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No.30A-1
情愛~さよなら・前編

【シナリオデモ開始】
地球連合/ファフナー研究施設
ミツヒロ「これが最後のテストだ…」「ここまでザルヴァートル・モデルを乗りこなしてくれるとは思わなかったよ、由紀恵…」
由紀恵「ありがとうございます!」
ミツヒロ「人類の運命と私の夢を君に委ねる。頼んだぞ…!」
由紀恵「はい、ミツヒロさん…」
ミツヒロ「始めてくれ…」
研究員「待って下さい。パイロットのバイオグラフが異常です!」
ミツヒロ「当然だ。彼女はフェストゥムの因子を加速する増強剤を…」「致死量ギリギリまで投与されているのだからな」
研究員「しかし…」
ミツヒロ「この機体を乗りこなすためだ。彼女も同意している…」「彼女の命はもう長くない。時間を無駄にしないでくれ」
由紀恵(やっと手に入れた…幸せな時間…)
ミツヒロ「ん…どうした? なぜケージを解除しない…?」
研究員「我々は、私によってこの場所を理解し終わった…」
ミツヒロ「なにっ!?」
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔発光音〕

イドゥン「我々は、お前達の感情と力を私によって獲得する…」
ミツヒロ「姿が変わった…!? お前は…フェストゥムか!」「テスト中止だ! ファフナーのコアを完全閉鎖しろ!」
由紀恵「ミツヒロさん! いったい何が…」
ミツヒロ「フェストゥムだ! コクピットを完全閉鎖しろ!」
由紀恵「は、はい…! 駄目です! コントロールが…」「あ…ああっ!? か、体が…結晶化…していく!?」
イドゥン「………」
由紀恵「いや…私の体が…体が…!! いや、いや、いやーーーーっ!」
イドゥン「お前は…私だ!」
由紀恵「キャーーーーッ!!」
ミツヒロ「システムが全部乗っ取られた…!? おのれ…私のファフナーを!」
イドゥン「我々は、私によってこの機体を手に入れた…」
ミツヒロ「わ、私の…私の夢が…! あは…あはは…あははは…!」
イドゥン「………」
由紀恵「やめて…ミツヒロさんを…殺さないで…やめて…」
イドゥン「………」
由紀恵「いやーーーーーっ!!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

由紀恵「ミ、ミツヒロさん…! よくもミツヒロさんを…私の大切な…人を…!」「許さない…許さない…! う…うああああああーーーっ!」
イドゥン「これが…憎しみ…! これがああああーーーーっ!!」

アークエンジェル/食堂
衛「竜宮島かぁ…。何だかずいぶん久しぶりに買えるような気がするね」
一騎「ああ。そんなに長い間、離れていたわけじゃないのにな…」
咲良「短い間にいろいろあったからね」
道生(弓子の奴、元気でやってるかな…)
カノン「どうした、トリプルシックス。考え事か?」
道生「あ、いや。何でもない…」
カノン「そうか…」
真矢「だけど、島から出た事がなかった私達が他の星に行ったなんて、まだ信じらんないな…」
衛「この戦いが終わったらダリウス界ってとこにも行けるかな?」
剣司「呼び戻されなかったら俺達、今ごろダリウス界だったかもしれないんだぜ?」「行きたかったなぁ~!」
咲良「これからフェストゥムとの決戦って時に、何を気楽な事言ってんだ!」
ソル「咲良は常に気が張ってるね…」
ハイネ「決戦前にリラックスしすぎるのもまずいけど、いつもピリピリしてるのも考えものだぜ?」
咲良「私は、フェストゥムを一体でも多く倒せば父さんの供養になると信じてる…」「フェストゥムを目の前にしておいそれと気なんて抜けません…!」
プリシラ「咲良ちゃんって格闘技の使い手なんでしょ?」「だったら、自然体で戦ったほうが絶対強いと思うんだけどなー」
咲良「私は弱いよ…。あなたよりも、一騎よりも…」「わかってるんだ、ほんとは。こんな事しても自分の強さにも父さんの供養にも結び付かないって」
剣司「…俺がなってやるよ。お前の父さんみたいに。誰よりも強くなってやるよ!」
咲良「バカ! あんたと私、そんなんじゃないだろ!」「臆病で情けなくて、目立ちたがりの女好きで、父さんと正反対のあんたが父さんみたいになるなんて…」「絶対に無理だよ…!」
プリシラ「想いは人を強くする。無理なんかじゃないよ、きっと」
剣司「そうだ。無理じゃねえよ、咲良」
咲良「無理しないでいいんだよ、あんたは…。だって、無理して…それであんたがいなくなったら…」
ムウ「つり橋降下ってやつか? それとも、雨降って地固まるってやつか?」
ウェンディ「どっちでもいいじゃないですか」「なかなか見られないですよ。咲良さんの安心した顔って。本当に幸せそう…」
衛「………」
ウェンディ「どういたんですか? 衛さん…」
衛「僕が守ろうって思って。全員を守る事はできなくても、剣司と咲良は絶対に無事に帰そうって」
ウェンディ「衛さん…」
咲良「…ったく、お前ら、勝手に盛り上がって…! …うっ!」
剣司「ど、どうした、咲良!?」
咲良「あ、頭が…くは…」(なにこれ…心が消えていく…イヤ…! やだ…剣司…剣司…!)
〔人の倒れる音〕
剣司「咲良! しっかりしろ、咲良っ!」
咲良「…………」
総士「…同化現象が進行している。すぐに遠見先生に見てもらわないと!」
真矢「お母さんは医務室よ! 連れて行きましょう!」
一騎「急ごう!」

