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No.05
機界・機械・奇々怪々

【シナリオデモ開始】
地球圏エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴99.6.29、航海日誌…」「久々の親父の鉄拳は効いた…。確かに今回も俺が全面的に悪かったが2発は多過ぎだ」「が、これも真のトレイラーになるための修行と考えることにする」「そして、今回の航海の最大の目玉…ついに地球に到着する」「デュオ達の話では地球もいろいろと大変らしいが、そういう時だからこそトレイラーが活きるというものだ」「往きは倒産と隣り合わせだったが帰りは依頼たっぷりで特別ボーナスが出るのを祈る…と」
〔WARNING〕
カズマ「な、何だ!?」
〔モニターの開く音〕
アカネ「おら、カズマ! ボヤボヤしてる場合じゃないよ! スクランブルだ!」
カズマ「スクランブルって…大気圏突入寸前にかよ!?」
アカネ「そうじゃないよ! 大気圏に突入してすぐに戦闘になるってこと!」
カズマ「どういうことだよ!?」
アカネ「新しい依頼だよ! 戦闘の助っ人に向かってくれだってさ!」
カズマ「了解だ! 依頼と聞いちゃ黙ってられねえぜ!」

極東エリア
地獄城
Dr.ヘル「あしゅら男爵よ、面を上げい!」
あしゅら「は…我が主、Dr.ヘル!」
Dr.ヘル「まずは先日の戦い…あの憎き魔神共に大きな打撃を与えたことを誉めてつかわそう」「特にゲッターロボはおそらくあのダメージでは再び戦うことはかなわぬだろう」
あしゅら「もったいないお言葉、ありがとうございます」「全ては偉大なる科学者、Dr.ヘル様の世界制覇のためのこと」
Dr.ヘル「あしゅらよ…このワシは世界をつかめるか?」
あしゅら「無論でございます。この地球…誕生した時よりヘル様のために存在していたのです」
Dr.ヘル「残るはGGGの獅子のみ! マジンガー共が修理をしている今が絶好の好機!」「新たな機械獣軍団を与える! 行け、あしゅらよ! 東京を火の海に変えるのだ!」「そして、その炎で愚か者達にこの世界の所有者が誰であるかを教えてやるのだ!!」
あしゅら「ははっ…!」

関東エリア
天海家
護「あれ? お父さん、今日はまだ会社に行かないの?」
勇「たまにはゆっくりとした朝を過ごしたくてね。今日は午後からにしたんだ」
愛「でも、その分…護ちゃんがお寝坊しちゃ意味はないわね」「パパは護ちゃんといっしょに朝ご飯を食べたかったんだから」
護「わかってるよ、お母さん。ちゃんとご飯は食べていくから」
勇「…それでね、護…ママから聞いたけど最近、帰りが遅いみたいだね?」
護「う、うん…」
勇「この前、宇宙開発公団の人に送ってもらってたけれど危ないことはしてないかい?」
護「大丈夫だよ、お父さん! この前は、ロボット騒ぎに巻き込まれただけだから!」
勇「東京に現れた謎のロボットか…。あれは胸にライオンの顔がついたロボットがやっつけたんだっけ…」
愛「ええ…。光子力研究所が造った新しいロボットかしらね…?」
護(そっか…GGGのことは普通の人は知らないんだっけ…)
愛「気をつけてね、護ちゃん。ほら…最近、いろいろと物騒でしょ。機械獣とか、ラダムのヘンな樹とか…」
勇「この前、護が巻き込まれたあのロボット騒ぎ…あれは機械獣じゃないって噂もあるんだ」
愛「まあ怖い…! 光子力研究所のマジンガーさん、大丈夫かしら…」「この間の戦いでは随分とケガされたみたいだけど…」
護「大丈夫だよ、お父さん、お母さん! マジンガーは負けたりしないよ!」
勇「そうだよな…。マジンガーZは鉄の城だもの」
護(それにGGGだっているんだ…。ゾンダーが来たってきっと大丈夫だよ…)(僕だって凱兄ちゃん達といっしょに戦ってるんだから…)
勇「とにかくだ、護。危ない所には行っちゃ駄目だよ」
愛「危ない人にも気をつけてね」
護「わかったよ、お父さん、お母さん! …僕、そろそろ華ちゃんが迎えに来るから学校に行くね!」
〔扉の開閉音〕
愛「………」
勇「心配しなくても大丈夫だよ、ママ。護はかしこい子だから、きっとわかってくれたよ」
愛「でも、心配なんです…。8年前に北極ライオンと一緒に護が私達の前に現れたように…」「いつか護が私達の知らないどこかへ行ってしまうんじゃないかと思って…」
勇「それでも護は僕達の子供だよ…。それは変わらない事実だ」
愛「はい…」

