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No.23
終わらない円舞曲・終幕

【シナリオデモ1開始】
地球圏エリア
X18999/オフィス
???(アカツキ)「で、これからどうするおつもりで、ロゼ・アプロヴァール事務総長?」
ロゼ「…まずは白鳥九十九暗殺の犯人を逮捕する事が先決だが、残念ながらその足取りはつかめていない」
???(アカツキ)「これで木連との和平はパー…、犯人はこの状況を喜ぶ者でしょうね」
ロゼ「戦争継続を主張する軍の人間か、それとも、混乱を望むマリーメイア軍か…」
???(アカツキ)「あるいは木連の内部の人間か…」
ロゼ「嫌な笑い方をする…。そういう表情は亡き父親にそっくりだな…」
???(アカツキ)「心外ですね。これでも事務総長の御身を心配しているのですよ」「何より、先日お会いした時は知らんふりをしてくれた事には感謝しております」
ロゼ「フン…陣中見舞いと見せかけて連合軍の動きを探る気だろう?」
???(アカツキ)「さすがは亀の甲より年の功…。わかっておられるなら話が早い」
ロゼ「いいだろう。だが、あくまで協力はお前さんの商売のためでなく地球圏の平和維持のためだ」「事務局で知る限りの情報をヴェルターへ送る。それ以上は一隊員として好きにしな」
???(アカツキ)「感謝しますよ。ヴェルターの隊員として」「では、お気をつけて。どうにもブルーコスモスの連中、最近、元気になってるようですしね」
ロゼ「ブルーコスモスとマリーメイア軍…この混乱の中、どう動く…」

地球圏エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴99.12.23、航海日誌…」「白鳥さんの暗殺により木連との和平は白紙になった…と言うより状況は以前より悪くなった」「木連側は大艦隊を地球圏のはずれに駐留させ、連合軍と完全なにらみ合いになっている」「と言っても、ラダムやイバリューダーもいる以上、その備えも必要なわけで地球はまさに大ピンチだ」「俺達ヴェルターも緊急事態に備えて待機中だが、みんなのムードは暗い。まあ、無理もないが…」「特に白鳥さんの恋人だったミナトさんと妹のユキナちゃんの落胆ぶりはかなりのものだ」「一方でレディさんは、この混乱の中でマリーメイア軍が動く事を予想し警戒を強めている」「明日はクリスマス・イブだというのにこれではメリー・クルシミマスだ。せめてサンタが来ることを祈りたい…と」