アークエンジェル/医務室
千鶴「薬を打って、とりあえず同化の進行はおさまったけど…。おそらく咲良さんの意識はもう…」
咲良「…………」
剣司「どうして…どうして咲良がこんなになっちまったんだよ!」
〔扉の開閉音〕
ラクス「ファフナーのパイロットの方が倒れたとききましたが容態はいかがですか…?」
真矢「ラクスさん…。それにキラさんとアスランさんも…」
咲良「…………」
キラ「こ、これはいったい…」
千鶴「同化現象が進行したのです…」
アスラン「同化現象…? フェストゥムと接触していないのにですか?」
千鶴「そ、それは…」
総士「遠見先生。こうなってしまったら隠しておくわけにはいきません。本当の事を話しましょう」
衛「え? なに? 本当の事って…」
総士「ノートゥング・モデルのパイロットは、いずれ咲良のようになる運命なんだ…」
一騎「な、何だって!?」

千鶴「…話は以上よ」
真矢「そ、そんな…」
アスラン「パイロットの体にフェストゥムの因子を移植してあるなんて…」
剣司「つまり俺達は…ファフナーに乗れば乗るほど、少しずつ死ぬって事か…?」
総士「死ではない。染色体の変化による肉体の結晶化だ」
衛「僕達も、いつか咲良みたいになっちゃうの?」
総士「遠見先生の研究が進めば、同化現象は防げる」「必ず咲良にようになると決まったわけじゃない」
剣司「でも、咲良はもう…! うううっ…」
咲良「…………」
剣司「咲良…咲良! 返事をしてくれ、咲良!」「うわあああああっ!」
一騎「剣司…」

アークエンジェル/ブリッジ
〔扉の開閉音〕
ムウ「咲良はどうだったんだ…?」
ラクス「それが…」
ムウ「まずい状態なのか?」
アスラン「遠見先生の治療で、同化の進行はひとまずおさまっているが、意識はもう戻らないそうだよ…」
ミア「気の毒に…」
キラ「さっき聞いたんだけど、竜宮島の子供達は、フェストゥムの因子を体内に持っているらしい…」「薬の力で抑制はしてるけど、肉体は確実にフェストゥムと同化し続けてるって…」
シン「それじゃ、いつかは全員…」
ラクス「…竜宮島で、そうならないための研究を続けているというお話でしたが…」
ルナマリア「あの歳で、そんな過酷な運命を背負ってるなんて…」
ミスト「それでも逃げ出さずに戦っているんだ。あの子達は、俺なんかよりよっぽど強いよ…」
マリュー「とにかく今は、竜宮島へ急ぎましょう。島へ行けば、咲良さんを治療する方法があるかもしれないわ」

アルヴィス/パーシバル・ルーム
〔扉の開閉音〕
澄美「真壁司令! 咲良の同化が進行したと聞きましたが…!」
真壁「総士君からの報告では、意識が同化してしまったらしい」
澄美「意識が…? そ、そんな…」
真壁「今、アークエンジェルでこちらに向かっている」「到着次第、遠見先生に例のデータを見せて、治療法を探してもらおう」
溝口「紅音ちゃん…いや、フェストゥムから送られてきたデータだな?」
真壁「ああ、そうだ。あのデータを解析すれば、きっと役に立つデータが見つかるはずだ」
容子「ファフナーのシステムに関して非常に有益なデータがたくさんありましたからね」「咲良さんを治療する方法もきっとありますよ」
澄美「ええ…そうね」
〔通信のコール音〕
弓子「真壁司令。アークエンジェルが入港許可を求めています」
真壁「許可すると伝えろ。入港次第、咲良君をメディカルルームへ運ぶんだ」
弓子「はい!」
真壁「それとクラインさんに、クルーをアルヴィスの会議室に集めて欲しいと伝えてくれ」
弓子「わかりました」
真壁「溝口、お前も来てくれ」
溝口「おう」

