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No.9
エリアZiの激闘

【シナリオデモ1開始】
ゾネット/駅
カルメン99「ウェンディ!」
杏奈「こっちよ! こっち!」
ウェンディ「カルメンさん…、それに杏奈さん」
カルメン99「ダメもとで呼び出し放送をしてもらったんだけど…まだ駅にいてよかったわ」
ウェンディ「カルメンさん。私…」
カルメン99「ヴァンから聞いたわ。お兄さんに会えたんですって?」
ウェンディ「ええ。でも、兄さんは私にエヴァーグリーンに帰れって…」
杏奈「おにいs名はどうしたの?」
ウェンディ「行ってしまったわ。カギ爪の男の所に…」
杏奈「ええっ? お兄さんってカギ爪の男に無理矢理連れてかれたんじゃなかったの?」
ウェンディ「兄さんは、カギ爪の男の事を同志だって…。立派な人だって言ってた…」「あの人のおかげで生きる意味が見つかったって…」
杏奈「そんな…」
カルメン99「同志か…。ヴァンもそんな事言ってたわね。同志のために働けって誘われたって」
ウェンディ「私、兄さんのためにここまで来たの。だけど、兄さんがあんな事言うなんて、思ってもみなかった…」「当たり前みたいに『ありがとう、ウェンディ』って、一緒に帰るんだって思ってた」
杏奈「ウェンディちゃん…」
カルメン99「ヴァンの話だと、カギ爪の男は新しい理想世界を作ろうとしてるらしいわ」
ウェンディ「新しい理想世界?」
杏奈「何ですか、それ?」
カルメン99「具体的な事はわからないわ。でも、手がかりはエリアZiにありそうよ」
ウェンディ「エリアZi?」
カルメン99「そう。だから私とヴァンは大空魔竜でエリアZiへ行くわ。カギ爪の男を見つけるために…」「もtっとも私の場合、カギ爪本人じゃなくてあの女に用があるんだけどね…」
杏奈「あの女?」
カルメン99「個人的な話よ。気にしないで。それで、ウェンディ。あなたはどうするの?」「お兄さんとも会えたんだし、エヴァーグリーンに帰る?」
ウェンディ「私は…その…」
ジョシュア「カルメンさ~ん! ウェンディさ~ん!」
カルメン99「ジョシュア!」
ジョシュア「よかった~、もう会えないかと思いましたよ!」
カルメン99「私はその方がよかったけどね…」
ジョシュア「ヴァンさんhどうしたんです?」
カルメン99「大空魔竜にいるわ。明日の朝、エリアZiに行くのよ」
ジョシュア「エリアZi? 何でそんな所に!?」
カルメン「もう…! 同じ説明を何度もさせないでよ!」

ゼルガイアー/ブリッジ
サスページ「指定された座標に到着したが…あいつの仲間というのはいったいどこにいるんだ?」
〔通信のコール音〕
ドロイド兵「サスページ様! 何者かから通信が入っています!」
サスページ「なにっ!」
〔通信の開く音〕
???(ヴェリニー)「タリウス軍のサスページってのはあんたの事?」
サスページ「い、いかにも。僕がサスページだが…あなたはいったい…?」
???(ヴェリニー)「誰だっていいじゃない。あんたを地球に戻してやれって言われてるのよ」
サスページ「では、あなたが…!」
???(ヴェリニー)「まったく、余計な手間をかけさせないでもらいたいわね…」
サスページ「我々がここに飛ばされたのはそちらのミスではありませんか!」「そのような言われ方をされる覚えはありません!」
???(ヴェリニー)「そちらのミスですって? あんたがノロマだから巻き込まれたんでしょ?」
サスページ「ノ、ノロマだって!?」
〔通信の開く音〕
???(イスペイル)「まあ、そう怒るな…。今回の件は私のミスなんだ。サスページに落ち度はない」
???(ヴェリニー)「あんたのミスだって言うなら、どうしてあんたが処理しないのよ! 私は関係ないでしょ!」
???(イスペイル)「だ、だから、前にも説明した通り、こちらのシステムが故障してしまってゲートを開けなくなったんだ…」「その件に関しては、さんざん頭を下げたじやないか…」
???(ヴェリニー)「そうだったっけ…?」「まったく…あんた、この所定時連絡も何度も遅れてるし…フヌケてるんじゃないの…!?」
???(イスペイル)「…………」
サスページ「…話の途中で悪いが、僕は何をすればいいんだね?」
???(イスペイル)「何もする必要はない。その場所にいれば、ゲートによって地球に戻れる」
サスページ「ゲート?」
???(イスペイル)「地球へ戻るための空間の穴だ。お前達のデスクロスポイントのような物だと思えばいい…」「では、サスページの事、頼んだぞ…!」
〔通信の閉じる音〕
???(ヴェリニー)「冗談じゃないわよ! 大空魔竜とかいう連中はどうなるのよ! ここに置いていかれたら迷惑だわ!」「ちょっと、サスページ! 地球に戻る前に、大空魔竜を始末していきなさい!」
サスページ「えっ?」
???(ヴェリニー)「ゲートを使って、ダリウス界から増援を呼びなさい」「そうすれば、あんたにだって勝ち目はあるでしょう?」
サスページ「…わかりました。大空魔竜には、きっちりお礼をしなければならないと思っていましたからね…」「奴らの始末は、この僕に任せてください!」
???(ヴェリニー)「頼んだわよ」

ゾネット/駅
ジョシュア「そうですか…。わかりました。僕もエリアZiに行きます!」
カルメン99「ええっ?」
ジョシュア「兄さんに会うには、カギ爪の男を追いかけるのが一番の近道だと思うんです」「だから僕も、カギ爪の男の手がかりを追います!」
カルメン99「あ、そう…」
杏奈「ウェンディちゃんはどうするの?」
ウェンディ「…私も行くわ。エリアZiに」
カルメン99「えっ? でもあなた、お兄さんを探す必要はもうないでしょ?」
ウェンディ「探さないわ。兄さんはひとりで夢を見つけて、ひとりで行っちゃったから…」
カルメン99「だったらどうして?」
ウェンディ「私、自分で考えたいの。何が正しくて、何が間違いなのか…」「それで、兄さんの夢が間違っていたら妹の私が止めなくちゃ!」「だから私は、兄さんがカギ爪の男と一緒に何をしようとしているのか知りたい!」
杏奈「ウェンディちゃん…」
カルメン99「そう。それじゃ、ウェンディも一緒に行きましょ。エリアZiへ!」
ウェンディ「はい! カルールさん!」
カルメン99「カルメン99!」

バッハクロン/格納庫
アナ「では、しばらくの間、エリアZiへ行って参ります」
ゲイン「ご無事を祈っております、アナ姫様」「…せっかくのチャンスだ。上手くやれよ、青少年!」
ゲイナー「…何をです?」
ゲイン「…こいつは重症だな」
ゲイナー「僕はいつだってこうですよ…」
ゲイン「まあ、ケガが治るまではおとなしくしてた方がいいか…」「サラ。ゲイナーの事、頼んだぞ!」
サラ「はい。ゲインさんも、あのロンドンの方に気をつけて下さい」
ママドゥ「サラ! 土産話、待っているぞ!」
サラ「ママドゥ先生も学校のみんなの事をよろしくお願いします!」
ガウリ「エリアZiは前人未到の地…くれぐれも用心は怠るなよ」
サラ「油断大敵ですね、隊長。ありがとうございます」
ガウリ「しかし、サラが抜けると戦力ダウンだな…」
ベロー「心配ないですよ、ガウリ隊長。サラの抜けた分、俺が頑張ればいいってだけの話でしょ?」
ガウリ「お前が頑張る? 何とも心許ないな…」
ベロー「そ、そんなぁ…」
サラ「ふふっ…。私の分も頼んだよ、ベロー!」
ベロー「ああ、任せとけ!」
アナ「それでは、行ってまいります!」
ゲイン「お気をつけて!」