陣代高校/教室
恭子「ねえねえ、カナちゃん。今朝の校門での持ち物チェック、大丈夫だった?」
かなめ「問題ナシ! これでも生徒会副会長の要職だもの。ヘマはしませんよ!」
恭子「そうよね…こういうのってだいたい事前に情報が回ってくるし…」
かなめ「だいたい校門に先生が立ってたらヤバいものは隠すよね」
恭子「…でも、そうしなかった人…いたね…」
かなめ「いた! あの銃器オタクでしょ! 高校生にもなってカバンにモデルガン入れてくるなんて…」「ちょっと普通じゃないわよね」
恭子「おまけに注意した先生に取り扱いの注意までしてたし…」
かなめ「そりゃ…こんな時代だから兵器や軍に興味を持つのもわからなくはないけど…」「ここは学校…! 健全な学び舎にそういうのを持ち込むセンスはほんと勘弁してほしいわ!」
恭子「…でも、見ない顔だったね。もしかして、転入生かな?」
かなめ「まっさか! こんな季節外れの時期に転入生が来るとしたら…」「前の学校で問題を起こしたような問題児しかあり得ないって!」
神楽坂「おはよう。今日はHRを始める前にみんなに転入生を紹介するわ」
宗介「………」
恭子(今朝の銃器オタク…!)
かなめ(やっぱり転入生…! …ってことは、かなりの…)
恭子(で、でも…見た感じはちょっとハンサムだよ…。愛想は悪そうだけど…)
神楽坂「じゃ…相良君、自己紹介して」
宗介「…相良宗介『軍曹』であります」
恭子(サルガッソーっす、ケゲンそう…なわけないよね…)
かなめ(サガラ・ソウスケ・グンソウでソウスケがミドルネーム…なワケないか…)
宗介「………」
恭子(じゃあ、グンソーってやっぱり軍曹…?)
かなめ(どうやら筋金入りのオタみたいね…)
宗介「…相良宗介です。恐縮ですが、『軍曹』は忘れてください」
神楽坂「…それだけ?」
宗介「は…それだけです」
神楽坂「…誰か、質問は?」
恭子「はい! 相良君はどこから来たんですか?」
宗介「いろいろです。アフガン、レバノン、ルクセンブルク、サンクキングダム、資源衛星MO-III…」「長く留まった場所はありません」
恭子「…それホント…?」
神楽坂「つまり…相良君はね、小さい頃からずっと外国で暮らしてきたんだそうです。いわゆる、帰国子女です」
宗介「そうです」
恭子「趣味は…? やっぱり、モデルガンとか…」
宗介「いえ…釣りと読書です」
恭子「どういう本、読むの? やっぱり戦記もの?」
宗介「はっ。主に技術書と専門誌です。ジェーン年鑑などは頻繁に目を通しております」「あの『ソルジャー・オブ・フォーチュン』などもそれなりに楽しみにしてますし」「ハリス出版の『AS・マンスリー』、『MSマンスリー』も購読しております」「…そうでした、日本の『AS・ファン』と『スーパーロボット・ジャーナル』も読んだことがあります」「思いの他、高水準で興味深い情報なので、いたく感心しました」「いい雑誌です。最近は宇宙関係の書物に凝っていまして…」「コスミック・インスティテュート・ブレスの新刊を10冊ほど入手して…」
恭子「………」
神楽坂「………」
宗介「…忘れてください」
恭子「えっと…好きなミュージシャンとかは?」
宗介(…そういえば、クルツがオススメと言っていたな…)「ラクス・クラインです」
恭子「誰、それ…?」
宗介「…忘れてください…」
かなめ(何なの、こいつは…)

