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No.30
女神の夢、戦神の野望

【シナリオデモ開始】
地球圏エリア
宇宙要塞アルテミス
ガルシア「ご苦労だったな、ラミアス艦長。ヘリオポリスの件はこちらでも確認している」
マリュー「アークエンジェルのアルテミス入港を許可していただきありがとうございます、ガルシア少将」
ガルシア「ヘリオポリスを脱出した救命艇も我々で保護している。順次、オーブへ移送しよう」「とりあえず君達はゆっくり休んでくれたまえ」
マリュー「しかし、少将…おそらくザフトは我々に追撃を仕掛けてくると思われます」
ガルシア「案ずる事はない。このアルテミスの防備は完璧だ。まるで母の胸の中のようにな」
マリュー「…では、ご厚意に甘えさせていただきます」
ガルシア「気兼ねはいらんさ。このアルテミスはユーラシア連邦の施設で諸君らは大西洋連邦所属ではあるが…」「同じ地球連合軍の一員なのだから」
ムウ「………」
ガルシア「では、報告にあった新型機…ストライクとそのパイロットを見せてもらおう…」

地球圏エリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴100.8.29、航海日誌…」「久々に日誌をつける事になった。半年前から昨日まで俺はロクでもない事しかしてこなかった…」「だが、今はその時間も肯定しつつある。だから、俺はあの半年間の出来事も忘れたくはない」「近頃、親父が最後に言っていた思い出の大切さが少しだけわかってきたような気がする」「だから、その気持ちを忘れずにこの日誌をつけていくつもりだ…と」
〔扉の開閉音〕
フレイ「あの…カズマさん…食事の用意ができたそうです」
カズマ「すまないな、フレイ。アルテミスに着くまでトレイラーの仕事、手伝わせちまって」
フレイ「い、いえ…。助けてもらったんですからそれくらいの事は…」
カズマ「フ…無理しなくていい。実際、お嬢さん育ちには面食らう事ばかりだったみたいだし…」「まあ、いい経験になったって事で後から思い出してくれ」
フレイ「ありがとうございます、カズマさん…」
カズマ「それと歳が近いんだから俺の事はカズマでいい。…じゃあ、飯にしようか」
フレイ「はい…!」

地球圏エリア
ヴァルストーク/食堂
カズマ「そうか…。この半年で色々あったんだな…」
アカネ「ああ…ヴェルターは解散してメンバーはそれぞれの生活に戻ったのさ」
ミヒロ「護君は困っている人達を助けるためにギャレオンで宇宙に旅立ったんだよ」「それでね、ゴライオンの皆さんもアルテア星に戻るために護君といっしょに出発したの」
ロウ「へえ…ヴェルターでは宇宙から来たメカを使ってたってのは本当だったんだな」
樹里「ロウはそういう話、好きだもんね」
ロウ「未知なるモノを求めて宇宙に出る気持ち…そういうのは忘れちゃならねえからな」
カズマ「そうか…獅子は宇宙に帰ったのか…」「そういえば、アキトさんとミスマル艦長はどうなった? プロポーズするとか、しないとか…」
ミヒロ「………」
アカネ「………」
カズマ「どうしたんだよ、黙っちまって…。まさか…あの二人、別れたのか?」
ホリス「いえ…彼らはミスマル提督の反対も押し切り、無事に結婚しましたよ…」「でも、その新婚旅行の最中、事故にあって二人は亡くなりました…」
カズマ「あの二人が…そんな事になっていたとはな…」「運命の女神が二人に嫉妬しちまったのかもな…」
アカネ「………」
ホリス(アカネさん…我慢です)
アカネ(わかってる…わかってるけど…)
ロウ「ああ…アキトの奴…幸せの絶頂で死んじまうなんて…ツイてない奴だぜ…」
カズマ「そういえば、ロウさん達とアキトさんは知り合いだったな…」
樹里「うん…口では色々言ってたけどやっぱりアキトさん…ユリカさんの事、好きだったんだよね…」「それで結婚したのに…」
ホリス「…亡くなったのは、その二人だけではありません」「それからすぐにイネスさんも同じく事故で…」
カズマ「あの説明好きのイネスさんまで…」「…だけど、あの人の事だ…。きっと天国でも毎日、騒動を巻き起こしているだろうさ」「フ…愛の天使達が呆れる程のな」
アカネ(ぷ…!)
ホリス(アカネさん、こらえて…!)
シホミ「ナデシコは物質昇華で機能を停止し、ミスマル艦長は亡くなられた…」「元ナデシコの専属クルーは連合軍い入隊したり、新しい生活を始めたりとそれぞれだそうよ」
アカネ「それと…半年前の戦いでDボゥイも行方不明になっちまった…」
ミヒロ「Dボゥイさんだけじゃなくミユキさんも、あの戦いで…」
カズマ「…だが、ラダムは存在している」
シホミ「ええ…アキさん達は彼の代わりにラダムを倒すために、色々な研究をしていると聞いているわ」
カズマ「あの半年前の戦い…あれが色んな事のきっかけになっちまったんだな…」
フレイ「…皆さん、大変だったんですね…」
アカネ「まあね…。ヘリオポリスにいたあんたにはわからない世界だよ」
カズマ「よせよ、チイ姉。それはフレイの責任じゃない」「…悪かったな、フレイ。チイ姉も悪気があって言ったわけじゃないんだ」
フレイ「は、はい…。でも、私も驚ています…」「戦争をしているのは知ってましたが自分達の日常や平和がこんな簡単に終わってしまうなんて…」
ミヒロ「元気出して、フレイさん。きっとお友達も無事ですよ」
フレイ「…ありがとう…ミヒロちゃん…」
カズマ(無理もないか…。いきなり戦闘に巻き込まれれば誰だってこうなる…)(このショックが悪い方へいかなければいいけどな…)
ホリス「時にフレイさん…あなたの名字、アルスターと聞きましたが、お父様のご職業は?」
フレイ「父は…大西洋連邦事務次官のジョージ・アルスターです」
ホリス「やはり、そうですか…。珍しい名字だったので気になっていたのですが失礼しました」
アカネ「へえ…事務次官のご令嬢とは…。お嬢様っぽいとは思っていたけど本物だったとはね」
ホリス「そのアルスター次官ですが今回の件の調査に自ら赴くとの情報が入っています」
フレイ「パパが…!?」
樹里「もしかして、フレイの事が心配で来るのかな?」
フレイ「…昔からそうなんです…。パパは私の事になると何でもしてくれて…」
カズマ「へえ…愛されてるんだな。親父さん、フレイが生きていて大喜びだな」
ミヒロ「よかったね、フレイさん!」
フレイ「はい…。ありがとうございます、皆さん」
シホミ「では、私達もアルテミスに急ぎましょうか」「ガレントからの情報ではヘリオポリスから脱出した連合の艦もアルテミスに入港したそうよ」
ロウ「了解だ。それじゃ、とっととこのマヨネーズ風味のチキン、片付けちまおう」
アカネ「どんどん食べてね! こっちにはマヨネーズグラタンとマヨネーズポテトもあるから!」
フレイ(全部、マヨネーズ味…。トレイラーの人の食事ってこういうものなの…)
樹里(…プロフェッサー達が留守番を申し出たのはアカネさんが食事当番だって事、知ってたのね…)

