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No.30A-2
情愛~さよなら・後編

【シナリオデモ開始】
アルヴィス/パーシバル・ルーム
カルメン99「…人間の姿をして、人間と対話できるフェストゥム…それをマスター型っていうのね」
ジョシュア「ああいうフェストゥムだったら、友達になれそうですね」
パイ「確かに金色の化け物よりは、仲良くなれそうな気がするけどよ…」「結局はフェストゥムなんだろ…?」
千鶴「紅音さんは、フェストゥムとの共存を強く願っていた。その思いがフェストゥムに通じた結果…」「こうして対話ができるまでになったのね…」
溝口「だがまだ友好的なのは彼女ひとりだ。いや、彼女の姿をしたフェストゥム1体って言った方がいいか」「この先、ああいうフェストゥムが増えるって保証はねえ…」
真矢「そのために、北極へ行くんでしょう? 共存の可能性を掴むために…」「結果を出さなきゃ、いなくなったみんながかわいそうだよ…」
溝口「ああ、そうだっけな…」
一騎「…母さん」
澄美「真壁司令が出てきたわ! マイクのスイッチを入れるわ…」
〔モニターの開く音〕
真壁「…フェストゥム、今日は何の用だ?」
ミョルニア「お前達がジークフリード・システムと呼ぶ物について話がある」
真壁「なにっ!」
ミョルニア「ミールはお前達の力を手に入れようとしたが、我々にあれは使用できない…」「だからミールは、あれを使用できる人間を生存させている」
真壁「それはシステムの搭乗者の事か!」
ミョルニア「そうだ。皆城総士という名の人間だ」
セレーネ「それじゃあ総士君は…!」
ランバ「生きてるんだ! よかったね、一騎君!」
一騎「…総士が、生きてる…!」
ミョルニア「ミールはあれを北極に捕らえてある。北極で私のコアを救出する時、共に助けるといい」
真壁「北極のどこにいるんだ?」
ミョルニア「それは私のコアが導く。心配はいらない」
真壁「その事を伝えに、わざわざ来てくれたのか?」
ミョルニア「もう一つ。私は同胞を迎えに来た」
真壁「同胞?」
乙姫「来たよ…」
甲洋「…………」
真壁「なにっ? 甲洋君?」
一騎「甲洋? どうして…!」
セレーネ「彼はフェストゥムに同化されたはずじゃ…?」
真矢「春日井君…」
乙姫「私が目覚めさせたの。でも、この子がここに来たのは自分の意志…」「甲洋は、自分に近い存在の下で戦う事を選んだの」
真壁「戦うだと?」
ミョルニア「もはや我々はミールにとって、滅ぼす存在でしかない」「我々は存在し続けるため、ミールと戦わねばならない…」
乙姫「北極での作戦を成功させる事は、人類、総士、そして彼らの未来のためなのよ」
一騎「甲洋っ!」
甲洋「みんな、ありがとう。さよなら…」
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔発光音〕

甲洋「…………」
ミョルニア「では、私も行く。コアの救出の件、くれぐれも頼んだぞ…」
真壁「わかった」「…一つ教えてくれ」
ミョルニア「何だ?」
真壁「なぜ、紅音の名前を使った?」
ミョルニア「それが最適の方法だったからだ。…いや、お前に会いたかったからかもしれない…」「そう。お前に伝えたかったからだ。…ありがとう、史彦。一騎を育ててくれて…」
真壁「!!」
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔発光音〕

ミョルニア「…………」
一騎「母さん…!」
真壁「…聞いた通りだ。総士君を救出するためにも、北極での作戦を成功させる必要が出てきた」
真矢「春日井君のためにも…!」
真壁「この後すぐに作戦会議を始める。全員、会議室へ集まってくれ」

