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No.06
GGG危機一髪

【シナリオデモ開始】
関東エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴99.7.1、航海日誌…」「せっかくの地球到着だったがとんでもないことの連続だった」「噂に聞いていたマジンガーZと戦う羽目になり、そのパイロットは敵を倒すために自爆しちまった」「兜甲児…。少しの時間しかあえなかったがいい奴だったと思う…」「俺達はそのまま親父の知り合いの大河長官の勧めでGアイランドシティに留まっている」「親父の方は大河長官といろいろと話があるらしいので、その間に俺達は施設を案内してもらうことになった」「とりあえず、ここで少し休養してもらうものをもらって後は宇宙に帰るだけだ…と」

関東エリア
GGG/ビッグオーダールーム
アカネ「え…じゃあ、凱の身体って…!」
凱「ああ、そうだ。俺の身体はサイボーグなんだ」「2年前に宇宙で隕石に衝突する大事故にあってね」
カズマ「2年前の隕石って…まさかあの東京に落ちたってやつかい?」
命「そうよ。その時、凱は宇宙パイロットとしてシャトルを操縦していたのよ」
ノアル「それでだ、命…凱とはその当時から付き合ってたのかい?」
凱「命は高校の時の同級生だったんだ」
ノアル「おいおい…ガキじゃないんだからそんな説明じゃ納得できねえな」
カズマ「で、命さんは凱さんを追ってGGGのオペレーターになったと…泣かせる話だねえ」
ホリス「しかし、サイボーグとは…。そこまでサイバネティック技術が進んでいたとは驚きでしたよ」「私が知る限り、実働に耐え得る全身サイボーグは他に例を聞きません」
凱「俺が一命を取り留めたのはこの身体に埋め込まれたGストーンのおかげだ」
〔Gストーンの輝き〕
〔画面、緑に発光〕

アカネ「きれいだな…緑色に輝いて…」
ホリス「ふむ…これはいったい…?」
凱「その隕石の飛来と共に現れたギャレオンによってもたらされたものだ」「父さんの話では無限情報サーキットであり、動力源でもあるそうだ」
アキ「父さん?」
命「凱のお父さんは世界十大頭脳の一人、獅子王麗雄博士なのよ」
ホリス「ほう…あの超AI理論、ロボット工学技術の大権威の…」
アキ「あの獅子王博士はGGGにいたのね…」
アカネ「で、ギャレオンって何?」
ホリス「そんなことも知らないんですか、アカネさん?」「GGGが極秘に捕らえた宇宙人ですよ。赤い巨大な目玉と細長い手足、グレーの皮膚を持つ小人です」
アカネ「へえ…そんなのがいたんだ! 知らなかったよ!」
凱「いや…ギャレオンは宇宙からやってきたメカライオンだが…」
アカネ「馬鹿ホリス! あんたはっ!」
ホリス「やあ、これは失敬、失敬。私の勘違いでした。では、凱さん…続きをどうぞ」
凱「宇宙で大怪我をした俺はそのギャレオンに救われて何とか生還したんだ」
ノアル「メカライオンってことはもしかしてガオガイガーの胸のライオンは…」
命「そうよ。ガオガイガーはギャレオンを核にガオーマシンがファイナルフュージョンして完成するの」「そのオペレーションは私の役目でもあるのよ」
カトル「つまり、あのロボットは宇宙からの技術と地球の技術のハイブリッドなのですね」
デュオ「あのとんでもないパワーもそれなら納得だぜ」
ノイン「しかし、GGGは民間には公表されていない秘密組織と聞く」「我々プリベンターと同じく国連事務局直属の組織であるがこれほどの装備と施設を持つとは…」
命「私達、GGGの主な任務は対ゾンダーの研究とそのせん滅です」
デュオ「ゾンダーってのは日本を中心に現れる巨大ロボットだろ?」
凱「巨大ロボットとは少し違うな。何しろ、奴らは生きているんだから」
アカネ「生きているって…機械が?」
命「あのロボットはゾンダーメダルと呼ばれる物質がまず人間に取り付いて…」「その後、周辺の機械に取り付いて巨大なロボットになるの」
カトル「なるほど…。確かにDr.ヘルの機械獣とは全くの別物ですね」
ホリス「ふむ…取り付いて感染するとはまるでウイルスのようですね」
カズマ「でもさ…人間が核になってあのロボットが生まれるんだろ?」「その核になった人間って最後はどうなるんだ?」
凱「俺達の任務はあのゾンダーロボを破壊して、中の人を救出することだ」「ゾンダーロボから核を抜くのは俺の役目で、その後はある人間の力を必要とするんだ」
〔扉の開閉音〕
炎竜「いやあ…メンテナンスに手間取っちまったよ」
氷竜「おや…お客様ですか、隊長?」
カズマ「うわ! ロボットがしゃべった!?」
炎竜「ひどいな…。この前はいっしょに戦ったのに」
アカネ「だって、あの時は誰かが操縦していると思ってたから…」
氷竜「僕達には超AIが搭載されており人間と同じように感じたり、考えたりが出来るんです」
命「あらためて紹介するわね。GGG機動部隊の氷竜と炎竜の兄弟よ」
氷竜「よろしくお願いします、皆さん」
炎竜「この間は救援、ありがとう」
カズマ「驚いたりして悪かったな。こっちこそよろしく」
命「牛山さん、ボルフォッグは?」
牛山「彼なら別の任務でもう出動したよ。相変わらず、大忙しだ」「自分は牛山一男。GGGのオペレーターで各機のメンテナンスを担当している」
ホリス「…もしかして、あなたウッシーって呼ばれていません?」
牛山「え…なぜ、わかります?」
ホリス「基本ですよ、基本。ワタナベ氏がナベちゃんと呼ばれるのと同じです」
アカネ「馬鹿ホリス…あんたがしゃべるとトレイラーの品位が疑われるよ…」
牛山「トレイラー? もしかして、あなた方…民間人ですか?」
カズマ「ああ…俺は自由を愛する宇宙の男だ。軍や政府と関わりを持つのは真っ平御免だぜ」
牛山「民間の方をGGGに案内するなんて随分と特別な方のようですね」
ノイン「それは私も驚いている。プリベンターやスペースナイツはともかく、彼らまでGGGに案内するとは…」
凱「スペースナイツと言えば、テッカマンブレードの彼は?」
アキ「Dボゥイなら、部屋にこもりっきりになっているわ…」
ノアル「それにあいつはもうテッカマンブレードじゃねえしな」
命「どういうことなの?」
ノアル「テッカマンになるためのシステムボックスが壊れちまったんだよ」「あいつあラダムを親のカタキのように憎んでるからな。戦う術をなくして落ち込んでるのさ」
凱「そうか…。彼とは一度、話をしてみたかったんだが…」
〔扉の開閉音〕
麗雄「ふむ…噂に聞くより随分とデリケートなんだな」
凱「父さんもこっちに来ていたのか」
ホリス「ってことは、こちらがあの獅子王麗雄博士?」
麗雄「いかにも…。ボクが凱の父の麗雄だ」
ミリー「ノアルさん! アキさん! 無事でよかった!」
アキ「ミリー! あなたもここに?
ミリー「当然ですよ。あたしだってスペースナイツの一員ですから」「あ…はじめまして。あたし、スペースナイツのオペレーターのミリーです」
ノアル「ミリーがいるってことはおやっさん達も?」
ミリー「ええ。メカニック班の本田さんもレビンももうとっくにこっちに来てるわよ」「このGGGがあたし達の新たな本部なんだから」
ノアル「どうやら、GGGと俺達が合併するって話、本当だったみたいだな…」
麗雄「それでだ、ノアル君、アキ君。Dボゥイ君の件だが、何とかなるかも知れんぞ…」
アキ「本当ですか、獅子王博士…!?」
麗雄「まだ、約束はできんがな。本田君とレビン君はそのための装置の最後の仕上げに入っておる」
カズマ「アキさん! 俺、Dボゥイさんを呼んでくるよ! きっと、あの人…喜ぶと思うぜ!」
凱(Dボゥイ…テッカマンブレード…。テッカマンにされた男か…)
命「じゃあ、牛山さん…皆さんの案内をお願いします」「私、そろそろ護君を迎えに上に行ってくるから」
アカネ「上って宇宙開発公団?」
命「ええ…GGGは宇宙開発公団の真下にあって、司令の大河長官は公団の総裁も兼ねているの」
ホリス「へえ…随分と多忙な二足のワラジですね」
牛山「今日は公団の方に高校生の一団が課外授業で来ているみたいだ。人がいっぱいだから気をつけて」
命「はい…では、行ってきます」