地球圏エリア
宇宙要塞アルテミス
ガルシア「…それで何だね、君は?」
ルリ「地球連合軍ぢ亜4艦隊所属、試験戦艦ナデシコB艦長のホシノ・ルリ少佐です」
ガルシア「そんなものは入港時に聞いている…! 私が聞きたいのは君がこのアルテミスに来た目的だよ」
ルリ「それもお話したと思いますが改めて…」「この数週間、立て続けにユーラシア連邦の宇宙の軍事拠点が何者かに襲われています」
ガルシア「ふん…噂の幽霊ロボットか…」
ルリ「事態を重く見た連合軍は調査委員会を発足させ」「その任務としてナデシコもパトロールをしています」
ガルシア「トカゲ戦争の立役者のナデシコの後継者…そして、その艦長は遺伝子操作された天才少女か…」「フン…コーディネイター同様の小娘に艦を任せる連中の気が知れんな」
ルリ「何と言われても結構です。私は任務を果たすだけです」「ガルシア司令…当アルテミスのデータの提供をお願いします」
ガルシア「断る。既にこちらでも幽霊ロボットへの備えは済ませているしな」「それに調査委員会の連中の腹は読めている…!」「君を派遣したのはユーラシア連邦の戦力を探る大西洋連邦の差し金だな?」
ルリ「連合軍内部のイザコザには興味はありません」
ガルシア「いいだろう…。ならば、君の面子も立ててやろう。全ては自分の足と目で確かめるがいい」「データの提出は拒否するが、それくらいは認めてやろう」
ルリ「………」
ガルシア「どうした、『電子の妖精』? コンピュータの扱いは得意でも自分の足を使うのは苦手かな?」
ルリ「…ご協力、ありがとうございます。では、私なりの方法で調査を開始させていただきます」
〔扉の開閉音〕
ガルシア「フン…大西洋連邦め…。小娘を送り込めば、こちらが油断すると思ったか…」
連合士官「しかし、司令…強硬な態度を取る事は逆に不信感を煽るだけでは…」「
ガルシア「心配しなくとも策はある。場合によっては少佐とナデシコは不幸な事故にあってもらうとしよう
連合士官「しかし、それは…」
ガルシア「あの艦と新型機は我々の祖国が大西洋連邦を出し抜くために必要不可欠なものだ」「それに例の連中との件が明るみになるのだけは避けねばならん。それこそユーラシア連邦の破滅だ」
連合士官「はい…」
ガルシア「新型機と彼らの力…そして、先日手に入れたという例の小僧の力があれば…」「我々が連合を牛耳る事も夢ではない。そのためには万全を尽くすのだ」
連合士官「了解しました。では、ホシノ少佐が第12ドック…ならびに第13ドックに接近した場合は…」
ガルシア「始末しろ。場合によっては客人に出向いてもらえ」
連合士官「そうですな…。あの連中は、そういった仕事を生業にしているものですし」「それと司令…民間人を保護したという例の艦、こちらに誘導しておきました」
ガルシア「フフフ…ご苦労。労せずに獲物が向こうからやってくるとは助かるな…」「ウィスパード捕獲失敗の件の責任を取らされ前線に送られたが私にも運が回ってきたようだ…」
???(劾)「………」
ガルシア「そのためには君にも働いてもらうぞ…フフフフフフフ…」