アルヴィス/会議室
真壁「みんない集まってもらったのは見てもらいたい物があるからだ」
一騎「見てもらいたい物?」
真壁「数日前、竜宮島は多数のフェストゥムに襲撃された…」
ミスト「数日前って言ったらファフナーは全機、俺達と一緒にいましたよね?」
アスラン「いくら各国の協力があったからといってファフナーなしで無事で済むとは思えません」「いったい、どうやって戦ったんです?」
真壁「…フェストゥムが助けてくれたのだ」
溝口「フェストゥムが、フェストゥムをやっつけちまったのさ」
衛「ええっ!」
総士「…まさか、以前にも目撃された…!?」
溝口「多分な。ここにいる連中はほとんど知ってると思うが、以前にも同様の現象が目撃されてるんだ」
真壁「我々を救ったフェストゥムは、対話を求めてきた…」「今から見てもらうのは、そのフェストゥムと対話した時の映像だ」
〔通信機の起動音〕
アンジェリカ「真壁司令…それに、白衣を着た女の人だわ」
一騎「こ、この人は…」
ディアッカ「フェストゥムはどこだ?」
イザーク「これから現れるんだろう。そうあわてるな…」
真壁「フェストゥムは既にいる。白衣の女性がそうだ…」
ランバ「ええっ!?」
一騎(母さん…。いや、モルドヴァ基地で俺にマークザインを渡してくれたフェストゥムだ…)
〔通信の開く音〕
真壁「フェストゥム、これは何の真似だ! 何を企んでいる! フェストゥム同士が戦う事など、あり得ないはずだ!」「フェストゥムの内部で分裂が起こったとでも言うのか!」
ミョルニア「事態を極限値でとらえると、そういう解答もあり得る…」「だがこれは、我々にとって、より未知の解答を導く物だ」
真壁「未知の解答?」
ミョルニア「人間と同化した我々は、ごくまれに人格を形成する事がある。それはすぐに全体の中で画一化されるが…」「真壁紅音だった存在だけは、なぜか独自の共鳴核を形成し続けた…」
真壁「紅音が?」
ミョルニア「それは些細な変化に過ぎず、全体に英ky法を与えるまでに10年近くかかった…」「だが、10年の月日をかけ、多数の因子が彼女に共鳴する事で…」「我々の内部に時間を絶対軸とする場を形成した。それが、今ここに存在する私だ…」
真壁「なぜ紅音の人格だけが、お前達に影響を与えたんだ!」「同化された者は数え切れないほどいるだろう!」
ミョルニア「それが今なお、我々が解答を求めている未知の部分だ」「…だが、現象としての回答は出ている。それは真壁紅音が自ら同化を望んだからだ」
真壁「紅音が同化を望んだ!? 馬鹿な事を言うな!」
ミョルニア「真壁紅音は我々と接触した瞬間、我々を迎え入れ、祝福した…」
真壁「祝福だと?」
ミョルニア「我々の次元をお前達の存在にしたがって表現すると、そういう言葉になる」「我々の同化行為も破壊も、宇宙に存在する物への祝福だ。それを真壁紅音は逆転させた…」
真壁「逆転…?」
ミョルニア「彼女は我々を理解した最初に人類だ。それゆえ、我々に影響を与える事ができたのだ…」
真壁「人間が…フェストゥムを理解できると言うのか?」
ミョルニア「私の存在がその証拠だ。真壁紅音が我々を理解し、祝福した結果…」「私はミールと拮抗し、一つの存在となった…」
〔通信の閉じる音〕
真壁「…真壁紅音は私の妻であり、かつて連合軍のパイロットだった」「紅音は生前からフェストゥムと理解し合う方法がないかと模索していた…」「紅音のその考えが、同化された後、10年の月日をかけて、フェストゥムに影響を与えた…」「簡単に言えば、こういう事だ」
ムウ「人間とフェストゥムは理解し合える…。あのフェストゥムは、その可能性を示してくれたわけだ」
カルメン99「でも、可能性を示すまでに10年かかったんでしょう?」「本当に理解し合えるようになるまで、どれくらいの年月がかかるのか、見当もつかないわ」
真壁「…その通りだ。その上、理解し合うまでの道のりは険しい…」「映像の続きを見てもらおう」
〔通信の開く音〕
真壁「なぜ、ここに来た?」
ミョルニア「私に近い存在であるお前達に頼みがあるからだ」
真壁「頼み?」
ミョルニア「私に連なるコアは、真壁紅音の共鳴核と全ての解答への道だ」「だがそれゆえ、北極海のミールに捕らわれ、消滅の危機に陥っている。そのコアを救って欲しい」
真壁「お前達が仲間を消すと言うのか!」
ミョルニア「そう。私は真壁紅音の意志を継ぐ者ととして、今ここにいる。しかしこのままでは…」「ミール内に残されたコアの消滅に伴い、最初から存在しなかった物として消える他ない」
真壁「紅音は、今もフェストゥムと会話しているのか?」
ミョルニア「彼女は、多くの共鳴となって響き続けている。人類とミールが互いを滅ぼす前に…」「私のコアと接触して欲しい。お前達に必要な物をここで与えてやれるだろう」
真壁「フェストゥムが与えるだと? 我々から奪った命を返してくれるとでも言うのか!」
