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No.18
悲劇のワン・ナイト・スタンド

【シナリオデモ1開始】
極東エリア
太平洋上/GGG特別機
雷牙「よかったのかね、ミユキ君。Dボゥイ君に身体の事を話さなくて…」
ミユキ「ありがとうございます、博士…。でも、私…お兄ちゃんに余計な心配はかけたくないですから…」
雷牙「…大丈夫だ、ミユキ君。ボクちゃん達が絶対に君を運命から救ってみせる…!」「だから、希望を捨てないでくれ」
ミユキ「はい…。私、雷牙博士や神先博士を信じます」「それにパピヨンさんやルネさんもよくしてくれますし」
雷牙「君はもうボクちゃんにとって29人目の子供のようなものだ」「まあ、8人目の妻でもいいのだけどな」
ミユキ「まあ、博士ったら…。またルネさんに怒られますよ」
〔WARNING〕
スタリオン「博士、ミユキさん! 正体不明の物体が、この機に接近しています!」
雷牙「なんじゃと!?」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

雷牙「うわああああああああっ!!」
ミユキ「博士ーっ!!」

関東エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴99.10.25、航海日誌…」「今日、雷牙博士とミユキさん達はGGGアメリカへ帰っていった」「Dボゥイさんは少し寂しそうだがミユキさんの元気な姿を見てひとまずは安心したらしい」「ゾンダーを倒した俺達は大きな出撃もなく、それなりにのんびり過ごしている」「結局、EI-01との戦いで俺達を助けてくれた謎の機体については何もわからなかった」「ミヒロの名前を知っていた事から俺達の関係者と思われたが親父も俺達も全く心当たりがない」「一時は親父の隠し子説も浮上したがなぜか大河長官達がそれは有り得ないと取り成してくれた」「そして、ゾンダー騒ぎで中断していたマオさんとテスタロッサ大佐の模擬戦も再戦の目処が立ったようだ」「日時は来週の日曜。今度こそはカメラ持参で特等席で見物するつもりだ」「しかし、こんな超ラッキーな神様の贈り物イベントを見られないヒイロが気の毒で仕方ない」「来週は東京の惨状を調査に来るドーリアン外務次官の警護をしなくてはならないそうだ」「俺としてはリリーナ様も捨て難いが今回はステキな罰ゲームに泣く大佐殿をとらせていただくことにした…と」

関東エリア
雪谷食堂
ルリ「はい…ラーメン・チャーハンセット、お待たせしました」
かなめ「ありがとう、ルリちゃん」
アキト「…かなめちゃん…そろそろ宗介の奴…許してあげたら? この一週間、口も利いてないんだろ」
かなめ「………」
さやか「そうよ…イヤリングの件だって悪気があったわけじゃないんだから」
かなめ「…悪気がないから余計にムカつくのよ…」
クルツ「またまた…意地張っちゃって…。かわいいねえ~」
アカツキ「本当は仲直りのきっかけが欲しいんじゃないの?」
かなめ「そんな事ないです、絶対に…! 天地神明、神様に誓っても!」
竜馬「ところでクルツさんとアカツキさんはどうしてここに?」
クルツ「実は今夜、アカツキ仕切りの合コンがあってね。それまでの時間つぶしってわけ」
アカツキ「どうだい、竜馬君…一人欠員があるから参加するかい? 社会勉強ということで」
竜馬「え…その俺は…」
甲児「そいつは無理だ、アカツキさん! リョウの奴は硬派だからな」
竜馬「あ…ああ…。せっかくですけど遠慮します…」
クルツ「あ…そ…。じゃあ、ノアルでも誘うか」
アカツキ「そうだな。Dボゥイじゃ相手の女の子達もドン引きだろうしね」
竜馬「………」
かなめ「…何か…残念そうね」
竜馬「い…いや…そんな事はないさ!」
かなめ「そうよね。真面目なリョウ君が合コンなんて参加しないわよね」
竜馬「まあな…」
弁慶(どうもリョウの奴…周りにはお堅い奴を思われてるっぽいな…)
隼人(浅間学園では知り合った女の子に片っ端から声をかけてたのによ…)(フ…今回ばかりは普段吹かせているリーダー風がアダになったようだな)
さやか「でも、かなめ…意外な人物が女好きだっていう可能性もあるわよ」
かなめ「え…」
アキト「そ、そんな事ないよ! 俺は今はコックの修行一筋で…」
ルリ「誰もアキトさんの事だと言ってませんが…」
クルツ「そうそう! ソースケの奴なんかあのムッツリ顔で俺達の知らない所で結構お盛んかも知れないぜ」
アカツキ「ありうるね…。あの手のトンチキ君は母性本能をくすぐるタイプだ。そうだろ?」
かなめ「どうしてあたしの方を見ながら言うんです…」
甲児「まあ確かに宗介の奴、あれで結構、ツラはいいもんな」「この間も1組の佐伯ちゃんが宗介の事、かっこいいって言ってたぜ」
竜馬「え…あのミス陣高コンテスト2位の佐伯恵那さんが…!?」
隼人「フ…チェック厳しいな、リョウ」
甲児「最近の俺達、宗介と別行動だからあいつが何しているかまったくわからねえんだよな…」
さやか「そうね…。もしかしたら、今頃、知らない誰かとデートしてるかも」「気にならない、かなめ?」
かなめ「あ~もう! どうして、みんなしてあたしとソースケを仲直りさせたいのよ!」「あたし、もう帰る!!」
アキト「あ、かなめちゃん!!」「ラーメン・チャーハンセットのお代は…?」
さやか「…素直じゃないわね、本当に…」
アカツキ「まあ、いいじゃないか。これで彼女は単独行動を取るきっかけができたことだし」
クルツ「後はソースケの所に行って仲直りすれば一件落着ってわけだ」
甲児「それじゃ俺達も行きますか…!」
竜馬「行くってどこへ?」
甲児「決まってるじゃねえか。かなめの後を尾つけて、宗介の家にだよ」「うまく行けば、熱~い仲直りのシーンが生でおがめるかも知れないぜ!」
クルツ「そいつはいいねえ! アカツキ、俺達も合コン前にちょいとのぞいていくか!」
アカツキ「OK。あの堅物クンの対応はちょいと見ものだな」
アカツキ「…そうと決まれば今日は夕方で店仕舞いだ。ルリちゃん、ノレン下げといて」
ルリ「…バカばっか…」

