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No.35
Another Sphere

【シナリオデモ開始】
???
ミスト「こ、ここは…。この光景は…」
アンジェリカ「…1年前のアリトームでの戦いだわ! イディクスの機体の残骸がある!」
ルージ「あれは…ミストさんの機体だ!」
ミスト「いや、違う。あれは隊長のレヴリアスだ!」
ミスト「俺はこの時、少し後ろから追いかけてるはずだ。…ほら、あっちが俺だよ」
アンジェリカ「って事は、私が戦線離脱してからしばらく後みたいね…」
杏奈「見て! あそこにイスペイルのロボットがいるわ!」
カガリ「形は多少違うようだが…」
アンジェリカ「お父さんがイスペイルを追いつめてる…」「もう少しよ! 頑張って、お父さん!」
〔ビームの発射音×2〕
ミスト「そう…。俺達はイスペイルを追いつめてた…」
リー「見ろ、機体の周囲に気みたいな光が見えるぜ」「ありゃあ、イスペイルを怯ませた技と一緒なんじゃねえか?」
ミスト「確かにクリスタル・ハートのエネルギー…!」「今考えてみれば、隊長はあの攻撃法を使って戦ってたのか…!」
〔転移音〕
一騎「何だ!? 突然、イスペイルの後ろにデカい奴が現れた!」
レイ「まるで生き物だな…」
ラ・カン「ル=コボルの機体に意匠が似ているな…」
セイジュウロウ「…意匠だけではない。この空気、奴そのものだ」
咲良「そうだね…同じ気配を感じるよ…」
ミスト「俺や隊長が敗れたのはやっぱりル=コボルだったって事か…」
総士「…新手とイスペイル…。何か会話をしているようだが音声は拾えないのか…?」
シェルディア「あっ、隊長さんが動きを止めたよ!」
ミスト「…こ、この直後だ。隊長が特攻するのは…!」
アンジェリカ「特攻…」
〔画面、緑にフラッシュ〕
〔発光音〕

イザーク「機体が金色に輝き始めた…!」
ダイヤ「す、すげえ光だ! これってソルヴリアス・レックスよりすげぇんじゃ!?」
ミスト「そうだ…そしてこの後、隊長は敵のボスに突っ込んでいったんだ!」「隊長が敵に何か話しかけてたようだったけど、俺には何を言っているかわからなかった」「でも、あの出力を生み出したのがサコン先生が言っていた暴走するほどの正義感だとしたら…」「隊長は敵に何を言っていたんだろう…」
サコン「待って下さい、これは…。…音声が拾えました!」
〔モニターの開く音〕
エルリック「…命など惜しくない!! うおおおおおおっ!!! 死なばもろともぉぉぉっ!!!」
アンジェリカ「お父さんはアトリームを守るために命を捨てる覚悟で…!」
〔画面、黄色にフラッシュ〕
〔発光音〕
〔爆発音〕

アンジェリカ「きゃああっ! お父さんっ!」
ルージ「す、すごい威力だ…!」
アスラン「見ろ! 奴の機体はかなりのダメージを受けているようだぞ!」
ルウ「でも、まだ動ける…。攻撃を仕掛けようとしてるみたい…」
ジョシュア「ああっ! 肝心なところで周りが真っ白に!?」
ミスト「これが俺が巻き込まれた次元の断裂のはずだ。俺が知ってるのはここまでだ…」
ランバ「って事は、ここから先は誰も知らないのね…」「…あっ、いつの間にかル=コボルがいなくなってる!」
真矢「イスペイルがアンジェリカのお父さんのロボットを回収していった…!」
アンジェリカ「…この時、お父さんはイディクスに捕まってしまったのね…。お父さん…」「…でも、これって私がミストに聞いた話とあまり変わらないわ」「倒すヒントはどこにあったと言うの?」
ルージ「正義の心で戦っても倒せないって事じゃないですか…?」「この前がそうだったみたいに…」
ゲイナー「待って! この前勝てなかったのは心に動揺が生まれたからなんだろ?」
セイジュウロウ「だが、たとえミストが万全な状態であっても奴には勝てんだろう」「今の戦いの記録を見てそれは明らかになったはずだ」
ミスト「正義や思いやりのエネルギーじゃル=コボルの機体は倒せない可能性が高い…」「でも、隊長の攻撃は明らかにル=コボルを怯ませていたし、そのパワーも上のようだった…」「しかもソルヴリアス・レックスじゃない…レヴリアスの状態で…」
〔画面、発光〕

