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No.11
戦いの『序』

【シナリオデモ1開始】
日本エリア
JUDA/社長室
石神「ジェフリー・ワイルダー艦長、そしてキャサリン・グラス中尉にキャプテン・ルル…ようこそJUDAへ!」
フェフリー「お噂はかねがね聞いております、ミスター・イシガミ」
ルル「お父さんも言っていました。かなりのやり手だそうですね」
石神「いやぁ、光栄だねぇ。だけど、最近は世界っ情勢が目まぐるしくってね。まずは情報交換といこうじゃないか」
キャシー「そうですね…。我々がどう動くべきか、対応を誤ると世界中を敵にまわしかねません」
ジェフリー「我らS.M.Sはフロンティア船団への不信を払しょくするため、LOTUSの管理下にある」「慎重に行動しなければ、プラントや船団にも迷惑をかける事になりますからな」
石神「人間同士で争ってる場合じゃないんだけどねぇ…。大衆ってのは近視眼的なものだからね」
緒川「社長、各艦のデータベースとの連結が完了しました」
石神「おっ、いいタイミングだね、緒川君。じゃあ早速はじめようか」
ルル「では、まずダリウスの動きですが…」

JUDA/レストルーム
一鷹「豹馬さん、元気でしたか! インサニアウィルスにやられてないかと心配してたんですよ!」
豹馬「へへん、この通りだぜ。それよりお前…ちょっと見ねえうちにいい面構えになったな」
一鷹「そうですか? 最近、色々と考えさせられる事があったから、そのせいかなぁ…」「見ないうちにと言えば、ボルテスVにS.M.S、大空魔竜も加わって…いつのまに大所帯になってきましたね」
豹馬「早速新メンバーをチェックしてたのか。だけど、ゼクスさんとノインさんを忘れちゃいけねえぜ」「特にノインさんはOZでパイロットの指導もやってた人だ。お前もしごかれる事になるんだからよ」
〔ドアの開閉音〕
ノイン「ルクレツィア・ノインだ。剣鉄也と共に指導教官を受け持つ。よろしく頼むぞ、一鷹」
一鷹(び、美人さんだ…。いや、柳生さんの例もある。鼻の下伸ばしてるとひでえ目に遭うかも…)
ゼクス「ノイン、ここにいたのか。ちょうどよかった。食後の訓練に付き合ってくれないか?」
ノイン「ゼクス、あなたは社長室ではなかったのですか?」
ゼクス「今の私はミリアルド・ピースクラフトではない。パイロットとして部隊に参加している以上、采配に口を挟む気はないよ」
一鷹(この人がゼクス・マーキス…全世界に中継されたガンダムの決闘で赤い方に乗ってた人…)
ゼクス「…………」
一鷹(そして…地球潰しをしようとした男か)
甲児「…こっちが休憩室だ。向こうには大浴場もあるぜ」
アルト「伊達に世界トップシェアのメーカーじゃねえってか。福利厚生も充実してやがる」
ミシェル「そうひがむなよ、姫。俺達だって大したもんだったろ」
アルト「ミシェル! 姫って呼ぶんじゃねえ!」
ルカ「フレンドリーファイアの一件がおさまったと思ったらまたケンカはじめちゃった…」
一鷹「甲児さん、この方達は?」
甲児「よう、一鷹。こいつらはS.M.Sのバルキリー乗りさ。ユニウスセブンで一緒に戦ったろ」
一鷹「そっか、あの時の…」
アルト「早乙女アルトだ。お前の事は徹夜教官から聞いてる」
ミシェル「アルトと同じで、けっこう熱血君なだって? …あ、俺はミハエル・ブラン。スカル小隊所属のスナイパーだ」「お、そこのヘアピンつけた子、可愛いねぇ。ちょっと気分が悪くてさ、医務室まで肩でも貸してくれると助かるんだけど?」
シズナ「だっ、誰が肩なんか貸すかいな! それにこれは、ヘアピンやなくて早瀬からもらったネクタイピン…」
ミシェル「早瀬って、確かラインバレルの? もしかして、君…早瀬君のコレかい?」
シズナ「だっ、誰が彼女やーっ!!」
〔ドアの開閉音〕
ミシェル「…ちょっとからかい過ぎたかな」
ルカ「お騒がせしてすみません。僕はルカ・アンジェローニ。先輩達と同じく、スカル小隊所属です」「他にもVB-6のカナリア注意やピクシー小隊のクラン大尉達も合流しています、後で紹介しますね
一鷹「多分、歓迎会か何かやると思うからその時になるかな? よろしくな、ルカさん」
〔ドアの開閉音〕
ダイヤ「いや~、久々だなぁ。ひとっ風呂浴びてきたいぜ」
一鷹「おっ、ダイヤじゃないか! 見たぜ、ガイキング! あれが本物のガイキングなんだな!」」
ダイヤ「ああ。芝草のおやっさんにゃ悪いけど、やっぱ、カイキンクとはパワーが違うぜ」「ピュリアのスティンガーもスペリオルスティンガーにパワーアップしたし、これで怖いモンなしだ!」「ダリウス界に残った大地魔竜や天空魔竜…ライキングやバルキングも来れりゃ、もっと怖いモンなしなんだけどなぁ」
ゼクス「しかし、全戦力を地上に上げてしまってはダリウス界の一般市民が危ない。そう上手くはいかんさ」
一鷹「ん? ダリウス界は今、どうなってんだ?」
ダイヤ「どういうわけかダリウス軍の動きが鈍ってるから、今のうちに戦力を増強して首都攻略に備えようって話になったんだ」「一般市民の退避が終わるまでの間は前のキャプテンがゲリラをまとめ上げたりするだけの時間として使うんだってさ」「向こうの準備が整うか、状況が変わってピンチになったら俺達にお呼びがかかる手はずになってるんだ」
一鷹「そうなんだ。なら、その時は俺も手伝わせてくれよな」
剣児「ダイヤ! 大空魔竜のキャプテン・ルルってのはどこにいるんだ!?」
ダイヤ「会うなりそれかよ…。変わらねえなぁ、剣児さんも。ルルなら石神社長と会議中だよ」
剣児「ちぇ、せっかく美人キャプテンを拝めると思ったのによ」
ダイヤ「剣児さん…ルルは歳も俺と変わらないし、何か勘違いしてねえか?」
剣児「え? そうなのか? 誰も否定しねえから、てっきりセクシーダイナマイトだとばっかり…」
ダイヤ「セクシーかは知らねえけど、ダイナマイトならシズカさんがいるぜ」「他にも大空魔竜にはキルジャガーのディックやダイモンじいさんにサコン先生…いっぱい仲間が乗ってんだ」「そうだ、後で大空魔竜に来てくれよ! 一鷹や、他のみんなも一緒にさ!」
剣児「おう、そうさせてもらうぜ!」
森次「では、反戦映画も平和記念イベントもおおむね良好な結果を残した、と…」
オズマ「ああ。トラブルこそあったが、そっちのボスの思惑は成功したと思っていい」
森次「トラブルというと…主演女優のエイーダ・ロッサが突然、降板した件ですか?」
ボビー「オズマにとっては可愛い妹が主演に抜擢されてキスシーンを演じたのもトラブルよねェ?」
オズマ「言うな! 複雑なんだ…」
浩一「え? 妹が主演になったって事は…オズマさん、超時空シンデレラとして有名なランカ・リーの兄貴なのか!?」
オズマ「…実の兄じゃないんだがな。それにしても、ランカは地球でもそんなに有名になってるのか?」
浩一「そりゃ、ディオキア基地でのデビューライブ中にバジュラにさらわれて…」「その後、奇跡の救出劇があったって結構な話題になってますからね」
オズマ(やれやれ…適当に脚色されてやがる)
森次「シェリル・ノームの容態は?」
オズマ「ディオキアでの体調不良は一時的なものだったという話だが…念のためフロンティアで検査入院中だ」
ボビー「そっちのエイーダちゃんはどうなの? 地球の芸能事情ならあなたの方が詳しいんでしょう?」
森次「九条、調べはついているか?」
美海「もうすぐ芸能活動を再開する、と事務所から発表がされています」
ボビー「ふうん…結構頑張ってるのねェ」
城崎「あの…ダイヤ君はいますか?」
ダイヤ「俺ならここだけど…どうしたの?」
城崎「ナオト君が見えていますよ」
ダイヤ「ナオトが? そういや、宇宙に上がる時は別れの挨拶もロクにできなかったからな」