関東エリア
セーフ・ハウス
〔通信のコール音〕
宗介「千鳥…?」
かなめ「あはは…久しぶり…。その…晩御飯、まだだよね…? まだ4:00だし…」
宗介「あ…ああ…まだだ…」
かなめ「そのさ…今朝、お弁当のオカズ、作り過ぎちゃって…。でも、腐らせるのもったいないし…」「いくら秋でも明日までもたないからよかったら、いっしょに食べない?」
宗介「い、いや、それは…その…君の好意はたいへん嬉しいのだが…」
かなめ「べ、別にあんたのために造ったんじゃないから、気にしないで。じゃあ、温め直すから入るわよ」
宗介「待った! そに今は非常に…」
[イベントデモ「テレサ・テスタロッサ大佐殿」]
テッサ「あの相良さん…Tシャツか何かお借りできます?」
宗介「!!!!!!!!!!!!!!!」
かなめ「………」「…なるほどね。可愛いカノジョができたわけか…」
宗介「ち、違う! 彼女は俺の上官のテレサ・テスタロッサ大佐殿だ! ほら? 前にも話したろう!?」
かなめ「あんたねえ…ウソつくんならもっとマシなウソつきなさいよ!!」「あの子、どう見てもあたし達と同じ歳ぐらいじゃない!!」「大佐殿で艦長って言ったらもっとシブくて貫録のあるオジサンに決まってるじゃない!」
宗介「大佐殿! ご存知かと思いますがこちらが大佐殿が面会を希望していた千鳥かなめです」「彼女に説明をお願いします」
テッサ「はい? 何のこと…?」
宗介「大佐殿!」
テッサ「ああ、そうでしたね…。え~と…私がキョウシュ…潜水艦でしたっけ?」「その艦長で、大佐さんで…ソースケの上官なんですよね」
宗介(な、何なんだ、その棒読みは…!? それにいつもは『相良さん』と呼ぶのに…!)
テッサ「本当ですよ、千鳥カナメさん」
かなめ「…今度からお芝居するならもう少しケイコしてからにする事ね!」「じゃあ、ごゆっくり! あたしは失礼させてもらいます!! もう二度と会いたくないから!」

テッサ「私…間違った事、言いました?」
宗介「…いえ…問題…ありません…」
〔通信のコール音〕
テッサ「あら? またお客様?」
宗介「千鳥、聞いてくれ! きっとこれには深い理由が!!」
さやか「…かなめならさっきすごい勢いで道を歩いて行ったわ…」
甲児「で、俺達、慌ててお前の部屋に来たんだけど…」
宗介「………」
アカツキ「だらしないな、相良君。君は銃の扱い以前に女の子へのマナーってのを学ばないと」
クルツ「で、どうして俺達のセーフハウスにテッサがいるの?」
テッサ「…そのちょっと相良さんにお願い事があったので…」
〔通信のコール音〕
宗介「誰の通信機だ?」
テッサ「あ、私です…。いったい何かしら…?」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方ユニット出現〕
カリーニン「…休日のところをご足労願い申し訳ありません」
テッサ「かまいません。それだけの事が起きた事実の方が重要です」「それで彼が問題の?」
タクナ「………」
カリーニン「彼が成田空港で拘束されたのはまったくの偶然からです」
タクマ「………」
カリーニン「彼の名はクガヤマ・タクマ…。パスポートに記載されていた名前です」
テッサ「いったい彼は何を?」
カリーニン「意味不明の言葉を口走りながら突然、空港係官に殴りかかったのです」
タクマ「ネクタイだ…」「あいつ…ネクタイが曲がっていた…。だから、ムカついて…」
テッサ「………」
カリーニン「テロを警戒して極秘に待機していたヒイロ・ユイが彼を拘束しその後、薬物検査を施しました」
テッサ「それで結果は…?」
カリーニン「血中から『Ti971』の反応が出ました。ミスリルがかねてから追跡していた薬物です」
ヒイロ「例のシステムを発動させるための薬物か…」
カリーニン「そうだ…」
テッサ「私が呼び出された意味がわかりました」
カリーニン「彼がラムダ・ドライバのための矯正を受け、それが成功しているかどうか…」「それを判断できるのは大佐殿だけなのです」
テッサ「わかりました。すぐに精密検査の準備を」
ヒイロ「ハイジャック犯とミスリル以外にあのシステムを保有している連中がいるという事か…」
テッサ「または、彼の所属する組織があのハイジャック犯の背後の組織であるかです…」「あのハイジャック犯の背後関係は結局、ミスリルでも洗うことはできませんでした」「重要なのは、この世界のどこかにミスリルと同等…」「またはそれ以上の技術力を持つ組織が存在するのは事実だという事です」
ヒイロ「そして、その組織は俺達と敵対しているという事か…」
テッサ「その組織の規模、構成員、目的がはっきりしていない以上、まだ断定はできません」
カリーニン「彼は『A21』のメンバーで指紋や網膜パターンは既にミスリルに登録されています」
ヒイロ「A21…革命戦争後に目立った活動を始めた武装テログループか…」「だが、連中にあのシステムを用意するだけの力があるとは思えん」
テッサ「やはり、背後にさらに大きな組織が存在するということですね…」
カリーニン「大河長官の計らいで日本政府の協力も得られています」「この研究所は政府の用意した極秘の施設で一通りの検査はできるようになっています」
タクマ「ふん…どんなに厳重に警戒しようと必ず姉さんはボクを助けに来るさ」
ヒイロ「どうやら、この男の言う通りらしい…」
〔敵ユニット出現〕
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕
〔味方ユニット撃破〕

ヒイロ「あの機体…ハイジャック犯をバックアップした組織のものか…!」
テッサ「そんな…! こうまで簡単に極秘の施設が襲撃されるなんて!」
カリーニン「あれだけのASとモビルスーツを投入するとはやはり、この少年は…!」
タクマ「姉さん、僕はここだよ! 姉さんーっ!!」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

関東エリア
陣代高校/廊下
かなめ「…結局、腹が立ったまま歩いてそのまま学校に来て、怒りに任せて教室の掃除してたら、こんな時間…」「これも全て、あのバカが悪い…!」「こ、この学校って意外に怪談ネタが豊富なのよね…。こういう時には迷惑だけど…」「こ、こら、そこーっ! 変質者なら警察に突き出してやるから出てきなさい!!」
???(ヒイロ)「………」
かなめ「で、出た! 陣代高校怪談ナンバー13! 恨みを残して死んだ少年の霊!!」
ヒイロ「俺だ」
かなめ「あ…ヒイロ君…!? ごめんごめん…あんまり雰囲気暗いんで幽霊かと思っちゃった!」「ん? ところで、どうして陣代高校にいるの?」
テッサ「こんばんは…」
タクマ「………」
かなめ「ヒイロ君にソースケの彼女にパジャマの少年…。これ…何の集まり…?」
ヒイロ「今、説明する…」

