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No.04
砕け散る希望

【シナリオデモ1開始】
地球圏エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴99.6.25、航海日誌…」「結局、倒産の危機は続く…。前回の依頼は経費の分だけ赤字という最悪の結果に終わった」「親父はフリーマンって人に追加の報酬を請求すると言ってるがどうも望み薄らしい」「ギャラもそうだが俺はウチの中での俺の扱いにどうにもこうにも納得できない」「こんなことなら家出してナデシコに乗り込み、火星へ行くべきだった」「人類の太陽系進出の拠点だった火星…」「トレイラーとして一度は行っておくべき場所の一つだ」「ホリスの話では太陽系の惑星は旧世紀には9つだったらしい」「でも、一番端の…名前は忘れたがその星が惑星から落選して今では8つということになっている」「太陽系はその星の公転軌道分だけせまくなったが宇宙はやっぱり広い。いつかは旅に出たいものだ」「…とロマン溢れる話より今は目の前の倒産の危機だ。親父の交渉術に期待する…と」

ヴァルストーク/ブリッジ
フリーマン「…状況は理解した、ブレス。まずは依頼達成の労をねぎらわせてもらおう」
ブレス「お前の色気のない感謝の言葉よりキャッシュの方がトレイラーには喜ばれるぞ」「…というわけで、少しぐらいどうにかならんか?」
フリーマン「あいにくと外宇宙開発機構は宇宙開発公団の一部門であり私の私設組織ではない」「その予算については公団総裁の承認を得ないことには自由に使うことは出来ない」
ブレス「公団の総裁とはまさか…」
フリーマン「そうだ。君も知る大河幸太郎だ」
ブレス「あのゴールドタイガーとこんなところでぶつかることになるとはな…」
フリーマン「彼と君とは追う者と追われる者の関係だった時もあったな」
ブレス「他人事のように言うなよ。お前さんも俺を追っていたチームの一人だったじゃないか」
カズマ(ふうん…その大河って人も親父の昔の知り合いなのか…)
デュオ(へえ…特殊任務部隊ID5とトレイラー『タカの目』の対決か。そりゃ見ものだったろうな)
ブレス「…だが、今の俺はヴァルストークファミリーの代表だ」「過去のことは忘れる。あいつに頭を下げろと言われればその通りにしよう」
フリーマン「そこまで悲壮な覚悟は必要ない。君はトレイラーらしく依頼をこなして正当な報酬を得ればいい」
ブレス「すると…?」
フリーマン「地球に来る前に一つ君達に頼みたい仕事がある」
カズマ「何だよ! 人が悪いな、フリーマンさん! 最初からそう言ってくれよ!」
フリーマン「だが、今度のミッションは前回のお芝居よりも格段に困難なものになるだろう」
ホリス「いただけるものさえいただければ、どんな依頼でもこなしてみせましょう!」
ノアル「もしかして、チーフ…そのミッションてのは俺達も参加するのか?」
フリーマン「当然だ。元々はスペースナイツが受けるべき任務なのだからな」
ノアル「…やっぱり、そうなるのかよ…」
Dボゥイ「スペースナイツの任務ということはオービタルリングのラダムに関係するのか?」
フリーマン「…先日、軍の情報局と国連事務局の共同作戦でオービタルリングの調査が行われた」「ノアル、アキ…君達が行った第20ブロックの調査はその予備段階だったのだ」
ノアル「なるほどね。俺達は道案内役だったってわけだ」
デュオ「スペースナイツ主導ってことは前回は成り行きで戦ったけど俺達は留守番でOKだな」
フリーマン「そうはいかないな、デュオ・マックスウェル君。通信を代わろう」
デュオ「え…?」
レディ「デュオ、カトル…久しぶりだな」
カトル「レディさん…! どうしてフリーマン司令といっしょにいるんです?」
レディ「組織の改変があってな…」「スペースナイツとプリベンターは本部をGアイランドシティに移すことになったのだ」
フリーマン「そういうことだ。この通信もGアイランドシティから中継でそちらに送っている」
デュオ「もしかして、プリベンターとスペースナイツが合併するのか? で、名前はスペースプリベンター?」
レディ「その件についてはお前達が地球に帰還してから話そう」「だが、少なくともお前の提案した名前だけは不採用だ」
デュオ「ちぇ…。とりあえず、俺達が調べた例の件の報告は地球でするぜ」
レディ「あの美人…もしかして聖女レディ・アン?」
カトル「ええ…革命戦争でコロニーと地球の橋渡し役をしたレディ・アンさん……」「今はプリベンターの司令…つまり、僕達の上司なんだ」
ブレス「久しぶりだな、ミズ・レディ。相変わらずの美しさだ」
レディ「相変わらずだな、キャプテン。こちらのメンバーが世話になっている」
ブレス「いやいや…さすがは君の部下だ。優勝な人員をそろえておいでだ」
デュオ(よく言うぜ…! 食事の支度や掃除ばかりさせて優秀も何もあるもんかよ!)
カズマ(まあまあ、デュオ…お前の掃除能力は俺達、認めてるぜ)
デュオ(ちっともうれしくねえよ…!)
レディ「デュオ、カトル…今回の調査にはプリベンターも協力し、ノインも調査団に参加したんだ」
デュオ「つまり、俺達も無関係ではないと言いたいわけね…」
レディ「そういうことだ。このミッションにはプリベンターとして参加してもらう」
カトル「その一団はオービタルリングの何を調べに行ったんです?」
フリーマン「ラダムの生態調査と生き残った人員の救出だ」
カズマ「オービタルリングに生き残りがいるのかい!?」
フリーマン「ああ、そうだ。無人偵察機がリング内の生体反応を記録してきた」「そこで我々の派遣した調査団はその救出に向かったのだがラダムの攻撃で壊滅…」「そして最後に送られてきた映像がこれだ」
〔モニターの開く音〕
Dボゥイ「これは…!」
ミヒロ「テッカマン…? でも、Dボゥイさんとは形が違うみたいだけど…」
カズマ「じゃあ、こいつが…!」
Dボゥイ「テッカマンダガー…ラダムの手先だ」「奴ならばこちらに察知される前に撃墜することも出来るはず…。それなのに撮影を許すとは…」
ブレス「挑発…あるいは挑戦か」
Dボゥイ「ブレス艦長、オービタルリングに向かってくれ。奴はそこで俺を待っている」
ブレス「落ち着くんだ、Dボゥイ。宇宙では軽はずみな行動やスタンドプレイは死につながる…」「君もスペースマンならばそれは理解しているだろう?」
Dボゥイ「う…」
シホミ「お父さん…Dボゥイさんの過去を知っているの…?」
ブレス「…彼の身のこなしはスペースマン特有のものが見られる。そこから推論したまでだ」
Dボゥイ「………」
ブレス「フリーマン、依頼の詳しい内容を聞かせてくれ」
フリーマン「わかった…。報酬については40000Gを用意しよう」
ブレス「おっと…額については依頼の内容を聞いてからだ」「この前のようにどんなワナが隠されているかわからないからな」
Dボゥイ(ダガー…俺を誘っているのか…)
カズマ(………)
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方ユニット出現〕
ノアル「…で、まずは俺達が先行偵察ね。うちのチーフもブレス艦長も人使いが荒いぜ」「あの手の世代ってのはみんな、こういうもんかね」
アキ「文句を言わないの、ノアル。こういう任務は小回りの利くブルーアース号が適任でしょう」
ノアル「ま…内部の調査はDボゥイに任せるとして、俺達は周辺の警戒につきますか…」「アキ…索敵、頼むぜ」
アキ「ラーサ! …Dボゥイ、準備はいい? オービタルリングに着くわよ」
Dボゥイ「ああ、やってくれ」
???(カズマ)(さあ…ついにオービタルリングに上陸だ。胸が高鳴るぜ…!)
〔ノアル、前進〕
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