JUDA/ロビー
ダイヤ「よう、ナオト! この前は悪かったな! どうしたんだ? わざわざJUDAまで来るなんて」
ナオト「ダイヤ君が帰ってきてるってNEXの人から聞いたからさ」「ダイヤ君、とうとう宇宙まで行っちゃったんだもんね。ねぇ、どうだった? 感想を聞かせてよ」
ダイヤ「おお、やっぱ生で青い地球を見ると感動するぜ。本当にきれいなんだ」「そうだ、ナオト。この後、大空魔竜にみんなを案内する事になってるんだけど、お前も一緒に来ないか?」
ナオト「いいの? 僕が行っちゃって…」
ダイヤ「ダメだったらこんな事言わねえよ。ほら、行こうぜ!」
ナオト「うん!」

大空魔竜/格納庫
城崎「わあ…」
浩一「すっげえ…! あの大空魔竜の中にいるんだよな、俺達」
一鷹「浩一、俺達…正義の味方になってホントよかったよな!」
浩一「ああ、まったくだぜ!」
シズナ「相変わらずやなぁ、早瀬も南雲も…」
ダイヤ「おいおい、感激するのはまだ早いって。ここは格納庫なんだぜ?」「厨房とかブリッジとか…あとはサコン先生の部屋とかキャプテンの部屋を見てからにしてくれよ」
ディック「サコン先生の部屋はオススメしねえけどな…」
ミシェル「全然片付いてなくて資料で埋もれてるんだったっけ?」
ダイヤ「そうなんだよ。本当に三度の飯より研究が好きな人でほっとくと死にかけてる事もあるんだって」
健一「ひとつの事に打ち込みすぎるのも考えものなのか…」
〔扉の開閉音〕
渚「遅れました!」
浩一「あ、加納さん…遅刻するなんて珍しいですね」
渚「だってしょうがないじゃない。イクサー1と一緒に行こうと思ったらなかなか起きないんだもん」「杏奈も来ないって言うし、踏んだり蹴ったりなんだから」
ミシェル「お? あれ…渚ちゃんだよな?」
アルト「ミシェル、お前またそうやってナンパの口実を…。大体、娘娘のバイトがこんな所に…」
渚「あの~、どうかしました?」
アルト「…いた」
大次郎「瓜ふたつとはこん事ばい…」
渚「失礼しちゃうなぁ、さっきから人をジロジロ見ちゃって…」
ミシェル「失礼だけど、お嬢さん…御名前を聞かせてもらっていいかな?」
渚「えっ? 加納渚だけど…。…あーっ、その手には乗りませんよ! 円環番号は教えませんから!」
健一「別人なのは当然としてもあまりにも似ているな…」
城崎(高蓋然性存在…というわけでもないみたいだし…)
ダイヤ「よぉし、みんな揃ったみたいだし、とりあえず次の場所を案内するよ」
シズカ「おーい、ダイヤ! 悪いんだけど、ちょっとゾルマニウムを運ぶのを手伝ってくれないかい?」
ダイヤ「ええっ! 待ってくれよ、シズカさん! 俺、これからみんなを案内しなきゃならないんだ」
シズカ「そんな事を言ったって、手が空いててゾルマニウムを持てるのはダイヤしかいないんだ」
ダイヤ「しょうがねえなぁ…」
ローサ「ダイヤ、案内の続きは私がするから。ごめんね、みんな。ちょっと補給関係でゴタゴタしちゃってるのよ」「じゃ、行きましょうか」
浩一「よろしくお願いします!」

大空魔竜/通路
ナオト「困ったな…完全にはぐれちゃった…」
ヤンマ「お前、こんな所で何やってんだ? …あ、お前だな?ダイヤの兄貴がよく話していたナオトってのは」
ハッチョ「案内だったら俺達がしてやるよ。ついてきな」
ブビィ「な!」

ヤンマ「俺達、ピュリアの姉御に使われてばっかでさ。可愛い弟分が欲しかったんだよね~」
ナオト「え、ええと…僕は…その…」
ハッチョ「俺達の事は兄貴って呼べ!」
ナオト「兄貴…ですか?」
ヤンマ「そうだ。これからは俺達4人トリオだ!」
ナオト「4人はトリオって言わないんじゃ…」
ヤンマ「え?」
ハッチョ「い、言わないのか…?」
ヤンマ「じゃあ4人は何て言うんだ?」
ブビィ「???」
ナオト「あの…だいぶ歩いてきちゃいましたけど、ダイヤ君や他のみんなは…」
ハッチョ「だかれ、俺達が案内してやるってば!」
ナオト「こ、困ります…僕…」
サコン「おや? 君、ナオト君だね? あちらの方で先程からローサ副長が君を探してましたよ」
ナオト「あ、ありがとうございますっ! 兄貴達、また今度案内してください!」
ヤンマ「あーあ、行っちまった…」
ブビィ「でも、あいつ…最期に俺達の事を兄貴って言ってくれたな…」
サコン「そう、彼はいい子ですからね。あまりからかっちゃいけませんよ」

ナオト「あれ…行き止まり? しょうがないな。また人を探そうかな…」「ん? どこかで声が聞こえる…。こっちのドアからかな?」
アリス「…オススメはしません。なぜこれをフランクリン先生が見逃していたのか疑問です」
ロンゴ「フランクリン先生は悪くねえ。大空魔竜じゃ毎日のヘルスケアなんてやってねえからな」「そもそもフランクリン先生にゃ会わねえようにしてるしよ」
アリス「ですが、この怪我では…!」
ロンゴ「大空魔竜の舵を動かせるのは俺だけだ。俺が怪我してるってわかってみろ! 大空魔竜が戦えなくなっちまう!」「サブパイロットをやってるお前なら俺の気持ちがわかるはずだ」
アリス「うう…。ですが、ヘルスケア担当としては…」
〔扉の開閉音〕
ナオト「あ…あの…」
アリス「あなた…ナオトさん…」
ロンゴ「…いいか、小僧。この怪我の事は秘密にしてくれ。男と男の約束だぞ」
ナオト「で、でも…」
ロンゴ「…頼む。今、俺が倒れるわけにはいかねえんだ」
ナオト「………」

第3新東京市/郊外
音声案内「現在、特別非常事態宣言発令中のため、すべての回線は不通となっております」
〔受話器を置く音〕
シンジ「ダメか…。携帯も県外だし、待ち合わせは無理か」(急に僕を呼びつけるだなんて…父さんは何を考えてるんだ…)
???(レイ)「…………」
シンジ「気のせいかな…。今、あそこに女の子がいたにょうな気がしたんだけど…」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

シンジ「うわっ! な、何だ? 地震か!?」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

五十嵐「これ以上、使徒の進行を許すな! 何としても食い止めるんだ!!」
特自隊員「はっ! 攻撃開始します!」
〔迅雷隊、第4の使徒へ攻撃〕
〔第4の使徒の周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

特自隊員「全弾命中!」
???(第4の使徒)「………」
特自隊員「駄目です! 効果ありません!」
〔第4の使徒、迅雷へ攻撃〕
〔使徒の攻撃音〕
〔味方ユニット撃破〕
〔第4の使徒、シンジのいる地点へ接近〕

シンジ「うわあああっ!」
〔味方ユニット出現〕
〔ミサト、シンジのいる地点へ隣接〕

ミサト「ごーめんっ! お待たせっ! 車に乗って!」
シンジ「え?」
ミサト「早くっ!」
〔ミサト、前進〕
五十嵐「攻撃の手を緩めるな! これ以上の侵攻を許してはならん!」
〔迅雷隊、第4の使徒へ攻撃〕
〔第4の使徒の周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