地球圏エリア
ナデシコ/食堂
アキ「そう…ミナトさん、部屋に閉じこもったままなの…」
メグミ「うん…声をかけても返事はないし、ユキナちゃんと二人でずっと黙り込んだままみたい…」
イズミ「無理もないよ…。将来の事を考えていた恋人があんんあ死に方をしたんじゃね…」
ヒカル(そう言えば、イズミちゃんも婚約者の人を亡くしたって聞いた事がある…)(それも二人も…)
黄金「それで…犯人は捕まったんですか?」
アカツキ「どうにも捜査は難航しているらしい。…事件は白鳥少佐の私室で起き、目撃者は無しだ」「少佐は私室に他人を入れるのを避けていたという話だからね…。おかげで手がかりはほとんど無いそうだ」
甲児「しかしよ、その白鳥さんって人を殺して誰が得するって言うんだよ!?」「そいつは木連と地球が戦争を続けるのを望んでいるのかよ!?」
マオ「まあ、その通りだろうね。戦争が続いて嬉しい人間は、あんたが考える以上にたくさんいるって事だ」
宗介「まず考えられるのは連合軍の人間か…」
カトル「認めたくないけれど、彼らが戦争の継続を望んでいるのは事実だ」
カズマ「戦争をしないと軍人さんの仕事がなくなるからか?」
カトル「そうじゃないよ。平時であっても軍は存在するからね」
ヒイロ「だが、戦争による消費が起きないと困る人間もいる」
宗介「いわゆる武器商人か…」
ホリス「その通り。武器製造業にとって戦争は特需の生みの親ですから」「SFなどでは武器商人が自分の商売のために世界の戦争の状況をコントロールする話もあります」
アカネ「そいつらが軍のバックにいて戦争を続けろって言ってるの?」
カトル「現在の地球連合軍は軍需産業のバックアップの上に成立していますから…」
ゼクス(単純な利益の追求ならまだいい…)(軍のバックにいるのがあの連中ならばコーディネイターの排斥を唱えるように…)(地球人でない地球人の木連を根絶やしにすることを考えるだろう)
デュオ「別の線で行くならマリーメイア軍の連中がやったってのも考えられるな」
ノイン「現在の政治体制の転覆を標榜している以上、彼らは状況の混乱を望むだろう」
竜馬「つまり、戦争が継続している方が自分達の目的を果たすのに都合がいいというわけですね」
弁慶「でもよ、あのマリーメイアの宣戦布告の後から、連中の動きはほとんど見られないぜ」
隼人「だからと言って無視はできねえぜ。それだけの準備を要する作戦を展開している可能性もある」
デュオ「気になるのは月で五飛が言ってた『終わらない円舞曲』ってやつだ…。あいつ…いつから詩人になりやがった…」
カトル「円舞曲…ワルツか…」
トロワ「五飛の言葉がマリーメイア軍の決起を指しているとしたら今の状況は絶好の機会だろう」
凱「マリーメイア軍の動きはつかめていないのか?」
命「うん…諜報部も総出で調査してるけどオトリやダミー情報が多くて成果は無いみたい…」
アカツキ「で、暗殺犯人の件だが木連の内部の人間だという説もある」
リョーコ「どうしてだよ? 木連だって和平に合意したじゃねえかよ」
アカツキ「その和平についてだが、木連側の提出した草案はとんでもない内容だったという噂がある」「何でも地球を植民地にでもするような条項だらけだったそうだ」
シホミ「随分と事情に詳しいのですね、アカツキさんは」
エリナ「ネ、ネルガルの方にはそういう情報も入ってくるんですよ!」
プロスペクター「ふむ…私の耳には届いてませんがね」
アカツキ「まあ、それは置いといてだ…。つまり、木連側としては最初っから和平などする気もなく…」「白鳥少佐の暗殺を地球側の陰謀として国威高揚に利用する策だったというわけだ」
ノアル「確かによく出来た筋書きだがよ…それが本当だとしたら、よほど木連側は勝利に自信があるようだな」
デュオ「何だよ…決戦用の超兵器でもあるのか?」
凱「…火星の遺跡か…」
イネス「ご名答。凱君達も知っての通り、火星は今、完全に木星の制圧下にある…」「おそらく彼らはそこで我々が知る以上の古代太陽系文明の遺跡を手に入れたのでしょう」
黄金「その遺産を自分達の兵器に利用する気か…」
黒鋼「まあ、俺達も伝説のロボットのゴライオンを使ってるけどな…」
ファーラ姫「だからといって、古代の遺産を悪事に利用する事は見逃せないわ」
ノアル「くそっ! そうだとわかっていれば火星で木連の連中の口車に乗らずに戦っていればよかったぜ!」
カズマ「結局、どこもかしこも白鳥さんを暗殺する理由はあって班員はわからず仕舞いかよ…」
アキト「理由なんかどうでもいい…!」
ミヒロ「アキトさん…」
アキト「俺は…俺は絶対に許さない!! 白鳥さんを殺して、戦争を続けようとした奴らを!」「もし、それが木連の連中だとしたら俺は…ゲキ・ガンガーを許さない!」
黄金「アキトさん…それは…」
アカツキ「なるほどね…。ゲキ・ガンガーは彼らの正義の聖典だ」「その歪んだ正義を造り上げたものを許さないってわけね。…単純だね、相変わらず」
アキト「あんたに何がわかる!? …あれが俺の大好きだったものの正体だとしたら…俺は…俺は!!」
アカツキ「その見方が一方的だと言うんだ」「いいかい? どんな人間にも立場があるように、それぞれ正義を持っているもんだ」「ちなみに僕の好きだったアニメは敵にも味方にも正義があった。もっと色んなアニメを見るべきだったね」
アキト「うるせえっ!! …もうアニメなんか関係ない…」「俺はもう誰にも悲しい思いはさせたくないんだ! 誰にも!!」
アカツキ「世のため、人のため戦争を無くす…。偉いよ、君は!」「だけどね…誰かのために戦うなんてそんな考え方、ムシズが走るんだよ!」
カズマ「やめてくれよ、アキトさんもアカツキさんもよ!」
クルツ「どうしたんだよ、アカツキ? らしくねえぜ、お前がそういうの」
アカツキ「フン…ちょっと熱くなっちゃったよ。…だけど、覚えておきたまえ、テンカワ君…」「もうサイは振られたんだ。木連ともマリーメイア軍とももうすぐ決着はつく」「それが正しい、正しくないではなくね…! その時、君の正義がどうなっているか見ものだよ」
〔扉の開閉音〕
アキト「アカツキ…」
ミリー「いつものアカツキさんと雰囲気違ったね…」
アキ「彼も彼なりに今回の件に色々と思う事があるようね…」
ヒイロ「………」
デュオ「どうした、ヒイロ…。珍しく遠い目してよ…」
カトル「アカツキさんの言葉で五飛の事を考えていたんだね…?」
ヒイロ「それぞれの正義…。五飛…兵士であろうとそれは見つけられるはずだ…」
トロワ「もうすぐ奴とも会う事になる。その時に全ては決するだろう」
ヒイロ「その時、俺は…」
カトル「ヒイロ…」
〔扉の開閉音〕
ジュン「みんな! 出撃の準備を! デ・ダナンのテスタロッサ大佐からの入電だ!」
宗介「大佐殿から…?」