Gアイランドシティ
かなめ「…絶っ対、ヘンよ…あいつ!」
恭子「相良君のこと?」
かなめ「他に誰がいるっていうのよ! 昨日までは、あんなに平和な日常だったのに…!」「あいつの転入で一気に状況が変わっちゃったわ…!」
恭子「平和…って言うほどじゃないんじゃない? 機械獣は攻めてくるし、ラダムのヘンな樹はそこらに生えてくるし…」
かなめ「そういうのは仕方ないから自衛隊やマジンガーに任せる。問題はあたしの周囲の話よ!」
恭子「カナちゃん…今日一日、相良君のせいでたいへんだったものね…」
かなめ「女子更衣室にいきなり突入して安全確認だって言い出したり…」「あたしがゴミ捨てのために焼却炉の扉を開けたらいきなり押し倒したり…」
恭子「あれはすごかったよね…。安全への認識が足りないとか逆ギレ説教まで始めてさ…」
かなめ「極めつけは古典の先生が宿題のことであたしを呼び止めるのに肩に手をかけたら…」
恭子「いきなりカナちゃん突き飛ばして先生にモデルガン、突きつけたよね」「持ち物検査で没収されたと思ったらまだ幾つか隠し持っていたのよね」
かなめ「で、言うに事欠いて背後から薬をかがせてあたしを拉致する可能性があったって…」「どこのバイオレンス小説の世界よ! もうオタクを通り越して…」
恭子「ふふ…」
かなめ「何よ、キョーコ…?」
恭子「よくわからないけど、相良君ってカナちゃんを守ろうとしてるんじゃない?」
かなめ「守るって何から? あたしを狙っているって噂の隣町の不良チーム?」「だいたい、何であいつがそんなことをする筋があるのよ?」
恭子「よくわからないけど、相良君、とにかく一生懸命だよね」「もしかして、一目ぼれしてナイト役を買って出たんじゃない?」
かなめ「キョーコ~あんた、自分がターゲットじゃないからって余裕かましてない?」
恭子「だって、カナちゃんって黙ってればキレイだし…」
かなめ「…う…イヤな言い方…。あたしだって気にしてるんだから…ほら…あの称号とか…」
恭子「例の『陣代高校 恋人にしたくないアイドルナンバー1』ってやつ?」
かなめ「そう! それよ!!」
恭子「いいじゃない、アイドルなんだから。とりあえず」
かなめ「う~…」
恭子「それより、アイス食べに行こうよ。今年の食べ始めに」
かなめ「そうね。今は放課後…噂のあいつは今頃、神楽坂先生のお説教の」「最中だしね」
よーぜふ「ばうっ」
かなめ「きゃっ! 犬!?」
華「こら、よーぜふ! 静かにしなさい!」
かなめ「あははは、大丈夫よ。この子、おとなしいしふかふかして触ると気持ちいいよ」
恭子「大きな犬ね…。あなたのペット?」
華「はい、よーぜふて言います」
かなめ「山に住んでるおじいさんが付けてくれた名前かな? よしよし、よーぜふ…」
護「お姉さん、犬…好きなの?」
かなめ「犬だけじゃなくて、動物はだいたい好きかな」
???(宗介)「危ない! 離れろ!!」
〔銃声〕
よーぜふ「ばふっ!?」
華「きゃあああっ!!」
宗介「その犬から離れろ、千鳥! 危険だ!!」
かなめ「さ、相良君!?」
宗介「離れろ! 早く!! 俺が威嚇する!!」
〔銃声×2〕
よーぜふ「ぎゃわんっ!!」
護「よーぜふに何するんですか!?」
かなめ「そうよ! この子のどこが危険なのよ!」
宗介「…訓練された軍用犬は相手の隙をついて、ノドにかみ付き一撃で致命傷を与えることも出来る」
恭子「…普通、軍用犬ってドーベルマンとかシェパードとかじゃない…?」
かなめ「そのモデルガン、しまいなさいよ! よーぜふが怯えているじゃない!」
宗介「安心しろ。これはグロッグ19…信頼性の高い銃だ」
かなめ「グロッグだか、コロッケだか知らないけど銃を向けられて安心も阪神もない!」「それにこんな小さな女の子がどうして軍用犬を連れてると思うわけ!?」
護「そうだよ! 華ちゃんが悪者だって言うの!?」
宗介「…テロリストは何も知らない子供をテロの道具に使うこともある」
華「え…あたし…その…」
宗介「その子も本人が知らない間に軍用犬の飼育を担当させられ」「散歩を装ってターゲットへ接近させられ、そして…」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

かなめ「いいかげんにしなさいよ! この馬鹿!!」
宗介「何をする、千鳥…俺は君を…」「いや…任務の内容を俺の口から語るわけには…」
恭子「あの…葛藤してるみたいだけどカナちゃん、行っちゃったよ…」
宗介「いかん…! 追わなくては!」
かなめ「まったく…何なのよ、あいつ…! いきなり街中でモデルガンを撃ちまくって…!」「…しかし、最近のモデルガンってあんなに威力あるんだ…」「とにかく! 威嚇って言ってたけどもし、よーぜふ君に当たってたらあんなもんじゃすまなかったんだから…!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

ペンチノン「ぬおっ!」
かなめ「きゃっ! …あ…大丈夫ですか? ケガ…してませんよね…」
ペンチノン「…見つけたぞ…。あの少年がGストーンの力を制御する者か…」
かなめ「…あの…もしもし…?」
ペンチノン「あの少年こそが我々の計画の最大の障害…」
かなめ「あの少年って…さっきの犬を連れた女の子のボーイフレンド…?」
ペンチノン「よって…消去…」
かなめ「ちょっと人の話を聞きなさいよ!」
ペンチノン「うるさい…! 先にお前を始末する!」
〔光の放射音〕
〔画面、紫に発光〕

ゾンダー「ゾンダァァァァァッ!!」
かなめ「きゃああああっ!! な、何なの、こいつ!?」
護「ああっ!」
宗介「千鳥っ!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「機界・機械・奇々怪々」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
恭子「カナちゃんがぶつかったヘンなオジサンがロボットを呼び出したぁ!」
かなめ「あ、あたしのせいじゃないわよ…!」
宗介(今回の任務の資料で見た。あれが日本を中心に現れるゾンダーか…!)
護(ゾンダーだ…! あのオジサンはゾンダーだったんだ!)(たいへんだ…! 確か凱兄ちゃん達は光子力研究所に行っているのに…!)
〔味方ユニット出現〕
恭子「見て! 自衛隊が来てくれたわ!」
赤城「各機、突撃! アンノウンに攻撃を仕掛ける!」
護「近寄っちゃダメだ!!」
〔M6ブッシュネル隊&バードマン(飛行)隊、EI-02へ接近〕
ゾンダー「ゾンダァァァァッ!!」
〔ゾンダー発現〕
隊員「あ、赤城隊長! 機体のコントロールが利きません! 制御系に浸食された模様です!」
赤城「馬鹿な! 我が練馬レッドドラゴンが何も出来ないというのか!」「せっかく、このGアイランドシティに応援として派遣されたのに何たる失態だ!!」
隊員「だ、駄目です! 完全に機体を乗っ取られました! バードマン隊も同様です!」
赤城「ぬう…若さゆえの過ちか…! 遺憾ながら機体を放棄する! 各員、撤退!」
〔M6ブッシュネル隊&バードマン(飛行)隊、味方から敵へ〕
宗介「機体を乗っ取られたか!」
〔M6ブッシュネル隊、前進〕
恭子「こっちへ来た!」
宗介「まずい! みんな、逃げるんだ!!」
華「きゃあっ!!」
護「華ちゃん!」
〔衝撃音〕
恭子「…止まった?」
〔味方ユニット出現〕
かなめ「え…? 何にもないところから、いきなり出てきた…?」
マオ「ECSオフ…。不可視モードを解除」
クルツ「間に合ったようだぜ。我らの『天使』は無事だ」「珠のお肌に傷一つつけちゃもったいなくて涙が出てくらあ」
マオ「彼女の退避はソースケに任せてこちらはゾンダーを撃退する」
クルツ「M9の対ゾンダー処理…大丈夫なんだろうな?」「こいつを奪われたら始末書と減法じゃすまないぜ」
マオ「そっちの心配は要らないよ。テッサのお墨付きだ」「問題は、あたしらじゃあの親玉に止めを刺すのは無理ってことだね…」
クルツ「ってことは、最後は富士にお出かけ中のGGGのお戻りを待つってわけね」
〔モニターの開く音〕
クルツ「やばい! もう一機来るぜ!」
〔M6ブッシュネル、マオ&クルツへ隣接〕
???(ボルフォッグ)「シルバームーン!!」
〔武器の投擲音〕
〔M6ブッシュネルに爆発〕