???(第4の使徒)「………」
五十嵐「どうして効かん! アルマの武器では役に立たんのか!」
〔使徒の攻撃音〕
〔画面、紫にフラッシュ〕
〔味方ユニット撃破〕

五十嵐「お、おのれ…。よくも部下達を…! かくなる上はこの五十嵐忍、一命を賭して使徒と刺し違えて…!」
〔通信のコール音〕
〔通信モニターの開閉音〕

特自司令「そこまでだ、五十嵐君。直ちにそこから撤退するんだ。N2地雷を使う」
五十嵐ええっ!? まさか、こんな市街地で…!」
特自司令「非常事態宣言で住民は避難させてある。後は君らだけだ」
五十嵐「わ、わかりました!」
〔味方ユニット離脱〕
ミサト「N2地雷? そんな物をつかうわけ?」
マコト「特自もメンツがかかってますからね。必死なんですよ。早くそのエリアから脱出して下さい!」
ミサト「わかったわ。シンジ君、飛ばすわよ!」
〔ミサト、前進〕
〔味方ユニット離脱光の放射音〕
〔画面、爆発〕

【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現済み〕
〔味方ユニット出現〕

特自司令「どうだね、五十嵐君。使徒は…?」
五十嵐「N2地雷をまともに食らったんです。いくら何でも…」
???(第4の使徒)「………」
五十嵐「なんと…いう事だ…」
特自司令「どうしたのかね、五十嵐君!」
五十嵐「…目標、健在です。損傷は認められますが、修復も時間の問題かと…!」
特自司令「ば、馬鹿な…!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ2開始】

日本エリア
NERV本部/中央作戦司令室
特自司令「くそっ! 我々の切り札が…! 化け物め!」
冬月「通常兵器は当然として、N2地雷でも足を止めるのがやっとか…。第4の使徒…大した自己復元能力だな」
ゲンドウ「単独で完結している準完全生物だ。当然だよ」
冬月「生命の実を食べたモノ達か…」
ゲンドウ「ああ。知恵の実を食べた我々を滅ぼすための存在だ」
冬月「特自も派閥争いをしている場合ではなかろうに。付き合わされる現場は災難だな」
ゲンドウ「…………」
特自隊員「司令、政府より緊急入電です!」
特自司令「どうした?」
特自隊員「本作戦の指揮権をNERV司令官、碇ゲンドウに移譲するとの事であります!」
特自司令「なにっ!?」
ゲンドウ「…………」

NERV本部/エレベーター内
シンジ「特務機関NERV?」
ミサト「そ。国連直属の非公開組織」
シンジ「父のいる所ですね」
ミサト「まあね。お父さんの仕事、知ってる?」
シンジ「人類を守る大事な仕事だとは聞いてます」(人類を…守る…。早瀬先輩が僕を守ろうとしたみたいに…父さんが…? いや、まさかな…)「…これから父の所へ行くんですか?」
ミサト「ええ、そうなるわね。私達の秘密基地…NERV本部へ」

NERV本部/中央作戦司令室
特自司令「今から本作戦の指揮権は君に移った。お手並みを見せてもらおう」
ゲンドウ「了解です」
特自司令「碇君。我々の所有兵器では、目標に対し有効な手段がない事は認めよう。だが、君なら勝てるのかね?」
ゲンドウ「そのためのNERVです」
特自司令「ふん…」
ゲンドウ「…冬月、後を頼む」
冬月「…3年ぶりの対面、か」
ゲンドウ「ああ…」

JUDA/社長室
石神「…使徒に勝てると思いますか? N2兵器でも足止めにしかならなかった化け物相手に…」
レディ「だが、勝たねば人類は破滅する。おそらく…そのために先人達は積極的に異世界のテクノロジーを解析してきたのだ」
石神「勝つしかない、という事ですな」
レディ「先程、現場の指揮権がNERVに委譲されたそうです。こちらも対応を急いで下さい」
石神「いよいよ彼らの出番ですか…。素直に大空魔竜と協力してくれるとありがたいんですがねぇ」

NERV本部/エレベーター内
〔機構の動作音〕
シンジ「あの、父さんの仕事…。何かするんですか、僕が…」
ミサト「…………」
シンジ「そうですよね。用がないのに父が僕に手紙をくれるはずないですよね…」
ミサト「そっか、苦手なのね、お父さんの事。…私と同じね」
シンジ「え…?」
〔扉の開閉音〕
リツコ「…………」
ミサト「うっ。あら、リツコ」
リツコ「到着予定時刻を12分もオーバー。遅いから迎えに来たわ、葛城二佐。人でもなければ、時間もないのよ」
ミサト「ごめんっ!」
リツコ「…例の男の子ね」
ミサト「そっ」
リツコ「技術局第一課、E計画担当責任者、赤木リツコ。よろしくね」
シンジ「あ…は、はい」

NERV本部/エヴァ格納庫
リツコ「碇シンジ君、あなたに見せたい物があるの」
〔スイッチを入れる音〕
シンジ「う、うわあっ!」
リツコ「人の作り出した究極の汎用ヒト型決戦兵器、人造人間エヴァンゲリオン…その初号機」「我々人類の最後の切り札よ」
シンジ「これも父の仕事ですか?」
ゲンドウ「そうだ」
シンジ「!!」
ゲンドウ「久しぶりだな」
シンジ「父さん…」
ゲンドウ「フッ…出撃…」
ミサト「出撃!? 零号機は凍結中でしょ? …まさか、初号機を使うつもりなの?」
リツコ「他に道はないわ。…碇シンジ君」
シンジ「はい」
リツコ「あなたが乗るのよ」
シンジ「え…」
ゲンドウ「…………」
シンジ「父さん、なぜ呼んだの?」
ゲンドウ「お前の考えている通りだ」
シンジ「じゃあ、僕がこれによってさっきのと戦えって言うの?」
ゲンドウ「そうだ」
シンジ「嫌だよ、そんなの! 何を今さら! 父さんは僕がいらないんじゃなかったの!?」
ゲンドウ「必要だから呼んだまでだ」
シンジ「…なぜ、僕なの?」
ゲンドウ「他の人間には無理だからな」
シンジ「…無理だよ、そんなの。見た事も聞いた事もないのにできるわけないよ!!」
ゲンドウ「説明を受けろ」
シンジ「そんな…! できっこないよ! こんなの乗れるわけないよっ!」
ゲンドウ「乗るなら早くしろ。でなければ…帰れ!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ゲンドウ「奴め、ここに気づいたか」
リツコ「シンジ君、時間がないわ」
ミサト「乗りなさい…!」
シンジ「嫌だよ…。せっかく来たのに…こんなのないよっ!」
ミサト「シンジ君、何のためにここへ来たの? 駄目よ、逃げちゃ。お父さんから…何よりも自分から!」
シンジ「わかってるよ。でも、できるわけないよっ!」
ゲンドウ「…冬月、レイを起こしてくれ」
〔通信モニターの開閉音〕
冬月「使えるかね?」
ゲンドウ「死んでいるわけではない」
冬月「…わかった」
〔通信モニターの開閉音〕
ゲンドウ「レイ…」
〔通信モニターの開閉音〕
レイ(SOUND ONLY)「はい」
ゲンドウ「予備が使えなくなった。もう一度だ」
レイ(SOUND ONLY)「はい…」
〔通信モニターの開閉音〕
リツコ「初号機のコアユニットをL-00のタイプに切り替えて再起動!」
〔通信モニターの開閉音〕
マヤ「了解。現作業を中断。再起動に入ります」
シンジ(やっぱり僕は…いらない人間なんだ…)
〔扉の開閉音〕
レイ「うぐっ…! はあっ、はあっ…」
シンジ(ケガ人? 女の子? どうして…?)
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
〔人の倒れる音〕