アルヴィス/会議室
保「ジークフリード・システムのプロトタイプを分割して、ファフナー各機に内蔵できました」
容子「これにより、全員がクロッシング状態となり、意思疎通が可能となります。懸念されていたパイロットへの負荷も…」「紅音さんの姿をしたフェストゥムがもたらしてくれたデータにより、解消されました」
保「ファフナー各機をクロッシングできたのはいいが、このシステムには欠陥が二つある」「一つは、全員がお互いの痛みを共有してしまう事だ」
シン「誰かが傷つくと、全員が痛い思いをするって事ですか?」
保「ああ、そうだ」
一騎「総士は、俺達全員の痛みを感じてくれていた…」
剣司「俺達だって、耐えてみせるさ!」
保「もう一つは、1機でも欠ければシステムに支障をきたす事…」「ひとりの脱落が全員の死につながる。十分に気をつけてくれ」
カノン「死にに行くわけではない…」
真矢「全員無事で帰ってきます!」
真壁「北極海のミールに対する総攻撃に乗じて、特定のコアと接触し、データを入手、同時に皆城総士を奪還する」「…以上が今作戦の目的だ!」
溝口「作戦名はどうする?」
澄美「連合軍は、大気圏外に集結しつつあるフェストゥムを突破する事から…」「ヘブンズドア…天国への扉と名付けています」
カルメン99「みんなで昇天する気? 縁起悪い感じね」
ネロ「俺達はまだ、天国の扉をくぐる気はないぞ!」
ホセ「そうだ! チヅルの所に行くにはまだ早すぎる!」
バリヨ「散っていった若いモンのためにも…」
ネロ「あと50年は戦わんと顔向けできんからな…」
真矢「じゃあ、私達は空にしたら?」
澄美「作戦日の天候は、予想では快晴ですが…」
真壁「では、蒼穹というのはどうだ?」
一騎「蒼穹?」
カノン「どういう意味だ?」
真矢「蒼穹って言うのは、青くて、広い空の事よ」
剣司「かっこいいじゃん!」
溝口「決まりだな」
真壁「では只今より、16時間後に蒼穹作戦を開始する!」

竜宮島/ひとり山
真矢「こうして島の景色を見ていると…今が最終決戦の直前だなんて思えないよね…」
一騎「ああ…」
シン「本当に静かだ…」
ルナマリア「真矢ちゃん達は、こんな素敵な場所で育ってきたのね…」
一騎「ええ。フェストゥムの事なんて何も知らずに…」
真矢「…でもね。何も知らずにいた頃を思い出すと…」「何でお母さん達が島の事を私達に隠してたか、わかる気がするの」
一騎「平和を…教えるため…」
真矢「それってつまり、思い出を持って欲しかったんだと思う」
一騎「それって、この前遠見も言ってたよな。思い出作りが大切だって…」
真矢「私、前はここが好きだった。山に触れていると、お父さんの背中にいるみたいな気持ちになれたの」「でも、そんな感じもしなくなっちゃった。お父さん、死んだらしいって聞いても実感なくって…」
シン「真矢ちゃんのお父さん、亡くなったのか…?」
ルナマリア「よかったら、どんな人だったか聞かせてくれない…?」
真矢「連合軍で、ヘスターさんの下でファフナーの研究をしてたんだって」「シンさん達はその時いなかったけど、一騎君や道生さん達を置いてさっさと脱出するような人だったみたい」「思い出の中のお父さんはもっとカッコよくて、もっと素敵だったのに…」
ルナマリア「ごめん、つらい事聞いちゃって…」
真矢「いいんでう。話したらすっきりしました」
シン「一騎は何でここに来たんだ?」
一騎「母さんがここが好きだったらしい。だから、見ておこうと思って」
真矢「北極でフェストゥムとの戦いが終わるって本当かな。上手くいくかな?」
ルナマリア「真矢…。どうしちゃったのよ、突然?」
真矢「ちょっと不安になって…」
一騎「それは俺達が行って確かめてくる。そして、終わらせてくるよ」
真矢「待って…。『俺達』って…私は入ってないって事?」
シン「ちょっと待てよ! 一騎はそんな事言ってないだろ!?」
真矢「ううん…。一騎君は私に戦って欲しくないみたい」
シン「そんな…。そうなのか、一騎?」
一騎「…ああ。遠見には本当に隠し事ができないな」
ルナマリア(シン、行きましょう。ふたりきりにさせてあげなきゃ…)
シン(あ、ああ…)
一騎「…遠見は島に残ってくれないか? クロッシングは剣司、カノンと3人でやる。遠見には生きていて欲しいんだ」
真矢「ううん、私も行く。皆城君を助け出さなきゃ。そして、みんなで帰って来よう?」
一騎「わかった…。総士と一緒に帰って来よう。俺達の島に…!」