地球圏エリア
ヴァルストーク/ブリッジ
アカネ「ブルーアース号が先行して調査…。何かあったら、あたし達も出動か…」
シホミ「このまま何もなければいいんだけどね…」
アカネ「そうもいかないんじゃない? 相手はあのラダムだからね」
シホミ「………」
アカネ「どうしたの、お姉ちゃん…?」
シホミ「うん…あのダガーっていうテッカマンを見た時のDボゥイさんの目が気になって…」
アカネ「…フォーリン・ラブ?」
シホミ「…冗談じゃなくて、あの時の彼の目…」「何だか怒りや憎しみの奥にもっと複雑なものがあったように見えたの…」
アカネ「お姉ちゃんの人間観察眼は確かだからね」「…やっぱり、あいつ…あたし達に言えない秘密があるんだろうね…」
ホリス「 そういう影のあるところに乙女はズキューンと来るものですね」
アカネ「…あんたももうちょっとそれっぽい所を見せたら? 連合大学卒のインテリさんなんだし…」
ホリス「シホミさんが、そういう男性が好みなら考えますよ」
シホミ「ふふ…私とアカネちゃんの理想が高いのは知っているでしょう、ホリスさん?」
ホリス「ええ…私も同じですよ。その方に近づくためにトレイラーに就職したんですからね」
デュオ「やれやれ…緊張感に欠ける連中だ」
ブレス「そうでもないさ。四六時中、緊張していたら神経がもたない…」「気を抜ける時はとことんリラックスというのがこの手のミッションの鉄則だ」
デュオ「それもトレイラーの心得かい?」
ブレス「俺の哲学だ」
デュオ「…そいつはどうも。俺も見習わせてもらうぜ」
カトル「…ノインさん、無事だろうか…」
デュオ「あの人だって相当の修羅場をくぐってきてんだ。そう簡単にはやられはしねえよ」
ブレス「…確かに調査団は壊滅したが全滅したとは限らんさ。今はノアル達の報告を待とう」
〔扉の開閉音〕
ミヒロ「…お兄ちゃん、来てないよね?」
アカネ「どうしたの、ミヒロ? カズマ、いないの?」
ミヒロ「うん…私達、ヴァルホークで待機のはずなのに…」
ブレス「ホリス!」
ホリス「あちゃ~…カズマさん用の船外活動服が持ち出されています」
ブレス「あいつめ…勝手なまねを!」