地球圏エリア
マリーメイア軍/格納庫
デキム「諸君…いよいよマリーメイア様のために立ち上がる時がきた」
マリーメイア「………」
デキム「忌まわしき罪人の末裔である木連との和平を画策した新・国連は今や、その無能を露呈しつつある」「今こそ、我らは新・国連を打倒し、その宇宙に新たな秩序を設けるのだ!」
マリーメイア兵「マリーメイア様、万歳!」
マリーメイア兵「この宇宙に新たな秩序と永遠の平和を!」
デキム「これまでの間、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んだ諸君に深く感謝を述べたい」「本日より諸君らは栄光への道を歩むことになる!」「新たな人類の覚醒は我らマリーメイアの兵士が実行し人々の希望の象徴となるべきなのだ!」
リリーナ「………」
マリーメイア「どうしたのです? この期に及んで、まだ何か?」
リリーナ「あなた方は今の地球圏の状況がわかっているのですか?」「木連と地球の大規模な戦いが始まろうとしているのに…」「このような戦いはいたずらに地球圏を混乱に陥れるだけです!」
マリーメイア「全ては新たな秩序が成れば解決します。これはそのための戦い…言わば新世界への通過儀礼なのです」
デキム「さあ、マリーメイア様…兵士に最後の檄を…」
マリーメイア兵「マリーメイア様!」
マリーメイア兵「我々と共に新たな世界を!」
マリーメイア「ありがとう…。私の忠実なる兵士の諸君…」「デキムの言葉にあったように今日より諸君らには地球の未来という栄光の道を歩いてもらいます」「マリーメイアの名において、ここに真のオペレーション・メテオの発動を宣言します!」
リリーナ(ヒイロ…急いで…)

地球圏エリア
木連旗艦かぐらづき
???(パトリック)「…以上がマリーメイア軍の動きだ。連中はコロニーX18999を占拠する気らしい」
草壁「現在、国連事務総長が駐留しているあのコロニーですか…。ついに勝負に出るようですな」
???(パトリック)「頼んだぞ、草壁中将。我らと木連の未来は貴官らの働きにかかっている」
草壁「わかっております。ジョージ・グレンとの約束…今、我らが果たします」「あの道化達が踊る様こそが我らの決起の幕開けとなりましょう」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「終わらない円舞曲・終幕」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現〕
マリーメイア兵「コロニーX18999の占拠、完了しました」
デキム「うむ…ご苦労だった。直ちに計画を次の段階に移行せよ」
マリーメイア兵「は…! 了解です!」
ロゼ「………」
マリーメイア「お初にお目にかかります。ロゼ・アプロヴァール事務総長…」
ロゼ「マリーメイア・クシュリナーダかい…。こんなかわいいお嬢ちゃんがテロとは世も末だね」
マリーメイア「我々のしている事はテロではありません。世界を新たなステージに導くための崇高なる戦いです」
ロゼ「それで、このコロニーを制圧して何をする気だい?」
デキム「これより我々はこのコロニーを地球のシベリア平原に落下させる」
リリーナ「何ですって!?」
ロゼ「革命戦争後の資料で読んだよ」「あの戦争のコロニー側の当初の戦略はコロニーを落下させ、その混乱の中、電撃作戦で地球を制圧するはずだった…」
デキム「だが、穏健派の連中の差し金で結局はガンダム5機を送り込むのみにとどまった」
リリーナ「ヒイロ達のガンダム…。オペレーション・メテオと呼ばれる作戦…」
デキム「そうではない。今から我々の行う作戦こそが真のオペレーション・メテオだ」
ロゼ「だが、正面切っての作戦行動ならば連合軍とて黙っていないよ」
デキム「残念な事に連合軍の本隊は月の裏側でラダムの大部隊と交戦中との報が入っている」「したがって、こちらの発見は後手に回る事になるだろうな」
リリーナ「そんな! 月ではそんな戦いは報告されていないはず…!」
ロゼ「…どうやら、連合軍の中にもこのコロニーが落下する事を望んでいる人間がいるようだな」「大方、ユーラシア連邦と反目している大西洋連邦の連中だろうね」
デキム「そして、ロゼ・アプロヴァール…あなたとリリーナ・ピースクラフトは…」「新・国連の不祥事の責任を取りこのコロニーと運命を共にしてもらおう」
ロゼ「大した筋書きだよ。この日のために連合軍の主流派と水面下で手を結び…」「おまけに木連とも秘密裏に同盟を結んでいたとはね…」「見返りは何だい? ブルーコスモスの手先になってプラントを攻撃するのかい!?」
マリーメイア「黙りなさい。…もう老人の出る幕ではないのです」
ロゼ「お嬢ちゃん…じゃあ教えてやるよ」「この世界の哀しみも痛みも知らないあんたじゃ、まだまだみんなに未来を見せてやれないよ」「悪い事は言わない。この婆さんの所においで」
マリーメイア「私を子供扱いするのは許しません…! 私は世界連合国家元首マリーメイア・クシュリナーダです!」
リリーナ「マリーメイア…あなたは…」
マリーメイア「ふふふ…例えるなら歴史というものは終わらないワルツのようなものです」「戦争・平和・革命の三拍子がいつまでも続くように…」
リリーナ「………」
デキム「もうすぐ全ての準備が終わる。そして、このコロニーが落ち、新・国連が解散するその時こそ…」「地球圏は新たな時代を迎えるのだ」
ロゼ「デキム・バートン…昼間から夢を見ているようだが…」「お前のくだらない野望をくじく力はちゃんと存在するんだよ」
〔レーダー反応〕
マリーメイア兵「デキム様! こちらに接近する戦艦があります! これは…!?」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
マリーメイア兵「ヴェルターか!」
デキム「馬鹿な…! なぜ、これほど早くに奴らは動けたのだ!?」「こちらの動きが奴らにはわかっていたというのか!?」
ユリカ「テッサ艦長からの通信…本当だったんだ…」
プロスペクター「おや…艦長はミスリル提供のマリーメイア軍の情報を疑っておいででしたか…」
ユリカ「あ、あははは…ちょっとだけね…」
ブレス「無理もないな。テスタロッサ艦長に宛てられたメッセージの差出人は不明…」「その内容がマリーメイア軍の作戦行動だとしてもそう簡単には信じられないだろう」
ホリス「謎の協力者というわけですね…。とりあえず今はありがたいです」
ユリカ「ミナトさんの代わり、しっかり頼みますね、エリナさん」
エリナ「わかってるわよ! 私だって副操舵手としてナデシコに乗ってるんだから!」
デキム「いいだろう…。事実上、地球圏最強の部隊と言われるヴェルターが来たならば…」「それを叩き潰して我らの力を地球圏全ての人間に知らしめてやるまでだ!」
ゼクス「どうやら数においては圧倒的に不利のようだな…」
甲児「でもよ…やるしかねえんだろ?」
凱「ああ…この地球圏を力が支配する世界にしないためにも」
ブレード「愚かな争いも人間の営みの一つだ…。だが、俺はこんなやり方を許すわけにはいかない…!」
マオ「なら、決まりだね」
宗介「問題ない。目の前の敵を叩き潰すのみだ」
カトル「準備はいいかい、デュオ、トロワ…」
デュオ「ああ、ばっちりだぜ」
トロワ「真のオペレーション・メテオ…俺達の手で止める…」
ヒイロ「リリーナ…今、行くぞ」
ゼクス「ブレス艦長…!」
ブレス「わかっている、ゼクス君! …各機へ通達! 相手は同じ人間だ!」「可能な限り、コックピットを外して攻撃するんだ!}
雷龍「了解! お安い御用だぜ!」
風龍「それでこそヴェルターです!」
アキト「ゼクスさん…」
ゼクス「アキト君…今、我々ができるのはこれぐらいの事だ」「だが、信じよう…この戦いも地球圏の未来のために意味のあるものである事を…」
アキト「は、はい…!」
デキム「攻撃開始だ! 新しい時代の誕生を阻む者は誰であろうと排除するのだ!」
<戦闘開始>