関東エリア
GGG/工作室
バーナード「…っと、どうやらまた道を間違えちまったみたいだな…」
ミヒロ「もう! バーナードさん! 酔っ払ってるから、そんな風になるのよ!」
バーナード「だから、嬢ちゃんに案内を頼んだんだけどな…」
ミヒロ「私だって初めて来たんだもの。道、わかるわけないじゃない」「バーナードあんがふらふらしてるからお兄ちゃん達にも追いつけないし…」
バーナード「悪い、悪い。迷子の迷子のお嬢ちゃん、あなたの兄ちゃん、どこでしょか…っと」
ミヒロ「子供扱いしないでよ! 私だってヴァルストークファミリーの一員なんだから」
バーナード「そういうことは少しでも胸がふくらんでから言ってもらいてえな」
ミヒロ「エッチ! スケベ! 酔っ払い! 大嫌い!!」「オービタルリングの時は少しだけかっこいいなあって思ったのに!」
バーナード「ははははは…あん時は酒が抜けてたからな」
〔扉の開閉音〕
レビン「ちょっと、あんた達! ここは立ち入り禁止区域よ!」
バーナード「っと、すまねえな、お嬢ちゃん…。…じゃねえ、オカマちゃんか」
レビン「ま、失礼な言い方ね!」「あんたみたいなオジンにあたしの美貌をとやかく言われたくないわ!」
本田「何をやっている、レビン! AIの最終調整に入ってるんだ。油を売ってる暇はないぞ!」
ミヒロ「ごめんなさい…ええと…お姉さん…? 私達、道に迷っちゃって…」
レビン「でも、そっちの軍人はともかくあんたみたいな女の子がここに迷い込むなんて…」
本田「例の護君のようにGGGの特別隊員かも知れん。送ってやれ、レビン」
レビン「わかったわ、おやっさん。あの子の最終調整、少しだけ待っててね」「さあ行くわよ、あんた達。時間がないんだからきりきり歩く…!」
バーナード「…おお、ダニーボーイ…笛の呼ぶ声…谷間に山を下り…」
レビン「おかしな歌、歌わないの!」
〔モニターの開く音〕
???(ペガス)「オオ、ダニーボーイ…笛ノ呼ブ声…谷間ノ山ヲ下リ…)

関東エリア
宇宙開発公団/ロビー
神楽坂「では、みんな…ここからは自由行動よ」「宇宙開発公団の役割と意義について後でレポートを書いてもらうからそのつもりで見学するように」
恭子「はあい!」
神楽坂「…それと千鳥さん、相良君のことをよろしくね」
かなめ「どうして、あたしが…!?」
神楽坂「千鳥さん、クラス委員でしょう? 相良君も転入してきたばかりで心細いでしょうし…」「それに千鳥さん…彼と仲いいでしょう?」
かなめ「あれは…勝手に向こうがまとわりついているだけです…!」
神楽坂「とにかく、お願いね。何か起きると、学校全体の問題になっちゃうから」「そうなると来月の沖縄旅行も中止になっちゃうしね」
かなめ「はぁい…わかりました…」
宗介「随分と疲れているな、千鳥。腹がすいているのか?」
かなめ「誰のせいで疲れていると思っているのよ…」
宗介「俺の昼飯の残りがある。よかったら食べろ」
恭子「うわ…相良君…! これビーフジャーキー…?」
かなめ「随分と固そうだけど…。それに何だかオイルくさい…」
宗介「傾向性と保存性とコストを追求した結果だ。まずは食べてみろ」
かなめ「結構よ…。あたしはアゴのトレーニングをするつもりはないから」
風間「へえ…相良君。もしかして、それってアフリカ共同体のコンバットレーションCタイプ?」
宗介「さすがだな、風間。その通りだ」
風間「すごいな…『AS・ファン』の記事で読んだけど、実物は初めて見たよ」「これってグルメが選んだ最も不味いレーションの第一位なんだよね」
宗介「問題ない。味はいつか慣れる」
かなめ「あんた…そんなお墨付きの不味いものを食べさせようとしたのね…」
恭子「…相良君、風間君と仲良くなったみたいね」
かなめ「あの二人…昨日の下着ドロの後、意気投合したみたいね…」
恭子「下着ドロ…?」
かなめ「い、いや…こっちの話…。きっと、あの二人、シュミが合ったんだよね!」「ほら…風間君も軍事オタっぽいし」
恭子「ふうん…」
かなめ(昨夜、相良君と風間君があたしの家のマンションのベランダにいて…)(さらに相良君があたしの下着を手に持っていたのは何かの間違いだと思ってやろう…)(風間君の方は不良グループに脅されてだって言うし、あいつにも何か事情があるんだろう…)(先日のロボット騒動の時はあたし達を必死で逃がしてくれたし…。そう思うことにしよう…)
宗介「どうした、千鳥? また、顔色が悪くなったが…」
かなめ「…心配してくれるなら、今日一日、大人しくしていてよね…」
宗介「了解だ」
護「あれ? 宗介さんじゃないですか!」
宗介「天海護か…奇遇だな」
護「この間は華ちゃん達を守ってくれてありがとうございました」
宗介「礼は必要ない。自分の任務のついでのようなものだ」
恭子「あら? この間の犬を連れた子のボーイフレンド君か」
護「この間のお姉さん達もいるんですね。僕、天海護っていいます」
かなめ「どうしたの? 今日は宇宙開発公団の見学?」
護「え、ええ…。そんなところです。…それじゃ、僕、行きますね」
恭子「まだ小学生なのにしっかりした子よね」
かなめ「ほんと…どっかの誰かさんに社会常識をわけてあげたいわ…」「でも、向こうって立ち入り禁止のエリアだよね…」
宗介「…!」
風間「どうしたの、相良君…?」
宗介(この宇宙開発公団の地下には秘密防衛組織GGGがある…)(あの少年…この間の目…只者ではないと思ったがまさか兵士…それもテロリストか…!)(だとしたら、先日の千鳥への接触もミッション前の下調べだったか…!)
かなめ「ちょっと…相良君…? さっきから何をブツブツと…」
宗介(うかつだった…。この前の少女はデコイでこちらの目をあざむくためだったか…)(そして、今日のターゲットはGGG…! ここを爆破されては大惨事になる! そして、その騒動の中、千鳥を…)
かなめ「相良君! 聞いているの!?」
宗介「千鳥、よく聞いてくれ。今すぐ、周囲の人間を誘導してここから逃げろ…!」
かなめ「あんた…何、言ってるの…?」
宗介「説明している時間はない! 俺は奴を追う! 急げ!!」
かなめ「ちょ、ちょっと、相良君! ああ、もう!」
恭子「どこ行くの、カナちゃん!」
かなめ「あいつ、連れ戻してくる! このままじゃ、また何か騒動を起こしそうだし!」
風間「行っちゃった…」
恭子「どうする、風間君…?」
風間「…さっきの相良君の表情…ただごとじゃなかったよね…」
恭子「うん…一応、神楽坂先生に報告しとこうか…」
〔殴打音〕
恭子「あ…ごめんなさい!」
フリッツ「気にしないでおくれ。こちらは大丈夫だ。…じゃあ、私は行かせてもらうよ」
風間「あの…この先、立ち入り禁止ですけど…」
フリッツ「それが何か…?」
風間「い、いえ…何でもありません!」
フリッツ「それならばいいがね…」
風間「な、何だか怖い人だな…」
ピッツァ「ほう…テッカマンも来ているのか…」
恭子「え…?」
ピッツァ「面白い…。あのサイボーグ以外にももう一つ獲物が出来たようだ」「ペンチノンよ…。行動を開始しろ」