アルヴィス/展望室
ウェンディ「ヴァン! こんな所で何してるの?」
ヴァン「…あ? 出撃まで暇だからな…。魚を見てた…」
ウェンディ「…ねえ、ヴァン。死なないでね…」
ヴァン「…あ? 何で俺が死ぬんだ?」
ウェンディ「だって、フェストゥムの本拠地を攻撃するんでしょ? すごい戦いになるんでしょ?」「いくらヴァンでも、油断してたら死んじゃうかもしれないじゃない!」「ヴァンまで衛君みたいになったら…私…私…!」
ヴァン「あー…別にな、その、何だ。俺はカギ爪を殺すまで死ぬつもりはねえ」「…だから、心配すんな」
ウェンディ「うん…」
カルメン99「私は心配してないわよ、ヴァン」
ヴァン「そいつはどーも…」
ウェンディ「頑張ってね、ヴァン…!」
カメオ「クェーーッ!」

アルヴィス/医務室
真矢「お姉ちゃん! ほんとに!?」
弓子「ええ…!
千鶴「30年ぶりの自然受胎よ」
一騎「道生さんの…子供?」
ミア「えっ? 竜宮島の人の多くはフェストゥムによって子供ができなくなったんじゃ…?」
ディアッカ「俺もそう聞いたぜ?」
千鶴「確かに、竜宮島の人達はフェストゥムによって受胎能力を奪われた…」
乙姫「昔、フェストゥムは生まれるって事が理解できなかった…」「だから、人を死から守ろうとして生を奪ったの」
パイ「生まれなければ、死ぬ事もないってか…!」
ロール「なんて短絡的な考えなんだ!」
乙姫「でも、長い年月が過ぎるうちにフェストゥムはいろんな事を学んだ。生と死、悲しみ、憎しみ…」「そして今、彼らの一部ではあるけれど、人間との共存を望むまでになった」
セレーネ「そして今、私達はフェストゥムと共存できる未来のために出撃するのね」
真矢「…だけど、ほんとによかった! おめでとう、お姉ちゃん!」
弓子「…こんな風に約束を守るなんてね、あいつ…」「あなた達が生まれてくる子に教えてあげて。まだ道がある事を…希望がある事を…!!」

アルヴィス/会議室
真壁「…以上が作戦の詳細だ。何か質問はあるか?」
ネロ「…ちょっといいか?」
真壁「何ですか、ネロさん?」
ネロ「…今度の戦いは命懸けの戦いだ! 無事に戻って来られる保証はねえ!」
ホセ「そこで我々からの提案だが…女子供は艦から降りて、この島に残るってのはどうだ?」
バリヨ「目の前で若い者お命が散るのをこれ以上、見たくないからな…」
ネロ「…そこにいる赤い髪のお嬢ちゃん達、島でおとなしく待ってな!}
メイリン「あ、赤い髪って…私とお姉ちゃんの事!?」
ルナマリア「冗談じゃないわ! 私はザフト軍の正規パイロットなんですからね!」「女子供扱いされる覚えはないわ!」
メイリン「そうよ! 今までずっと戦ってきたのにここで降りるなんてできないわ!」
ルナマリア「私達より、お爺さん達の方がちゃんと戦えるのか心配だわ!」
ホセ「な、何だと!?」
プリシラ「もー、お爺ちゃん達! つまらない事を言い出さないでよ」「女子供は足手まといだとか思ってるんでしょ?そんなのナンセンスよ!」
ムウ「…衛君や道生君のような犠牲をこれ以上、出したくないってお考えなんでしょうけど…」「ここに集まっている連中は全員、最後まで戦い抜く覚悟を持った一人前の戦士ばかりです」「年齢、性別に関係なくね…。だから、ご心配にはおよびませんよ」
ヒルダ「爺さん達の時代はどうだったか知らないが、今は男よりも女の方が強い時代なんだよ!」
真矢「私はフェストゥムにやられるつもりはありません。絶対に生きて帰って来ます!」
バリヨ「…どうやら俺達が間違ってたようだ。この子達の覚悟は本物だ。戦士の目をしておる…」
ホセ「すまなかったな。俺達は余計な事を言ったようだ…」
プリシラ「いいのよ。お爺ちゃん達は私達を心配してくれたんですもの。ありがと…」
真壁「では、他に何もなければ、これでブリーフィングを終わる」
ラクス「皆さん、直ちに出撃準備にかかって下さい。解散!」
蚊や「一騎君、近藤君、カノン…! ちょっといいかな?」
一騎「どうした、遠見?」
真矢「みんな、腕貸して!」
一騎「腕?」
真矢「うん!」
ジョシュア「どうしたんです? 腕に数字なんか書いて…」
アスラン「何かのおまじないか?」
カノン「これは…竜宮島の座標か!」
真矢「そう。ちゃんと戻って来るっていう約束の文字…!」
一騎「遠見、お前の分、俺に書かせてくれ」
真矢「うん! お願い!」
一騎「行こう! そして、帰って来よう!」