大空魔竜/ブリッジ
ガリス「これより大空魔竜は、エリアZiへ向けて出発する。総員、配置につけ!」
ルル「大空魔竜、発進します!」
ロンゴ「取り舵、いっぱい!」
ローサ「エリアZiは、標高5000メートル以上の山脈と山を覆う激しい磁気嵐に遮られていて…」「こちらのエリアとはほとんど交流がないそうです」
ルル「そういえば、こっちのエリアは鉄道ばかりで、大空魔竜のような空飛ぶ艦はなかったですね」
ローサ「キングゲイナーのようなオーバーマンはかなり数が少ないようだし…」「5000メートルの山と激しい磁気嵐を超えるのは難しいんでしょうね」
サコン「^私もいろいろ調べてみたんですが、エリアZiはほとんど未知の世界と言ってもいいでしょう」「レッゲルの事、ゾイドというマシンがいる事、そして磁気嵐の事…わかっている事はこれくらいです」「くれぐれの警戒を怠らないようにして下さいね」
ガリス「どこかに逃げたままのダリウス軍の動きも気になる…。ルル、レーダー監視を幻獣に頼むぞ!」
ルル「はい!」
〔カーソル、ミロード村へ移動〕
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「エリアZiの激闘」


【戦闘マップ1開始】
ラージ「一気に引き上げるぞ!」
村人「おおーっ!」
〔味方ユニット出現〕
村人「こんなのが、村の近くに沈んでいたとは…。こんなデカいのは初めてだぜ」「ありました! 操縦席です!」
ラージ「わかった! ルージ、ファージ、レッゲルを入れてくれ!」
ルージ「わかった!」
〔ムラサメライガー、変化〕
村人「とても何千年も海の中に沈んでいたとは思えないな」
ラージ「30年以上、ゾイド掘りやってるが、こんなキレイなのは初めてだ」
ファージ「お兄ちゃん、このゾイド、なんて名前なの?」
ルージ「さあな。ゾイドの名前は最初に動かせた人がつける決まりだ。自然と頭の中に浮かぶものらしい」
ファージ「ふーん。お父さん、動かせるかな?」
ラージ「うーん、ダメだ。俺には合わないようだ」「大きいゾイドは、動かせる人間はあまりいないと聞くが…」
村人「お頭に動かせないとなると、売りに出すしかないですかねぇ」
ラージ「ああ、残念だがそうなるかもな」
ファージ「お兄ちゃんは乗らないの? このゾイドを見つけたのってお兄ちゃんなんでしょ?」
ルージ「そ、それは…」
ファージ「このゾイド、お兄ちゃんなら動かせるかも!」
ルージ「…これまで、いろんなゾイドで試してみたけど、ダメだった」「お兄ちゃんはゾイド乗りに向いてないんだ。みんな知ってる」
ファージ「でも、ひょっとしたら…」
ルージ「…ダメだよ、お兄ちゃんは」
ファージ「お兄ちゃん…」
〔味方戦艦出現〕
ファージ「うわあっ! お兄ちゃん、見てよ!」
ルージ「な、何だあれは!」
ファージ「ゾイドだよ! 馬鹿でかいゾイドだっ! しかも空を飛んでるよ!!」
ラージ「何という大きさだ…。さっき引き上げたゾイドも大きいと思ったが、比較にならん…」「それに、翼もないのに空を飛ぶとは…!」
村人「こ、こっちに来るぞ! みんな、逃げろ!」
ルージ「竜のゾイドなのか…?」
ファージ「お兄ちゃん! 早く逃げなきゃ危ないよ!」
〔ガリス、海岸へ移動〕
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ミロード村/海岸
ジョシュア「へえ…。エリアZiってずいぶん田舎なんですね…」
カルメン99「田舎って言うより、私達のエリアとは文化レベルそのものが違う感じね」
アナ「ゾイドは? ゾイドはどこです?」
リュボフ「姫様! お戻り下さい! ここは未知のエリアなんですよ? どんな危険があるか…」
ゲイナー「そうですよ、姫様。そんなにあわてなくてもきっとゾイドは見つかりますから…」「僕のそばを離れないで…うぐっ…!」
アナ「ゲイナー! 傷が痛むのですか?」
ゲイナー「ちょ、ちょっとだけ…。ご心配にはおよびませんから…」
アナ「すみません、ゲイナー。無理をさせてしまって…」
ゲイナー「気になさらないで下さい。僕が志願してついてきたんですから…」
サラ「ゲイナー君。艦に戻ろう。フランクリン先生に、傷の具合を診てもらいましょ」
ゲイナー「大丈夫だよ、サラ。心配いらないから…」
サラ「ゲイナー君…」
ダイヤ「ローサ副長! あそこに人がいるよ!」
ローサ「本当だわ。あの人達に話を聞いてみましょう…」

ファージ「見て、お兄ちゃん! でっかいゾイドから、たくさん人が降りてきたよ!」
ルージおかしな服を着てるけど、俺達と同じ人間だよな?」
村人「こ、こっちに来るぞ!」
ラージ「俺が話してこよう…」
村人「お頭!」
ルージ「お、お父さん!」
ラージ「失礼。あなた方はいったい…?」
ローサ「はじめまして。私は大空魔竜の副長、ローサ・ベルニコフと申します」
ラージ「俺はラージ・ファミロン。ミロード村の長だ。大空魔竜とは…?」
ローサ「私達が乗ってきたあの戦艦の名前です」
ラージ「戦艦? あのゾイドの戦艦か…?」
ローサ「大空魔竜はゾイドではありません。確かに竜の形をしていますが…」
アナ「ファミロン殿。ゾイドと言うのは、あそこにある獣のような乗り物の事ですか?」
ラージ「えっ? ああ、あれはさっき、海から引き上げたばかりのゾイドだが…」
アナ「何と素晴らしい! 獣の形をしているとは聞いていたけれど…」「これほど精巧で、美しいなんて! ファミロン殿! 触れてみても構いませんか?」
リュボフ「姫様。今はローサ副長がお話をなさっている途中です。お邪魔をしては…」
アナ「あ、そうですね。私とした事が、つい興奮してしまいました。話を続けて下さい、ローサ副長」
ローサ「は、はい…」「ファミロンさん。実は私達は、この地方で採取できるレッゲルと言う物質を探しているのです…」
ラージ「レッゲルを…?」

ゼルガイアー/ブリッジ
ドロイド兵「サスページ様! 大空魔竜がこのエリアZiに出現しました!」
サスページ「大空魔竜!? いったいどうして…? まさか僕を追ってきたと言うのですか?」「まあいいでしょう。こちらが出向く手間が省けたという物です…」
ドロイド兵「報告します! ダリウス界より、増援部隊が到着しました!」
サスページ「フフフ…。ちょうどいいタイミングですね。大空魔竜め、覚悟しなさい!」