関東エリア
A21アジト
カリーニン「く…う…」
セイナ「お目覚めのようね」
カリーニン「研究所を襲ったテロリストか…。どうやら、ここはそのアジトのようだな…」
セイナ「さすがね。自分をオトリにしてタクマを連れた二人を逃がしただけの事はあるわ」
カリーニン「ならば、私から有益な情報を引き出せない事も理解できるな」
セイナ「残念ながらね…。でも、私はあなたと話がしてみたかったの…」
カリーニン「…クガヤマ・タクマの奪還を試みたという事は君はA21の指導者か?」
セイナ「A21の名前を知っていたとはね…。じゃあ、その成り立ちは知ってる?」
カリーニン「いや…」
セイナ「じゃあトレーズ・クシュリナーダという男は知っているかしら?」
カリーニン「…地球圏に住む人間で彼の名を知らない者はいないだろう」
セイナ「でしょうね…。彼は今の世界を造り上げた英雄の一人と言っていいのだから」「でも、その英雄に心酔して彼のために忠実な兵士を育成しようと思った男の事は知らないでしょうね」
カリーニン「………」
セイナ「…その男は非行少年の更生を名目に札付きの連中を日本各地から集め、兵士としての訓練を施した」「私もタクマもその集め荒れた非行少年の一人だったのよ」
カリーニン「彼もか…」
セイナ「…革命戦争でも戦禍の少なかった国だもの…最初は自分達が兵士になる事もピンと来なかったわ」「でも、結果として私達は自信という財産を手に入れ、犯罪に手を染める必要はなくなったのよ」
カリーニン「結構なことだが、続きがあるようだな」
セイナ「…結局、その男は私達の訓練の半ばで戦闘に参加して死んだわ。サンクキングダムだったかしら…」「後はもうずだずだよ。行き場をなくした私達は結局、その財産で生きていくだけだった」
カリーニン「それで今ではテロリストか…」
セイナ「どうしてこんな話をすると思う?」
カリーニン「わからんな」
セイナ「あなたが私達の教師だった男に似ているからよ」
カリーニン「私は彼ほどロマンチストではないな」
セイナ「…無駄な会話だったみたいね。じゃあ、そこで私達のする事を見ていることね」
カリーニン「…察するに復讐かね?」
セイナ「そういう呼び方をした事はないわ。ただね…平和ボケしたこの国を私達の色に染め上げたい…」「そういう気分を復讐と言うならその通りよ。徹底的に破壊をまき散らし恐怖の炎で街を食らい尽くす…」「それが望み」
カリーニン「………」
セイナ「おかしな人…。私達をなじるでもなく、説得するでもなく淡々と見てるだけなんて」「…でも、その目…それが彼に似ているかも知れない」
カリーニン「君が私に師の影を見るのは勝手だ。だが、彼は君の中にしかいない…」「今は亡き彼の真実や理想は君達のふるまいで決まる…それだけだ」
セイナ「…おかしな人。戦士と言うより聖職者ね」
カリーニン「そう言われたのは初めてだな。…とは言え、魅力的な転職先だ」
セイナ「僧服に聖書…。意外と似合うかも」
カリーニン「そうかね」
セイナ「似合うわよ、きっと…。でも、残念…もうお別れよ。あなたとはもっと早く…いえ」
カリーニン「まだ遅くはない」
セイナ「いいえ、遅すぎね。もうすぐ私達の仲間がタクマを取り戻してくる…」「タクマはあれに乗せるわ。それで私達の力を世界に見せ付ける。私達を拒絶した世界に…」
カリーニン「………」
〔扉の開閉音〕
???(トロワ)「セイナ…救出部隊から通信が入った」
セイナ「どうやら作戦は成功したようね…」

関東エリア
陣代高校/教室
かなめ「ふうん…本当にあなたが大佐殿で潜水艦の艦長なんだ」
テッサ「信じてくれるんですか、カナメさん?」
かなめ「さすがにヒイロ君に言われればね。ソースケと違って、彼、真面目だから。ほら、あの目が違うでしょ?」
ヒイロ「………」
テッサ「私には同じように見えますけど…」
かなめ「でも、どうして本物ならソースケの家で、あんなヘンなしゃべり方したの?」
テッサ「…それはその…少しイジワルをしたくなって…」
かなめ「いじわる?」
テッサ「私…メリッサとのASの模擬戦のコーチを相良さんにお願いしようと思って…」
かなめ「そう言えば、マオさんと大佐殿がASで戦うってソースケも言ってた…」
テッサ「だって、メリッサが私の苦労も知らないで好き勝手を言うから…」「それで私…頭に血が上ってそういう事になっちゃったんです…」
かなめ「負けたら裸でマラソンなんでしょ。大丈夫なの?」
テッサ「…私…ASの操縦なんてできません…」
かなめ「じゃあ、どうするのよ!? 噂じゃヴェルターのみんな、カメラまで用意してるのよ!」
テッサ「…だから、相良さんにコーチをお願いしようと思ってお休みに家へお邪魔したんですが…」「途中で車にドロをかけられたんでシャワーをお借りして…」「色々と彼とお話もしようと思っていたのに…あなたが、その…」
かなめ「う~ん…よくわからないけどあたしも悪いみたいね。とりあえず、ごめん!」
テッサ「い、いえ! そんな謝られる必要なんて…!」
タクマ「…少し静かにしてくれませんか? こっちはさっきから頭がガンガンするというのに…」
テッサ「あ…ごめんなさい…」
かなめ「で、こっちのクソ真面目なのがテロリストの一員ね…。でも、何で陣代高校に隠れてるの?」
ヒイロ「研究所の脱出に使用した車がこの付近で走れなくなった…」「俺達は徒歩でベイタワー基地へ向かう事にしたのだが、この男が頭痛を訴え、動けなくなった」「そこで止むを得ずここで救援を待つ事となった」
テッサ「彼の頭痛は、おそらく薬物の禁断症状と思われます」
かなめ「でも、心配要らないんじゃないの。この距離ならすぐにヴェルターのみんなが来てくれるよ」
テッサ「………」
かなめ「あの…あたしの顔に何か?」
テッサ「いえ…相良さんやメリッサからあなたの事は何度も話を聞いていたけどお会いするのは初めてだったので…」
かなめ「そういえばそうね…。大佐殿の話は何度か聞いてたけど、まさか、あたしと同じ歳だったなんてね…」
テッサ「それで…やっぱり相良さんとお付き合いしているんですか?」
かなめ「ど、どうしてそうなるの!?」
テッサ「いえ…メリッサやウェーバーさんの報告を聞いているとそう思えたので…」
かなめ「マオさんとクルツ君…上官への報告はちゃんとしてよね…」
ヒイロ「………」
かなめ「もしかして、ヒイロ君…笑った?」
テッサ「本当ですか…!? 私…見逃してしまいました…」
ヒイロ「お前達…初対面なのに随分と仲がいいな…」
かなめ「そりゃあねえ…」
テッサ「何だか初めて会った気がしないので…」
ヒイロ「なるほど…。お前達は相良を通してつながっていたのだな…」
かなめ「ちょ…ヘンな言い方しないでよね! あたし、ソースケと絶交中なんだから!」
テッサ「え…? でも、おうちにご飯を届けに来ていたじゃないですか…」
かなめ「それはその…」
ヒイロ「お前は面白い女だ…。俺達の周囲にはいないタイプの人間だ」
かなめ「悪いけど、あたしは普通の女子高生。あなたやソースケとは住んでる世界が違うのよ」
ヒイロ「そこに相良も引きつけられたか…」
かなめ「ちょっと、あなた! いい加減な事言うと承知しないわよ!」
ヒイロ「………」
タクマ「ハハハ、笑わせてくれますね」「僕の仲間を蹴散らした凄腕のエージェント君が女の子一人に押されてるとは」
かなめ「って言うけど、あんただって見た目はそこらの高校生と似たようなもんじゃない」
タクマ「…僕は違う。僕は選ばれた兵士だ」
テッサ「…タクマさん…あなた、家族は?」
タクマ「姉が一人…それだけです」
テッサ「お姉さんはどんな人?」
タクマ「姉は…崇拝すべき人です…」
かなめ「崇拝って…それって何かヘン…」
ヒイロ「…静かにしろ!」
???(五飛)「…甘いな、ヒイロ。さすがのお前も疲れがあったようだな」
ヒイロ「五飛…」
五飛「動くな…。既にこの場所は俺達の手のものに包囲されている」
テッサ「どうして、この場所が…!?」
五飛「簡単な話だ。その男の体内に埋め込まれた発信機の電波をたどっただけだ」
ヒイロ「研究所の位置が割れたのもそのためか…」
五飛「さあ、ヒイロ…。大人しくタクマと女二人を渡してもらおう」
ヒイロ「男は渡す…。だが、女二人を捕らえる事に何の意味がある?」
五飛「これは俺に課せられた戦いだ。そのためには使えるものは何でも利用させてもらう」「それに俺がその女達の意味を知らないと思うか?」
ヒイロ「………」
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「悲劇のワン・ナイト・スタンド」