アークエンジェル/ブリッジ
タングラム「事象のレビューが終了しました」「今のあなた方であれば、ル=コボルを倒す手立ては事象の内に検索可能…」
ダイモン・T「…となれば、諸君は救われるとでもいうのかね? 迷宮を惑うネズミども!」
アスハム「なっ、何だ!?」
サラ「タングラムの音声が変わったわ!」
ダイモン・T「頭の回らぬネズミども、教えてやろう、我が名はダイモン!」
チーフ「ダイモンだと!?」
クリアリア「むうっ…ここでハチ合わせになるとは…!」
ダイモン・T「タングラム、我が生き餌。貴様も獲物をおびき寄せる程度には役立ったという事か…」
タングラム「あ、あ…」
ハッター軍曹「おいおい、何言ってんだ!? ホアッチューミーン!?」
ダイモン・T「常に、全ては我が手の内…」「逃れたタングラムとて例外とはなり得ない…」
シェルディア「だったらどうして、イディクスなんかに使わせてたのよ!」
ダイモン・T「あれはなかなか楽しかった!」「イディクスとの抗争は我がダイモンの現界制御に際して極めて有効な機能たり得たぞ!」「フハハハハハハ…」
静流「知っていて泳がせていたというの…!?」
ロール「それじゃあ、イディクスにも使いこなせていないシステムっていうのは、タングラムじゃなく…」
サコン「タングラムの裏でゲートを制御していたダイモン、あなただったという事か…!」
キラ「それに気づけなかったなんて…! くっ…」
ダイモン・T「唯一の誤算は、ネズミどもの中に野良犬が紛れ込んでいた事…」「MARZの犬よ…!」
チーフ「残念だったな。過小評価は命取りになるという事だ」
フェイ「そーです! そのオヤジ声、もっと謙虚であるべき!」
ダイモン・T「言われるまでもない。我々は事態を直視し、混乱を歓迎した」「結局、タングラムの介在は、不測のバーチャロイドを水増しにする事象の乱れのトリガーとなった」
タングラム「私は…私の存在は無駄だった、と…」
ダイモン・T「無駄ではないぞ、愚かな生き餌よ! お前は我らの役に立て! 破滅の門を開放するのだ!」「フハハ、フハハハハハハハ…!」
ハッター軍曹「ガッデーム! ムカつく野郎だぜ!」
ガラガ「まったくだ! 一発ブン殴ってやりてえぜ!」
クリアリア「貴様のような輩に忠告するのも気が引けるが、虚勢も度を過ぎると無様だぞ、ダイモンよ」
ダイモン・T「なにっ?」
クリアリア「貴様はあたかもタングラムを掌握していたかのように語りはするが…」「しかし、実情はむしろあれを電脳虚数空間に放逐できない脆弱さを抱えていると解釈できる!」
ダイモン・T「……!」
クリアリア「事象崩壊要塞を完成させるためにはタングラムが必須」「経緯はどうあれ貴様らには泳がせている余裕などないはずだ!」
ダイモン・T「くっくっく…。その指摘は適切だ。認めよう、我々の行動目的は、その優先順位が変動した」「タングラムは現界にあって時を稼ぐための駒となったのだ…」
クリアリア「やはり…」
ゴオ「何だ。ハッタリだったのかよ!」
ダイモン・T「さて、全ては目論見通り…。貴様らはタングラムの介在で幾度も空間を移動し…」「幾多の戦闘を繰り広げてきたのだ。混乱の極大は不可避となる…!」
カガリ「いや、もう混乱は収束に向かっている。私達はル=コボルを倒す!」「そうすれば、お前の目論見は失敗に終わるんだ!」
ハッター軍曹「タングラムを返してもらうぞ!」
ダイモン・T「くっくっく…ネズミどもに要求されるいわれはないよ」
ミスト「なにっ!?」
ダイモン・T「ネズミはネズミにふさわしい生き様というものがある」「貴様らも、ル=コボルも…朽ち果てるまで抗い、戦い…せいぜい矮小な命を燃やすがよい」「そのために用意された宴…戦争とは悲しくも美しい物だ。楽しんでいただきたい!」
ミア「戦いを楽しめだなんて…!」
ヴァン「さっきから聞いてりゃ難しい言葉ばかり並べやがって! 言葉を知ってるからって自慢をするな!」
ミハエル「ヴァンの意見はともかくそんな歴史の終着点は望まれていない!」
シンシア「あんたに現実ってやつを教えてあげるわ…!」
ダイモン・T「さあ、宴の始まりだ!」「汚物でも砕け散る様は美しい。楽しめ、そして命を散らせ! ネズミども!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「Another Sphere」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