ミロード村/海岸
ラージ「…では、レッゲルを求めてはるばる死の山を越えてやって来たとおっしゃるのか…?」
ローサ「はい。今のままでは大空魔竜の燃料が足りなくなってしまいます。どうしてもレッゲルが必要なのです」「どこへ行けばレッゲルを採取できるのでしょう?」
ラージ「レッゲルならば、この村のジェネレーターでも採れるが…」
ゴオ「ええっ! 本当ですか!?」
静流「ずいぶんあっさり見つかったわね…」
ローサ「ファミロンさん。図々しいのを承知の上でお願いします」「私達にレッゲルを分けていただけないでしょうか?」
ダイヤ「お願いします! 大空魔竜を…俺達を助けて下さい!」
アナ「私からも頼みます、ファミロン殿!」
ラージ「…さて、どうしたのものか…」
村人「お頭! こんなよそ者、助ける事ねえよ!」「もしかしたらこいつら、最近噂になってるディガルド武国の連中かもしれねえぜ?」
ラージ「まあ、落ち着くんだ。彼らがディガルドなら、レッゲルを分けてくれなどと頼むはずがない…」「力ずくでジェネレーターを奪い取るはずだ。違うか?」
村人「そ、そりゃまあ…」
ラージ「とは言え、俺もこの人達の事を全面的に信じる事はできない…」「見た事もない巨大なゾイドでいきなり現れて、助けて下さいと言われてもな…」
ローサ「信用していただけませんか…」
カルメン99「それじゃあ、取引って事でどうです?」
ラージ「取引?」
カルメン99「私達の世界の道具と、レッゲルを物々交換するんです」「エリアZiでは手に入らない便利な道具がいっぱいあると思いますよ? それならどうです?」
ジョシュア「僕らの世界の道具が使えますかね? こんな文化レベルの低…もがっ! むーっ! ぐむむーっ!」
カルメン99「ジョシュアく~ん。いい子だから、少し黙っててね~」
ルージ「本は…本はありますか?」
カルメン99「えっ? ええ、もちろん。本もいっぱいあるわよ」
ラージ「ルージ。お前は横から口をはさむんじゃない!」
ルージ「ごめんなさい…」
カルメン99「どうでしょう、ファミロンさん? 悪い取引じゃないと思いますよ?」「あなた達の生活は便利になるし、私達はレッゲルて手に入る。両方にとってプラスでしょ?」
ラージ「そう言われても、我々はこの村での生活に不便を感じていないからな…」
カルメン99「ええーっ!?」
〔通信機の呼び出し音〕
〔通信の開く音〕

ルル「ローサ副長! 大変です!」
ローサ「どうしたの?」
ルル「何者かがこの村に接近しています!」
ローサ「ええっ?」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔敵ユニット出現〕

サイリン「ほう。こんな辺境の村にジェネレーターがあったとはな…」
ラージ「あ、あれは、銀色のゾイドか!」
村人「ディガルドが攻めてきたんだ!」
アナ「ディガルド?」
リュボフ「そういえば、さっき私達の事もディガルドじゃないかとおっしゃってましたね?」
ローサ「ディガルドとは何なのです?」
ラージ「最近、あちこちを武力制圧している国だ。この村には関係ないと思っていたが…」
甲児「要するに侵略者って事だな? よっしゃ! ここは俺達に任せときな!」
ボス「俺も行くぜ、兜!」
ダイヤ「この村を守ろう!」
ゲイナー「ぼ、僕も出ます!」
サラ「だめよ! ゲイナー君はまだ無理だわ!」
ミスト「そうそう。ここは俺達に任せとけって!」
静流「あなたが今すべき事は、早くケガを治す事よ。いいわね?」
ゲイナー「…わかりました」
静流「サラ。ゲイナーが無茶をしないように見張っててちょうだい」
サラ「はい」
甲児「さあ、みんな。出撃だ!」
〔モニターの開く音〕
サコン「待って下さい。ガイキングとサーペントは装備の調整中で出撃できません」
ダイヤ「ええっ! そんな…!」
サコン「調整が終わればすぐに出撃できます。少しだけ待って下さい」
リー「了解だ。なるべく早く終わらせてくれよ!」
剣児「よし! ゲイナーとサラ、ダイヤとリーさんの分も頑張ろうぜ!」
〈出撃準備〉
※※ヴァン出撃の場合、セリフ追加※※
ヴァン「ウェイクアップ…ダン!」
剣児「何だぁ? おっさんも戦うのか?」
ヴァン「ああ? 何か文句があるのか?」
ガリス「好き勝手に戦われては我々にも危険が及ぶ場合がある。せめて理由を聞かせてもらえないだろうか?」
ヴァン「…カギ爪の男野郎の事を知っている奴がいたらこの手で捕まえておきたいだけだ」
ガリス「君の事情は理解しているつもりだ。邪魔をするつもりもない…」「だが、ここは我々の指揮下に入ってもらえないか?」
ヴァン「面倒だな…」
ウェンディ「ヴァン!」
ヴァン「ったく、わーったよ。一応、指示をくれりゃ従うようにはする」「だが…あの野郎がいた時は…!!」
ガリス「…わかった。その時は君に任せよう」
ローサ「キャプテン!」
ガリス「この場はああ言うしかあるまい…」

ザイリン「何だ、あの人型のマシンは? あのようなゾイドがあるのか?」「まあいい。ディガルド武国に逆らう者は誰だろうと排除するまでだ!」
ガリス「いいか、ゾイドとの戦闘は初めてだ。くれぐれも慎重に戦え! いいな!」
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1&敵増援1出現>

静流「あのゾイドってロボット、思うようにダメージを与えられないわ!」
甲児「よっぽど装甲が硬いみてえだな…。このままじゃ、ヤバいぜ!」
ザイリン「フッ。人型のゾイドめ…。たいした敵ではないようだな」
〔カーソル、ルージのいる地点を指定〕
ザイリン「…むっ? あの青いゾイドは何だ? ライガータイプか…」「動く気配はないようだが念のために破壊しておくべきか…。増援を出せ!」
〔敵ユニット出現〕
ガリス「伏兵か!」
ゴオ「まずい…あの位置では俺達もうかつに動けない!」
ルージ「ああっ! 銀色のゾイドが海から引き上げたゾイドを狙ってる! そんな事させるか!」
ラージ「ルージ! どこに行く! 危険だぞ!」
ファージ「お兄ちゃん!」
ルージ「ここのゾイドを動かせれば…! えっ?」
〔コクピットの開く音〕
ルージ「コクピットのハッチが閉じたぞ?」
〔味方ユニット出現〕
〔ルージ、発光〕

ルージ「ムラサメライガーが動いたぞ!」「…ムラサメライガー? そうか、こいつの名前か!」
ファージ「お父さん、見て! お兄ちゃんがあのゾイドを動かしてるよ!」
ラージ「あ、ああ…。まさかルージが…」
ザイリン「なにっ! あのライガータイプ、動けるのか!?」「まあいい。たかが1機、どうという事はない! やれっ!」
〔バイオラプター、ルージへ隣接〕
〔バイオラプター、ルージへ攻撃〕
〔ルージに爆発〕

ルージ「うわあーっ!」「せ、せっかくゾイドを動かせたのに…。手も足も出ないのかよ!」
剣児「お、おい! あのゾイド、やられちまうぜ!?」
杏奈「助けに行かなきゃ!」
鏡「待て! あれは…!?」
〔カーソル、ルージの家を指定〕
〔画面、フラッシュ〕
〔ルージ、発光〕

ルージ「これは先祖代々、ウチに伝わってる大刀じゃないか!」
〔ルージ、発光〕
ルージ「ウチの大刀がムラサメライガーに! 元々コイツの物だったんだ!」「よーし、いっけえっ!」
〔ルージ、バイオラプターへ攻撃〕
[イベント戦闘「ルージvsバイオラプター」]
〔敵ユニット撃破〕
ルージ「やった! 銀色のゾイドを倒したぞ!」
ザイリン「馬鹿な! あれはメタルZiの剣か!」「ええいっ! バイオラプターを倒したぐらいで調子に乗るな!」
〔ザイリン、ルージへ攻撃〕
〔ルージに爆発〕

ルージ「うわあああっ!」
ザイリン「他愛もない…。とどめを刺してやる!」
ルージ「こ、このままじゃ…やられる!」
〔味方ユニット出現〕
〔???(ラ・カン)、ザイリンへ攻撃〕
〔ビームの発射音〕
〔ザイリンに爆発〕
〔???(レ・ミィ)、ザイリンへ攻撃〕
〔ビームの発射音〕
〔ザイリンに爆発〕