オービタルリング/内部
カズマ「待ってくれよ~Dボゥイさん!」
Dボゥイ「…お前が勝手にブルーアース号に乗り込んで俺についてきたんだ。待つ理由はない」
カズマ「そう連れないこと言わないでくれよ。宇宙での船外活動なら俺、そこそこ自信があるからさ…」「だから、ノアルさんとアキさんも俺がついていくのを許してくれたんだろ?」
Dボゥイ「お前はあくまで連絡要員だ。もし、ラダムが現れても俺にお前を守る余裕はない」「それにここには奴も…ダガーもいるんだ」
カズマ「そんなことはわかってるよ。俺だってガキじゃないんだからさ」
Dボゥイ「いや…ただのガキだ。親父さんの苦労がわかる…」
カズマ「何だよ…随分と親父の肩を持つじゃないかよ…」
Dボゥイ「父親の考えを理解していないお前はガキだと言ってるんだ」
カズマ「どうせ、俺は『タカの目』の出来損ないの息子さ…」
Dボゥイ「………」
カズマ「…俺がヴァルホークのパイロットをやってるのだって他のことはからっきしだっただけさ…」「姉ちゃんみたいに冷静沈着でもないしチイ姉みたいに抜群の射撃センスがあるわけでもない…」「ミヒロのオペレーションがなけりゃパイロットとしてもはっきり言って二流レベルさ」
Dボゥイ「だから、こうやって勝手な行動で憂さ晴らしをしているのか?」
カズマ「違う! 少しでも依頼の役に立って、親父を見返してやりたいんだ!」「そして、認められたいんだよ! 『タカの目』の息子としてよ!」
Dボゥイ「…随分と雄弁だな」
カズマ「こんなこと…話すつもりはなかったさ…」「だけどよ…あんたの目を…その何かを背負ってる目を見てると何だか胸の内を語りたくなってよ…」「それに…」
Dボゥイ「…心細くなったんだろう?」
カズマ「は、はっきり言うなよ!」
Dボゥイ「! 伏せろ、カズマ!」
〔銃声〕
カズマ「ラ、ラダムの襲撃か!」
???(バーナード)「落ち着きな、坊や達。ラダムが銃を使うかよ…?」
カズマ「あ…そっか…!」
バーナード「それにさっきのは威嚇射撃だ。当てるつもりはない」
陽子「何だよ…待望の救援かと思ったらたった二人…。それも一人はガキかよ…」
ノイン「待て、美剣。こちらの青年…スペースナイツの資料で見たことがある」
カズマ「あんたらは…いったい…?」
バーナード「俺の名前はバーナード・オトゥール、連合軍の軍曹…オービタルリング守備隊の隊長殿だ」
カズマ「じゃあ、あんたがリングの生き残りの人間か…!」
バーナード「まあな…仲間も何人かいたが、この数ヶ月で俺だけになっちまったよ」
ノイン「私はルクレツィア・ノイン。オービタルリング調査団の一員で所属はプリベンターだ」
陽子「美剣陽子…。同じく調査団の一員でファイタースコードロンの隊長だ」
カズマ「ファイタースコードロン?」
バーナード「バードマン中隊のことだ。こんな基本用語も知らねえとは坊や…軍人じゃねえな」
カズマ「ああ、そうだよ! 俺はトレイラーのカズマ・アーディガン…」「あんたらの救出を依頼された者だ」
バーナード「やれやれ…トレイラーの坊や二人をよこしただけとは、どうやら俺達は完全に見捨てられたようだな」
カズマ「やいやい…俺はともかく、こちらは泣く子も黙るDボゥイだぞ!」
ノイン「Dボゥイ…! スペースナイツのテッカマンブレードか…!」
陽子「こいつが、あの…」
Dボゥイ「………」
バーナード「あんたの噂はリングにこもっていた俺の耳にまで届いている。だが、こんな坊やだったとはな…」
Dボゥイ「…あんた達の他に生き残りは?」
ノイン「守備隊とリングの居住者はバーナード軍曹を残して全滅。調査団も私と美剣隊長を残して…」
陽子「全てはあの野郎が来たからだ…!」
Dボゥイ「…ダガーか?」
陽子「ああ、そうだ…! あのテッカマンのおかげで俺の中隊も全滅した…」「あの野郎は俺の仲間を笑いながら殺していきやがった…! 奴は…奴だけは許さねえ!」
???(フリッツ)「…随分と喜んでいただいたようでこちらとしても嬉しいよ」
カズマ「誰だ!?」
フリッツ「久しぶりだな、ブレード…」
Dボゥイ「フリッツ…! やはり、お前か!」
フリッツ「…懐かしい名だ。だが、その名はもはや過去のもの…。そうだろう、ブレード?」
Dボゥイ「貴様ぁっ!」
カズマ「も、もしかして、こいつ!?」
フリッツ「裏切り者、ブレード! 貴様はこの手で八つ裂きにしてくれる!」
カズマ「こいつ…やっぱり!」
バーナード「どけ、坊や! この兄ちゃんは人間じゃねえ!!」
〔機関銃の銃声〕
フリッツ「テックセッターッ!」
Dボゥイ「くっ!」
〔光の放射音〕
〔画面、緑に発光〕