<1EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
セイナ「見せてもらうよ、五飛…。あんたの戦いって奴をね…」
ヒイロ「来たか、五飛…」
カトル「もうやめるんだ、五飛! 君は真のオペレーション・メテオを許すつもりなのか!?」
五飛「だが、これで戦いは続く…! そのためなら俺は悪になる!」
デュオ「あの野郎…そこまでの覚悟ができてたのかよ…」
五飛「人類は変わらなかった…。倒すべき敵を倒しても地球は何も変わらなかったんだ!!」
ヒイロ「五飛…ならば、俺はお前に教える。地球も人類も変わりつつある事を…!」

≪敵増援1出現の3ターン以内≫
<敵12機以下・敵増援2出現(1回目)>

〔敵ユニット出現〕
ノイン「増援か!」
ミヒロ「で、でも…すごい数だよ!」
デキム「見たか、ヴェルターよ。今の世界に反対する者はお前達の思う以上にいるのだ!」
アキト「黙れよ! だからってそれが戦争を起こす理由になるかよ!」
カズマ「確かに今の世界が満点だなんて俺達だって思っちゃいねえよ…!」「だがな! こんなやり方で世界をひっくり返そうとする奴を俺は絶対に認めねえぜ!」
カトル「そして、あなたの野望に兵士達を巻き込む事を僕達は許さない…!」
ゼクス「デキム! 平和を望み、お前達に立ち向かう者も私達だけではない!」「私は信じている…! この戦いを見て、人々が今一度平和の意味を考える事を!」
ノイン「ゼクス…」
ゼクス「このままマリーメイアを許すような地球ならば…」「第2のミリアルト・ピースクラフトを生み出す事になる!」
デキム「黙れ、ゼクス・マーキス! 黙らぬならば数で押しつぶしてくれる!」

≪敵増援1出現の3ターン以内≫
<敵12機以下・敵増援2出現(2~14回目)>

〔敵ユニット出現〕

<ヒイロvs五飛(1回目)>
ヒイロ「五飛、自爆スイッチを押せ…!」
五飛「戦いの幕を自分で下ろせと言う気か? あいにくだが、俺はまだ戦いを終える気はない!」

<ヒイロvs五飛(2回目)>
ヒイロ「もう一度、言う。自爆スイッチを押せ」
五飛「黙れ、ヒイロ! 俺を止めたければ、お前のその手で倒せ!」
ヒイロ「お前は自分で自分を裁け。それが出来なければ、お前は永遠にあの男の亡霊に捕らえられたままだ…!」