ザイリン「ぐわあっ!」
ルージ「な、何だ? 何が起こったんだ…?」
ザイリン「お、おのれ…。誰だ、邪魔をしたのは…!」「あれは…ソードウルフにランスタッグ! …まさか、ラ・カンか!?」
剣児「見ろよ! 新しいゾイドが現れたぜ!」
杏奈「狼と…鹿のゾイド?」
アナ「見なさい、リュボフ! あのゾイド! 何と美しい姿なのでしょう…!」
ルージ「こ、このゾイド…俺を助けてくれたのか…?」
???(レ・ミィ)「ちょっと、そこの青いゾイド! 何よ、今の戦い方は!」
ルージ「えっ? お、俺?」
???(レ・ミィ)「あんたしかいないでしょ! 邪魔だから下がってなさい!」
???(ラ・カン)「やめなさい。彼も必死で戦っているんだ」
???(レ・ミィ)「でも、おじさま…」
ルージ「あ、あなた達はいったい?」
ラ・カン「私の名はラ・カン。君を怒鳴ったのは姪のレ・ミィだ」
ラージ「ラ・カン…さん?」
ラ・カン「我々もディガルドと戦っている。君の手助けをさせてくれ。一緒に村を守るんだ!」
ルージ「は、はい…」
ラ・カン「いいか、よく聞け。銀のゾイドに対しては、普通の武器の攻撃では効果が薄い」「奴らと戦う時はリーオの武器で攻撃するんだ!」
ルージ「リーオの武器…?」
ラ・カン「私のソードウルフの剣、レ・ミィのランスタッグの槍…」「そして、君のゾイドが装備している刀もリーオでできた武器だ」
ルージ「ご先祖様の大刀が、リーオの武器?」
レ・ミィ「おじさま! そんな説明してる場合じゃないわ! 敵は目の前なのよ!」
ラ・カン「そうだったな。では行くぞ、少年!」
ルージ「はい! さあ来い、ディガルドめ!」

<甲児vsディガルド>
甲児「やっとの事でエリアZiにたどり着いたと思ったら、いきなり戦闘に巻き込まれちまうとはよ!」「それにしてもゾイドってのは、動きまで動物そっくりなんだな…」「普通なら戸惑うとこだろうが、あいにく機械の獣との戦いは慣れてるんだ! 行くぜっ!」

<ルージvsザイリン>
ルージ「どうして村を襲った!」
ザイリン「ジェネレーターがあるからだ! 我々はこの村を占拠してジェネレーターをいただく!」
ルージ「ジェネレーターは村の命だ! 絶対に渡すもんか!」

<ルージvsナンバー>
ルージ「銀色のゾイドめ! 俺達の村から出て行けっ!」

<ラ・カンvsディガルド>
ラ・カン「こんな小さな村にまでディガルドの手が伸びているとは…これも全てあの時、私が…いや、今はそんな事を考えている時ではない。こいつらを倒さねば!」

<ザイリン撃破・味方援軍2&敵増援2出現>
〔ザイリンに爆発〕
ザイリン「おのれ…。こんな辺境の村にどうしてこんな戦力があるんだ…!」「こうなれば、一気にジェネレーターを制圧する!」
〔ザイリン、前進〕
ザイリン「ジェネレーターさえ制圧してしまえばこっちの物だ…!」
ルージ「ああっ! ジェネレーターが狙われてる! ムラサメライガー!」
〔ルージ、ザイリンへ接近〕
ザイリン「貴様、邪魔をする気か!」
ルージ「ジェネレーターを奪われてたまるか!」
ザイリン「そこをどけっ!」
〔ザイリン、ルージへ攻撃〕
〔ルージに爆発〕

ルージ「な、何とか耐え切れた…?」
ザイリン「ほう…。まだまだ未熟とは言え、見所のあるゾイド乗りのようだな…」「私はディガルド武国のザイリン・ド・ザルツ! お前の名は…?」
ルージ「ルージ! ルージ・ファミロンだ!」
ザイリン「なにっ!? まだ子供ではないか…!」「…ルージ君と言ったな。君の成長を見てみたい気もするが…悪いがここで死んでもらうぞ!」
〔ザイリン、ルージへ攻撃〕
[イベント戦闘「ルージvsザイリン」]
〔ジェネレーターに爆発〕
〔画面、振動〕

ルージ「ああっ! ジェネレーターが!」
ザイリン「ちいっ! ジェネレーターを撃ってしまったか…!」
ルージ「ジェ、ジェネレーターに直撃…? そ、そんな…」
ザイリン「ルージ君! 戦闘中に何をボンヤリしている!」
〔ザイリン、ルージへ攻撃〕
〔ルージに爆発〕
〔ルージ、後退〕

ルージ「うわあああっ!」
ザイリン「今度こそとどめだ!」
ラ・カン「むっ! いかん! ミィ!」
レ・ミィ「はいっ!」
〔ラ・カン、ザイリンへ接近〕
〔ラ・カン、ザイリンへ攻撃〕

[イベント戦闘「ラ・カンvsザイリン」]
〔レ・ミィ、ザイリンへ接近〕
〔レ・ミィ、ザイリンへ攻撃〕

[イベント戦闘「レ・ミィvsザイリン」]
〔ザイリンに爆発〕
〔ザイリン、後退〕

ザイリン「ぐわあああっ!」
ルージ「ラ、ラ・カンさん…」
ザイリン「くそっ! ダメージを受けすぎたか…! あのソードウルフ…やはりラ・カンか!」
〔ジェネレーター、機能停止〕
ルージ「ま、まさか…ジェネレーターが…止まった!?」
ザイリン「ジェネレーターが停止したとなれば、これ以上の戦闘は無意味…。撤退するぞ!」
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔ザイリンにスパーク〕
ザイリン「なにっ! う、動きが止まった!? 駆動系がやられたか!?」
〔ザイリン、マップ端へ移動〕
ザイリン「何とか戦闘エリアからは出られそうだが…しばらくここに身を潜めるか…」
〔敵ユニット離脱〕
ファージ「やった! お兄ちゃんが勝った!」
ルージ「な、何とかディガルドを追い払ったけど…!」
ラージ「ジェネレーターが壊れるなんて…これじゃ村は…」
〔敵ユニット出現〕
ラージ「ええっ!? まだ敵がいたのか!?」
ザイリン「なっ、何だ! あいつらは!?」
ピュリア「キャプテン! ありゃダリウス軍だぜ!」
ガリス「やはり我々を追ってきたか。みんな、返り討ちにしてやれ!」
甲児「おう! 任せとけってんだ!」
〔ガリス、変化〕
〔味方ユニット出現〕

ダイヤ「みんな! 待たせたな!」
リー「遅れた分は大暴れして取り戻すぜ!」
サスページ「大空魔竜。今日こそ決着をつけてあげましょう」「お前達は地球に戻る事なく、ここで朽ち果てるのです!」
ダイヤ「勝手な事を言うな! 朽ち果てるのはお前らの方だ!」
剣児「ちょっと待て! 見た事ない怪物が増えてるぜ!?」
甲児「ほんとだ。あいつら、どうやって戦力を補充したんだ?」
ヴァン「おい。あ、ありゃカメの化け物じゃねえか!」
杏奈「どうしたの、ヴァンさん? 急にあわてて…」
ヴァン「俺はカメが苦手なんだよ…!」
ウェンディ「ええっ! ヴァンってカメが苦手だったの!?」
カメオ「クエエーーッ!」
ジョシュア「悪魔の毒々タキシードと呼ばれるヴァンさんにも、苦手な物があったんですねぇ」
ヴァン「ふん…!」
リー「あ、あのカメの魔獣…。あいつは…!」
ダイヤ「どうしたの、リーさん?」
リー「うおおおおーっ!」
〔リー、魔獣ドメガへ隣接〕
[イベント戦闘「リーvs魔獣ドメガ」]
〔リーに爆発〕
〔リー、後退〕