レイ「あうっ!」
シンジ「大丈夫ですかっ!」
レイ「はあっ、はあっ…」
シンジ(血が出てる…! まさか…こんな子をあれに乗せるつもりなのか? …僕が乗らないから?)「……!」(逃げちゃダメだ、逃げちゃdメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだっ!)「やります。僕が乗ります…!」

NERV本部/中央作戦司令室
マヤ「エントリープラグ、注水。第二次コンタクトに入ります」「インターフェイスを接続…A10神経接続、異常なし。L.C.L.電荷状態は正常」
リツコ「思考形態は日本語を基礎原則としてフィックス。初期コンタクト、すべて問題なし」
マヤ「コミュニケーション回線、開きます。リスト1405まで、オールクリア。シナプス計測、シンクロ率41.3%」
リツコ「プラグスーツの補助もなしに? すごいわね」
マヤ「ハーモニクス、すべて正常値。暴走、ありません」
リツコ「いけるわ!」
ミサト「発進準備!!」
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「戦いの『序』」


【戦闘マップ3開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔味方ユニット出現〕

ミサト「…司令、構いませんね?」
ゲンドウ「もちろんだ。使徒を倒さぬ限り、我々に未来はない」
冬月「碇。これでいいんだな?」
ゲンドウ「フ…」
ミサト「いいわね、シンジ君」
シンジ「はい!」
ミサト「最終安全装置、解除! エヴァンゲリオン初号機、リフトオフ!」
リツコ「シンジ君、今は歩く事だけを考えて!」
シンジ(歩く…)
〔シンジ、第4の使徒へ接近〕
シンジ(歩く…!)
〔シンジ、第4の使徒へ接近〕
〔第4の使徒、シンジへ隣接〕

マヤ「使徒が初号機に接近!」
シンジ「あ、ああ…!」
〔第4の使徒、シンジへ攻撃〕
[イベント戦闘「シンジvs第4の使徒」]
シンジ「うわああああっ!」
ミサト「シンジ君、落ち着いて!」
リツコ「EVAの防御システムは?」
マヤ「シグナル、作動しません!」
マコト「フィールド、無展開!}
リツコ「駄目か!」
ミサト「シンジ君ッ!」
〔レーダー反応〕
マヤ「戦闘エリアに急速接近する反応があります!」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
、敵の動きを良く見るのよ!」「それから、EVAには電源ビルからアンビリカルケーブルが接続されているから…移動が制限されるわ」「アンビルカルケーブル接続時は10ブロックの範囲にか移動出来ない」「それより先に行くにはケーブルを一度『切断』して、別の電源ビルの隣へ移動するのよ」「そして、自分の操作で『接続』して。電源ビルの隣へ行けば、そのコマンドが出るから」
シンジ「わ、わかりました」
ミサト「でも、一度ケーブルを切断するとEVA本体の内蔵電源に切り替わるから、普段よりENを多く消費してしまう」「ENが0になったらEVAは行動不能になり、自動回収されてしまうわ。だから気を付けて!」
シンジ「は、はい!」
ミサト「あれは…LOTUSだわ!」
冬月「いいのか、碇?」
ゲンドウ「好きにさせておけ。…歪みを確認せねばならん」
浩一「森次さん、本当なのか? あのエヴァンゲリオンってのに碇が乗ってるって!?」
森次「未確認だが、その可能性は高い」
〔通信のコール音〕
ローサ「これは…NERVから通信が入っています!」
ルル「繋いで下さい!」
〔通信モニターの開閉音〕
ミサト「こちらはNERV作戦部所属、葛城ミサトです。LOTUS、応答願います」
ルル「こちら大空魔竜、キャプテン・ルルです。使徒に生半可な攻撃が通用しない事、自己再生能力がある事は聞いています」「そして、使徒を倒さねば、サードインパクト…未曾有の大災害によって人類が滅亡してしまうという事も…」
ミサト(石神社長…話したのね)「その通りです。こちらのエヴァンゲリオン初号機は初陣のため苦戦しています」「そこでLOTUSに対し、共同作戦を提案いたします。ぜひご協力を!」
森次「我々の使命は地球圏の平和にある。断る理由などありません」
ミサト「よっしゃ、決まり! シンジ君、味方が来てくれたわ。彼らと協力して使徒を倒すのよ」
シンジ「それじゃ、僕が戦う必要ℋなくなったんじゃないんですか…?」
ミサト「…いいえ。使徒はEVAで倒さなければ駄目なの。EVAでなければ倒せないのよ」「あなたも自分で決めた事でしょ。最後までやり通しなさい」
シンジ「…はい…」
ミサト(他人の出方をうかがって…それがあの子の置かれてきた環境なのね)
イクサー1「あの巨大モンスターが使徒…。こうして見ると、その異様さが際立ちます」
森次「使徒はA.T.フィールドを呼ばれる強力なバリアを備えている」「長期戦になればなるほどこちらが不利になる。心してかかれ!」
剣児「バリアと言やぁ、俺のマッハドリルの出番だ! つばき、鏡! タイミングは任せたぜ!」
鏡「いや…この前の大火焔土偶とはわけが違う。慎重にいけ、剣児」(呪力による結界と近しいものを感じるが、明らかに原理が異なる…。あのバリア…いったい何だ?)
ダイヤ「悪いな、ナオト。こんな戦場に連れて来ちまって」
ナオト「ううん。気にしないで。人類に一大事なんだもん。スクランブルがかかって当然だよ」
浩一「碇…お前のピンチは俺が助ける! それが俺なりの罪滅ぼしだ!」
一鷹「浩一、俺も手伝うぜ!」
静流「杏奈ちゃん、プラズマドライブのレベルに注意して。私とじゃ合わせにくいかもしれないけど、妥協は許されないわよ!」
杏奈「はい! ゴオちんの分も頑張ってみせます!」
ミラ「…………」
シンジ(やらなきゃ…いけないんだ。逃げちゃ…ダメだ…ッ!)
<戦闘開始>

<2PP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
阿麿疎「いたあっ! 見つけたぞ、ジーグ!」
剣児「邪魔大王国! また九州から出張ってきたのかよ…」
阿麿疎「壱鬼馬と壬魔使に勝ったからっていい気になるなよ!」「この阿麿疎様が出てきたからには、貴様の運命もこれま…」「あれ? お前ら、何と戦ってるんだ?」
剣児「今、使徒と戦ってて忙しいんだ。お前の相手をしてる暇なんかねえ!」
阿麿疎「黙れ! 手ぶらで帰ったら妃魅禍様に怒られちまうだろ!」(なにしろ無断で出撃しちまったからな…)
剣児「そこまで言うなら相手になってやらあ! 覚悟しやがれ!」

≪阿麿疎HP50%以下後≫
<ルルが戦闘>

ロンゴ「面舵いっぱい! 舵は切ったら、一度反対に回せ!」
ナオト「ア、アイアイサー!」
ルル「ナオト君、お願いします!」

<第4の使徒と戦闘(戦闘後/A.T.フィールド非突破)>
アリス「ダメです! 物理的な障壁によって攻撃が阻まれています!」
剣児「鏡! どうにかなんねえのか!?」
鏡「あのバリアは一定以上のパワーを集中すれば突破できる事がわかっている」
ミサト「そして、EVAによるA.T.フィールドの中和も可能よ」
リツコ「ミサト!」
ミサト「この状況で四の五の言ってられないでしょ。機密保持も大事だけど、サードインパクトを起こされる方が厄介だわ」
ゴオ「よし、奴の隙を突いて気合入れてブチ割れ!」
浩一「わかったぜ、猿渡さん!」

<第4の使徒と戦闘(戦闘後/A.T.フィールド突破)>
リツコ「す、凄い…。A.T.フィールドを突破した!」
ミサト「これまで地球を守ってきたのは伊達じゃないってワケね…」
ゲンドウ「…………」

<一鷹vs第4の使徒>
一鷹「赤い部分が弱点かもしれねえ。バリアを破れるかわからねえが、狙う価値はありそうだぜ!」
アリス「私も同様の見解です。短期決戦、いきましょう!」