地球圏エリア
ナデシコB/ブリッジ
〔アラーム音〕
ハーリー「…遅いですね、艦長…。やっぱり、僕達もアルテミスの臨検、同行するべきでした」
サブロウタ「愛しのルリ艦長が心配か、ハーリー?」
ハーリー「な、何を言うんですか、タカスギ大尉!? 僕はナデシコのクルーとして、艦長を補佐する立場として…」
サブロウタ「毎晩、うるさいんだよね…。お前の艦長への愛の言葉の寝言…」
ハーロー「サ、サブロウタさん! 僕の私室に夜中、入ったんですか!?」
サブロウタ「冗談だよ、冗談。ほらほら…モニターから目を離すなよ」
ハーリー「…僕、木連の軍人さんは真面目で勇ましい人ばかりだと思ってましたよ」
サブロウタ「ま…色々あったって事さ。世界も人もな」「それよりお仕事、お仕事。艦長はお前にやってもらいたい事があるから、待機を命じたんだしな」
ハーリー「そっちの方は順調です。もう領域1101までクリアしました」
サブロウタ「やるねえ! さっすがはハーリー、ハッキングもお手の物ってわけだ」
ハーリー「そ、そんなズバリと言わなくても…!」
サブロウタ「しょうがねえさ。あのタコ司令、調査にきた俺達に何か隠してるみたいだからな」「せっかく艦長がマヌケを演じてるんだ。今の内にやる事、やっちまおうぜ」
〔警告音〕
ハーリー「え…!? 何、これ…」
サブロウタ「どうした、ハーリー…!?」
ハーリー「アルテミスのコンピュータに僕以外の誰かが侵入しています…! これ…何かのメッセージ…?」
サブロウタ「OKITA…? 何だ、こりゃ…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「女神の夢、戦神の野望」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
連合士官「例のジャンク屋とトレイラー艦、来ます」
〔味方戦艦出現〕
アカネ「随分と物々しい出迎えだね」
ホリス「ステルンクーゲル…クリムゾングループの機体ですね」「ユーラシア連邦はエステバリスに代わる機体として積極的に採用していると聞きます」
樹里「何だか、ネルガル重工って最近、元気ないみたいね…」
プロフェッサー「あそこの会長、この所ゴシップを恐れて表に出てこないわね」「でも、もしかしたら極秘で巻き返しを図ってるかもね」
ロウ「じゃあ、行ってくるぜ!」
〔味方ユニット出現〕
フレイ「ありがとう、カズマ。ここまで送ってくれて…」
カズマ「フ…礼なんていらないさ。生命を大事にするのはスペースマンにとって当然だからな」「アルテミスで友達や親父さんに会えるといいな」
フレイ「うん…」
ミヒロ「元気でね、フレイさん」
ロウ「拾った生命を大事しろよ、フレイ。縁があったら、、また会おうぜ!」
フレイ「ジャンク屋さんもありがとう」
連合兵「では、民間人を受け取ろう」
ミヒロ「え…宇宙空間で…?」
カズマ「確かに密服は来てるが少し乱暴じゃないか?」
連合兵「早くしろ。こちらも時間が惜しい」
カズマ「…わかった。じゃあな、フレイ…」
フレイ「ありがとう…。あなた達の事、忘れないから…」
〔メビウス、アルテミスへ移動〕
〔敵ユニット離脱〕

カズマ「ミッション完了か…」
ミヒロ「でも、残念だったね、ロウさん。噂のアルテミスの傘が見れなくて」
ロウ「ま…仕方ねえか…。敵が来なけりゃ傘を開く必要はねえもんな」
ガルシア「全周囲光波防御帯、展開!」
〔アルテミスの傘発動〕
ロウ「何だ!? アルテミスの傘が開いたぞ!」
ガルシア「人質は救出した! これより我々は卑劣な宇宙海賊を逮捕する!」
樹里「えーっ! どういう事!?」
カズマ「事情はわからんが俺達はハメられたらしい…!」
ロウ「あいつら…仕掛けてくる気かよ!」
プロフェッサー「どうするの、ロウ?」
ロウ「とっとと逃げ出したいところだが、これだけの敵を振り切るのは無理っぽいぜ…」
カズマ「じゃあ…?」
ロウ「戦ってれば、その内に逃げ出せる隙も生まれるってもんだ! やれるだけ、やってやるぜ!!」
シホミ「カズマ、ここはロウさんの言う通りよ。こちらの退路を確保して」
カズマ「了解だ…。だが、連中には俺達を宇宙海賊扱いしたツケを払わせてやる…」「この世に産まれてきた事を神に嘆くぐらいにな!」
<戦闘開始>

<敵7機以下or2EP・敵増援1出現>

リョーコ「見ろよ、ヤマダ…! 外で戦ってるのって…」
ガイ「いいかげん覚えろ! 俺の名はダイゴウジ・ガイだ!」
リョーコ「んな事、言ってる場合かよ! あの機体…あの動き…あれはカズマだぜ!」
ガイ「おおっ! あいつ、生きてやがったか!」
リョーコ「しかし、どうなってやがる? あいつが宇宙海賊のはずはねえのに…」
マリュー「外はどうなっているの…!?」
ナタル「何者かと連合軍が戦闘しているようです」「反応から見て、相手はザフトではないと思われます」
ムウ「どうやらチャンスが来たようだな…」
キラ「チャンスって…脱出のですか?」
ムウ「あのガルシアって男はアークエンジェルとストライクを自分のものにする気だ」「その証拠に俺達は拘束され、アークエンジェルのいる第12ドックのゲートも閉じられている」
マリュー「でも、どうやって脱出を…」
ムウ「焦るな、艦長…。敵の攻撃がアルテミスに及べば必ず混乱が起きる」
ナタル「しかし、フラガ大尉…。このアルテミスには光波防御帯があります…」
ガルシア「フフフ…あの赤いモビルスーツもトレイラーの機体も戦艦もやってくれる」「あれが全て手に入れば私も本国に帰る事ができるだろう」
連合士官「しかし、あの二機…手に入れるためには、こちらも相応の被害を出してしまうのでは…」「対幽霊ロボットのために呼んだ『ライオンズシックル』を出しますか?」
ガルシア「スバル中尉のエステバリス隊か。あのような余所者の跳ねっ返りを使う必要はない」「フフフ…目には目をだ。ここは彼に出てもらうとしよう」
〔敵ユニット出現〕
ロウ「あれはブルーフレーム!」
カズマ「劾…あんたなのか!?」
劾「カイト…いや、今はカズマだったな。それとロウ・ギュールか…」
連合士官「司令! どうやら、奴らは知り合いのようです!」
ガルシア「うろたえるな。サーペントテールはこちらを裏切る事はできない」「何しろ、こちらには奴の仲間がゲストとして保護されているのだからな」
イライジャ「すまない、劾…」
劾「………」
ロウ「…まさかこんなに早い再会とはな。しかも、その装備は歓迎してくれるわけじゃなさそうだな」
劾「それはお前達次第だ、ジャンク屋」
ロウ「どういう意味だ、そりゃ?」
劾「二人共、その機体をこちらに引き渡してもらおう」
ロウ「へ…そんな事だろうと思ったぜ! あのアルテミスの軍人に雇われたってわけか!」
カズマ「らしくないな、劾。あんたが、こんなミッションを受けるとは」
劾「こちらにも事情があってな。…既に勧告はした。行くぞ」
ロウ「せっかく手に入れたお宝をハイそうですかって渡せるかよ!」
カズマ「ロウさん! 正面から劾と戦うのは無謀だ!」
ロウ「向こうは本気なんだ! だったら、やるしかねえぜ!!」
劾「ミッション開始」