クルツ「何だ!?」
マオ「どうやらGGGも留守番をおいといたようだね」
〔味方ユニット出現〕
ボルフォッグ「ミスリルのSRTの方々ですね」
マオ「ああ、そうだ。あたしはウルズ2、あっちはウルズ6だ」「あんたの噂は効いてるよ。GGG諜報部のボルフォッグだろ」
ボルフォッグ「どうやら自己紹介の必要はなさそうですね」
マオ「そういうこと。まずは目の前の敵に集中ね」
かなめ「あっちのASと紫のロボットは味方みたいね…」
宗介「考えるのは後だ! みんな、こっちだ!」
護(あのゾンダーの狙いが僕だとしたらみんなといっしょにいたら危険に巻き込んじゃう…)「お兄さん、名前は何ていいます!?」
宗介「相良宗介だ」
護「僕、天海護って言います。僕…行かなきゃならないところがあるんです!」「宗介さん! 華ちゃん達をお願いします!」
宗介「………」
護「………」
宗介「…問題ない。君は行くがいい」
護「ありがとうございます!」
かなめ「ちょっと相良君! あんな小さい子を一人でどこに行かせる気!?」
宗介「問題ない。彼は子供ではない」
かなめ「訳わかんないこと言ってないで逃げるわよ!!」
クルツ「おうおう、ソースケ…! 学生服が似合うこって!」
マオ「ターゲットの護衛はあの子の仕事。あたしらはあたしらの仕事をするよ。行くよ、二人共!」
ボルフォッグ「了解しました、ウルズ2」
クルツ「それじゃ行くとするか、姐さん、ニンジャさんよ!」
<戦闘開始>

<敵5機以下or3PP・味方援軍1出現>

〔レーダー反応〕
マオ「レーダーに反応…! どうやら連中のようだね」
クルツ「やれやれ…やっとご到着か」
〔味方ユニット出現〕
凱「待たせたな、ボルフォッグ!」
氷竜「後は我々に任せてください」
炎竜「ゾンダーめん! 僕達がいない隙に現れるなんて!」
マオ「さて…真打ちが登場したところであたしらは後退しようか」
ボルフォッグ「ご協力、ありがとうございました。ウルズ2、ウルズ6」
マオ「あたしはメリッサ・マオ、あっちはクルツ・ウェーバー…」「ボルフォッグ、縁があったら、また会おうね」
クルツ「じゃあな! あとは任せるぜ、ニンジャさん!」
〔味方ユニット離脱〕
凱「あれはミスリルのASか…」
ボルフォッグ「はい…。目的は不明ですがGアイランドシティにECSで遂行していました」
凱「詮索は後だ! 俺達はゾンダーを叩くぞ!」
氷竜「炎竜! 状況によっては我々もシンメトリカル・ドッキングをして戦うぞ!」
炎竜「了解!」
凱「行くぞ、ゾンダー!! 今からは俺達、GGG機動部隊が相手だ!!」
恭子「見て! いつものライオンロボットだ!」
宗介「ガオガイガーが来たか」
かなめ「へえ…あのロボット、ガオガイガーって言うんだ」「それもあんたの読んでる雑誌に載ってたの?」
宗介「…そんなところだ。それより退避するぞ。ここはまだ危険だ」
華「怖くない…怖くない…」
宗介「そうだ。恐怖に押しつぶされれば兵士は死ぬ。常に自分を鼓舞しろ」
かなめ「励ましてるんだよね…?」
宗介「肯定だ」
凱「ゾンダー! 地球をお前達の好きにはさせない!」