<一鷹vs阿麿疎>
一鷹「分析はどうだ、アリス?」
アリス「以前交戦した同型艦と差異は微々たるものです」「同様の対処法でまったく問題ありません!」
阿麿疎「他のふたりと同じだと思うなよ! 俺様の凄さを思い知らせてやる!」

<甲児vs第4の使徒>
甲児「こいつを倒さなきゃ世界が滅ぶってのか…! なんだかわからねえが、好きにさせるわけにはいかねえな!」

<甲児vs阿麿疎>
甲児「くそっ! 使徒を倒さねえと地球がやべえんだぞ! 邪魔をするんじゃねえ!」
阿麿疎「どちらにしろ人間は皆殺しだ! ここで死なずとも俺達が殺すからなぁ!」

<豹馬vs第4の使徒>
小介「豹馬さん! 分析がほとんど不可能です!」
豹馬「ちっ、これが使徒かよ…。パワーじゃひけをとらねえつもりだが、どうにも骨の折れそうな相手だぜ…!」

<豹馬vs阿麿疎>
豹馬「野郎、ただでさえ大変だって時に!」
阿麿疎「今日こそジーグを倒さないと妃魅禍様に怒られちゃうんだよっ!」
十三「悪の組織でも中間管理職は苦労するようやな、かわいそうに!」
阿麿疎「くーっ! 敵に哀れんでもらうほど、俺は落ちぶれちゃいないぜ!」

<健一vs第4の使徒>
日吉「健一兄ちゃん!」
健一「わかってる。エネルギーを一点を集中させてバリアを打ち破る!」

<健一vs阿麿疎>
健一「大将自ら艦首に立つとはよほどの自信があると見える…!」
一平「罠かもしれねえ。油断するなよ、健一!」

<シンジvs第4の使徒>
シンジ「まずは歩く事だけを…! そして…攻撃を…っ!」

<シンジvs阿麿疎>
阿麿疎「見慣れねえ顔だな。少し遊んでやろうか?」
ミサト「シンジ君、使徒以外は無理して相手する必要はないわ」
シンジ「でも、相手をするなって言ったってどうしたら…!」

<ダイヤvs第4の使徒>
ダイヤ「鉄獣とも魔獣とも違った雰囲気だ…。何だろう…この感じ…」「…いや、惑わされてたまるか! 俺の炎はこいつを倒せと言ってる!」

<ダイヤvs阿麿疎>
ダイヤ「ハニワ幻神をたらふく連れて来やがって!」
阿麿疎「こっちはご褒美がかかってんだ! 何だってやってやるぜ!」
ダイヤ「ご褒美かよ…。そんなもんのために俺達は負けるわけにはいかねえんだっ!」

<アルトvs第4の使徒>
アルト「バジュラとは違うが…こいつも生体兵器って事なのか…!」

<アルトvs阿麿疎>
アルト「あいにく母艦に突っ込むのは慣れてんだ。無茶させてもらうぜ!」
阿麿疎「この蚊トンボが…! 阿麿疎様がかわいがってやる!」

<剣児vs第4の使徒>
剣児「バリアがあるから何だってんだ! んなもん、無理矢理こじ開けてやらあ!」

<剣児vs阿麿疎>
阿麿疎「ジーグ! 今日こそ貴様を倒して銅鐸はいただきだ!」
剣児「うるせえな。そのセリフは聞き飽きたぜ!」

<鏡vs阿麿疎>
阿麿疎「ビッグシューター! こいつを落とせば、ジーグの力は半減だぜ!」
鏡「貴様の好きにはさせん。この地球も、銅鐸もすべて守ってみせる!」

<柳生vs阿麿疎>
柳生「いいかい、お前達。奴のドテッ腹に風穴を開けてやるよ!」
早乙女「おうっ!」
身堂「了解です、隊長!」
阿麿疎「蚊トンボが何匹集まろうと、この俺様は落とせないぜ!グハハハ!」

<静流が戦闘>
静流「戦力の低下は許されない…。やらなくちゃ、ゴオの分まで! 今は私が正パイロットなんだから!」

<浩一vs第4の使徒>
浩一「見てろよ、碇! 本当の正義の味方になった俺の姿を!」

<浩一vs阿麿疎>
浩一「御崎町ではお前の仲間にだいぶ世話になったからな。その借り、ここで返してやるぜ!」
阿麿疎「威勢のいい奴だな。その鼻っ柱、ぐちゃぐちゃにしてやる!」

<イクサー1(イクサー1搭乗)vs第4の使徒>
イクサー1「イクサーロボなしで勝つのは難しいかもしれません…。渚、準備をしておいて下さい」
渚「わかったわ。無理しないでね、イクサー1!」

<イクサー1vs阿麿疎>
阿麿疎「壬魔使から聞いたぜぇ、お前、見た目通り弱いんだってなぁ!」
イクサー1「あの時とは違います…。渚がいる限り、私は負けません!」

<イクサー1(イクサーロボ搭乗)vs第4の使徒>
イクサー1「命溢れるこの星を決して滅ぼさせはしません! たとえこの身が滅びようとも!」
渚「行こう、イクサー1! 私達なら、きっとあいつにも勝てるわ!」

<阿麿疎HP50%以下>
阿麿疎「くそっ…こうなりゃ、ドサクサで大空魔竜だけでも始末してやる! 行け、小火焔偶よ!」
〔敵ユニット出現〕
〔小火焔偶隊、ルルへ隣接〕

ローサ「キャプテン、邪魔大王国が白兵戦を!」
ルル「いえ、あれは特攻です! ロンゴさん、回避しつつ迎撃してください!」
ロンゴ「う…うぐっ…!」
〔小火焔偶隊、ルルへ攻撃〕
〔敵ユニット撃破〕
〔ルルに爆発〕
〔ルル、HP減少〕

ルル「きゃあああっ!?」
ローサ「どうしたの、ロンゴ! 回避運動が遅いわ!」
阿麿疎「ほう…思ったより頑丈だな。だが、弱ったところを狙えばどうかな?」
〔敵ユニット出現〕
森次「大空魔竜が危険だ! 空戦部隊は敵戦闘ポッドを!」
ルル「大空魔竜、急速後退!」
ロンゴ「ア、アイアイサー…」
ルル「ロンゴさん…?」
〔扉の開閉音〕
ナオト「ロンゴさんっ! …この人、怪我をしてるんです!」
ルル「なんですって!?」
ダイヤ「ロンゴが…!?」
ロンゴ「こ、小僧…!」
ローサ「まさか、地上に出たあの時…? ちょっと! ひどい怪我じゃない…!」
〔小火焔偶隊、ルルへ隣接〕
ジェフリー「デストロイド部隊、味方艦の援護を!」
〔大砲の発射音×2〕
〔敵ユニット撃破〕

阿麿疎「わあっはっはっは! 撃ちもらしがあったみてえだな!」「死してなお敵に突っ込む小火焔偶! いい土産話ができたってもんだ!」
〔小火焔偶、ルルへ隣接〕
ダイヤ「ルルーッ!!」
ナオト「…くっ!」
〔小火焔偶、ルルへ攻撃〕
[イベント戦闘「ルルvs小火焔偶」]
〔敵ユニット撃破〕

ナオト「舵が…動いた…! 僕でも動かせた…!」
ルル「ナオト君、あなた…?」
ナオト「ロンゴさん…」
ロンゴ「小僧…その転輪を握った以上、お前が大空魔竜だ! こいつで気合を入れな…!」
ナオト「は、はいっ!」
アリス「ロンゴさん、大丈夫なんですか!?」
ロンゴ「ああ…俺は大丈夫だ。だが、大空魔竜を動かしたのは俺じゃねえ。ナオトって小僧なんだ!」
ダイヤ「えっ、ナオトが? よせ、無茶だ! 危険だよ、ナオト!」
ナオト「ううん、僕もう決めたんだ。ロンゴさんとの男と男の約束を破ってしまったんだから、これくらいはしなきゃ…!」
〔ルル、精神コマンド「鉄壁」使用〕
森次「各機、大空魔竜を防衛しつつ敵を殲滅せよ!」