関東エリア
GGG/通路
Dボゥイ「…本当なんだろうな、カズマ。俺がもう一度、テッカマンになる方法があるというのは?」
カズマ「ああ…凱さんの親父さんの偉い博士が何とかしてくれるらしいんだ。とにかく工作室に行こうぜ」
Dボゥイ「…戦える…。俺はまだ戦えるんだ…!」
???(フリッツ)「そうはいかないさ、ブレード…」
カズマ「お、お前はオービタルリングの…!」
フリッツ「言っただろう、ブレード? お前は無力な姿のまま、この俺に八つ裂きにされると…」
Dボゥイ「ダガー…貴様!」
フリッツ「全てはあの時の言葉通りだ! ブレード! ここで貴様の息の根を止めてやる!」「テックセッターッ!!」
〔テックセット音〕
〔画面、緑に発光〕

【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「GGG危機一髪」


【戦闘マップ開始】
〔WARNING〕
スワン「NO! 大気圏外からラダム来ます!」
大河「どういうことだ!? ここまで発見が遅れるとはサテライトサーチは何をしていた!」
猿頭寺「プログラムエラー! サテライトサーチ、起動していません!」
大河「何だと!? システムのトラブルか!」
〔敵ユニット出現〕
恭子「あ、あれってもしかして噂に聞くラダム!?」
風間「ぼ、僕…実物を見るの初めてだよ!!」
恭子「相良君の言う通り、みんなを避難させておいてよかったわね」
神楽坂先生「その相良君と千鳥さんは…?」
恭子「うそ! カナちゃんと相良君、まだあの建物にいるんだ!」
火麻「くそ! 何だってラダムの連中が宇宙開発公団を襲ってくるんだよ!」
フリーマン「敵の狙いはDボゥイか…!」
大河「直ちにGGG機動部隊、発進だ!」
〔WARNING〕
命「駄目です! ベイタワー基地の各エリア、システムがダウンしていきます!」「現在、60%が沈黙! ダウン部分、さらに増大していきます!」
牛山「メンテナンスハンガーも稼働しません! これではギャレオンは出せません!」
ブレス「大河…ここは俺達が出よう。幸いプリベンターの機体は」「ヴァルストークに積んである」
大河「やってくれるか、ブレス?」
ブレス「仮契約まで済んでいるんだ。気にするな」「…もっとも、これで以前の借りは一つ帳消しにさせてもらうがな」
火麻「相変わらず、そういうところは抜け目ないぜ、この男はよ…!」
大河「頼むぞ、ブレス! その間、氷竜と炎竜は自力でハッチを開けて出撃だ!」
〔味方ユニット出現〕
炎竜「いったいどうなっているんだ、ベイタワー基地は!」
氷竜「何者かが、基地のシステムに侵入したとしか思えない」「隊長達が出撃できるようになるまで我々が食い止めるんだ!」
炎竜「了解だ!」
大河「テスタロッサ大佐、せっかくミスリルの代表としてお越しいただいたのに…」「このような事態になるとは。まずは安全な場所へお連れします」
テッサ「いえ…大河長官。私もシステムダウンの原因調査、お手伝いさせていただきます」「GGGの猿頭寺オペレーターのプログラムエラーに侵入するような敵です。侮るわけにはいきません」
大河「あなたがサポートしてくれれば万の味方を得たようなものだ」
スワン「お願いしマス、テスタロッサ大佐」
テッサ「では、キーボードを…きゃっ!」
大河「テスタロッサ大佐…!?」
テッサ「す、すいません…段差につまずいてしまって…転んでしまいました…」
スワン(段差って…3センチ程ですケド…)
火麻(本当に大丈夫なのか? このお嬢ちゃんがミスリルの誇る天才様とは、とても思えんぜ…)
テッサ「では、よろしくお願いします。…それと、猿頭寺さん…」
猿頭寺「何でしょう?」
テッサ「その…失礼ですがお風呂に入られた方がよろしいですよ」
猿頭寺「はあ…何かと忙しいもので…」
テッサ「カリーニンさん、待機中のウルズ2とウルズ6にこちらの援護を要請してくだい
カリーニン「了解しました」
麗雄「長官…ラダムの襲撃はともかく、基地のシステムダウンは…」
大河「おそらくはゾンダーの仕業…。ならば、これは敵の攻撃の始まりに過ぎんか…!」
火麻「くそ! ラダムも来ているってのに最悪のタイイングだぜ!!」
<戦闘開始>