リー「うわあああっ!」
ダイヤ「ど、どうしたんだよ、リーさんっ! いつものリーさんらしくないじゃないか!」
ピュリア「何やってんだ、リー!」
リー「やっぱり俺には勝てねえのか…」
ダイヤ「えっ?」
リー「あいつは…シンを…シンを殺した魔獣なんだ!」
ダイヤ「ええっ!? それって…!」
ガリス「そうだ。リーが大空魔竜に乗る前、弟のようにかわいがっていた少年だ」
ピュリア「ええっ!?」
リー「俺はシンの仇を取るために大空魔竜のクルーに志願した…」「そして、キャプテンが止めるのも聞かずにガイキングに乗って…」「あのカメに戦いを挑んで負けちまった!」
ダイヤ「リーさんがガイキングに…?」
リー「つまり、あのカメにはこれで3連敗って事さ。いつもどうにもならないんだ…」 「あいつのツラとあの黒い炎を見ると、まともじゃいられなくなっちまう!」
ダイヤ「リーさん…」
ミスト「そんな事言ったら、俺だって2連敗ですよ!」
リー「えっ?」
ミスト「俺なんて、自分の生まれた星と、1年間世話になった星…。二つの星を守れなかったんだ!」
アンジェリカ「ミスト…」
ミスト「そりゃ、2度も負けた相手には苦手意識があるかもしれない。でも、何度負けたって…」「次は絶対勝つんだって、立ち向かってこそ、男でしょ! しっかりして下さい、リーさん!」
リー「いや、ダメだ。やっぱ俺、限界だわ」
ダイヤ「限界なんて自分で決めちゃダメだろ、リーさん!」
リー「ダイヤ…?」
ダイヤ「リーさんは俺のあこがれだ。リーさんみたいに、本当に強くてもそれを見せびらかさない…」「そういう男になれたら最高だなって、いつも思うよ」「リーさんは、自分の本当のすごさを知らないだけなんだ!」
リー「気休め言うな! 俺は、ガイキングに選ばれたお前とは違うんだ!」
ダイヤ「リーさん…」
ゴオ「いつまで甘えた事を言ってるんだ、リー!」「お前は何のために戦ってる! 大事な物を守るためじゃないのか! 愛する者を守るためじゃないのか!」
リー「ゴ、ゴオさん…」
ゴオ「愛する者を守れなかった…。お前のその苦しみはわかる…」「だが、いつまでもその事を引きずって何になる? 目を覚ませ!」
リー「…………」
ゴオ「今、お前が守るべき物は何だ? 地球に住む人々の命を守るんじゃないのか?」「今は別の惑星にいるかもしれないが、どこにいたって、戦う思いは同じはずだ!」
ミスト「そうですよ、リーさん! 一緒に戦いましょう! 大事な物を守るために!」
リー(…大事な物を…守る…)
ダイヤ「リーさん! 立ち上がってくれ! これ以上、シン君のような犠牲者を増やしちゃダメだ!」
リー「…そうか、そうだな。わかった! 俺はもう一度戦う!」「シンのためにも、地球の人々のためにも!」
ダイヤ「リーさん!」
リー「行くぞ、カメの化け物! 今度こそブッ倒してやる!」
〔リー、回復〕
〔味方ユニット出現〕

???(コトナ)「あら…? ディガルドのバイオゾイドを追いかけて来たはずなのに…」「見た事ないゾイドがいっぱい戦ってるわね…」「とてもゾイドとは思えないおかしな姿の機体もいるけど…いったい何なのかしら…」「それにあの巨大な空飛ぶゾイド…あんな物があるなんて…」
ルージ「ああっ! 空飛ぶゾイドだ!」
光司「鳥のゾイドか!? 鹿や狼のゾイドもリアルだったけど…」
アンジェリカ「あのゾイドもまるで本物の動物みたいな動きをするのね…」
ドロイド兵「サスページ様! 所属不明の機体が出現しました!}
サスページ「どうせまた大空魔竜の仲間でしょう? 目障りだから叩き落としてやりなさい!」
ドロイド兵「はっ!」
〔サスページ、コトハへ攻撃〕
〔ビームの発射音〕
〔画面、黄色にフラッシュ〕
〔???(コトナ)に爆発〕

???(コトナ)「ちょっと、何よ! いきなり仕掛けてくるなんて…!」「もう怒った! どこの誰だかしらないけど、相手になってやるわ!」「そこの竜のゾイド! 聞こえる!?」
ローサ「えっ? き、聞こえてますけど…」
???(コトナ)「あなた、あの悪趣味な顔つき戦艦と戦ってる軍隊のボスでしょ?」
ローサ「私がボスってわけじゃないけど…この艦はボスみたいなものね」
???(コトナ)「だったら、あなた達に協力させて。私もあの悪趣味な戦艦をやっつけたいの!」
ローサ「味方してくれるのはうれしいけど、あなたはいったい…?」
コトナ「私はコトナ・エレガンス! 詳しい説明は後でするから、今は戦いましょう!」

<レ・ミィが戦闘>
レ・ミィ「私のランスタッグの力、思い知らせてあげるわ!」

<コトナが戦闘>
コトナ「戦うつもりなんてなかったのに…! そっちがケンカ売ってきたんだから覚悟しなさいよ!」

<リーvs魔獣ドメガ>
リー「俺はもう逃げない! この手でお前を倒してやる! …見てろ、シン!」

<ヴァンvs魔獣ドメガ>
ヴァン「俺はカメが大嫌いなんだ! 目の前から消え失せろ!」

<魔獣ドメガ撃破>
〔魔獣ドメガに爆発〕
〔魔獣ドメガ、回復〕

サスページ「フフフ…そう簡単にやられる魔獣ドメガではありません」
ダイヤ「くそっ、あいつ、まだ倒れねえのかよ!」
リー「だったら、俺が!」
〔リー、魔獣ドメガへ隣接〕
〔リー、魔獣ドメガへ攻撃〕

[イベント戦闘「リーvs魔獣ドメガ」]
リー「ぐわああっ!」
ダイヤ「リーさん!」
リー「くそっ! 俺はやっぱりあいつに勝てねえのかよ!」
ダイヤ「諦めるな! 諦めたら、終わっちまう!」
ガリス「リー! ダイヤと合体しろ!」
リー「が、合体だって!?」
サコン「サーペントガイキングの合体システムを解放したんです」「腕に合体して、銃形態のバスターガイキングになれます」
ダイヤ「リーさんと合体できんのか!」
サコン「さっき出撃が遅れたのは、合体システムの調整のためだったんですよ…」「ちなみに、スティンガーやクラブバンカーとも合体できますからね」
ダイヤ「そいつはすげえぜ!」
ガリス「リー! サーペントバスターでカメの化け物と自分の弱さを撃ち抜くんだ!」
リー「わかったぜ、キャプテン! ダイヤ! 俺に力を貸してくれ!」
ダイヤ「おうっ!」
〔ダイヤ、リーへ隣接〕
リー「ダイヤ、撃つのは俺だ! お前が高めた炎の力を…俺が敵にブチ当てる!」
ダイヤ「わかった!」
リー「落ち着け…。俺が怖いのはこんなカメなんかじゃねえ。このまま負け続ける自分だ!」「今こそ…今こそこいつに勝つんだ! 撃て! 撃って勝て!」「うおおおおおっ!」
〔ダイヤ、魔獣ドメガへ攻撃〕
[イベント戦闘「ダイヤvs魔獣ドメガ」]
〔敵ユニット撃破〕
ダイヤ「やった! やったぜ、リーさん!」
リー「ずいぶん待たせちまった。ごめんな、シン…」

<サスページ撃破orHP30%以下>
※※撃破の場合、セリフ追加※※
〔サスページに爆発〕
※※※※※※※※※※※※※※※※

サスページ「ええい! これだけの戦力をもってしても大空魔竜に勝てないのですか!」「やむを得ません! 撤退です! ゲートを使ってダリウス界へ戻ります!」
ドロイド兵「はっ!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
ルル「レーダーに反応なし。敵は戦闘領域から撤退したようです」
ガリス「よし。総員、直ちに大空魔竜に戻れ。被害を受けた街の救援を行う」
ダイヤ「了解!」
ザイリン「私としった事が何というミスを…! せっかく見つけたジェネレーターを壊してしまうとは…!」「…それにしても、あの巨大な竜のゾイドの部隊…いったい何者なんだ?」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