<阿麿疎撃破>
阿麿疎「くそーっ! 俺とした事がドジ踏んじまった!」
〔通信のコール音〕
〔モニターの開閉音〕

妃魅禍「阿麿疎! うぬは何をやっておるのじゃ?」
阿麿疎「ひ、妃魅禍様!」
妃魅禍「わらわに無断で大火焔偶とハニワ幻神を出撃させるなど言語道断!」「厳罰に処すゆえ、直ちにわらわのもとへ戻って参れ!」
阿麿疎「げ、厳罰! 本当ですか!?」(け、蹴ってもらえるかもしれないな…。うへへ…)「今すぐ帰ります! 厳罰をお願いしますっ!」
〔敵ユニット離脱〕
剣児「やっと帰りやがったか」
森次「邪魔大王国の作戦目的が見えん。警戒すべきだな」

<第4の使徒撃破>
〔第4の使徒、回復〕
一鷹「な、なんだ? 再生してるってのか!?」
ミサト「やはりコアを破壊しなければ使徒殲滅はかなわないか…!」
リツコ「シンジ君、コアを狙って。フィールドを中和しつつ組み付けるのはあなたしかいないわ」
シンジ「そんな…! LOTUSの人でも無理な事を僕が…!」
浩一「待った! その役目、俺がやる!」
山下「あの馬鹿…」
シズナ「また始まりよったで…」
浩一「碇! お前、碇だろ!?」
シンジ「えっ…早瀬先輩!? どうして!?」
浩一「ま、まあその…色々あってな。それよりお前が転校する時、挨拶を無視しすまなかった」「だから、お詫びをさせてくれないか?」
シンジ「え…」
浩一「俺がお前の代わりに活路を開く。そうすりゃ碇は怖い思いをしなくてすむ。NERVの人これでいいだろ?」
ミサト「そ、それは…」
シンジ「いえ…僕がやります…」
浩一「碇、お前…」
シンジ「怖いですけど…まだ、よくわかりませんけど…僕が父さんから…言われた事だから!」「おおおおおっ!」
〔第4の使徒、シンジへ攻撃〕
[イベント戦闘「シンジvs第4の使徒」]
第4の使徒「………」
シンジ「うわあぁぁぁぁぁーっ!!「………」

〔シンジに爆発〕
浩一「碇!!」
マヤ「生命維持に問題発生!」
ミサト「状況は!?」
マヤ「シンクログラフ反転、パルスが逆流しています!」
リツコ「回路遮断、せき止めて!」
マヤ「ダメです! 信号拒絶…、受信しません!」
ミサト「シンジ君は!?」
マコト「モニター反応なし。生死不明!」
シゲル「初号機、完全に沈黙!」
リツコ「ミサト!?」
ミサト「ここまでね…。作戦中止、パイロット保護を最優先! プラグを強制射出して!」
マヤ「駄目です、完全に制御不能です!!」
ミサト「なんですって!?」
[イベントデモ「EVA初号機、暴走」]
〔味方ユニット離脱〕
〔第4軍ユニット出現〕
〔EVAの咆哮〕

EVA初号機「ウオオオオオオオオッ!!」
一鷹「あいつ、大丈夫だったのか!?」
マヤ「EVA、再起動! …そんな動けるはずありません!」
ミサト「まさか…」
リツコ「暴走…!?」
〔EVAの咆哮〕
EVA初号機「ウオオオオオオオッ!!」
冬月「…勝ったな」
〔EVA初号機、第4の使徒へ攻撃〕
[イベント戦闘「第4の使徒vsEVA初号機」]
〔使徒殲滅〕
〔敵ユニット撃破〕

マコト「使徒…殲滅…」
豹馬「な、なんて奴だ…。一方的じゃないか…!」
アルト「あの動き…まさに獣…」
森次(エヴァンゲリオン…まだまだ隠された秘密が多いようだな)
マヤ「EVA初号機、完全に活動停止しました!」
ミサト「大至急回収して! パイロットの救出を急いで!」
〔第4軍ユニット離脱〕
※※まだ阿麿疎健在の場合、セリフ追加※※
阿麿疎「目障りな奴が2匹消えやがったか! こいつは都合がいい!」
剣児「逃げずにいた事だけは褒めてやるぜ。正直、俺もびっくりしてんだからな」
森次「LOTUS各機へ。最大の脅威は排除された。残存敵勢力を掃討せよ!」
一鷹「了解!」


<敵全滅・勝利条件達成>
山下「レーダー、センサーともに反応ありません。戦闘終了ッス」
一鷹「使徒…か。説明も急だったし、わからねえ事が多すぎだぜ」
アルト「それだじゃない。あのエヴァンゲリオンの急変ぶり…まるで鏡獅子だ」
鉄也「こうなった以上、はっきりさせてもらいたいもんだな」
〔通信モニターの開閉音〕
石神「そんな君達の疑問を解決しようじゃないか」
森次「では、NERVへ?」
石神「構いませんよね? 碇司令」
ゲンドウ「…ああ。葛城二佐、手配を頼む」
ミサト「わかりました」
冬月「いいのか、碇? 連中をジオフロントンい入れれば上がうるさいぞ」
ゲンドウ「構わん。シナリオから大きく外れねば文句は言うまい」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

日本エリア
NERV本部/病室
シンジ「知らない天井だ…」「ここ、どこだろう…? いつのまにベッドに寝かされて…」
〔扉の開閉音〕
浩一「おおっ! 気がついたか、碇!」
シンジ「え…?」
一鷹「よかった…。二度と起きねえかと思ったぜ」
シンジ「は、早瀬先輩…それに南雲先輩。どうしてここに…」
浩一「どうしてって…さっき一緒に戦っただろ? 憶えてないのか?」
シンジ「あ…そうか…。僕はEVAに乗って…」
ミサト「奇妙な縁もあったものね。シンジ君のお友達がふたりもLOTUSにいたなんて」
カトル「僕もまさかと思って調べたんですけど…」
シンジ「あっ、使徒は…。使徒はどうなったんですか?」
一鷹「お前が倒したんじゃねえか…。もしかして、憶えてねえのか?」
シンジ「はい…。いつの間にか気を失ったみたいで…」
カトル(気を失ってた? だとすると、システムがパイロットを操ったってわけでもないのか…)
浩一「そっか、憶えてねえのか。その方がいいぜ。俺みたいに下手に暴れた記憶があると、後々つらいからな」
ミサト「シンジ君が気を失った後もEVAが動いたのはなぜなのか、それについては現在調査中よ」「でも、それ以前の戦いぶりはぶっつけ本番にしては上出来だったわよ、シンジ君」
シンジ「…………」
浩一「ん? どうした?」
シンジ「…思い出したんです。使徒に攻撃された時、死ぬかと思った…。もうあんな怖い思いはしたくない…」
ミサト「シンジ君…」(事情もわからないままEVAに乗せられて、いきなり実戦ですもの。怖がるなって方が無理よね…)(でも、彼にはこれからも戦ってもらわなくちゃならない…)「ねえ、シンジ君。起きられる?」
シンジ「え? は、はい…」
ミサト「それじゃ、ちょっち付き合ってくれる? お友達も一緒にね」

???
SEELE「第4の使徒襲来とその殲滅、そして3番目の子供の接収、およびEVA初号機の初起動…」「LOTUSの動き、そして3番目の子供への影響を除けばおおむね既定通りだな」
SEELE「初号機本体の膨大な修理費用も予定外だがね」
SEELE「凍結された零号機と比べれば、さして問題ではなかろう」
SEELE「多少不具合でも、第5の使徒出現時にまた役立てばよい」
ゲンドウ「ご心配なく。初号機の実戦配備に続き、2号機と付属パイロットもドイツにて実証評価試験中です」
SEELE「3号機以後の建造も計画通りにな…」
SEELE「NERVとEVAの適切な運用は君の責務だ。くれぐれも失望させぬように頼むよ」
SEELE「さよう。使徒殲滅はリリスとの契約のごく一部に過ぎん」
SEELE「人類補完計画、その遂行こそが我々の究極の願いだ」
ゲンドウ「わかっております。すべてはSEELEのシナリオ通りに…」