<敵撃破>

ダガー「外でもはじまったようだな」
Dボゥイ「くっ…! ラダム獣も呼んでいたのか…!」
ダガー「オービタルリングでは貴様の仲間のおかげで詰めを誤ったからな…」「この戦いに邪魔は入れさせん!」
Dボゥイ「カズマ! お前はみんなにダガーが侵入したことを伝えろ!」
カズマ「で、でも、Dボゥイさん…!」
Dボゥイ「俺は何としても工作室にたどり着く! だから、急げ!」
カズマ「わ、わかった!」
ダガー「フフフ…仲間を逃がしたか。優しいな、ブレード」
Dボゥイ「…俺には仲間などいない…! 親も兄弟も友もな!」
ダガー「哀れだな、ブレード! これも全ては貴様がラダムを裏切ったためだ!」
Dボゥイ「くっ…!」
大河「システムの復旧はどうなっている!」
猿頭寺「駄目です! 向こうの侵入速度が速く、カウンターが追いつきません!」
テッサ「第六、第七ブロック全て突破! このままだと完全にシステムを乗っ取られます!」
猿頭寺「こんなことが出来るのは…」
〔モニターの開く音〕
犬吠埼「フフフフフフフフフフ…」
猿頭寺「やはり、犬吠埼…お前か!」
レディ「あの男は…!?」
麗雄「犬吠埼実…2年前のGGG設立の際、猿頭寺君とシステム開発主任の座を争った男だ」
犬吠埼「フフ…フフフ…ハハハハ!」
〔光の放射音〕
〔画面、紫に発光〕

ゾンダー「ゾンダァァァァッ!!」
麗雄「やはりゾンダー化しておるか!」
テッサ「大河長官! おそらく彼はベイタワー基地内に侵入し…」「そこからケーブルを介してメインシステムに侵入していると思われます!」
大河「くっ! この基地にゾンダーが侵入するとは! 卯都木君! すぐに凱に連絡を!」
命「そんな…基地にゾンダーがいたなんて…!」
大河「どうした、卯都木君!」
命「長官! 護君も今、この基地の中にいるんです!」
火麻「何だって!?」
麗雄「まずい…! 前回のゾンダーも護君個人を攻撃しようとしていた…」「もし、侵入したゾンダーが護君を発見したら…」
大河「全人類が破滅の時を迎えるかも知れん…!」「卯都木君、凱に連絡を! 侵入者を発見し、同時に護君を保護するんだ!」
命「了解です!」

<敵4機以下or2PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
クルツ「我らの『天使』が宇宙開発公団にいるっていうのに物騒な奴らがお出ましだぜ」
マオ「カリーニン少佐から指令だ。ラダムを速やかに迎撃しろとさ」
クルツ「やれやれ…ソースケは美少女の護衛でこっちは害虫退治とはよ…」
マオ「オンナにたかるムシが何言ってんだか…」「悪いムシと害虫の戦いだ。アンタにはお似合いだよ」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
大河「ブレスも出てくれたか!」
ブレス「シホミ! カズマから連絡はないか!」
シホミ「はい! どうやら、まだベイタワー基地内にいるようです!」
アカネ「あいつ…Dボゥイを迎えに行って、それっきりか…」
ブレス「ミヒロ、お前はドックでカズマを待つんだ」
ミヒロ「了解です!」
ノイン「あれはミスリルのASか…。連合軍が使用しているタイプの次世代機のようだな」
デュオ「あそこは地球一の金持ち軍隊だからな。最新兵器のコレクションみたいなもんだ」
クルツ「そのわりには隊員の給料は安いんだか、これが」
デュオ「おっと…聞こえてたか」
マオ「こちらミスリルのトゥアハー・デ・ダナン所属特別対応班SRTのウルズ2」「これより命令によりそちらと共同戦線をとる」
ブレス「ヴァルストークのブレスフィールド・アーディガンだ。互いの健闘を祈る」
火麻「気をつけろよ、ブレス! 基地にゾンダーが侵入したってことはそのうち、奴らも出てくるぞ!」
ブレス「忠告ありがとう、シルバーピューマ。さすがはGGG作戦参謀だ」
火麻「へ…お世辞を言う暇があったらとっととラダムを片付けろってんだ!」
ブレス「了解した! 各機、攻撃開始だ!」
アカネ「氷竜、炎竜! 今、助けに行くからね!」
ノアル「おい、アキ…Dボゥイから連絡はないのか!」
アキ「ええ…まだ基地にいるみたい」
ノアル「ちっ…いくらテッカマンに変身できないからっていい身分だぜ…!」

<敵3機以下>
〔ベイタワー基地に爆発〕
〔画面、振動〕

Dボゥイ「ぐあっ!」
ダガー「どうした、ブレード。もう終わりか?」「どうやら、さっきの小僧は間に合わなかったようだな」
Dボゥイ「くっ…ここまでか…! ここまでなのか!!」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

ダガー「ぐっ…! 何者だ!?」
ピッツァ「フ…どうやら最初の獲物はお前のようだ…」
ダガー「まさか、お前は伝説に謳われた赤の星の戦士…!? いや、違う…ゾンダリアンか!」
ピッツァ「ラダムのテッカマンとこんなところで遭遇するとはな…」「だが、ここで貴様を倒せばラダムにも痛手を与えることになる。行くぞ!」
ダガー「面白い! ゾンダリアンになったとは言え、赤の星の戦士の力、見せてもらうぞ!」
〔衝撃音〕
Dボゥイ「状況はわからんが今のうちに…! 行くしかない!」
ダガー「しまった、ブレードが!」
ピッツァ「余所見をしている暇はないぞ、テッカマン!!」
ダガー「ちいっ! こんなことで奴を逃がすことになるとは…!」

<敵2機以下>
ピッツァ「やるな! さすがは機界化を拒み続けるラダムの尖兵よ!」
ダガー「貴様こそな、ゾンダリアン! だが、俺の邪魔をした罪、その身で償ってもらうぞ!!」
護「あっ!」
ピッツァ「むう…! あれは!」
護「あっちの鳥みたいな奴…凱兄ちゃんが前に言っていたピッツァって奴…!?」
ピッツァ「例のGパワーを持つ子供か! …テッカマン、勝負はお預けだ! まずは、この子供を!」
〔空を舞う音〕
護「うわあああっ!!」
〔Gストーンの輝き〕
〔画面、緑に発光〕