アークエンジェル/ブリッジ
ラクス「これよりアークエンジェル隊は、北極海へ向けて出発します。総員、発進準備!」
〔モニターの開く音〕
真壁「クラインさん、ラミアス艦長。よろしくお願いします」
マリュー「お任せ下さい。作戦を成功させて、子供達と総士君は必ず竜宮島へ帰します」
キラ「この作戦が終わった時、フェストゥムは侵略者ではなくなると信じましょう」
溝口「紅音ちゃんが目指した世界を実現しようぜ!」
真壁「ああ、そうだな…」
ムウ「敵の本拠地に乗り込むんだ。とんでもない数のフェストゥムがいるに違いない」「みんな、気を引き締めてかかれよ!」
真壁「ではこれより、送球作戦を開始する!」
マリュー「アークエンジェル、発進!」

竜宮島/海岸
乙姫「アークエンジェルが…飛び立つ…」
千鶴「真矢…」
ウェンディ「ヴァン…気をつけてね」
乙姫「大丈夫。みんなに任せておけば…希望にたどり着く…うっ…」
〔人の倒れる音〕
ウェンディ「乙姫ちゃん!」
乙姫「まだ、外にいられるうちに…見送る事ができて…よかった…。行ってらっしゃい、みんな…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「情愛~さよなら・後編」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔第3軍ユニット出現〕

ヘスター「何としてもここを突破しなさい! そして、北極ミールへの道を切り開くのです!」
〔画面、青にフラッシュ〕
〔放電音〕
〔マップ上にワームスフィア現象〕
〔ワームスフィア現象〕
〔第3軍ユニット撃破〕