ミョルニア「それは、不可能だ。我々にも時間を操作できない」「だが、時間の重力が到達していない未来でなら、わたしとお前は求める物は共有できる」「…お前達が必要とする物の一部を今ここでお前達に与えよう…」
〔通信の閉じる音〕
真壁「この後、このフェストゥムは、竜宮島のコンピュータに膨大な量のデータを送ってきた」「フェストゥムの攻撃から機体を守る方法、そして、人体とフェストゥムの祐剛パターンなど…」「いずれも我々にとって、有意義なデータばかりだった…」
〔通信の開く音〕
ミョルニア「今の私が渡せるのはこれだけだ。ほとんどの解答はミールの中に捕らわれたままでいる」
真壁「…お前のコアを助け出せば、子供達は助かるのか? 同化されずにすむのか?」
ミョルニア「彼らの肉体の同化現象は最初の段階にすぎない」「真壁紅音の共鳴核はその先にある多くの解答を導き出している。同化現象を食い止める事も可能だ」「頼む、私のコアが消滅する前に救い出して欲しい…」
〔通信の閉じる音〕
真壁「以上が、フェストゥムと交わした対話だ。この話を聞いて私は、連合軍の作戦に参加して…」「紅音の姿をしたフェストゥムのコアを救い出そうと決意したのだ」
溝口「人間とフェストゥムが理解し合い共存するための可能性を消さないためにな」
真壁「このままフェストゥムと戦い続けても人類に未来はない。ならばフェストゥムと共存する道を選ぶべきではないだろうか?」
ラクス「真壁司令のお考えは正しいと思います。どちらかが滅ぶまで戦い続けるなど、愚かな事ですから…」
キラ「共存の道があるならそれを選ぶべき…僕もそう思います」
剣司「…フェストゥムの言う事なんか信じていいのかよ!」
一騎「剣司?」
剣司「フェストゥムのせいで咲良が…! 甲洋が、翔子が…みんな犠牲になったんだぞ?」「そんな奴らの言う事なんか…!」」
乙姫「剣司。フェストゥムと共存できるようになれば咲良や紅葉と一緒に暮らせるんだよ?」
剣司「一緒に暮らすだって? あんな風になっちまった咲良とどうやって暮らすんだよ!」
〔扉の開閉音〕
千鶴「咲良さんや甲洋君の精神が戻って来る可能性はあるわ」
真矢「お母さん!」
剣司「ほ、本島ですか!?」
千鶴「紅音さんが送ってくれたデータの中には、人間とフェストゥムが…」「遺伝子レベル、意識レベルで融合する方法が一部だけ示されていたわ」「北極のミールから、紅音さんのコアを救出して、完璧な方法が入手できれば…」
真矢「咲良や春日井君の意識が回復するのね!」
衛「剣司! よかったじゃないか! 咲良を助けられるぞ!」
剣司「遠見先生…それ、本当なんですか?」
千鶴「ええ。その可能性は高いわ」
剣司「よかった…咲良…よかった…」
一騎「剣司。決心はついたか?」
剣司「…ああ。俺はやる! 北極に行って、咲良を救うデータを取って来るんだ!」
ディアッカ「何だ、もう立ち直ったのか?」
カルメン99「恋する男の子のパワーは無限大ね」
総士「…真壁司令。僕も作戦に賛成です。地球の未来のためにも、そのコアを救出しましょう」
道生(最終決戦か…。俺も覚悟を決めなきゃな…)
真壁「…クラインさん。我々にご協力いただけますか?」
ラクス「はい。人類とフェストゥムが共存できる世界を作るため、お手伝いさせていただきますわ…」
ロール「僕達もお手伝いします!」
ジョシュア「もちろんヴァンさんも戦うんですよね?」
ヴァン「ここまで来て、手伝わないわけにいかんだろ…。さんざんメシも食わせてもらってるしな…」
プリシラ「さすがヴァンよね! なんだかんだいっても、やっぱり頼りになるんだから!」
ヴァン「いくらおだてたって、俺はやれる範囲でしかやらないからな…」
ネロ「馬鹿もん! 常に限界ギリギリ…いや、限界を超えた戦いをするのが男ってもんだ!」
ホセ「危険を顧みず、命をかけて戦ってこそ正義だ!」
ヴァン「知るか、そんなの…」
衛「いい事言うなあ、あのお爺さん達。僕もいつかは、マスクを手放さなきゃ駄目なんだよな…」「自分の限界を乗り越えなきゃ…! そして…」
バリヨ「おっ、小僧。お前はなかなか見所がありそうだな」
ホセ「俺達が、正義の心得を教えてやろう」
衛「はい、お願いします!」
マリュー「だけど、連合軍の作戦い参加するのは政治的な問題があるんじゃないかしら?」
バルトフェルド「俺達はまだ反逆者のはずだからな。すんなりと合流させちゃくれまい」
キラ「政治的な問題はカガリに何とかしてもらおう」「ラクス・クラインは今、プラントにいる事になってるからね」
ラクス「そうですね。カガリさんには申し訳ないですけど…」
溝口「ヘスターの婆さんにさんざん嫌味を言われるんだろうなぁ…」
真壁「では、作戦の決行は3日後だ。それまで、機体の整備と調整をすませておくように」「明日、改めて作戦会議を行うのでそのつもりでいてくれ。では、解散!」