NERV本部/司令室
冬月「まさに『おおむね』既定どおりだな」
ゲンドウ「大筋こそ変わっていないが、死海文書に記されていない13の不確定要素が存在する」
冬月「さすがに無理はできんか。手は考えてあるのか?」
ゲンドウ「初号機をLOTUSに出向させる。あの部隊ならばSEELEの意向も反映されにくい」
冬月「連合や旧OZよりはな。しかし、それではスケジュールはどうする?」
ゲンドウ「構わん。かのシナリオは我々に開示されている情報から推測するだけでも歪みがある」「その正体が確認できねば…!」

第3新東京市/丘の上
ミサト「…どう? 立派な街並みでしょう?」
シンジ「はい」
ミサト「これが第3新東京市、私達の街よ。そして、あなたが守った街」
シンジ「僕が…守った…」
カトル「そうですよ、シンジ君。君が戦ってくれたからこの景色があるんです」
シンジ「僕がいなくてもLOTUSの皆さんがいたじゃないですか」「結局、どうやって倒したかもわからないままですし…」
一鷹「それでも、だ。記憶は曖昧かもしんねえけど、使徒を倒したのはお前さ」
浩一「俺を助けたのものな。碇が止めてくれなかったら、俺が今頃ひでえ目に遭ってたんだ」「ありがとうな、碇」
シンジ「え…」
ミサト「お願い、シンジ君。この街を…いえ、世界を守るために…あなたの力を貸してちょうだい」「EVAにはあなたが必要なのよ」

NERV本部/司令室
レディ「人類の脅威ダリウス軍に対抗するために建造が始まったエヴァンゲリオン、そして第3新東京市…」「実際には、そのすべてが使徒に対する対抗するためのものだった、と…?」
冬月「15年前のセカンドインパクトに前後してダリウス軍の情報がもたらされた…」「予算を集める建前としてはちょうどいい口実ではないか?」
レディ「確かに我々…いえ、当時の国連もまた同時期にダンクーガの開発援助やアルマ配備を進めていました…」「まさか、それも同じ目的で…?」
冬月「少なくともイゴール・コンツェルン…F.S.にはその意図はなかったと思うがね」
ゲンドウ「ああ。先の戦闘でダンクーガは現れなかった」
冬月「我々とて計画の全容を知っているわけではないのだよ」「20年前に加藤機関の暗躍が始まり、セカンドインパクトからの復興に乗じて『向こう側』の技術が世に広まった…」「その事は君も知っているだろう?」
ゲンドウ「結果、様々な機動兵器が開発された。実用に耐えうるモビルスーツの開発…紛争を長引かせていたダンクーガ…」「すべてはロゴスの思惑通りだろうが、その裏にどれだけの他社の意思があるか把握などできん」
レディ(ロゴスの存在までつかんでいたか、この男…)「では、教えていただきたい。使徒とは何なのか…そして、なぜエヴァンゲリオンはを出向させるのか」
ゲンドウ「使徒を倒せぬ限り我々に未来はない。君に開示されている情報の通りだ」「そして使徒殲滅こそがNERVの使命。その上でLOTUSは使徒に対抗し得る事を証明してみせた」「我々はもっとも勝率の高い鳳凰をとっているに過ぎんよ」
レディ「凍結中の零号機だけではNERV本部の防衛が不十分なように思いますが?」
ゲンドウ「ドグマの件…知っていたか」
レディ「…一部は独自の調査によるものです」
ゲンドウ「ならば、君が感知していない情報がある事もわかるはずだ。私はそれに則って判断をしているに過ぎない」「初号機の出向については問題ない。零号機も凍結が解除され次第出港させる。以上だ
レディ「しかし、最後の暴走状態を見る限り、どうも不安定なように見えました」「LOTUSでの運用には問題がない事を確認したいのですが」
リツコ「EVAの信頼性については私から説明させていただきます」
レディ「よろしく頼む、赤木リツコ博士」
リツコ「申し訳ありませんが、初号機の暴走についてはこちらでも調査中です」「そして、エヴァンゲリオンの特性上、暴走は避けては通れないリスクです」
レディ「パイロットに負担をかけ、制御不能に陥るくらいなら、無人化する事はできないのですか?」
リツコ「モビルドールのように…ですか?」
ゲンドウ「パイロットが乗らねば、A.T.フィールドの展開は不可能だ」「そしてそのA.T.フィールドだけは使徒のA.T.フィールドを中和し、近接戦闘に持ち込む事ができる」
リツコ「使徒がいかなる特性を持って現れるかわからない以上、A.T.フォールドは対使徒における最低限の備えです」
レディ「NERVの使命…使徒を倒すための措置というわけか」「わかりました。では、エヴァンゲリオン初号機とご子息をしばらくお預かりします」
〔通信モニターの開閉音〕
冬月「恐るべしはプリベンター、か。それともこちらの内部にリークしている人間がいるのか…」
ゲンドウ「彼女は敵ではない。どう動いたところで問題はない」「それに、おそらく…彼女に情報を提供しているのはあの男だ」
冬月「…なるほどな」

JUDA/社長室
石神「ようこそ、碇シンジ君! それに葛城ミサトさん! ふたりを心から歓迎するよ!」
〔クラッカーの音〕
ミサト「ありがとうございます、石神社長。これからLOTUSのお世話になります!」
シンジ「よ、よろしくお願いします」
浩一「また一緒にやれて嬉しいぜ、碇!」
シズナ「なんや、この子、早瀬の知り合いなんか?」
シンジ「は、はい。一緒に中学校でした」
石神「そして、改めてみんなに紹介しよう! 大空魔竜の48人目のクルー、ハヤミ・ナオト君だ!」
ナオト「ロンゴさんが元気になるまで…大空魔竜の操舵手を…その…」
ピュリア「あーもう、はっきりしねえ奴だな! ロンゴからグリッター託されたんだろ? シャキっとしやがれ!」
ナオト「大空魔竜の操舵手を務めさせていただきますっ! よろしくおねがいしますっ!」
ダイヤ「ナオト、結局巻き込んじまったな。よろしく頼むぜ!」
ナオト「うん!」
オズマ「青いのがどんどん入ってきやがるな」
ゼクス「そう思うなら鍛えてやってはどうかな?」
オズマ「外様の俺達が大きな顔できるかよ。あんただって、でかい顔するつもりはないんだろ?」
アリス「そんな事、この部隊では気にする必要はないようですよ」「ほら、みなさんもう打ち解けていらっしゃいます」
ミサト「ウチの子がお世話になりまーす」
シンジ「ど、どうも…」
甲児「何してんだよ、ほら! 縮こまってねえで、こっち来いよ!」
カトル「みなさん、いい人達ばかりですよ。きっと気の合う友達だってできるはずです」
ナオト「さ、さっきは凄かったです。ええと…碇先輩」
シンジ「先輩? 僕が…先輩…」
静流「ナオト君もシンジ君もかわいい顔してるわね。守ってあげたくなるタイプね」
シズカ「おや、あっちの男は諦めたのかい? さすがに一回り違うと問題があるよ」
静流「そういう意味で言ったんじゃないわ。シズカさん、もしかして欲求不満なの?」
シズカ「あたしは大丈夫さ。心配なのは静流、あんただよ」「慣れないゴーダンナー、あからさまにカラ元気なあの男…それに加えて杏奈の特訓相手だろ?」
静流「…私を誰だと思ってるの? これくらい何ともないわ」
石神「さて、諸君。LOTUSも大所帯になって、お互い名前も知らないメンバーがいるんじゃないかと思う」「そこで…だ。メンバー同士の親睦を深めるためにも歓迎会をやろうじゃないか!」「そして、その席で各自、何か隠し芸をする事!」
城崎「隠し芸…?」
山下「あ~、やっぱりか…」
森次「…………」
石神「歓迎会は今夜開催するからね。緒川君、会場の手配を頼むよ」
緒川「わかりました」
石神「それじゃ諸君、準備を始めたまえっ!」
アリス「なんだか、おかしな事になってしまいましたね…」
一鷹「隠し芸か…。俺、テーブルマジックもテーブルクロス引きもできねえぞ…」