ヘスター「何という事なの…! これだけの戦力がありながら、歯が立たないなんて…!」
〔アルヘノテルス型、アガメムノン級を攻撃〕
[イベント戦闘「アルヘノテルス型vsアガメムノン級」]
ヘスター「こ、このままでは…!」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
ヘスター「アークエンジェル!」
剣司「なんて数のフェストゥムだ…!」
カノン「さすがに敵の本拠地だけの事はある…」
ヘスター「アークエンジェル! 作戦に参加すると言っておきながら、今まで何をしていたのですか!」
マリュー「ヘスター事務総長! まさか事務総長自らが陣頭指揮を執っておられるとは…!」
ヘスター「これは、フェストゥムとの人類存亡をかけた戦いです!」「私だけが後方で黙って見ているなど前線の兵に失礼でしょう!」「…雑談はこれまでです。アークエンジェルは今すぐ戦闘に参加しなさい!」「これまで様々な行き違いがあった事は、今回だけ特別に忘れて差し上げます!」
ムウ「この期におよんで、まだそんな偉そうな態度を…」
バルトフェルド「まあ、いいじゃないか。この婆さんの指揮下に入るわけじゃないんだ…」
マリュー「ヘスター事務総長。では、アークエンジェルは直ちに戦闘を開始します!」
ヘスター「待ちなさい! 戦闘の前に、今回の作戦に関する注意事項を伝えておきます」
マリュー「注意事項?」
ヘスター「今回の作戦において、各部隊の安全はそれぞれ自分で確保せねばなりません」
溝口「どういう事だ?」
ヘスター「フェストゥムの独身能力に対抗するため、各部隊には独自の判断で動いてもらいます」
ムウ「同士討ち覚悟で戦えって事か?」
ヘスター「そういう事になりますね…。誰がどう動くのか、誰にもわかりません。全部隊規模での遊撃戦になります」
マリュー「そんな…」
ヘスター「我々の部隊は別エリアの友軍の支援に回ります」「それでは、健闘と生存を祈ります。…生き残ったら、絶対に謝罪してもらいますからね…!」
〔第3軍ユニット離脱〕
溝口「やれやれ、なんて嫌味な婆さんなんだ…」
イザーク「しかし、指揮系統を放棄して戦うなど、常識ではあり得ないぞ!」
溝口「フェストゥムに総力戦を仕掛けるにはもっとも有効なのさ。作戦なんか立てたって、全部バレちまうんだから」
ハイネ「まあ確かに、それ以外の対処法は思いつかないけどな…」
ディアッカ「緻密な作戦を立てておいても、考えを読まれて瞬殺されたんじゃ笑うに笑えないからな…」
プリシラ「でも、どんな勝手な行動をしてもさっきのお婆さんに嫌味を言われないのはいいかもね」
キラ「そう。今回の戦術は僕達にとって都合のいい部分が大きいんだ」
マリュー「ミリアリアさん。真壁紅音さんから指示のあった目標地点はどこ?」
ミリアリア「はい。ここです!」
〔カーソル、目標地点を表示〕
マリュー「あの壁面の中に、敵の本拠地への通路が隠されているのね…」「みんな、アークエンジェルを援護してあの位置まで到達させて!」「空域内のフェストゥムの全滅が目的ではないわ! いいわね!」
一騎「了解です!」
ミスト「よし、戦闘開始だ!」
<戦闘開始>

<敵5機以下or味方が目標地点へ接近・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ホセ「またゾロゾロ出てきやがった!」
スウェン「そう簡単には進ませてもらえないか…」
ネロ「何匹出てこようと全部倒すまでだ! 行くぞっ!」

<敵5機以下or味方が目標地点へ接近・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
パイ「また出たか!」
ランバ「いったいどれだけ湧いて来るのよ!」
ヴァン「こんなもん、どうやって突破すりゃいいんだ!」
〔味方ユニット出現〕
マリュー「あれは…ミネルバ!?」
アーサー「タンホイザー照準! 撃てーっ!!」
〔画面、紫にフラッシュ〕
〔ビームの発射音〕
〔ワームスフィア現象〕
〔敵ユニット撃破〕

マリュー「ミネルバがどうして…!?」
ミーア「ザフト軍も北極ミールの攻撃に参加いたしますわ!」
アスラン「き、君は…!」
ミーア「プラント最高評議会は、この作戦への参加を決定いたしました…」「わたくしは、ラクス・クラインとして成すべき事をしたつもりです、アスラン…!」
アスラン「ミーア…!」
ラクス(ありがとう。ミーアさん…)
ミーア「さあ、アークエンジェルは先へ進んで下さい!」「私達はザフトの艦隊と共に別方面のフェストゥムを攻撃します!」
マリュー「ありがとう…ラクスさん!」
ミーア「アーサー艦長代理! 参りましょう!」
アーサー「了解! ミネルバ、発進!」
〔味方ユニット離脱〕
マリュー「私達も戦いましょう! 目標地点へ向けて、全速前進!」…………………

<ミストが戦闘>
ミスト「人類とフェストゥムが共存する…そんな地球の未来を俺は見てみたい。そのためにもこの戦いに勝つんだ!」

<キラが戦闘>
キラ「フェストゥムに同化された人達はもう戻らない…」「でも、未来にはまだ希望があるんだ。だから僕達は諦めずに戦う!」

<ロールが戦闘>
パイ「フェストゥムとの戦いはこれで最後にしようぜ!」
ランバ「フェストゥムとはこれから友達になるんだもんね!」
ミア「本当になれるかしら…? 私、自信がないわ…」
ロール「そんな事、今考えたってしょうがないだろ!」「今は目の前のフェストゥムをやっつけるだけだ!」