<カズマvs劾>
劾「カズマ、まさかお前と戦う事になるとはな」
カズマ「劾…あんたには世話になった。だが、こんな理不尽な戦いで俺は死ぬ気はない…!」

<ロウvs劾>
ロウ「機体の性能が同じだったら後は…!」
8「腕の差は歴然だ。死ぬぞ」
ロウ「うるせえ! ジャンク屋の戦い方、見せてやるぜ!」

<劾撃破or敵3機以下or4PP・味方援軍1&第3軍増援1出現>
ルリ「ハーリー君、もう一度、アルテミスにハッキングを」
ハーリー「ご無事でしたか、艦長!」
ルリ「急いでください。その際にキーワード、AKITOの検索を」
サブロウタ「AKITO…さっきのOKITAの逆読みか…!」
〔コードの解除音〕
ハーリー「データ、出ました! アルテミスには軍のデータにない第13ドックがあるのが判明!」「また、AKITOのデータも…! こ、これは…!?」
ルリ「このデータは…」
サブロウタ「A級ジャンパー…? ボソンジャンプの精密制御を可能とする人間達のリストか…」
ハーリー「でも…どうしてこれがユーラシア連邦の施設に…」
ルリ「………」
ガルシア「ええい…何をやっている! サーペントテールも口ほどにもない!」
劾「………」
ロウ「くそっ…! 数でも腕でも勝てねえのかよ!」
カズマ「敵にしてみて改めてわかったぜ…。劾…やっぱりあんたは一流だ…」
リーアム「ふむ…あの傭兵にナチュラルのロウが勝てる要素はありませんね」
樹里「冷静に分析してる時じゃないでしょ!」「何か方法はないの? このままじゃ殺されちゃうよ!」
プロフェッサー「その時ゃそん時でしょ」
樹里「え…?」
プロフェッサー「ロウがいつも言ってるでしょ。俺の悪運は最強だ…って」「彼はそこいうらのナチュラルじゃない…コーディネイターと張り合える『バカ』だからね」「彼を信じましょう、ここは」
樹里「ロウ…」
アカネ「どうする、お姉ちゃん! このままじゃいつかはやられるよ!」
シホミ「何か反撃に転じる機会があれば…」
〔レーダー反応〕
キャレット「所属不明ノ 機体ノ 接近ヲ 確認!」
アカネ「新たな敵…!?」
〔第3軍ユニット出現〕
???(アキト)「………」
ミヒロ「何、あの機体!?」
劾「速い…!」
〔???(アキト)、アルテミスへ接近〕
ガルシア「我が国の軍事拠点を狙う幽霊ロボットか!」「いかに奴のスピードが速かろうとこのアルテミスの傘の前には…」
〔ボソンジャンプ〕
〔???(アキト)、アルテミスへ移動〕
〔ボソンジャンプ〕
〔第3軍ユニット離脱〕

ガルシア「な、何っ!?」
〔アルテミスに爆発〕
〔画面、振動〕
〔画面、赤く発光〕
〔アルテミスの傘消滅〕

樹里「アルテミスの傘を飛び越えた!?」
プロフェッサー「あの黒い幽霊ロボット、ボソンジャンプを使用したようね」
ホリス「あのサイズの機体であそこまで精密なジャンプが可能だなんて驚きですよ」「あの幽霊ロボット…宇宙海賊の類じゃないようですね」
ガルシア「ええい! 光波防御帯の発生装置をやれたか! 奴は何者だ!?」
イライジャ「今だ…!」
〔敵ユニット出現〕
ムウ「チャンスだ! 守備隊も出撃して、アルテミスの傘を停止した!」
ナタル「各員、アークエンジェルに乗り込め! 脱出するぞ!」
リョーコ「いい度胸だ、幽霊ロボット! このアルテミスに来た甲斐があったってもんだぜ!」
???(アキト)「………」
〔???(アキト)、マップ端へ移動〕
〔第3軍ユニット離脱〕

リョーコ「各機、あいつを追え! 絶対に逃がすなよ!!」
〔敵ユニット離脱〕
カズマ「その声…リョーコさんか?」
リョーコ「やっぱり、カズマか。お前、生きていたんだな」
ガイ「カズマ! 俺は嬉しくも悲しいぞ!」「いくら零細トレイラーとはいえ、宇宙海賊に身をやつすとは!」
カズマ「勘弁してくれ、ガイさん。いきなり仕掛けられて迷惑してるのはこっちの方だ」
〔味方ユニット出現〕
ロウ「あれは、この間のジン!」
劾「混乱に乗じて脱出したか、イライジャ」」
イライジャ「すまない、劾! 俺のせいで、あんな奴の言いなりにさせられて…」
カズマ「イライジャを人質にとられて命令されてたってわけか」
ガイ「何だと!? あのガルシア司令、そんな汚い手を使っていたのか!」
リョーコ「へ…助っ人って事でこの基地に来てみたが、まさか司令官が悪党だったとはな…」
カズマ「世間話は後だ、リョーコさん! 来るぞ!」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕
〔敵ユニット撃破〕
〔第3軍ユニット出現〕