JUDA/ショッピングモール
浩一「すげぇよな。社内に商店街まであるだなんて」
山下「JUDAは世界トップシェアの医療機器メーカーだからね。社員の福利厚生兼機密保持のためさ」
美海「食事も買い物も全部ここですむから外に出なくてもいいのよね」
一鷹「雑貨屋まであるのか。嗜好品まで揃えてるんじゃ、確かに不満は出ないかもな」
レイチェル「隠し芸グッズならやっぱりココね! 衣装にメイクセット、銀ラメの靴も買わなきゃ!」
十三「銀玉鉄砲も売っとるな。どや、これで何かでけへんかな?」
ミシェル「俺達が射撃の腕を披露しても隠し芸にはならねえよ」
十三「そやな…普段見せてへん意外な特技やないとあかんか」
ピュリア「おい、アルト。お前、このミニスカコップのコスプレ、似合うんじゃねえか?」
アルト「ふざけるなっ! 誰がそんな格好するか!」
シズナ「スパンコールのスーツに蝶ネクタイ、それにハリセン…っと」
ナオト「シズナさん、漫才やるんですか?」
シズナ「な、なんでわかった!?」
ボス「いや、バレバレだろ、そんな物買ってたら…」
シズナ「くそーっ! バレたからには他のアイディアを考えるしかない!」「行くで、イズナ!」
イズナ「あっ、待ってよ、姉さん。僕達には漫才しかないじゃないか!」
めぐみ「手裏剣は自前のものがあるからいいとして…あとは的になりそうなものよね…」
柳生「居合い斬りで使う巻き葉の代わりになりそうな物は、と…このカーペットなんか良さそうね」
浩一「やれやれ…みんな、たかが隠し芸に何を必死になってんだよ。適当に歌でも歌えばいいのに…」
山下「甘いね、早瀬!」
レイチェル「そんなヌルい考えじゃ、社会に出てから出世できないわよ」
浩一「ええっ…? じゃ、じゃあ山下は何やんの?」
山下「それは内緒。もう準備はできてるけどね」
浩一「えっ、マジ?」
城崎「あの、早瀬君…」
浩一「あ、城崎!」
城崎「私の隠し芸を手伝ってもらえませんか?」

JUDA社員寮/特設ステージ
石神「え~、それではLOTUSの新メンバー歓迎会を始めたいと思います!」「まずはみんなの健康とLOTUSの活躍を祈って…乾杯っ!」
一鷹「かんぱーいっ!」
ミサト「ゴキュッゴキュッ…プハ~~~ッ!! かぁ~っ! このために生きてるって感じよね!」
シンジ「ミ、ミサトさん…」
石神「では、さっそく隠し芸いってみようか!」
山下「んじゃ、僕からね!東海道本線の全駅を暗唱します! 東京、新橋、品川、川崎…」
小介「セカンドインパクト前の東海道本線か…。なかなかマニアックなチョイスですね」
シズナ「次はウチらの出番や! ほな、行くで!」
イズナ「はい、どーもー。イズナでーす!」
シズナ「シズナでーす! いやー、ウチら双子で頑張っとるわけなんやけどね…」「よく言われるんですわ、ウチが男で、イズナが女やないかって」
イズナ「うんうん」
シズナ「そらウチはガラ悪いし、出るとこ出とらへんし、ガニマタ歩きやし…」「男に間違われてもしゃあないけども…」
イズナ「うんうん」
シズナ「否定せんかい、このボケェ! 低空ドロップキーック!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

イズナ「うわわ…っ!」
シズナ「うおりゃあああ! ジャンピング・パイルドライバーッ!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

イズナ「ぐえぇっ!」
ノイン「こ、これはいったい何なんだ…?」
美海「どつき漫才とプロレスを融合させたデスマッチ漫才だそうです」
牧「すぐにケガの治るファクターならではの芸だな…」
石神「では続きまして、レイチェル・キャルヴィンVS北小介! 天才少年少女対決と参りましょう!」
レイチェル「負けないわよ、小介!」
小介「僕だって!」
緒川「出題は、全国院生クイズの過去10年間分から行います。第1問。超伝導の発…」
レイチェル「ヘイケ・カルメリング・オンネス!」
緒川「正解! 第2問。恒星の絶対等級と…」
小介「ヘルツシュプルング・ラッセル図!」
緒川「正解!」
レイチェル「やるわね、小介!」
小介「あなたこそ! でも、本当の勝負はこれからですよ!」
アルト「問題を最後まで聞かずに答えてやがる…」
鏡「おそらく、過去問題すべてが頭に入っているんだろうな」
ミシェル「マジかよ…」
石神「続いては城崎絵美さんのマジックショー! アシスタントは期待のルーキー、早瀬浩一君です!」
美海「がんばって、絵美ちゃん! 浩一君!」
浩一「おう、任せとけ!」
城崎「それではただいまより、早瀬君の体を切断します!」
石神「人体切断マジックか…。本格的だねえ…」
さやか「絵美ちゃん、いつの間にあんな大ネタを仕込んだのかしら…」
城崎「この通り、タネも仕掛けもありません!」
浩一「おい、城崎! そのままやったらマジで切断されるだろ!?」
城崎「安心してください」「以前見たテレビ番組では箱をつなげば、あら不思議。。切れた体も元通りになってました」
浩一「そ、それにはちゃんとした仕掛けがあるんだ! やえろ、城崎っ!」
一鷹「いや~、迫真の演技だな、浩一!」
浩一「違う! 縁起じゃない! 助けてくれぇぇぇぇっ!」

山下「どう、碇? LOTUSの雰囲気にはだいぶ慣れた?」
シンジ「はい。みんな楽しい人ばかりみたいで…」「でも、こんな催しがあるだなんて驚きました。その…」
山下「ちょっとふざけてる、と思った?」
シンジ「…はい…」
山下「僕達の仕事にミスは許されない。成功して当たり前、失敗すれば非難を浴びる…」「人によっちゃあ、割に合わない仕事だと感じるかもしれない。でも、僕達にしかできない事なんだ」「…社長の受け売りだけど、必要だと思うんだ、こういうのって」
ミサト「いたわね、シンジ君。楽しんでる?」
シンジ「あ、はい」
ミサト「だいぶ、辛気臭いのは抜けたみたいね。そいじゃ、その調子でパァ~ッと騒ぎましょ!」
山下「捕まっちゃったな。それじゃな、碇」
シンジ(葛城ミサトさん…それにLOTUS…か。みんな悪い人じゃないんだ…)
ミサト(ちと、わざとらしくはしゃぎすぎたかしら…?)(でも、この雰囲気ならそれもアリよね。見透かされてたって…ね)
山下「そういや、森次さんを見ないな…。どこいったんだろ?」
アルト「どうした、山下?」
山下「わっ! …って、早乙女さんか…。びっくりさせないで下さいよ」
アルト「勝手にびっくりしただけのクセに何言ってんだ。森次さんなら…」
森次「私に何か用か、山下?」
山下「森次さん! もう、せっかくの歓迎会なのにいないだなんてひどいじゃないッスか」
森次「桐山重工から招待状が届いた。新型機の発表会をするそうだ」
山下「桐山重工が…? 新型アルマですか?」
森次「…おそらくな。社長の桐山英治氏は『歴史が変わる』と豪語していたよ」
山下「えっ?」
森次「では、私は石神社長に報告をしてくる。山下もハメをはずし過ぎないようにしておけ」
山下「は、はいっ!」
森次(…さて、英治が動くのであれば…)
【シナリオエンドデモ終了】


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