<ヴァンが戦闘>
ヴァン「カギ爪の野郎を殺すまで俺は死なねえ…!」「たとえてめえら全員相手にしても俺は生き延びる!」

<一騎が戦闘>
一騎「総士…! すぐに助けに行くから待ってろよ! みんなと一緒に竜宮島へ帰ろう!」

<真矢が戦闘>
真矢「一騎君のためにも、皆城君を助け出さなきゃ…」「あのふたりは、どちらが欠けても駄目なんだもの…!」

<剣司が戦闘>
剣司「人間とフェストゥムが意識レベルで融合できれば、きっと咲良は助かる!」「咲良! お前をあのままにはさせないからな!」

<カノンが戦闘>
カノン「トリプルシックス…私はお前の子供の未来のためにこの戦いに勝利してみせる!」

<敵全滅orマリューが目標地点へ到達・勝利条件達成>
※※敵全滅の場合、セリフ追加※※
〔マリュー、目標地点へ移動〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※

ノイマン「艦長! 指定の座標に到着しました!」
マリュー「総員、アークエンジェルに帰還して! 敵の本拠地内に突入するわ!」
一騎「了解! 帰還します!」
〔味方ユニット離脱〕
ミリアリア「全機、帰還しました!」
マリュー「ローエングリン、スタンバイ! 岩壁を噴き飛ばして、中に侵入します!」
〔機構の動作音〕
チャンドラ「ローエングリン、発射準備完了!」
マリュー「撃てーっ!!」
〔画面、赤にフラッシュ〕
〔ビームの発射音〕
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

ミリアリア「岩壁を破壊しました! 内部へ侵入できます!」
マリュー「内部に突入して!」
ノイマン「了解。このまま直進、突入します!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アークエンジェル/ブリッジ
ミリアリア「今のところ、フェストゥムの追撃はないようです」
溝口「やれやれ。ひと息つかせてもらえそうだな…」
マリュー「連合軍の状況は?」
チャンドラ「ミールの本拠地へ向けて進行中です。被害はかなり大きいようですが確実に前へ進んでいます」
ディアッカ「向こうが敵を引きつけといてくれるとこっちは楽なんだけどねえ…」
キラ「マリューさん。戦闘データを見て、気になる事があるんです」
マリュー「何かしら?」
キラ「戦闘が始まってしばらくの間は連合軍が一方的に押していたんです」
ムウ「各部隊が独自の判断で行動するって作戦が、功を奏したんだな」
キラ「ええ。ところがしばらくすると、フェストゥムの戦い方に変化が出てきた。組織的に戦うようになったんです」
スウェン「確かにこの連携は見事としか言いようがない」
メイリン「フェストゥムは意識が一つにつながってるんですよね? 連携が取れてて当然じゃないんですか?」
キラ「いくら意識が一つでも、こうまで戦術的に見事な戦い方はできないよ」
バルトフェルド「…優秀な指揮官でもいない限りはな…」
溝口「優秀な指揮官…? ひょっとして奴ら、総士を使って…?」
キラ「ええ。おそらくそうだと思います」
マリュー「だとすると、この先の戦いはやっかいになりそうね…」
一騎「総士は俺達の手の内を知り尽くしてる…」「それも、ファフナーだけじゃない。この部隊全員の戦い方を分析してた」
シェルディア「ヴァンさんの型破りな戦い方で、総士の頭の中を引っかき回してもらおうよ!」
ヴァン「…あ? 俺が何だって?」
マリュー「とにかく今後は、総士君の存在を頭に置いて戦った方がよさそうね…」
ミリアリア「艦長! 間もなく紅音さんのコアが捕らえられている地点に到着します!」
マリュー「総員、出撃準備! コアの救出に失敗したら、人類とフェストゥムの未来はないわ!」「その事を忘れないで!」
ミスト「了解!」(人類とフェストゥムの未来がこの作戦の成否にかかってる。絶対に成功させてやるぞ!)

【シナリオエンドデモ終了】


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