ダガー「裏切り者、ブレード! ラダムを裏切った罪、その身で償うがいい!!」「おして、貴様に負わされたこの顔の傷の屈辱、その身に倍にして返してくれる!」
陽子「こいつだ! こいつが俺の部下達を!!」
バーナード「れろ、坊やに嬢ちゃん!」
〔機関銃の銃声〕
ダガー「無駄だ! その程度の攻撃が通用するか!」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
〔画面、フラッシュ〕

バーナード「ぐっ!」
ノイン「大丈夫か、軍曹!?」
バーナード「破片がかすっただけよ! ここは俺が食い止める! 嬢ちゃん達は自分の機体に乗れ!」
陽子「すまない、バーナード軍曹! 任せる!」
ダガー「どうした、ブレード! テックセットして、この私と勝負しろ!」
Dボゥイ「いいだろう、ダガー! 望みどおり決着をつけてやる!」
カズマ「やっちまえ、Dボゥイさん! テックセットだ!」
ダガー「ククククク・・・
Dボゥイ「行くぞ、ダガー! テックセッタァアアアーーーッ!!」
ダガー「ハハハハハ! かかったな、ブレードォッ!」
〔スイッチを押す音〕
Dボゥイ「な、何!? う、うわぁあああああっ!」
〔放電音〕
〔画面、赤く明滅〕

Dボゥイ「う、うぉおおおおおっ!」
カズマ「Dボゥイさん!!」
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「砕け散る希望」


【戦闘マップ2開始】
〔戦闘マップ1から継続〕
ノアル「いきなり現れやがって…ありゃ何なんだよ…!?」
〔カーソル、干渉スペクトル装置を指定〕
アキ「やっぱり、中で何かあったのよ! 私達も行きましょう!」
ノアル「心配することはねえよ。あいつはテッカマンだ…何があろうとも大丈夫さ」「それよりも、あの得体の知れないブツを調べる方が先だ」
アキ「待って、ノアル! ラダムよ!」
〔敵ユニット出現〕
ノアル「ちっ! どうやら、あれはラダムの持ち物らしいぜ! アキ! Dボゥイ達に連絡を!」
〔モニターの開く音〕
カズマ「アキさん、たいへんだ! Dボゥイさんが…!」
アキ「何があったの、カズマ!?」
カズマ「テッカマンになれない…テックセットできないんだ!」
ノアル「何だと!?」
〔ノイズ〕
アキ「駄目! ノイズがひどくて中との通信はこれ以上は無理だわ!」
ノアル「ヴァルストークに連絡だ! このままじゃこっちもヤバい!」
アキ「ラーサ!」
ノアル「くそ! 全てはDボゥイを誘い出すワナだったのかよ!」
<戦闘開始>

<敵11機以下or2PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
ノイン「こちらはプリベンターのルクレツィア・ノインだ! ブルーアース号、応答願う!」
アキ「こちらブルーアース号! 調査団の方ですか!」
陽子「ああ、そうだ! 俺は連合軍の美剣陽子!」「お前達の仲間は中でラダムのテッカマンの攻撃を受けている!」
ノアル「ちっ! やはり、そうか!」
アキ「Dボゥイ!!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
〔画面、フラッシュ〕

地球圏エリア
オービタルリング/内部
カズマ「おわっ! こ、殺される!」
バーナード「ヘタに動くな、坊や。脳天を吹き飛ばされるぞ!」
ダガー「ハハハハハ! どうした、ブレード! 逃げ回るだけのようだな!」
Dボゥイ「く、くそ…なぜだ…!? なぜ、テックセットできない!!」
ダガー「フハハハ! 苦しめ、ブレード! ここには干渉スペクトル発生装置が仕掛けてある!」
Dボゥイ「な、何だと!? ぐっ…!」
カズマ「どうした、Dボゥイさん!?」
Dボゥイ「ぐおおおっ…! 身体が…焼け付くようだ…!」
ダガー「テックセットしようとすれば装置の作用でエネルギーが逆流し、己の身を傷つけるのだ!」
カズマ「なにが勝負しろだ! やり方がきたねえぞ!!」
ダガー「黙れ、小僧! この俺が受けた屈辱はこの程度では済まされんぞ!!」「ブレードよ! これで貴様は手足をもがれたも同然だ!」
Dボゥイ「くそおおおおおっ!!」
バーナード「さけんでいる余裕はねえぞ! 逃げるんだ、坊や達!!」
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
ノアル「…救援が来るまで俺達はこの戦力で持ちこたえなきゃならねえ…!」「そっちのお二人さん、救援に来た身で格好つかないがここは助け合いでいこうぜ!」
ノイン「了解だ! 各機は互いの死角をカバーしあい敵を迎撃するぞ」
陽子「へ…さすがは元はOZの士官さんだ。久々にお前に指示で動いてやるか」「どうも俺は隊長ってガラじゃないんでな」
ノイン「フ…いいだろう、陽子。久々にお前に頼らせてもらうぞ」
陽子「あのラダムのテッカマンの面に一発ぶちこむまでは死ぬわけにはいかねえぜ!」