<五飛撃破(1回目)>
〔五飛、回復〕
デュオ「あいつ…まだやる気かよ!」
五飛「まだだ! まだ俺は倒れるわけにはいかない!」「道を見失った兵士全てのために俺は戦い続ける!!」

<敵12機以下(15回目)or敵増援1出現の3ターン後PP>

〔敵ユニット出現〕
竜馬「くっ…敵の戦力は無尽蔵なのか!」
アカネ「いくら何でもこれだけの数を相手にしてたらいつかは…」
カズマ「うっせえ、チイ姉! びびったんなら帰れよ!!」
ゼクス「…ノイン、私に付き合わなくてもいいんだぞ」
ノイン「いえ…一年前に言ったはずです。あなたの側から離れないと…」「ずっと待っていたんです…。。もう待つのはごめんです」
ゼクス「わかった…」
カズマ「そういうこった! まだまだ俺達はいけるぜ!」
宗介「こちらも問題ない。戦闘の続行は可能だ」
黄金「やれるな、ファーラ姫!」
ファーラ姫「もちろんよ…! 民を思わぬ独裁を目論む者を許すわけにはいかないわ!」
ヒイロ「待っていろ、リリーナ…。すぐに行く…」
リリーナ「ヒイロ…皆さん…」
ロゼ「顔を上げるんだ、リリーナ! 彼らの戦いから目をそらしちゃいけない!」「彼らは懸命に戦っている! 戦わなくてはならない理由があるからだ!」
リリーナ「戦う理由…」
デキム「さすがに粘るな、ヴェルター。だが、こちらにはまだ戦力は残っている!」
〔敵ユニット出現〕
ルリ「マリーメイア軍、増援です。また、別の艦隊がこの宙域に接近しています」
ユリカ「えーっ!? まだ来るの!?」
マリーメイア兵「デキム様! この宙域に接近する艦隊があります! これは…木連です!」
〔第3軍ユニット出現〕
デキム「おお、草壁! 我らの援軍に来てくれたか!」
草壁「各機、攻撃開始! 卑劣なる地球人を掃討するんだ!」
〔ビームの発射音〕
〔画面、黄色く発光〕
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕
〔敵ユニット撃破〕

デキム「ば、馬鹿な! 木連は我らに自分から協力を約束したはずなのに!」「この期に及んで裏切る気か!?」
草壁「聞け、木連の勇敢なる戦士達よ! 我らの目の前に広がるこの戦いこそ醜い地球人の本性だ!」
デキム「な、何っ!?」
草壁「我らの使命…それは宇宙の平和と人類の未来を築く事…夢の実現だ!」「我々は争いを望みはしない! 無益な殺生こそまさに無意味だ! だが、地球人はどうだ!?」「卑怯にも全権特使の白鳥九十九少佐を暗殺し」「彼の死を以って我らの和平の意思への返答とした!」「そして、今! まさに我々の目の前で地球人同士が飽く事なき戦いを繰り返している!」「だから、我々は悪を討つ! そして、我々の祖先の生まれた地である地球を取り戻す!」「さあ、戦おう! 熱血ロボ『ゲキ・ガンガー』の第39話のように!」「愛と勇気と友情…そして、我々の正義を信じて!」
木連兵「レッツ! ゲキガイン!」
木連兵「地球人め! 俺達の正義の怒りを受けろ!」
〔コロニーX18999に爆発〕
〔画面、振動〕