<EI-02撃破・味方援軍2&敵増援1出現>
恭子「やったぁ!」
かなめ「いいぞ、ガオガイガー!! 馬面ロボットをやっつけろ!!」
宗介「いや…まだだ!」
ゾンダー「ゾンダァァァァッ!!」
〔EI-02、回復〕
ボルフォッグ「いけません! 核を引き抜かない限り、何度でも再生してしまいます!」
凱「ならば!」「このヘルアンドヘヴンで!!」
〔凱、EI-02へ隣接〕
〔凱、EI-02へ攻撃〕

[イベント戦闘「凱vsEI-02」]
〔敵ユニット撃破〕
ボルフォッグ「ゾンダーの核の確保を確認。他のゾンダーメタルも自壊しました」
凱「護、あとは頼むぞ!」
〔ユニット出現のエフェクト〕
護「任せて、凱兄ちゃん!」
[イベントでも「浄解」]
護「クーラ・ティオー!」「テネリタース・セクティオー・サルース…」「コクトゥーラ!!」

ボルフォッグ「浄解、確認しました。ゾンダーメタルに取り付かれていた方も無事です」
護「よかった…。華ちゃん達も無事みたいだ…」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

華「きゃあっ!」
かなめ「今度は何よ!?」
〔敵ユニット出現〕
恭子「見て! 今度は機械獣よ!」
宗介「国際テロリストのDr.ヘルの軍団か…!」
かなめ「もう! 今日は最悪の厄日よ!」
あしゅら「見事だ、ガオガイガー! そのすさまじいまでの力強さ、ほれぼれする!」「だが、その消耗した状態では我が主、Dr.ヘルより与えられた機械獣軍団には勝てまい!」
凱「黙れ、あしゅら男爵! 俺達は悪には決して屈しない!」
護「凱兄ちゃん…!」
凱「護…お前はゾンダーにされた人を連れて後退するんだ」
護「うん、わかった。凱兄ちゃん達も気をつけてね」
〔ユニット離脱のエフェクト〕
あしゅら「どう戦う、勇者の王よ? 降伏するのなら苦しまずに死なせてやるぞ」「さあ、その証にこの私の前にひざまずくがいい!」
凱「…返事は決まっている…!」
???(甲児)「誰がてめえの臭い足下にひれ伏してたまるかってんだ!!」
あしゅら「その声は…!」
〔味方ユニット出現〕
あしゅら「兜甲児!」
甲児「あしゅら男爵! てめえのマヌケな演説の間に俺達も到着したぜ!」
凱「しかし、甲児君…マジンガーは前の戦いでかなりのダメージを負っている」「その状態で戦うのは…」
甲児「だからと言ってよ、凱さん…大人しく休んでいられるような状況じゃねえしな」
鉄也「そういうことだ、獅子王。俺達のことを心配するより奴らを叩き潰すことを考えるんだ」
あしゅら「黙れ、兜甲児! そして、剣鉄也!」「ゲッターロボも出撃できず、マジンガーも傷だらけ…。今のお前達に何が出来る!」
甲児「黙るのはお前だ、あしゅら男爵! 出来る、出来ないは俺達を倒してから言ってみやがれ!」
凱「その通りだ! 俺達には悪を憎む心がある! その心がお前達を必ず打ち破る!」
あしゅら「ええい、口の減らない奴らめ! いいだろう! その心とやらを機械獣軍団が踏み潰してくれる!」
鉄也「行くぞ、兜! 無理だと言ってもやってもらうぞ!」
甲児「わかってらあ! さやかさん、ボス、ヌケ、ムチャ! 覚悟はいいな!」
さやか「ええ! 私だって戦うわ!」
ボス「おう! リョウ達のカタキ討ちだぜ!」
甲児「いくぜ、あしゅら男爵! スーパーロボット軍団の底力を見せてやる!!」

<甲児vs機械獣>
甲児「来やがれ、機械獣! リョウ達の分まで俺が相手をしてやる!!」

<鉄也vs機械獣>
鉄也「俺の戦い方は兜ほど甘くは無いぜ!」「俺に向かってくるのなら覚悟を決めてから来い!!」

<あしゅらHP50%以下or敵5機以下or敵増援1出現の2ターン後PP>
あしゅら「おのれ…死に損ない共め! まだ、抵抗するか!」
甲児「言っただろうが、あしゅら男爵! 俺達はてめえごときに負けねえんだよ!」
あしゅら「こうなれば出し惜しみしている場合ではない! 全戦力を投入してやるわ!」
〔敵ユニット出現〕
さやか「まだ、これだけの機械獣を隠していたなんて!」
ムチャ「どーするんだよ、ボス! こりゃ勝てないぜ!」
ヌケ「俺達だけでも逃げましょうよ…! ただでさえボロボロのボロットが傷だらけなんですから…」
ボス「バカ野郎! さやかも兜もGGGも頑張ってるのに俺達だけ逃げれるかよ!」
甲児「くそっ! 今日は本気ってことかよ、あしゅら男爵!」
凱「あきらめるな、甲児君! 今、援軍が来る!」
甲児「え…!?」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
ブレス「こちらはトレイラーのヴァルストークファミリーだ」「GGG長官からの依頼で君達を援護する」
ボルフォッグ「凱機動隊長、プリベンターのガンダムもいます!」
凱「ありがたいぜ、大河長官! これで形勢逆転だ!」
甲児「どうだ、あしゅら男爵! てめえらみたいな悪に屈しない人間がまだまだいるんだよ!」
凱「その通りだ! 俺達はお前になぞ負けはしない!」
カズマ「へえ…熱い男だな、あいつら」
デュオ「ありゃマジンガーZの兜甲児とGGGの機動部隊隊長の獅子王凱だな」
ミヒロ「でも、お兄ちゃん…ああいうの好きでしょ?」
カズマ「ああ…! 俺も燃えてきたぜ!!」「相手の機械獣軍団ってのは『ド』のつく悪党だ! 叩き潰すのに遠慮はいらねえぜ!」
ブレス「気をつけろよ、カズマ。お前は重力下戦闘は初めてだ。シミュレーション通りにいかんぞ」
カズマ「ああ、わかってらあ! だがよ、俺のテンションはとっくにレッドをぶっちぎりだ!」
あしゅら「ちいっ…かくなる上は!」
〔あしゅら、さやかへ隣接〕
甲児「てめえ! さやかさんに何をする気だ!?」
あしゅら「マグネットアンカー発射!! アフロダイAを捕らえよ!!」
〔さやかにスパーク〕
さやか「きゃああああっ!!」
甲児「さやかさん!!」
ボス「ア、アフロダイAがグールに吸い込まれちまう!」
〔味方ユニット離脱〕
〔あしゅら、後退〕