<敵8機以下or4PP・味方援軍2&敵増援1出現>
アキ「応答して、Dボゥイ! Dボゥイ!」
ノアル「くそっ! 中の様子はどうなってるんだ!?」「Dボゥイは本当にテックセット、できないのかよ!!」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオデモ4開始】

地球圏エリア
オービタルリング/内部
バーナード「…とりあえず、奴はまいたようだな」
Dボゥイ「ダガーの狙いは俺だ。二人は俺と別行動を取れば逃げ切れる…」
カズマ「冗談はよせよ、Dボゥイさん! 仲間を見捨てていけるかよ!」
Dボゥイ「仲間か…。…俺にはそんなものは必要ない…」
カズマ「Dボゥイさん…!」
バーナード「こっちのちっこいのの言う通りだ。坊やを置いていくわけにはいかねえな」
Dボゥイ「あんたも俺を仲間だと言うのか…」
バーナード「…俺はこのリングの守備隊の兵士だ。このリングに仕掛けてきたやろう相手に逃げるわけにはいかねえ」「任務を命懸けでやり遂げる…。それが兵士の生き方だ」
カズマ「おっさん…あんた…」
バーナード「お前らだってあるだろうが。自分が生命を懸けるべき場所が…」「兵士である俺には、今、この時がその場所だ」
Dボゥイ「生命を懸けるべき場所…」
カズマ「で、でもよ…あの干渉スペクトルがある限り、テックセットできないんじゃ…」
バーナード「それが今からの作戦のポイントだ。…坊や、お前さんの船外活動服のエアはまだ残っているな?」
カズマ「あ、ああ…」
バーナード「あのダガーとかいう奴は過信から二つのミスを犯している…」「一つは坊やが変身できないカラクリを自分で明かしていること…」「つまり、その干渉スペクトルの装置をぶっ壊せば、坊やは戦えるってわけだ」
カズマ「だけどよ…。その装置ってのがどこにあるかわからないし…」「外のノアルさん達も戦闘中でリングの中からじゃ通信は送れないみたいだし…」
バーナード「トレイラーってのは知恵と度胸で宇宙の海を往くんだろ? 情けない顔するんじゃねえよ」「そこで奴のもう一つのミスを突く。それは坊やをいたぶることに気を取られ過ぎてるところだ」
Dボゥイ「…どういうことだ?」
バーナード「これからの作戦は俺達3人がそれぞれの役割を完璧にこなして初めて成功する…」「まずは大きい坊やは奴をひきつけるオトリ役…」「小さい坊やは、その間に例の装置を探しながら通信できるポイントへ向かい…」「外の嬢ちゃん達に連絡して、そいつを破壊してもらえ。そして、俺は…」
〔人の着地音〕
ダガー「見つけたぞ、ブレード!!」
カズマ「出やがった!!」
バーナード「二人共、走れ! 俺の言った作戦を忘れるな!」
Dボゥイ「しかし…!」
バーナード「俺の役目は生命を懸けて、お前らを守ることだ! 早く行け!!」
Dボゥイ「…あんたを信じるぞ、バーナード軍曹!!」
ダガー「バカめ、ブレード! 生身で向かってくるとは血迷ったか!」
Dボゥイ「今だ、カズマ!!」
カズマ「うおおおおおっ! 俺も男だああああっ!!」
ダガー「むうっ! 何をする気だ、小僧!!」
バーナード「おっと! お前の相手はこの俺だ!!」
〔機関銃の銃声〕
ダガー「人間ごときがっ!! 邪魔をするな!!」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
〔画面、フラッシュ〕

バーナード「ぐああっ!!」
カズマ「バーナードのオッサン!!」
バーナード「振り向くんじゃねえ、馬鹿野郎! 前だけ見て、走りやがれ!!」
カズマ「お、おうっ!!」
ダガー「おのれぇっ! おのれぇぇぇっ!!」
【シナリオデモ4終了】

【戦闘マップ4開始】

〔戦闘マップ3から継続〕
陽子「くそ! 次から次へと! まるでゴキブリだぜ!!」
ノイン「このままではいつかは数で押し切られるか…!」
アキ「見て、ノアル! あれは!」
カズマ「こちらカズマ! ブルーアース! 応答願う!!」
アキ「カズマ! 無事だったのね!!」
カズマ「テックセットを邪魔してるのはあれだ! あの装置だ!! あれを破壊してくれ!!」
ノアル「上出来だ、カズマ! …悪いが回収は後回しだ!! 行くぜ、アキ!!」
アキ「ラーサ!!」
〔ノアル、干渉スペクトル装置へ接近〕
ノアル「食らいやがれっ!!」
〔ノアル、干渉スペクトル装置へ攻撃〕
〔ビームの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