ブレス「くっ…最悪のタイミングだ! あの草壁という男…白鳥君の死をきっかけに…」「我々とマリーメイア軍の戦いで地球人の愚かさを謳い、戦意高揚を図ったか!」
デキム「草壁めーっ! この日のために我々に手を貸したのか!」「応戦しろ! 木連の連中を叩き落とせ!!」
ユリカ「エリナさん! 何とか攻撃をかわしてください!」
エリナ「む、無理よ! あっちこっちからこんなすごい勢いで撃ちまくられたら!」
木連兵「ゲキガン・シュートオオオオッ!! ゲキガン・フレアアアアアアーッ!!」
木連兵「うおおお! 見ててくれナナコさん! 宇宙の平和は俺達が守る!」
五飛「どうやら奴らも戦う事でしか己の存在意義が見つけられないようだな」
ヒイロ「五飛…」
五飛「俺はリリーナ・ピースクラフトを認めない!」「兵器を捨て、兵士を封印すればそれが平和だという考えは間違っている!」
ヒイロ「それがお前が戦う理由か!」
五飛「俺が悪になる事で戦う者達の魂のより所になる!」
アキト「くそっ…! ここまでなのかよ…!」
カトル「諦めては駄目です、アキトさん! 全てが終わってしまいます!」
デュオ「ま…疲れたんなら帰っていいぜ。俺達はまだ戦うけどな」
アキト「デュオ…カトル…」
クルツ「だけどよ、こいつはちょっとキビし過ぎるぜ!」
デュオ「退けない戦いってのもあるのさ。撤退するぐらいなら、最初からこんな戦いやってねえぜ」
トロワ「マリーメイアの兵も木連の兵もかつての俺達と同じだ」「己の存在意義を誰かの口車で踊らされているだけなんだ」
宗介「それが五飛とかいう男の言っていた兵士の行き着いた先か…」
ヒイロ「その通りだ、相良。だから、俺達は奴らに見せなくてはならない…」「戦いの先にあるもの…勝ち取る平和の意味を…!」
デキム「木連め! ガキ共め! このワシに刃向かう者は全て消し去ってくれる!!」
リリーナ「わたくしは…」「わたくしは…逃げていました…!」
ロゼ「リリーナ!」
デキム「貴様、何をする気だ!?」
〔通信のコール音〕
ノイン「あのコロニーから通信!?」
木連兵「地球人め! この期に及んで命乞いか!」
〔モニターの開く音〕
リリーナ「この通信を聞く全ての人達へ! わたくしの話を聞いてください!」
木連兵「な、何!? 戦場に女性がいるのか!?」
???(九十九)「おお! あれはリリーナ・ドーリアン外務次官ではないか!」
源八郎「何と! あれが噂に聞く平和を唱える地球の聖女殿か! おお…何と神々しい美しさだ!」
木連兵「聖女!? 聖女だと…!?」
木連兵「邪悪な地球人の中にそんな人間がいたのか…!?」
マリーメイア兵「クイーン・リリーナ…何を話す気なんだ…」
リリーナ「…平和は誰かに与えられるものではありません。自分自身の手で掴み取るものです」
デキム「くっ! 放送を止めろ!」
マリーメイア兵「だ、駄目です! 木連側がこちらの音声を拾い、各機に送信しています!」
草壁「何者だ!? 誰がこの放送を各艦各機に流しているのだ!?」
???(九十九)(自分にできるのはここまでだ。後は彼女に賭けるしかない…)
リリーナ「今、私達に必要なのは主義や主張ではなく平和を望む心です」
マリーメイア「それを戦って手にする事はあなたの掲げた完全平和主義に反するのではないのですか?」「それとも完全平和しゅぐとは絵空事とお認めになると?」
リイリーナ「それはあくまで理想です。ですが、人間は理想を求めながら現実に立ち向かわなくてはなりません」
マリーメイア「綺麗事を! 所詮、あなたはピースクラフトの名と共に理想を捨てた敗者です!」
リリーナ「私がドーリアンに戻ったのは父の復讐のためではありません…」「復讐からは何も生まれない…。憎しみは新たな憎しみを増やすだけなんです!」
木連兵「復讐からは何も生まれない…」
木連兵「…確かにそうかも知れない…。ゲキ・ガンガー第26話でも言っていた…」
メグミ「木連の攻撃、沈静化していきます!」
イネス「戦場が少女が平和を叫ぶ。ふふ…ある意味、彼らが最も好きそうなシチュエーションね」
木連兵「それに…あのマリーメイア軍とやらと戦う連中…この劣勢に一歩も退く気を見せないぞ」
木連兵「彼らこそ真の戦士…! 信念の名の下に戦うもの…! 敵ながら天晴れとしか言いようがない!」
木連兵「ぬうう…卑怯卑劣と思われた地球人にも、あのような輩がいたとは…。まるでキョアック星人のアカラ王子だ!」
木連兵「もしや、あの部隊こそが白鳥少佐のおっしゃられていたヴェルターなる者達か!?」
木連兵「ど、どうすればいいんだ!? 俺達の正義はどこに…どこに行くんだ!?」
草壁「ぬう…! あのお女の言葉と奴らの戦いは、私の檄よりも効果があるのか!?」
源八郎「草壁中将、このままでは兵士の士気は致命的な域まで低下します。ここは後退すべきかと」
草壁「止むを得ん! 全軍、後退だ! 一度、地球圏を離れるぞ!」
〔ボソンジャンプ〕
〔第3軍ユニット離脱〕

アキト「あいつら…」
ユリカ「もしかして、あたし達の事…わかってくれたの…?」
イネス「木連の上層部が今日のアジテーションのために準備をしていたように…」「白鳥君の言葉が少なからず木連の兵士達に影響を与えていたようね」
アカツキ「そこに聖女リリーナ様のお言葉か…まさに怒涛の展開だね」
デキム「よ、よし…木連は退いたか! ならば、後はヴェルターをつぶすのみ!」
マリーメイア兵「デ、デキム様! 戦闘を中断する兵士が続出しています!」
デキム「な、何っ!?」
マリーメイア「どういう事なのです…!?」
ロゼ「復讐のために戦っていた木連も人間同士が戦う事の無意味さをわかってくれたようだ…」「同じように兵達も自分達のしている事の愚かさをわかったんだろうさ」
マリーメイア「戦う事の愚かさ…」
ロゼ「でもね、マリーメイア…覚えておくんだよ」「それでも人は戦うんだ…。信じるもののために、大事なものを守り、平和を勝ち取るために…」
マリーメイア「信じるもの…大事なもの…平和…」
リリーナ「そう…それがヴェルターの皆さんの戦う理由なのです」
マリーメイア「…だから…彼らは戦えるの…」
五飛「これは…」
ヒイロ「奴らもわかったようだ。自分達が誰かに踊らされる存在であった事が…」
五飛「………」
ヒイロ「このまま戦いが続けば歴史を繰り返すだけだ。悲しく惨めな戦争の歴史をな」「ここで流れを食い止めなければまた俺達と同じような兵士が必要となってくる!」「目を開け、五飛! 人は自分の未来を自分で選ぶ事ができるはずだ!」
五飛「う、うおおおおおおっ!!」
〔敵ユニット離脱〕
カトル「五飛!」
デュオ「あいつ…目の前で起きた事がショック過ぎて、どうにかなっちまったのか…!?」
トロワ「無理もない…。俺もいまだに状況が信じられん」
ゼクス「だが、我々のやる事は一つだ」
ヒイロ「任務…了解。自らの手で平和を勝ち取る…!」