竜宮島/小楯家
衛「ただいま…。あ、父ちゃんも母ちゃんもブルクか…」「あれ…? 父ちゃん、パソコンをつけっぱなしじゃないか…」
〔通信の開く音〕
衛「えっ…これがゴウバイン!? どうして父ちゃんのパソコンにゴウバインの原稿が…?」

アルヴィス/医務室
千鶴「事情もわからないまま、因子の移植処置はできないわ」
容子「カノン、教えて。誰がそんな事をしろと言ったの?」
カノン「誰でもない…自分で選んだ」
容子「えっ!?」
カノン「私はファフナーの因子を持たない。だから、ジークフリード・システムのクロッシングも不完全だし…」「ノートゥング・モデルにも乗れないままだ。私も皆と同じになりたい!」
容子「カノン…!」
カノン「たくさん困った、たくさん考えた…。答えは一つしかなかった!」「私はここにいる事を、この島にいる事を選びたい!」
容子「…遠見先生、カノンは真剣だわ…。因子の移植処置をしてあげて…」
千鶴「…わかったわ」
カノン「ありがとう、容子…」

竜宮島/西尾家
行美「そうかい、見ちまったのかい…」
衛「何で父ちゃんがゴウバインを…?」
行美「別に騙してたわけじゃないんだよ。保なりに父親らしい事をしてやりたいと悩んでの事さ…」「あんたがまだ小さかった時は娯楽がほとんど再現されてなくてね…」「マンガが読みたいって泣いても一から再現するしかなかったんだよ」
衛「昔あったのを写してたって事ですか?」
行美「最初はね…。ところが保の奴、それじゃあ自分が与えてる事にならないって言い出した…」「「寝る間も惜しんで練習して、今じゃゴウバインは全部自分で書いてるよ…」
衛(父ちゃんが俺のために…)
行美「大粒あんこは、あんたを喜ばせるためだけに生まれた…」「竜宮島でたったひとりの本物のマンガ家さ…!」
衛(父ちゃん…!)

アルヴィス/医務室
弓子「やっぱり、嫌よ。できないわ…」
道生「北極にあるフェストゥムの本拠地に攻め込むんだ。メガセリオンじゃ乗り切れないだろう…」「だから、ノートゥング・モデルに乗りたい。そのためにはその薬の力が必要なんだ…!」
千鶴「その薬は、肉体を活性化させ、ファフナーとの一体化を促す物よ」「でも、効果が切れた後で、深刻な同化現象を引き起こす恐れがあるわ…」
弓子「あなたはファフナーに乗れる限界の年齢まで戦ったのよ!」「今ファフナーを降りたって、誰も文句なんか言わないわ!」
道生「…フェストゥムとの最後の戦いだ。俺ひとり、降りるわけにはいかない」「今降りたら、俺がこれまで奪って来た命に申し訳ない」弓子「道生…」
道生「この戦いが終わったら…結婚しよう」
弓子「えっ!」
道生「許していただけますか? 遠見先生…」
千鶴「ええ。あなた達の幸せを願っているわ…」
道生「ありがとうございます。さあ、頼むよ、弓子…」
弓子「…お願い…死なないで!」
道生「うっ!」
〔警報〕
道生「何だ!」
〔モニターの開く音〕
澄美「ソロモンに反応! 未確認の物体が高速で接近して来ます!」
真壁「ファフナー各機! 直ちに発進!」
ラクス「アークエンジェル、エターナルも発進します!」
道生「さっそく出番だ。行ってくる!」
〔扉の開閉音〕
弓子「気をつけて、道生…生きて帰って来て…!」