リョーコ「ザフトか!」
ディアッカ「見ろよ! アルテミスの傘が消えてるぜ!」
イザーク「どうやらツキは俺達にあるようだ。あそこに逃げ込んだ『足付き』を叩くぞ!」
ニコル「了解です」
ディアッカ「ツイてねえのはアスランの奴だな。こんなチャンスにプラントに帰っているとはよ」
ミヒロ「お兄ちゃん! ザフトはアルテミスを狙う気みたい!」
カズマ「まずいな…。あそこにはフレイやヘリオポリスを脱出した人達もいるはずだ」
シホミ「プロフェッサー、ここはスペースマンとしてザフトからアルテミスを守ります」
プロフェッサー「わかったわ。そういうお人好し…私も嫌いじゃないわよ」
リョーコ「悪いな、カズマ…それにそっちの赤いの、手伝わせちまってよ」
ロウ「いいって事よ。スペースマンの仁義ってやつさ。で、劾…」
ガイ「呼んだか?」
リョーコ「お前はヤマダだ!」
ロウ「当然、お前も手伝ってくれるんだよな?」
劾「それは依頼か?」
ロウ「こんな時まで仕事の話かよ! 傭兵ってのはシビアだな…!」
劾「いいだろう。あの基地の司令官には俺の手で借りを返したいしな」「お前達に仕掛けた件もこれでチャラにしてもらうぞ」
ロウ「へ…ジャンク屋とトレイラーと傭兵と軍人さんの混成チームか。悪くねえな!」
ガイ「く~! 熱く燃える赤とクールに燃える青の共演! 俺の魂も燃えてきたぜ!!」
カズマ「変わってないな、ガイさんも…」
リョーコ「叢雲劾…あんたの手を借りるのは二度目になるが、よろしく頼むぜ!」
カズマ「来な、ザフト…! お前達が民間人にまで手を出すなら俺が相手になってやる…!」
〔劾&ガイ&リョーコ、敵から味方へ〕

<イザークorディアッカorニコルと戦闘or味方援軍1出現の次PP・味方援軍2出現>

連合士官「ガルシア司令! アークエンジェルの乗員が艦に乗り込もうとしています!」
ガルシア「ええい! 傭兵だけでなく奴らまで逃げるとは!」
フレイ「あ、あなた! もしかして、サイの知り合いの!?」
キラ「フレイ…!? フレイ・アルスター…どうしてここに!?」
ムウ「急げ、坊主! そっちの女の子もヘリオポリスの住民ならいっしょに来い!」
キラ「さ、さあ、フレイ…こっちへ!」
フレイ「う、うん…!」
〔味方戦艦出現〕
アカネ「あれは…!?」
シホミ「ヘリオポリスで秘密裏に建造されていた戦艦らしいわ。名前はアークエンジェルだそうよ」
ホリス「大天使か…。確かにキレイな艦ですね」
マリュー「本艦は最大戦速でこの宙域を離脱! ザフトの追撃を振り切ります!」
〔マリュー、マップ端へ移動〕
〔味方戦艦離脱〕

ミヒロ「行っちゃった…」
劾「彼らもガルシアに捕らえられていた。こちらに協力する筋はないのだろう」
カズマ「連合軍が連合軍の艦を捕獲するとはな。複雑な事情がありそうだぜ」
ディアッカ「どうする!? 『足付き』を追うか!?」
ニコル「こちらは母艦から離れ過ぎました…! 追撃は無理です!」
イザーク「おのれ、『足付き』め! 友軍を見捨てて逃げるか!」「ならば、あのアルテミスを破壊してザフトの力を思い知らせてやる!」
ハーリー「艦長! 僕達はどうします!?」
ルリ「ナデシコは警戒パターンAのまま待機」「もし、さっきのリストの意味が私の考えるものなら、この戦い…まだまだ続きます」
ハーリー「で、でも、ザフトの攻撃が!」
〔味方ユニット出現〕
サブロウタ「心配するな、ハーリー。外の敵はちょちょいと俺が片付けてやるよ」
ハーリー「サブロウタさん!」
サブロウタ「お前の言う勇敢で真面目な元木連の軍人さんの腕を見せてやるぜ」
リョーコ「おい、そこのスーパーエステバリスのお前! 何者だ!?」
サブロウタ「ま…今の所は謎の正義の味方って事にしておこうか」
ガイ「くーっ! 燃えるぜ!! この展開…まるでゲキ・ガンガーの第28話だぜ!」
サブロウタ「ゲキ・ガンガーね…。そういうの今は流行らないんだよね…」
ガイ「な、何っ!?」
ミヒロ「お兄ちゃん、あの人の声って…」
カズマ「ああ、俺もどこかで聞き覚えがあるが…」
サブロウタ「話は後! 艦長のお仕事を邪魔しないためにもとっとと敵を片付けるぜ!」

<カズマvsイザークorディアッカorニコル>
カズマ「…俺にはナチュラルもコーディネーターも関係ない…」「生命を大切にしない奴は俺が相手になってやる…!」

<ロウvsイザークorディアッカorニコル>
ロウ「何だ? こいつらの機体、俺のレッドフレームに似ているな…」
8「おそらくヘリオポリスで奪われた連合の機体なのだろう」
ロウ「って事はレッドフレームのイトコみたいなもんか!」「しかし、奪ったものを再利用とはザフトもジャンク屋とやる事は変わりねえみたいだな!」

<劾vsイザークorディアッカorニコル>
劾「どうやら連合の新型を転用したようだな」「機体性能が互角なら勝敗を決するのは腕の差だ。いくぞ…!」

<イライジャvsイザークorディアッカorニコル>
イライジャ「こ、こいつら…もしかするとクルーゼ隊の奴らか…!
      だとしたら、ザフトのトップエリートが相手って事かよ!」
<ガイvsイザークorディアッカorニコル>
ガイ「軍には入ったが俺の魂はいつだって熱いスーパー系だ!」「いくぜ、ザフト! 俺のゲキガン魂を食らいやがれ!」

<リョーコvsイザークorディアッカorニコル>
リョーコ「コーディネーターもナチュラルもねえ! 仕掛けてきたんなら相手になってやるぜ!」

<サブロウタvsイザークorディアッカorニコル>
サブロウタ「ザフト…コーディネーターね…。ジョージ・グレンに恩義は感じてるがそれももう時効だ…」「悪いがやらせてもらうぜ…!」