〈出撃準備〉
杏奈「見て! あの丸っこいメカ! あれってダイモンの仲間だったんだね!」
ゴオ「ああ、そうらしいな…」
ハッター軍曹「おい、白騎士! なんかもう、細かい事は面倒だ! タングラムごとダイモンを潰すぞ!」
クリアリア「それはいかん! タングラムはあらゆる時空の因果律として関与する」「破壊したりすれば、この世界…いや、全ての並行世界にどんな影響が出るかわからん!」
フェイ「じゃあ、どうすんの!?」「中途半端な戦い方じゃいつまでたっても終わらないよっ!?」
ハッター軍曹「禿同だ! ショウ・ミー・ザ・攻略法!」
タングラム「…私を破壊して下さい」
ハッター軍曹「はぁ!?」
タングラム「今、ここにいる私は本当の私とは言えません」「関連付けは錯綜し、真実は隠蔽されています」「あなた方が見ている私は、この世界での楔にすぎません…」「今の私を破壊sれば、この時空の束縛は消去され、ダイモンもまたこの世界に在る当然性を失います」
クリアリア「…なるほど、そういう事か! 諸君! タングラムを破壊…いや、この世界から解放するんだ!」
ハッター軍曹「つまり、破壊でOK…か!?」
クリアリア「OKだ!!」
ダイヤ「そうとわかれば遠慮はしねえぜ!」
ヴァン「ダイモンの野郎もろともブチのめしてやるぜ!」
ダイモン・T「…くっくっく…理論の実践が容易ならば、誰も苦労はしないもの…!」
<戦闘開始>

<ダイモン・THP50%以下or敵20機以下・敵増援1&第3軍増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
フェイ「ちょっと! また出た! 湧いてきた!」
ダイモン・T「ジレンマだな。タングラムの介在が続く限り、捨て駒はいくらでも都合がつく」「つまるところ、ネズミの宿命とは傷つき、倒れ、命果てる一本道という事だ!」「フハハハハ…悲しいものだな!!」
クリアリア「ここまでとは…厳しいな!」
チーフ「確かに分が悪い」
剣児「このままじゃ、いずれこっちのエネルギーが尽きちまう! どうすりゃいいんだよ!」
ハッター軍曹「どうもこうもない! 突撃あるのみ!」
ルージ「そ、そんな無茶苦茶な…!」
ラ・カン「だが、今の我らには他に手は残されておらん…!」
〔モニターの開く音〕
???(シルビー)「相変わらず単細胞だねえ…」
???(ジェニファー)「手のかかる方達です…」
〔第3軍ユニット出現〕
フェイ「ああっ! あれは…」
ハッター軍曹「毒蛇三姉妹かっ!」
デボラ「毒蛇ちがう! 薔薇だっ!」
ハッター軍曹「悪いが取り込み中だ! 後にしてくれ!」
ミスト「そうだ! 今はお前達と戦ってる場合じゃないんだ!」
ロール「だいたい、お前達はイディクスの手先じゃなかったのか!?」
シルビー「勘違いしなさんな。あれは世を忍ぶ仮の姿、全てはダイモンを倒すため!」
デボラ「真に受けてたのか!? アッタマ悪ぃーー!!」
ゲイン「よくわからんが、お嬢さん達は味方と考えていいのか?」
ジェニファー「あらいやだ、お嬢様では物足りませんわ…。出来ればプリンセスとでもおっしゃって…」
シルヴィー「戯言は後! 今はやらせてもらう!!」
ハッター軍曹「何だ何だ? いいとこ取りのつもりか!?」
〔モニターの開く音〕
???(ギル)「いいとこ取りは許さんぞ!!」
???(レドン)「元々ダイモンはこちらの獲物ですからね!」
〔第3軍ユニット出現〕
チーフ「…SHBVDか…!」
ギル「ほう、覚えていたか。ギルだ! ギル少尉!!」
ダイモン・T「…下郎め。我がダイモンとの約を違える愚を犯すつもりか!」
ギル「悪く思うな。状況が変わった」
レドン「実は僕ら、造反の罪を問われつつ保釈中!」
ギル「我々の赦免は、共闘によるダイモン撃破が条件となった!」
レドン「お前を倒して誇りを取り戻す!」
ダイモン・T「フハハハハ…つくづく愚かな…」
フェイ「思いがけない仲間が増えちゃった!」
ハッター軍曹「まったくもったアンビリーバブル!」
シルビー「仲間とはまた甘っちょろい。こちらはただ単に目的を同じくしてこの場にいるだけだ」
デボラ「仲良しサークルはお断りぃ!」
ギル「我々も独自にやらせてもらう!」
ハッター軍曹「はっ! そんな事だろうと思ったぜ!」
カガリ「こっちの指揮系統とは異なるとしても、ダイモンと戦う味方が増えたのは事実だ!」
ラクス「皆さん、今一度その手に力を!」
ノーザ「言われるまでもない!」
ダイモン・T「クックックッ…ネズミは何匹増えてもネズミのまま…」