あしゅら「ハハハ、兜甲児よ! 弓さやかは預かった!」
甲児「くそっ! きたねえぞ、あしゅら!!」
鉄也「さやかを人質に降伏を迫るつもりか!?」
あしゅら「フフフ…それでは、あまりに芸がない。私はショーを楽しませてもらおう」
凱「ショーだと!?」
あしゅら「兜甲児! お前はマジンガーZでお前の仲間達を倒してもらおう!」
甲児「何だと!?」
あしゅら「お前が仲間にボロ雑巾のように倒されるのを見るのも一興…」「さあ、仲間同士で殺しあう様を私に見せるのだ! 手加減すれば、さやかを殺すぞ!」
甲児「くそ…どこまでもきたねえ真似を!」
あしゅら「どうした、兜甲児? さやかを助けたくないのか?」「勝負がついたらさやかを返してやろう」
甲児「く…!」
ボルフォッグ(凱機動隊長…)
凱(わかった…ボルフォッグ…。それに賭けよう…)
あしゅら「さあどうした、兜甲児! 弓さやかの生命が惜しくないのか!」
甲児「俺は…俺は…」
凱「甲児…奴の言う通りにしよう」
甲児「でもよ、凱さん!」
凱「逆転のチャンスは来る…! それまで耐えるんだ!」
鉄也「獅子王…お前…」
甲児「…わかった。そうさせてもらう…」
カズマ「お、おい、あんた! 本気で戦うつもりなのかよ!」
甲児「すまねえな…せっかく救援に来てくれたのにとんでもないことに巻き込んじまって」「だがよ…! 戦わなくちゃならねえみたいだぜ!」
ムチャ「ボス! 今度こそ本当に逃げましょうよ!!」
ヌケ「そうですよ! 相手がマジンガーZじゃ機械獣よりも強敵ですよ!」
ボス「で、でもよ…さやかと兜を放っておくわけにはいかねえだろうが!」
カズマ「親父! どうするんだよ!」
ブレス「今は戦うしかない…! 戦いながら、状況を打開する策を考えるんだ!!」
Dボゥイ「くそ…こんな時なのに俺は何の役にも立たない…!」
バーナード「ほう…ラダム専門のお前さんでもさすがにこの状況には黙ってられないか」
Dボゥイ「バーナード…」
バーナード「あのマジンガーZってのに乗ってる坊やは、まだあきらめちゃいねえ…」「何とか逆転を起こす気でいる…。今はそれを信じるんだ…」
甲児「いくぜ、みんな! 手加減は要らねえからな!」
〔甲児、味方から敵へ〕

<凱が戦闘>
凱「この俺のサイボーグの身体、そして勇気で輝くGストーンは絶対に負けない!」「行くぞ! ガオガイガーの力、見せてやる!!」

<カズマvs甲児>
甲児「すまねえな。せっかく助けに来てくれたのによ」
カズマ「あきらめるなよ、あんた…! 必ず…必ずあんたのカノジョは助け出すからな…!」
甲児「お前、いい奴だな…。名前を聞かせてくれ」
カズマ「カズマ・アーディガンだ」
甲児「俺は兜甲児! お前とは、いつかまた会いたいぜ!」

<鉄也vs甲児>
甲児「へへ…鉄也さん。まさか、あんたと本気でやりあうことになるとはな…」
鉄也「兜…」
甲児「遠慮は無しだ、鉄也さん! こっちは残念ながら手を抜けねえ状況だ!」「最初で最後のマジンガー対マジンガーの本気の戦いだぜ!」

<ボスvs甲児>
ボス「兜…俺…俺よお…!」
甲児「泣いてるヒマはねえぞ、ボス! 俺達はさやかさんを助け出さなきゃならねえんだ!」「俺達が戦っていればいつか、あしゅらの野郎は隙を見せる。その時がチャンスだ!」

<凱vs甲児>
凱「甲児…今は耐えるんだ! あしゅら男爵が隙を見せた時…その時がチャンスだ!」
甲児「信じさせてもらうぜ、凱さん! 頼むから、よけてくれよ!!」
凱(頼むぞ、ボルフォッグ…。この状況を逆転できるのは彼らしかいない…)