ミロード村/広場
早乙女「…ふうっ! 火事は全部鎮火したようだな」
身堂「ケガ人の手当ても終わった」
柳生「死者が出なかったのが不幸中の幸いね…」
村人「でも、ジェネレーターが止まっちまったんじゃ、この村もおしまいだ…」
ローサ「おしまいって、どういう事です?」
ラージ「ジェネレーターが止まった村は滅ぶ。…昔からそう言われているんだ」
ローサ「ええっ?」
ラージ「ファージ、お母さんに、村の者を集めるように言ってくれ」
ファージ「うん!」
ラージ「まさか、こんな事になるとは…」
ルージ「ジェネレーターが止まった…俺があいつの攻撃を避けたせいで…」
レ・ミィ「ちょっと! 青いゾイドのパイロットはどこよ!」
ルージ「青いゾイドって…ムラサメライガーの事? だったら俺だけど…?」
レ・ミィ「あんたがそうなの!? 何よ、さっきの戦い方は!」「私のランスタッグと、おじさまのソードウルフがいなかったら、あなた、やられてたわよ!」「それに、ジェネレーターを背にして戦うなんて、馬鹿なんじゃないの!?」
ルージ「う、ううっ…」
ゴオ「ずいぶん元気な女の子だな…」
杏奈「元気を通り越して、ちょっと凶暴って感じだけど…」
甲児「怒った時のさやかさんみたいだな…」
剣児「そうそう つばきも怒るとあんな感じだぜ」
さやか「…何か言った、甲児君?」
つばき「ちょっと。剣児…?」
甲児「あ、いや。何にも…」
剣児「じょ、冗談だってば…おー、こわ…」
レ・ミィ「もう少しちゃんと戦いなさいよ! 初めてゾイドに乗ったわけでもないんでしょ?」
ルージ「初めてだけど…」
レ・ミィ「え?」
ルージ「ゾイドを動かしたのはさっきが初めてなんだ」
レ・ミィ「初めてで大型ゾイドが動かせるわけないでしょう!」
ラ・カン「やめなさい、ミィ」
レ・ミィ「おじさま!」
ラ・カン「君があのライガータイプに乗っていた少年か…」
ルージ「その声…あなたがラ・カンさん?」
ラ・カン「ああ、そうだ。この子が姪のレ・ミィ…」
レ・ミィ「ふん!」
ルージ「俺はルージ・ファミロンです。助けてもらってありがとうございました!」
ミスト「初めて戦った、か…。初めてであそこまで戦えるってのもすごいな」
甲児「そうだな…。俺がマジンガーに乗った時なんてひでえもんだったぜ」
ダイヤ「そういや、大空魔竜はそんな人が多いんだね」
剣児「そう考えると、俺達危ねえ端ばっか渡ってるんだな」
ミスト(危ない橋、か…。でも、あの時、俺はああするしかなかった…)(負けるとわかっていても、万に一つの可能性に賭けてあいつに操作方法を教えて…)(惑星ベザードの人達とあいつらと戦う準備を進めて…)(あの戦力じゃ無駄だって…無駄だってわかってたのに…)
コトナ「…ジェネレーターを見てきたけど…あれはもう使い物にならないわね…」
レ・ミィ「ちょっと、誰よ、あなた?」
ローサ「その声はさっきの空飛ぶゾイドに乗っていた人ね…?」
コトナ「私はコトナ・エレガンス。レインボージャークで旅をしてるの」「たまたま近くを飛んでたら、ディガルドがこの村に向ってるのが見えたから…」
ピュリア「それでわざわざ戦闘に首を突っ込んで来たって言うのか?」
コトナ「戦う気なんてなかったわよ。いきなり攻撃されたから仕方なく戦っただけよ!」「それに、ディガルドかと思ったら見た事もない変な奴らだたし…」「…それはともかく、ジェネレーターがあんなになっちゃって…これからどうするつもりなの?」
ラージ「それに関しては、今から村の者を集めて話をする」「…厳しい決断をせねばならんかもしれん…」
ルージ「父さん…」

ラージ「既に知っていると思うが、ジェネレーターが完全に止まってしまった」「もうレッゲルは出てこない。我々は、重大な決断をしなくてはならない…」「なぜなら、ジェネレーターが止まった村は滅びると、昔から言われているからだ!」
村人「そんなの、ただの言い伝えなんじゃ…」
ラ・カン「いや、事実だ。私は旅の途中で見てきた…」
ラージ「あなたは?」
ルージ「この人はラ・カンさん。俺を助けてくれた赤い狼のゾイド乗りだよ」
レ・ミィ「あれはソードウルフよ! さっき名前を教えたでしょ!」
ルージ「そ、そうだっけ?」
ラージ「ラ・カン殿。旅の途中で見たと言うのは…?」
ラ・カン「ジェネレーターが止まった村はレッゲルが採れなくなるだけでなく、作物が育たず、魚も捕れなくなる…」「その上病人が増え、とても住める場所ではなくなり、やがて滅んでしまうのだ」
ファージ「そ、そんな…」
ラージ「だから我々も決断しなければならないのだ。これから先、どうするべきか…」
村人「嫌だよ、村を離れるなんて! 生まれた時から住んでるんだ。それを今さら…」
レ・ミィ「おじさまの話を聞いていなかったの? この村は滅ぶのよ。出てくしかないじゃない!」
コトナ「私も、ジェネレーターが壊れた村を見た事があるけど、それは悲惨なものだったわよ…」「悪い事は言わないわ。村を離れる事を考えた方がいいわよ…」
レ・ミィ「そうそう! この村は捨てて、新しい土地を探しに出た方がいいわ!」
ルージ「そんな簡単に村を捨てられるわけないだろう! みんな、ここで生まれ育ったんだ!」
村人「長年住み慣れた村を捨てて他の土地で暮らすなんて、とても考えられねえよ…!」
レ・ミィ「もう。みんな強情ねえ…」
アナ「生まれ育った村から離れたくないという気持ちもわからなくはありませんが…」「村と共に滅びてしまって、それでいいのですか?」
村人「滅ぶと決まったわけでもないのに見捨てる事などできるものか!」「子供がよけいな口をはさむんじゃない!」
リュボフ「ちょっと、あなた! アナ姫様に向かって失礼でしょう!」
アナ「いいのです、リュボフ。よそ者の私が口を出すべきではなかったのですから…」
リュボフ「でも、姫様に対して…!」
ゲイナー「仕方がないよ。この村の人達は、メダイユ公爵様の事なんか知らないんだから…」
サラ「ゲイナー君!? 出歩いたら駄目じゃない!」
ゲイナー「もう大丈夫。すっかりよくなったよ。どこも痛くない」
サラ「ほんとに? ほんとに大丈夫なの?」
ゲイナー「ああ。いろいろ心配かけて、ごめん…」
サラ「それならいいけど…」
ゲイナー「さっきから話を聞いてたけど、この村の人達も、新天地を求めてエクソダスすればいいのにね」
サラ「それは違うわ、ゲイナー君。この人達が村を捨てて、新しい土地を目指したとしても…」「それはエクソダスじゃないわ」
ゲイナー「え? どうしてさ?」
サラ「エクソダスは、組織の支配を逃れて、自分達のの力で生きるために新天地を求めて旅する事よ」「滅び行く村を捨てて脱出する事とは意味が違うわ」
ゲイナー「やる事は同じ移民じゃないか」
サラ「エクソダスは逃げるためじゃない。発展のために、前向きな移民なのよ!」
ゲイナー「そりゃ、理屈はそうかもしれないけど…」
さやか「この村の人達って、生まれた時から一度も村の外に出た事がありませんって感じよね…」
静流「村を出たくないと言うより、この村以外には住めないんでしょうね…」
村人「お頭! やっぱり村を離れるなんて考えられないよ!」
ラージ「みんな…」
ラ・カン「…一つだけ、村を離れないですむ方法があるかもしれない」
ラージ「本当ですか?」
ラ・カン「世界のどこかに、ジェネレーターを修理できる職人がいるはずだ。その職人を連れて来るのだ」
ルージ「職人か…」
ダイヤ「ねえ、ローサさん。俺達の力で、ジェネレーターってのを直せないの?」「シズカさんやサコン先生なら何とかなるんじゃない?」
シズカ「その事だったら、もう調べたよ」
ダイヤ「うわっ、シズカさん!」
シズカ「先生がね、ジェネレーターはこの世界の技術で作られた物じゃないだろうって言ってたよ」
ダイヤ「どういう事?」
シズカ「ジェネレーターもゾイドも、かつてこの世界で繁栄していた古代文明が残した遺産で…」「この世界の人達は、それを利用してるうだけだろうってさ」
剣児「何言ってんだがさっぱりわかんねえ…」
シズカ「簡単に言えば、私達には全くわからない技術を使ってるって事さ」
ダイヤ「…って事は、俺達は役に立たないってわけ?」
ローサ「そういう事になるわね。残念だけど」
ジョシュア「でも、助けてあげる事はできるんじゃないですか?」「たとえば、僕達が職人さんを探してきてあげるとか」
甲児「そりゃ名案だ! レッゲルを分けてもらったお礼だ。俺達で職人を探してこようぜ!」
ゴオ「そういえば、レッゲルって物質で大空魔竜の燃料補給はできたのか?」
シズカ「その事なんだけどね…。ハイドリュートの代わりになるかを調べたんだけど…」「残念ながら、駄目だったよ。通常航行用のエネルギーには流用できたんだけどね…」
ダイヤ「それじゃ、どうやって帰るのさ?」
シズカ「今、先生が考えてる所さ。せめてゼウスミサイルがあれば、何とかなるかもしれないけどねえ…」
光司「ゼウスミサイル? 何です、それ?」
ローサ「デスクロスポイントを発生させられるミサイルよ」
ダイヤ「ええっ!? そんな物騒なミサイルがあるの?」
シズカ「ああ。でも、危険すぎるから、設計図は先生の頭の中にしかないんだよ」
鏡「この世界でも作れるんですか?」
シズカ「さあ。それは先生にしかわからない事さ…」「ただ、ゼウスミサイルがあったとしても…」「ハイドリュートに代わるエネルギーを手に入れないと空間転移はできないからね」
ジョシュア「じゃあ、職人探しのついでにエネルギーも探せばいいじゃないですか!」
リー「どっちかと言やぁ、エネルギー探しのついでに職人を探すんじゃないか?」
ゴオ「優先順位はどっちでもいいが、エネルギーも職人も、どこに行けば見つかるのか…」「全く手がかりがないんだぞ? どうやって探すんだ?」
カルメン99「そういう事なら、私に任せてくれない?」
ジョシュア「そうですよ! カルメンさんなら情報屋だから、すぐに手がかりを見つけてくれますよ!」
リー「どんだけ凄腕の情報屋やさんか知らないけど、そんなに簡単に見つかるもんかい?」
カルメン99「あ~ら、カルメン99のテクニックを甘く見ない方がいいわよ?」
ラ・カン「…話の途中に割り込んですまんが、あなた方は何者だね?」
ローサ「私達はシベリアエリアからやってきた者です。大空魔竜に乗って…」
ラ・カン「大空魔竜…?」