<ダイモン・THP50%以下or敵10機以下・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
ピュリア「くそっ! また増援か!」
ダイモン・T「愚か者どもめ…。ここは『月面の穴』内部! いくら抵抗しようと、全ては無駄!」
バルトフェルド「ザコに構うな! タングラムに集中攻撃するんだ!」

<フェイが戦闘>
フェイ「さーーって、ようやく正念場!! いよいよ本気な私かも!?」

<チーフが戦闘>
チーフ「リリン総帥…MARZとして、真のミッションに臨みます…!」

<ハッター軍曹が戦闘>
ハッター軍曹「待ってろよ、タングラム! 今すぐお前の中からダイモンを追い出してやるからな!!」

<クリアリアが戦闘>
クリアリア「タングラム…今こそくびきを断つ!」

<ミストvsダイモン・T>
ミスト「ダイモン! お前の思い通りにはさせない!」「俺達はお前を倒し、ル=コボルも倒すんだ!」
ダイモン・T「…くっくっく。お前達はル=コボルを倒せない。ル=コボルもお前達を倒せない」「勝者もなく敗者もいない…。戦いは未来永劫続くのだ!」

<甲児vsダイモン・T>
甲児「やいやい、この野郎! 黒幕気取りで偉そうにしやがって! この俺が性根を叩き直してやる!」
ダイモン・T「フハハハッ…! 生憎、ダイモンに叩き直されるべき性根など存在しない!」「無知を恥じるがいい!」

<ダイヤvsダイモン・T>
ダイヤ「お前がイディクスに力を貸したせいでダリウス軍が調子に乗って、世界がメチャメチャになっちまった!」「お前だけは絶対に許せねえ!」
ダイモン・T「ハッハッハッ…! 許すか否かの決定権は我がダイモンの側にある!」「教えてやろう。ダイモンはダイモンを常に許すのだ!」

<ロールvsダイモン・T>
ランバ「私達の世界に干渉なんかするんじゃないわよ!」
パイ「そうだ! さっさと電脳虚数空間とやらに帰っちまえ!」
ダイモン・T「フッフッフ…」「ネズミの金切り声も、数を増すとそれなりに快く聞こえてくるものだ!」
ミア「あなたなんかに地球の平和を踏みにじられてたまるもんですか!」
ロール「こいつを俺達の世界から追い出す! いくぞ、みんな!」

<ゴオvsダイモン・T>
ゴオ「擬態獣にフェストゥム、ダリウス軍に邪魔大王国! 次から次へと侵略が現れると思ったら…」「貴様が裏で糸を引いていたのか!」
ダイモン・T「弱さだな…」
ゴオ「な、何だと…!?」
ダイモン・T「混沌は単一の因子で生起するものではない」「スケープゴートを一つに定める事で敵とする…弱者の発想だよ、笑わせる…!」

<フェイvsダイモン・T>
フェイ「あんたなんかに構ってるヒマはないんだけど、今回だけは特別よ!」
ダイモン・T「フッハッハッ…! 確かに我らダイモンは特別だ!!」

<チーフvsダイモン・T>
チーフ「…これより究極指導を開始する。身構えろ!」
ダイモン・T「承ろう、MARZの犬!!」

<ハッター軍曹vsダイモン・T>
ハッター軍曹「ディス・イズ・ハッター!! 我が前に敵なし!!」
ダイモン・T「愚かな…。貴様など、タングラムの前では無力! 思い知れ!」

<クリアリアvsダイモン・T>
クリアリア「ダイモン! 白虹の騎士、クリアリア・バイステンが貴様を抹消する!」
ダイモン・T「片腹痛いぞ、白虹の騎士。貴様らの栄光は私の存在があればこそ…」