<イザーク撃破>
イザーク「くそおおおっ! ストライク以外にもナチュラルにこれだけの戦力があるとは!」「この屈辱、必ず返すぞ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ディアッカ撃破>
ディアッカ「ちっ…ドジったぜ! ここは後退させてもらうぜ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ニコル撃破>
ニコル「すみません! これ以上の戦闘継続は不可能です! 離脱します!」
〔敵ユニット離脱〕

<イザーク&ディアッカ&ニコル撃破or味方援軍2出現の次PP>
※※最後にイザーク撃破or味方援軍2出現の次PPにまだイザーク健在の場合のセリフ※※
イザーク「くそっ! あの青い機体、ナチュラルの動きではないぞ!」
〔モニターの開く音〕
クルーゼ「聞こえるか、イザーク。すぐに部隊を後退させろ」
イザーク「クルーゼ隊長…! こちらに戻られたのですか…!?」
クルーゼ「緊急事態が発生した。それに、そちらは友軍がもうすぐ行動を起こすとの事だ」
イザーク「了解しました。…各機、後退だ! この宙域を離脱する!」
※※最後にディアッカ撃破or味方援軍2出現の次PPに既にイザーク撃破&まだディアッカ健在の場合のセリフ※※
ディアッカ「ちっ! ナチュラル共が粘ってくれるぜ!」
〔モニターの開く音〕
クルーゼ「聞こえるか、ディアッカ。すぐに部隊を後退させろ」
ディアッカ「クルーゼ隊長、いつこちらに…!?」
※※最後にイザーク撃破or味方援軍2出現の次PPに既にイザーク&ディアッカ撃破&まだニコル健在の場合のセリフ※※
ニコル「このままでは消耗戦になる…! 一気に敵要塞を落とすしかない!」
〔モニターの開く音〕
クルーゼ「待て、ニコル。すぐに部隊を後退させろ」
ニコル「クルーゼ隊長、戻られたのですか…!?」

クルーゼ「緊急事態が発生した。それに、そちらは友軍がもうすぐ行動を起こすとの事だ」
※※最後にイザーク撃破or味方援軍2出現の次PP時にまだイザーク健在の場合のセリフ※※
イザーク「了解しました。…各機、後退だ! この宙域を離脱する!」
※※最後にディアッカ撃破or味方援軍2出現の次PPに既にイザーク撃破&まだディアッカ健在の場合のセリフ※※
ディアッカ「…了解。…各機、この宙域を離脱するぞ! 後退だ!」
※※最後にイザーク撃破or味方援軍2出現の次PPに既にイザーク&ディアッカ撃破&まだニコル健在の場合のセリフ※※
ニコル「了解しました。各機、クルーゼ隊長からの指示です。この宙域を離脱してください!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 
〔第3軍ユニット離脱〕
リョーコ「奴ら、退いたか…」
ガイ「へ! 一昨日来やがれってんだ! いつでも相手になってやるぜ!」
カズマ「だが、不自然な撤退だったな」
ホリス「その前に通信を傍受しましたがどうもザフト側で何かあったようです」
ガルシア「くそっ…アークエンジェルも逃がし、おまけにアルテミスの傘も破壊されるとは…!」
火星の後継者「…どうやら、ここまでのようだな」
ハーリー「艦長! アルテミスの第13ドックが開きます!」
ルリ「…来ますか」
〔敵ユニット出現〕
ミヒロ「あれは…!?」
ガイ「ナデシコだ! ありゃナデシコだぜ!」
リョーコ「そんなバカな! ナデシコは機界新種との戦いで機能を停止したはずだ!」
ルリ「…あれはおそらくレプリカです」
〔味方ユニット出現〕
アカネ「あっちにもナデシコ…!?」
シホミ「でも、少し形が違うわ」
ルリ「お久しぶりです、皆さん。この艦はナデシコB…皆さんの知るナデシコの後継艦です」
ミヒロ「ルリさん…!」
リョーコ「ルリ! お前、ルリか!?」
ルリ「はい。オモイカネもこちらのナデシコBに移されています」
ガルシア「ば、馬鹿な! 私の許可なくあれが発進したのか! これはどういう事だ!?」
火星の後継者「ガルシア司令…つまり、もうお前は不要だという事だ」
〔アルテミスに爆発〕
〔画面、振動〕

ガルシア「う、うわあああっ! や、奴らめ、こちらを裏切ったか!」
火星の後継者「…俗物めが! まさに奴こそが地球の不敗の象徴だ!」
ガイ「あの偽ナデシコ、アルテミスを攻撃しやがった!」
ルリ「ナデシコ本体はレプリカですがあのYユニットはおそらく本物ですから」「レプリカのナデシコはおそらくYユニットを運搬するためのエンジン役なのでしょう」
アカネ「待って! Yユニットは木星の海に沈めてきたはずなのに!」
リョーコ「それが本物って事は…!」
カズマ「まさか…!」
〔味方ユニット出現〕
ガイ「あいつ! ライオンズシックルを振り切ったのかよ!」
〔敵ユニット出現〕
カズマ「あの赤い機体…火星での戦いで木連にいた奴か!」
???(アキト)「………」
北辰「遅かりし、復讐人…。未熟者…」
カズマ「答えろ! お前達、何者だ!?」
火星の後継者「地球の敵…木連の敵…宇宙のあらゆる腐敗の敵…我々は火星の後継者だ!」
リョーコ「火星の…後継者だと…!?」
ルリ「そちらの黒い機体の方…教えてください…」
???(アキト)「………」
ルリ「あなたは誰ですか? あなたは…」
???(アキト)「話す事はない」
草壁「聞け! 安穏をむさぼる者達よ! 我らの檄を!」
樹里「あの白い艦を中継して通信が入ってくるよ!」
ロウ「誰だ、あいつ…!?」
サブロウタ「草壁…中将…とはね」
シホミ「元木連中将の草壁春樹…。では、火星の後継者とは…」
カズマ「木連の残党か…!」
草壁「我々は人類の未来のために新たな戦いを開始する!」「そして、それを成すための正しき力はここにある! 見よ!!」
リョーコ「あ、あれは!?」
[イベントデモ「演算ユニット」]
ルリ「地球と木連が共に狙っていた古代太陽系文明の遺産」「ボソンジャンプを制御するブラックボックス…通称、演算ユニット…」
ミヒロ「見て! 演算ユニットが開いてく!」
???(アキト)「!」
[イベントデモ「囚われの姫君」]
カズマ「ミスマル艦長…」
ホリス「遺跡と一体化している…」
ガイ「う、嘘だろ…!? 艦長があんな所にいるなんてよ!」
アカネ「じゃあ、ミスマル艦長とアキトは事故にあったんじゃなくてあいつらに…!」
ユリカ「………」