ピッツァ「バ、バカな…! あの子供に触れた私の腕が崩壊していく…!」
宗介「何だ…何が起こってる!?」
護「宗介さん、どうしてここに!?」
ピッツァ「ちいっ! だが、身体が崩壊する前に致命傷を与えれば!!」
宗介「くっ!」
〔銃声〕
ピッツァ「そのような攻撃、私には効かん!」
護「逃げて、宗介さん!」
ピッツァ「もらったぞ、小僧っ!!」
凱「そうはさせん!」
〔衝撃音〕
護「凱兄ちゃん!」
凱「無事だな、護! 今、この基地はゾンダーによって機能を停止している…」「ここは俺が食い止める! お前は逃げるんだ!」
護「やっぱり…! さっきから感じていたゾンダーはそいつだったんだ!」「凱兄ちゃん! 僕、そのゾンダーの居場所を突き止めるよ!」
凱「しかし…!」
護「僕だってGGGの隊員だよ! それにゾンダーを感じるのは僕にしか出来ないし!」
凱「…わかった。だが、無理はするなよ! 危険を感じたら、すぐに逃げるんだ!」
護「わかったよ、凱兄ちゃん! …宗介さん、手伝ってください!」
宗介「あ、ああ…わかった!」
ピッツァ「おのれ、サイボーグ…! よくも邪魔をしてくれたな!!」
凱「黙れ、ピッツァ! それにラダムのテッカマン! よくも基地に侵入してくれたな!」「俺がまとめて相手をしてやる!」
ダガー「ほう…まさか、この星に伝説の緑の星の遺産の継承者がいたとはな…」
凱「どういうことだ!?」
ダガー「伝説に謳われた二つの星の遺産が互いに潰しあうのも一興だ! 俺はブレードを追わせてもらう!」
〔空を舞う音〕
凱「待て、テッカマン!」
ピッツァ「どこへ行く、サイボーグ! お前の相手はこの私だ!」
凱「ピッツァ!」
ピッツァ「元々の私の目的は私を倒すことだ。この星でめぐり合った私の魂を振るわせるだけの男よ…!」「貴様はこの手で倒す!」
凱「くそっ…! 戦うしかないのか!」(後は頼むぞ、カズマ…!)

<敵1機以下>
Dボゥイ「工作室はここか!」
ミリー「Dボゥイ、こっちよ!!」
Dボゥイ「ミリー! ここで俺は再びテッカマンになれるのか!」
ミリー「そうよ! 割れたクリスタルを出して!」
Dボゥイ「あ、ああ!」
ダガー「そうはさせんぞ、ブレード!」
Dボゥイ「ダガー!!」
ダガー「何をするか知らぬが、貴様はここで死ぬのだ!」
カズマ「黙れよ、粘着野郎! てめえの相手は俺だ!!」
ダガー「何っ!?」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

ダガー「ぐわっ!?」
カズマ「どうだ! スペースナイツ特性のパワーローターのパンチはよ!」
レビン「その調子よ、トレイラー! やっちゃいなさいよ!」
カズマ「どうだい、オカマさん! 俺だってやる時はやるぜ!!」
ダガー「くっ…! またお前か、小僧!!」
バーナード「っと、お前さんの相手は坊やだけじゃないぜ!!」
〔機関銃の銃声〕
ダガー「ちいっ! ここにも俺の邪魔をする人間がいるか!!」
バーナード「どうもお前さんと縁があるようだ! こっちとしては、いい迷惑だがな!」
本田「よし、クリスタルはセットした! 後はペガスを再起動させるだけだ! ミリー、スイッチを!」
ミリー「はい!」
〔スイッチを押す音〕
レビン「ちょっと! 何も起きないじゃないの!!」
ミリー「だ、駄目! 基地のシステムがダウンしていて発電設備のパワーが上がらない!」
本田「くそっ! こうなりゃシステムが回復するまでもちこたえるしかないぞ!」
カズマ「おう! こっちはOKだ! 来やがれ、粘着ダガー!!」
Dボゥイ「カズマ…」
カズマ「あきらめるなよ、Dボゥイさん!」「外ではノアルさん達が戦ってるし、こっちでは本田のおやっさん達が頑張ってるんだ!」
バーナード「そういうことだ、坊や! 必ず、お前さんをテッカマンに復活させてやるぜ!!」

<敵全滅or4PP・味方援軍2&敵増援1&第3軍増援1出現>
〔Gストーンの輝き〕
〔画面、緑に発光〕

護「宗介さん、こっちだ! ゾンダーはこっちにいる!」
宗介「天海…俺は君を誤解していた。君もGGGの戦士だったんだな」
護「待って! 宗介さん、何かいる!」
ペンチノン「やはり、来たか…小僧!」
護「お前は…! この前も街にいたゾンダー!」
ペンチノン「機界四天王の一人、ペンチノン…ウイィィィィィィィッ!」
宗介「機界四天王だと…!? こいつもゾンダーの幹部か…!」
ペンチノン「緑の髪の小僧…! お前はここで始末する!」
???(ボルフォッグ)「そうはさせません! シルバームーン!!」
〔武器の投擲音〕
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

ペンチノン「紫のロボット…また、貴様か!」
護「ボルフォッグ! 来てくれたんだね!」
ボルフォッグ「ここは私が食い止めます! 護隊員とウルズ7はゾンダー人間を!!」
護「ウルズ7って宗介さんのこと?」
宗介「説明は後だ、来るぞ!」
ゾンダー「ゾンダァァァァッ!!」
護「うわあっ!!」
かなめ「危ない、護君!」
宗介「千鳥! なぜ、君がここに!?」
ゾンダー「ゾンダァァァァッ!!」
かなめ「相良君! あんた、いつも銃を振り回してるんだからこんな時ぐらい役に立ちなさいよ!」
宗介「無論だ…!」
〔銃声×2〕
宗介「…やはり、銃は効かないか…!」
かなめ「ちょ、ちょっとどうするのよ!?」
ゾンダー「ゾンダァァァァッ!!」
宗介「問題ない。こちらにはこれがある!!」
〔放電音〕
〔画面、黄色く発光〕

ゾンダー「ゾ、ゾンダァァァァッ!!」
宗介「お前は機械だ…! スタンガンの高圧電流はその機能を破壊するはず…!」
ゾンダー「ゾ…ゾゾ…ゾゾゾン…ダ…ダダダ!!」
〔コンピュータの動作音〕
〔プログラムの動作音〕

スワン「OH! 侵食、止まりマシタ! ゾンダーがひるんでいるようデス!」
テッサ「今です、猿頭寺さん!」
猿頭寺「カウンタープログラム、スタート!!」
〔スイッチを押す音〕
ソンダー「ゾンダァァァァッ!?」
猿頭寺「抵抗しても遅いよ、犬吠埼。お前は昔から肝心な事を忘れる…」「完璧な人間やシステムなぞこの世には存在しない…」「だからこそ、人は失敗や敗北を糧に努力して、改良して、常に上を目指すのさ」「一度お前に破られたシステムの穴はテスタロッサ大佐と共に完全に修復した…」「お前にはない困難に立ち向かう心…勇者の証で!」
ゾンダー「ゾンダァァァァ!!」
命「侵入したゾンダー、基地の外へ逃亡しました!!」
大河「よし! 本当の戦いはここからだ!!」
〔コンピュータの動作音〕
〔プログラムの動作音〕

レビン「システムが回復したわ!!」
本田「よし、ミリー!! ペガスを起動させろ!!」
ミリー「ラーサ!!」
〔ハッチの開閉音〕
〔機体の起動音〕

ペガス「………」
ダガー「何だ、こいつは!?」
本田「どうだ! こいつが作業用人型ロボットを改造して造り上げたペガスだ!」
レビン「ペガス! あいつをぶん殴っておやり!!」
ペガス「ラーサ」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