<ヴァンvsダイモン・T>
ヴァン「てめえが何者かは知らねえが、陰険なやり方が気に入らねえ!」
ダイモン・T「好き嫌いが善悪の基準となる…」「小さいな、まさにネズミの中のネズミ!」

<ルージvsダイモン・T>
ルージ「平和な世界は目の前なんだ! お前みたいな得体の知れない奴に邪魔されてたまるもんか!」
ダイモン・T「平和とは、他者の命によってあがなわれる…」「その罪深さに無頓着な罪もあると知れ!」

<一騎vsダイモン・T>
一騎「俺達がそれだけつらい思いを重ねてここまでたどり着いたかわかるか?」「戦いがどれだけ悲しく、虚しい物かお前にわかるか!?」
ダイモン・T「慰めを求める者よ、貴様らから苦悶を除けば、後はただの抜け殻だ!」

<ダイモン・T撃破・勝利条件達成>
〔ダイモン・Tに爆発〕
ダイモン・T「くっくっくっ…。これで勝ったつもりか? この程度のダメージなど、一瞬で回復…」「…しない!? どうして回復しない!」「タングラム! 貴様…抗う気か!?」
タングラム「さあ、皆さん。今こそ私を、この時空から解き放つのです!」
ダイモン・T「…やめろ! そんな事をすれば、我らの…!」
総士「しかし、僕達の武器で破壊できたとして…」「それが本当にタングラムを解き放つ事につながるのか…?」
ハッター軍曹「つまり、この俺様の出番という事だ! なぁ、友よ!」
チーフ「…言われるまでもない。究極指導を開始する!!」
〔チーフ、ダイモン・Tへ攻撃〕
[イベント戦闘「チーフvsダイモン・T」]
ダイモン・T「おのれ…タングラムを破壊されてはこの時空にとどまる事は不可能…」「やむを得ん。ここは撤退を選択するとしよう…」「だが、MARZ、アンベルIV、それにSHBVDの犬どもよ。いずまた会う日が来るだろう」「覚えているがいい、この礼は高くつくぞ…。フハハハハ…!」
〔画面、爆発〕
クリアリア「おのれダイモン! 取り逃がしたか!」
チーフ「指導中に姿をくらますとは…あまりにも態度に問題がある」
シルビー「はっ。向こうから再会を誓ってくれたんだ。指導なら、その時にじっくりとしてやんな!」
レドン「我々の勝利です! 少尉、これで原隊復帰できますね!」
ギル「バカもん! タングラムは消滅し、ダイモンには逃げられ…何が勝利なものか!」
レドン「そ、そんな…」
剣児「ところで、どうやって、ここから出りゃいいんだ?」
フェイ「ちょっと待って! あれ!」
〔味方ユニット出現〕
アンジェリカ「タングラムが復活した…!?」
スウェン「消滅したんじゃなかったのか…?」
真矢「…どういう事…?」
タングラム「私はこの時空から解放され、ダイモンも去りました…」「皆さんのおかげです…ありがとう」
チーフ「再実体化したのか?」
タングラム「…皆さんを元の世界に送り届けなくてはなりません…」
フェイ「私達、元の世界に戻れるの?」
タングラム「はい…」
チーフ「その件については対応は保留させてもらいたい」
フェイ「え? チーフ!? なんで?」
チーフ「指導案件が残っている」
ハッター軍曹「ああ、そうだ! ル=コボルと決着をつけるまで、俺達は元の世界へ戻るつもりは全くないからな!」
タングラム「そうおっしゃるだろうとは思っていましたが…わかりました」「あなた方が成すべき事を成すまで私はこの場に留まります」「イディクスに手を貸した事に対する、せめてもの償いとして…」
チーフ「感謝する」
タングラム「さあ、残された時間はわずかしかありません。皆さんをル=コボルの元へご案内します」
カガリ「待ってくれ。その前にダイモンとの戦闘で受けたダメージを回復する必要がある」
サコン「それに、ル=コボルを倒す方法もまだ見つかっていません。あなたのおかげでヒントは見つかりましたが…」「私の予想では、ル=コボルが地球を滅ぼすまで、最悪でも10日の余裕があるはずです」「あなた自身が消滅の危機にあるのは承知していますが…」
タングラム「わかりましたか。準備ができたら教えて下さい」
カガリ「よし。総員、艦に戻って、大至急、修理と補給に取りかかれ!」「サコン先生、10日の余裕の根拠については後で聞かせてくれ」
サコン「はい、わかっています」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アークエンジェル/ブリッジ
カガリ「薔薇の三姉妹、それにSHBVDのバーチャロイド達よ。協力に心から感謝する」
シルビー「まぁ、こういう事もあるという事で」
デボラ「やり足りねーー!」
ギル「アバズレどもと一緒にはして欲しくないものだ」
ハッター軍曹「毒蛇ども、聞かせてもらおう! イディクス加担の意図は何だった?」
ジェニファー「それは私たちが毒蛇などではなく、薔薇の華だという事です」
ハッター軍曹「???」
シルビー「我らには我らの事情がある。アンベル様の薔薇として、託された使命は何としてもやり遂げるのが私達」「『月面の穴』、タングラム…」「こういろいろと案件が混ざってくると利害の一致する方が珍しいってもんだろう?」
リー「あの時はたまたま出会ったタイミングが悪かったって事か」
デボラ「ノリで戦った部分もあったけどな!!」
レドン「それ、わかります! 僕らもイディクスの調査中にダイモンなら接触を求められて…」
ジェニファー「お金であっさり釣られましたの?」
ギル「だ、黙れっ! 我々とて、いろいろ事情はある!」
コトナ「お金に釣られた事は否定しないのね?」
ギル「ぐっ………」
シルビー「さて、ここで出来る事はやり尽くした…」
デボラ「いる理由がねえー!」
ジェニファー「あら、なんだからお名残惜しい…」
クリアリア「ハッター軍曹。さっき君はル=コボルを倒すまで戻らないと言っていたが、あれは本心か?」
ハッター軍曹「もちろんだ! なぁ、兄弟?」
チーフ「ル=コボルには最終指導が必要だ」
フェイ「どうせなら最後まで徹底的にお付き合い!」
甲児「軍曹、チーフ、フェイ…!」
カガリ「感謝するぞ、3人とも…!」
クリアリア「差し支えなければ私も同行させてもらいたい」
カガリ「いいのか? 本来の任務は別にあるんだろう…?」
クリアリア「私の任務はムーンゲート周辺の秩序の維持…」「『月面の穴』に未だにイディクスの脅威があるとすれば、私の職務もまた、ここにある」
ゲイン「物は言いようってことか。なかなかいい男だな、お前さんも」
クリアリア「かたじけない」
カガリ「わかった。申し出、感謝する!」
シルビー「ま、そっちはそっちで頑張っとくれ。私らはもう行くよ!」
ジェニファー「重ね重ね、お名残惜しい…」
デボラー「退屈だー!」
タングラム「では、皆さんを元の世界へ転送いたします…」
ギル「頼む!」
〔画面、黄色にフラッシュ〕
〔光が広がる音〕