<甲児撃破>
ボス「兜ーっ!!」
甲児「へ…この面子相手じゃさすがのマジンガーも分が悪いぜ…」
凱「あしゅら男爵! マジンガーZは戦闘不能になった! さやかさんを解放しろ!」
あしゅら「断る」
鉄也「貴様ーっ!!」
あしゅら「ハハハハハ! 最高のショーだったぞ、兜甲児!」「さあ、クライマックスだ! 目の前で弓さやかを殺し、お前にとどめを刺してやる!」
〔あしゅら、甲児へ隣接〕
〔甲児に爆発〕

甲児「うわああああっ!!」
カズマ「マジンガーZ!!」
あしゅら「見るがいい、兜甲児! 弓さやかの最期の時を!!」
甲児「さ、さやかさんーっ!!」
ボルフォッグ「今です!!」
〔味方ユニット出現〕
マオ「クルツ、せっかくお呼びがかかったんだ! 外すんじゃないよ!」
クルツ「了解! とらわれの姫には傷一つつけないぜ!!」
〔クルツ、あしゅらへ攻撃〕
[イベント戦闘「クルツvsあしゅら」]
あしゅら「ふん! かすっただけか!」
クルツ「よっしゃ! ビンゴだ!」
鉄仮面「あ、あしゅら男爵! 格納庫のハッチのジョイントが撃ち抜かれました!」「このままではアフロダイAが!」
あしゅら「馬鹿な! 奴はあの距離からジョイントを狙ったというのか!」
クルツ「ま…狙った女の子とターゲットは外さないんでね、俺は」
〔味方ユニット出現〕
〔クルツ、さやかへ隣接〕

マオ「ターゲット確保! 作戦は成功だよ!」
デュオ「あのAS…ミスリルのSRTか…!」
カトル「すごい…完璧な連携だ!」
あしゅら「ええい! マジンガーZを破壊する目的は達したのだ! ここは退却する!」
甲児「逃がすかよ、あしゅら!!」
〔甲児、敵から味方へ〕
甲児「てめえだけは…てめえだけは俺の生命に代えても倒す!!」
あしゅら「ひ、ひいっ!!」
〔甲児に爆発〕
甲児「マジンガーZ…俺は仲間と戦って、お前を悪魔にしちまった…」「そして、もうお前には戦う力は残されていねえ…」「だから…! 俺といっしょに死んでくれ! この生命で奴を倒す!!」
あしゅら「ひいーっ! だ、脱出だ!!」
鉄也「いかん! 光子力エネルギーが爆発する!!」
ボス「兜! 戻れ、兜ーっ!!」
さやか「いやーっ!! 甲児君ーっ!!」
甲児「あばよ、みんな! 後は頼むぜ!!」
ブレス「総員、退避だ!! 急げ!!」
〔爆発音〕
〔画面、赤く発光〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

関東エリア
Gアイランドシティ
鉄也「…世話になったな、獅子王…」
凱「いや…結局、俺達は何の力にもなれなかった…」
さやか「甲児君…私を救うために…」
ボス「兜よお…俺達はお前を見殺しにしちまった…! 俺は…俺は…」
鉄也「泣き言を言うな、ボス…!」
ボス「鉄也! お前は血も涙もねえのかよ! いっしょに戦ってきた兜が死んじまったってのによ!!」
鉄也「兜が死んだからこそ泣いてる暇はないんだ」「いいか? マジンガーZの残骸は何者かによって回収された。これが何を意味するかわかるか?」
さやか「まさか…!?」
鉄也「そのまさかだ。おそらく残骸を回収したのはDr.ヘルだ」「悪魔の頭脳を持った奴のことだ。マジンガーZの力を悪に利用するだろう」
ムチャ「そ、そんな! もし、本当にそんなことになったら…」
鉄也「…おそらく次の戦いは今まで以上に厳しいものになるだろう」
ヌケ「兜もいないのにどうやって戦えばいいんだよ…」
鉄也「だから、泣いている暇はない。俺達は機体を修理して、その日に備えるんだ」
凱「鉄也…お前…」
鉄也「俺達は光子力研究所に戻る…。すまないが、大河長官の提案は受けられそうにない…」
凱「わかった。今はまず傷を治し、Dr.ヘルに備えることに専念してくれ」
鉄也「ああ…。そうさせてもらう」

GGG/ビッグオーダールーム
大河「…我々はマジンガーZと兜甲児君を失ってしまったか…」
フリーマン「残念ですが、このままの戦力では我々の計画にも支障をきたすことになるでしょう」
大河「戦力を補充する当てはないこともない…」
レディ「では、やはり…」
大河「彼との交渉は任せてくれ。いくらか貸しもあるのでな」
火麻「ああ…例の件か。『タカの目』もアレを出されりゃグウの音も出ないだろうぜ」
麗雄「フリーマン君…君が設計した例のものもそろそろ完成の目処が立ちそうだ」「既に本田君とレビン君が組み立てに入っておるよ」
フリーマン「ありがとうございます、獅子王博士。GGGの超AI技術がなければ短期間での完成は無理だったでしょう」
麗雄「もっとも短期間だったんで氷竜や炎竜ほどの熟成は出来なかったがな…」
大河「では、諸君…彼らを迎えよう。ミスリルからの代表者もそろそろこちらに到着する」
レディ「では…?」
フリーマン「我々の計画…プロジェクトWの発動ですか」
大河「我々に泣いている時間はない。この星の未来のためにも立ち上がる時が来たのだ」
レディ(デュオとカトルがコロニーで調べてきた例の件も気になる…)(彼女が悪用される事になればまた世界に混乱が起こるだろう)(そのためにもプロジェクトW…急がなくては…)