ダガー「ぐおあっ!!」
ミリー「今よ、Dボゥイ!! ペガスの中に入ってテックセットして!!」
Dボゥイ「何っ!?」
本田「ペガスはお前を助けるためにチーフが設計したロボットだ! 俺達を信じろ!」
ミリー「Dボゥイ!!」
[イベントデモ「テックセッター(B)」]
Dボゥイ「よし…ペガス!! テックセッタァァァァーーッ!!」
ペガス「ラーサ」

〔味方ユニット出現〕
麗雄「おお…! あれはテッカマンブレード!」
フリーマン「ペガスにクリスタルをセットしその内部で光を収束させ物質変換のフィールドを作り出す…」「どうやら、成功したようだな」
〔敵ユニット出現〕
ダガー「おのれ、ブレードめ! 復活したか!!」
ブレード「そうだ、ダガー! テックセットさえ出来ればお前ごときに負けはしない!!」
ダガー「おのれぇ! 今日ここで全ての決着をつけてくれる!」
〔敵ユニット出現〕
デュオ「へ…! またまた数を出してきたぜ!」
ノアル「こっちはDボゥイが復活したんだ。恐れることはねえぜ」
ブレード「ノアル、アキ…すまなかったな。ミリー達の助けもあって俺は復活することが出来た」
アキ「Dボゥイ…あなた…」
ノアル「へえ…お前が俺達に詫びるなんてどういう風の吹き回しだよ」「まあ、いいさ! 遅れた分はしっかり働けよ、Dボゥイ!」
ブレード「ラーサ!!」
アキ(Dボゥイ…あなたはスペースナイツの真のメンバーになったのね…)
〔味方ユニット出現〕
スワン「ヴァルホークとビッグボルフォッグ、出撃しまシタ!」
ビッグボルフォッグ「ガンドーベルとガングルーと三身一体となった今、力負けはしない…!」
ブレス「今回はよくやったな、カズマ。少しだけ誉めてやろう」
カズマ「それどころじゃねえ、親父! ゾンダーが来るぞ!」
ブレス「何っ!?」
〔第3軍ユニット出現〕
デュオ「何だよ、あの敵の種類は!」
マオ「どうやら、この前と同じようにゾンダーはメカに寄生してそれを自由に操るようだね」
カトル「しかし、あの敵は…!?」
〔カーソル、EXI-15を指定〕
ゾンダー「ゾンダァァァァッ!!」
ミヒロ「ガオガイガーにそっくり!」
ホリスリス「ふむ…どうやらGGGにあったガオガイガーの予備パーツを取り込んだようですね」「偽者ガオガイガー…カオカイカーってとこでしょうか」
アカネ「くだらない事、言ってる場合じゃないよ!」
カズマ「メカを取り込むって俺達のロボは大丈夫なのかよ!?」
ホリス「それはご心配なく! 獅子王博士の市道で皆さんの機体には対ゾンダー処理をしておきました」「これでゾンダーに侵食されることはありません」
クルツ「でもよ…あのゾンダーの核を引っこ抜くには…」
ビッグボルフォッグ「その役目でしたら!」
凱「来い、ギャレオン!」
〔味方ユニット出現〕
〔獅子の咆哮〕

ギャレオン「ガオオオン!!」
〔ギャレオン、凱のいる地点へ移動〕
凱「フュゥゥゥジョォォォォン!!」
〔凱、変形〕
凱「ガイガァァァァァァッ!!」
大河「よし! ファイナルフュージョン、承認だ!!」
スワン「駄目です! ガオーマシン、起動プログラムが消去されている為発進できまセン!」
凱「まだ、方法はある! みんな!!」
〔味方ユニット出現〕
火麻「ステルスガオーは任せとけ!」
麗雄「ライナーガオーもOKだ!」
牛山「こちら、ドリルガオー。牛山和男、準備完了! いつでも合体できます!」
レディ「マニュアルでガオーマシンを操縦するのか!」
命「マニュアル操縦によるファイナルフュージョン成功率…31.2%! 危険すぎます!」
猿頭寺「長官! こちらで合体をサポートすれば成功率は60%になります!」
火麻「一人10%ずつ勇気で補えば100%だ!」
ミヒロ「え~と…そういう計算の仕方でいいのかな…」
カズマ「だがよ…熱くさせてくれるぜ!!」
テッサ「これがGGGの最大の武器…!」
凱「長官!」
大河「ふ…よかろう!」「ファイナルフュージョンマニュアル承認!!」
命「了解!」「ファイナルフュージョンマニュアルプログラム」「ドラアアアイブッ!」
〔クリスタルの砕ける音〕
〔コンピュータの動作音〕
〔プログラムの動作音〕
〔承認発動音〕

猿頭寺(見せてやるぞ、犬吠埼…。お前が打ち破れなかったGGGの…勇者達の力を…!)「サポートプログラム、スタート!」
凱「うおおおっ!」
〔凱&麗雄&火麻&牛山、フォーメーション〕
〔バードマン(飛行)、火麻へ隣接〕

火麻「うおっ!」
フリーマン「いかん! 少しでもタイミングがズレれば各ガオーマシンが激突する!」
ブレード「うおおおっ!」
〔ブレード、バードマン(飛行)へ隣接〕
〔第3軍ユニット撃破〕

ブレード「急げ! 敵は俺が引きつける!」
凱「すまない、Dボゥイ!! …行くぞ! ファイナルッ! フュゥゥゥジョォォォォォンッ!!」
〔凱、合体〕
凱「ガオ! ガイ! ガァァァァァッ!!」
カズマ「やったぜ、凱さん!!」
大河「それでこそ、勇者だ! 頼むぞ、ガオガイガー!!」
ブレス「これで役者は揃った! 各機、ラダムとゾンダーの挟み撃ちに気をつけろ!!」
カズマ「さんざん走り回された借りはたっぷり返してやるぜ!!」
ブレード「行くぞ、ダガー! ここで決着をつけてやる!!」

<カズマvsダガー>
カズマ「粘着野郎! オービタルリングでも世話になった分、ここらでまとめて返すぜ!」
ダガー「忌々しい小僧目! 貴様さえいなければブレードをもっと簡単に八つ裂きにできたものを!」
カズマ「何でも楽をしようって考え方は人間を堕落させるぜ!」「っと、こんなことをラダム野郎に言っても、無駄だったな!」

<ブレードvsダガー>
ブレード「ダガー! お前との戦い…今日こそ決着をつけてやる!!」
ダガー「望むところだ、ブレード!」「他のテッカマンが目覚めつつある今、これ以上の失敗は俺の立場を危うくするのでな!」
ブレード「他のテッカマンだと!? まさか!」
ダガー「案ずることはない、ブレード! 貴様はここで死ぬのだからな!!」