カズマ「急いでくれ、ノアルさん!! こうしている間にDボゥイさんとオッサンは…!」
ノアル「簡単に言うがよ! こいつはかなり固いぜ!!」
〔敵ユニット出現〕
カズマ「おうわ!!」
陽子「ヤバいぜ、あいつ!!」
カズマ「こ、今度こそ駄目だ!! 死んだ!!」
〔味方ユニット出現〕
〔オーガン(オリジナル)、カズマのいる地点へ移動〕
〔敵ユニット撃破〕

オーガン(オリジナル)「………」
カズマ「オ、オーガン!!」
〔オーガン(オリジナル)、干渉スペクトル装置へ移動〕
カズマ「おわああああっ! は、運んでくれるんならお手柔らかに!!」
〔ビームの発射音〕
〔画面、青く発光〕
〔干渉スペクトル装置撃破〕
〔画面、振動〕

カズマ「やった! スペクトル発生装置は消えたぜ!」
ノアル「聞こえるか、Dボゥイ!! テックセットだ!!」
ダガー「ちいっ! イバリューダーが介入してくるとは!!」
Dボゥイ「よし!」
[イベントデモ「テックセッター(A)」]
Dボゥイ「テックセッタアァァァァーーッ!!」
ブレード「テッカマンブレェェェェドッ!!」

〔味方ユニット出現〕
〔クリスタルの砕ける音〕

ブレード(ぐうっ…!!)
アキ「Dボゥイ! Dボゥイよ!!」
ノアル「無事だったか、あの馬鹿野郎!」
〔敵ユニット出現〕
ダガー「おのれぇぇぇぇっ! 今、一歩のところでっ!!」「イバリューダー!! 貴様、なぜブレードに味方する!?」
オーガン(オリジナル)「………」
〔オーガン(オリジナル)、マップ端へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

カズマ「また行っちまったよ…」
ブレード(オーガン…)
陽子「出てきやがったな、野郎! 部下達の借りを返してやる!! 倍にしてな!!」
ダガー「黙れ、人間ごときが!! これから本当の地獄だ!!」
〔敵ユニット出現〕
アキ「さらに増援よ!」
???(ブレス)「心配は要らない!」
〔味方戦艦出現〕
カズマ「親父!」
ノイン「デュオ、カトル! 来てくれたか!」
カトル「無事だったんですね、ノインさん!」
デュオ「後は俺達に任せてくれよ!」
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
〔ヴァルホーク、カズマのいる地点へ移動〕

ミヒロ「お兄ちゃん、乗って!」
カズマ「おう! サンキュー、ミヒロ!」
ダガー「人間ごときが集まろうとラダムを倒すことは出来んわ!」
ブレス「それはどうかな…。第一、君自身も元は人間ではないのかな?」
ダガー「貴様っ…!」
ブレード「テッカマンダガー!! ここで貴様と決着をつけてやる!!」
ダガー「来い、ブレード!! テックセットできたからと言ってこの俺に勝てると思うなよ!!」
ブレード「これまでの借り、まとめて返す! 行くぞーっ!!」

<カズマvsダガー>
カズマ「さっきはよくもやってくれたな! 俺はあんた同様に受けた恨みは忘れねえタイプだぜ!!」
ダガー「さっきの小僧か! 面白い、貴様ごときに何が出来るか見せてみろ!」
カズマ「今日の俺は頭にキテんだ! 相手がちっこいからって手加減はしねえぞ!!」

<ブレスvsダガー>
ブレウ「これがラダムの指揮官のテッカマンか…。動きは確かに素早い…」
ダガー「どうだ! 俺のスピードについれこれまい! 行くぞ!!」
ブレス「…だが、その己を過信する思考は読みやすい!」「アカネ、奴はブリッジを狙ってくるぞ!!」
アカネ「了解! 狙い撃ちしてやる!!」

<ブレードvsダガー>
ダガー「裏切り者ブレードよ! ラダムの宿命に従うのだ!」
ブレード「黙れ、ダガー! その宿命に縛られたお前を俺が解放してやる!!」「お前を倒すことでな!!」

<陽子vsダガー>
ダガ「俺が叩き落してやったカトンボ共に生き残りがいたとはな!」
陽子「そのカトンボの…いや、バードマン乗りの意地を見せてやる!」「その仮面、叩き割ってやるぜ!!」

<ダガー撃破>
ダガー「くっ…! ぬかったか!」
ブレード「これで終わりだ、ダガー!」
ダガー「フ…その身体で俺を追えるかな、ブレード?」
ブレード「何っ…!?」
ダガー「ここで俺を倒しきれなかったことがお前の敗因だ!」「次に会う時、貴様は無力な姿のまま俺に八つ裂きにされる! それが裏切り者の末路だ!」
ブレード「ダガー! 貴様っ!!」
ダガー「ブレード! 自らの無力さを嘆き、絶望の中で再会を待つがいい!!」
〔敵ユニット離脱〕
シホミ「周辺のラダムの反応、後退していきます」
のある「とりあえず、このブロックからはラダムは撤退したってわけだ」
ブレード「………」
ノイン「当面の危機は去ったか…」
ブレス「調査団の方ですな。あなた達の救出に来た者です」
陽子「ありがとうよ、トレイラー。あんたらには世話になったよ」
カズマ「そうだ! バーナードのオッサンは!!」
ミヒロ「誰? その人…」
カズマ「待ってろよ、オッサン! 今、助けに行くからな!!」
【戦闘マップ4終了】