≪第3軍離脱後≫
<カズマが戦闘>

カズマ「俺は人の生命は大切にする! だから、コックピットは外してやる!」「だがよ! 向かって来るってんなら覚悟してきやがれよ!」

≪第3軍離脱後≫
<ヒイロが戦闘>

ヒイロ「兵士である前にお前達は人間だ…! それを思い出せ!」

≪第3軍離脱後≫
<甲児が戦闘>

甲児「現実はアニメみたいに格好良くはいかねえけどよ…」「俺は俺の心のままに戦うだけだ! この手で平和を勝ち取ってみせるぜ!」

≪第3軍離脱後≫
<竜馬or隼人or弁慶が戦闘>

竜馬「そちらが戦いをやめないのなら俺は戦う事もためらわない!」「信じる平和のためなら俺は自分の血が流れる事もためらわないぞ!」

≪第3軍離脱後≫
<アキトが戦闘>

アキト「木連だってわかってくれたんだ! こいつらだって、きっとわかってくれるはずだ!」

≪第3軍離脱後≫
<凱が戦闘>

凱「俺は信じている…。お前達もいつかドーリアン次官の言葉を理解してくれる事を…!」

≪第3軍離脱後≫
<ブレードが戦闘>

ブレード「目を覚ませ! 誰かの言葉に踊らされて戦い続けているのでは…」「ラダムに支配されたテッカマンと同じだぞ!」

≪第3軍離脱後≫
<宗介が戦闘>

宗介「兵士の戦いは命令による…。だが。不当な命令が下されたならそれを拒否する権利もあるはずだ」「お前達がそれを行使しないのならそれはお前達の意思とみなす。迎撃はためらわないぞ」

≪第3軍離脱後≫
<黄金が戦闘>

黄金「ガルラが再び来ているというのに地球人同士が争っている場合じゃないんだ!」「頼む…! それをわかってくれ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
アカツキ「外の敵は片付いたみたいだね」
ヒカル「で、でも! あのコロニー、動き出してるよ!」
ブレス「いかん! 既に連中の作戦は実行段階に入っていたか!」
ユリカ「こ、このままじゃコロニーは軌道を外れていつかは地球に落ちちゃう!」
カズマ「だったら、跡形も無くぶっ壊してやる!!」
カトル「駄目だ、カズマ! あのコロニーの中にまだ住民がいるんだ!」
ゼクス「それに事務総長とリリーナもまだ捕らわれたままだ!」
ヒイロ「リリーナ…!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

地球圏エリア
X18999/コロニー管制室
〔光の放射音〕
デキム「ハハハハハ! コロニーは地球に向けて動き出した! お前達は遅すぎたのだ!」
マリーメイア「デキム…」
デキム「何をしている、マリーメイア! 早く兵士達を鼓舞するのだ! 我らの地球支配のために!」
マリーメイア「私は…私は…」
リリーナ「目を覚ましなさい、マリーメイア…!」
〔頬を叩く音〕
〔画面、振動〕