【戦闘マップ2開始】
クルツ「…やれやれ、テロリストがお台場の展示場を借り切るとは世も末だぜ…」「それとも連中、テロの博覧会でもやるのかよ…万国爆弾会…略して『万爆』とか?」
マオ「クルツ…あんた、子の作戦終わったらイズミに弟子入りしな」
宗介「マオ…中の様子は?」
マオ「かなめの通信機に内蔵された発信機で連中の隠れ家はわかった…。だが、中の様子まではわからないよ」「あたし達にテッサが拉致された事を知らせたヒイロとも、その後は連絡はつかない」
クルツ「まさか…失敗を苦にして失踪とかしてねえだろうな…」
宗介「あいつはそんな大人しいタマではない…」
マオ「作戦は説明した通り。あたし達が陽動をかけている間にソースケはテッサとかなめを救出…」「同時に可能な限り、内部の情報を探り、こちらに送って」
宗介「ウルズ7、了解」
マオ「カリーニン少佐のとむらい合戦だ。気合入れていきなよ」
宗介「マオ…少佐は生きている。あの人を殺すのは誰であろうと至難の技だ」
クルツ「そうそう、あのオッサンが簡単にくたばるはずがないって」
マオ「あたしもそうそう思うよ。それじゃ…アタック…!」
クルツ「俺のかわいい女達、待っててくれよ!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
傭兵「くそっ! 噂に聞くヴェルターか! 奴ら、どうして俺達の居場所がわかった!?」
セイナ「タクマの準備ができるまで時間を稼ぐのよ! 戦闘部隊を出して!!」
〔敵ユニット出現〕
ノイン「出てきたか…。とりあえず陽動は成功だな」
イズミ「陽動の首尾を聞く…。よう! どう?」
クルツ「うは…俺よりセンスはねえ…!」
カトル「ハイジャック犯も使っていたモビルスーツもいる…!」
デュオ「つまり、五飛とトロワもいる可能性が高いって事かよ」
カトル「ヒイロ…こんな時に君はどこに…」
マオ「ウルズ2より各機へ! あたし達の目的は陽動だ。ハデに動いてソースケをアシストするよ!」
ノアル「夜はまだ長いんだ…。とっとと片付けて合コンに行かせてもらうぜ!!」
ブレード「何の話だ…?」
<戦闘開始>

<敵16機以下or3PP・敵増援1出現>

〔ビッグサイトに爆発〕
〔画面、振動〕

ヒカル「いやん! あたしの聖地が破壊されちゃう!」
リョーコ「何の話だ、おい!」
マオ「この爆破の仕方…ソースケじゃない…!」
クルツ「じゃあ、あいつ以外にもあの中にもぐりこんでる奴がいるのかよ!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