<EI-15撃破>
ゾンダー「ゾンダァァァァッ!!」
〔EI-15、回復〕
火麻「ちいっ! やはり、再生しやがったか!」
麗雄「凱! ヘルアンドヘヴンが! 奴の核をえぐり出せ!」
凱「了解だ、父さん!」
〔凱、EI-15へ隣接〕
凱「見せてやるぞ、偽者! 本当のガオガイガーの力を!!」
〔凱、EI-15へ攻撃〕
[イベント戦闘「凱vsEI-15」]
〔第3軍ユニット撃破〕
シホミ「ガオガイガー、ゾンダー核の確保に成功しました」
ホリス「残ったゾンダーメタルは自壊したようです」
ブレス「よし…ゾンダー人間の事は天海護君に任せよう」
ペンチノン「おのれ…GGGめ! よくも…!」
ピッツァ「ゾンダー核を失った以上、今回は我々の負けだ。退くしかあるまい…」「だが、サイボーグよ…。貴様との決着…いずれ必ずつけるぞ…!」
※※まだダガー健在の場合、セリフ追加※※
ブレード「ダガー! ゾンダーは倒れた! 残るはお前達、ラダムだ!」
ダガー「愚かなり、ブレード! ラダムを受け入れねば貴様達に待つのは滅びだけだ!」
ブレード「どういう意味だ!」
ダガー「知りたくば、ラダムの宿命に従え! さもなくば、この俺に討たれて消えるがいい!」
ブレード「くっ! ダガー!!」


<ダガー撃破>
ブレード「お前の負けだ、ダガー!」
ダガー「馬鹿な…この俺が…ラダムのテッカマンであるこの俺が滅びるのか…!」「ラダムこそがこの宇宙で生命体が生き延びる手段であるはずだ!」
麗雄「どういうことだっ!?」
ダガー「ブレード! お前は必ず後悔する! ラダムの宿命に従わないこと…それはすなわち滅びだ!」「ブレードよ! お前達に松野は滅びの道だけであることを知れ!!」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

デュオ「やったか…!」
ノアル「ああ…テッカマンダガーの最期だ」
フリーマン「指揮官のダガーを失いラダムは後退していったか…」
ブレード(フリッツ…俺もいずれはお前と同じところへ行く…)(だが、俺はその前にやらねばならないことがあるんだ…!)
※※まだEI-15健在の場合、セリフ追加※※
火麻「残るはゾンダーだけだぜ!」
麗雄「凱! 長引けば再生能力があるゾンダーが有利だ!」「ヘルアンドヘヴンで奴の核を引き抜くんだ!」
凱「了解だ、父さん!」
ブレス「各機はガオガイガーを援護! 攻撃をあのモドキに集中させるんだ!!」


<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
命「ラダム、ゾンダー共、全て反応は消えました」
スワン「ミスター犬吠埼も護君が浄解したそうでデス」
大河「どうやら終わったようだな」
レディ「GGG、スペースナイツ、プリベンター、ミスリルの共同作戦…思わぬ始まり方になりましたね」
テッサ「ええ…ですが、私は確認しました。このやり方が最も効果的だと…」
大河「ありがとう、テスタロッサ大佐」
フリーマン「どうやら波乱の幕開けながら全ては動き出したようだ…」
レディ「だが、彼らこそが地球を救う切り札となるだろう…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

関東エリア
Gアイランドシティ
犬吠埼「…ありがとう、少年…。君と猿頭寺のおかげで私の目も覚めたよ」
護「もう大丈夫だよね、おじさん。心を強く持っていれば、ゾンダーなんて怖くないから」
犬吠埼「ああ…。それを教えてくれたのは君達だ」
宗「天海…君のその力は…?」
かなめ「緑色に光ったり、そらを飛んだり、オバケを人間に直したり…。超能力か何かなの?」
護「ごめんなさい、宗介さん、かなめさん。僕にもよくわからないんです」
宗介「………」
護「でも、僕…この力をお父さんやお母さんや華ちゃんやみんなのために使いたいんです!」「僕の力はそのために神様がくれたものだと思うんです!」
かなめ「護君…」
護「…でも、お願いです…。このことはお父さん達や華ちゃんには内緒にしてください…」「僕がGGGの特別隊員なことを知ったら、きっと心配するから…」
かなめ「わかったわ、護君! あたし、約束する…絶対に秘密は守るよ!」
護「本当ですか、かなめさん!」
かなめ「人には色々と事情があるものね」「この相良君も外国暮らしのせいか常識のカケラもないけれど何とか高校生をやってるしね」
護「…拳銃を持っている高校生ってそんなにいないと思うけど…」
宗介「問題ない。その辺りは忘れてくれ」
かなめ「だから安心してね、護君。その代わり、頑張ってね…地球の平和を守るために!」
護「はい、ありがとうございます! …じゃあ僕、このおじさんを長官のところへ案内してきます…」
かなめ「うん…また、会おうね」「いい子ね、護君って…」
宗介「…うむ…自分の任務に他人を巻き込むことをよしとしないとは…いい兵士だ」
かなめ「…ちょっとズレてるよ、それ…」
宗介「俺も今回の一件で自分の甘さを痛感した」「時と場所を選ばず、火力・パワー・対弾・その他に優れた装備を用意しなくては…」
〔ハリセンで叩く音〕
〔画面、振動〕

かなめ「相良君、あんたねえ!」
宗介「すまない。この事実にもっと早く気がつくべきだった」
かなめ「いい加減にしなさいよ! 来月の沖縄旅行の時、何か問題起こしたらただじゃおかないからね!!」
宗介「了解だ。任務は確実に遂行してみせる」
かなめ「…不安だ…それもかなり…」

関東エリア
GGG/メインオーダールーム
大河「博士…テスタロッサ大佐は準備が済み次第、こちらの計画に参加してくださるそうだ」
麗雄「あのミスリルが参加してくれれば心強いだろう」
火麻「世界中のテロや紛争の鎮圧、非合法組織の撲滅に活躍する謎の傭兵部隊ミスリル…」「その実体は謎に包まれているが戦力になるのは間違いねえからな」
〔扉の開閉音〕
???(バルザック)「へえ…ミスリルの噂の美少女艦長はもうお帰りですか…。こりゃ一足、遅かったようですな」
レディ「何者だ…!?」
バルザック「っと、聞いていませんか? 俺はバルザック・アシモフ…連合軍から派遣された広報員です」
フリーマン「スペースナイツの取材を申し込んでいた従軍記者か…」「確かに許可はしたがアポイントメントは明日のはずだが?」
バルザック「噂のテッカマンブレードの活躍を目の前で見て、居ても立ってもいられなくなりましてね…」
フリーマン「…わかった。だが、ここはアロンではなく作戦司令室だ」「いくらフリーパスを持っていても最低限のマナーは守ってもらおう」
バルザック「これは失礼しました。…明日からの取材、よろしくお願いします」
〔扉の開閉音〕
火麻「何だ、ありゃ…?」
レディ「…どうやら、こちらの動きを軍も気にしているようです」
フリーマン「コルベット准将は今やテッカマンブレードだけでなく…」「ここに集う戦力の全てを接収しようと考えているのでしょう」
麗雄「強欲な男だ。どんなバックがあるかは知らんが」「無理で道理を引っ込められると思わんことだ」
フリーマン「我々の計画に賛同してくれる者はまだまだいます」「確かGGGアメリカに勤める獅子王博士のお兄様も計画に参加してくださると聞いております」
麗雄「兄ちゃんとその開発したロボットが戦力になればの話だがな…」
大河「では、私の方もブレス艦長と正式に契約を結ぼう」
麗雄「そちらの方は長官に任せる。ボクとフリーマン君は敵組織の分析を続けるから」
フリーマン「そのことですが獅子王博士…今日のラダムとゾンダーの動き、互いに牽制をしていたように見えます」
火麻「それは俺も感じたぜ味方同士ってわけじゃなく互いににらみ合いって感じだ」
麗雄「ふむ…これまでの情報を整理するとラダムは全銀河的な規模で活動をしており…」「ゾンダーも地球以外の星を幾つか機界化しているようだ」
レディ「両者は地球以外の場所でも接触し、そして、敵対していると?」
フリーマン「その可能性は高いでしょう。両者の関係は互いの特性を分析すれば見えてくるはずです」
麗雄「では、研究チームはラダム、ゾンダー…そして、イバリューダーの三者を関連付けてアプローチしよう」「その因果関係がわかればそれぞれの攻略法も確立できるだろう」
大河「お願いします、博士。こちらはネルガル重工への働きかけを進めておきます」