リョーコ「てめえら! 艦長を返しやがれ!!」
???(アキト)「うかつに動くな、リョーコちゃん!」
北辰「滅!」
〔リョーコ、北辰へ隣接〕
〔リョーコに爆発〕

リョーコ「うわあああっ!!」
ガイ「スバルゥゥッ!!」
〔???(アキト)、北辰へ接近〕
北辰「一夜にて天津国にまで伸び行くはヒサゴのごとき宇宙のらせん…。女の前で死ぬか?」
???(アキト)「………」
〔敵ユニット離脱〕
キャレット「偽ナデシコ、後退シテイキマス」
リョーコ「くそおおおっ!!」
火星の後継者「追撃はさせん…! お前達の相手は私達がする!」
北辰六人衆「………」
カズマ「下がってくれ、ロウさん! こいつら…危険だ!」
ロウ「そうはいかねえな。これも乗りかかった船って奴だ、てつだうぜ、カズマ!」
イライジャ「どうする、劾?」
劾「借りを返す必要がある。この戦闘まではジャンク屋に協力するぞ」
〔味方戦艦出現〕
ラピス「………」
ルリ「あれは…?」
ハーリー「どうやらネルガル製の艦のようです。こちらへの交戦の意思はないと思われます」
???(アキト)「ラピス…援護しろ」
ラピス「………」
サブロウタ「あっちの幽霊ロボットのお仲間らしいな!」
リョーコ「てめえら! 火星の後継者だか何だか知らないが許さねえ!」「覚悟しやがれよ! 地球の未来ためだか何だか知らねえがてめえら、叩き潰してやる!」
ルリ「ナデシコも応戦します。なお、あの黒いロボットとその仲間には攻撃を加えないでください」
???(アキト)「いくぞ…」

<カズマvs火星の後継者>
カズマ「あの演算ユニットは争いの種になるからといって木星の海に沈めたのに…!」「お前達は俺の敵だ! 親父やアキトさん達の戦いを無駄にしてなるか!」

<ガイvs火星の後継者>
ガイ「よみがえった悪の組織を再び地獄に叩き落す!」「その役目、このダイゴウジ・ガイに任せてもらうぜ!!」

<リョーコvs火星の後継者>
リョーコ「くそおおおおっ! よくも…よくも艦長とアキトをやってくれたな!」「てめえら! 絶対に許さねえぞ!!」

<サブロウタvs火星の後継者>
サブロウタ「カタいんだよね、おたく達…。もうちょっと柔軟に生きていかないと疲れちまうぜ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
ロウ「何とか終わったか…」
イライジャ「しかし、奴ら何者だ…? これだけの機動兵器を用意するとは…」
???(アキト)「………」
リョーコ「待てよ、アキト! アキトなんだろ、お前!? だから、リョーコちゃんって…」
???(アキト)「………」
ガイ「おい、アキト! 返事ぐらいしやがれ!!」
〔味方ユニット離脱〕
リョーコ「アキトーッ!!」
ルリ(アキトさん…)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

北米エリア
連合軍/本部
ミスマル「草壁春樹…元木連中将…。トカゲ戦争中は実質上、木連のナンバーワンだった男か…」
フォレストン「彼は火星での遺跡攻防戦の最中に逃亡し、そのまま行方不明でした」
ミスマル「反草壁派の若手将校による反乱、いわゆる『熱血クーデター』だな…」
源八郎「いや…お恥ずかしい限りで」
コルベット「あの時、ヴェルターの連中が草壁を逃がした事が今日の災厄を招いたのだ…!」
ミスマル「…と言っても、もうヴェルターは存在していないのだ。責任の所在を探っても仕方なかろう」
源八郎「元木連組としましても謝るしかありませんんあ」
コルベット「いい機会だ。これを機に元木連の人間を連合軍や国連から排除する事を提案する」
源八郎「これは異な事を。現状、ただでさえ元木連組と地球側の摩擦が懸念されている中…」「そのような事をすれば地球の社会に入り込んだ木星の人間は一斉に蜂起するでしょう」「コルベット准将はそのような混乱を収拾する自信がおありで?」
コルベット「く…」
フォレストン「情報局でも消えたナデシコの行方と火星の後継者の足取りは追っていますが…」「今の所、有力な情報は得られていません」
ミスマル「ふむ…彼らに賛同する人間がかくまっている可能性もあるな」
コルベット「奴らの目的は何だ!? 木k連が解体された今、戦力差は圧倒的だぞ!」
源八郎「目的は太陽系古代文明の遺産の独占」「それによる現政権の粛清と打倒、同時に経済支配…」「そして、自らの存在を表明したという事は、それを成す自信と策があるのでしょう」
フォレストン「では、狙いは電撃作戦と?」
源八郎「おそらくは…。そのためにはボソンジャンプのシステムを完璧に掌握する必要があります」
フォレストン「そのためのA級ジャンパーの拉致か…」
ミスマル(ユリカ…アキト君…)
フォレストン「ザ・パワーと演算ユニット…。人類の手に余るその二つが眠る木星は不可侵の場にしていたが…」「やはり、木星の彼らに分があったか…」
源八郎「草壁閣下は常々ボソンジャンプの危険性と重要性を説いておられました」「本人としては正義なんでしょうけど支配される方はいい迷惑です」
フォレストン「そして、ボソンジャンプの研究にユーラシア連邦を利用したか」
コルベット「ユーラシア連邦からは本件は一部の不穏分子の単独行との公式見解が発表された」
源八郎「トカゲの尻尾切りですか…。ですが、おそらく彼らも草壁に利用されたに過ぎないのが真相でしょう」「あの方はそういった方面にも頭の切れる男でしたから」
ミスマル「秋山君…草壁という男、どういう人物なのかね?」「直属の部下であった君の目には彼はどう映った?」
源八郎「正義を愛する熱血漢…理想のためなら死ねる男…」「ただ問題なのは自分の中の理想こそが他人にとっても理想であると固く信じているところです」
フォレストン「火星の後継者…。社会的な影響を考えても秘密裏に捜査を進めねばなりませんな」
コルベット「だが、今はザフト戦が最重要戦略だ! ラダムやイバリューダーとの戦いも苛烈さを増す中、余計な戦力はないぞ!」
ミスマル「ふむ…やはり、ナデシコを追うのならナデシコが適任だろうな…」