ゼルガイアー/ブリッジ
???(ヴェリニー)「いったい何やってるの? ダリウス界から増援を呼んだくせに大空魔竜に負けるなんて!」
サスページ「奴らの戦力が、また増強されていたんです。仕方ないでしょう…」
???(ヴェリニー)「今度こそカタをつけなさいよ」
サスページ「いや。僕はダリウス界に戻らせてもらいます」
???(ヴェリニー)「何ですって?」
サスページ「大空魔竜を倒す秘策があるんです。そのためにはダリウス界へ戻って態勢を立て直す必要があります」
???(ヴェリニー)「そんな事を言って、逃げるつもりでしょ?」
サスページ「違います。断じてそんな事はありません! 必ず戻って、大空魔竜を始末してみせます!」
???(ヴェリニー)「信じられるもんですか!」
サスページ「とにかく僕はダリウス界へ戻ります。通信は以上です!」
???(ヴェリニー)「ちょっと! 話はまだ…」
〔通信の閉じる音〕
ドロイド兵「サスページ様! 間もなくゲートに突入します!」
サスページ「わかりました。ゼルガイアーはこれよりダリウス界へ戻ります!」(こんな星、もうこりごりですよ…)

ミロード村/広場
レ・ミィ「それで、おじさま。あの大空魔竜の人達って、信用してもいいの?」
ラ・カン「うむ。いろいろ話をしてみたが悪い連中ではなさそうだ」「彼らと協力すれば、思ったより早く職人が見つかるかもしれんぞ」
レ・ミィ「どうして?」
ラ・カン「ソードウルフとランスタッグで陸路を移動するより、彼らと共に空を飛んだ方がずっと早いからな」
コトナ「レインボージャークならどこへ行くにもひとっ飛びなんだけどな…」
レ・ミィ「ちょっと! まだいたの? あなたには関係ない話でしょ?」
コトナ「関係あるわ。私は、いきなり攻撃を仕掛けてきたダリウスとかいう連中に…」「お返しをしなくちゃいけないんですからね!」
レ・ミィ「あら、そう…」「ところで、おじさま。職人のあてはあるの?」
ラ・カン「いや…。とりあえずハラヤードへ行って情報を集める事にした」「さっきの情報屋の娘、なかなかやり手のようだしな…」
レ・ミィ「…何が99よ。大きけりゃいいってもんじゃないわ。ふん!」

ミロード村/海岸
ザイリン「退却して、本隊と合流しようかと思ったが、このまま戻っても笑い者になるだけだ…」「せめて、あの巨大な竜のゾイドに関する情報を手に入れてから戻る事にするか…」

ミロード村/ルージの家
ファージ「ねえ、お兄ちゃん。ジェネレーター、直るのかな?」
ルージ「さあな。ラ・カンさん達が職人を探して来てくれれば、直せると思うけど…」
ラージ「ルージ」
ルージ「なに、父さん?」
ラージ「お前、村の外へ出る気はないか?」
ルージ「えっ?」
ラージ「ラ・カン殿たちと一緒にジェネレーターを直せる職人を探しに行ってくれないか」「この村の事を、旅の人達に任せきりというわけにもいくまい」
ルージ「それもそうだね…」
ラージ「お前には、村の代表としてあの人達と一緒に行ってもらいたい。…いいな?」
ラージ「う、うん…」(ジェネレーターが壊れたのは俺の不注意のせいでもあるからな…。行くべきだよな…)
…ミン「旅の荷物はここに用意しといたからね」
ルージ「母さん!」
ミン「いつの間にかこんなに大きくなって…。もう一人前の大人だね」「どんな事があっても、無事に帰ってきてね」
ルージ「うん! 必ずジェネレーターを直せる職人を連れて帰ってくる!」
ラージ「それから、これをお前にやる」
ルージ「父さん! これは…」
ラージ「我が家に代々伝わる遠メガネだ」
ルージ「知ってる。でもこれは、家の主が持つ事になってるって…」
ラージ「いずれは、お前のものになる物だ。少し早く渡しただけだ」
ルージ「でも…」
ラージ「ルージ。村の外は広くて大きい。その目で外の席を見てこい」「それがお前の糧となる。多くの物を見て心に刻め!」
ルージ「わかった!」
ラージ「出発は明朝だそうだ。今日はゆっくり休めよ」
ルージ「うん!」

