ「愚痴をこぼしえる暇があったら足を動かして!」
ダイヤ「悔しいけど、ここは退くしかない! あいつは…強い!」
コトナ「こんな所で死にたくないものね…!」
〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕
〔スフィクスA型種、ダガーL Jへ攻撃〕

[イベント戦闘「ダガーL JvsスフィンクスA型種」]
〔ワームスフィア現象〕
〔敵ユニット撃破〕
〔第3軍ユニット離脱〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

大空魔竜/ブリッジ
ゴオ「それにしても驚いたな。まさかフェストゥムと出くわすなんて…」
静流「訓練生の頃、映像で見た事はあるけど、実物は初めてね…」
ゴオ「ああ。何しろや裏が最初に現れたのは今から30年前…。俺達が生まれる前の話だからな」
ローサ「私も学校で習った事があるわ。30年前、世界各地に出現したフェストゥムによって…」「人類は大きなダメージを受けた。日本でも国土の一部が消失して、多くの犠牲者が出たそうよ…」
静流「当時の連合軍の活躍で、フェストゥムはほぼ壊滅したって教わったけど…」「30年経っても生き残ってる奴らがいたのね…」
ローサ「キャプテン。アークエンジェルから通信です」
ガリス「つないでくれ…」
〔モニターの開く音〕
マリュー「皆さん、ご無事ですか?」
ガリス「ええ。アークエンジェルのおかげで助かりました。ラミアス艦長」
ガリス「あなたが逃げろと言って下さらなかったら、我々は全滅していたかもしれません」
静流「それにしても、戦争の後、2年間行方不明になっていたアークエンジェルが…」「どうしてこんな所にいるんです?」
マリュー「私達は戦争終結後から2年間、アスハ代表のはからいでオーブに身を寄せていました…」「今は最近活動が活発化してきたフェストゥムの活動を探るため、竜宮島の人達に協力しています」
ローサ「フェストゥムの動きが活発化してるんですか?」
ゴオ「それに、竜宮島って……?」
カガリ「ええい! 通信でゴチャゴチャ話していてもらちがあかない!」「ラミアス艦長、大空魔竜に行くぞ! キラ、お前も一緒に来い!」
キラ「え? あ、ああ…」
カガリ「大空魔竜! すぐに行くからちょっと待ってろ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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