地球圏エリア
ナデシコB/ブリッジ
ルリ「…というわけで、私達のナデシコBが火星の後継者を追う事になりました」
ミヒロ「でも、驚いちゃった…。あのルリさんが新しいナデシコの艦長さんになってたなんて…」
アカネ「この半年間で随分と大人っぽくなったもんだね」
ルリ「成長期ですから」
リョーコ「望むところだぜ、ルリ…艦長! あたしとヤマダもいっしょにいくぜ!」
ハーリー「それについては極東方面軍のミスマル提督が転属の手続きを取ってくださるそうです」
ガイ「ありがとうよ、ハリネズミ!」
ハーリー「僕の名前はマキビ・ハリです! おかしな名前で呼ばないでください、ヤマダ・ジロウさん!」
ガイ「俺の名前はダイゴウジ・ガイだ! そこんとこ、よろしく頼むぜ!」
サブロウタ「やれやれ…白鳥少佐の心の友は相変わらずのようだな」
ガイ「何だ、お前…? 俺を知っているような口ぶりだな…」
カズマ「でも、あんたの声…俺もどこかで聞いた事がある…。もしかして、元木連の軍人さんか?」
ハーリー「ご名答です! では、当時のデータをどうぞ」
サブロウタ「お、おい! ハーリー!」
〔データのロード音〕
三郎太「………」
ミヒロ「あ! この人、知ってる!」
カズマ「思い出したぜ…! 火星での戦いでゲキ・ガンガーの歌を歌いながらガルラに突っ込んでった奴だ」
サブロウタ「ま…若気の至りってやつだな」
ガイ「サ、サブロウタ…! お前、ゲキガン魂を忘れちまったのかよ!」「俺といっしょに涙を流しながら第26話を見たのは幻だったのかよ!」
カズマ「フ…ガイさん…。正義のゲキガン魂も人それぞれだ」「まるで花がそれぞれの色をつけるようにな」
ガイ「何言ってんだ、お前? だいたい、そのしゃべり方…」
ホリス「では皆さん! これからの事を検討しましょうか!」
アカネ「そ、そうだね! あいつらを放っておくわけにはいかないし!」
リョーコ「何だよ…。その不自然な話題の変え方は…」
シホミ「それでホシノ艦長…その追跡任務に私達も協力しろと?」
ルリ「いえ…皆さんには皆さんの生活もありますしそこまでは言いません」「ですが、もしトレイラーの仕事の中で火星の後継者の噂を聞いたなら、こちらに連絡して欲しいのです」
カズマ「それくらいお安い御用だ。無論、サービスでやらせてもらうぜ」
リョーコ「へえ…半年の間にお前も随分と大人になったもんだ」
カズマ「おだてないでくれよ、リョーコさん。…その新しい髪型、似合ってるぜ」
リョーコ「ば、バカ! お前こそ何言ってやがる!」
カズマ「…だが、艦長…覚えておいてくれ。ミスマル艦長とアキトさんは俺達にとっても大事な人だ…」「その幸せを奪った奴ら…あの火星の後継者を俺は許す気はない。奴らがどんな理想を掲げてもだ」
ルリ「私も同じ想いです」
ミヒロ(ルリさん…ヴェルターが解散してからアキトさん達といっしょに暮らしていたんだものね…)
アカネ(悔しいだろうな…。アキトとミスマル艦長はルリにとって家族と同じだったんだもの…)
カズマ「じゃあな、ナデシコB…。俺達もできる限りの協力をさせてもらうぜ」「そして、俺達の力が必要ならいつでも呼んでくれ。宇宙のどこにいても駆けつけるぜ」
ルリ「はい…。その時が来たら、よろしくお願いします」


地球圏エリア
ホーム/ブリッジ
シホミ「…というわけです、プロフェッサー。もし、火星の後継者の情報が入ったら、こちらに知らせてください」
プロフェッサー「そっちの方は了解したわ。代わりにというわけじゃないけど一つやって欲しい仕事があるんだけど…」
シホミ「プロフェッサーが私達に依頼を?」
プロフェッサー「ちょっと昔の知り合いに頼まれてね」「でも、こっちは今回の戦闘で出たジャンクの回収に大忙しですぐには動けそうにもないの」「サーペントテールのあの後、すぐに行ってしまったしこうなったら、あなた達頼みね」
シホミ「それで…その仕事の内容は?」
プロフェッサー「簡単な話よ。補給物資を届けてもらいたいだけ」「ただ、ちょっと問題なのは届け先が『大天使』な事ね」
シホミ「大天使…届け先はアークエンジェルですか…」
【シナリオエンドデモ終了】


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