大空魔竜/ブリッジ
ガリス「これより大空魔竜はハラヤードへ向かう。総員、発進準備!」
ローサ「キャプテン。エリアZiで職人とエネルギーを探すのはいいんですが…」「ゲイナー君達はどうします? ヤーパンの天井の人達は、彼らの帰りを待っているはずです」「彼らも、数日で戻るつもりでいるでしょうし…」「このままエネルギー探しに同行させるのは、まずいんじゃないでしょうか?」
ガリス「ヤーパンの天井を離れる時は、レッゲルを見つけたらすぐに戻るつもりだったからな…」「だが、事情が変わってしまった。今の我々に、彼らのために引き返している余裕はない」「かといって、長期にわたって彼を拘束するわけにもいかん」「すまないとは思うが、自力で帰ってもらうしかない」
ローサ「…わかってくれるでしょうか?」
ガリス「納得してっもらうしかあるまい。彼らには私から説明しよう」「すまないが、ゲイナー君達を呼んできてくれるか?」
ローサ「わかりました」
〔扉の開閉音〕
ガリス「ルル、レーダーに異常はないか?」
ルル「ありません。進路クリアです」
ガリス「よし。大空魔竜、発進!」
ロンゴ「了解!」
ピュリア「…ん? 見ろよ、スクリーンの端っこ! 子供達が手を振ってるぜ…?」
ルージ「あれは…ファージ! それに村の子供達…!」
リー「こっちに向かって、必死に何か叫んでるうな…聞こえやしないのに…」
ルージ「ファージ…」
レ・ミィ「何を握りしめてるの、ルージ?」
ルージ「貝のお守りだよ。出発前にもらったんだ。ファージの手作りだ…」
レ・ミィ「そうなんだ…」
ルージ(ファージ…それにみんな…俺は…)
ラ・カン「ルージ…」「村の事、家族の事が気がかりだろうが少しでも早く帰りたいなら、振り返るな…」
ルージ「ラ・カンさん…」
ラ・カン「私の事はラ・カンでいい。私も君の事をルージを呼ぶ…」
ルージ「…はい、ラ・カン…!」
レ・ミィ「私の事はミィ様って呼んでね」
ルージ「何でだよ…」
レ・ミィ「気にしない、気にしない!」
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔味方戦艦出現〕
〔敵ユニット出現〕
〔ガリス、前進〕

ザイリン「むっ…。竜のゾイドが動き始めたか! ちょうどいい。こちらも修理が終わった所だ」「…奴の正体を暴いてやる!」
〔ザイリン、ガリスへ隣接〕
ザイリン「はあっ!」
〔衝撃音〕
〔敵ユニット離脱〕

ザイリン「よし、これでいい…。このまま脚に取りついて、こいつらの基地まで案内してもらおうか!」
ルル「ハラヤードまでの、コース上に障害物なし。直進して下さい」
ロンゴ「了解!」
〔敵ユニット出現〕
ルル「前方に未確認飛行物体! レーダーに反応はありませんでした!」
ガリス「敵か!?」
ルル「わかりません。所属不明です!」
ガリス「総員、戦闘配置! 急げ!」
ミスト「ああっ、あれは…! ベザードを襲ったあいつらのロボットじゃないか!」
〔画面、黄色にフラッシュ〕
〔光の放射音〕

ルル「前方に強い空間の乱れを感知! 巨大なエネルギーの渦!」「これは私達をここへ飛ばした時空間ゲートです!」
ガリス「なにっ!?」
ロンゴ回避不能! 吸い込まれる!」
アンジェリカ「どうしてここに時空間ゲートが?」
ミスト「ゲートの向こうにいるのはあいつらのロボットだ!」「やっぱりこの事件は奴らの仕業だったんだ!」
〔画面、黄色にフラッシュ〕
〔光の放射音〕

ルル「す、吸い込まれるわ! きゃあああっ!」
ミスト「わあああっ!」
ザイリン「な、何だ、あの光は! うわああっ!」
〔画面、黄色にフラッシュ〕
〔ビームの放射音〕

???(ヴェリニー)「ふん。邪魔くさい大空魔竜をダリウス界に飛ばしてやったわ!」「それにしても、こんな頻繁にゲートを開いて大丈夫かしら…? 後で月に連絡してみなくちゃ…」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

大空魔竜/ブリッジ
ルル「う、ううっ…」
ロンゴ「ひどい目にあったぜ…」
ガリス「またどこかに飛ばされたのか? ルル、調べてくれ」
ルル「了解」
〔コンピュータの動作音〕
ルル「判明しました! ここはダリウス界です!」
ガリス「何だと!?」
ルル「間違いありません。ここはダリウス界です!」
〔扉の開閉音〕
ミスト「キャプテン! 今度はどこに飛ばされたんですか?」
甲児「また、知らない星に飛ばされたんじゃねえだろうな!」
ガリス「ここはダリウス界だ! 我々は今、ダリウス界にいる!」
剣児「ええっ! ダリウス界!?」
〔扉の開閉音〕
ローサ「キャプテン! いったい何が…!?」
ガリス「ローサ…。我々はダリウス界に戻ってしまった」
ローサ「そ、そんな…! 地球に戻ったと言うならともかく、どうしてダリウス界に…?」
ルル「あのゲートは、どんな空間でもつなぐ事ができるんでしょうか?」
ダイヤ「どんな空間でも? だとしたらすげえな…」
甲児「敵の技術に感心してる場合かよ!」
ガリス「ともかく、ダリウス界に戻れたのは幸運だった」「ルル、イリュージョンプロテクトだ。ロンゴ、前方位なる渓谷へ向かい、着陸してくれ」
ルル「了解。イリュージョンプロテクト!」
ロンゴ「大空魔竜、発進!」
ガリス「ローサ。お客さん達に事情を説明しておいてくれるか?」「彼らには申し訳ないが、しばらくの間、元の世界には戻れないだろうからな…」
ローサ「わかりました」
甲児「…ここがダリウス界か…。まさかこんなにも早く来る事になっちまうとはな…」
ゴオ「ああ。あの時は、どこか現実味のない話だと思っていたが…」
さやか「ふたりとも、どうしたの?」
甲児「突然の出来事だったからちょっと面くらっちまってさ…」「せめて前もってわかってりゃ心の準備ってもんもできたんだけどよ」
ゴオ「別の星とか、異世界とか…、俺達、夢みたいな体験をしてるな…」
杏奈「一生、思い出に残りそうだね」
ゴオ「ああ。夢に出てきそうだ…」(悪い夢だけどな…)
ミスト(…さっき見たのは、惑星ベザードを攻撃したあいつらのロボットだったはずだ…)(もしあいつらだとしたら…見間違いじゃないとしたら…)(あいつらはやっぱり地球を狙ってるって事になる!)(…それにしても、あいつらは何を考えている? どうして直接攻撃してこない?)
アンジェリカ「ミスト、何を考えてるの?」
ミスト「この前と同じさ。あいつらが何を企んでるのかなって…」
アンジェリカ「私が知らない機体だったけどアトリームを襲った奴らに間違いないのね?」
ミスト「ああ。ベザードが襲われた時、アトリームを襲った奴らの機体も混じっていたんだ」
アンジェリカ「ついに疑惑が確証に変わった、というわけね…」「地球、もう一つの地球、そしてダリウス界…」「あいつらは、3つの世界を巻き込んで何をしようとしてるのかしらね」
ミスト「今はまだ情報が少なすぎる。もう少し、奴らの動きを見てみない事には…」
アンジェリカ「よろしい。焦ってばかりじゃ、見える物も見えなくなるものね」
ミスト「あれだけ言われりゃ、冷静に考えられるようにもなるさ」
アンジェリカ「それにしても、名前すらわからないあいつらが今回の事件と関連してる事ははっきりしたけど…」
ミスト「ああ…。今のままじゃ戦いようがない…。守るにしても、攻めるにしても、どうすればいいか判らずじまいだ」「でも奴らの事だ。そのうち直接姿を現すに違いない。今は状況が動くのを待つしかない」
アンジェリカ「そうね…」「ねえ、ミスト。そろそろキャプテンに相談してもいいんじゃないかしら」
ミスト「…そうだよ! もう、俺達だけで悩む必要はないんだ!」
アンジェリカ「これで少しは気分もスッキリするかしらね。次のブリーフィングにでも機会をみて話してみましょう」
ミスト「ああ。…そうだ、アンジェリカ」
アンジェリカ「なに?」
ミスト「…今回の動き、鈍ってなかったろ?」
アンジェリカ「ええ、バッチリいつも通りだったわ。これからもその調子でお願いね、ミスト隊員!」
ミスト「任せて下さい、アンジェリカ隊員!」
【シナリオエンドデモ終了】


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