セイナ「…私も甘かったみたいね。まさか、あの前髪の彼が内通者だったとは…」「あなたも彼に助けられたの?」
カリーニン「その通りだ。どうやら、君が思うほどこの計画は一枚岩ではないようだな」
セイナ「おまけにそっちのロングヘアの彼女、イヤリングに爆弾を仕込んでおくなんて…」「最近の日本の高校生も随分と物騒になったものね…」
かなめ「その…これには色々事情があって…」
カリーニン「千鳥かなめ、それに大佐殿…私の後ろに隠れていてください」
セイナ「でも、そのケガで女の子二人を連れて逃げ出す事ができるかしら?」
カリーニン「………」
かなめ「で、どうします? もう片方のイヤリングも使いましょうか…!?」
テッサ「カリーニンさん…」
カリーニン「ご安心ください。私の身に代えましても大佐殿と千鳥かなめの安全は確保します」
セレナ「さすがね…。でも、根拠のない自信は兵士として致命的よ」
カリーニン「根拠は…ある」
〔機関銃の銃声〕
宗介「千鳥! 大佐殿、少佐! 伏せてください!!」
傭兵「こいつ…! いつの間に施設に侵入していた!!」
宗介「遅い!!」
〔機関銃の銃声〕
傭兵「ぐおあっ!!」
〔人の倒れる音〕
かなめ「遅いのはあんたよ、ソースケ! あんた、あたしの護衛なんでしょ! しっかりしなさいよ!」
宗介「しかし、君はに二度と会いたくないと…」
かなめ「それは…言葉のアヤで…」
宗介「とにかく、そちらに行く! それまで耐えてくれ!」
セイナ「彼があなたの言う根拠ね」
カリーニン「そうだ。彼なら必ず来ると思っていた」
セイナ「あの彼の事、随分と信用しているようね…。でも、その余裕が気に入らないわ」
〔銃を構える音〕
かなめ「ちょ…ちょっと! こっちに銃なんか向けて何する気よ!?」
セイナ「聞こえる、侵入者の君! 今から、この女二人を殺すわ!」
宗介「何っ!?」
セイナ「君が私を撃つ間に私も引き金を引く事はできる…。つまり、どちらかは確実に死ぬわ」「でも、最後の選択肢をあげるわ。君が望む方を助けてあげる」
宗介「な…!」
かなめ「そんな事して何の意味があるのよ! ヤケクソのつもり!?」
セイナ「そうね…強いて言えば自分の生きる道を選べなかった私のささやかな復讐ってところね」
テッサ「撃つなら私にしなさい! カナメさんは無関係な民間人です!」
セイナ「それはどうかしら? 少なく共、そっちのあなたと彼にはどちらも価値があるようだけど?」
カリーニン「………」
宗介「………」
セイナ「あと5秒で引き金を引く…。君はその間、そしてその後は未来永劫、自分の選択に苦しみなさい」
宗介(どうする…!? 大佐殿は千鳥の安全を優先する気だ。ならば…)(だが、大佐殿を失ってはデ・ダナンは無力化する…。そうなってはミスリルは終わる…)(だが、俺の任務は千鳥の護衛で、彼女はウィスパードという人間だ。だが、大佐殿も…)
セイナ「時間切れよ…じゃあ、ランダムで…」
〔銃声〕
宗介「!」
かなめ「あ、あたしもテッサも撃たれてない…」
セイナ「くっ…銃が…! もう一人、侵入者がいたか!」
ヒイロ「もうお前に反撃の術はない。投降しろ」
宗介「ヒイロ…」
〔爆発音〕
〔画面、爆発〕

かなめ「うわっと!」
テッサ「この揺れは…!? 今までとは違う!」
宗介「いかん! 女が逃げる!」
セイナ「私にはやるべき事がある…! こんな所で終わるわけには!!」
カリーニン「彼女は私が追う! ヒイロと相良軍曹はお二人を安全な場所へ!」
ヒイロ「了解した」
宗介「ヒイロ…俺は…」
ヒイロ「迷いは死を呼ぶ…。お前は迷いで二人を殺す所だった」
宗介「………」
ヒイロ「だが、俺はお前を否定しない」
宗介「ヒイロ…」
ヒイロ「急ぐぞ、この建物はもうすぐ崩れる」

関東エリア
展示場/倉庫
トロワ「そこまでだ、クガヤマ・タクマ。お前をあの機体に乗せるわけにはいかない」
タクマ「そこをどけよ! 僕はベヘモスに乗らなくちゃならない…!」「姉さんに頼まれたんだ…! だから、僕は…僕は!!」
トロワ「お前も戦う事でしか自分の存在の証を立てられないか…」
五飛「そうだ、トロワ。だから、その男から戦いを奪うな」
トロワ「五飛…」
五飛「早く行け。ここは俺が引き受ける」
タクマ「あ、ああ…!」
トロワ「………」
五飛「やはりな、トロワ…。ハイジャックの件でもお前は内部からヒイロに協力していたか」
トロワ「五飛…この戦いは無意味だ。こんなやり方で世界は変わらない」
五飛「無意味な戦いではない! 戦う事こそに意味はある!」「タクマを見ろ! このA21こそ、兵士のたどり着いた先だ!」「だから、俺は戦う! 全ての兵士の生きる意味のために!!」
トロワ「………」
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
宗介「こちらウルズ7、千鳥と大佐殿を救出した」
クルツ「遅かったじゃねえか。どっちを先に助けるかで悩んで手間取ったか?」
宗介「………」
ヒイロ「敵は切り札を出してくるようだ。俺達の機体の準備を」
デュオ「へ…やっぱり、お前も潜入してやがったか」
カトル「急いでヒイロ! 展示場が崩れる!!」
ヒカル「いや~ん! 今年の冬のコスミケどうするのよ!?」
カズマ「ちょ、ちょっと待て! 中から何か出てくるぜ!!」
〔敵ユニット出現〕
アキト「あ、あれASなのか…!?」
マオ「そんなバカな…! ASとしての運動性を維持しつつこんな巨体、有り得ない!」「第一、これだけの重量を自分で支えるなんて出来るはずがない!」
タクマ「フ…フフフ…ハハハ!!」
テッサ「タクマ…! そのASに乗っているのはタクマなのですね!」
ヒイロ「では、あれには例のシステムが…!」
テッサ「やめなさい、タクマ!」「こんなものの使い道はただの破壊しか有り得ないわ! ただ恐怖を振りまくだけです!」
タクマ「それが僕達の目的なんだよ、テスタロッサさん」「僕個人はこれを使って何かを得たいわけではないんだ」「ただの表現…ただの主張…その程度のものさ」「でもね…僕がこれを使えばたくさん壊して、たくさん燃やせば姉さんも喜ぶし、僕も満足なんだ」
テッサ「やめなさい、タクマ! まだ遅くはないわ!」
タクマ「遅過ぎだよ、テスタロッサさん。僕に優しくしてくれた君の事、結構、好きだった…」
〔タクマ、宗介がいる地点へ接近〕
タクマ「でも、お別れだね…」
宗介「いかん!」
〔味方ユニット出現〕
〔トロワ、タクマへ隣接〕

トロワ「今の内に逃げろ」
ヒイロ「トロワか」
カトル「トロワ! やっぱり君は敵を内部から切り崩す役だったんだね!」
デュオ「へ…美味しい所を持っていきやがるぜ!」
タクマ「こいつ! また僕の邪魔をするのか!!」
トロワ「遅い」
〔トロワ、タクマを攻撃〕
[イベント戦闘「トロワvsタクマ」]
〔味方ユニット撃破〕
カトル「トロワーッ!!」
甲児「どうなってやがんだ! モビルスーツの攻撃は全弾命中したはずだぜ!!」
ノイン「あの防御機構…ハイジャック犯も使用していたシステムか!」
凱「ラムダ・ドライバというやつか!」
タクマ「そうさ…。僕はラムダ・ドライバを使える…」「この力で姉さんを喜ばせる事ができるのさ!」
〔タクマ、精神コマンド「防御」「必中」「覚醒」使用〕
マオ「どうやら、あの機体…駆動系もフレームもラムダ・ドライバの力でフォローしてるようね」
ノイン「それで、あの重量でも自壊せず、あれだけの運動性を誇るのか…!」
〔敵ユニット出現〕
五飛「ヒイロ、デュオ、カトル! これが新たな世界が生んだ兵士達の戦いだ!」
カトル「五飛…」
セイナ「やりなさい、タクマ! この街をこの国を私達の力で炎に包んでやるのよ!」
タクマ「わかったよ、姉さん…!」