チーフ「行ったな…」
カガリ「さあ、我々はル=コボルとの最終決戦に向けて、準備を整えるぞ!」
ミスト「ところでサコン先生。さっき、ル=コボルを倒すヒントが見つかったって言ってましたよね?」
サコン「ええ。タングラムが見せてくれたアトリームでの戦いのビジョン…」「あそこに重大なヒントが隠されていました」
ミスト「いったい、どんなヒントなんです? どうすれば奴を倒せるんです!?」「もしかして、隊長の言葉にヒントがあったんですか!?」
サコン「それもありますが、はっきり言ってその手段は許されないものになるはずです」「それを回避するために別の手段を講じようと思うのですが…」「レヴリアスのクリスタル・ハートを、もう一度よく調べさせていただきたいのです」「ミスト君、アンジェリカ君…協力していただけますか?」
ミスト「はい、もちろんです!」
アンジェリカ「何でもお手伝いします!」
サコン(過去の戦闘データで予想はついていたが、エルリックさんの言葉でようやく確証がとれた)(クリスタル・ハートが恐るべき力を発揮するのは『自己犠牲』の精神で戦った時で間違いない…)(だが、心の底からそれを願った場合、恐るべき力と引き換えにパイロットは命を落とす…)(ミスト君達は、無自覚のまま戦い、極度に消耗する程度で済んだが…)(あれ以上の力を出せば、確実に命を落とす。そんな戦い方は私の意地にかけてもさせられない…!)
ミスト(いよいよ最後の決戦だ。ル=コボルがどれほど強大な敵だろうと…)(絶対に倒して、二つの地球を守ってみせる! そして、未来を掴み取るんだ!)
【シナリオエンドデモ終了】


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