アルヴィス/ファフナーブルク
容子「出撃準備はできているわ。道生君のマークアイン、カノンのマークドライもね…」
道生「感謝します、容子先生」
カノン「ありがとう…」
容子「無事に戻ってくるのよ、カノン」
カノン「わかっている」
衛「ウェンディちゃん!」
ウェンディ「どうしたんですか、衛さん?」
衛「この戦いの間だけ、マスクを預かってて欲しいんだ」
ウェンディ「これって…衛さんの大事な物じゃないですか」
衛「うん! だからウェンディちゃんに預かってて欲しいんだ! じゃあ、行ってきます!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「情愛~さよなら・前編」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
〔モニターの開く音〕
澄美「第1、第2ヴェル・シールド、突破されました!」
総士「来るぞ!」
〔敵ユニット出現〕
ムウ「こりゃまたずいぶん大軍でお出ましじゃないか!」
イザーク「大方、北極の決戦の前に俺達を潰そうという腹だろうが…!」
ルナマリア「あんな奴らの思い通りにさせてたまるもんですか!」
セレーネ「道生さん、カノンちゃん、大丈夫?」
道生「大丈夫じゃなくてもやるしかねえさ。北極に向かう前の慣らし運転のつもりでいくぜ」
カノン「こちらもだ。ノートゥング・モデルを遊ばせておく余裕はないのだろう?」「…それに、私はこの部隊にいる事を選びたい…! 咲良のためにも…!」
セレーネ「ふたりとも…」
マリュー「全機、マークアインとマークドライのフォローを忘れずに!」
衛「りょ、了解! 僕がみんなを守るんだ…!」
ウェンディ「衛さん…頑張って…!」
真壁「奴らの思い通りにはさせん…! 何としても食い止めてくれ!」
一騎「わかった!」
<戦闘開始>

<敵全滅・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
道生「また出やがった!」
剣司「フェストゥムめ! お前らのせいで咲良は…咲良は…! うおおおおっ!」
総士「剣司! よせっ! 冷静さを欠いたまま攻撃するな!」
〔剣司、前進〕
〔剣司、スフィンクスA型種へ攻撃〕

[イベント戦闘「剣司vsスフィンクスA型種」]
剣司「うわああああっ!」
一騎「剣司!」
総士「衛! イージス装備を全開にしてフェストゥムを押し戻すんだ!」
衛「了解! 剣司! 今行くぞ! お前は僕が…守るんだ!」
〔衛、剣司へ接近〕
剣司「ま、衛…お前…」
衛「剣司、今だ! そこから離脱しろ!」
剣司「わ、わかった…!」
〔剣司、後退〕
総士「衛! 剣児は離脱した。お前も後退しろ!」
衛「了解!」
〔スフィンクスA型種、衛へ接近〕
総士「いかん! 衛! 狙われているぞ!」
衛「えっ?」
〔スフィンクスA型種、衛へ攻撃〕
[イベント戦闘「衛vsスフィンクスA型種」]
衛「うわああああっ!」
総士「コクピットブロック射出…! 間に合えっ!」
〔ワームスフィア現象〕
〔味方ユニット撃破〕

剣司「ま、衛ーーーッ! うわああああーーーっ!!」
一騎「総士! コクピットブロックは!? 射出できたんだろうな!」
総士「射出はした。だが、ワーム・スフィアに巻き込まれたかも…」
一騎「そ、そんな…!」
ウェンディ「ま、衛さんが!?」
ネロ「馬鹿な! あの小僧が撃墜されただと!?」
ホセ「小僧め…。この老いぼれより先に死んでどうするか…!」
カノン「衛…」
マリュー「…私が、道生さんやカノンさんのフォローばかりに気をとられていなければ…」
総士「…ラミアス艦長は悪くありません…。僕が独断で衛に指示を出さなければ…」
〔レーダー反応〕
ミリアリア「警戒して下さい! 高熱源体が急速接近して来ます!」
ミスト「なにっ!?」
〔敵ユニット出現〕
イザーク「また増援か!」
シェルディア「あれって…ファフナーじゃない!?」
道生「あ、あれはザルヴァートル・モデル! フェストゥムに奪われちまったのか!?」
由紀恵「我々は、この者から憎しみを学んだ。我々はお前達を憎み…滅ぼす…!」
道生「馬鹿な! ユキッペが乗ってるのか!?」
総士「…狩谷先生…。フェストゥムに同化されてしまったのか…」
真矢「そんな…!」
真壁「狩谷由紀恵には気の毒だが、あのファフナーは撃墜するしかない。できるな、一騎…?」
一騎「狩谷先生…」
総士「迷うな、一騎。あれはもはや狩谷先生ではない! フェストゥムだ!」
一騎「わかった…! 俺は戦う!」