地球圏エリア
???
???(オメガ)「…ダガーはブレードに敗れたか…」
???(エビル)「あの男ではブレードの相手は務まりませんでしょう」
???(オメガ)「では、次はお前が行くか?」
???(エビル)「ええ…それをブレードも待っているでしょうから」
???(オメガ)「我々は急がねばならん。イバリューダーの本隊は近づき、ゾンダーはその力を増している…」「緑の星の遺産があることを知ればマスタープログラムが動くやも知れぬ…」
???(エビル)「面白い…。ならば、この太陽系を銀河の覇を決する戦いの場としましょう」「その前に私は私個人の目的を果たさせていただきます」
???(オメガ)「いいだろう、エビル。邪魔者を排除し、この地球でラダム樹を開花させるのだ」「その時こそが我々の真の戦いの始まりとなるのだ」
???(エビル)(待っているがいい、ブレード…。お前の首は私がもらい受けるぞ…)

関東エリア
GGG/メインオーダールーム
カズマ「何だよ、親父…。俺達全員をGGGの司令室に集めてよ…」
ブレス「大事な話だ。さあ、大河長官…始めてくれ」
大河「ヴァルストークファミリーの諸君」「これまでの働き、GGG長官として感謝させてもらう」
アカネ「依頼を片付けただけなのにそうほめられると照れくさいな」
ホリス「油断しては駄目ですよ、アカネさん。こういう人物はプロレスでいうパワーボムがお得意ですから」
アカネ「どういう意味?」
ホリス「持ち上げて落とすってことです」
アカネ「それならブレンバスターでもいいじゃないのさ」
火麻「オクラホマ・スタンピードでもいいんじゃねえのか?」
アカネ「なかなかいい趣味してるね、参謀さん」
火麻「おうよ、姉ちゃんもな!」
大河「…話を続けてよろしいかね?」
シホミ「申し訳ありません、大河長官」
大河「ふむ…シホミ君。君は実に母親のユウミさんに似ているな…」
シホミ「長官も母をご存知で?」
大河「我々ぐらいの年代のスペースマンでユウミさんと」「ヴァルストークの名を知らない者はいないよ」
ミヒロ「へえ…お母さんって有名人だったんだ…」
大河「それをある日、ブレスフィールド・アーディガンという男が…」
ブレス「長官…話を進めるのではなかったのか?」
大河「おっと済まなかった。私から約束を破るところだったよ」
ホリス(ふむ…どうやら社長は長官達に自分の過去を離さないよう口止めしているようですね)
カズマ(まただ…。どうして親父は昔の自分のことを話されるのを嫌がる…?)
大河「今日、ここへ皆さんをお呼びしたのは新しい依頼のことなんだ」
カズマ「依頼!? GGGが俺達に依頼するのか?」
ホリス「地球を守る秘密組織から依頼を受けるなんて我々も随分と出世した物ですねえ」
カズマ「それで依頼って何だい? 荷物の運搬? それとも、情報収集?」
大河「いや…我々と共にこの地球のために戦ってもらいたい」
カズマ「え…」
ブレス「………」
大河「ここまでの航海で君達も知っただろう。今、人類が瀕している危機のことを…」「我々は力を結集してこの事態に当たることを決め…」「既にスペースナイツとプリベンターはGGGと事実上、合併が決まり、他からも協力を取り付けている」「そして、君達にも、この計画に…」
カズマ「親父…まさか、この依頼…受けたわけじゃねえよな…?」
ブレス「…まだ仮契約の段階だ」
カズマ「だったら、決まりだ! そんなもん、とっとと破棄しちまえよ!」「俺達はトレイラーだぜ! 軍の手先になって戦争なんかしてたまるかよ!!」
火麻「待て待て。俺達は連合軍じゃなくて…」
カズマ「俺からすれば同じようなもんだ! …戦いに巻き込まれた人は助けるし悪党は見逃しちゃおけねえ…」「だがよ、個人的な依頼ならともかく組織に縛られて兵隊になるのは真っ平御免だ!」「姉ちゃん達だってそう思うよな?」
シホミ「………」
アカネ「あたしはカズマに賛成。戦争はあたし達のガラじゃない」
ミヒロ「私も…。できれば戦いはしたくないです…」
ブレス「…そういうことだ、長官。ここで俺とホリスが賛成しても反対3、賛成2、無効1で…」「多数決の結果、この依頼は受けられないな」
大河「そうか…残念な結果だ」
火麻「お、おい! いいのかよ、それで!?」「今回のプロジェクトWには連合軍以外の戦力が必要なんじゃねえのかよ!」
〔モニターの開く音〕
スワン「長官…お話中、すいませんがブレス艦長宛てにコロニー・ビットから通信が入っていマス」
ブレス「ビットから? ということは、ガレントからか…」「正面モニターに回しマス」
〔モニターの開く音〕
ガレント「こちらガレントだ。キャプテン・ブレス、応答を願う」
ブレス「ブレスだ。わざわざ通信を送ってくるとは何があった?」
ガレント「こいつはゴールドタイガーの耳にも入れておいた方がいいと思ってな…。火星で何か事件が起きたらしい」
大河「どういうことだ、『鬼の腕』?」
ガレント「どうやら、新たな異星人が現れ、そいつとナデシコの間でトラブルが起きたらしい」
カズマ「ナデシコって、あのネルガルの戦艦か…!」
ガレント「詳しい情報が入ったら送る。そちらでもネルガルの動きには注意した方がいい」
大河「そうか…協力に感謝する」
カズマ「火星に新たな異星人だと…。いったい地球はどうなっちまうんだ…」
【シナリオエンドデモ終了】


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