【シナリオエンドデモ開始】

地球圏エリア
オービタルリング/内部
Dボゥイ「バーナード! おい、バーナード!!」
カズマ「オッサン! どこだよ、バーナードのオッサン! 生きているなら返事をしてくれ!」
ミヒロ「お兄ちゃん…そのバーナードさんって誰?」
カズマ「オービタルリング守備隊の生き残りだ。俺とDボゥイさんを守って…」
ブレス「カズマ…」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

カズマ「ぐっ…! 何すんだよ、親父!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

カズマ「ぐうっ!」
ミヒロ「やめて、お父さん!」
ブレス「そこをどきなさい、ミヒロ。…カズマはスペースマンとしてやってはいけないことをした」「カズマ…その人の生命が危険にさらされたのはお前の勝手な行動が一因だ」「そして、お前が生き残ったのは偶然が作用した結果に過ぎん」
カズマ「だけどよ…!」
ブレス「言い訳は認めん。…確かにお前の行動によって最終的にはDボゥイは救われた…」「だが、それは結果論に過ぎん」
カズマ「………」
ブレス「一人の勝手な行動が全員の生命を奪うこともある。宇宙というのはそういう場所だ」「だから、俺はお前の骨身に叩き込まなければならない…」「宇宙の怖さ、一人の人間の弱さ…、そして、生命の大切さを…!」
???(バーナード)「…おお、ダニーボーイ…笛の呼ぶ声…谷間に山を下り…」
ミヒロ「これ…もしかして、歌…?」
ホリス「ええ、間違いありません。アイルランドの古いフォークソング…『思い出のダニー・ボーイ』です」
カズマ「このダミ声…オッサンか!?」
???(バーナード)「…よう、坊や達…また会えたな。で、やっぱり、小さい坊やは勝手についてきただけだったか…」
カズマ「バーナードのオッサン!」
Dボゥイ「生きていたのか、バーナード!」
バーナード「ふふふ…また生き残っちまったよ。俺の生命を懸ける場所ってのは別の所らしいぜ」「ぐうっ…!」
カズマ「オッサン! 大丈夫か!?」
バーナード「まあ、無傷ってわけにはいかなかったんでな。…アルコールはあるかい?」
シホミ「傷口の消毒ですね! すぐにお持ちします!」
バーナード「いや…飲むんだよ。出来れば、バーボンがいいんだが」
ブレス「…では、とっておきのスモール・バッチを提供しましょう」
バーナード「あんた…小さい坊やの親父か。目元がよく似てやがる」
ブレス「あなたを救出に来たトレイラーです。身内のものの不始末をお詫びいたします」
バーナード「いいってことよ。あんた…どうやら生粋のスペースマンらしいな…」「宇宙の怖さ、一人の人間の弱さ…、そして、生命の大切さを…。…俺もよく若い連中に言ったもんだ」
ブレス「聞いておられたか…。お恥ずかしい限りです」
バーナード「バーボンの礼だ」「あんたの息子とそっちの坊やに少しだけスペースマンってものをご教授してやるよ」
Dボゥイ「俺達に…?」
バーナード「ああ、そうだ…ついてきな」