<タクマHP80%以下or敵増援1出現の次PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
デュオ「待ってたぜ、宗介! あいつを倒すにはアーバレストが頼みの綱だからな!」
テッサ「相良さん! ラムダ・ドライバの使用を許可します! それで、あの機体を止めてください!」
宗介「ウルズ7、了解。アル…ラムダ・ドライバを使うぞ」
アル「使用許可コード承認。ラムダ・ドライバ起動」
甲児「何だかわからないんが、頼むぜ、宗介!!」
宗介「よし…!」
〔カーソル、宗介を指定〕
ノアル「お、おい! 何も起きねえぞ!!」
クルツ「遊んでんじゃねえぞ、ソースケ!!」
テッサ「相良さん、集中してください! 機体各所に自分の意識を行き渡らせ、武器に感情を込めるように!」
宗介「は、はい! もう一度、やってみます!!」
タクマ「無駄だよ! 僕以外の人間がラムダ・ドライバを操れるもんか!!」
宗介「く…!」
ブレス「アーバレストの力に頼るな! こうなったら力尽くでベヘモスを止めるぞ!」
カズマ「了解だ!」
かなめ「…もしかして、あいつ…柄にもなく緊張してるの…?」
テッサ「どうやら、何かに心を乱されているようです…」
ヒイロ「………」

<タクマHP60%以下or味方援軍1出現の次PP・味方援軍2&敵増援2出現>
宗介「くっ…! なぜだ!? なぜラムダ・ドライバが発動しない!?」
アル「システムは正常。しかし、原因は不明」
タクマ「そろそろとどめを刺してあげるよ!」
テッサ「相良さん!」
かなめ「ソースケッ!!」
〔味方ユニット出現〕
〔タクマの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

タクマ「くっ! 意識が向いていない方へ!」
ユリカ「あ、あのガンダム…アクロバットしながら現れた!?」
メグミ「すご~い! モビルスーツで伸身2回宙&2回ひねりができるなんて!」
カトル「トロワ! 無事なんだね!」
トロワ「俺の身体に問題はない。サリィから機体を受け取った。これより援護する」
タクマ「お前! またやられに来たのか!?」
トロワ「…お前の機体があのシステムを使う限り、俺に勝ち目はないだろう」
タクマ「ならば、なぜ戦う!? お前、頭がおかしいんじゃないか!?」
トロワ「俺は勝利を信じている。お前達のように行き先が闇の中の戦いをしているつもりはない」」
タクマ「何だとっ!?」
宗介「あの男…こちらのために時間稼ぎをするのか」
ヒイロ「相良…迷いを肯定しろ」
宗介「ヒイロ…」
ヒイロ「迷いの先に答えはある。あがきもせずに安易な答えに逃げるだけでは未来はない」
宗介「だが、俺は大佐殿と千鳥のどちらかを助けるか迷い、二人を危険にさらした…」
ヒイロ「では、大切なもの全てを守るために今、できることは何だ?」
宗介「それは…」
かなめ「何やってるのよ、ソースケ! あんたが頑張らなきゃみんな終わりなのよ!!」
テッサ「相良さん! ベヘモスの冷却装置を狙ってください! そこが弱点のはずです!」
宗介「俺にできることは…!」
〔宗介、タクマへ隣接〕
〔宗介、気力上昇〕

[イベントデモ「ラムダ・ドライバ発動」]
タクマ「馬鹿な奴! わざわざ殺されに来たか!」
宗介「意識を集中しろ…! 行くぞ!!」
〔宗介、タクマへ攻撃〕
[イベント戦闘「宗介vsタクマ」]
タクマ「ラ、ラムダ・ドライバが!!」
テッサ「相良さんがベヘモスの冷却装置を打ち抜いてくれました!」「これでラムダ・ドライバはその力を完全には発揮できません!」
タクマ「ね、姉さん! 姉さんーっ!!」
〔敵ユニット出現〕
セイナ「何をやっているの! 戦いなさい、タクマ!!」
タクマ「で、でも…姉さん!!」
セイナ「ベヘモスを動かさないであなたにどんな価値があるっていうの!?」
タクマ「姉さん…」
テッサ「やめて! それ以上、彼を追い詰めないで!」
セイナ「ここで逃げ出すならあなたなんか要らないわ!!」
タクマ「う…うああああああああっ!!」
〔タクマ、回復〕
かなめ「そんな…! ラムダ・ドライバの出力を無理やり安定させた!」「でも、あんな事をしたら中のあの子、もたないわよ!!」
テッサ「カナメさん…」
タクマ「やるよ…やってみせるよ、姉さん! 全てを破壊してやる!!」
トロワ「…光を失った兵士の末路か…」
ヒイロ「ならば、俺達が相手をする」
宗介「来い…! こうなったら正面からお前を止める!」

<カズマvsタクマ>
カズマ「行くぜ、シスコン野郎! コックピットから引きずりだしてこの世の姉貴の怖さを教えてやるぜ!」
タクマ「黙れ! 僕の姉さんは世界一なんだ! お前なんかにわかるものか!」
シホミ「カズマちゃん、あの子に言い返してやりなさい」
アカネ「そうだよ! 世界一の姉さん達は別にいるって!」
カズマ「う、うう…とにかく行くぜ!!」

<ヒイロvs五飛>
ヒイロ「もうやめろ、五飛。この戦いがお前の望んだ未来なのか?」
五飛「これが現実だ、ヒイロ! だから、俺は戦う! 兵士達に意味を与えるためにも!」
ヒイロ「ならば、俺もためらわない。お前に未来を教えるために」

<ヒイロvsセイナ>
ヒイロ「なぜ、あの男を利用する?」
セイナ「タクマの事? あの子との事は他人にとやかく言われたくないわ」
ヒイロ「ゼロが見せたお前達の未来は破滅しかない。今すぐ戦いをやめろ」
セイナ「そんな結果は最初からわかっているわ。だけど、止めるわけにはいかない…私達の戦いを!」

<ヒイロvsタクマ>
タクマ「その羽は何だよ! 僕を馬鹿にしているのか!!」
ヒイロ「俺はお前を否定しない…。お前は以前の俺と同じだ」「だから、俺はお前を撃つ。その呪縛から解放するために…!」