<アスランが戦闘>
アスラン「共存できる可能性があるのなら俺はそれに賭ける!」「例えフェストゥムが相手だったとしても!」

<イザークが戦闘>
イザーク「過去の戦闘データは全て目を通した」「進化するという貴様ら相手にどこまで通用するかわからんが、戦い抜いてみせる!」

<ディアッカが戦闘>
ディアッカ「全身金ピカの化け物か…。こいつらと理解しあえる日が来るなんて俺には信じられないけどねぇ…」

<シンが戦闘>
シン「俺に教えられるのは家族を失う悲しみと、憎しみがいけないって事だけだ!」「心を読むってんならそれを読めぇっ!!」

<ルナマリアが戦闘>
ルナマリア「できれば戦わずに終わりたかったものだけど…! 戦うしかないのよね!」

<プリシラが戦闘>
プリシラ「こんな気持ちの悪い奴らと本当に仲良くするつもりなの?」「個人的には遠慮したいけど…みんなで決めた事だから、私、頑張る!」

<一騎が戦闘>
一騎「竜宮島は俺達の手で守るんだ。この体が完全に同化する日まで俺は戦い続ける…!」

<真矢が戦闘>
真矢「これ以上、フェストゥムをこの島には近づけさせない…」

<剣司が戦闘>
剣司「咲良…俺が告白する前にあんなになっちまいやがって…!」「せめてフェストゥムを倒してお前の無念を晴らしてやる!」

<衛が戦闘>
衛「こ、怖い…。戦闘がこんなに怖いなんて思いもしなかった…」「み、みんなはこんな事を今までずっと続けてたのか…」「でも、僕は逃げない! 父ちゃんや母ちゃんのため…みんなのために戦うんだ!」

<道生が戦闘>
道生「俺の歳じゃ、ノートゥング・モデルに乗れないと思ったが…これならやれそうだ!」「俺は生きて帰る…。そして弓子と一緒になるんだ!」

<カノンが戦闘>
カノン「咲良…。私はお前のファフナーを借りて戦う」「そして、お前がここに帰ってくるまでお前の分もフェストゥムを倒し続ける!」

<ネロが戦闘>
ネロ「これがフェストゥム! 金メッキをした人形にしか見えんがこれでも生きてるのか?」
ホセ「油断するな、ネロ。こいつら人を飲み込んで消化しちまうらしいぞ」
バリヨ「人間を食うってのか!?」
ネロ「俺達なんか食ったら、腹を壊すって事を教えてやるぜ!」

<一騎vs由紀恵>
一騎「狩谷先生! なぜあなたがこんな機体に乗っているんです! もうやめて下さい!」
由紀恵「我々は私によってお前達をこの世界から消滅させる…!」
一騎「くそっ! やっぱり戦うしかないのか!?」

<真矢vs由紀恵>
真矢「私達を北極へ行かせて。そうすれば、狩谷先生だって助かるかもしれないわ」
由紀恵「我々はお前達の存在を認めない。お前達は今すぐに滅ぶ…!」
真矢「…やっぱり話は通じないのね。先生、ごめんなさい…!」

<剣司vs由紀恵>
剣司「先生! 聞いてくれ! 咲良の同化現象が進んじまった! 先生は咲良の事が心配じゃないのかよ!」
由紀恵「私はお前達を抹殺する…。我々はお前達の存在を許さない…」
剣司「そうか…。あんたはもう、俺の知ってる先生じゃないのか…」「だったらあんたを咲良のいる竜宮島に近づけさせるわけにはいかねえっ!」

<道生vs由紀恵>
道生「ユキッペ! どうして君がザルヴァートル・モデルなんかに乗っているんだ!」
由紀恵「我々は人間からこの機体を奪い、この女から憎しみを学んだ…」「我々は、この機体と憎しみの力でお前達を消滅させる!」
道生「そうはいかない! この島は…絶対にお前達の好きにはさせないからな!」

<由紀恵撃破>
〔ワームスフィア現象〕
由紀恵「憎しみの力は…まだ…。我々はお前達を…!」
道生「ユキッペ! もうやめるんだ!」
〔道生、由紀恵へ隣接〕
道生「もう降りるんだ、ユキッペ。フェストゥムに同化されていても、遠見先生が助けてくれる!」
由紀恵「…………」
道生「ユキッペ! しっかりしろ!」
由紀恵「我々は…人間のミールへの攻撃を許さない…」
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔発光音〕
〔マークニヒトのパイロット、由紀恵→イドゥンへ変更〕

イドゥン「我々はお前達を破壊する!」
道生「なにっ!? ユキッペが変身した!?」
総士「道生さん! 危険です! そいつから離れて下さい!」
〔イドゥン、前進〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔発光音〕

総士「ぐわあっ! こ、これは…クロッシング!? 機体コード…マーク…ニヒト…!」
一騎「どうした! 総士!」
溝口「フェストゥムがクロッシングだと!?」
真壁「いかん! このままでは島のシステムが奪われる!」
シン「俺達にはどうする事もできないのか!?」
道生「島から離れろ! そこには弓子がいるんだーーっ!」
〔道生、イドゥンへ隣接〕
〔道生、イドゥンへ攻撃〕

[イベント戦闘「道生vsイドゥン」]
道生「ぐわあああっ!」
一騎「道生さん!」
道生「来るな! マークアインはもうもたねえ! だが、こいつも道連れだ!」
〔道生&イドゥン、マップ端へ移動〕
道生「お前達! 下がってろ! フェンリルを起動した!」
総士「早く脱出を!」
道生「わかってる。生きて帰るって約束したからな…。脱出する!」
〔ハッチの開く音〕
〔衝撃音〕