オービタルリング
バーナード「さあ、着いたぞ…」
ミヒロ「すてき…! オービタルリングと地球がこんなにきれいに見えるなんて…!」
バーナード「そうだろ、嬢ちゃん。ここは俺達、守備隊の人間にとって心のオアシスみたいな場所だった」「ここから見える地球は俺達の魂の故郷であり、いつか帰る生まれた場所なんだ」
Dボゥイ「バーナード…あんた…」
バーナード「キャプテン…バーボンをくれ…」
ブレス「ああ…」
バーナード「オスカー…故郷の酒を持ってきてやったぜ。天国でゆっくり楽しみな…」「ジェイムズ…お前のフィアンセに伝えておくぜ。お前は最高の男だったと」
カズマ「これって…」
ノイン「ラダムとの戦いで生命を落とした軍曹の部下達への弔いだろう…」
陽子「軍曹はこのオービタルリングの最後の生き残りだ…」「共に戦った仲間達との思い出と共にラダムと戦ってきたんだ…」
バーナード「ジャック…今度来る時はお前の好物だったサラミを持ってくるからな…」
カズマ「オッサン…」
バーナード「…覚えておきな、坊や達…。生命を懸けて戦う場所が誰にだってある」
Dボゥイ「ああ…」
バーナード「だから…その場所にたどり着く前に死んじまっちゃ何にもならねえ…」「生き延びろよ、坊や達。たとえどんなことがあろうと生きて帰るんだ…」「兵士はそうやって大切なものを守る。それは兵士じゃなくても同じことだ。そうだろう?」
カズマ「ああ…わかるよ…」
Dボゥイ「覚えておこう、バーナード軍曹…」
バーナード「さあ、行こうか。…悪かったな、嬢ちゃん達も湿っぽいことにつき合わせちまってよ」
ノイン「いえ、軍曹…。これまでの任務、お疲れ様でした」
陽子「地球まであんたを護衛させてもらうぜ。それが俺達の任務だからな」
バーナード「へへ…悪くねえな。地獄からのご帰還は両手に花とはよ…」
カズマ「ちぇ…ゲンキンなオッサンだぜ…」
ノアル「任務完了だな、艦長」
ブレス「ああ、後は彼らをGアイランドに送り届ければ終わりだ」
Dボゥイ「う…!」
アキ「どうしたの、Dボゥイ? 身体の具合が悪いの…」
Dボゥイ「俺のシステムボックスが…焼け付くように…熱い…!」
カズマ「システムボックスってテックセットするためのクリスタルだろ! それがどうして!?」
ノアル「何が起きてるんだ、Dボゥイ!」
Dボゥイ「これは…干渉スペクトルの影響か…」
〔クリスタルの砕ける音〕
ミヒロ「システムボックスが…!」
ノアル「真っ二つに割れちまった…!」
アキ「これでは…テックセットは…」
Dボゥイ「ダガーが最後に言っていたのは…これのことだったのか…」「俺は…俺はもうテッカマンには…なれない…のか…」
アキ「Dボゥイ…」
Dボゥイ「う、うわああああっ! うおおおおおおおおーーーっ!!」

ヴァルストーク/ブリッジ
フリーマン「そうか…。システムボックスが破損したか…」
アキ「Dボゥイは落ち着きましたが精神的ショックは大きいようです」
ノアル「無理もねえぜ。テッカマンになれなきゃラダムと戦う方法はないからな」
フリーマン「その件についてはGGGにて詳しい報告を聞こう」「ブレス…地球に降下したら東京湾上のGアイランドシティに来てくれ」「プリベンターのメンバーとバーナード軍曹もこちらへ送り届けてもらおう」
ブレス「わかった。リング内のラダムのデータを収集次第そちらへ向かう」
陽子「艦長…俺は軍に戻らなくてはならない。大気圏に入ったら、別行動を取らせてもらう」
ブレス「了解だ。縁があったら、また会おう」
カズマ(地球か…いよいよだな…)
デュオ「どうした、カズマ? そんなに俺達と別れるのが名残惜しいか」「それとも、艦長に殴られたのがこたえてるのかよ」
カズマ「どっちも外れだぜ、デュオ。地球到着を前にして期待に胸を躍らせてるところだ!」
シホミ「あらあら…さっきまでしょげていたのに、もう回復したみたいね」
アカネ「まあ、あいつに反省するだけの脳みそを求める方が無駄ってわけだわ」
カズマ「チイ姉には踊らせるだけの胸を求める方が無駄だけどな!」
アカネ「よ、よくも言ってくれたね!」
ホリス「あ…やっぱり気にしてたんですね、スレンダー過ぎることを」「でも、ご心配なく。私は全然気にしてませんから」
アカネ「うるさい、馬鹿ホリス! あたしの胸のサイズが大きかろうと小さかろうとあんたには関係ない!」
ノイン「…彼らはいつもこんな調子なのか?」
デュオ「ああ…朝から晩までな」
カトル「でも、デュオもこの二週間、随分と楽しそうだったね」
デュオ「それを言うならお前もな、カトル。久々にお前らしい顔が見られたぜ」
カトル「でも、もうすぐ彼らとはお別れなんだね…」
デュオ「ああ…そして、これからはイヤでも戦いが待ってやがるぜ」
ノイン「デュオ…カトル…」
カトル「…大丈夫ですよ、ノインさん。彼らには彼等の生活があるように僕らには僕らの生き方があります」
デュオ「そういうこと…。今回の航海は俺達にとってもいい慰安旅行になったぜ」
カズマ「何か言ったか、デュオ?」
デュオ「…いや…何でもねえよ」
カズマ「…俺、親父に今回の罰としてヴァルストークの外装みがきを言いつけられたんだ」「ヒマしてるんなら手伝えよ」
シホミ「あら? デュオ君には私が繕い物を手伝ってもらおうと思っていたのに…」
アカネ「あ、カトル! あんた、バイオリン弾けるんだって? せっかくだから聞かせてよ!」
ミヒロ「あたしも聞きたい! ねえ、ラクス・クラインの曲、弾いてよ!」
ホリス「ちょっと待ってくださいな。カトル君には、ウチの帳簿をチェックしてもらいたいんですが…」
デュオ「…ったく、人使いが荒い連中だぜ」
カトル「いいじゃないか、デュオ。戦い以外で人に必要とされるのも」
デュオ「そうだな…。んじゃ、片っ端から片付けていきますか!」
【シナリオエンドデモ終了】


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