<デュオorカトルvs五飛>
デュオ「いい加減にしとけよ、五飛! ちっとはお前も大人になれってんだ!」
五飛「黙れ、デュオ! お前達には、こいつらの苦悩がわからないのか!」
カトル「わかるよ! だけど、僕達は光を見つける事ができた!」「きっとその人達だって同じ事ができるはずなんだ! だから!」

<トロワvs五飛>
五飛「トロワ…貴様…!」
トロワ「これが俺の戦いだ。五飛…お前の想いは理解できる。だが、それは破滅への道だ」
五飛「黙れ! たとえそうだとしてもそこには生きる証がある! 俺はそれのために戦う!!」

<トロワvsセイナ>
セイナ「あなたにはやられたわ。最後に名前を聞かせてくれる?」
トロワ「名前などない…。呼びたければ、トロワと呼べ」
セイナ「覚えておくわ、トロワ。そして、あなたへの借りは必ず返す…!」

<甲児vsタクマ>
甲児「行くぜ、デカブツ! そんだけ的がデカけりゃ外すことはねえぜ!!」
タクマ「うるさいっ! お前なんかにラムダ・ドライバが破れるもんか!」

<竜馬vsタクマ>
竜馬「真・ゲッターならこいつのサイズに負けることはない!行くぞ!!」
タクマ「さっきから目障りなんだよ! くっついたり、離れたりして! お前ら、消えちまえよ!!」

<アキトvsタクマ>
タクマ「そんなちっぽけな機体でベヘモスに勝てると思ってるのかよ!」
アキト「俺達はもっと大きな敵と戦ってきたんだ! サイズに負けてなるかよ!!」

<凱vsタクマ>
凱「この男の心を救えないのなら…せめて、俺達の手で…!」
タクマ「救う? 助ける? お前もそこらの大人達と同じかよ! 上から見下ろしやがって!」「僕を救えるのは姉さんだけなんだよ!!」

<ブレードvsタクマ>
タクマ「目障りなんだよ! 目の前をブンブン飛んで!!」
ブレード「この男の精神…すでに戦いに支配されているのか…!」「目を覚ませ! その悪夢から目覚めない限り、お前に明日はないぞ!!」

<宗介vs五飛>
五飛「ミスリルの兵士か…! お前にもわかるはずだ!奴らの苦悩が!」
宗介「否定だ。少なくとも俺は千鳥と大佐殿を拉致した連中を許さない」
五飛「任務を超えた感情で戦うとは! 貴様、それでも軍人か!」
宗介「否定だ。俺はヴェルターのウルズ7、そしてゴミ係でもある」

<宗介vsセイナ>
セイナ「ふふ…私のした事を怒ってる?」
宗介「肯定だ」
セイナ「あなたは確かに優秀な兵士よ。でも、予言してあげる…」「きっと、あなたはいつかあの子達のために生命を落とす事になるわ」
宗介「それが俺の任務である以上、問題ない。だが、俺はまだ死ぬ気はない」

≪味方援軍2出現後≫
<宗介vsタクマ>

タクマ「来いよ…! 機体をズタズタにしてやる!!」
宗介「獲物を前に舌なめずり…。三流のする事だな」
タクマ「何っ!?」
宗介「相手をしてやる。来てみろ」

<黄金vsタクマ>
黄金「ゴライオンなら、この機体にパワー負けはしない!」
タクマ「ベヘモスよりでかい所が気に入らないんだよ!」「破壊してやるよ! 大きいもの、高いもの、偉いもの、全てを!!」

<五飛撃破>
五飛「見たか、ヒイロ! これが行き場を失った兵士達の末路だ!」「だから、俺は戦う! 全ての兵士の生きる証のために!!」
〔敵ユニット離脱〕
ヒイロ「五飛…」

<セイナ撃破>
セイナ「く…まだだ! まだ私達の戦いは終わらない! 終わらないのよ!!」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだタクマ健在の場合、セリフ追加※※
タクマ「ね、姉さんーっ!!」
〔タクマ、精神コマンド「熱血」「必中」使用〕
タクマ「よくも…よくも姉さんをーっ!!」


<タクマ撃破>
タクマ「姉さん…どこにいるの…? 姉さん…ねえ…」
クルツ「あいつ…まさか…」
ブレード「あれだけ負荷をかけたんだ。もうあの男の精神は…」
タクマ「負けたよ…姉さん…。なぜだろう…」
テッサ「あなたは負けてませんよ。ただ、こういう事もあるの…」
タクマ「ひどいよ…そんなの…」
宗介「あの男…大佐殿を姉だと思っているのか…」
テッサ「そうですね、タクマ…。ひどい話だわ…」
タクマ「もう何もないよ…。僕には何もない…」
テッサ「大丈夫よ、タクマ。私がいるわ」
タクマ「姉さん…」
テッサ「私がずっと、側にいるから…」
タクマ「うん…ごめん…ね…」
かなめ「あのAS…もう侍従に耐えられない…」
〔敵ユニット撃破〕
テッサ「タクマ…さようなら…」
※※まだセイナ健在の場合、セリフ追加※※
セイナ「タクマ…あなたの事は忘れないわ…。でも…まだ戦いは続いている…!」

〔セイナ、精神コマンド「熱血」「ひらめき」「必中」使用〕

<敵全滅・勝利条件達成>
クルツ「終わったな…」
宗介「ああ…」
カトル「彼らも戦争の犠牲者なのかな…」
トロワ「それを決めるのは彼ら自身だった」
デュオ「そうだな。戦いの後に戦い以外の何かを見つけられればこうはならなかったんだろうぜ…」
ヒイロ「………」
ノイン「まずは彼らのアジトを調べよう。背後の組織についてわかるかも知れない…」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオデモ4開始】

関東エリア
お台場/海岸
セイナ「…馬鹿だと思ってる?」
カリーニン「…君は殺そうと思えば大佐も千鳥かなめも両方を殺せた」「だが、君はそうしなかった。それどころか本当はどちらも撃つ気はなかった…」
セイナ「買いかぶりよ…。あなたとあなたの部下が困る顔が見たかったのは本当なのだから…」
カリーニン「もうすぐ救助が来る。それまでしゃべるな…傷口が開く」
セイナ「…タクマは死んだのね?」
カリーニン「………」
セイナ「彼には悪い事をしたわ…。混乱した記憶を利用して私に付き合わせていまったもの…」
カリーニン「だが、それでも彼は君に必要とされる事に喜びを見出していた」
セイナ「そうやって…知ったような口を利く…。嫌いよ…ヘドが出るわ」
カリーニン「すまん」
セイナ「…私の大嫌いなあなた…。名前くらい、聞かせてくれる?」
カリーニン「アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン…」
セレナ「変な名前…」
カリーニン「少し眠れ…。君の戦いは終わった…」
???(五飛)「まだだ…。まだ、その女の戦いは終わっていない」
カリーニン「………」