極東エリア
トゥアハー・デ・ダナン/ブリッジ
テッサ「…だいぶ悪戦苦闘しているようですね。まさか初日から、あれだけの騒動に巻き込まれるなんて…」
カリーニン「彼にはいい経験になるとこの任務を与えたのですが、いささか状況が思わしくないようです」「火器ならびに装備品の没収、護衛対象を含む民間人からの殴打…ここまでは許容範囲内ですが…」
テッサ「まさかゾンダーの襲撃やDr.ヘルのテロに居合わせるなんて…」
カリーニン「ですが、任務は遂行されております、大佐殿」
テッサ「さすがはサガラさんです。マオさんとウェーバーさんのフォローも完璧だったようですね」
カリーニン「万全を期して、M9を2機配備して正解でした」「ですが、よかったのですか…GGGの要請に応えたことは…?」
テッサ「…事態は作戦部の予想以上のスピードで推移しています」「それに対して、我々ミスリルも外部と連携を取らざるを得ないでしょう」
カリーニン「そのためのGGGとの接触でしょうか?」
テッサ「ええ…。うまくいけば、あの3人の任務も早く終わることになるでしょう」
カリーニン「はい…。チドリ・カナメだけでなく他のウィスパード候補者も安全になります」
テッサ「当分の間は…でしょう?」
カリーニン「遺憾なことですが…」
マデューカス「艦長…あと10分で本艦はGアイランドシティの水中ドックに到着します」
テッサ「わかりました、マデューカスさん。私はそのままGGGを訪問します。その間の指揮をお願いします」
マデューカス「イエス、マム」
テッサ「GGGの大河幸太郎…。噂通りの人物であればいいのですけれど…」

関東エリア
セーフ・ハウス
マオ「…1945時、『天使』が帰宅。少女とそのペットを送っていったため予定より1時間遅れ…と」
〔扉の開閉音〕
宗介「…今、帰還した」
クルツ「よう、ソースケ! いい思いしてきたか?」
宗介「………」
クルツ「ったく仏頂面しやがって。美少女女子高生の護衛任務だなんて代わってもらいたいぜ」
マオ「無理言うんじゃないよ、クルツ。あんたが日本の高校に転入したら不自然極まりないじゃないのさ」
クルツ「だけどよ…一日中、不可視モードのASで街中に待機するのは限界があるぜ」「ジイさんを蹴飛ばしそうになるわ、危うくビルに突っ込みそうになるわでストレスたまりまくりだぜ」
宗介「だが、おかげでゾンダーの攻撃から救われたのは事実だ」
マオ「ソースケの言う通り。ここGアイランドシティは世界有数の危険地帯になりつつあるからね」「カリーニン少佐がM9を2機配備したのも今思えば当然の措置だね」
クルツ「で、我らの天使、カナメちゃんは? シャワー? それとも着替え?」
マオ「残念だったね、クルツ。あの子ならアメリカに住む家族と電話中だよ」「聞いてみるか、ソースケ?」
宗介「それも任務だからな」「………」「…………」
マオ「どう? 何か重要な情報は?」
宗介「…よくわからんが、どうやら俺は意外と千鳥に嫌われていないようだ」「俺は面白い子だそうだ」
マオ「…ソースケ、うれしそうね?」
宗介「…そうか?」
マオ「まずは傷の手当をしなよ。この調子じゃ明日もまたハードな一日になるだろうからね」
宗介「問題ない。中々やり甲斐のある任務になりそうだ」

???
パスダー「機界四天王よ…」
ポロネズ「ポロネズからここにおります、パスダー様…」
プリマーダ「プリマーダ、もう待ちくたびれましたわ」
ピッツァ「ピッツァ…ただいま、到着…」
ペンチノン「このペンチノン…すぐにでも出航可能です」
パスダー「我々の計画を邪魔する者達が一堂に会そうとしている」
ポロネズ「あの黒いロボットの拠点…Gアイランドシティと呼ばれる場所ですか…」
ペンチノン「パスダー様…私に策がございます」
パスダー「その策とは?」
ペンチノン「この者を使います」
犬吠埼「………」
プリマーダ「ほう…中々いい顔をしているわね」
ペンチノン「この男の中のストレス…必ずやGGGを壊滅させるでしょう」
ピッツァ「面白い…。私もその策に乗ろう。直接、会いたい男もいるしな」
パスダー「いいだろう、ペンチノン。お前に任せよう」「そして、急ぐのだ。既にラダムの侵攻は進み、イバリューダーも現れようとしている」「一刻も早くゾンダーメタルプラントを完成させ、この星を機界化するのだ」
ペンチノン「了解しました」
パスダー「心弱き者共…我が力を授けようぞ…」
【シナリオエンドデモ終了】


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