道生「なにっ!」
パイ「まずい! コクピットブロックが捕まっちまったぞ!」
カノン「トリプルシックス!」
〔画面、爆発〕
〔味方ユニット撃破〕
〔敵ユニット撃破〕

一騎「道生さんっ!」
真矢「いやあああああっ!」
乙姫「だめ…! 憎しみばかりを学んじゃ…! お願い、わかってぇぇ…!!」
シン「ふ、ふたりとも犠牲になるなんて…」
ミア「なんて事なの…」
ラクス「皆さん! 悲しみはわかります。ですが今は戦闘中です!」「酷な事かもしれませんが、悲しみを乗り越えて戦って下さい! 敵は目の前なのです!」
アスラン「ラクスの言う通りだ! 衛君や道生さんが命がけで守った島からフェストゥムを追い出すんだ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ヴァン「これで片づいたのか…?」
ムウ「勝つには勝ったが、払った犠牲が余りに大きすぎる…!」
一騎「衛…道生さん…!」
剣司「俺が勝ってに飛び出したから…衛は…衛は…!!」
〔レーダー反応〕
ミリアリア「待って下さい! 空間に異変が…! これは…まさか…!」
〔敵ユニット出現〕
バルトフェルド「馬鹿な! あいつはフェンリルで消滅したんじゃないのかよ!」
〔画面、青にフラッシュ〕
〔放電音〕

イザーク「ぐわあっ! な、何だ! この衝撃波は!」
真矢「き、機体の制御が…できない!」
〔イドゥン、前進〕
〔画面、青にフラッシュ〕
〔放電音〕
〔マップ上にワームスフィア現象〕

澄美「島の各地に被害が出ています!」
真壁「一騎! 奴を止めるんだ!」
一騎「やめろーーーっ!」
〔一騎、イドゥンへ隣接〕
〔マップ上にワームスフィア現象〕
〔敵ユニット消失〕

一騎「なにっ! どこに消えた!?」
澄美「て、敵がキールブロックに出現しました!」
真壁「しまった! 敵の狙いはジークフリード・システムか!」
総士「ぐわああっ!」
一騎「総士! 総士ーーーっ!」
澄美「ジ、ジークフリード・システムが…敵に奪われました!」
〔マップ上にワームスフィア現象〕
〔敵ユニット出現〕

総士「か、一騎…」
一騎「総士っ! 返せ! 総士を返せーーーっ!!」
〔一騎、イドゥンへ隣接〕
〔一騎、イドゥンへ攻撃〕

[イベント戦闘「一騎vsイドゥン」]
〔マップ上にワームスフィア現象〕
〔敵ユニット消失〕

一騎「総士! 総士ィーーーッ!」
真矢「皆城君が…さらわれちゃったの!?」
真壁「ま、まさかフェストゥムがジークフリード・システムを狙って来るとは…!」
一騎「…俺がいたのに…守れなかった…! 総士…!」
マリュー「真壁司令。黒いファフナーを追いますか?」
真壁「いや、今はいったんアルヴィスに戻って下さい。敵がどこへ逃げたのか、わかっていませんから…」「それに、島とファフナーの被害も大きい。態勢を立て直さなくては…」
マリュー「わかりました。ダメージを受けた機体を回収後、帰還します」
真壁「よろしくお願いします」
一騎「総士…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アルヴィス/パーシバル・ルーム
溝口「どうしてフェストゥムは、ジークフリード・システムの事を知ってたんだ?」
真壁「ザルヴァートル・モデルを奪った時、ジークフリード・システムの情報も一緒に入手したんだろう」@そして、あれが我々の戦術の要だという事を知った…」
バルトフェルド「そして、それを奪っていくという事は…」
ムウ「それが欲しいからだろ? 単純に考えればさ」
アスラン「でも、フェストゥムがジークフリード・システムを欲しがる理由…」
ムウ「それに関しちゃ、何とも言えんね、今の段階じゃ…」
一騎「総士は…総士はどうなるんだ、父さん?」
真壁…奴らに同化されたと考えるのが妥当だろうな…」
一騎「くっ…総士…!」
ルナマリア「衛君に道生さん、それに総士君…3人も一度に失うなんて…」
メイリン「悲しすぎるよ…お姉ちゃん…」
〔ソロモンの予言〕
澄美「ソロモンに反応! 島の上にフェストゥムが出現しました!」
溝口「なにっ!?」
澄美「…この反応は…! マスター型です!」
真壁「マスター型? …という事は…」
澄美「モニターに出します!」
〔通信機の起動音〕
溝口「ああっ、紅音ちゃん!」
乙姫「紅音はきっと、何かを伝えに来たんだよ、史彦」
真壁「…わかった。行って来る。みんなはここで待機していてくれ」
乙姫「私も行くわ…」
アンジェリカ「再び、あのフェストゥムが姿を現した…」
ミア「今度は何が伝えられるというの…?」
【シナリオエンドデモ終了】


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