関東エリア
お台場/埠頭
かなめ「あのタクマって子…最後までお姉さんの手の中にいたのね…」
テッサ「…少しわかる気がします」
かなめ「え…」
テッサ「…私にも兄がいます…。今どこにいるかも知らない消すけど彼は私よりも優秀な人でした…」「私はいつも兄に劣等感を抱いていました。だから、兄は私にとって保護者のようなものでした」
かなめ「あのタクマとお姉さんのように?」
テッサ「はい…。あまり健全とはいえない関係だったかも知れません…」
かなめ「それでテッサ…あの子の事、ずっと気にかけてたんだ…」
テッサ「………」「…カナメさん…どうしてタクマさんがラムダ・ドライバを暴走させた事がわかったんです?」
かなめ「う~ん…よくわかんないけど時々こういう事があるのよね、最近…」「いきなり物理や化学のテストが簡単に思えちゃう事とかもあるし…」
テッサ(カナメさん…やはり、ウィスパードとして覚醒しつつあるのですね…)
かなめ「それより問題はソースケよ! あいつ、気合が入ってないからあんな風に周りに迷惑かけるのよ!」
テッサ「でも、彼はアーバレストを使いこなしつつありますよ」
かなめ「どうだろうね…。あいつの場合、期待するだけ色々と無駄だから…」
テッサ「ところで、カナメさん…一つあなたに宣言しておいてもいいかしら?」
かなめ「宣言?」
テッサ「…私ね…今回、確信しました。相良さんの事が好きだって…」
かなめ「え…」
テッサ「一応『お互いに頑張りましょう』とは言っておきますね、カナメさん」
かなめ「あの…えと…? あたし…」
〔通信のコール音〕
テッサ「はい、テスタロッサです」
〔モニターの開く音〕
マオ「やられたよ、テッサ! この騒ぎはオトリだったんだ! 本命はドーリアン外務次官だよ!」「ベイタワー基地がAS部隊の襲撃にあい、ドーリアン外務次官が連れさらわれたそうだよ!」
テッサ「何ですって!?」
マオ「おまけに最悪のニュースがもう一つ。太平洋上が雷牙博士の乗った機が消息不明になったそうだ」「Gアイランドには今、凱とヒイロ達が先行している。あんたもすぐ戻って」
テッサ「わかりました。2分以内に出発の準備を」
かなめ「何が起こったっての、テッサ…?」
テッサ「カナメさん…どうやら今回の一件、相当に根の深いもののようです…」
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔味方ユニット出現〕
大河「ガオガイガーが来たか…」
凱「長官! ドーリアン外務次官は!?」
大河「残念ながら連れさらわれた…。犯人は例のハイジャック犯と同一の組織と思われる」
火麻「あのラムダ・ドライバとかいうシステムを積んだASまで来やがってよ…」「おまけに完全に通信は封鎖されてこの始末だぜ…」
カズマ「そんなバカな…! GGGの通信システムを妨害する事ができるなんて…!」
麗雄「状況はわからんが、敵はレーダーを使用不能とする特殊なシステムを持っているらしい」「おかげで連中がどこに逃げたかも見当もつかん…」
ヒイロ(リリーナ…)
凱「まずは状況を整理しよう。そちらに降ります」
〔レーダー反応〕
ミヒロ「待って、凱さん!! 何か来る!」
〔敵ユニット出現〕
凱「何だ、こいつらは!?」
猿頭寺「レーダーに反応無し! サテライトサーチにもひっかかりませんでした!!」
〔敵全機、ベイタワー基地へ接近〕
牛山「重量子、密度増大しています!」
スワン「磁場チューブの存在を確認!」
麗雄「攻撃してくるぞ!」
ブレード「まずい! あいつらの狙いはベイタワー基地だ!!」
凱「やめろーっ!!」
〔ビームの発射音〕
〔画面、紫に発光〕
〔ベイタワー基地に爆発〕
〔画面、振動〕
〔爆発音〕
〔画面、発光〕
〔ベイタワー基地、崩壊〕

カズマ「そんな…ベイタワー基地が…!」
ブレード「一瞬にして崩壊するとは…!」
凱「命! 父さん! 長官!! みんなっ!!」
ミヒロ「そんな…そんな事って…!?」
凱「うおおおおおおおおおっ!!」
〔凱、ZX-01へ隣接〕
ブレード「やめろ、凱! 敵の正体がわからない以上、うかつに動くな!!」
凱「許さない! お前達は絶対に許さない! 俺の全身全霊でお前達を討つ!!」
〔凱、ZX-01へ隣接〕
[イベント戦闘「凱vsZX-01」]
〔凱に爆発〕
凱「ぐわああああああっ!!」
〔味方ユニット撃破〕
カズマ「凱さん!!」
〔敵ユニット離脱〕
ヒイロ「後退しただと…」
ブレード「あいつらの狙いはベイタワー基地と凱だったのか…」
カズマ「くそ…ドーリアン外務次官はさらわれてベイタワー基地は崩壊して凱さんはやられちまった…」
ミヒロ「全部がこの一夜に起こるなんて…」
カズマ「くそ…くそおおおおおおおおっ!! 今夜は最悪だぜ!!」
【戦闘マップ4終了】

【シナリオエンドデモ開始】

関東エリア
Gアイランドシティ
???(ガウルン)「すごいものを見ちまったな…。あれも宇宙から来たものかい?」
???(レナード)「おそらくはね」「だけど、こちらは目的を果たした。ヴェルターの基地が壊滅しようと知ったことじゃないね」「それにこの国に来たことで面白い素材を手に入れる事もできたし」
???(ガウルン)「ボーイスカウトの連中も見事にオトリ役を果たしてくれたよ」「ちょいと旧式だが、あのデカブツもそれなりに働いたようだしな」
???(レナード)「君のゴダールはほぼ完成形だ。大事に使ってくれたまえ」
???(ガウルン)「で…どうする、ミスタAs? 外務次官殿の売り先は…」
???(レナード)「今回は武器屋さんに従うよ。当初の予定通りに宇宙へ送る」
???(ガウルン)「あの爺さんにお姫様を飼いならす事ができるかね…」
???(レナード)「宇宙にはもう一人のお姫様がいる。これでゲームはどうなるかわからないよ」
???(ガウルン)「ゲームねえ…」「まあ、俺は愛しのマイ・ダーリンとそのガールフレンドとの再会を願うだけだ」
???(レナード)「僕としては出来の悪い妹にもう少し反省を促したいというところだね…」
【シナリオエンドデモ終了】


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