マリーメイア「リ、リリーナさん…」
リリーナ「あなたは退く事のないヴェルターの信念に恐怖というものを知った…」「そして、だからこそ自分の過ちも認められるようになったはずです」
〔銃を構える音〕
デキム「そこまでだ、リリーナ・ピースクラフト。私のマリーメイアにつまらん事を吹き込まないでいただきたい!」
ロゼ「やめるんだ、デキム! もうお前達の負けだ!」
デキム「黙れ! このコロニーがある限り我々の戦いは続く! 邪魔者共を排除してな!」
リリーナ「撃ちたいのでしただどうぞご遠慮なく…! 覚悟は出来ています…!」
デキム「フン…では死ぬ前に真理を教えてやろう! 民衆は力に従うものなのだ!」
マリーメイア「やめなさい、デキム!」
デキム「マリーメイア…! 貴様もワシの邪魔をするならば消すまでだ!!」
マリーメイア「!」
デキム「貴様の代わりなど、いくらでも作れるわ! 死ね!」
〔銃声〕
リリーナ「マリーメイア!」
デキム「ぐわっ!」
セイナ「安心しな、デキム・バートン…急所は外したよ」
デキム「ぐ…な、何者だ…!?」
レディ「ご無事ですか、マリーメイア・クシュリナーダ…」
マリーメイア「は、はい…」
ロゼ「レディ・アン…。まさか、お前さん自ら救出部隊として来るとはな…」
レディ「はい…トレーズ閣下のご息女を死なせるわけにはいきませんから…」
セイナ「…道案内はここまでだ。じゃあ、あたしはそろそろ行かせてもらうよ」
レディ「どういう事情かは知らぬが協力に感謝する」
セイナ「礼なんて要らないさ。あたしもその子の父親にちょっとした借りがあったんでね…」
マリーメイア「お父様に…」
セイナ「こっちが一方的に思てるだけさ。…だけど、これでそれも返したよ」
リリーナ「あなたは…いったい…」
セイナ「リリーナ・ドーリアン…あんたの言葉は正しいだろうさ」「…だけどね、それでもあたし達は戦うよ…。自分自身のためにね…」
〔扉の開閉音〕
レディ「退避ブロックに急ぎます、事務総長。ここにいては危険です」
ロゼ「聞いたね、お前達! もうマリーメイア軍は終わりだ! 大人しく投降しな!」「助かりたいなら、あたし達についておいで!」
マリーメイア兵「は、はい…!」
デキム「ま、待て! ワシの夢は…地球圏の支配はどうなる!? 戻れ! 戻るんだ!」
リリーナ「デキム・バートン…」
ロゼ「見果てぬ夢を見ながら散るがいい、デキム…」
デキム「ワシの…ワシの世界! 新たな秩序、新たな時代が!!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
火麻「投降した兵士と事務総長達は避難した!」
レディ「狙撃ポイントはX10Y05だ! 管制室を打ち抜けば、コロニーの移動は止める!」
〔ヒイロ、前進〕
ヒイロ「ターゲット確認…」
〔標準を合わせる音〕
ゼクス「ヒイロ…任せるぞ」
ヒイロ「確認する…。退避ブロックと居住ブロックのシェルター・シールドは張られているな?」
リリーナ「はい…やってください、ヒイロ」
ヒイロ「了解だ、リリーナ」
デキム「我々に敗北はない! 我がバートン一族こそ地球圏の支配者なのだ!」
〔標準セット音〕
ヒイロ「ターゲット・ロックオン…」
〔ビームの発射音〕
〔画面、黄色く発光〕

【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

???(アズラエル)まさか、デキム・バートンがあんな最期を迎えるとはね…」
コルベット「ロゼ・アプロヴァールもリリーナ・ドーリアンも無事に救出されたとの事です」
???(アズラエル)「あの男…飛んだ役立たずだったよ。アマルガムからのテクノロジーも優先的に回してやったのに…」
コルベット「しかし、幸いな事に木連は火星まで後退を始めたようです」
???(アズラエル)「何を言ってるんだよ! あいつらは火星の遺跡を独占しているんだ!」「遺跡のテクノロジーを利用されればこちらは圧倒的に不利になる! その前に追撃艦隊を送るんだよ!」
コルベット「りょ、了解です」
???(アズラエル)「この一件でヴェルターの連中は株を上げたんだ…」「今度は連合軍が木連を叩いて大衆の支持を得なけりゃ話にならないね」
コルベット「心得ております」
???(アズラエル)「反抗的なユーラシア連邦と邪魔者の事務局を片付ける策が失敗し…」「宇宙のバケモノを片付ける役をさせるはずだったマリーメイア軍が壊滅しちゃったんだ…」「こうなったら連中の掃除は連合軍がやるしかないようだね…」
コルベット「と言いますと…?」
???(アズラエル)「全ては青き清浄なる世界のためだよ。準備を進めてくれ。あれの使用も含めてね」
コルベット「しかし…」
???(アズラエル)「君に決定権はないんだよ。こっちの言う通りに動いてればいいんだ」
コルベット「…わかりました。では、早速、準備に入ります」
〔モニターの閉じる音〕
???(アズラエル)「あの男…自分の立場というものがわかってないようだ…」
???(レナード)「ご機嫌斜めのようだね、理事」
???(アズラエル)「不機嫌にもなるさ。ヴェルターの連中のおかげでこっちの計画がご破算だからね」「…ミスタAs、まさかと思うけど君じゃないだろうね?」「ヴェルターの連中にマリーメイア軍の動きを教えたのは…」
???(レナード)「なぜ、そうお思いに?」
???(アズラエル)「君はどうも物事をゲーム感覚で楽しんでいる節があるからね」「今回の一件もドラマのような展開を希望してじゃないのかい?」
???(レナード)「ご冗談を・それにいくら僕でも今回の展開までは読めませんでしたよ」
???(アズラエル)「…ならばいい。それより例の兵器の開発、急いでくれよ。核に代わる切り札になるんだから」
???(レナード)(ふふ…読めない展開か。やっぱり、彼らは面白いよ)(テッサ…どうやら君と君のお仲間はあの程度の障害じゃお仕置きにはならなかったようだね…)(では、次を楽しみに待っていてくれ、かわいい妹よ…)
【シナリオエンドデモ終了】


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